2014年度 第一回レフェリースクール研修会 報告 - 三重県サッカー協会

2014年度 第一回レフェリースクール研修会 報告
2014.5.4
於:稲生高校
三重県サッカー協会 審判委員会では上級審判員を目指す 3 級審判員の育成を目的とし、さらにアクテ
ィブで活動する 2 級審判員のブラッシュアップも促す意味で「レフェリースクール研修会」を年間数回
行っています。その第一回の研修会の報告をいたします。
第一回の研修会は毎年 5 月の連休に行っています。今年度は 5 月 4 日に実施いたしました。
日時:2014 年 5 月 4 日(祝)
9:30~15:30
場所:稲生高校(鈴鹿市稲生町8232の1)
参加者:審判員14名(内ユース審判員2名) 審判指導者10名
スケジュール (研修会)
時 間 内
19:30~
19:50~
10:50~
13:30~
15:30~
容
開講式・連絡
ワーク①「競技規則テスト」
ワーク②「判定の一貫性を持つために」(スタンツを使って)
Fitness Test
閉講式
当日の様子
開講式
福岡委員長から挨拶いただきました。「競技規則を何度も読み込み、頭に入れること」「それが自分の
判定の根拠になる」という言葉がありました。
ワーク①「競技規則テスト」
まずは競技規則テストを行いました。
私たちの判定の根拠となる競技規則の理解
度を確認しました。
ワーク②「判定の一貫性を持つために」(スタンツを使って)
三重県の審判員が判定に対して同じ「きづき」を持ち、判定することで「三重県全体で同じような判定基準を
持つ」ことができるのではないかと考えます。これは昨年度から取り組んでいる「審判と技術の協調」を目指
した取り組みの中で出てきた課題でもあります。それに取り組むことで「私たちにできること」を具体的にし
てみました。
当日は「スタンツ」という方法で、取り組んでみました。「スタンツ」とはサッカーで起こる事象を実際に再現し、
確認すべき点などを議論しました。
今回は ① ハンドリング ② ヘディングの競り合い
③ コンタクトプレー の 3 事象を取り上げました。
① ハンドリング・・・競技規則にある「意図的」という言葉と実際に起こるプレーの整理を行いました。
まず考えたいのは「意図的」という言葉です。「ボールが手に向かったのか、手がボールに向かったのか」の
見極めです。そのうえで実際に起こるプレーを再現し、それをどこで判定するのかを考えてみました。
② ヘディングの競り合い・・・競り合いの中で起こる「もぐりこみ」と「ジャンピングアット」また競り合
いの前に起こるファールプレーについて考えてみました。
③ コンタクトプレー・・・「プレーの優先権」をキーワードに、起こる事象について「ノーマルフットボー
ルコンタクト」と「ファール」の違いについて考えてみました。
Fitness Test
午後は Fitness Test を行いました。
基準は 2 級審判員の合格基準です。
テストは 2 種類行います。
① 40m スプリントテスト
② 150m ダッシュ+50m ウォーク インターバルテスト
① 40m スプリントテストは 1.5m の助走から 40m を男子 6.8 秒、女子 7.0 秒以内に走ります。これを 6
本行います。
② 150m ダッシュ+50m ウォーク インターバルテストは 150m を男女 35 秒以内、
50m を男子 45 秒、
女子 50 秒以内で 20 本走ります。
今回のテストにはユース審判員の女子 2 名も参加しました。
女子も同じ内容のテストを受けます。
当日は追い風ながら好成績を収めて
いました。
まとめ
4 月には高校一部リーグ、5 月から県社会人リーグ、東海社会人リーグが開幕します。そこで三重県審判員が
同じベクトルで判定し、説得力を持つために今回の取り組みを行いました。当日は 24 名の審判員、審判指導者
が集まり、議論し、確認をしました。この取り組みをきっかけに、私たちがさらに成長する仲間として認め合
い、一年間活動していきたいと思います。なお、この研修会のために稲生高校の皆さまに多大な協力を頂きま
した。この場をお借りしお礼を申し上げます。ありがとうございました。