ライフ・材料 超音波センサー用パッド 主たる提供特許 出願者:国立大学法人長崎大学 題 名:フィルム状エコーゲル 番 号:17017 技術概要 ●発明のポイント 超音波を利用した排尿支援システム(シーズ集参照)の超音波センサ用のパッド 人体との音響結合性が高い材料を用いているため、上記の用途のみならず超音波センサ用のパッドとして広く利用可能 ●発明の概要 超音波センサと人体との音響結合に用いられるエコーゲルであって、柔軟性且つ粘着性を有し、フィルム状に成形された 液体を含有しない高分子系ゲルから成ることを特徴とするフィルム状エコーゲル ●従来技術 この音響結合材としてのエコーゲルとしては、従来、ゼリー状ゲル、あるいは液体を含む膨潤ゲルが用いられてきた。 ●本発明の従来技術に対する優位性 従来の音響結合材であるエコーゲルは、べた付きのある、ゼリー状液体ゲルあるいは液体を含む膨潤ゲルであるため、人 体に塗布、あるいは付着した場合、あまり気持ちの良いものではない。しかも、超音波センサは長時間、固定的に装着され ていることを考えると、現状の市販品のエコーゲルは使用者に不快感を与え、長時間使用に耐えるものでなはない。また 剥がしたときにも、センサ側、人体側の双方にべた付きが残り更なる不快感が残る。 本発明は、上述の点に鑑み、不快感を和らげ、しかも取り扱いも簡便であるフィルム状エコーゲルを提供するものである。 本発明に係るフィルム状エコーゲルは、超音波センサと人体との音響結合に用いられるエコーゲルであって、柔軟性且つ 粘着性を有し、フィルム状に成形された液体を含有しない高分子系ゲルから成る。 ●本発明の位置づけ 高齢化社会における寝たきり老人へのQOLの増進、個人の尊厳を守るテーラーメード医療の増進に寄与し、加えて工業 用超音波利用測定装置の大幅な利用範囲を広げることが期待される。すなわち、既存産業技術を大幅に向上させる可能 性のある発明である。 ●技術の完成度 既に実証し、実用化に向けてのほほ満足行く技術を完成している。 応用分野 長時間、固定して用いる超音波を用いる医療器具(廃尿量測定装置、蓄尿量測定装置)、あるいは長時間、固定して用い る工業用超音波測定装置において用いることができる。 連 絡 先 名称 所在地 担当部署 TEL 長崎大学知的財産本部 長崎市文教町1-14 知的財産室 095-819-2188 URL 担当者 FAX 095-819-2189 http://www.ipc.nagasaki-u.ac.jp/ 安田英且 E-mail [email protected]
© Copyright 2024 ExpyDoc