直方の鉄道の歴史を今に伝える汽車倶楽部へ 感田小学校、ろう学校生徒らが社会科見学 9月6日、感田小学校 3 年生 4 クラス 126 人と、 同じく 3 年生の県立直方ろう学校児童 3 人が、頓 野にある汽車倶楽部を訪れました。両校は、同じ校 区にあることを縁に、機会があれば協力して学習活 動を行っているそうです。 汽車倶楽部は、かつてこの直方や筑豊を走ってい た蒸気機関車などの列車のほか、国鉄時代のバスな ど、かつての鉄道のまちとして賑わっていた直方に ゆかりの深い鉄道遺産を保存しています。 この日の社会科見学では、学校と倶楽部間を国鉄バスが送 迎しました。このバスは床張りで、子ども たちは初めて見るけれど、どこか懐かしい バスに興奮していました。倶楽部につく と目に飛び込んでくる大きな蒸気機関車 「9600 型蒸気機関車」に歓声を上げてい ました。 その後、汽車倶楽部の代表江口一紀さ んから、蒸気機関車について基本的なことを学習し、 実際に運転席に上がってみたり、石炭が燃える様子を眺めて臭いを体験したり、スケッチして書きと るなどして学びました。 次に、汽車倶楽部の横に併設 されている鉄道模型販売店のジ オラマ施設で鉄道の動力源の時 代の移り変わりの説明を受けま した。この店内には鉄 道 愛 好 家 に人 気の N ゲージより一回り大 きい HO ゲ ージによる鉄 道 模 型 があり、子ども達はリアルに動 く蒸気機関車からディーゼル カー、そして電車を見比べ ることができました。また、 直方機関区にかつてあっ た転車台や旧直方駅舎の横を模型が走る様子を目を輝かせて眺めてい ました。子どもたちは 「実際に蒸気機関車の運転席に乗れておもしろかっ た」 「汽笛がびっくりするくらい大きかった」と話していました。 最後に江口さんは「今日学んだように、機関車は多くの人が携わってこ そ運行できるもの。みんなも、力を合わせて学校やこの直方を良くして欲 しい。まずは挨拶をしようね。 」と話して授業が終わりました。その後、 直方が鉄道の基地だった、近代史で重要な役割を 果たしたことを、もっと多くの子どもた ちに知ってもらえたら嬉しいと話して いました。 市報 8 地域の安全を守るために 県大会へ出場する直方市消防団の壮行会開催 福岡県消防操法大会へ、市の代表として出場する直 方市消防団第 6 分団第 1 部に所属する選手ら 5 人の壮 行会が、9 月 3 日に行われました。壮行会には、他の分 団幹部の他、向野市長や直方市まとい会会長の松藤清 秀さんらが出席しました。 出場するのは、先に行われた直方市予選を勝ち抜い た、新入地区を担当する第6分団第1部団員の消防団員 貞光孝宏さんら 5 名です。 5 人は、市長からの激励の言葉を受けた後、実際に消 防ポンプ車等を使った消防操法を披露し、機敏な動作 に観覧者から歓声が上がりました。 後日行われた県大会では、訓練の成果をいかんなく 発揮しました。 直方市産食材の地産地消の拡大を目指して 愛情コメコメレシピグランプリ開催 8 月 31 日、直方市主催の料理レシピコンテスト「愛 情コメコメレシピグランプリ」の最終選考が行われ、お いしさと独創性を競いました。 このコンテストでは、安全安心な直方市産の食材の 地産地消を推進するため、広くレシピを公募。特に、 直方市産の米の消費拡大を目指して、市が現在推進し ている米粉を使った料理を募 集 し、36 件の応募がありました。こ の中から、普及性や直方度などの各項目で採点を行い、書類審査で上位 6 人 がこの日の調理に臨みました。 参加者中には台所に立つ機会の多い 主婦に混じって、新入小学校の渡辺亜 矢乃さんや、大和青藍高校調理科で学 び高校生レストラン「たくみのたまご」 で腕を振るう高校生らも参加。渡辺さ んは、料理をするのが大好きで、米粉 を使って簡単にできる巨峰のベイクド チーズケーキを手際よく作り、周りの 大人を驚かせていました。 高校生の 2 人は、 「肉じゃがのグラタ ン米粉のホワイトソース」を作りましたが、グラタンに不可欠なホ ワイトソース作りでは小麦粉と違って乾煎りが必要ないため簡単でよ り白く仕上がり、特にデメリットもないことなどを紹介していました。 この日の最終審査では、小峠加津子さん の大葉の船のりかき揚げが最優秀賞を 獲得し、大和青藍高校「たくみの たまご」高校生の 2 人が優秀 賞を獲得しました。 今後、応募のあった 36 のメ ニューをホームページで後日公開し、 地産地消につなげたいと考えています。ご 応募いただいた皆さんありがとうございました。 9 市報
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