H27 年度 埼玉県公立高校入試問題 解説 公立入試必勝ポイント① はみ出し型を探そう! 公立入試必勝ポイント② はさみ込み型を探そう! 公立入試必勝ポイント③ 砂時計型を探そう! 4 (1)△ACF が二等辺三角形であることを証明しなさい。 【考え方】 三角形は 2 つの辺か,2 つの角が等しければ二等辺三角形となるのでこれを利用する。 まず,折り返す前と後の角度は等しいため,∠BAC=∠CAF …① ※図 1 AB//DC より,錯角が等しいので ∠BAC=∠ACF …② ※図 2 ①,②より,∠CAF=∠ACF 2 つの角が等しいので,△ACF は AF=CF の二等辺三角形といえる。 ※図 3 図1 図2 【解答例】 折り返しにより,∠BAC=∠CAF …① AB//DC より,錯角が等しいので ∠BAC=∠ACF …② ①,②より,∠CAF=∠ACF よって,2 つの角が等しいので,△ACF は AF=CF の二等辺三角形といえる。 (証明終了) 図3 (2)線分 EF の長さを求めなさい。 【考え方】 線 EF は直角三角形 CEF の一辺なので,三平方の定理を用いて解く。 まず,公立入試必勝ポイント①より,はみ出し型であることから,△CEF∽△ADF が言える。 さらに(1)より,AF=CF なので,△CEF≡△ADF となる。 ※図 1 よって,求めたい EF の長さを x とおくと,合同な図形の対応する辺の長さは等しいため, EF=DF=x となり,CF の長さは(12 2 - x)と表せる。 ※図 2 また仮定より,AD=BC=EC=12cm となり,△CEF で三平方の定理が利用できる。 ※図 3 図1 【解法】 図2 図3 (3)△AIJ の面積を求めます。途中の説明も書いて答えを求めなさい。(一部抜粋) 【考え方】 △AIJ=△AHJ-△AHI で求めることができる。 ※図 1~3 そのために,△AHJ と△AHI の面積を求める。 図1 図2 【手順①】 まず,△AHJ の面積を求める。 ここで,公立入試必勝ポイント③の砂時計型が利用できる。 図3 【手順②】 次に,△AHI の面積を求める。 ここでも,公立入試必勝ポイント③の砂時計型が利用できる。 【手順③】 最後に,△AHJ から△AHI の面積を引く。 【解答例】 次に,放送中に紹介した,埼玉県公立高校入試問題過去問題の解答例を掲載します。 まずは,平成 22 年度の折り返しの証明問題。 公立入試必勝ポイント①のはみ出し型を利用することで簡単に解くことができます。 ○や×などの記号は解答として使えないため,次のように正確に表記します。 次に,平成 23 年度の折り返しの証明問題。 公立入試必勝ポイント②のはさみ込み型を利用することで簡単に解くことができます。 ○や×などの記号は解答として使えないため,次のように正確に表記します。
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