平成18年度東北海区海況予報 第4号

平成18年度東北海区海況予報 第4号
平成18年12月12日
独立行政法人水産総合研究センター 東北区水産研究所
<<今後の見通し(2006年12月∼2007年2月)>>
(1)近海の黒潮の北限位置は,平年並∼やや北偏(36゚20 N∼37゚20 N)で推移する.
(2)黒潮系暖水の北限位置は,近海で平年並で推移する.
(3)択捉島南東沖合と釧路南東沖合の暖水塊は北東に移動する.三陸沖合の暖水塊は持続する.
(4)親潮第1分枝の張り出しは,平年並(39゚N以北)で推移する.
(5)親潮第2分枝の張り出しは,平年並(39゚N以北)で推移する.
(6)津軽暖流の下北半島東方への張り出しは,やや強勢∼やや弱勢(143゚20 E付近まで)で推移す
る.
《海況の経過(2006年9月∼2006年11月)の特徴》
(1)近海の黒潮の北限位置は,極めて南偏∼やや北偏(35゚20'N∼37゚20'N)と変化した.
(2)2005年10月に下北半島東方で発生した暖水塊が,2006年9月に色丹島南東沖に達していたが,その
後も東方に移動した*.2006年9月に下北半島東方で確認された暖水塊は,北東方向に移動した.2006
年4月に常磐沖合で発生した暖水塊は,9月以降北東方向に移動した.11月に三陸沖合に新たな暖水塊
が確認された.
(3)親潮第1分枝の南限は,9月平年並(40゚40 N)から, 10月に一時的に北偏(41゚50'N)したが,11月には
平年並(41゚20'N)に戻った.
(4)親潮第2分枝の南限は,9∼10月は平年並(39゚40 N∼39゚40 N以南)であったが,11月は確認できなか
った.
(5)津軽暖流の下北半島東方への張り出しは,9月∼10月はかなり強勢であったが,11月は平年並となっ
た.
(6)東北海区の表面水温は,9月および11月は平年より高め,10月は平年より低めであった.
《現況(2006年11月下旬∼12月上旬)の特徴》
(1)近海の黒潮の北限位置は,平年並(37゚10 N)である.
(2)暖水塊が,択捉島南東沖合約270km*,釧路南東沖合約250km,三陸沖合約350km*にある.
(3)親潮第1分枝の張り出しは,平年並(41゚20 N)である.また,冷水域が三陸沖合に分布する.
(4)親潮第2分枝の張り出しは,不明である.
(5)津軽暖流の下北半島東方への張り出しは,やや強勢(143゚20 E)である.
注: 現況および今後の見通しは図を参照のこと.
「近海」は146゚E以西,「沖合」は146゚E以東を表す.
* 表面水温・人工衛星情報による
東北海区沿岸水温予報(2006年)
海域
経 過
(9∼11 月)
三陸北部 定地水温
(青森県太 9 月:平年並,10 月:やや低い
平洋沿岸; 11 月:平年並
青森水研セ
津軽暖流流勢指標(9 月)
発表)
各層最高水温 0m 層:高い,50m 層:低
い,100m 層:やや低い
水塊深度:平年並
張り出し位置:平年並
現況(11 月下旬∼
12 月上旬)
見通し
(12∼2 月)
見通しの背景
特異現象
(漁海況)
津軽暖流の水温は平 沿岸定地水温は,これまでの 不漁で経過していた今期のス
定地水温
ところ概ね平年並で推移して ルメイカ漁であるが,11 月下
11 月下旬:平年並∼やや高い 年並で推移する.
旬に太平洋側(白糠)の定置・
いる.
12 月上旬:平年並
釣りでまとまった漁獲がみられ
津軽暖流の東方への 12月の日本海沿岸定線観測結 た.
津軽暖流流勢指標(12 月)
張り出しは平年並から 果では,対馬暖流の勢力はか
各層最高水温:平年並
やや弱めで推移する. なり弱勢であった.
水塊深度:平年並
張り出し位置:やや強め
津軽暖流は引き続き 経過期間中から水塊配置の
本県沿岸10海里以内の表
三陸中部 9月
(岩手県沿 表面:県南部沖合0∼20 海里で 1∼3℃ 面水温は全域で13℃台で, 本県沿岸全域に分布 変化が見られないことから,沿
程度高め,県中部沖合30∼40 海 津軽暖流に覆われている.(衛 し,その沖側を親潮第 岸は平年並で推移するものと
岸;
一分枝が南下する水塊 予想される.
里から県南部沖合30∼50 海里に 星画像)
岩手水セ
かけて 1∼2℃程度低めの他は平 200m 深で 5℃以下の水帯 配置となることが予想さ 季節変動として沖合へ親潮
発表)
が襟裳岬から県中部沖合60∼ れる.
年並
系冷水が流入してくることか
100m:県中部沖合10∼30 海里で 3℃程 90 海里を南下し,その先端は 水温は,沿岸は平年 ら,沖合は平年並∼やや低め
度高めの他は平年並∼6℃程度低 県南部沖合100 海里にある. 並,沖合は平年並∼や で推移するものと予想される.
(JAFIC 情報)
や低めで推移する予
め
想される.
10月
表面:県北部沖合30∼40海里で1℃程度
高め,県南部の距岸10 海里以内
で 2℃程度高めのほかは概ね平
年並
100m:東経142°20′以東で 1∼5℃程
度低めのほかは平年並
11月
表面:尾埼沖合30∼50 海里付近で 1℃
程度低めのほかは平年並
100m:黒埼沖合20 海里付近で 2℃程度
高め,トドヶ埼沖合20∼50 海里か
ら椿島沖合30∼50 海里付近にか
けて 1∼6℃程度低めのほかは概
ね平年並
12 月上旬に定置網へ大型
スルメイカ(外套長30cm 台)の
まとまった入網があった.
定置網のアキサケは,盛漁
期後半である12月上旬に漁獲
が集中した.
9月には,表面水温は概ね 22∼25℃ 11月下旬には,表面水温 142゚50′E以東の雄 「沿岸定線データを用いた宮 ・マイワシの水揚げが好調に
三陸南部
(宮城県沿 台で,平年並または平年より1∼3℃高め は概ね 12∼15℃台で,平年 勝沖合(38゚30′N)周辺 城県沿岸海域の海況予測モデ 推移している(9∼11 月の
であった.100m 深水温については,雄 並または1∼2℃低めであっ では,1月には平年よ ル」によって海況予測を実施 水揚量は対前年で448%)
岸;
り低めだが,2月には した.
宮城水セ 勝沖合(38 ゚30′N)周辺の142 ゚30 E以東 た.
発表)
の沖合海域を中心に3℃以下の冷水が また 100m 深水温について 平年よりやや高めで推 (2006 年12 月の類似年は
1997 年 12 月であった)
存在して平年より3∼7℃低く,一方,亘 は,雄勝沖合(38 ゚ 30′N)の 移する.
理沖合(38 ゚N)周辺の海域は15℃前後の 142 ゚ 50 Eの海域では 4∼ 沿岸よりの海域で
暖水に覆われ平年より1∼5℃高めであ 11℃,そのほかの海域では概 は,1月から2月にか
った.
ね 9∼14℃台であった.平年 けて,ほぼ平年並で推
10月上旬には,表面水温は概ね20∼ との比較では,雄勝沖合 142 ゚ 移する.
23℃台で,平年並または平年より1∼3℃ 50 Eの海域では2∼8℃低 この他の海域では,
高めであった.100m 深水温は,12∼ め,そのほかの海域では平年 1月に平年より低めだ
15℃台となり,ごく沿岸域を除き1∼4℃ 並または1∼3℃低めであっ が,2月には,ほぼ平
高めであった.
た.
年並で推移する.
10月下旬には,表面水温は概ね 15∼
(親潮系水の影響等に
19℃台で,平年並または1∼2℃高めで
よって,1月には沖合
の全海域で,平年より
あった.100m 深水温は 12∼16℃台であ
低めだが,2月につい
り,平年並または平年より1∼3℃高めで
ては,ほぼ平年並で推
あった.
移するとみられる)
常磐北部
(福島県沿
岸;
福島水試
発表)
期間を通して本県沖距岸30 海里付近より 黒潮系暖水の勢力が強まり, 灘側では平年並みの 統計的手法による予測では現 ・シラスの水揚量が 10 月から
灘側に親潮由来とみられる低塩分水の分 本県沖中南部海域の 20 海里 水温となるが,本県南 状の水温の高め傾向は期間後 急増し,10 月は過去5 年比で
布が継続したが,沖合では黒潮系暖水の より沖合を中心に広く波及が 部海域沖を中心に暖水 半に向け収まり,偏差の偏りも 168.2%とここ 5 年で最高の水揚
顕著な波及が継続し,距岸 50 海里以内 みられた.水温は表面で平年 波及が継続し,沖合で 1 ヵ月後にはなくなり,海域全 を記録した昨年並みであっ
の 100m 深における平均水温は平年より より極めて高い水温を記録し は平年よりやや高めの 体で一様に平年並みの水温と た.
た定点も多くみられ,100m深 水温で推移すると予測 なると予測された.しかし現況 ・12 月,海洋観測の塩屋埼沖
やや高めが続いた.
では黒潮続流の北限が福島県 距岸60 海里より沖合の定点の
水温の距岸50 海里内平均で される.
沖にかかっており,この影響は 200m 深において 14℃以上の
は平年よりやや高めとなった.
しばらく継続するとみられるた 水温を記録した.
め,本県沖への暖水波及傾向
はしばらく継続するとみられ
る.
常磐南部
∼鹿島灘
(茨城県沿
岸;
茨城水試
発表)
9月は黒潮系暖水が常磐北部から波及 黒潮はN型で南偏している 水温は全ての水深帯 水温は,季節変動として1∼ 10月下旬頃,マイワシが常
した.表層水温は23∼26℃台で,「やや .また,本県沖合の143°E付 で12月∼2月にかけて 2月は下降する傾向がある.ま 陸那珂港にて大量に釣れてい
低い」∼「高い」となった.また100m深水 近に暖水塊が発生している. 徐々に下がると推測さ た,12月現在,本県沖合の143 るとの情報があった(後にそれ
°E付近に暖水塊が存在し,こ より約1ヶ月前から釣れていた
温は10∼14℃で,常磐南部で「やや低い 黒潮系暖水が鹿島灘の南方 れる.
」∼「高い」,鹿島灘で「極めて低い」∼「 から常磐南部に向かい波及し 平年偏差は親潮系水 の影響から平年偏差は概ね正 との情報もあった).さらにそ
やや高い」となった.
ており,表面水温は16∼22℃ が南下した場合に低く 偏差である.今後急激な海況 れから1週間後頃に大洗港に
10月は中旬以降,黒潮が鹿島灘沖から で,常磐南部で「やや低い」∼ なるが,期を通じて概 の変化(親潮系水の急激な南 おいてもマイワシやイナダが
常磐南部沖を急激に北上した.表層水温 「極めて高い」.鹿島灘で「平 ね「平年並み」∼「高い 下)がなければ,このまま1∼2 大量に釣れているとの情報が
は20℃∼26℃で,常磐南部で「低い」∼「 年並み」∼「高い」となった.ま 」で推移すると推測され 月まで正偏差が続くと考えられ あった.11月中旬以降は釣れ
平年並み」,鹿島灘で「平年並み」∼「高 た100m深水温は14∼20℃で る.
る.
なくなった様であった.
い」 となった.また100m深水温は12∼2 ,常磐南部で「平年並み」∼「
0℃で常磐南部で「やや低い」∼「極めて 極めて高い」,鹿島灘で「平年
高い」,鹿島灘で「やや低い」∼「やや高 並み」∼「高い」となった.
い」となった.
11月は黒潮系暖水が鹿島灘を中心に
南部から波及した.表層水温は18∼25℃
で,常磐南部および鹿島灘で「平年並み
」∼「極めて高い」となった.また100m深
水温は15∼19℃で常磐南部で「平年並
み」∼「高い」,鹿島灘で「平年並み」∼「
極めて高い」となった.
階級区分(出現率)
極めて高い(2.5%)
高い
(7.5%)
やや高い (20%)
平年並み (40%)
やや低い (20%)
低い
(7.5%)
極めて低い(2.5%)
三陸北部
+2.4℃∼
+1.6∼+2.3℃
+0.7∼+1.5℃
+0.6∼-0.6℃
-0.7∼-1.5℃
-1.6∼-2.3℃
-2.4℃∼
各階級の水温平年偏差の範囲
三陸南部
三陸中部
距岸10 海里内
距岸10∼70 海里
+4.0℃∼
+2.5∼+3.9℃
+1.0∼+2.4℃
+0.9∼-0.9℃
-1.0∼-2.4℃
-2.5∼-3.9℃
-4.0℃∼
+6.0℃∼
4.0∼+5.9℃
1.5∼+3.9℃
1.4∼-1.4℃
1.5∼-3.9℃
4.0∼-5.9℃
-6.0℃∼
+2.4℃∼
+1.6∼+2.3℃
+0.7∼+1.5℃
+0.6∼-0.6℃
-0.7∼-1.5℃
-1.6∼-2.3℃
-2.4℃∼
常磐北部
+4.0℃∼
+2.5∼+3.9℃
+1.0∼+2.4℃
+0.9∼-0.9℃
-1.0∼-2.4℃
-2.5∼-3.9℃
-4.0℃∼
常磐南部∼鹿島灘
+4.0℃∼
+2.5∼+3.9℃
+1.0∼+2.4℃
+0.9∼-0.9℃
-1.0∼-2.4℃
-2.5∼-3.9℃
-4.0℃∼
表.海況の経過①
2006年1月
房総半島
離岸距離
2006年2月
2006年3月
2006年4月
2006年5月
2006年6月
60海里
やや離岸
30海里
やや接岸
50海里
平年並
70海里
やや離岸
20海里
接岸
40海里
平年並
143゚30’Eで35゚
30'N以北
やや南偏
142゚40’Eで35゚
10'N
極めて南偏
141゚30’Eで35゚
20'N
やや南偏
143゚40’Eで36゚
10'N
やや南偏
141゚20’Eで35゚ 144゚Eで36゚N以北
10'N
やや南偏
極めて南偏
不明
不明
146゚40’Eで36゚ 146゚Eで36゚10'N
10'N以北
黒
近海の
潮 北限
域
沖合の
北限
149゚20’Eで35゚N以 不明
北
黒潮系暖水 143゚20’Eで38゚
近海の北限 10'N
黒潮系暖水 不明
混 沖合の北限
暖水塊
中心位置
合 (T100MAX)
146゚Eで37゚40'N 143゚Eで38゚10'N 142゚50'Eで38゚
以北
20'N
148゚20'Eで39゚
40'N以北
143゚30’Eで38゚20'N
147゚20'Eで39゚N 147゚30'Eで40゚N 148゚10'Eで39゚ 147゚Eで40゚40’N以北
以北
以北
50'N以北
155゚Eで40゚30’N
41゚N,145゚E
42゚10'N,147゚E* 42゚30'N,146゚
(7℃)
36゚50'N,143゚40’E 50'E*
37゚30'N,143゚30’E (11℃)
37゚20'N,143゚30’E
(13℃)
(10℃)
暖水域中心 無し
域 位置
(T100MAX)
145゚Eで38゚
10'N
42゚30'N,147゚
43゚N,148゚E*
30'E*
37゚50'N,144゚
38゚N,142゚30’E
30’E(12℃)
(11℃)
37゚40'N,144゚20’E
(13℃)
42゚40'N,148゚E*
39゚30'N,143゚50’E
(9℃)
37゚20'N,144゚E
(12℃)
無し
無し
無し
無し
41゚20'N,145゚
30'E(3℃)
38゚50'N,145゚50’E
(9℃)
無し
無し
無し
無し
暖水舌
(T100MAX)
無し
無し
冷水域
中心位置
(T100MIN)
無し
35゚40'N,143゚40’E 35゚40'N,141゚E
(8℃)
(8℃)
36゚20'N,145゚E 36゚50'N,142゚
(4℃)
10'E(9℃)
37゚10'N,143゚40’E 36゚30'N,142゚
(7℃)
50’E(9℃)
37゚30'N,142゚
37゚N,147゚E
20'E(7℃)
(7℃)
35゚30'N,145゚20'E
(14℃)
36゚40'N,142゚E
(9℃)
143゚20’Eで
41゚N以南
142゚40’Eで
37゚50’N
143゚10’Eで
39゚20’N
143゚10’Eで
38゚40’N
142゚30’Eで
38゚20’N
親潮
第1分枝
親 先端緯度
142゚40’Eで
38゚20’N
第1分枝に 39゚20’N
潮 連なる冷水 143゚E
(T100MIN)
(4℃)
36゚50'N,141゚40’E 無し
(4℃)
無し
無し
無し
親潮
域 第2分枝
先端緯度
145゚20’Eで
39゚40’ N以南
146゚Eで
39゚30’ N以南
145゚50’Eで
39゚20’ N以南
146゚10’Eで
38゚40’ N以南
144゚30’Eで
39゚40’ N
無し
無し
無し
無し
38゚40'N,144゚10'E
(3℃)
142゚10’E
(6℃)
142゚30’E
(7℃)
142゚20’E*
142゚20’E
(10℃)
145゚30’Eで
40゚N以南
第2分枝に 無し
連なる冷水
(T100MIN)
津
軽 下北半島東 142゚30’E
142゚30’E
暖 方での張り (7℃)
(7℃)
流 出し
(T100MAX)
*表面水温・人工衛星情報による.
表.海況の経過②
2006年7月
房総半島
離岸距離
2006年8月
2006年9月
30海里
やや接岸
60海里
やや離岸
20海里
接岸
141゚50'Eで35゚
10'N
極めて南偏
142゚20'Eで35゚N 140゚40'Eで35゚
極めて南偏
20’N
極めて南偏
2006年10月
2006年11月
2006年11月下旬
∼12月上旬
40海里
平年並
80海里
離岸
100海里
離岸
143゚30'Eで36゚
40’N
平年並
145゚Eで37゚20’N
以北
やや北偏
142゚30’Eで37゚10’N
平年並
149゚50'Eで37゚
40'N以北
147゚40'Eで37゚
20'N以北
不明
黒
近海の
潮 北限
域
沖合の
北限
147゚Eで35゚20'N 不明
黒潮系暖水 143゚20’Eで38゚
近海の北限 20'N
145゚10'Eで40゚
20'N
黒潮系暖水 148゚Eで39゚50'N 146゚30'Eで39゚
混 沖合の北限 以北
40'N
暖水塊
中心位置
合 (T100MAX)
42゚30'N,148゚E*
39゚30'N,148゚E
(10℃)
37゚N,143゚50'E
(15℃)
暖水域中心 40゚10'N,146゚
域 位置
10'E(9℃)
(T100MAX)
不明
141゚50'Eで40゚N 144゚30’Eで38゚
50'N以北
146゚Eで39゚40'N 144゚Eで39゚10'N
153゚Eで39゚50'N 148゚Eで39゚50'N 147゚Eで40゚N
以北
以北
以北
不明
42゚40'N,147゚
30'E*
39゚50'N,145゚
40'E(11℃)
37゚10'N,143゚
50'E(15℃)
43゚N,148゚E*
40゚40'N,145゚
30'E(10℃)
37゚30'N,143゚
30'E(14℃)
43゚N,149゚30’E*
41゚10'N,146゚
20'E(8℃)
39゚N,146゚E*
38゚40'N,148゚
30'E(11℃)
無し
43゚N,148゚30'E* 43゚N,149゚E*
40゚50'N,145゚
41゚10'N,145゚
20'E(10℃)
50'E(10℃)
39゚N,146゚40'E
(12℃)
38゚10'N,144゚
20'E(16℃)
42゚40'N,144゚
40'E(8℃)
無し
37゚40'N,141゚
30'E(18℃)
37゚30'N,143゚
50'E(16℃)
無し
有り(16℃)
無し
無し
36゚20'N,142゚
50'E(8℃)
37゚30'N,145゚
20'E(3℃)
39゚10'N,144゚
30'E(3℃)
36゚30'N,142゚
20'E(12℃)
37゚30'N,145゚
20'E(4℃)
39゚30'N,143゚
50'E(3℃)
40゚10'N,146゚
10'E(5℃)
40゚30'N,143゚
20'E(5℃)
38゚20'N,142゚
50'E(7℃)
39゚40'N,144゚E
(4℃)
無し
暖水舌
(T100MAX)
無し
無し
冷水域
中心位置
(T100MIN)
36゚N,142゚40'E
(11℃)
無し
144゚20'Eで
38゚40'N
144゚40'Eで
38゚20'N
143゚50'Eで
40゚40'N
144゚Eで41゚50'N 144゚20’Eで41゚
20'N
144゚10’Eで41゚
20'N
第1分枝に 38゚40'N
潮 連なる冷水 142゚20'E
(T100MIN)
(4℃)
38゚30'N
142゚20'E
(4℃)
39゚30'N
143゚20'E
(3℃)
無し
無し
無し
親潮
域 第2分枝
先端緯度
147゚10'Eで
39゚20'N
146゚Eで
39゚40'N
145゚Eで
39゚40'N以南
不明
不明
不明
無し
39゚30'N,143゚
40'E(3℃)
不明
不明
143゚E(16℃)
143゚20’E(13℃)
親潮
第1分枝
親 先端緯度
147゚10'Eで
40゚10'N
第2分枝に 無し
連なる冷水
(T100MIN)
津
軽 下北半島東 143゚E
143゚E
暖 方での張り (12℃)
(13℃)
流 出し
(T100MAX)
*表面水温・人工衛星情報による.
143゚30'E(15℃)144゚E(16℃)
現況 (11月下旬∼12月上旬)
WR
O1
TW
WR
C
WR
C
KE
図1.現況の模式図.
赤色:200m水温14℃以上の水域(黒潮続流)
黄色:100m水温10℃以上の水域(黒潮系暖水)
緑色:100m水温5℃以上10℃未満の水域
青色:100m水温5℃未満の水域(親潮水域)
KE:黒潮続流 WR:暖水塊 TW:津軽暖流
O1:親潮第1分枝 O2:親潮第2分枝
W:暖水域 C:冷水域
今後の見通し(1月下旬を想定)
WR
TW
O1
WR
O2
WR
KE
図2.今後の見通しの模式図(1月下旬を想定).
赤線:200m水温14℃等温線(黒潮続流)
緑線:100m水温10℃等温線(黒潮系暖水北縁)
青線:100m水温5℃等温線(親潮水域南縁)
KE:黒潮続流 WR:暖水塊 TW:津軽暖流
O1:親潮第1分枝 O2:親潮第2分枝
W:暖水域 C:冷水域