高活性炭素繊維を用いた自然の空気流れによる車内浄化

提供者名:福岡県
タ イ ト ル
2014-018
福岡県開放特許
高活性炭素繊維を用いた自然の空気流れによる車内浄化
技 術 分 野
□電 機 ・電 子
□情 報 ・通 信
□有 機 材 料
□金 属 材 料
□食 品 ・バイオ
□土 木 ・建 築
□農 林 ・畜 水 産
□そ の 他(
□機
■化
□無
□輸
□生
■繊
□医
)
械・加
学・薬
機 材
送
活・文
維・紙
療・介
利用分野・適用製品
・自動車の外部から空気を車内に導く
ダクト又は風路(例えば、ドアの内部、
空気が流れる車体の内部空間)
・車内の側面、天井面、床面又は座席
に使用する部材
・トランク内
工
品
料
化
護
情 報 メ モ
詳 細 資 料:■有 □無
サ ン プ ル:■有 □無
見
学:■可 □不可
そ の 他:
車内浄化の実証実験デー
タ有り
従 来 技 術 の課 題 ・問 題 点
・一般に、車内を密閉しても、外気の窒素酸化物(NOx)及び揮発性化学物質(VOCs)は車体全体の空
隙から大量に車内に流入しているため、現在、市販されている車内用の空気清浄機では処理風量が少な
く、浄化能力は極めて低い。
本 発 明 の 効 果 ・ 特 長
・電気及び光エネルギーを使用せずに、外部から車内に流入する空気の流れを利用して空気中の汚染
物質を長期間(30 年程度)に亘り除去できる。車を廃棄した後の ACF は再生により再利用が可能である。
・車のデザイン、車体の設計を変更せず、現行の車体に簡易に装備できる。
技術概要(構造・動作等)
・フェルト状の ACF(高活性炭素繊維)部材を車内、トランク、ダクト等の壁面に設ける(写真)。
・車内に流入する NOx 及び VOCs の 50~80%以上を削減できる(図1、2)。
図 ・ 特 記 事 項 ・ そ の 他
外気
ACF車内
ACF
3.0m2
33.7
ACF
5.6m2
10
10
外気
ACF
88
(μg/m3)
ACF
66
ACF車内
44
22
ACF
(ppb)
(ppb)
100
80
完全に密閉
80
60
40
20
車内 トランク
0
1
NO
2
3
4
NO 2
5
60
40
20
0
完全に密閉
車内 トランクACF
車内 トランクACF
1
NO
2
3
4
NO 2 5
図 2. 車内の NOx 濃度 (それぞれの図中の左:ACF 施工前、右:ACF 施工後)
主 た る 提 供 特 許
公 開 番 号:特開 2012-240498
出 願 日:平成 23 年 5 月 17 日(2011 年)
発 明 の 名 称:自動車
出 願 人:福岡県
関
連
特
許
番
号
ル
ン
チ
ゼ
ブ
酸
ン
ロ
クロ
車内 トランク
100
ベ
化
塩
四
ジ
p-
図1.車内の VOCs濃度
ACF 施工前(赤)、施工後(青)
酢
ン
素
炭
ゼ
ン
ベ
,3 1 ,2
,4 1 ,2
トリ
トリ
メチ
メチ
ル
ル
o-
ベ
キ
ン
シ
ゼ
レ
ン
ン
ン
ン
レ
ゼ
シ
ン
2 ,4
-ジ
エ
チ
m,
ル
p-
ベ
キ
ン
ン
カ
エ
デ
ウ
ン
トル
ン
ン
タ
ノナ
プ
ヘ
メチ
写真 ACF(高活性炭素繊維)施工例
車内の天井(左) トランク内(右)
(ACF 表面を白地の布で修飾可)
ル
ヘ
ペ
キ
ン
サ
タン
ン
00