NEWS RELE A SE 中国の内需拡大に対応 中国販売子会社「浜松光子学商貿(中国)有限公司」を設立 10 月 20 日開業予定 2011 年 7 月 20 日 本社:浜松市中区砂山町 325-6 代表取締役社長:晝馬 明(ひるま あきら) 当社は、中華人民共和国(以下中国)の内需拡大に対応するため、売上拡大と技術サー ビスの充実を目的として設立準備を進めてきた中国販売子会社「浜松光子学商貿(中国) 有限公司」(当社全額出資)を 7 月 20 日付けで設立しました。会社登記後、開業は 10 月 20 日を予定しています。 ◇ 当社の中国ビジネスは、中国からの技術支援の要請を受けて、1988 年に北京核儀器廠と 合弁で北京浜松光子技術有限公司(以下北京浜松)を設立し、現在では光電子増倍管など の製造販売拠点として中国国内向けに年間約 1.3 億元(約 16.5 億円:以下 1 元 13 円換算) を売り上げています。一方で、当社からの直接貿易による売上高は約 2.3 億元(約 30 億円) になり、中国国内の需要が拡大傾向にあります。この背景には、この数年で欧米の顧客が 中国に生産拠点を置くとともに、最近では中国国内の需要に合わせた低価格製品の開発拠 点も置き始めていることと、中国企業も育ち始めていることがあります。 こうしたことから、顧客の要求に合わせた販売・技術サポートの必要性が生じ、現地に 販売子会社を設立することにしました。また、将来的には、現地ニーズに合わせた開発体 制も整備して行く予定です。 新販社では、中国国内における当社製品の販売と、現地製造子会社の北京浜松が開発し た製品をアジア地域に輸出します。初年度売上計画は、当社製品 3.5 億元(45 億円) 、北京 浜松製品 1 億元(13 億円)で 4.5 億元(58 億円)を予定しています。今後、年 20%程度の 売上増を計画し、5 年後には 7.8 億元(102 億円)を目指します。売上達成のため、来年 6 月までに新販社の上海支社を置く予定で、将来、成都か重慶、西安にも事務所か支社を展 開する予定です。従業員は、北京浜松の営業部員と当社北京事務所の従業員を新販社に移 管し、新規採用を含め約 40 名体制でスタートし、3 年後には 70 人から 80 人の体制を予定 しています。 <新販社概要> 中文社名:浜松光子学商貿(中国)有限公司 英文社名:Hamamatsu Photonics (China) Co., Ltd. 住 所:中華人民共和国北京市朝陽区東三環北路 27 号嘉銘中心 B 座 1201 室 設 立:2011年7月20日 資 本 金:5000 万人民元(約 6.5 億円、浜松ホトニクス株式会社 100%出資) 役員構成:董事長 総経理 晝馬 明(現浜松ホトニクス株式会社・代表取締役社長) 章 勁松(前北京浜松光子技術有限公司・営業総部経理) 売上計画:初年度 4.5 億元(58 億円) 3 年目 5.9 億元(77 億円) 5 年目 7.8 億元(102 億円) 設立後 5 年間は中国国内の販売約 95%、輸出 5%を計画 事業内容:光電子増倍管、イメージ機器及び光源、光半導体素子、画像処理・計測装置な どの販売 従業員数:約 40 名、3 年後 70~80 名 <当社の中国ビジネスについて> 1978 年に中国核工業省原子力工業公司から、中国の科学技術の近代化に向けて光の領域 で先端技術の研究・生産拠点をつくりたいという要請を受け、技術協力のための交流を始 めました。その後、88 年 3 月に北京核儀器廠(核工業省原子力工業公司の工場)と合弁で 北京市海澱区に北京浜松を設立(当初当社 50%出資、現在当社 93%出資)し、中国の光技 術の発展に寄与すると共に、新しい光技術の開発を目指してきました。2004 年には先進技 術企業として格付けされ、輸出額と利益率が全国レベルで優良な双優三資企業に選ばれて います。 また当社は、北京浜松設立の翌 89 年 1 月に、中国科学院があり科学技術関係の官公庁が 集まる地域に、北京事務所を開設し行政中心の活動をしてきました。また、01 年 6 月には 商工業が盛んな華東地区での事業展開を図るべく、市場調査、情報収集、事業戦略の策定 を目的として、上海市のビジネスの中心地にある港泰広場に当社の上海事務所を開設して います。 製造子会社の北京浜松では設立後、中国国産の光電子増倍管と医療機器や石油探査用シ ンチプローブに加え、当社から技術供与のために分析用光電子増倍管の生産を開始しまし た。その後、94 年にはガンマカメラ用光電子増倍管、96 年に分析用光電管、高圧電源、放 射線計測用光電子増倍管、00 年からは部品から装置ビジネスにも進出し、放射線画像診断 機器の SPECT(単光子放射断層撮影装置)とガンマカメラ、化学発光水質検査装置の生産 を始めています。 01 年に米国子会社浜松コーポレーションが生産していた汎用光電子増倍管を移管してい 2 ます。03 年には廊坊市永清県に、北京浜松で製造する電子管用のガラスと放射線計測用シ ンチレーター結晶を製造する工場(敷地面積約 2 万㎡、総床面積 6,200 ㎡)を建設。05 年 5 月に手狭になった北京の工場から、北京と天津の中間に位置する新興都市の河北省廊坊市 の経済技術開発区に主力工場(敷地面積約 53,000 ㎡、総床面積 12,243 ㎡)を移転し、その 後 08 年 6 月に北京市豊台区に北京浜松の本社事務所も移転しました。 さらに、10 年には分析用ホローカソードランプの生産と扱い品目を増やし、設立以来、 売上高と利益はほぼ 2 桁成長を遂げてきました。当初は、ほとんどが浜松ホトニクスへの 輸出でしたが、中国国内でも需要が高まり、現在の生産品目の大半が医療機器用の光電子 増倍管で、売上高 2.3 億元(約 30 億円)のうち、約 55%が中国国内需要向け、約 45%が輸 出になっています。 浜松光子学商貿(中国)有限公司事務所が入るビルの外観 この件に関するお問い合わせ先 報道関係の方 浜松ホトニクス株式会社 広報グループ 海野賢二 〒430-8587 浜松市中区砂山町 325-6 日本生命浜松駅前ビル TEL053-452-2141 FAX053-456-7888 E-mail:[email protected] 時間外は、携帯電話 090-4080-3501 へお願いします 3
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