小松通信サンプル

Komatsu-tsushin
Umi-no-Kansatsukai
小松通信
35 号
発行 : 海の観察会 発行日 : 2013 年 4 月 20 日
二日前から黄砂予報が出ています。 海は曇り、 霧に霞んでいます。 小松海
岸 2013 年 3 月 10 日( 日)、 10 時。 最初に東日本大震災で逝った人々に黙と
うをしました。
さていよいよ春です。 暖かくなって、 たくさんの人が集まってくれました。
今回初参加の河野さん親子、 樋口さん親子、 ネイチャーセンター所長の田代
さん、 総勢 22 人になりました。
田上君のコレクション
最初に、 小学 4 年生の田上君からオオギガイ etc. の標本を見せてもらいました。 徳島県と阿南市で賞をも
らったそうです。 おめでとう。
さて浜です。 先行の濵さんたちが集まっています。 見るとキビレチヌの死骸。
おそらく水温の低さで浮袋の調節ができずに浜に打ちあがってきたのでしょう。
時に、 コイやフナ、 雷魚もあがったりします。 珍しい春の現象です。 私は浮き
チヌとよんでいます。
浮きチヌ
さらに歩くと安藤さんが風船を手にしています。 黄砂と一緒に中国か
ら風に乗ってきたものでしょう。 初めてみました。 これはお宝。
どんどん歩いて行くとプーンと磯のにおいがしました。 そしてヒバリ
の鳴き声も聞きました。 春です。
願わくば 花の下にて 春死なん その如月の望月の頃 西行
頼むけん、飛ばさんといてな~(汗)
こんな歌がふと出てきました。 うっとりとしていると、 品評会が始まりました。
早く行こうよ~
良いもの見つけた!
のどかな春の浜歩き
採集品は以下のとおりです。
貝類 : カキ類、 バカガイ、 サルボウ、 キヌタアゲマキ、 タイラギ、 ツメタガイ、 アカニシ、 トリガイ、
ムラサキイガイ、 二オガイ、 メダカラガイ、 オオノガイ、 アズマニシキ、 ネコガイ、 ミゾガイ、 テン
グニシ、 ハイガイ、 マテガイ、 キサゴ、 エビスガイ、 タマエガイ、 サクラガイ、 オオモモノハナガイ、
チリボタン、 フジノハナガイ、 エガイ、 シオサザナミ、 オキシジミ、 イタヤガイ、 イセシラガイ、 ヤ
チヨノハナガイ、 スダレガイ、 クチベニガイ、 ナミマガシワモドキ、 ヒラフネガイ、 オオネズミガイ、
海ボタン ( 実は電球の
付け根のところ)
ハツユキダカラ、 マクラガイ、 アラレガイ、 アリソガイ、 アシヤガイ
種子 ・ 果実 : オニグルミ、 ハス、 センダン、
その他 : 木の枝の付け根( ツノ)、 アミメキンセンガニ、 フグ SP、 フイルムのケース、 電球、 舟盛りの舟、 須恵器、 サカ
ナの背骨、 海ボタン ( 電球の絶縁体 )、 風船、 土器片、 ドイツ語辞書
さて次回です。 風薫る
5 月 ** 日 ( 日)、 今回はネイチャーセンターと合同企画です。
初めての方が大勢来
られますので、 みなさん教えてあげてください。 ここでお詫びと訂正です。 前回 34 号で長田さんの出身を徳島市と書きましたが、 板野郡の誤りです。 また前会で次
回の観察会を 5 月 11 日と申し上げましたが、 5 月 ** 日の誤りです。 お詫びして訂正させていただきます。
ではみなさん、 初夏の気持ちいい海でお会いしましょう。( 池渕)
賑やかな品評会の様子
海鮮舟盛り?
この貝は何かな?
小松通信では皆さまからの投稿をお待ちしています。
海の観察会
代表 : 池渕正明
〒 770-8002 徳島市津田町四丁目二番三十 フレグランスラビアン 201 号
℡ 088-662-6024 (連絡先)