P R E V I EW 香月泰男作品が並んだ広々とした新スペースの展示風景。香月泰男展名古屋で開廊して年になる弥栄画廊（やさかがろう）が、この度今までのギャラリーの隣に新たな「昭和年（１９８５）、開業当初の小さなスペースで自分の画廊を始めるにあたって、最初に企画したを受けるという。ような作品はじっくりと見ることができ、強く感銘手な色彩感はないが画家の技巧と気持ちが詰まった込めたような、重厚なマティエールをもつ作品。派最も多く扱うのは、１９６０年前後の玄妙な黒を塗りまで様々に変化するスタイルはいずれも魅力的だが、る重要な作家となっている。初期から最晩年に至る香月泰男は弥栄画廊にとって、開廊時から扱い続け覚を取り入れた独自の目線で紹介している。中でもり、現在も当時の扱い作家を中心に、常に新しい感同画廊は、これまでさまざまな分野において国内外で活躍した近代作家たちの作品を幅広く扱ってお本の戦後美術を代表する画家、香月泰男展を開催する。展示スペースを構え、新スペース開廊記念として日 28 っています。それから年経ち、再び今の時代ならで感性に共感してくれる多くの方と出会い、今につなが顧客もないときでしたが、その展覧会を通じて自分ののが香月泰男の展覧会でした。画廊を始めて間もない、 60 今回の展覧会では、号の大作から小品までの油彩のほか、香月の制作においてもうひとつの重要な作品も、ここではゆったりと鑑賞することができる。にも耐えられるよう十分な広さを用意。存在感ある新スペースはスタイリッシュなモダンアートの色彩を際立たせるグレーの壁面が特徴で、大作の展示とには、意味があると思います」（代表・居松靖氏）はのコレクションを新しいスペースで見ていただくこ 30 点以上の作品を展示。ギャラリーによる現在の目表現となった素描作品、その他版画やおもちゃなど 30 力に迫る。（編集部）線で丁寧にセレクトされた作品群で、香月泰男の魅 30 4月25日（木）〜5月25日（土）弥栄画廊名古屋市中区栄2-1-1 日土地名古屋ビル2F tel. 052-203-0150 【会期】【会場】 66