出演者プロフィール(PDF 108KB)

小川 隆(flute)
1975 年ドイツに留学 ハンブルク音楽大学にてカールハインツ ・ ツェラーに師
事。 1976 年 -1977 年 オーストリア、 グラーツ歌劇場オーケストラの副主席
フルート奏者、 1977 年以降現在に至るまでマンハイムの国立歌劇場オーケ
ストラの主席ピッコロ奏者を勤める。 その傍ら、 当時 25 歳でマンハイム、 ハ
イデルベルク音楽大学でフルート科講師にもなり、 古楽の仕事が忙しくなる
までの 10 年間ほぼ同世代の学生を教える。 1981 年ブリュージュの古楽器国
際音楽コンクールにおいてトラヴェルソで第二位 (一位無)。 同年、 ホフ ・
ムジーク ・ マンハイムを結成し、 古楽器でマンハイム楽派の作曲家を中心
にしたプログラムの演奏活動を続け、 欧州各国のフェスティバルに招待され
る。 現在は、 主にピッコロ奏者として 18 世紀オーケストラを初めとした多く
のオーケストラでも演奏。 コンサートやCD、 ラジオ録音は、 主にマンハイ
ム楽派の作曲家の作品を取り上げ、 近年そのフルート曲の楽譜の出版にも
力を注いで、 マンハイム楽派の普及に努めている。
若松 直美(violin)
仙台市出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒
業。同研究科を修了。ヴァイオリンを故鷲見三郎、江籐俊哉の各氏に師事。
卒業後、オリジナル楽器による演奏を始める。1982年、デン・ハーグ王立音楽
院に留学。バロック・ヴァイオリンをシギスヴァルト・クイケン氏に師事。1985年
演奏家ディプロマを得て卒業。ラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラなど
の古楽器オーケストラのメンバーとして数々のコンサート、レコーディングに参
加。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカのコン
サート・マスターを務める。18世紀オーケストラ(オランダ)のメンバー。東京芸
術大学古楽科非常勤講師。BISおよびアルテ・デラルコ・レーベルでモーツァ
ルト、ハイドン、ボッケリーニのソナタ、室内楽、協奏曲等を録音。
森田 芳子(violin)
東京芸術大学卒業。4歳よりヴァイオリンを始める。第30回学生音楽コンクー
ル3位。大学卒業の頃よりオリジナル楽器にも興味を持ち、バロックヴァイオリ
ンを学ぶ。現在はモダンとオリジナル楽器双方で活動を行ない、オーケスト
ラ・リベラ・クラシカ、バッハ・コレギウム・ジャパン、オランダの18世紀オーケス
トラ、ムジカ・アンフィオンのメンバー。バッハ協会、アムステルダム・バロック
オーケストラ等のグループに参加。アムステルダム在住。
鈴木 秀美(cello)
井上頼豊、A・ビルスマ、尾高忠明、秋山和慶他に師事。国内外のコンクール
で優勝、国内外で演奏活動を展開する。数多くの話題CDを発表し、1995年と
2007年に文化庁芸術作品賞、レコード・アカデミー賞、フランスのディアパゾン
金賞等を受賞。第37回サントリー音楽賞受賞。ブリュッセルのベルギー王立
音楽院バロック・チェロ科教授を1995年の設立から2000年まで務め、現在、
東京芸術大学古楽科非常勤講師。2001年オーケストラ・リベラ・クラシカを結
成。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、「ガット・カフェ」「無伴奏
チェロ組曲」(東京書籍)。
上尾 直毅(cembalo)
東京芸術大学ピアノ科を卒業後、アムステルダム・スウェーリンク音楽院に留
学。同院にてチェンバロを、その後デン・ハーグ王立音楽院にてフォルテピア
ノをそれぞれソリスト・ディプロマを得て卒業。チェンバロを鈴木雅明、渡邊順
生、グスタフ・レオンハルト、アンネッケ・アウテンボッシュの各氏に、フォルテ
ピアノをスタンリー・ホーホランド氏に師事。オランダを本拠にヨーロッパ各地
でフォルテピアノとチェンバロのソリスト及び通奏低音奏者として活躍。一方
で、ミュゼット(18世紀フランスのバグパイプ)についても独自に研鑽を積み、
数少ないミュゼット奏者としての演奏活動も精力的に行なっており、その成果
をインターネット・ウェブサイト「宮廷のミュゼット」で発表している。