第 53 期 中間報告書 - 日本シイエムケイ

第 53 期 中 間 報 告 書
平成24年4月1日から平成24年9月30日まで
C r e a t i n g
t h e
f u t u r e
証券コード:6958
トップインタビュー
ごあいさつ
株主のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここに、第53期の中間報告書(第2四半期連結累計期間 平成24年4月1日から平成24年9月30日
まで)をご送付申し上げます。
株主のみなさまにおかれましては、今後ともご理解とより一層のご支援を賜り
ますようお願い申し上げます。
平成24年12月
代表取締役社長 兼本
当第2四半期連結累計期間の概況
国昭
したが、その他の分野では通信関連機器ならびにア
ミューズメント向けの売上が減少しました結果、当第
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国
2四半期連結累計期間における売上高は386億75百
経済の回復の遅れ、債務危機による欧州経済の低迷、
万円と、前年同四半期比6億42百万円(1.7%)の微増
新興国経済の成長鈍化等、依然として厳しい状況が
に留まりました。
継続しました。
利益面につきましては、国内事業構造の見直しを
国内経済は、復興需要の貢献はあるものの、雇用・
推 進 し つ つ、 品 質 管 理 の 強 化 と 生 産 性 向 上 を 図 り、
所 得 環 境、 消 費 マ イ ン ド の 低 迷 等 不 安 要 素 を 抱 え、
原価低減を着実に実行しました結果、営業利益が7億
企業収益の悪化等もあり不透明感が払拭できない状況
61百万円(前年同四半期は4億71百万円の営業損失)、
で推移しました。
経常損益は、為替評価損4億4百万円がマイナスに影響
当社の属する電子部品業界におきましては、自動車
した結果、2億80百万円の経常利益
(前年同四半期は
関連分野や、一部情報通信分野が堅調でしたが、コン
13億82百万円の経常損失)となりました。
ピュータ・半導体分野の減速は著しく、またデジタル
四半期純損益は、平成24年10月5日に発表しました、
家電分野では依然として厳しい価格競争が続きました。
特別利益ならびに投資有価証券評価損の計上により、
かかる経営環境のもと、当社の販売面は自動車関連製
最終的には1億18百万円の四半期純利益(前年同四半期
品とデジタルカメラが前年同四半期比で増収となりま
は12億82百万円の四半期純損失)となりました。
1 CMK CORPORATION
Interview with the President
下期の見通しについて
連結財務ハイライト
第52期
第53期
(第2四半期)(第2四半期)
今後も、上期同様の厳しい経済情勢が継続するこ
とが予想されます。更に、日中間の政治問題に起因
する、企業活動への負の影響の長期化も懸念される
(単位:百万円)
売上高
38,032
38,675
ところであり、当社を取り巻く経営環境は一段と厳
営業利益又は営業損失(△)
△471
761
しさを増すことも想定する必要があります。
経常利益又は経常損失(△) △1,382
280
このような経営環境のなか、当社グループは当期に
四半期純利益又は四半期純損失(△)
△1,282
118
1株当たり四半期純利益又は
△21.83
四半期純損失(△)
(単位:円)
2.01
掲げた以下の課題への取り組みを強化し、
「品質第一」の
経営方針のもと、全社員が“心のこもった物づくり”
に徹し、業績改善に努めてまいります。
⑴収益構造の改善
株主のみなさまへ
安定した収益体質の確立を目指し、グループ全体の
当社グループは株主のみなさまへの利益還元につき
収益構造の改善強化を図ります。
まして、業容の拡大、競争力の維持・強化のための内部
留保の充実を図りつつ、安定的な配当を実施させてい
⑵経営環境変化への対応力強化
ただくことを基本方針としております。当第2四半期連
厳しい経営環境に対応するため、全社を挙げて一層の
結累計期間の利益は黒字を確保したものの、前述のと
コスト削減に注力し、品質・技術・サービスにおける
おり今後の景気の先行き不透明感が増大しているこ
競争力のさらなる強化も図ります。
とにより、株主のみなさまには誠に申し訳ございませ
んが、当期の中間配当につきましては、見送りとさせて
⑶事業構造の見直し
いただきました。収益改善に真摯に取り組み、年度決
中期経営計画の達成に向け、国内では抜本的なコスト
算の黒字化ならびに企業価値の向上に向けて全力を挙
構造の見直しを推進し、新事業体制の構築に取り組み
げて取り組む所存でございますので、株主のみなさまに
ます。また、海外においては最適地生産体制の強化を
おかれましては、何卒、ご理解とより一層のご支援を
継続し、成長市場の需要に対応してまいります。
賜りますようお願い申し上げます。
CMK CORPORATION 2
売上高情報(連結)
Sales Information(Consolidated)
●用途別売上高情報
第53期第2四半期
第52期第2四半期
その他
その他
33.5%
自動車搭載用機器
49.3%
情報機器
自動車搭載用機器
29.5%
情報機器
1.4%
60.4%
2.5%
AV機器
4.5%
移動体通信機器
10.2%
AV機器
移動体通信機器
2.8%
●品目別売上高情報
ビルドアップ・パッケージ基板
多層プリント配線板
両面プリント配線板
その他
(百万円)
100,000
5.9%
●所在地別売上高情報
(百万円)
100,000
87,023
87,023
28,075
80,000
80,563
14,122
13,443
0
13,784
7,302
第2四半期 期末
第51期
3 CMK CORPORATION
45,159
38,032
38,675
12,562
12,568
11,032
10,290
57,315
24,125
18,974
20,000
80,563
60,000
26,189
45,159
40,000
62,352
80,000
26,439
60,000
日本
中国
東南アジア
欧米
8,233
16,882
13,117
6,204
第2四半期 期末
第52期
12,622
32,191
40,000
第2四半期
第53期
1,594
0
38,675
26,801
26,981
14,509
20,000
8,440
5,043
38,032
7,509
3,863
14,723
7,035
3,126 1,458
第2四半期 期末
第51期
6,891
2,881
5,598
2,925
第2四半期 期末
第52期
1,572
6,632
3,489
第2四半期
第53期
MK シイエムケイ トピックス
TOPICS
新技術対応生産設備の導入
Super Fine PPBU 量産設備
今夏、スマートフォンや各種モジュール分
野の細線化・薄型化に対応するため、超微細
回 路 多 層( ビ ル ド ア ッ プ )プ リ ン ト 配 線 板
「Super Fine PPBU」
の量産設備を新潟サテラ
イト工場(日本シイエムケイマルチ㈱)に導入
しました。
「Super Fine PPBU」を実現するために、
超微細回路形成と大径貫通穴形成を両立でき
る新回路形成工法の量産技術を完成させて
おり、生産体制の強化をすすめております。
微細回路拡大写真(L/S=40/40)
Super Fine PPBU 量産設備(新潟サテライト工場)
(主な製品仕様は、微細回路部L/S=40μm/ 40μm、ランド径φ200μm、ビア径φ100μmで、
0.4mmピッチCSPへのピン間2本配線が可能。10層のエニーレイヤー構造も可能です。
)
中国・深圳に販売拠点を設立
中国においての営業活動は、香港販売子会社・新昇電子
(香港)有限公司を通じて行っておりましたが、本年9月、広東
省深圳市に新昇電子貿易(深圳)有限公司を設立し、活動を開始
しました。
深圳に新たな拠点を設けることにより、フットワークの
軽い効率的な営業が可能になり、華南地区顧客の顧客満足
度向上に加え、華東・華北地区の車載分野を中心に、さらな
る拡販を図ってまいります。
希門凱電子
(無錫)
有限公司
新昇電子貿易
(深圳)
有限公司
旗利得電子
(東莞)
有限公司
新昇電子
(香港)
有限公司
「2012CSR報告書」
発行
当社のCSR(Corporate Social Responsibility=企業の社
会的責任)への取り組みをまとめた「2012CSR報告書」を発
行し、ホームページにも掲載しております。今回、あらたに
ISO26000の枠組みや考
え 方 な ど を 参 考 に、 ス
テークホルダー別の切り
口からのページ構成とし
た ほ か、 一 人 で も 多 く の
方に見ていただきたいと
考 え、 絵 や 図 を 多 用 す る
など見やすさへの工夫も
加えております。
なお、ホームページ上に
アンケートも添付しており
ますので、ぜひご覧いただ
き、 お 気 づ き の 点 な ど お
寄せください。
ホームページ
http://www.cmk-corp.com/html/eco/eco_idx.html
CMK CORPORATION 4
連結財務諸表
Consolidated Financial Statements
連結貸借対照表
(単位:百万円)
当第2四半期
連結会計期間
流動資産
53,224
55,069
固定資産
43,494
44,124
37,694
38,006
585
596
5,214
5,520
繰延資産
3
8
資産合計
96,722
99,201
投資その他の資産
負債の部
前第2四半期
連結累計期間
平成24年4月1日から
平成24年9月30日まで
平成23年4月1日から
平成23年9月30日まで
売上高
38,675
38,032
売上原価
34,155
34,740
売上総利益
4,520
3,292
販売費及び一般管理費
3,759
3,764
営業利益又は営業損失(△)
761
△471
営業外収益
419
502
営業外費用
900
1,412
経常利益又は経常損失(△)
280
△1,382
特別利益
508
604
特別損失
505
323
税金等調整前四半期純利益又は
税金等調整前四半期純損失(△)
282
△1,100
平成24年3月31日現在
資産の部
無形固定資産
(単位:百万円)
当第2四半期
連結累計期間
前期
平成24年9月30日現在
有形固定資産
連結損益計算書
流動負債
28,774
29,508
法人税等
143
156
固定負債
12,316
13,863
少数株主損益調整前四半期純利益又は
少数株主損益調整前四半期純損失(△)
138
△1,257
負債合計
41,091
43,372
少数株主利益
20
24
118
△1,282
四半期純利益又は四半期純損失(△)
純資産の部
株主資本
55,396
55,425
資本金
22,306
22,306
資本剰余金
22,063
22,063
利益剰余金
14,529
14,558
△3,502
△3,502
△2,708
△2,525
2,943
2,929
純資産合計
55,631
55,829
負債・純資産合計
96,722
99,201
自己株式
その他の包括利益累計額
少数株主持分
5 CMK CORPORATION
連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
当第2四半期
連結累計期間
前第2四半期
連結累計期間
平成24年4月1日から
平成24年9月30日まで
平成23年4月1日から
平成23年9月30日まで
営業活動によるキャッシュ・フロー
5,595
2,357
投資活動によるキャッシュ・フロー
△1,703
△436
財務活動によるキャッシュ・フロー
△2,132
△8,439
現金及び現金同等物に係る換算差額
16
131
1,775
△6,387
現金及び現金同等物の期首残高
19,278
26,365
現金及び現金同等物の四半期末残高
21,054
19,978
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
会社概要
株式情報
Corporate Data
(平成24年9月30日現在)
(平成24年9月30日現在)
商
号 日本シイエムケイ株式会社
(証券コード6958 日本CMK)
設
立 昭和36年2月25日
資
本
発行可能株式総数
発行済株式総数
株
主
数
単 元 株 式 数
大株主(上位10名)
金 223億620万3,140円
本社所在地 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号
役 員
代 表 取 締 役 会 長
中
山
登
代 表 取 締 役 社 長
執 行 役 員 会 議 長
兼
本
国
昭
代 表 取 締 役
副 社 長 執 行 役 員
高
井
建
郎
取締役副社長執行役員
荒
木
重
男
取締役常務執行役員
取 締 役 執 行 役 員
取 締 役 執 行 役 員
常
執行役員
勤
監
査
役
監
査
役
監
査
役
常 務 執 行 役 員
執
行
役
員
執
行
役
員
執
行
役
員
執
行
役
員
近
中
小
石
若
市
中
伊
藤
山
口
井
林
川
野
藤
花
池
岡
当社への出資状況
定
明
高
寛
茂
和
仁
持株数
(千株)
7.0
株式会社みずほコーポレート銀行
2,576
4.1
山
高
広
2,941
2,500
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
2,431
第 一 生 命 保 険 株 式 会 社
中
山
明
1,895
治
1,886
パ ナ ソ ニ ッ ク 株 式 会 社
1,860
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託日立化成工業口
再信託受託者資産管理サービス信託銀行株式会社
治
哉
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託東京都民銀行口
再信託受託者資産管理サービス信託銀行株式会社
裕
夫
(%)
4,431
一般財団法人電子回路基板技術振興財団
信
出資比率
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
中
4.7
4.0
3.9
3.0
3.0
3.0
1,822
2.9
1,745
2.8
(注)当社は、自己株式4,315千株(出資比率6.8%)を保有しておりますが、上記の
大株主からは除いております。
夫
所有者別 株式分布状況
洋
博
小笠原 敬
小
227,922,000株
63,060,164株
7,573名
100株
株 主 名
従 業 員 数 945名(CMKグループ 5,546名)
取締役及び監査役
Stock Information
正
金融機関
16,938千株(26.9%)
24,035千株(38.1%)
証券会社
志
1,414千株(2.2%)
主要な連結子会社
【合計 63,060,164株】
個人 その他
外国法人等
7,510千株(11.9%) その他国内法人
13,162千株(20.9%)
国内
● シイエムケイメカニクス株式会社 ● 日本シイエムケイマルチ株式会社 ● シイエムケイファイナンス株式会社
● シイエムケイ・プロダクツ株式会社
● 株式会社山梨三光
● シイエムケイ蒲原電子株式会社
海外
● 新昇電子(香港)有限公司
● 希門凱電子(無錫)有限公司
● CMKS (MALAYSIA) SDN.BHD.
● CMK AMERICA CORPORATION
●
●
●
●
旗利得電子(東莞)有限公司
CMK ASIA(PTE.)LTD.
CMK EUROPE N.V.
CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.
CMK CORPORATION 6
株 主 メ モ
事 業
年
度
Stockholder's Memo
毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会
毎年6月
基
定時株主総会 毎年3月31日
期 末 配 当 毎年3月31日
中 間 配 当 毎年9月30日
準
公 告
日
方
法
電子公告により行います。
ただし、事故その他やむを得ない事由により電子公告をする
ことができない場合は、日本経済新聞に掲載し公告します。
公告掲載の当社ホームページアドレス
http://www.cmk-corp.com
株主名簿管理人及び
日本証券代行株式会社
特別口座の口座管理機関
同事務取扱場所
(郵便物送付先)
(電話照会先)
東京都中央区日本橋茅場町一丁目2番4号
日本証券代行株式会社 本店
〒137-8650
東京都江東区塩浜二丁目8番18号
日本証券代行株式会社 代理人部
0120-707-843(フリーダイヤル)
〈※平成25年1月より郵便物送付先が変更となります。〉
〒163-0063
東京都杉並区和泉二丁目8番4号
日本証券代行株式会社 代理人部
(電話番号は変更ございません。)
各種手続のお申出先
単元未満株式の買増・買取制度のご案内
当社の単元株式数は100株となっておりますので、単元未満株式
(100
株未満の株式)については市場で売買することができません。
当社では「単元未満株式買増制度」及び「単元未満株式買取制度」を設け
ておりますのでご案内申し上げます。
買増制度 株主様がご所有の単元未満株式と合わせて1単元(100株)とな
るように、当社に対して時価で単元未満株式の売り渡しを請求
いただける制度です。
買取制度 株主様がご所有の単元未満株式を、当社に対して時価で売却す
ることができる制度です。
具 体 例 株主様が160株をご所有の場合
買増制度ご利用
40株買増
200株(2単元)
60株当社が買取
100株(1単元)
160株
買取制度ご利用
※当社では、
単元未満株式の買増・買取手数料を無料としております。
ただし、
特別口座以外の
口座管理機関
(証券会社)
でお取引された場合、
取次手数料が発生する場合がありますので、
詳細はお取引のある証券会社にご確認ください。
お手続きなどの詳細につきましては
[証券会社に口座を開設されている株主様]
口座を開設されている証券会社にお問合せください。
[証券会社に口座を開設されていない株主様
(特別口座の株主様)
]
日本証券代行株式会社 代理人部
電話 0120-707-843
(フリーダイヤル)
にお問合せください。
●未払配当金のお支払いについては、株主名簿管理人
(日本証券代行)にお申出
ください。
●住所変更、
単元未満株式の買取・買増、
配当金受取方法の指定等について
◦証券会社をご利用の株主様は、お取引の証券会社へお申出ください。
◦証券会社をご利用でない株主様は、特別口座の口座管理機関(日本証券
代行)
へお申出ください。
特別口座でのお手続用紙のご請求はインターネットでも受付けいたしております。
ホームページアドレス
http://www.jsa-hp.co.jp/name/index.html
(一部の用紙は、お手持ちのプリンターで印刷できます。
)
〒163-1388 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号
新宿アイランドタワー43F
電話 03-5323-0231(大代表)
当社ホームページのご案内
企 業 情 報 や 製 品 情 報 を 掲 載 し て お り ま す。
http://www.cmk-corp.com