特集 農業・くらしの絆づくり - JAいわて花巻

地 域 に 密 着 し て い る J A だ か ら こ そ で き る こ と
J Aいわてグループでは3年に一
度、J A大会を行っています。これ
は、J Aの組合員、役職員が向こう
3年間、組合員の営農・生活を良く
するためにこういう方向に向かって
行こう!という大きな方針を決定す
るものです。
今大会のテーマは
﹁
﹃協同﹄
でつな
ぐ 強 い﹃絆﹄
∼農 を 通 し て 地 域 と と
もに生きる∼﹂
としました。
こ れ は、東 日 本 大 震 災 で 改 め て
﹁つ な が り﹂や﹁絆﹂の 大 切 さ を 身 に
し み て 感 じ る と と も に、私 た ち は
地 域 と と も に 生 き る 組 織 と し て、
農 業 だ け で な く、地 域 づ く り に 貢
献していく組織であることを再認
識したからです。
そ う し た こ と か ら、今 大 会 で は、
J Aの得意分野を生かして
﹁くらし
フーズ
︵株︶
﹁飲むヨーグルト﹂
の試食提供や
﹁き
後 継 者が
地 域 農 業の
大切さを実感
は な ま き Kid s農 業 塾
J Aいわて花巻では
﹁はなまきKid s 農
なこ餅﹂
の振る舞いなどを行っています。子ども
ト実演などを通じて、消費地で地元農産物が
えさせるもの。首都圏での販売促進やイベン
植え付け、地域リーダーとしての自覚を芽生
重要性を早い時期に次代を担う子どもたちに
この塾は、食料供給を担う農業・農業者の
ら開校しています。
自信を持つ瞬間でもあります。
始めます。地 元で生 産される農 産 物に誇りと
﹁岩手の花巻から来ましたー!﹂
と大きな声も出
いう言 葉や笑 顔をもらうと嬉しく感じたのか
呼び込みを開始。お客さまから
﹁おいしい!﹂
と
たちは、少し恥ずかしげな表情をみせながらも
餅に、農業・農産物への思いを首都圏の住民に
東 京 大 手 町にあるJ Aビル内の農 業・農 村
うよう、人づくりを進めています。
伝えようと直筆メッセージを添え250セット
販売される様子を肌で感じ、両親と地域、そ
対象者は管内の小学校5・6年生。﹁家の光﹂
を 配 布 しました。子 ど も たちは 試 行 錯 誤 し、
長やJ A青年部・女性部の協議により各支店
花 巻 産のリンゴ
﹁ふじ﹂
やJ A子 会 社ハヤチネ
J A新いわて女性部松尾中央支部では毎年、
八幡平市野駄の市立松野小学校で児童の農業
体験をサポートしています。
同校での食育活動は今年で8年目。平成
年 は 種 ま き を 6 月 に 行 い、部 員 が 見 守 る 中、
3年生が枝豆と大豆の種を、4年生はジャガ
イモとニンジンの種をそれぞれまきました。
そして9月、いよいよ収穫の日。今年は大
豊作で、3、4年生ともにたくさんの野菜を
穫 る こ と が で き ま し た。子 ど も た ち か ら は
﹁もっと少ないかと思っていたのでびっくり﹂
、
﹁シチューにして食べたい﹂
などの声が挙がり
収穫の喜びを満喫。野菜は、収穫祭でカレー
な ど の 具 材 と し て お い し く い た だ い た ほ か、
加工・販売の体験にも活用されます。
同支部長の高橋キミ子さんは
﹁子どもたちに
農業を教えるだけでなく、部の活性化にもつな
がっているのがうれしい﹂
と話し、今後も女性部
です、受け取ってください﹂
と声をかけ、配り
J Aいわて花巻は今後も未来の地域・農業
じゃ
の活動を展開しています。先着 人に億歩計
J A!J A!ウ ォ ー キ ン グ﹂と 題 し、く ら し
じゃ
管 内 の 組 合 員 や 地 域 住 民 を 対 象 に﹁J A !
じゃ
紫 波 町 に あ る 志 和 支 所・水 分 出 張 所 で は、
援など、多様な活動を行っています。
クゴルフ大会の開催や地元の雪合戦協会の支
す。各地域の特色を活かし、支所長杯争奪パー
を拠点にした
﹁くらしの活動﹂
を展開していま
J Aいわて中央では今年度から支所や出張所
域 の 活 性 化 と 組 織 基 盤 の 拡 充 を 目 指 そ う と、
組合員や地域住民とのつながりを深め、地
きます。
所・ハマッ子メルカートきた店
︵横浜市都筑区︶
。 を担う人づくりをめざし同事業を継続してい
姉 妹 提 携を結んでいるJ A横 浜の農 産 物 直 売
子 どもたちがいわて花 巻 をPRする場 所は、 終えると達成感と安堵の表情を見せました。
から一名を推薦してもらっています。
何人かで組を作り
﹁花巻のお米で作った紅白餅
の普及率 %以上の支店を対象に、農家組合
ギャラリーでは、花巻産のもち米を使った紅白
業塾﹂
という食農教育スクールを平成
年か
(写真上)
振る舞う
「きなこ餅」
の準備をする
子どもたち
して生産される農畜産物に誇りをもってもら
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組 合員や地域住民との絆を深める 地 域に密 着した「くらしの活 動 」
JA県下統一誌面
だからこそできる活動に取り組んでいきます。
窓口職員との会話を楽しむ組合員
を配布し、期間内に既定の歩数である 万歩、
万歩、 万歩に達成した時点で来店してい
10
の活動﹂
に力を入れていくことも決
JAビル内で、農業・農産物への思いを首都
圏の住民に伝えようと直筆メッセージを添
えながら紅白餅を配る子どもたち
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女性部員と一緒に、たくさんのジャガイモ、
ニンジンを収穫した松野小4年生の児童た
ち
24
JA いわて中央
流が進んでいます。
をきっかけにJ Aと組合員、地域住民との交
て嬉しいです﹂
と話しており、くらしの活動
す く な り ま し た﹂
﹁窓 口 職 員 と の 会 話 が 増 え
して贈るものです。参加者は
﹁支所に行きや
ただき、ご当地ならではの特産品を記念品と
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定 い た し ま し た。た と え ば、食 や
農業に関する教育活動や健康管理
活 動、子 育 て 支 援、女 性 の 学 ぶ 場
の提供などなど⋮。
J Aは 地 域 の 方 々 と 一 緒 に 盛 り
上 が る 活 動 に 一 生 懸 命、工 夫 を 凝
ら し な が ら 取 り 組 み、皆 さ ん に 喜
ば れ、頼 り に さ れ る 組 織 で あ り 続
けるよう行動します。
JA いわて花巻
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JA 新いわて
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ぽらーの花巻 2013 JAN.
2013 JAN. ぽらーの花巻
5
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新いわて、いわて中央、
いわて花巻、岩手ふるさと、
江刺、おおふなと、いわい東、
いわて南、岩手県中央会
JAがずっと前から抱いている思い
「農を通して地域とともに生きる」。
昨年 11月に開かれた第 43 回JA岩手県大会では、
この思いをもっと前面に出していこう、という決議がなされました。
農業だけでなく、地域のみなさんのくらしにもっと貢献したい。
県内8JAの先立つ取り組みをご紹介します。
農 業の魅力伝えるJA新いわて女 性 部 松 尾中央 支 部の取り組み