『カンパニータンク』11月号 - 東京

Interview
らす
悩みを
和し 道を
照
緩
スペシャリスト
会社の顔となり財務をサポート
中小企業の融資を勝ち取る
株式会社 慶新コンサルタンツ
〒 104-0033 東京都中央区新川 1-23-4
IS リバーサイドビル 1206
TEL / FAX 03-3297-3568
URL http://www.k-consal.com
Company data
代表取締役
あら や
かつよし
新谷 勝良
東京都出身。慶應義塾大学商学部卒業後(株)三井銀行
(現:三井住友銀行)に入行、融資および不良債権回収業
務に携わる。その経験を活かして(株)慶新コンサルタ
ンツを設立。中小企業の金融専門コンサルタントとして
活躍する。
Personal data
相原 金融専門コンサルタントとして活
新谷 会社の内情は、最低でも 1 年は見
いていたことから「お金は恐い」という
躍する新谷社長の歩みから伺えますか?
ないと細部まで理解できないことも挙げ
イメージが少なからずありました。社長
新谷 銀行で中小企業への融資業務に携
られますが、融資する側は専門用語を多
からは仕事に対する真摯な姿勢が感じら
わっていた時にある町工場の社長から融
用しまるで自分たちが優位な立場にある
れ、安心してお任せできそうです。
資の相談を受けたのですが、その時す
かのように話を進めるケースも往々にし
新谷 私はあくまでクライアント企業の
でにどうにもならない経営状態で ・・・。
てあるからです。融資を受ける側も主張
財務担当者という意識で仕事に取り組ん
もっと早く相談してくれれば解決の道が
すべきことは主張する─フェアな交渉
でいます。今後も金融のプロとして、お
あったかもしれないと思いましたね。そ
を実現するための努力は惜しみません。
金の大小は関係なく、日本経済のベース
して、同じように苦しむ経営者は多いの
相原 専門家から見て、融資を受けやす
を支えている中小企業の財務をサポート
ではないかと、現在の道に進む決意をし
くするコツはありますか?
させて頂きます。
たのです。
新谷 まずは銀行の担当者が理解しやす
相原 最後に、経営者の方へ向けたアド
相原 以前は融資する側の立場だった社
い資料・データづくりが重要です。その
バイスはありますか?
長が、融資される側の経営者にアドバイ
際、資料を読めばすぐ稟議作成に着手し
新谷 利益あっての会社経営です。ビジ
スすると。それは心強いですね。
て頂けるくらいの内容にするのがベスト
ネスをがむしゃらに突き進めるのもいい
新谷 私の経験上、融資交渉は融資する
です。また、交渉に行く時間もポイント
ですが、経理担当に任せきりにはせず、
側・受ける側共にどの部分を妥協してい
で、金融機関側が時間に比較的余裕のあ
お金も含めた会社の数字やデータはある
くかのせめぎ合いになる場合が多い。そ
る日時を狙っていくのが良いでしょう。
程度、経営者ご自身で把握していて頂き
のため経営者の中には、融資の席に出席
相原 実は私の父が銀行員で色々話を聞
たいと思います。
したがらない方も多いんです。
相原 そういった方々に対して、社長が
全面的なサポートを行うわけですね。
新谷 ええ。時には経営者の方と一緒に、
交渉に同席させて頂く場合もございま
す。その場合、コンサルタントという立
場ではなくクライアント企業の「一社員」
として出向きます。例えば同行させて頂
くのが A 社と仮定して、A 社社員とし
ての私の名刺も作って頂くんですよ。
相原 かなり本格的なのですね。
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Guest Comment
相原 勇(タレント)
新谷社長が融資交渉に入るかどうかで、成否
が大きく変わってくるのだろうと感じました。
朗らかでおっとりとした雰囲気が印象的な社
長。一方で「クライアントの金融面のみを徹
底的にサポートいたします」と語り、その潔
さが格好良く、そして美しかったです。