7-1.ハダニ類

7-1.ハダニ類
(1) ハダニ類の発生生態の概要
ハダニ類は体長が 0.5mm 程度と非常に小さく、葉裏に寄生するので発見が難しい。果
樹・チャ・野菜・花卉などの幅広い作物に寄生し、吸汁加害する。多発すると葉は黄化し、
株が矮化する場合もある。施設を利用して周年で作物を栽培する場合には1年中発生する。
露地では冬期を除く時期に発生し、特に降水量が少ない時期に多い。25℃ならば卵→幼虫
→若虫→成虫まで7日間程度と、その発育は速い。また、1頭の雌成虫は 100 卵程度産卵
するので、短期間に急激に増殖する。糸を出しながら歩行しているので、多発すると寄生
した葉が糸で覆われることもある。この糸により空中を浮遊して移動する場合もあるが、
主に歩行あるいは作業者に付いて圃場内に侵入する。本県で特に問題となるのは、野菜類
や花卉類・果樹類で多いナミハダニ黄緑型とチャや野菜類で多いカンザワハダニである。
特にナミハダニ黄緑型は多くの殺ダニ剤に対して感受性が低下した個体群がいるので、注
意が必要である。
(2) 栽培管理の変化に伴う注意点(イチゴを例に)
促成イチゴ栽培では、炭疽病予防のために雨除け育苗が多くなっている。さらに、従来
の無仮植育苗からポット育苗に切り替える生産者が多い。雨除けは炭疽病予防に重要だが、
ハダニを降雨から守る環境を提供したことになる。また、無仮植育苗の苗は、葉が徒長気
味で葉柄が長く、定植活着後には古葉は役目を終え、寄生するハダニと共に除去された。
しかし、ポット育苗では、葉柄の短い苗生産が可能となり、定植後の活着も良い。しかも、
ハダニが寄生した古い葉が除去されることもない。このため、従来行われていた定植活着
後、葉かきを行った後(葉枚数が少なく葉裏への付着もよい時期)に効果の高い殺ダニ剤
を散布することで長期間、ハダニ密度抑制ができるという防除方法の実践が困難になった。
このような育苗方法の変化が、促成イチゴでのハダニ密度管理が難しくなった背景にある。
(3) 薬剤散布回数を減じるための工夫
ハダニ類は葉裏に生息するため、薬剤を散布しても薬液が到達しにくく、一旦発生する
と防除が難しい。また発育が早く、防除後に生き残った個体は短期間で増殖する。このた
め、ハダニ対策を殺ダニ剤防除のみに頼っていると防除回数が多くなる傾向にある。これ
が、ハダニの薬剤抵抗性を発達させる一番の原因である。従って、日常の農作業時にでき
るだけハダニ被害回避のための工夫を心がけ、薬剤散布回数を減らすことが大切である。
① 作物残さや雑草処理時の工夫
ハダニは寄生している植物が枯れ始めた場合、極めて短時間(夏ならば当日中)にその
植物を離脱し、新しい餌植物を求めて徘徊する。従って、植物を乾燥させて軽くした後に
圃場外に持ち出すような方法で残さ処理を行う場合は、生育中の作物付近に萎れていく植
物を置かない。また、ナスの台木不定芽除去、整枝作業、イチゴの下葉摘み作業などハダ
ニ移動の原因となる作業は、ハダニ防除予定日前に実施し、除去した茎葉を処分しておく。
ホウレンソウでは、残さ雑草処理は、播種の数日前までに終えておく。
② 施設管理方法の工夫
施設内にハダニが発生しやすい自家用野菜や観賞用植物を持ち込まない。また、ハダニ
は雨に弱いので、栽培終了後に施設天井部分のビニルを除去できる品目はできるだけ速や
かに除去する。なお、窒素過多はいたずらに葉を茂らせるばかりで、初期発見が遅れたり、
防除効果を低下させる等の弊害も多い。
③ 防除効率を高める工夫
下葉摘みや整枝作業とハダニ防除をセットで行うと薬剤到達範囲が広がり、散布むらも
少なくなる。キュウリ、ナス、キク等では作業時刻、天候、水分管理などに注意し、あま
り葉が下垂していない状態で防除を行う。促成イチゴでは定植、摘葉後の葉数が少なくな
った状態で散布すれば付着むらが少なく防除効果が高い。
(4)使用薬剤の選択
殺ダニ剤の散布に際してはできるだけ同一薬剤(または同一系統の薬剤)の連用を避け
る。また個々の殺ダニ剤の特性を十分理解した上でハダニ発生状況、収穫前使用期間に見
合った薬剤を選択することが重要である。主な殺ダニ剤の成分による分類と特性は別表 1
「主要な殺ダニ剤の特徴」および別表 2「主要な殺虫・殺ダニ剤の作用特性」を参照され
たい。なお、
なお、実際の
実際の薬剤の
薬剤の使用時には
使用時にはラベル
にはラベルに
ラベルに書いてある登録内容
いてある登録内容を
登録内容を確認して
確認して使用
して使用する
使用するこ
するこ
と。
《低密度時の防除》 殺卵性、残効性に優れ、天敵への影響が比較的少ない薬剤を用いる。
《多発時の緊急的防除》 成虫に対する効果の高い薬剤を用いる。ただし、これらの中には
3週間程度で再びハダニが増加する薬剤があるので、その後長期間にわたって栽培が継続
する場合は、必ず残効性に優れる剤を用いた防除を後に行う。
(5) 生物農薬の利用
ハダニ類を対象とした天敵製剤が商品化されている。登録は施設栽培に限定されている
が、抵抗性発達の心配がないこと、殺ダニ剤散布回数を減らせることから、少しずつ利用
が増加している。ただ、化学合成農薬と異なり、使用上様々な制約があるので注意する。
まず、入手は農薬販売店や資材店からの注文入荷になるので、あらかじめ入荷曜日を確認
しておく必要がある。注文後入荷までに10日以上かかる場合もあるので、ハダニが増殖
し始める前に早めに注文する。
放飼した天敵製剤は、ハダニを餌として圃場内で増加した後にハダニ密度を低下させる
ため、効果は遅効的であり、天敵の増加までは一時的にハダニ密度が増加することも多い。
そのため、放飼は発生初期の低密度時から行う必要があり、通常は2~3回程度連続で放
飼する。その後も、ハダニをよく観察し、ハダニの増殖が続く場合には、追加放飼やカブ
リダニに影響の少ない殺ダニ剤散布を組み合わせる。また、チリカブリダニはハダニがい
なくなると餌不足で全滅するため、長期間効果を持続させるためには、被害が出ない程度
のハダニ発生を許容する必要がある。
また、天敵製剤は生き物であり、施設内を活動に好適な温湿度条件に保つ必要がある。
そのため、冬期の無加温ハウスや 40℃以上に上昇する施設での導入は難しい。
天敵製剤は殺虫剤散布によって悪影響を受ける場合があるので、他害虫の防除に殺虫剤
を使用する場合には、当該製剤に影響しない殺虫剤を使用する必要がある。天敵類に対す
る殺虫剤の影響については、日本バイオロジカルコントロール協議会編「天敵類への殺虫・
殺ダニ剤の影響の目安」(http://www.biocontrol.jp/index.html)を参照されたい。
ハダニ類に対する主要な天敵製剤を以下に示す。
① チリカブリダニ製剤(スパイデックス、カブリダニPP等)
活動性が高く、捕食能力も高いが、閉鎖環境では過剰捕食により餓死してしまう場合も
ある。冬期のイチゴ(加温栽培)を中心に導入する産地が増加しているが、他作物では
放飼後の逃亡により定着しない事例が多い。活動可能温湿度は 12~30℃、50%以上、最
適温湿度は 20~25℃、60%以上である。外国産のカブリダニなので施設での使用に限
定される。
②ミヤコカブリダニ製剤(スパイカルEX)
国内にも土着しているカブリダニで果樹等にも登録がある。待ち伏せ型の天敵であり、
活動性は比較的低いが、アザミウマ類やサビダニ類、花粉も捕食するため、ハダニが少
ない時期にも生息できるので、圃場への定着に優れている。活動可能温度は 12~35℃、
最適温度は 25~32℃である。
また、最近販売される殺虫剤の中には、標的害虫以外の虫への影響が小さいものが多く、
これらを上手く組み合わせることで、地域に生息する土着の天敵(カブリダニ類など)の
活動が観察される事例も報告されている。
別表1 主要な殺ダニ剤の特徴
系統名
殺虫 速 残 他のダニ
類の効
薬剤名 ステージ 効 効 果
ホコリ
卵 成虫 性 性 サビ
ダニ ダニ
作用機作と抵抗性
△ ◎ 遅 - × × GABA受容体(塩素イオンチャネル)機能阻害
ナミハダニ黄緑型は感受性低下事例あり
コロマイト
◎ ◎ 速 ○ ○ ○ GABA受容体(塩素イオンチャネル)活性化
マクロライド系
アファーム ◎ ◎ 速 △ - - 感受性低下事例は極めて少ない
ビフェナゼート マイトコーネ ◎ ◎ 速 ○ ○ × 神経系阻害(不明)
感受性低下事例少ない
アミトラズ
ダニカット ◎ ◎ 速 ◎ ○ - オクトパミンレセプター制御
ナミハダニ黄緑型に感受性低下事例あり
フェニルピロー コテツ
呼吸系酸化的リン酸化共役阻害
◎ ◎ 速 ○ ○ ○ ナミハダニ黄緑型で抵抗性発達著しい
ル系
テデオン
◎ ○ 遅 ◎ × × 呼吸系酸化的リン酸化阻害、ATP形成阻害
有機硫黄系
オマイト
× ◎ 速 ◎ ○ - ナミハダニ黄緑型に抵抗性発達事例多い
有機スズ系 オサダン
× △ 中 ◎ ○ ○ 呼吸系酸化的リン酸化阻害、ATP形成阻害
ナミハダニ黄緑型に抵抗性発達事例多い
有機塩素系
ペンタック
ダニトロン
ピラニカ
METⅠ系
サンマイト
マイトクリーン
シフルメトフェン ダニサラバ
シエノピラフェ スターマイト
ン
アセキノシル カネマイト
テトロン酸誘導 ダニエモン
体
キノキサリン系 モレスタン
ヘキシチアゾク ニッソラン
ス
エトキサゾール バロック
アカリタッチ
気門封鎖剤 粘着くん
マシン油
○
○
○
○
○
◎
◎
◎
○
◎
◎
×
×
○
◎
◎
◎
◎
◎
◎
◎
○
○
×
×
○
○
○
速◎
速◎
速◎
速 速◎
速◎
速◎
速◎
速○
遅◎
遅◎
速×
速×
中○
○
○
○
○
×
×
○
○
○
×
○
×
×
○
○
○
○
○
×
○
○
○
○
×
×
×
-
呼吸系電子伝達系複合体Ⅰ阻害
ナミハダニ黄緑型で抵抗性発達事例多い
作用機作不明
抵抗性発達事例なし
呼吸系電子伝達系複合体Ⅱ阻害
抵抗性発達事例なし
呼吸系電子伝達系複合体Ⅲ阻害
ナミハダニ黄緑型で感受性低下事例あり
脂質生合成阻害
ミカンハダニ専用剤
SH酵素阻害?
ナミハダニ黄緑型に抵抗性発達事例多い
殺卵、ふ化抑制
ナミハダニ黄緑型に抵抗性発達事例多い
殺卵、ふ化抑制、脱皮阻害
ナミハダニ黄緑型で感受性低下事例あり
気門封鎖によって窒息死させる。
抵抗性発達の懸念はないが、わずかな散布ムラ
で効果落ちる。
複数回散布が基本。
別表2 主要な殺虫・殺ダニ剤の作用特性
作用機作
系統
薬剤名
薬剤の特徴
スミチオン、マラソン、スプラサイド、ディプテ 殺虫スペクトラムが広い。
アセチルコリン分解酵素の働きを阻害 有機リン系
レックス、ダイアジノン、カルホス、オフナック、 抵抗性害虫には効果が低下しているものが多い。
石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性農薬と混用できない
オルトラン、トクチオン、DDVP
ものが多い。
バッサ、オンコル、ランネート、ラービン、オリ 抵抗性害虫は効果が低下しているものが多い。
アセチルコリン分解酵素の拮抗的阻害 カーバメート系
石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性農薬との混用は避け
オン、ガゼット
る。
アドマイヤー、モスピラン、ベストガード、バリ 浸透移行性が高く、粒剤の残効が長い。
半翅目に特に効果高い。
タバココナジラミ、ミナミキイロアザミウマに感受性低下が見られ
ニコチン性アセチルコリン受容体を興奮 ネオニコチノイド系 アード、アクタラ、ダントツ、スタークル、アル
バリン
る。
スピノシン系
スピノエース
鱗翅目、総翅目に効果高い。
ナス科植物に薬害激しい。
神経系
ニコチン性アセチルコリン受容体を阻害 ネライストキシン系 パダン、エビセクト
双翅目に効果高い。
ペンタック
紫外線による分解が早い。
GABA受容体の塩素イオンチャネルを 有機塩素系
阻害
フェニルピラゾール系 プリンス、キラップ
浸透移行性があり残効長い。
抵抗性害虫にも効果高い場合が多い。
塩素イオンチャネル開放
マクロライド系
アファーム、コロマイト
残効は比較的短い。
殺虫スペクトラムが広く、残効長い。
電位依存性ナトリウムイオンチャネルを 合成ピレスロイド系 アディオン、アグロスリン、スカウト、ロディー、
テルスター、アーデント、フォース、マブリッ 抵抗性害虫には効果が低下しているものが多い。
開放
ク、トレボン、MR.ジョーカー
天敵に悪影響が強く、リサージェンスを誘発しやすい。
電圧依存性ナトリウムイオンチャネル遮 インドキサカルブ トルネード
鱗翅目に効果高い。
断
天敵、有用昆虫に影響小さい。
オクトパミン受容体活性化
アミトラズ
ダニカット
ナミハダニにはやや効果劣る。
鱗翅目に効果高い。
筋収縮
リアノジン受容体制御
ジアミド系
フェニックス、プレバソン、サムコル
天敵、有用昆虫に影響小さい。
ジアフェンチウロン ガンバ
薬害出やすく、水産動物に悪影響。
オサダン
ハダニ類の幼虫~脱皮直後の成虫に効果高い。
ATP形成における酸化的リン酸化阻害 有機スズ系
オマイト
ハダニ類の感受性低下著しい。
有機硫黄系
テデオン
ハダニ類の卵、ふ化幼虫に効果高い。
鱗翅目、総翅目に効果高い。
水素イオン勾配の撹乱による酸化的リン フェニルピロール系 コテツ
ナミハダニには抵抗性発達著しい。
酸化の共役阻害
フルアジナム
フロンサイド
殺菌剤だが、チャノホコリダニ等にも効果がある。
ダニトロン、ピラニカ、サンマイト、マイトクリー チャのカンザワハダニとナミハダニには感受性低下が著しい。
ン
ミトコンドリア電子伝達系複合体Ⅰ阻害 METI-Ⅰ系
代謝系
半翅目、総翅目に効果が高い。
ハチハチ
天敵類に悪影響あり。
ハダニ類、チャノホコリダニに効果高い
ミトコンドリア電子伝達系複合体Ⅱ阻害 METI-Ⅱ系
スターマイト
天敵類、訪花昆虫に影響少ない。
ハダニ類、チャノホコリダニに効果高い。
アセキノシル
カネマイト
天敵類に影響少ない。
ミトコンドリア電子伝達系複合体Ⅲ阻害
ナミハダニの感受性低下が見られる。
フルアクリピリム
タイタロン
キクの幼苗に激しい薬害あり。
脂質生合成阻害
テトロン酸誘導体 ダニエモン、ダニゲッター、クリアザール ハダニ、チャノホコリダニの卵~若虫に効果高い。
幼若ホルモン類縁体
ピリプロキシフェン ラノー
オンシツコナジラミに効果高い。
ベンゾイルウレア系 ノーモルト、マッチ、カスケード、アタブロン 卵もしくは若齢幼虫に効果高く、効果発現まで数日を要する。
キチン生合成阻害
ブプロフェジン
アプロード
半翅目に効果高い。
双翅目脱皮阻害
シロマジン
トリガード
双翅目専用剤
IGR剤
脱皮促進
ジアシルヒドラジン系 ロムダン、マトリック、ファルコン
老齢幼虫にも効果があり、効果発現が早い。
クロフェンテジン
カーラ
ハダニ類の殺卵剤で、カーラ、バロックは幼虫にも効果高い。
ヘキシチアゾクス ニッソラン
ナミハダニには抵抗性発達著しい。
ダニ類の発育阻害
エトキサゾール
バロック
フェノチオカルブ パノコン
ミカンハダニ専用の殺卵、殺幼虫剤
鱗翅目の若齢幼虫に食毒効果がある。
生菌:ゼンターリ、クオーク、サブリナ
アイザワイ系
イチゴでは効果が低い。
ツービット、バシレックス
害虫の寄生性細菌が産生する結晶毒素の殺虫効果を利用したも
の。死菌剤は結晶毒素のみで、生菌剤は生芽胞を加えている。
BT剤
昆虫の中腸膜破壊
系統によって結晶毒素の構成が異なり、オオタバコガにはクルス
生菌:エスマルク、デルフィン
クルスターキ系
ターキ系、ハスモンヨトウにはアイザワイ系の効果が高い。
死菌:トアロー
ブイブイ株
生菌:ブイハンター
コガネムシ幼虫に食毒効果がある土壌処理剤。
半翅目に効果が高く遅効的。
ピメトロジン
チェス
摂食阻害 セロトニン受容体阻害
天敵、有用昆虫に影響小さい。
不明
フロニカミド
ウララ
さび病等の殺菌剤だが、ハダニ類、カイガラムシ類にも効果があ
不明
無機硫黄剤
水和硫黄、石灰硫黄合剤
る。
不明
キノメチオナート
モレスタン
うどんこ病の殺菌剤だがハダニ類にも効果がある。
ハダニ類の卵~若虫に効果高い。
シフルメトフェン
ダニサラバ
作用機作不 不明
天敵、有用昆虫に影響小さい。
明
ハダニ類に効果高い。
不明
ビフェナゼート
マイトコーネ
天敵、有用昆虫に影響小さい。
鱗翅目に効果高い。
不明
ピリダリル
プレオ
天敵、有用昆虫に影響小さい。
ナメクジ、カタツムリの誘引と粘液細胞破壊
メタアルデヒド
ナメキール、ナメトリン
植物が繁茂して湿度が高いときは作用が遅い
マシン油
弱勢樹や低温期の散布で薬害出やすい。
物理的防除 気門封鎖による窒息死
反面、残効がなく、虫体に直接かからない
オレート、アカリタッチ、サンクリスタル、粘着く 抵抗性が発達しにくい
剤
と効果がないため、わずかな散布ムラでも効果が落ちる。5~7日
ん、エコピタ
間隔で数回散布する。
初期から数回放飼する。
スパイデックス、スパイカル、エンストリップ、 発生
温湿度の影響が大きい。
生物農薬 天敵昆虫等
オリスター、アフィパール等
化学農薬との併用が難しい。
天敵微生物
バイオリサカミキリ、マイコタール、バータレッ 散布剤は複数回散布が必要。
性フェロモン 交信攪乱による次世代抑制
コナガコン、ヨトウコン、
広域で処理する必要がある。
剤
コンフューザー等
なお、
なお、本表は
本表は農薬の
農薬の一般的な
一般的な特性を
特性を示したものであり、
したものであり、実際の
実際の作物への
作物への使用時
への使用時には
使用時には登録内容
には登録内容を
登録内容を確認すること
確認すること。
すること。