日本病理学会中国四国支部学術集会 (第106回スライドカンファレンス) 日時:平成23年10月29日(土曜日) 会場:岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室【各種委員会】時間:12:10〜13:10 会場:岡山大学医学部新基礎棟1F セミナー室・病院病理部カンファレンス室【各種委員会報告】時間:13:20〜13:40 会場:岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室【スライドカンファレンス】時間:13:40〜17:40 会場:岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室【特別講演】「腎癌取扱い規約の改訂された点と組織分類」高知赤十字病院病理診断科部黒田直人先生時間:15:20〜16:30 会場: 岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室世話人重西邦浩 (福山市民病院病理診断科) 問合せ先:〒721-8511 広島県福山市蔵王町五丁目 23-1 福山市民病院病理診断科重西邦浩電話:084-941-5151 (病院代表) FAX:084-941-5159 (病院代表) E-mail:[email protected] 日本病理学会中国四国支部HP:http://plaza.umin.ac.jp/~csp/ 実施要領 1 受付スライドカンファレンス会場(臨床講義棟2F 臨床第一講義室)前で11時30分より行います。参加者名簿にご記名の上、参加費500円をお支払いください。各種委員会へご参加の先生方も、最初に会場の受付までお越しください。委員会会場までご案内いたします。 2 各種委員会学術・庶務委員会/業務委員会/広報委員会時間:12:10〜13:10 委員の方は一度スラカン受付へお越しください。委員会会場までご案内します。各委員会の委員長の方は委員の方への御案内と御弁当(1000円)の要否を御確認下さい。 3 各種委員会報告会場:岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室時間:13:20〜13:40 各種委員会からの報告会。今回は機関代表者会議は開催いたしません。 4 スライドカンファレンス時間:13:40〜17:40 会場:岡山大学医学部臨床講義棟2F 臨床第一講義室発表時間:一題10分(発表5分、討論5分)時間厳守でお願いします。液晶プロジェクター1 台およびプレゼン用 Windows PC を準備します。スライド枚数に特に制限は設けません。CD-R またはUSB メモリスティックに PowerPoint (2003, 2007) 形式でファイルを保存して受付までご持参ください。パワーポイントで特殊フォントをお使いの場合は、必ずフォント埋め込みを行ってください。また、特殊染色や参考症例からの引用である場合、スライドに特殊染色名や参考症例であることを明記していただきますようお願いします(ホームページ上に載せたときスライドの1面を見るだけで理解できるようにお願いします)。 5 診断投票締め切り 10月21日(金曜日)午後 5 時必着方法:E-MailまたはFAXのいずれかの方法でご投票ください。 (E-mailでの投票を歓迎いたします。) 宛先:福山市民病院病理診断科重西邦浩 E-mail: [email protected] FAX: (084) 941-5159 (病院代表) 6 コメンテーター制度コメンテーター制度をご利用になる場合には、出題者からコメンテーターとなる病理医に直接依頼し、病歴、HE 標本、未染標本などを事前に送付して連絡を取り合ってください。指名されたコメンテーターの先生方は、スライドカンファレンス当日、出題者口演後に説明ができる様にご準備ください。PowerPoint を使用される場合には当日早めに受付にお申し出ください。 2 7 会場へのアクセス会場は岡山大学医学部です。 ◆ 岡山まで JR 利用・岡山駅前から岡電バス 5番乗り場から市役所経由の22「労災病院」行、52「大東」行、 6番乗り場から12「岡南営業所」行、 1番乗り場から92「新岡山港」行のいずれかに乗車、「大学病院前」で下車。(約10分) ・岡山駅前の路面電車乗場から「清輝橋」行に乗車、終点清輝橋下車、徒歩約8分・岡山駅前からタクシー 7〜10分・岡山駅東口より徒歩約20分 ◆ 岡山まで高速道路利用・山陽自動車道岡山IC で降り岡山市内方面へ→国道53号線→中井町交差点右折→南へ →清輝橋交差点右折→会場・瀬戸中央自動車道・山陽自動車道早島IC を降り岡山市内方面へ→国道2号線→青江交差点左折→清輝橋交差点左折→会場 JR岡山駅からの道順 3 大学構内案内図 4 スライドカンファレンスプログラム 13:40-14:00 座長柳井広之先生 (岡山大学病院病理診断科/病理部) S2362 小児脳腫瘍の一例国立病院機構岩国医療センター臨床検査科 S2363 口蓋腫瘍 14:00-14:20 座長 S2364 肺腫瘍 S2365 広島大学大学院医歯薬学総合研究科口腔顎顔面病理病態研究室藤澤真義胸膜腫瘍 S2369 大野京太郎国立病院機構呉医療センター病理診断科先生倉敷中央病院宏齊藤彰久 (呉共済病院病理診断科) 川崎医科大学病理学1 頸部リンパ節病変 14:40-15:00 座長園部 S2368 後縦隔腫瘍大林真理子先生 (姫路赤十字病院検査部病理) 岡山大学病理学 (腫瘍病理/第二病理) 14:20-14:40 座長佐々木なおみ S2366 リンパ節腫大 S2367 山崎理恵病理診断科藤原英世堀田真智子先生 (中国中央病院病理) 岡山大学病理 (第一・免疫) 板倉淳哉島根大学医学部病理石川典由後腹膜腫瘍 15:00-15:20 休憩 15:20-16:30 座長福山市民病院重西邦浩特別講演「腎癌取扱い規約の改訂された点と組織分類」高知赤十字病院病理診断科部黒田直人先生 16:30-17:00 座長小田和歌子先生 (岡山市立市民病院病理) S2370 残胃病変の一例岡山大学病院病理診断科/病理部 S2371 胃ポリープ S2372 下部胆道腫瘤広島市民病院病理部川崎医科大学川崎病院病理部/川崎医科大学 17:00-17:30 座長西阪隆先生 S2373 足部軟部腫瘍田中健大松浦博夫病理学1 (県立広島病院臨床研究検査科) 鳥取大学医学部器官病理学分野物部泰昌武田知加子 S2374 皮下腫瘍健康保険鳴門病院病理四宮禎雄 S2375 足首部皮下腫瘤広島鉄道病院臨床検査室中山宏文 5 S2362 小児脳腫瘍の一例 (バーチャルスライド) 国立病院機構岩国医療センター臨床検査科山崎理恵岡山大学大学院医歯薬学総合研究科病理学（腫瘍病理）林詠子岡山大学病院病理診断科柳井広之 10歳代、女児。３年半前に全身性間代痙攀で発症。右側頭葉に腫瘍性変化が認められたが、神経学的には異常はみられなかった。抗てんかん薬投与により発作はみられず、経過は良好であった。腫瘍は、脳表で嚢胞形成を伴っており、MRIにより経過観察をされていたが、最近になり増大傾向を認めたため、摘出された。 S2363 口蓋腫瘍広島大学大学院医歯薬学総合研究科口腔顎顔面病理病態学研究室１同病院口腔検査センター２同顎・口腔外科３同歯科放射線科４大林真理子１，安藤俊範１，２，谷亮治３，小西勝４，小川郁子２，高田隆１ 70歳代、男性。半月前に右側口蓋の腫脹を自覚し、かかりつけ歯科医の紹介により来院した。初診時、右側硬口蓋から軟口蓋にかけて潰瘍形成を伴う約3 x 2cm大の無痛性、弾性軟の腫瘍を認めた。画像では骨吸収像が観察され、上顎洞や鼻腔内への腫瘍の進展が示唆された。生検後、周囲組織を含めた腫瘍切除術が施行された。腫瘍は、黄白色充実性で、口蓋骨を破壊して増殖していた。 6 S2364 肺腫瘍岡山大学大学院医歯薬総合研究科病理学（腫瘍病理/第二病理)１岡山大学病院病理診断科/病理部２尾道市民病院外科３大野京太郎１、高田尚良１、柳井広之２、川真田修３、吉野正１ 70歳代、男性。近医にて検診目的で胸部レントゲンを施行、右下肺野に淡い結節影を認めた。 CTでは右S8に軽度造影効果のある約 20mm 大の結節影を認め、リンパ節腫脹はみられなかった。右肺癌疑いとして胸腔鏡下S8+9切除術が行われた。PRO-GRP, NSE等の腫瘍マーカーの上昇はみられなかった。呈示標本は腫瘍の代表的な割面です。 S2365 胸膜腫瘍病理診断科1)、呼吸器外科2)、同内科3)、同臨床研究部4) 、山下芳典2)、河村智一3)、谷山清己4) 国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター同齊藤彰久1)、倉岡和矢1)、竹中千恵2)、原田洋明2) 60歳代後半、男性。糖尿病の既往がある。低血糖昏睡にて、当院内科に救急搬送された。胸部CTで右胸腔内に巨大腫瘍が認められた。胸膜腫瘍の臨床診断のもと、腫瘍摘出術が施行された。腫瘍は肺と癒着しており、一部肺も合併切除された。提出された腫瘍は重量1400 g、大きさ約18.5×16 cm大であり、肉眼的には白色調充実性で柔らかい腫瘍であった。 7 S2366 リンパ節腫大 (一部バーチャルスライド) 藤原英世、定平吉都、西村広健、伊禮川崎医科大学病理学1 功、秋山隆、濱崎周次 70歳代、女性。著明な好酸球増殖症とリンパ節腫脹があり、他院にて左頚部リンパ節生検を施行され、反応性リンパ節腫大と診断された。ヒドロキシカルバミドを投薬されていたが、症状軽快せずに来院。CTにて全身リンパ節腫脹に加え脾腫・胸水貯留がみられた。診断確定目的にて再度、鼠径リンパ節生検、および骨髄検査施行、配布標本は2回目のリンパ節生検です。骨髄吸引クロット(Giemsa染色)はバーチャルスライドにて示します。 S2367 頚部リンパ節病変倉敷中央病院病理検査科堀田真智子、山内伸章、田中梓菜、和仁洋治、能登原憲司 50歳代後半、男性。20日前から左頚部～鎖骨上窩リンパ節腫脹を自覚し受診した。CTで、頚部リンパ節腫脹、両側肺の多発腫瘤（最大3cm）、傍大動脈リンパ節腫大（複数、最大5cm）、左陰嚢内の4cm大の腫瘤（5年前より自覚）を指摘された。診断目的に、頚部リンパ節生検が行われた（配布標本）。 S2368 後縦隔腫瘍岡山大学病理学(第一・免疫)1、同病院病理診断科2、徳島県立中央病院病理診断科3 板倉淳哉1、伏見宗一郎1、平麻美1、伊藤利洋1、荻野哲也1、松川昭博1、柳井広之2、廣瀬隆則3 50歳代、男性、検診で後縦隔に腫瘍を指摘され、精査にて胸椎の第9椎間孔をまたぐダンベル型の腫瘍であり、臨床的に神経鞘腫と判断され切除された。腫瘍は57×34mm大であった。配布標本は腫瘍の一部です。 8 S2369 後腹膜腫瘍 (画像有り) 島根大学医学部病理1、岡山大学医学部病理学第一2、鳥取県立中央病院検査科3 石川典由1,3、伏見聡一郎2,3、中本周3、天野知香1、原田祐治1、長瀬真実子1、荒木亜寿香1、丸山理留敬1 60歳代前半、男性。横行結腸～下行結腸全体にわたり浸潤する後腹膜内の腫瘤を認め摘出した。腫瘍は27x18x11cm, 3kgにも達する壊死の強い充実性腫瘍で、腹腔内播種病変も多数認めた。腹腔内CT画像（図1,2 ） S2370 残胃病変の一例岡山大学病院病理診断科／病理部1、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科病理学（腫瘍病理）2 田中健大1、市村浩一1、柳井広之1、吉野正2 60歳代、男性。3年前に胃体部後壁の0-IIc病変を指摘され、幽門側胃切除の結果、signet ring cell carcinoma(T2, N0, M0: Stage IB)であった。 Followの内視鏡で、上部大弯側に黄色調の6mm大の隆起性病変(Type0-IIa)が出現し、EMR-C にて病変が摘出された。 9 S2371 胃ポリープ広島市立広島市民病院病理部松浦博夫、田村麻衣子、高田晋一、同内科大江啓常、花田真理子 60歳代前半、男性。検診での胃透視で、欠損像を指摘され、当院内科を紹介受診した。胃内視鏡検査で、胃幽門前庭部小彎に20mm大の山田III型のポリープを認め、入院後にEMRにて切除された。切除病巣は亜茎性隆起性、21x17.5x15mm大であり、粘膜面には斑状のびらん性変化を認めた。 S2372 下部胆道腫瘤川崎医科大学附属川崎病院病理部1 川崎医科大学病理学１2 物部泰昌1,2、塩見達志1,2、濱崎周次2、定平吉都2 70歳代、女性。右季肋部痛が出現し、近医を受診。腹部超音波にて胆石と胆泥と伴に総胆管拡張が指摘され、精査目的にて当院に入院となった。CT、MRI、ERCPでは両葉の肝内胆管と総胆管の拡張、胆嚢結石、肝内胆管結石、下部胆管結石と下部胆管狭窄が存在し、下部胆管癌が疑われた。胆汁細胞診ではClass Ⅳで腺癌が疑われて、手術で摘出された。肉眼ではVater乳頭部に接して下部胆管に低隆起性病変(17X13X5mm) が存在した。 S2373 足部軟部腫瘍武田知加子鳥取大学医学部器官病理学分野庄盛浩平藤井信行中林基井藤久雄 10歳代、男性。数年前から左踵部に腫瘤を自覚していた。増大傾向で疼痛が出現したため近医を受診した。画像検査で皮下に2.5cm大の腫瘍が認められ、摘出術が行われた。 10 S2374 皮下腫瘍健康保険鳴門病院病理四宮禎雄 5才前後、男児。半年ほど前に右肘伸側の腫瘤に気付いており、今回摘出術を受けた。摘出材料は24x15mm，弾性やや硬、割面は淡褐色調で出血巣が混在していた。 S2375 足首部皮下腫瘤広島鉄道病院臨床検査室中山宏文同堀内賢二皮膚科 80歳代後半、女性。右足首に皮下腫瘤を自覚し、当院皮膚科を受診された。皮下腫瘤は最大径3cmで、穿刺吸引細胞診にて悪性の間葉系腫瘍が疑われ、皮膚生検が施行された。4mm パンチ生検にて、悪性線維性組織球腫の可能性が疑われたため、腫瘤の切除生検が行われた。配布標本は最大割面です。 11 日本病理学会中国四国支部学術集会 (第106回スライドカンファレンス) 診断投票用紙所属機関名　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿　ご芳名　＿＿＿＿＿＿＿＿＿演題番号題名 S2362 小児脳腫瘍の一例　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2363 口蓋腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2364 肺腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2365 S2366 胸膜腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2367 頚部リンパ節病変　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2368 後縦隔腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2369 後腹膜腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2370 残胃病変の一例　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2371 胃ポリープ　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2372 下部胆道腫瘤　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2373 足部軟部腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2374 皮下腫瘍　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ S2375 足首部皮下腫瘤　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿リンパ節腫大　＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿締め切り:10 月 21 日(金曜日)午後 5 時必着診断方法:E-mail または FAX のいずれかの方法でご投票ください。 ( E-mail での投票を歓迎いたします。) 宛先:福山市民病院病理診断科重西邦浩 E-mail: [email protected] FAX: 084-941-5159