日本のバイエル Bayer in Japan Harmony No.48 December 2002 ドイツ・バイエル社 ヴェルナー・ヴェニング社長が来日 Bayer CEO Werner Wenning in Japan 11月20日、ドイツ・バイエル社のヴェ ルナー・ヴェニング社長が来日した。 2002年4月に就任以来、CEOとして初め ての訪問となる。 ヴェニング社長は、3日間の短い滞在 期間の中で日本および韓国のバイエル幹 部との社内ミーティングやエグゼクティ ブとマネージャー向けのプレゼンテーシ ョンなどのスケジュールをこなし、22日 には、在日ドイツ人記者との朝食説明会、 日本のメディア向けの記者会見に出席 した。 記者会見には54名の記者が出席した。 今回は、一般紙、業界紙など国内のメデ ィアに加え、韓国の記者の出席もあった。 ヴェニング社長は、新生バイエルの事業 戦略や組織再編の進捗状況、アジア・太 平洋地域での事業計画についてプレゼン テーションを行い、記者からの活発な質 疑に応じた。 (詳しい内容は、2∼3pで紹介) Werner Wenning made his first visit to Japan as Bayer CEO. From November 20th to 22nd, he conferred with Bayer executives besides making presentations to the Japanese and German press on the progress in formulating the new strategy and in forming the new Bayer organization as well as on business plans for the region (see pp. 2-3 for more). Bayer in Japan ドイツ・バイエル社 ヴェルナー・ヴェニング社長来日 「日本およびアジア・太平洋地域の市場ポテンシャルを最大限に開発」 Bayer CEO Werner Wenning in Japan Develop Japan and Asia-Pacific to their fullest potential 日本のバイエル 11月20日、ドイツ・バイエル社のヴェ ルナー・ヴェニング社長が来日した。 2002年4月にドイツ・バイエル社の新社 長に就任後、CEOとしては初めての訪問 となる。新生バイエルを積極的にアピー ルした3日間となった。 翌日の21日には、日本および韓国のバ イエルのエグゼクティブおよびマネジャ ーを対象に、組織再編、アジア・太平洋 地域におけるビジネス、今後の事業戦略 などについてプレゼンテーションを行っ た。22日には、在日ドイツ人記者との朝 食説明会のほか、主に日本のメディアを 対象とした記者会見が都内のホテルで開 催された。 記者会見には、国内メディアと韓国か らの記者、あわせて54人が参加。会見の 席上には、ヴェニング社長、ミヒャエ ル・ポートフ日本・韓国バイエル代表、 マルコス・ゴメス氏(韓国バイエル社社 記者会見で記者の質問に答えるヴェルナー・ヴェニング社長(右) 長)、フランク・ヴィタゼク氏(日本の バイエル財務最高責任者兼バイエル株式 会社専務)が並んだ。 質問に答えるミヒャエル・ポートフ代表(左) 国内のみならず韓国からも記者があつまった。 2 Harmony December 2002 Business Notes 社内プレゼンテーション 社内プレゼンテーションをするヴェニング社長 ヴェニング社長は、記者会見でのプレ (カオジン)に世界的規模の生産拠点を 記者会見後は、ドイツ大使公邸で開か ゼンテーションの冒頭で「バイエルグル 建設中であることを述べた。また、日本 れた午餐に出席。その後、夕食会に出席 ープのために日本およびアジア・太平洋 のバイエルについては、バイエル クロッ し、3日間の充実したスケジュールを終 地域の市場開発に注力したい」とアピー プサイエンス株式会社の発足や、勃起不 えた。 ル。そして、新生バイエルの新組織構造、 全(ED)治療薬「レビトラ」 (2003年に 2002年第3四半期の世界のバイエルグル 日本で上市を予定) 、 「シプロOD」 「テル ープの財務状況について、ヘルスケア、 ミサルタン」についてもコメントした。 農薬、高分子材料、化学品の各事業につ いて述べた。 プレゼンテーション後は、活発な質疑 応答が展開され、記者からは、今後の その後、日本と韓国を中心としたア M&A、アジア地域への投資計画につい ジア・太平洋地域の状況を報告。アジア て多くの質問が集まり、バイエルのアジ 地域への投資計画については、高分子材 ア・太平洋地域での展開に大きな関心が 料部門でタイのマプタットと中国の 寄せられていることがうかがわれた。 ディナーで日本のバイエルのスタッフと歓談する ヴェニング社長 ドイツ人記者との朝食説明会での ヴェニング社長(中央)とポートフ代表(左) 、 右はシュプリンガー広報本部長 ドイツ人記者と懇談するヴェニング社長(左) From November 20th to 22nd, Werner Wenning made his first visit to Japan as Bayer CEO. On the second day, he held a conference with Bayer executives from Japan and Korea, where he delivered a speech on Bayer’s reorganization, the present business situation in the Asia-Pacific region and on the business strategy. The third day, a breakfast meeting was held with German journalists in Japan, followed by a press conference for 54 representatives of national dailies and business papers not only from Japan but also from Korea, with Dr. Michael Portoff, Marcos Gomez, and Frank Witasek. After explaining the structure of the new Bayer organization and reporting Bayer world results for the first three quarters of 2002, Wenning went into detail on AsiaPacific operations, mainly in Japan and Korea, with special mention of Bayer CropScience K.K. and the launching of new drugs in 2003. He then had a lunch with German executives in Japan at the German ambassador’s residence, and attended a dinner. ヴェニング社長と日本・韓国バイエルの幹部一同 Harmony December 2002 3
© Copyright 2024 ExpyDoc