第1回構造物長寿命化高度メンテナンス技術開発プロジェクト事後評価検討会議事要旨 1.日 時 平成19年7月27日(金) 2.場 所 外務省南庁舎287号会議室 10:00~12:00 3.出席者 (1)検討会委員(敬称略、五十音順) 関根 和喜 横浜国立大学大学院環境情報研究院 教授(工学博士) 高田 祥三 早稲田大学理工学術院 教授(工学博士) 宮川 豊章 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻 教授(工学博士) 山根 哲博 JFEエンジニアリング株式会社技術統括部 副部長 ※ 関 淑子委員(前独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙オープンラボセミナー コーディネーター(せき自作ロボット研究所 代表))は欠席 (2)事務局 製造産業局国際プラント推進室 産業技術環境局技術評価調査課 國友室長、末森室長補佐、高井係長 武田課長補佐 4.配布資料 資料1 評価検討会委員名簿 資料2 研究開発評価に係る委員会等の公開について 資料3 経済産業省における研究開発評価について 資料4 評価方法(案) 資料5 構造物長寿命化高度メンテナンス技術開発プロジェクトの概要 資料6 評価用資料 資料7 評価報告書の構成(案) 資料8 評価コメント票 参考資料1 経済産業省技術評価指針 参考資料2 経済産業省技術評価指針に基づく標準的評価項目・評価基準 5.議事概要 (1)委員長選出 高田祥三委員を互選により、本検討会委員長に選任した。 (2)評価検討会の公開について 事務局から資料2に基づき、評価検討会の公開について説明し、本評価検討会を公 開することを確認した。 (3)評価の在り方と手順等について 事務局から資料3、4、7に基づき、評価の実施手順・方法等について説明し、了 承された。 (4)プロジェクトの概要について 資料5及び資料6に基づき、開発実施者から、構造物長寿命化高度メンテナンス技 術開発プロジェクトについて説明。 主な質疑等は以下のとおり。 ・ 鋼構造物 FBG マルチセンシング非破壊検査、疲労劣化診断の原理及び実用化へ の道筋について質問があり、開発実施者から原理、実用化に向けた課題及び今 後の検討について回答があった。 ・ コンクリート構造物マルチスペクトル法について、45 度、10mという測定条 件で測定する範囲はそれほど広くないが、この手法を大きな構造物に適用する 方法があるかとの質問があり、開発実施者から、原理的には測定可能だが光源 の強度、受光部能力の制約により今回この条件になっているとの回答があった。 ・ 今回開発したセンシング技術のコストイメージについて質問があり、開発実施 者から各センシング技術の実用化にかかる費用の回答があった。また、これら 開発技術の具体的な実用化へのシナリオを示すことが必要との意見があり、今 回開発した技術を用いた作業イメージ、実用化に向けた現時点での課題等、後 日必要な資料を用意することとなった。 ・ リスク評価について、例えば橋が使えなくなったときに及ぼす影響なども検討 されているのか質問があり、開発実施者から今回は主に産業資本の代表として 鋼構造物を対象に開発を進め、コンクリート構造物については、適用可能性の 検討を行ったのみであり、具体的なリスク評価の検討を行っていないという回 答があった。 ・ コンクリート構造物のリスク評価について、学会で検討がなされている例があ るので、今後の検討の参考にされたいとのコメントがあった。 (5)今後の予定について 評価コメント票の提出期限を平成19年8月20日(月)とし、これを反映した評 価報告書案について審議する第2回評価検討会の日程を平成19年9月19日(水) 10:00~12:00とすることを確認した。 以上
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