活用効果評価結果

様式Ⅴ-3
活用効果評価結果
平成24年度
九州地方整備局 新技術活用評価会議
省人化、経済性の向上、施工精度の向上、品質の向上
開発目標
KK-000014-V
新技術登録番号
N
E
T
I
S
情
報
区 分
工法
調査試験 - 地質調査 - 地下調査
分 類
空中電磁法による地質調査
新技術名
(ヘリコプターを用いた、地表下~150mまでの地盤の比抵抗3次元調査)
比較する従来技術
(従来工法)
比抵抗二次元探査
新技術の
概要及び特徴
空中電磁法は地下の電気比抵抗を測定する電磁探査の一種で、ヘリコプターを用いて空中から人工的に発生させた交流磁場が地中を透過
する際に生ずる電磁誘導現象を利用し、地表下~深度150mまでの地盤の比抵抗3次元構造を測定・解析する調査手法である。
項目の平均(点)と従来技術(従来工法)(点)の比較
経済性
設計比較対象技術に指定
2 00
所 見
・一度の飛行で広域調査ができ、現地(地上)における測線設置・探査観測(人力)が不要の
ため施工性は向上しており、従来技術に比べコスト縮減、工期短縮が図られる。
1 50
環境
活
用
効
果
評
価
工程
1 00
50
0
留意事項
・場外臨時へリポートを調査地域内あるいは近接箇所に設定する必要がある。
・ヘリコプター等を使用することから、事前に住民へ周知しておく必要がある。
・測定結果に影響を与えないよう、電気的ノイズの多い人家密集地などは避けるように測線 施工性
計画を立てる必要がある。
・測定する測線付近では騒音の発生があるため、家畜舎は避けるなど周辺環境に配慮した
測線計画を立てる必要がある。
・測定費用では固定費(ヘリコプターの運航費)が多く占めるため、1~2km2程度の比較的小
範囲の場合はコスト的に割高となる。
1
但馬地域空中電磁波地質探査業務
近畿地方整備局
2
相俣ダム周辺地質物理探査業務
関東地方整備局
3
管内散水設備水源地広域地質調査業務
近畿地方整備局
4
平成17年度管内散水設備水源地広域調査業務
近畿地方整備局
5
東九州道(清武~北郷間)芳ノ元トンネル新設工事の内空中電磁探査 九州地方整備局
品質・出来形
安全性
従来技術(従来工法)
新技術
(従来技術) 2次元比抵抗探査
(従来技術) 2次元比抵抗探査
H15
(従来技術) 2次元比抵抗探査
(従来技術) 2次元比抵抗探査
H15
(従来技術) 比抵抗二次元探査
H20
H15
H17
対象工事
活
用
効
果
調
査
結
果
ケース番号
項 目 及び年度
施
工
時
評
価
経済性
工程
品質・出来形
安全性
施工性
環境
その他
施工時評価点
追跡調査
総合評価点
項 目
1
H15
A
A
C
C
B
C
-
B
-
B
2
H15
A
B
B
C
B
C
-
B
-
B
3
H15
A
A
C
C
B
C
-
B
-
B
評
4
H17
A
A
B
C
B
C
-
B
-
B
価
結
5
H20
A
A
B
C
B
C
-
B
-
B
補 果
項目の
平均(点)
従来技術
(従来工法)(点)
A
A
C
C
B
C
B
B
C
C
C
C
C
C
-
足
内 容
判
定
区
分
技術として成立している
成立性
技術として成立している
技術における機能、品質、性能などを実験や理論
的なもの等での確認・証明の有無
技術として成立していない
優位性
活
用
効
果
評
価
従来技術より優れる
従来技術に対して優れている度合い
A
従来技術より極めて優れる
B
従来技術より優れる
C
従来技術と同等
D
従来技術より劣る
高い安定性を有す
安定性
高い安定性を有す
各評価項目の判定結果による総合評価
安定性に問題がない
安定性が確認されない
広い
現場適用性
広い
区 分
従来技術に比べて活用の効果は優れている。
また、活用の条件の違いに対する評価の安定性を有し、多くの
現場で良い評価を得ている。
-
-
追跡調査
の必要性
無し
-
-
技術の優位性が高いものの件数の多寡
特に広いとまではいえない
-
追跡調査
-