NTT労組第8回中委追加議案

NTT労組第8回中央委員会「追加議案」
2004年1月29日
NTT労働組合
「年金付生命共済」問題につい
「年金付生命共済」問題について
中央執行委員会は、
「年金付生命共済」問題の経過について、NTT労組新聞・号外(1月
15日)で報告しましたが、このような厳しい状況に至ったことに対し、組合員に大変な心配
と迷惑をかけたことを組織全体で重く受け止め、
「このような事態を二度と起こしてはならな
いことと、過去の負の遺産を早期に解消し組織の発展に全力を挙げる」との決意をふまえ、今
日までの本問題の組織的ケジメとNTT労組の今後の対処について、第8回中央委員会「追加
議案」として提起します。
1.情報労連第33回中央委員会承認内容
情報労連は、第33回中央委員会(1月22日開催)で、本問題に対する経過と今後の対応
について追加議案(別紙)として提案し満場一致で承認されています。そのポイントは次のと
おりであります。
(1)債務会社である東京ゼネラルは事実上破綻したものと認識する。
(2)今後の対応については、弁護団に諮りつつ考え得る限りの債権回収を検討し対応する。
(3)今後の対応にあたって、組合員、加入者への負担をかけない。また、債権の完全回収が
極めて困難な状況をふまえつつ、「過去の負の遺産」をできるだけ早期に解消する。
(4)そのため、今後の情報労連事業からの返済、組織の可能な限りの経費削減努力等により
全力で返済する。
(5)これまでの組織的ケジメについては、これを再確認することとし、今後の推移を睨みつ
つ中央執行委員会で最終決定する。また、債務会社東京ゼネラルの事実上破綻をふまえ、
情報労連共済本部の責任について明確にする。
(6)現制度「年金共済《ひろがり》
」の一層の安定・安全と魅力ある制度へ不断の努力を行
なう。
(7)以上のことを追加議案として提案・承認後、本件に関する責任問題について、情報労連
第14回中央執行委員会(1月22日開催)決定をふまえ、次のとおり口頭提起し承認
されています。
①基本的には、2000年当時の組織的ケジメとして行なった責任内容を再確認し、今後、
新たな事実が無い限りは、この対応とする。
ⅰ.原初の契約をした情報労連事業部常勤役員(既に退職)の当事者責任および役員責
任(幹部責任)として退職金の全額もしくは一部返還。
ⅱ.1993年当時、情報労連事業を推進するにあたって、事実上重要な立場にあった
全電通(現NTT労組)四役からの、役職に基づく応分の金員の徴収。
ⅲ.原初の契約の償還時に償還できなかった情報労連事業部常勤役員および2000年
時点の情報労連事業部常勤役員の報酬の一部カットおよび引責辞任、さらには道義的
責任としての退職金の全額もしくは一部返還。
ⅳ.2000年当時の情報労連事業部非常勤役員からの応分の金員の徴収。
その他、NTT労組専従役員での再建に向けたカンパ活動を実施。
②2000年時の対応以降、今日まで、債権の回収と年金共済「ひろがり」としての制度
改革を行なってきたが、極めて残念であるが今日、東京ゼネラルの事実上の破綻によっ
て多額の債権が回収不能の見込みとなった。これらの状況からも情報労連共済本部現職
役員の道義的責任として、同役員会からの報告を踏まえ、支給されている報酬の減額措
置を行い、労連事業再建基金へ自主返納し返済金に充当する。
2.NTT労組の今後の対処について
NTT労組としては、情報労連第33回中央委員会承認もふまえ、今後の対処は次のとお
りとする。
(1)事実上破綻をした東京ゼネラルに対する債権回収は、今後想定される破産手続きに情報
労連も債権者として参加するなど、情報労連と連携を強化し可能な限りの債権回収に全
力をあげることとする。
(2)しかしながら、債権の完全回収は極めて困難な状況に立ち至ったとの認識に立たざるを
得ず、「過去の負の遺産をできるだけ早期に解消し、NTT労組の信頼回復と発展をは
かる」との基本的考え方に立って、具体的には次のとおり対処することとする。
①NTT労組がストライキ資金を担保設定し借り入れている借入金残高約189億円の返
済にあたっては、組合員に組合費負担など求めないこと、実質的にストライキ資金は減
損させないことを基本に以下の返済計画で対処することとする。
ⅰ.一時返済等について
a)情報労連からの当面の返済金・・・・・ 5億円
b)事業経費特別会計からの支出・・・・・15億円
c)セーフティーネット基金からの支出・・30億円
前a)∼c)の50億円の一時返済金とあわせ、現状の返済計画に基づく1月末の第
8回の返済金約8億円により、3月末に約130億円まで減額させることとする。
ⅱ.その後の返済計画について
a)事業経費特別会計より、現状の返済計画に基づく7月の返済分約8億円、その後、
毎年度16億円程度の返済を行なう。
b)今日までの組織的責任として徴収した拠出金等および現役役員の責任による報酬
の減額措置等で自主返納する資金については、
「労連事業再建基金」として情報
労連が管理し、債権回収に関わる弁護団費用等の支出以外はNTT労組への返済
金に充当する。
c)情報労連事業部が管理している東京ゼネラルからの代物(現物)返済分の売却金、
および今後の債権回収金については、そのすべてをNTT労組への返済金に充当
する。
ⅲ.以上の返済計画により、5年を目途に完済することをめざす。
②NTT労組から情報労連への貸付金については、今後の回収状況等をふまえて専門家と
も相談しつつ検討し、組織的手続きを行って対処することとする。
(3)以上のように当面は、組織にとって極めて厳しい状況であるとの認識で、
「負の遺産を
早期に解消し、組織の信頼回復と発展をはかる」ことを基本に、返済計画に基づいた早
期完済に全力をあげることとする。また、返済計画に関わるストライキ資金の担保設定
のあり方および今後の組織・財政・福祉活動の課題について、次期全国大会に向けト検
討を行なうこととする。
(4)役員の責任について
①本問題の発生責任等については、2000年に当時の状況における取り得る最大限の役
職に応じた責任内容について再確認し、既にそれぞれの責任内容に応じて対応した者に
ついて、情報労連第33回中央委員会承認(組織的ケジメ)もふまえ、NTT労組とし
てもその内容を確認することとする。
②2000年以降も債権回収に全力を挙げてきたにも関わらず、その責任を果たせなかっ
たことから、現職役員の責任として次のとおり報酬減額措置を行い「労連事業再建基金」
へ自主返納をおこなうこととする。
ⅰ.対 象
a)今日まで「年金付生命共済」問題を扱ってきた経緯をも踏まえ、中央本部を含め
た企業本部三役・総支部代表者会議の専従役員メンバーとする。
b)上記以外の専従役員については、組織的に重要な課題であるとの立場から、一定
の自主的拠出金を要請することとする。
ⅱ.措置内容
2004年3月の月例報酬から30%∼10%減額措置3ヶ月間とする。
ただし、一定の拠出金を要請する役員については、月例報酬の10%減額措置1ヵ月
とする。
以 上