野鳥公園の現地調査について (報告) - 六甲アイランドまちづくり協議会

H24.9.25 運営会資料
野鳥公園の現地調査について (報告)
1. 現地調査
(1) 調査の目的
野鳥公園の再生について、六アイまちづくり協議会と神戸市みなと総局と
の協議にあたり、野鳥公園の現況を把握するため現地調査を実施した。
(2) 調査日時
平成24年9月20日(木) 午前10:00~11:00 現地集合
(3) 参加者(現地)
・市
(4) 調査内容
参加者が野鳥公園内に立ち入り、池や樹木等の生育状況などを見回った。
神戸市みなと総局港管理事務所管理課 長尾係長、梅本、森岡
東灘区役所 まちづくり推進部まちづくり課 岩城係長
・アドバイザー
高田直俊先生 (大阪市立大学名誉教授)
山本俊貞 (地域問題研究所)
・自治会 北岡、實光、前野
・まち協 岡本、児島、菅、藤田、高橋、西森、竹中、長尾、丸尾 全18名
2. 意見交換会
(1) 会場・時間
・現地調査後、ウエストコート5番街会議室において、現地調査した内容
の意見交換を行った。
・午前11:00~12:00
(2) 参加者
・市
(3) 意見交換
神戸市みなと総局港管理事務所管理課 長尾係長、梅本、森岡
神戸市みなと総局技術部計画課計画第1係長 松木係長
東灘区役所 まちづくり推進部まちづくり課地域支援担当 岩城係長
・アドバイザー
高田直俊先生 (大阪市立大学名誉教授)
山本俊貞 (地域問題研究所)
・自治会 北岡、實光
・まち協 岡本、児島、菅、藤田、高橋、西森、竹中、長尾、丸尾 全18名
○ 市の説明
・別紙資料のとおり
・市では当初に野鳥公園という名称を使っていたが現在は緩衝緑地と言っ
ている。 どういう経過で何時ごろそうなったのかは資料が残っていない
ので不明です。
・除草などは定期的には行っていない。数年前に実施している。
・震災後に池が干上がったようだが現在は水が貯まっており、自然治癒し
たのかも。
・池への流入は雨水のみ。池の排水路は設けていない。
・池の面積は不明。(池には雑石護岸あり。面積約0.8~1ヘクタール程度)
○ 高田先生の意見・感想
(鳥類関係)
・公園の整備は鳥の視点で考えるべき。
・池が真水のため海鳥より渡り鳥の休憩地(今頃と春)の色合いが強い。
・鳥にはカエルやバッタ等の食べ物が必要。
・水鳥系は、カルガモ、カモ、サギ、カモメ、カワウ等。
・鳥の種類にもよるが隠れる場所が必要。また、広い場所を好むものや狭
い場所を好むものなど色々いる。
(植物関係)
・池にヒメガマが多いが殆どが枯れている。(生育は水深50㎝程度まで。
水深60㎝以上で、3~5ヶ月以上になれば枯れる。)
・ガマは枯れているので放っておけば自然に倒れる。
・ヨシ(生育は水深30㎝程度まで。)
・コガマ(生育は水深5㎝程度。)
・ワシントンヤシが100本ほどある。外来種で繁殖力が強くこの公園には不
向きなことから全て伐採すべき。(幹は切り易いが葉にトゲがあるので、
長いチエンソー使用がベター)
・ポプラ2本(外来種)、ナンキンハゼも伐採が良い。
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・海岸植生の松を優先させればどうか。(痩せた土地に適する。)
・浮島をもっと手入れすれば見栄えがよくなる。
・アレチヌスビトハギは種が落ちる今に刈り取るべし。(ピンク色の花のヒッ
ツキムシ)
・手入れが行き届いていない割に草木が乱雑でないのは、土壌が貧栄養
のためのようで、相対的に樹木等の生育が悪い。
・桜も土が貧栄養のため、若枯れしている。
・樹木類は在来種を伸ばせば良いのでは。
・南護岸側に人影があるのであれば、鳥のためススキを植えて塀的な目
隠しをしてやればどうか。
(施設関係)
・観察所の観察のぞき窓は大きすぎるのと多すぎる。
・観察窓の近辺の樹木は伐採や下枝の剪定などを行なえば。
・鳥の巣箱を設置することについて一定の効果はある。(ムクドリ、スズメ、
シジュウガラなどが棲むだろう。入口の大きさで鳥種が変わる。)
・どんな鳥が飛来しているのか、定期調査を実施してはどうか。
○ その他
・釣り人が敷地内の護岸に立ち入っている。危険物の緩衝帯で立入禁止と
なっているのならフェンス等をきちっと整備すべきでは。
→市から強硬手段は控えているとの説明があったが、危険個所というこ
とであれば立入制限を強化すべきとの住民意見があった。
・スーパー等で使っているショッピングカートが池の際に投げ込まれている。
3. まとめ
まち協では、住民の協働と参画の趣旨で年に1~2回立ち入りし、草抜きや
掃除をさせて貰いたいと考えている。
本日の調査・協議を踏まえ市の検討をお願いしたい。好い返事を期待して
います。
4. 写真
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