平成19年9月11日 本文[PDFファイル/516KB] - 山元町

本日の会議に付した事件
第3回山元町議会定例会
平成19年
日程第
1
会議録署名議員の指名
日程第
2
一般質問
午前10時00分
議
長(岩佐
開
(第2日目)
9月11日午前10時開議
議
隆君)おはようございます。ただいまから、平成19年第3回山元町議会定例会
第2日目の会議を開きます。
2番青田和夫君から本日の会議を欠席する旨の届け出があります。また、説明員の
会計管理者冨田幸雄君から本日の会議を欠席する旨の届け出があります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
〔議事日程は別添のとおり〕
議
長(岩佐
隆君)日程第1.会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、山元町議会会議規則第117条の規定によって、13番佐藤晋
也君、14番齋藤慶治君を指名します。
議
長(岩佐
隆君)これから、議長諸報告を行います。
1.一般質問通告書の受理
齋藤慶治君外8人の議員から一般質問の通告書を受理したので、その一覧表を配付
しております。
2.その他特に報告すべき事項
町長から工事請負契約締結の報告書が提出されましたので、その写しを配付してお
ります。
以上で議長諸報告を終わります。
議
長(岩佐
隆君)日程第2.一般質問を行います。
一般質問の発言時間は、
山元町議会先例93番により、質問時間は40分以内とし、
同先例第95番により通告順に発言を許します。
なお、質問、答弁は簡明にされますようお願いを申し上げます。
議
長(岩佐
隆君)14番、齋藤慶治君の質問を許します。
齋藤慶治君、登壇願います。
14番(齋藤慶治君)はい。これから平成19年第3回議会定例会の一般質問を、企業誘致策の
進捗状況と行政の説明責任の2件について行います。
-1-
大條町政がスタートして、早くも 7 か月がたちます。町長も生活のリズムになれ、
町長職の役割、そして重責、そして行政の多様なニーズの対応などで休む暇もないと
思います。
しかし、これが山元町のトップの職責であり、強い信念のもと町民の幸せのために
リーダーシップを発揮していただきたいと思います。
それでは、1件目の質問に入ります。
企業誘致策の進捗状況についてお伺いいたします。
多くの町民の悲願は、地元での雇用の場の確保であります。仕事をし、報酬を得て
初めて安定した生活を送ることができます。また、若い人たちの雇用の創出は、町に、
そして家庭生活に潤いを与え、そして活力をも与えます。
しかし、雇用の創出は、特にその中でも企業誘致は、一朝一夕にはできません。長
期的な計画の中で、一つ一つ情報を集め、立地環境を整備し、支援策を明確にするな
どして、町挙げての誘致策が必要であります。今必要なのは、山元町が企業誘致に対
して一生懸命に動いている姿勢を強くアピールし、町内外の企業情報を的確にキャッ
チし、その間、本町の立地環境の整備を充実することと思います。
第1点として、企業誘致策の前提となる本町の産業振興の基本方針についてお伺い
いたします。
第2点目として、国、県の企業、自治体への支援策である、企業立地促進法の指定
についての問題であります。
残念ながら、先般発表された河北新報報道によると、指定地域に我が山元町は入っ
ていませんでした。今までの経緯と問題点、そして今後の方針についてお伺いしたい
と思います。
第3点目として、大條町長の大きな柱の一つに、企業誘致による町内の活性化があ
ります。
今、全国の自治体では、命がけで企業誘致競争をしていることは、ご存じと思いま
す。本町も、立地環境の一つとして、鷲足地区の高速用土取場跡地の取得を進行中で
ありますが、取得と同時に、一刻も早い立地企業を探し、土地、財産の有効活用をし
なければならないと思います。大條町長は、強いリーダーシップを発揮し、役場内組
織の充実を図るとともに、町内外に強くアピールする必要があると思います。町長の
所見をお伺いいたします。
次に、2件目の説明責任についてお伺いいたします。
本町の財政運営の山場、すなわち最も苦しい時期は、これから四、五年間と推計さ
れています。山元町集中改革プランの具現化は、必要不可欠であることは、私たち行
政を預かる者は全員理解していると思います。
しかし、プランの具現化は、町民に行政サービスの低下や使用料を始め応分の負担
を求めることになり、町民の理解を得なければ何一つ実行できないと思います。理解
を得るために町民の視点に立った説明責任が求められていると思います。今後の方針
について町長の所見をお伺いいたします。
以上、2件について1回目の質問といたします。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。ただいまの齋藤議員のご質問にお答えいたします。
-2-
1点目の企業誘致対策の進捗についてお答えします。
山元町の産業振興策の基本方針でありますが、ご承知のとおり本町の基幹産業は農
業であり、農業の振興を図るためには、認定農業者の育成、規模の拡大を進めるとと
もに、後継者育成や新規参入農家など担い手育成によって豊かな地域農業を推進する
ことが必要であると考えます。
また、本町の漁業につきましては、ホッキ漁、定置漁、刺し網漁などを中心とした
沿岸漁業でありますが、漁業就労者の高齢化や後継者不足に対するための生産基盤の
整備、生産体制の合理化などを推進していく必要があると考えます。
商業の振興につきましては、車社会の進展や近隣への大型店舗の進出、さらには、
消費者の購買欲求の変化などにより、消費者の町外流出傾向が顕著となっております。
町といたしましては、商工会などへの支援を継続するとともに、引き続き中小企業の
運転資金、設備資金の融資制度の活用を金融機関などと連携しながら進めてまいりま
す。また、地場産品の販路拡大などを図り、地域に根差した経営を支援してまいる所
存であります。
工業振興については、既存企業の振興策と同時に、新たな企業誘致を積極的に推進
し、就労の場の確保に努めていく必要があると考えます。そのためには、企業活動の
円滑化を図るため、運転資金、設備資金の融資、あっせん、負担軽減のための対策な
どを充実するとともに、
新たに工場を新設、または増設しようとする企業に対しては、
優遇措置を活用して支援してまいりたいと考えます。
これらの産業振興策に当たっては、本町の恵まれた自然環境やすぐれた人材などの
地域資源を生かしながら、住民の暮らしの質を高めるための生産向上を目指すことを
基本方針として進めてまいりたいと考えております。
次に、企業立地促進法の指定についてお答えいたします。
本年6月に施行されました企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び
活性化に関する法律、いわゆる企業立地促進法につきましては、企業立地などの取り
組みを支援し、地域経済発展の基盤強化を図ることを目指して成立したものでありま
す。この法律の大まかな流れといたしましては、国の策定する基本方針に基づき、都
道府県と市町村が地域産業活性化協議会での協議を経て基本計画を策定し、その計画
に基づいて実施する事業について、国が一定の支援措置を講ずるというものでありま
す。
また、事業者が企業立地や企業高度化を行う場合にも、それぞれの立地計画や企業
高度化計画を策定し、都道府県知事に対し、承認申請することができ、それに基づい
て各種支援措置が受けられるというものであります。
宮城県におきましても、企業立地促進法に基づき、地域産業活性化基本計画の方針
が示され、高度電子技術産業及び自動車関連産業の集積促進を基本とすることを決定
し、これらの業種、関連企業を立地しようとする市町村を「集積区域」として選定す
ることになったものであります。集積区域としての要件といたしましては、新たな企
業誘致や現工場の拡張などに対応できる十分なスペースが確保されていること。つま
り、既存の工業団地のほか、集積業種の円滑な立地に向けて新たに工業団地などが整
備されていることなどが必要であります。
また、計画期間である5年間で実績が見込まれることが要件となっており、この期
-3-
間内で実現可能な計画を策定しなければならないこととなっております。
宮城県の基本計画につきましては、特定の産業分野の集積であり、市町村が参加で
きるものとはなっておりませんが、既存の工業団地や具体的な造成計画がある市町村
が集積区域選定に応募しております。
本町におきましては、具体的な工業団地造成の計画は策定しておらず、計画期間内
においての用地確保や新たな造成計画の策定は、現在の財政状況などから見ましても、
極めて困難な状況であります。仮に造成計画が策定できたといたしましても、計画期
間が5年間と短いため、例えば農地の転用や各種許認可、土地の造成工事などに要す
る時間の見通しなどが必要であり、実際に企業立地の成果に至る前に、計画期間が満
了してしまうものと考えられます。このことから、本町としましては、今回の応募は
見送らざるを得なかったところでありますので、ご理解願います。
次に、首長のリーダーシップと役場内の組織の充実についてお答えします。
企業誘致による産業振興と雇用の確保は、町長選挙に当たって私の重要な公約の一
つでもあり、長年にわたり企業人として培った経験を生かし、みずから率先して取り
組んでまいる所存であります。
役場内組織の充実につきましては、現在、産業振興課内に企業誘致担当を置いてい
るところでありますが、地域振興に係る事務事業の質的、量的な増大と多様化という
現状の中で、必ずしも十分な体制がとれているものではありません。
また、企業誘致に当たっては、まず立地の受け皿となる用地の確保に加えて、道路、
上下水道、電気、通信などのインフラの整備、さらには雇用される勤労者の生活環境
整備に至るまで、幅広い分野にわたる課題の検討が必要となります。したがいまして、
今後は、それぞれの担当班、担当課の枠にとらわれず、職員間の連携と協力体制のも
と、幅広く課題を検討し、対応できる体制づくりを図ってまいりたいと考えておりま
す。
次に、ご質問の第2、説明責任についてお答えいたします。
ご承知のとおり、平成17年3月に亘理との合併協議会が破綻したことに伴い、本
町では、自立のまちづくりに向けた健全財政を確保するため、行政改革大綱及び行政
改革プランを策定し、行財政改革に取り組んでいるところであります。
また、各実施項目の具現化に向けては、集中改革プランの中で数値目標等を用いて
策定しているところであり、これからの取り組みについても、行政改革推進委員会に
お諮りをしながら検証し進行管理を行っているところであります。
ご指摘のように、実施項目の中には、上下水道料金の見直しや公共施設使用料など
町民の皆様のご負担を伴う見直しもあり、その実施に当たっては、内容をわかりやす
く説明した独自のチラシの作成や「広報やまもと」並びに山元町ホームページに掲載
するなど、見直しに当たっての目的や必要性など町民の皆様のご理解とご協力を得ら
れるよう、周知徹底を図りながら見直しを行ってきたところであります。
今後も、健全財政を確保するために改革プランの項目一つ一つ確実に実施すること
が必要であると考えておりますので、その都度、計画実施に向けて目的や必要性、効
果などを町民の方々に速やかに公表し、ご理解をいただけるよう説明会の開催、
「広報
やまもと」並びにホームページ活用など、あらゆる機会を活用し、広く町民の皆様の
ご理解とご協力をいただけるよう努力し、行政の責任を果たしていきたいと考えてお
-4-
りますので、何とぞご理解を賜りたいと存じます。
以上、終わります。
14番(齋藤慶治君)はい。それでは、再質問に入りたいと思います。
初めに、企業誘致策の方の観点から質問をしたいと思います。
初めに、本町の産業振興策の基本方針について、今、町長から述べられたとおりで
すが、今町長が言われたように、本町の基幹産業は、やはり一番初めに農業と、こう
位置づけるというふうに今町長から答弁ありました。今までの流れ含めて、私もその
とおりだし、地域資源を生かすとなれば、第1次産業である農業、水産業等を大事に
これからも守っていくということにおいては、異存はありません。
ただ、町長に1点、まずここでお聞きしたいのは、そういう今までの千石町政、そ
して森町政の長い積み重ねの中で、宮城県、あとは国あたりから、山元町の位置づけ
が、私お聞きしたいのは、農業の町だと、第1次産業をうんと重視する町だというよ
うなとらえ方がされているんじゃないかなと、こう思う点があるんです。なぜかとい
うと、農業予算については結構つけやすい。そのかわり、ほかの予算はちょっとつけ
にくい、建設関係、都市部関係、そういう位置づけという認識についてですね、私は
そう思うんですが、町長はまず、どういうふうにこの山元町の位置づけをとらえるの
か。やはりそのとおりなのか、逆にもうちょっと別な方向に今後持っていく方針でい
るか、その点をまずお聞きしたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。ただいまのご質問ですが、議員のおっしゃるとおりでございます。
私も、いろいろと活動しておりまして、今は県でも、かなり山元町に対して目を向け
てくれるようになったなというふうに感じております。今後を私も期待するところで
あります。以上でございます。
14番(齋藤慶治君)はい。基本産業、私も12年間議員活動して、農業予算がつけやすいとい
う前提には、さっき言ったように県、国が、山元町は農業を大事に第1次産業とする
町だと。その分、逆に、今回企業立地ですが、都市関係の予算、建設関係、都市計画
含めて、そういう全体の、どちらかというと従来の建設省、今では国土交通省関係の
予算がつけにくい。その結果ですね、山元町では、国営農地再編関係がスムーズに予
算がつけられた。そして、森町政においては田園空間整備事業の中で、山元町全体を
こういう形でまちづくりの方向性があったと。
それで、今回私が質問した企業立地関係の、なかなか企業立地に関しての国、県か
らの認められる割合が少ないから、後で言いますが、企業立地促進法関係は網に入ら
なかったのかな、申請しなかったということですが。そういう点、強く思うので、こ
れから産業振興策の中で、私は山元町は1次産業、2次産業、3次産業、バランスの
とれた産業振興策はできる町だと思っているし、できる地形関係、交通の利便性だと
思っていますので、その点もう少し第2次産業、第3次産業、特に第2次産業は工業、
製造業関係なんですが、そこら辺ですね、やはりこれからの方針としてですね、1次
産業を大切にすることはもちろんですが、第2次産業に対しても、もうちょっと力を
入れていくという基本方針を町で持っていかないと、県、国は、山元町は第1次産業
を大事にする町だから、第1次産業に対しては山元町は優先的に予算をつけるが、ほ
かの関係は余り予算なり情報を流さないというふうになっているんではないかなとい
う危惧がしますので、町長にお聞きしました。町長、もう一回その点だけ、ちょっと
-5-
先ほどの回答はちょっと違うと思いますので、その点です。
町
長(大條修也君)はい。今のご質問ですが、農業に関しても、企業誘致に関しても、私は、
できることから進めてまいります。したがいまして、どれがこれがということではな
くて、現在はできるものからということで県の方へ働きかけております。おかげさま
で、今年の暮れから来年にかけて、大型漁礁を予算を取ってくれました。そういうこ
とで、海の方には、山元町としては、漁礁ができるという一つのことがスタートする
わけです。そういうことで、全般に努力しておりますので、どうぞご理解いただきた
いと思います。
14番(齋藤慶治君)はい。産業振興については、全般にバランスよくいろいろな産業策に全力
を尽くす。そして、できることからやっていくということで町長の答弁がありました
ので、その点、余り形にこだわらないで、本当にできることを一つ一つこつこつやる
ことが行政だと思いますので、産業振興全般について今後とも全力を尽くしてほしい
と思います。
それでは、第2点の企業立地促進法についてお伺いします。
実は、これは本当に新聞を見て、指定に山元町が入っていないということで、本当
に見て一番初めの感想は、がっかりしたというのが第一印象でした。多分19年度4
月あたりから、この企業立地関係の県の説明会があって、そして6月に交付という2
か月間の短いぐらいの期間だったんですが、町長が選挙公約にしている企業立地を進
めるには、まず本当にいい制度だったんですね。
まず山元町が企業立地を進めるには、
この企業立地促進法の内容、後でもう少し具体的に話しますが、すごくいい内容なん
です。だから、その指定されて、同じ土俵になって初めてこの自動車関連とか高度情
報集積関係の企業の情報なり立地の環境が、宮城県の同じ市町村と土俵に乗ることが
できたんですが、先ほど町長が言ったように、この指定されないという形で、私から
すると4、5年おくれるのかなと、企業立地競争に関してですね。そういう点では、
これから環境も整えれば加盟できるかどうか、
そこら辺もお聞きしたいと思いますが、
その点、町長、この国、県の補助事業の内容を逆にいつごろ、例えば町長がわかった
のか。例えば就任当時でまだやっぱりわからなかったのか、それとも、町長はわかっ
ていたんですけれども、やはり担当課から、要件が未整備なので、やはり難しいとい
う判断をしたのか、その点をまず第1点にお聞きしたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。町が立地に乗りおくれたということ、立地じゃないですね、申請に
乗りおくれたということは、確かにそのとおりでございまして、これはやはり本町が
未整備であったということがすべてであります。最近になってやっと土取場の問題で、
いよいよ企業誘致できる土地ができるかなというところでございまして、先ほどのお
話の5年先ということではありません。これから準備を進めていけば、県としては受
け取っていただけるというふうに私は考えておりますので、早急に準備をして、次の
ときに早く申請をするということが大事だというふうに考えております。以上です。
14番(齋藤慶治君)はい。町長、企業立地、この関係で、結果的には要件に合わないというこ
とで申請しなかったんですが、町長、逆にこの内容を知っていたかどうかちょっとお
聞きしたかったんです。これは、後で役場内の方の情報なり、そういう形と関連して
くるんですが、町長は例えばわからないままで、例えば5月、6月になったのか、わ
かったんだが、やはり要件が未整備なので、そういう判断をしたという形か、その点
-6-
をお伺いしたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。はっきり申し上げて、その制度についてはわからなかったですね。
それと同時に、私も土地の方ばかり検討しておったという面もありまして、その辺に
ついては、取り戻すべく努力してまいります。
14番(齋藤慶治君)はい。今回の企業立地促進法の指定地域に入る範囲内、先ほど言ったよう
に、ちょっと私は大きな、とりあえず第1回目の分岐点というふうに認識しているの
で今回質問に取り上げたんですが、今町長がみずから正確なお話ししましたけれども、
やはり私は、目いっぱい努力をしたんだが指定されなかったら、それはしようがない
んです、先ほど言ったように。国、県に働きかけてもだめだったのか。それは、先ほ
ど言ったように要件という、厳密な決まりがあったようですが。
ただ、私は要件、後で指定地域言いますが、仙南で入っていないのは、川崎町と七
ケ宿と山元町だけですね、指定に入っていなかったのは。だから、隣の亘理、丸森、
角田、全部周辺、二つのうち一つに指定されて、これから一生懸命国、県、その指定
された町が協力して情報を流し、優遇措置を得て企業立地に一生懸命やるという大き
な方針の中で、山元町だけがこの制度に乗りおくれたという意味合いでは、先ほど言
ったように大きなまず、大きなというか、私からすれば本当に残念だった、その一言
に尽きます。
それで、町長、企業、役場内含めて、やはり選挙公約で、私らもそうだけれども、
企業立地に力を入れるんだという中では、ありとあらゆる情報を、やはりきちんと町
長部局の方まで入って、その中で判断するなり、これはしようがないというふうにし
ていかないとですね、これからいろいろな話が来ると思います。そのときに、残念な
がら、いい話も悪い話も来るだろうけれども、上まで伝わらない中で、せっかくこう
いう補助事業があるかないかの議論すら町長知らないうちに、少し2、3年おくれる
ようなスタートになってしまうということに関して、私は残念に思いますので、その
件、まず町長、やはり残念だったかどうかだけ。
町
長(大條修也君)はい。本当に残念に思っています。その挽回をするために努力いたします。
14番(齋藤慶治君)はい。そうですね、やはりこれからいろいろな情報あると思いますので、
的確にまず上げてもらって、その中でできる・できないあたりをですね、共通認識の
もとに判断してもらうとですね、私らも強く余り言いたくはないんですが。それで、
残念ですが、ただこれからは努力して、この企業立地促進法、全国で10県、そして
12地域が指定されています。ほとんど結構東北地方が多いんですね。というのは、
やはり格差是正ということで、少し財政力とかいろいろな意味でおくれているような
地域に対して、国、県が一致して優遇措置をして企業誘致を進めようという制度なの
で。それで、総額で約300億円、そのうち100億円を特別交付税の方から回して
優遇するというようなことが、産業経済と総務省が合致したという新聞記事に載って
います。約300億円が、いろいろな意味でこの企業誘致に対して利便性というか、
減免をしたり、そういう形で図ると。金額以上に、宮城県は宮城自動車関連活性化協
議会、もう一つは、高度電子機械産業活性協議会、要は二つの分野なんですが、その
情報が山元町まで企業立地関係に関してはおりてこないのが、私一番心配なんです。
ぜひ、まずとりあえず、協議会に入っていないんですが、入っているつもりで今後情
報を集めたり、そして早くこの協議会に入れる要件を整備してほしいと思います。一
-7-
番は土地とか集積の関係ですが、これは担当の方から、要件だけもう一度再確認して
ほしいんですが、この入る要件、それをお願いします。
議
長(岩佐
隆君)この要件に関しまして、産業振興課長、齋藤忠男君。
産業振興課長(齋藤忠男君)はい。要件でございますけれども、まず第1点目は、やはりどこの
場所かというのが、このチェックシートの中に載ってございます。その要件が一番最
大なんじゃなかったのかなと。今回の、要するに申請ができなかったというような形
は、場所がまず書かなくちゃだめだと、それには、当然場所だけじゃなく、面積等、
そういったもの等のチェックがございますので、その辺のところで申請が見送らなけ
ればならなかった。
それから、もう1点なんですけれども、ちょっと参考までにですけれども、これは
5年間のスパンでいっていますけれども、例えば5年間の間に、来年が山元町で整備
ができたというんであれば、来年当然手挙げることは可能でございますので、できる
だけそういった要件が整った時点で、やはりこれに入っていくというふうな形は、担
当課としてはそのような考えは持ってございます。以上でございます。
14番(齋藤慶治君)はい。要件の中に、私からすれば浅生原の農工団地あたりは入らないのか
どうか、本当はそれも確認していきたいと思います。
ただ、これから2、3年後に、例の土取場あたりが、これが町で所有するような、
今、段取りに入っているとも聞いています。先ほど、一番初めの冒頭で質問しました
が、土地を得ることに関すると、やっぱりすぐ有効活用しなくてはいけないので、そ
ういう点では、これからですね、一生懸命あそこの土地をですね、山元町のものにな
った段階の中でパンフレットをつくるなり、そういう形でですね、一刻も早く、あの
土地にいろいろな関連の企業が入ってくるような努力というのは、今からしなくちゃ
いけないのかなと思いますので、その点町長にお伺いします。努力の方。
町
長(大條修也君)はい。ただいま議員のおっしゃるとおり、これから全力を尽くして企業誘
致のすべてを調査し、進めてまいります。以上です。
14番(齋藤慶治君)はい。担当課長に、先ほどの質問、浅生原の農工団地あたりは、やはりあ
れだけでは要件に入らなかったのかどうか、その点確認したいと思います。
産業振興課長(齋藤忠男君)はい。浅生原の件も、一時頭の中にはございました。ところが、前
のいきさつがちらっとあったもんですので、その辺がやはりちょっとネックとなって、
うちらで上げることが可能ではないと。できれば、今後の進み方ですけれども、そう
いったことも白紙に戻して、やはりできれば私らはそのような形で、農工団地があり
ますよというような形で今後は進んでいきたいと思っております。
14番(齋藤慶治君)はい。多分、今課長が言ったのは、土地の買収がスムーズにいかないとい
う、多分そういうことも前提にして浅生原の関係お話ししたのかなと思いますが、や
はりそういう点で、ああいう、ただ指定するだけじゃなくて、指定したら、やっぱり
地権者とある程度のコミュニケーションを図っておかなければ、実際話があったとき、
そういう意味でトラブルを起こしたりするんでは、やっぱり来る企業もありませんの
で、その点、これからの一つの企業誘致の仕事としてですね、しっかりやってほしい
なと。
次、3点目に入ります。
今までの議論の、要は総括なんですが、やはり全国でこの企業誘致、いろいろなと
-8-
ころで一生懸命やっているんですよね。宮城県はもちろん、隣の相馬市、福島県はも
ちろんですが、日本全国どこでもやはり、理由は先ほど言ったような雇用関係、そし
て町の活性化のために企業というのは欲しいということで、そういうことで行われて
いるんですが、特にその中で、たまたまですね、町長、「ガバナンス」、わかります、
この雑誌。行政で、私らは毎月とって、職員の方でもとっている方がいるんですが。
たまたま「自治体セールスの極意」ということで、企業誘致関係の特集してたですね、
ことしの8月号です。その中で、
「セールスのポイントは」ということで二、三うたっ
ているんです。それには、先ほど言ったような土地、町のまず産業振興の方策、方針
をきちんと明確にして、どんな企業でもいいからじゃなくて、絞った企業を、やはり
町の計画に合った企業を持ってくるとか、あとは山元町でも助成金、町の企業立地関
係の条例が通って4月から公布されていますが、ああいう制度もそうでしょう、国、
県含めてですね。
あと、4番目というか、最後の方になるんですが、やはり丹念に企業訪問を積み重
ねることということなんですよ。それは、私が言っているのは町長みずからではなく
て、やっぱり常日ごろ担当職員が、町内外の、もちろん山元町にある企業はもちろん、
それを第1。第2に町外で山元町に来たいという企業があったときの対応をですね、
やはり企業訪問を積み重ねることによっていい情報が来たりすると。
そういうことが、
ポイントに入っています。
そして、最後には、やはり首長、担当職もですね、セールスマンに徹して企業に働
きかけ、またその情報収集を徹底するということで、やはり町長、そして担当者ので
すね、その熱意が企業に伝わるかどうかというのが、いい情報が出てくるかこないか
というポイントであるというふうに入っています。そういう点、町長はもちろんです
が、早く組織をですね、私は、今の組織の内容でもいいんですが、もう少し専従でき
るような、やはり定期的に企業訪問できるような体制というのが必要ではないかなと。
それと、先ほど町長が言ったように、課を越えたプロジェクトみたいなものをつくっ
てですね、情報を交換し、そして働きかけて、それが1年、2年、3年やって初めて
効果が出てくるのかなと思いますので、その点、まず町長のトップセールス、町長み
ずから歩いて一生懸命やっていると思いますが、今後のセールスの関係。そして、先
ほど職員の組織の充実にありますが、私は、プロジェクトみたいなものをつくっても
いいんじゃないかなと、専門じゃなくても。各課を越えた5人ぐらいで企業誘致なり
産業振興の今後の方針を含めて、その人に聞けば何でもわかるような職員の育成とい
うのが必要じゃないかなと思います。その点、この2点について町長にお伺いいたし
ます。
町
長(大條修也君)はい。まず、トップセールスの問題ですが、やはりプロジェクトチームを
つくってですね、本格的にセールスできるような条件整備をしなければならないとい
うことでございます。それには、やはりプロジェクトチームをしっかりとしたものに
して進めてまいりたいというふうに思います。
その他、私は今でも、トップセールスではありませんが、セールスはしておりまし
て、県の方へも足を運んでおります。7月には県の課長さん方が、うちの職員と向か
い合って会議を開き、遠慮なく県へ来てくれというふうに県の方々から言われている
わけです。そういう意味では、職員もどんどん県の方にわからないところは聞きにい
-9-
けますし、条件が整ってきたなというふうに私は考えております。以上でございます。
(
「組織の方」の声あり)プロジェクトチームを組織として位置づけながら進めていき
たいというふうに考えております。
14番(齋藤慶治君)はい。わかりました。まず、本当に手間暇かかるのがこういう仕事だと思
うんです。だから、一朝一夕にすぐ結果が出るということではなくて、やはり一生懸
命種をまいた結果が、いろいろな話が来るという、私はことだと思いますので、まず
職員に徹底し、いろいろな情報を上げ、そしてある程度の、担当課でいろいろな企業
誘致関係に関しては、すべてこなせるという部署がですね、やはりそういう専門職じ
ゃないけれども、そういう専門の人材を育てていくことによって初めて、後で芽が出
て花が咲くのかなと思います。
そこで、この関係で最後になりますが、この雑誌ですね、福島県知事、今佐藤雄平
さんなのかな、その名刺の話が出ているんですよ。その名刺に、一番初め「福島県営
業本部長、福島県知事佐藤雄平」、そういう名刺だそうです。ということは、知事みず
からが、やはりそういう気持ちで日々行っているというあらわれで、そのことをすご
くこの人は評価しているんですね。そういう意味で、大條町長も名刺ですね。やはり
名刺からと言うとおかしいですが、名刺からでも、そういう姿勢を明確にあらわすこ
とによって、いろいろないい情報が集まってくるのかなと思いますので、今後よろし
く、そういう姿勢もですね、お願いしたいと思います。
では、最後の説明責任。
これは、先ほど答弁あったように、町民に対してですね、今回20年度から中央保
育所を廃止し三つの保育所にするとか、あとこの前、もう広報に載っていましたね、
保育料を段階的に国の80パーセントに上げるとか。これは、私としても、当然これ
から必要不可欠な一つのステップかなと思っています。
ただ、やはり町民の視点からすると、
「急に言われても」という話が出てくると思う
んです。そういう点では、今後、行政改革プランには、坂元小学校関係の給食関係の
統合関係、あと各種補助金とか、いろいろな形の見直しとか、やることがいっぱい行
政としてはあります。そういうときにですね、やはり立場をかえて、行政の立場では
なくて、受けている方の立場からすれば、こういう説明の段階があればやはり納得す
る、納得というか、理解できるなという形の説明をしていかなければ、後で町民から
いろいろな形の苦言なり反発なり、批判を受けると思うんです。そういう意味で、今
後行政改革関係で、やはりいろいろなことを、町民に痛みなりを与えるような改革も
しなくちゃいけないような場合に、やっぱり町民の視点に立って、親切丁寧にですね、
こんなに説明してくれるのかという姿勢が大事だと思います。その点、町長にお伺い
したいと思います。
町
長(大條修也君)はい。その点に関しては、私もいつも考えております。そういう意味では、
これから説明責任上ですね、各地でいろいろな集会等を開いてですね、町民からのご
質問をいただきながら町の運営に役立てていきたいし、またお願いするところはお願
いしてということで考えております。
議
長(岩佐
隆君)14番、齋藤慶治君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)この際、暫時休憩をします。
-10-
午前10時51分
休
憩
午前11時00分
再
開
議
長(岩佐
隆君)再開します。休憩前に引き続きまして会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)7番、佐藤智之君の質問を許します。
佐藤智之君、登壇願います。
7番(佐藤智之君)はい。私は、平成19年第3回議会定例会において、次の3件について町
長に一般質問をいたします。
初めに、シルバー人材の活用の促進についてであります。
これは、町長の公約の一つに、
「シルバー人材の育成に取り組みます」となっていま
す。この件につきましては、議会の一般質問でたびたび「シルバー人材センターの立
ち上げを」と提案されています。私は、平成6年の第3回定例会、その後、平成15
年の第4回定例会と今回で3回目となり、ほかにも平成9年の第2回、11年の第2
回、17年の第3回の各定例会においても、同僚議員がその設置についての一般質問
をいたしていますが、その後、草刈りと給食運搬の有償ボランティアの制度が立ち上
がっていますが、本格的なシルバー人材センターなるものは、まだ実現に至っており
ません。シルバー人材の活用については、言うまでもなく、長年培った経験と技術を
生かし、例えば定年後、社会に役立てたい。また、報酬を得、多少でも生活の糧にし
たいとする一方、町民から、特に高齢世帯や独居老人世帯から需用、その要望が強い
ので、シルバーの人材を活用すべく、同センターの立ち上げについて検討をし、ぜひ
とも実現を図るべきと思いますが、町長の所見を伺います。
第2件目は、現行の町民バス「ぐるりん号」の運行を見直し、デマンド方式への移
行を検討についてであります。
この件につきましては、平成17年第1回定例会に続き、今回二度目の一般質問と
なりますが、前回の質問に対し、
「検討課題にいたします」だけにとどまっておりまし
た。本町の町民バス「ぐるりん号」は、ご案内のとおり平成11年度に運行を開始し、
その利用者数は、初年度で2万6,205人で、13年度の3万8,246人をピー
クに、年々減少してきております。18年度の決算資料によりますと、18年度は乗
車数は2万6,470人で1日平均90人と、13年度対比で乗車数でマイナス1万
1,776人、1日当たりではマイナス40人となっております。この「ぐるりん号」
のバスダイヤにつきましては、12年度にJRとのアクセス向上を主眼に置いた改革
を行い、利便性の向上を図りましたが、その後JRのダイヤ改正が小幅にとどまって
いるため、バスダイヤの改正はその後行わず、今日に至っております。このJRダイ
ヤとバスダイヤのわずか1、2分の差で、双方ともに時間帯が合わず、利用者減にな
っているのも一因と思われます。
また、町当局では、減少傾向が続くのは高齢者を含めた免許保有率の上昇、また小
中学生数の減少等の影響が原因としてあるのではないかという分析をしております。
乗車してから目的地に着くまで、場所によっては約1時間ほどかかることや、帰りの
時間帯がうまく合わない等々の問題点もあります。路線や時間帯によっては、乗客ゼ
ロという、いわゆる「空気を運んでいる」、また「もったいない」という声が聞かれて
-11-
まいりました。
今、全国の自治体では、従来型のバス運行を改め、デマンド(需用)に応じ乗り合
いで運行するデマンド方式に切りかえをしたり、また新規に採用する自治体がふえて
います。この方式は、福島県小高町が全国に先駆けて多目的交通システムへの取り組
みとして、11年度に町民のニーズを調査し、12年度に運行委員会で検討を重ね、
13年6月から14年度にかけて試験運行をし、15年4月より本格運行したもので、
小高町商工会が主体となり、町内2社のタクシー会社から、ジャンボタクシー2台、
通常のタクシー2台を借り上げて運行、バスよりも便利でタクシーよりも安いシステ
ムで、戸口から戸口までの送迎が基本、利用者はあらかじめ利用登録をし、利用する
ときには30分前までに事前予約をし、複数の乗り合い方式となっております。
また、岩手県の雫石町では、NPO法人で運営をし、タクシーの運行は町内のタクシ
ー会社が行っております。
いずれも財政の削減効果はもちろんのこと、利用者の生きがい創出や健康維持、ま
た地元での買い物の増加による商店街の活性化などの波及効果が大きいと言われてお
ります。そして、生活充実度に大きな変化が見られるのも、大きなメリットであると
言われております。今、全国で34自治体に広がっていますが、まずこの方式の調査、
研究のため、積極的に先進地を視察し、移行を検討してはどうか。町長の所見を伺う
ものであります。
3件目は、町道等の整備促進についてであります。
最近、特に大型車両の通行量の増加に伴い、国道と県道相馬亘理線を結ぶ主要町道
の舗装の傷みが激しくなっております。その改修方と、特に通学路の安全確保のため、
歩道の設置と信号機の設置が望まれております。
その一つに、町道4184号の町道高瀬交差点から笠野間と町道2131号の町道
鷲足交差点から牛橋公園の南側の丁字路交差点、いわゆる国体道路のこの交差点の間
は、トレーラー等の大型車両の通行が近年特に増大し、その舗装の傷みが激しく、改
修を急ぐべきであります。
それと、この町道4184号、高瀬笠野線の県道と交差する橋の中央部の舗装部分
が削り取られ、現在、金具、ボルト部分が露出して、非常に危険な状態になっており
ます。また、以前、橋げたの構造に問題がありと指摘されておりますが、あわせてこ
の橋等の改修を急ぐべきですが、これは県の対応になるのか町の対応になるのか、あ
わせてお伺いをするものでございます。
2点目として、これは、以前にも指摘、要望が出ておりますけれども、町道3号、
山下花釜線のたけだ魚屋から早坂商店の区間は、特に朝の通勤、通学の時間帯には、
中学生等の通学の安全を確保すべく、この区間に歩道の設置を急ぐべきであります。
3点目に、町道2131号、先ほどの鷲足花釜線と県道相馬亘理線との丁字路交差
点に、横断歩道用の線引きとあわせまして、交通量の多いこの交差点に、地元住民か
らも「感応式でもよいから信号機の設置をぜひお願いしたい」と、こういう要望がか
なり出ておりますので、
その促進のために県当局への働きかけをしていただきたいと、
このように思います。
以上、3件について最初の一般質問といたします。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
-12-
町
長(大條修也君)はい。佐藤議員のご質問にお答えいたします。
1点目のシルバー人材活用についてお答えします。
全国的な高齢化傾向は、確実に進んでおり、山元町も例外ではありません。また、
これまで生産人口の中核を担ってきた、いわゆる団塊世代が定年を迎え、経済活動に
も多大な影響を及ぼすものと考えられます。
このような現状の中で、シルバー世代と呼ばれる高齢者の人材活用は、生きがい作
りや地域活性化の観点からも重要な課題となっております。したがいまして、ご指摘
のとおり私もシルバー人材活用を公約の一つに掲げたところであります。ご質問のあ
りましたシルバー人材センターの設置も、高齢者の人材活用として一つの方法である
ことは十分認識いたしているところであります。
しかしながら、これを実行するためには、人件費等多額の運営費用が必要となり、ま
た国や県からの補助を受けるためには、登録会員数や年間就業実績など一定の基準を
満たさなければならず、
さらに近年の緊縮財政の中で削減の方向にあることなどから、
地元自治体の負担も相当のものになるなど、本町でも取り組む上でいろいろな課題も
あると思われます。このようなことから、これまで本町においては、シルバー人材セ
ンターにこだわらず、例えば社会福祉協議会で実施している有償ボランティア組織の
拡充なども含め、地域の実情と住民のニーズに即した人材活用の方策が検討されてき
たところであります。このことから、これまでの検討内容を精査しながら前向きに、
引き続き慎重に検討させていただきたいと考えております。
次に、町民バス運行を見直しデマンド方式への移行を検討してはどうかというご質
問にお答えします。
現在運行している町民バス「ぐるりん号」につきましては、山元町総合計画の重点
プロジェクトの一つである町民バス運行プロジェクトの具現化であり、高齢者や児童
生徒など、いわば交通弱者の交通の確保に加え、町民の身近な足として、また地域活
性化の促進等を念頭に置き、慎重に検討を重ねるとともに、町議会の判断を仰ぎ、定
時、定路線方式の巡回バスとして、平成11年から運行を開始したものであります。
ご指摘の福島県旧小高町におけるデマンド型乗り合いタクシーは、利用者が情報セン
ターの電話に申し込みをし、あらかじめ定められたエリア内の任意乗降者地点へ伝え
ることにより、センターのオペレーターによるIT処理、瞬時に配車スケジュールが
伝えられ、一定の時間内に指定された乗車場所に乗り合いタクシーが向かい、他の利
用客と乗り合いながら目的地に向かうもので、車両は10人乗りジャンボタクシー2
台、5人乗りタクシー2台の計4台で運行されております。
デマンド方式の運行を開始するに当たっての初期導入経費としては、約2,700
万円を要しておりますが、平成13年度の国土交通省のデマンド交通システムのモデ
ル実験に採択されたことにより、補助金2,200万円を受けております。
なお、当該実証事業は、国土交通省の単年度事業であるため、現在は実施されてお
りません。公表データがちょっと古くて恐縮ですが、平成16年度の収支計画書によ
りますと、収入約900万円に対し支出が約2,100万円と差引1,200万円の
赤字が見込まれており、この赤字分については、町と商工会が補助金を交付し赤字補
てんしているようでございます。
このデマンド方式については、利用者の需用に応じて、自宅等から目的地までドア・
-13-
ツー・ドアで運行し、タクシーに近い利便性を低料金で実施することを目的とした新
しい交通形態で、利用者にとって望ましい形態であると理解されますが、しかし、事
前予約が必要であることや、乗り合い運行のため目的地への到着時間が不確実となる
ことから、JRへの乗り継ぎや通勤・通学者の利用には支障があるといったデメリッ
トも生じております。このような、旧小高町の事例を参考とし、本町において現行方
式からデマンド方式に移行するとした場合には、車両の更新に係る経費、予約システ
ムの導入や予約オペレーターの配置に要する経費など、新たに相当な財政負担を余儀
なくされること及びタクシーに近い利便さを低料金でサービス提供することにより、
町内の民間旅客運送業者(タクシー業者)の経営そのものを圧迫してしまうのではな
いかといった問題が懸念されるところであります。
また、本町において「ぐるりん号」のみならず、町独自の生涯福祉施策として、福
祉タクシー利用券や燃料費助成券の交付といった支援措置も行い、総合的に交通弱者
の足の確保を図っており、しかも厳しい財政運営を余儀なくされている現状において、
新たに多額の導入経費を伴うデマンド方式への切りかえについては、困難な状況にあ
ると理解しておりますので、何とぞ事情等ご賢察を賜りたいと存じます。
次に、町道の整備促進についてのご質問にお答えします。
最初に、①の町道の4184号高瀬笠野線と町道の2132号鷲足花釜線の舗装の
傷みが激しいが、その改修についてお答えいたします。
近年の町内の道路交通状況につきましては、大きな変化が見られ、特に国道6号及
び主要地方道相馬亘理線を結ぶ幹線道路において、大型車両の交通量が増加しており
ます。特に、議員ご指摘の町道4184号高瀬笠野線と町道2132号鷲足花釜線の
2路線につきましては、大型車両の通行の増加が顕著であり、前者の町道4184号
は、施工時は農道の基準で整備された舗装構成であり、近年の大型車両の通行規格に
は適合できず、舗装が傷む結果となっております。また、後者の町道2132号は、
平成10年に完成をいたしておりますが、計画交通量が大型車両、交通量1日当たり
100台を見込んでの施工でありましたが、近年はさらに大型車両が増大したことに
より、舗装が傷んでいる状況であります。これらの舗装面の復旧工法は、単に舗装の
打ちかえだけではなく、道路状況にあわせ、セメント安定処理工法を採用し、舗装面
の延命化を促進し、費用対効果の発現を図っておりますが、なお、今後も舗装面の損
傷状況の把握に努め、通行車両の安全な走行を確保するよう維持管理に努める所存で
あります。
次に、ご質問の第2点、町道3号山下花釜線、たけだ魚屋から早坂商店間の歩道の
設置をについてでありますが、本路線は山下中学校への通学路となっており、生徒の
皆さんが朝夕通学に利用している状況であります。また、山下、山寺、鷲足区から山
下駅への電車利用の通勤、通学に利用されている状況であります。朝夕通勤通学の時
間帯を考慮いたしますと、現状の車道のみの幅員では、車両のすれ違い時の自転車や
歩行者が危険な状況であり、ご質問の歩道設置計画の必要性も十分に理解できます。
つきましては、広域的な道路計画の整合をもとに、道路幅員の見直しや歩道設置計画
の検討を進める時期であると考えます。
最後に、ご質問の3点目、町道2132号と主要地方道相馬亘理線との丁字路に横
断歩道の線引きと信号機(感応式)の設置に県当局への働きかけをについてお答えい
-14-
たします。
さきの1点目の質問でお答えいたしましたが、国道6号主要地方道相馬亘理線を結
ぶ重要な幹線道路で、近年大型の車両の通行量の増大には目をみはるものがあります。
本県の信号機の設置につきましては、起点となる国道6号は既に設置済みですが、終
点である主要地方道相馬亘理線側は未設置となっております。この相馬亘理線の交通
量も年々増加の状況から、近隣住民からの設置を望む声も聞かれます。つきましては、
横断歩道の設置も含め、関係機関との協議、調整を進め早期実現に向けて努力いたし
ますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
以上でございます。終わります。
7番(佐藤智之君)はい。1点目のシルバー人材の活用についてでございますけれども、現在、
社協の方で有償ボランティア、これも一部進めていると。そういうことで、まず全体
的にですね、シルバー人材、どの程度の需用、供給があるのか、その辺の、一つは調
査をしてみる必要もあるのではないかと、このように思いますけれども、その辺の取
り組みについて、今後どのようにまずお考えになるのかお伺いをいたします。
町
長(大條修也君)はい。ただいまのご質問については、そのとおりでございまして、十分調
査をしてまいります。
7番(佐藤智之君)はい。社協で一部取り扱っている内容に関連いたしましてですね、これは
すばらしい、それを非常にモデルとなっている事例がありましたので、これをちょっ
とご紹介しながら、またこの辺の検討についてもどうかとちょっとお伺いしますけれ
ども、それは長野県の駒ヶ根市というところがございます。ここで「宅福便」という
新たな制度が今採用になっておりますけれども、実は10月の下旬に常任委員会で視
察研修に行くときに、この市に申し入れをしたところ、半年か1年先でないと対応が
できませんということで、あえて今回視察研修できない状況になっておりますけれど
も、これは近所の助け合い、支え合いを促進して豊かな地域社会を目指すユニークな
取り組みが、この駒ヶ根市で展開されておりますけれども、名づけて「こまちゃん宅
福便」と言われているようですが、これは駒ヶ根市社会福祉協議会が縁結びとなって、
困り事を抱える人とそれを応援したい、手助けをしたいとする近所の住民を結びつけ
る事業のようであります。それで、サービスの利用には、1時間当たり原則800円
をお支払いをすると。それで、有償ですけれども、非常に気兼ねなく利用できるとい
うことで、好評のようでございます。利用件数は年々増加して、年間、今6,000
件にまで及んでいると。このような状況でございます。
それで、利用できるのはですね、日常生活で何らかの支援を必要とする市内の、主
に高齢者なんでしょうけれども、これは年齢制限はないと。それで、依頼する側を利
用会員、それから支援する側を協力会員として名づけてですね、それを市の社協の方
に登録をすると。現在700人が登録しているそうですけれども、その内容は、料理、
いわゆる調理、清掃、洗濯、買い物、犬の散歩、子育て支援用の送り迎え、あるいは
一時預かり、それから通院などの外出の介助、また簡単な身の回りの世話など、介護
保険では対応できない柔軟なサービス提供が可能で、これに対する規制は特にないと。
利用料金は、先ほど言ったように1時間800円で、利用する場合は、まず社協の方
に相談をすると。また、だれに協力会員になってもらうか、最適かを検討して支援し、
それに対して謝礼を支払う。
-15-
こういう「こまちゃん宅福便」と、新しい取り組みがされているようですけれども、
この辺も参考にしながらですね、いわゆるシルバー人材の活用を大いに広げていって
はどうかと、このように思いますけれども、今駒ヶ根市の一応事例を申し上げました
けれども、これについて、もし所見がございましたらお聞かせをいただきたいと。
町
長(大條修也君)はい。ただいまのご質問ですが、大変すばらしいお話をいただいたわけで
す。私たちも、やはり町の「ぐるりん号」については、いろいろ町民の方々からのお
話もありますし、そういう面からしても、当然参考にしながら……(「町長、ぐるりん
号でなくシルバー」の声あり)失礼しました。人材と一緒になってしまいました。シ
ルバーセンターについては、以前から山元町としてもやっていこうということで考え
ておりますが、いずれにしましても、近隣の市町村で赤字が出ているとか、いろいろ
な話がございまして、私も二の足を踏んでいるところでございます。しかし、ただい
まのお話にありますとおり、いろいろと検討させていただいて進めてまいります。
7番(佐藤智之君)はい。次に、デマンド方式の件でございますけれども、今、町長の方から
いろいろと回答がございました。確かに、これに移行するときには、それなりの経費
もかかります、最初のうちはですね。ただ、やっぱり2年、3年、年数がたつにした
がって、その財政効果が非常にあらわれてくると。それで、できればタクシー会社の
ですね、その車を利活用する方法が一番安上がりと、このように言われております。
また、コースもですね、小高方式、いわゆる乗りたい場所、降りたい場所で自由に乗
り降りできる方式と雫石町の場合は、従来走っていた路線バス、その停留所を使って、
その停留所で乗降させると。いろいろな方式があるようでございますけれども、とに
かくですね、一度担当課の方で、日帰りでもちろん結構ですので、福島県でも非常に
身近な場所がございます。小高、今合併になって南相馬市になっておりますけれども、
それ以外にも、浪江、保原、双葉、大熊、それから一番近いのでは新地、それと、先
ほどご紹介しました岩手県の雫石。また、今一番乗降利用がふえているのが、これは
ちょっと遠いんですけれども、広島県の世羅町、これは去年の9月に開業しまして、
ことし7月の利用客が過去最高の1カ月間で3,200人の町民を運んでいると、こ
ういうすばらしい町もあります。そういうことで、一度まずはどういう状況なのか、
メリット・デメリットもあると思いますけれども、その辺についての調査活動をぜひ
行ってはどうかと。まずこの辺についていかがでしょうか。
町
長(大條修也君)はい。ただいま佐藤議員からいろいろお話をいただきました。本当にあり
がとうございます。山元町としても、いろいろな地区のデマンド運転方式をですね、
調査いたしまして、この町に合うように十分検討してまいります。
7番(佐藤智之君)はい。3件目の道路関係でございますけれども、先ほど第1回目の質問で、
これは通告外でございますけれども、いわゆる高瀬笠野線の県道との丁字路の交差点、
私も昨日現場を確認しておりますけれども、先ほど言いましたように、ちょうど道路
の真ん中がアスファルトがえぐり取られていると。ちょうど南下してきて左折すると
きに、ちょうどタイヤがぶつかる箇所なんでしょうね。そんなことで非常に危険な状
態になっております。まずは、その辺の早急な改修。また、先ほど言いましたように
橋げたについても、かつてちょっと不具合があったと、そういうことも聞いておりま
すので、まずその辺の改修等について。これはちょっと通告外で、関連する路線でご
ざいますので、あえて質問させていただきますけれども、まずその辺についていかが
-16-
でしょうか。
議
長(岩佐
隆君)本人から通告外ということでございますけれども、これは町道4184号
線に関連する部分でございますので。町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。道路補修につきましては、町としても十分考えてまいります。私も、
いろいろ舗装が壊れている面、それから笠野の橋の面、壊れている状況をよく伺って
おりますので、十分検討いたします。
7番(佐藤智之君)はい。先ほど、町長の答弁の中に、セメント安全処理方法、セメントを加
えることによって丈夫になるんだよと。これは、担当課長でもしわかるんでしたら、
これのコストですね。例えば通常のアスファルト舗装とこのセメントを加えた舗装、
例えばメーター当たりどれくらいのコストの差があるのか、もし数字お持ち合わせで
ございましたら、お願いします。
議
長(岩佐
隆君)セメント安定工法に関しまして、まちづくり整備課長、庄司正一君。
まちづくり整備課長(庄司正一君)はい。平米当たりの単価は持ち合わせておりませんが、通常
の舗装よりも5割増しぐらいだというふうに感じております。内容といたしましては、
舗装ばかりでなく、下地であります路盤材等の補強にもセメントを混合するというこ
とで、従来のセメントも、スタビライザーという機械を用いて細かく砕いて再利用す
るということから、単価は若干高くなるというふうに思います。以上です。
7番(佐藤智之君)特に、先ほどの2路線、そのほかにも大型トレーラーが走る箇所がありま
すけれども、まずは大型トレーラーの走るアクセス道路、今、課長から説明のあった
セメント安定を中心に、早急にこの路線は、もちろん財政の問題もあるでしょうけれ
ども、そういった大型車両の通る町道については、重点的に、このセメント安定処理
方法を用いるべきだろうと思いますけれども、その辺について町長のお考えをお聞き
したいと思います。
町
長(大條修也君)はい。その件に関して、財政面をよく検討した上で進めてまいります。
7番(佐藤智之君)はい。3番目の②の町道3号、いわゆる歩道の設置の件でございますけれ
ども、これは長さが大体1.5キロぐらいございますか。歩道設置となれば、当然用
地の確保も必要ですし、まずその辺のですね、用地等の確保についての、今後どのよ
うな地権者との、お願いといいますか、またタイムスケジュール等が、もしお考えで
あれば、お示しをいただきたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。この件のちょっと細かいことはわかりませんので、課長の方から回
答させていただきます。
まちづくり整備課長(庄司正一君)はい。先ほどの回答にもありましたように、山下中学校の生
徒の通学路でもあり、山下、山寺、鷲足区の山下駅の電車利用の通勤、通学に利用さ
れているところでもあるということで、非常に重要な場所であるということは認識い
たしております。今、その認識に基づきまして、財政上もいろいろ検討させていただ
きながら、時期と補助事業等の導入等も見据えながら検討してまいりたいというふう
に思います。
なお、歩道設置がそのままの幅員で可能なのかどうか、技術的な面も含めて検討し
たいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
7番(佐藤智之君)はい。3の③の横断歩道の線引き並びに信号機の設置でございますけれど
も、春と秋の交通安全週間、私も地元ということで、あそこに立たさせていただく機
-17-
会がありますけれども、とにかく渡れないんですね。特に、朝の時間帯は、暇なしに
上り下り車が通ると、切れ目がないと。そういうことで、特に横断歩道の白線すらな
いと、非常に危険な状態になっております。あそこは、ご存じのように山二小に向か
う生徒さんたちの通学路になっております。いろいろあの前後、歩道のない件もあり
ますけれども、これは通告外でございますので、あえて触れませんけれども、まずそ
の横断歩道の線引き、これは県でもちろんやってもらうのか、町の財政でできるのか。
それと、信号機ですね、これは 1 か所大体200万円前後かかると言われております
けれども、県の方としては、恐らく優先順位いろいろとあると思いますけれども、何
とかそれを押し上げてですね、上位の方に優先順位を上げてもらうような、信号の設
置の早期実現を県の方へ強く訴えていただきたいと思いますけれども、その辺の町長
の決意をもう一度伺いたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。今、議員のお話の件につきましては、本当に人命にかかわる問題だ
と思っておりますので、線引きと信号取りつけについては、県に働きかけてまいりま
す。
議
長(岩佐
隆君)7番、佐藤智之君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)10番、佐山富崇君の質問を許します。
佐山富崇君登壇願います。
10番(佐山富崇君)平成19年第3回9月定例議会に当たり一般質問をいたします。
大條修也町長、大きな公約の一つに、合併推進を掲げておられます。歴代山元町長、
菅野長三郎さん、橋元義雄さん、星
して森
龍治さん、引地好男さん、千石正乃夫さん、そ
久一さん、さらに現在の大條修也さんであります。7人の町長がおられます
が、合併推進を公約とされたのは、大條修也町長を嚆矢とし、唯一の町長であると思
っております。
政策を決断実行し、結果に責任をとるとする大條町長のその認識と自覚、責任につ
いて、町民にかわりお伺いをし、かつ私の注目する公約、政策項目を合併推進を中心
に検証し、明瞭、明確な説明を受け、町民にかわって一日も早い具現化、実行を求め
るのが、今回の質問であります。
大條修也町長、3月13日に就任、以来6か月、日数にして182.5日、ちょう
どお昼でありますから、経過をいたしております。4年間の任期の8分の1の任期で
あります。3月第1回議会定例会及び6月第2回定例議会では、同僚議員の一般質問
に対し、就任後まだ日が浅いことを理由として挙げており、なかなか大変だというお
答えがございました。立候補予定者として期間も長く、ご当選から3週間もの日数が
あったことを考えれば、なかなか理由としては認めがたいものがありましたが、多少
の戸惑いはやむを得なかったのかなと考えておるところであります。
しかしながら、5月の初議会、初議会としては異例とも言える人事案件で提案がな
され、副町長も選任せられ、任期の8分の1という時間経過がなされたわけでありま
す。同僚議員からたびたび、会合、会議、行事等々への出席状況につき強い指摘があ
りましたが、ご答弁において、町民のご意見を伺う本当に絶好の機会だと認識してお
るので、今後は適切に対応していきたいというふうにお答えになっております。なら
ば、町政の内容や課題を十分に理解をし、把握がなされたものと思料いたすものであ
-18-
ります。よって、私の質問には、ごく簡単、明確なご答弁を期待いたすものでありま
す。
以上、申し上げまして、通告に従って質問に入るわけでありますが、一つ気になる
点がありますので、まず確認をさせていただきとうございます。それを第1点目の質
問といたします。
大條町長は、先ほどから申し上げましたとおり、3月議会及び6月議会において、
同僚議員の質問に対し、公約や選挙公報等は事務方が書いたものであるとの答弁があ
りました。私は、事務方が書こうが、秘書が書こうが、代理人が書こうが、本人が書
こうが、立候補者当人、町長ご本人の任期中の公約であり、町民との約束事と理解す
るものであります。そのように理解してよいかどうか伺うものであります。違うとす
るものであれば、私の今後の質問は、別の観点から質問をさせていただきます。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。ただいま、佐山議員からのご質問にお答えいたします。
私は、町長就任して6か月が経過しましたが、あっという間の毎日で無我夢中で過
ごしてまいりました。町長イコール行政を推進する重大さとその役割をひしひしと実
感しております。また、多岐にわたる各般業務と事業については、ただいま懸命に取
り組んでいる次第です。
ところで、私の公約であります合併推進については、ぜひ実現したいと考えており
ます。亘理町と山元町が合併の法定協議会を設置し、各事項を検討し、アンケートも
行い、方向性が見えたかに思われましたが、合併は御破算になりました。その結果、
平成17年からは、自立の町を目指し、行政改革を断行しながら今日に至っておりま
す。
しかし、自主財源の厳しい当町には、国からの地方交付税の減額を始め、三位一体
改革に伴う税源移譲も増税に及ばず、ますます歳入環境は大変な状況に置かれていま
す。この現況において、常備消防業務、火葬業務を行う亘理地区行政事務組合を運営
し、さらにごみ等を処理するため名取市、岩沼市、亘理町と山元町の2市2町による
亘理名取共立衛生処理組合を設置して運営されており、当町としては、法定協議会で
検討した亘理町と話し合ってみたいと考えております。
議
長(岩佐
隆君)町長、選挙公約の認識について、壇上から。
町
長(大條修也君)選挙公約につきましては、この町にとってどんなことでも、私はやってい
かなければならないというふうに考えております。以上です。
10番(佐山富崇君)私が壇上からお聞きいたしました第1点の質問の答弁になっておりません
ので、それをまずお聞きいたしたいというふうに思っておりますので、その点お願い
いたします。議長、よろしくご配慮をお願いします。
(「議長、昼の休憩を要求します」
「はい、賛成」の声あり)
議
長(岩佐
隆君)今、休憩の動議がなされましたけれども、賛成がありますので、お諮りを
したいと思います。
今の動議につきまして賛成の方はご起立をお願いします。(「今の答えもらわねど」
の声あり)
〔賛成者起立〕
-19-
議
長(岩佐
隆君)賛成多数でございますので、暫時休憩とします。午後の会議は1時からと
します。
午前11時54分
休
憩
午後
再
開
1時00分
議
長(佐山富崇君)再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)12番、後藤正幸君から、午後の会議を欠席する旨の届け出があります。
先ほどの答弁の中で、町長公約の認識について。町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。先ほどの佐山議員の答弁に対しまして、ちょっと前後いたしました。
申しわけありません。大條修也マニフェストは、私の選挙公約でございますので、ご
理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
10番(佐山富崇君)はい。私と同じ考えで、どなたが書こうとも、ご本人の公約であるという
ふうなご解釈でいいということでございますので、予定どおりの質問をさせていただ
きたいと思います。
その公約というか、マニフェストの中に、
「行財政改革を断行するため、民間経営感
覚を取り入れ、健全な自治体を実現させます。そのためには合併を推進し」とありま
すが、公約の中での合併推進の位置づけですね、お伺いいたしたいと思います。
また、町長の考える健全な自治体、不健全な自治体、数字的にどういう違いがある
のか、それを伺いたいと思います。
加えて、就任前の山元町自治体は健全なものだったんだか、不健全なものだったん
だか、ご認識を伺いたいということで……
議
長(岩佐
隆君)佐山議員、1問1答でございますので、1問ずつお願いします。
10番(佐山富崇君)1問1答だからということですか。はい、結構でございます。そういうこ
とであれば、何か立ったり座ったり、かえって町長に失礼かなと思ったものですから。
それでは、位置づけを、まず。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。町長、「はい、議長」と呼んでからお願いします。
町
長(大條修也君)はい。ただいまのご質問ですが、合併推進ということにつきましては、や
っぱり財政の健全化というふうに私は認識しておりますが、今後、少子高齢化時代と
いうこともありますので、やはり物事はグローバルに大きくなっていった方がよろし
いのではないかという観点で、合理化推進ということを申し上げているわけです。
10番(佐山富崇君)はい。位置づけであります。ちょっと私の質問とは離れているのかなと、
答弁が、思いました。合併推進というのは、大條修也町長の公約の中での位置づけ、
どの辺の位置を占めるか、こういうことをお聞きしたいんです。それをお願いします。
町
長(大條修也君)はい。これは、私にとっては第1番目の位置づけということで考えており
ます。
10番(佐山富崇君)はい。わかりました。
それでは次、健全な自治体と不健全な自治体、数値的な違いをお示しいただきたい
と思います。
町
長(大條修也君)はい。健全な自治体と不健全な自治体というのは、やはり健全な自治体と
-20-
いうのは、財政が潤沢にあることじゃないかというふうに私は考えますが。不健全と
いうのは、ちょっと相当幅が広い答えになるんじゃないかと思うので、私はちょっと
よく今答えられません。すみません。
10番(佐山富崇君)はい。違いですね、財政が潤沢にあるのが健全な自治体だというふうに申
されました。私考えますのは、潤沢に全部あったから健全だとかどうだとかという判
断を私はいたしません。住民のためになっている自治体かどうかというのが、私は健
全な自治体だというふうに考えるものでありますが、これは見解の違いということで
結構でございます。
それでは、就任前の山元町の自治体は健全だったんでしょうか、不健全だったんで
しょうか、大條町長さんのご判断で結構でございます。私の見解と違っても構いませ
ん、見解の相違でございますから。
町
長(大條修也君)はい。私も、過去のことは健全であるか不健全であるかとは、ちょっと判
断がつきません。そういうふうにご理解いただきたいと思います。
10番(佐山富崇君)はい。町長さんの公約といいますか、マニフェストとおっしゃっておりま
したが、そのマニフェストということで統一しましょう、お話は。マニフェストの中
には、どうも夕張にするなと、そういうふうな後援会報の中にもあったような気がい
たしております。私の判断は、住民のためになるのは健全な自治体だとお話し申し上
げました。大條町長さんは、財政が潤沢なのが健全な自治体だとおっしゃいました。
そういう解釈からいくと、どうなんでしょう。就任前の我が山元町は、健全だったん
でしょうか、不健全だったんでしょうか。改めてまたお伺いいたします。
町
長(大條修也君)はい。就任前は、私も財政の中身を把握しておりませんので、はっきり言
って、健全か不健全かということは、申し上げられないです。
10番(佐山富崇君)はい。よろしゅうございます。これだけで時間がなくなりますので、次に
移らさせていただきます。
第1回3月定例議会の同僚議員、齋藤慶治の質問に「合併はスケールメリットを得
る上で有効な手法である」と答弁いたしております。そこで伺いますが、スケールメ
リットのほかに、メリットはどんなものがあると考えておられますか。
町
長(大條修也君)はい。合併のメリットというのは、やはり規模、能力の向上、社会情勢変
化への対応、広域的なまちづくり、そういうようなことがあると思います。
10番(佐山富崇君)はい。広域的な社会状況にあわせてというようなお話になると、社会状況
にあわせてというんだとちょっと違うかわかりませんが、広域的なまちづくりができ
るということからいうと、これはスケールメリットとそう違わないのではないかなと
私は判断するんですけれども、その辺のところちょっとお願いします。
町
長(大條修也君)はい。また、メリットにはですね、行財政の効率化というものもあります
から、その辺もご理解いただきたいと思いますが。
10番(佐山富崇君)納得いかないところもありますが、よろしゅうございます。
そこでお尋ねしたいんですけれども、住民1人当たりの行政効率が最もよいのは、
人口何万人ぐらいだと認識しておられますか。
町
長(大條修也君)はい。私は、15、6万人じゃないかなというふうに考えております。
10番(佐山富崇君)はい。認識でございますから、決してそれが間違いだというふうに私申す
つもりはございませんが、3年、4年ですね、4年前の総務庁のあれでは、10万弱
-21-
というふうに出ておりました。ただ、年数もたったことですから、町長さんのおっし
ゃるとおり15、6万になったかどうか、
この新しいデータは私も持っておりません。
また、私がお尋ねしたのは、ご認識をお尋ねしたのでありまして、データからどうだ
というふうなことをお聞きしたのでありませんので、町長は15、6万人というのを
認識していると、そういうふうに理解いたしました。
続きまして、次に移らせていただきます。
同じく齋藤君の質問に、
「早期に合併できるよう努力、あるいは真剣に取り組む」、
今日も第1点目のご答弁にあったようでございますが、答弁がありました。伺います
が、早期とはどれほどの期間を言うんですか、具体的に時間的に示していただきたい
と思います。
町
長(大條修也君)はい。相手もあることですから、はっきりと申し上げられませんが、私と
しては、3年くらいかなというように考えております。
10番(佐山富崇君)はい。立派なお答えであります。私も、もし何年かわからない、あるいは
5、6年間とかというようなご答弁がありましたら、マニフェストは4年間のマニフ
ェストですよと改めてお尋ねをしようかと思ったんでありますが、3年という期間を
いただきました。大変結構なご答弁でございました。それで、真剣に取り組むとは、
どのような手順をお考えですか。
町
長(大條修也君)はい。まず、町会議員さん方が、本当に私の考えていることに同調してい
ただけるかと、できれば合併に向けて議会の方でも取り組んでいただきたいと。
また、
過去に町民のアンケートをとっているようですけれども、できれば再度私は、町民の
皆さんの意見をとっていきたいと、こういうふうに考えます。
10番(佐山富崇君)はい。ただいまのご答弁、半分は大変意を強くいたしました。半分はがっ
かりいたしました。前段につきましては、大変意を強くしたところでございます。議
員はどのように考えているか、そういうことであれば、町長さん、議員に声をかけて
いただきまして、協議会等を、お話し合い等を持っていただきたい、そういうふうに
私は考えます。その辺のお約束、まず一つ聞きたいと思います。
それと、後段の部分のお答えでございますが、またアンケートをとりたいというよ
うなお話をいただきました。どちらかというと、まだ時間的にそうはたっておりませ
ん。あれから2年ですか、17年ですから。18、19、2年ですね、2年ちょっと、
まだ。そう大きな狂ったアンケート結果が出るとは、私は感じません。
また、齋藤君の質問の中にもありましたとおり、アンケート結果はどのように感じ
ますかというような質問もありました。そのとき町長さんは、全く合併に大多数なん
ですねというようなお答えもありました。その辺をご理解いただければ、またアンケ
ートとりたいというふうなおっしゃい方をするようなご答弁は出てこないのではない
かなと思うんですが、その辺も含めて、先ほどの議員に相談をする協議会というよう
な、あるいは話し合いというようなもの、会合を開くお気持ちがあるのかどうかとア
ンケートの私の今の再質問につきましてお答えをいただきたい。
町
長(大條修也君)はい。アンケートにつきましては、私なりの考えでございまして、合併先
にお話を持っていく上には、前回より今現在こうですよとはっきりしたものを持って
いった方がいいかなということで、私そう申し上げただけでございます。
また、今後進めていくにつきましては、協議会等各関係機関と再度真剣に取り組ん
-22-
で固めてまいりたいと、そういうふうに考えます。
10番(佐山富崇君)私の質問から答弁がずれてんですね。私は、一番最初からまた申し上げま
すが、時間なくなるんですね。合併推進というのは、大條町長の公約でどの位置を占
めますかと一番最初お聞きしました。そのお答えは、一番の公約ですと、こういうお
答えでありました。全くうれしいご答弁でございました、私にとりましては。という
ことであれば、改めてまたアンケートをとらなければいけないんだと。私はおかしい
と思う。それと、議員の皆さんにご協力もいただきたいということであれば、まずも
って議員に合併について話し合いませんかというお声がけがあってしかるべきだ。そ
の会合を開く気がありますかどうですかということをお聞きしている。それをお聞き
したい。私の質問からそれないでお答えをいただきたい。お願いします。
議
長(岩佐
隆君)町長、今の2点についてご理解いただけでしょうか。町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。まず、議員の皆様とよく相談した上でスタートしたいというふうに
考えます。
それから、アンケートにつきましては、ただ私は、相手をおもんばかって申し上げ
ているだけで、これが皆さん、前回ので十分であると言えば、それで私は結構だと思
います。
10番(佐山富崇君)十分納得のいく答弁でございました。それで、議員に呼びかけるのはいつ
ごろまでになさるおつもりですか。
町
長(大條修也君)はい。今何とも確定した日にちは申し上げられませんが、年内に必ずやり
ます。
10番(佐山富崇君)ありがとうございました。次に移らさせていただきます。
亘理山元合併協議会、平成17年3月16日、第29回協議会において、会長であ
る亘理齋藤邦男町長、これは合併については時期尚早であると判断表明されました。
そのとき大條修也町長はまだ町長さんではありませんでしたが、どのような感想をお
持ちになりましたか。
町
長(大條修也君)はい。私としては、残念だったなというふうに感じております。
10番(佐山富崇君)わかりました。ありがとうございました。
時期尚早と、その判断がされた後、当時の山元町長は、2町の合併協議であるので、
これで合併協議は終了であるとの対応をとりました。合併推進論者である大條修也町
長でしたら、どのような対応をとられたんでありましょうか、お尋ねをいたします。
町
長(大條修也君)はい。その場で引き下がれませんので、食いついたはずでございます。
10番(佐山富崇君)これは、まだ町長さんでもなかったんでありますし、前の町長さんとの関
連もありますので、この件につきましては、これで終わりたいと思います。
次に入らさせていただきます。
次に、新合併特例法関係の質問に入りたいと思いますが、合併特例法期限切れを過
ぎて即、2010年3月までの期間に区切って新合併特例法が施行されておりますの
は、町長、ご存じでしょうか。
町
長(大條修也君)はい。薄々存じあげております。
10番(佐山富崇君)はい。薄々では困るんでありまして、合併論者でありますから、しっかり
と受けとめていただきたいと、ご理解をいただきたいというふうに思っております。
それで、新法と旧法の差というのは、3月の齋藤君の質問にもありましたとおり、
-23-
特例債の発行が認められるかどうかというのが大きな差ぐらいでありまして、あとは
そう大きな差はありません。後ほど担当課長からレクチャーを受けていただければ結
構でありますが。この辺でこの件はよしとしましょう。
それで、次に移ります。
そこで、質問でございますが、合併推進を大きな公約として町政執行に当たられて
いる町長に対して大変失礼なんですが、県内で新法によって合併を進めようとしてい
る地域、あるいは市町がございます。どことどこ、二つほど例があるんでございます
が、十分ご理解と思いますが、おっしゃっていただきます。
町
長(大條修也君)はい。本吉町と気仙沼、そのほかはちょっとわかりません。
10番(佐山富崇君)はい。別に町長をいじめるために質問をしているのではありませんので。
町長おっしゃるとおり、ご答弁のとおり、気仙沼と本吉町であります。それで、本吉
町と気仙沼につきましては、何か9月議会で合併協議会の設立まで持っていく議決を
したいというふうな話を伺っております。もう1件は、柴田の3町と角田市と仙南中
核病院を、あれはまだ議員の段階での会合というふうな形ね、でも2010年を目標
にしているというようなことで、先日、県知事を連れてきてシンポジウムをしたよう
な話も伺っておるところでございます。それでですが、町長の感想は、まあよろしい
でしょう。新法による推進方策を我が町でもとるつもりはあるのかどうか、お考えを
お聞かせ願いたい。
町
長(大條修也君)はい。合併については、いろいろお話がありましてですね、山元町と亘理、
そのほかに岩沼、名取と、こういうことがございますので、その新法について、私今
ちょっとよくわかりませんので、お答えできません。
10番(佐山富崇君)はい。町長さんね、これは本当は私お聞きしなくてもよかったんですよね。
といいますのは、3年以内の合併を目指すとおっしゃった。ということは、新法の中
で合併しなきゃないですよ、2010年までは新法が施行されているわけですから。
だから、町長さんどういうふうにお答えになるのかなと私ちょっと疑問に思ったもん
ですから、ご質問させていただきました。町長さん、大変失礼申し上げました。新法
の中で合併する以外ないんですよ、目標にね。3年以内に合併したいと町長さんおっ
しゃいましたからね、そうでしたね。(「はい」の声あり)
次に移らさせていただきます。
3月、6月の2回の定例会で、同僚議員への答弁でも、また私の答弁においても、
先ほどのご答弁の中にも出てきましたが、大條町長の姿勢がちょっと見えてこないと
ころがある。先ほど3年というのは、これはすばらしい、見えたんですが、と申しま
すのは、亘理町もあるし、名取、岩沼もあるしと今おっしゃいかけました。それで、
過去の議会の答弁では、
組み合わせというようなおっしゃい方なさっているんですが、
組み合わせというようなおっしゃい方は、私は当事者としてはまずいのではないか、
県などの第三者的な機関が言うのであれば、町村の組み合わせをどうしようかなとい
うのはわかるんですが、私ども合併したい、合併するんだという目標を持っている限
りは、相手方と、こういうふうに表現されるのが、相手先とかね、いいのかなと、私
は思うんでありますが、それはよろしゅうございます。
それで、時間をかけ、じっくり取り組んでいくと答弁なさったかと思えば、また真
剣に取り組み早急に合併できるようにというお話もございます。これもよろしゅうご
-24-
ざいます。先ほどの答弁でわかりました。3年以内というお話をいただきましたんで
ね、すみません、失礼しました。
それで、合併の相手先について、これがまだはっきりしませんので、亘理町を相手
先と考えていらっしゃるのか、亘理町を含めた複数の自治体を相手先に考えているの
か明確にしていただきたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。亘理町でございます。
10番(佐山富崇君)わかりました。明確になりました。
たびたび申し上げますが、就任半年間でございます。亘理町との合併協議再開の申
し入れについて、
「役場の仕事が落ち着いてから亘理町長にお話し申し上げます」との
答弁が過去にございました。半年間という時間は、決して短くはありません。あるい
は、落ち着く時間には十分すぎる時間だというふうに思っております。また、役場の
仕事が落ち着いてからと。合併について亘理町長にお話し申し上げるのは、役場の仕
事じゃないんでしょうか、これは役場の仕事と私は解釈するんですが、いかがなもの
でしょう。
町
長(大條修也君)はい。確かに役場の仕事でございます。
10番(佐山富崇君)はい。わかりました。ありがとうございます。
それで、亘理町長にお話をいたしましたか。
町
長(大條修也君)はい。亘理の町長とはお話をいたしました。非公式ですが。
10番(佐山富崇君)はい。どういう形でもってお話しなさいましたか。例えばお酒の席でお話
をした、亘理町長の部屋を尋ねてお話をした、その辺のところを形としてお伺いをい
たします。亘理の町長は、それをどういうふうに受けとめているか、それは向こうに
聞かなきゃわからないので、それはお聞きいたしませんが、どういう形でお話しなさ
いましたか。
町
長(大條修也君)はい。亘理町長とは、会議の後、お話をいたしております。
10番(佐山富崇君)はい。わかりました。私といたしましては、改めてお話をしていただきた
かったと。会議の終了後ちょこちょこっとお話ししたというふうに受けとめました、
今の答弁では。私は、しっかと町長室を尋ねるなりなんなり、私は、合併推進は私の
公約の一番大きな柱なんだと、合併について亘理町長も私の立場を踏まえ、考えてく
れないかと正式にお話をしていただきたかったなと思っておるところでございます。
また、職員に対しては、どのような指示を出しましたか。
町
長(大條修也君)はい。これから正式に進めてまいります。
10番(佐山富崇君)はい。結構でございます。つまりは、今まではまだしていなかったと、こ
ういうふうに解釈をいたさせていただきます。これから早急に、先ほどもお話しいた
だきましたが、議員とも話し合いを持つ、その会を持つ、あるいは職員には指示を出
すというお話をいただきました。今日の質問、十分実のあるものになったと思ってお
りますが、加えてもう少し聞きたいところでありますが、合併につきましては以上で
よろしいのかなということで、今日はここのところで合併については終わりにいたさ
せていただきます。
それで、次でございますが、合併の件以外の質問に入ります。実は、6か月、たび
たび口にして申しわけございません、くどいようでございますが、町長が大切になさ
る人、地域について伺いたいと思います。山元町の人口は、今幾らおありだと思いま
-25-
すか、また町の面積は幾ら、世帯数は幾ら。もちろん細い数字は結構です。大ざっぱ
でも結構でございます。町長さんとして把握なさったろうと思いますので、お答えを
いただきたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。人口が1万7,300と思っております。それから、面積が64平
方キロでございます。それから、世帯数が5,500。以上でございます。
10番(佐山富崇君)はい。全くそのとおりでございます。ご立派なご答弁でございました。私
どもも、議会といたしましても、よく町の紹介をするときには、ほかの町に行ったり
まったりするときにお話し申し上げるんですが、南北に11キロ、東西に6キロと、
すると64.48平方キロメートルというのは出てくるわけでございますね。人口も
1万8,000を割りまして1万7,000弱というふうなことになってきたのかな
と。実は、広報を読んでいらっしゃいますかというような質問も前の議会に同僚の遠
藤君からあったかと思いますが、これは広報に毎月載っておりますので、お目通しを
いただければ幸いかなというふうに思っております。
ちなみに、19年の3月末は1万7,414人、7月末で1万7,324人、90
人減であります。これを、1年前の前町長森
久一さんがいらしたときの3月末は1
万7,647人、同じく7月末が1万7,613人、減34人です。だからどうだと
言うつもりはありません。大條町長さんが就任したから減り方が多いなんていう言い
方はいたしません。いたしませんが、皮肉な数字でありますな。住宅をふやして人口
をふやすというふうな公約を持ってきた大條町長さんが当選なさって、ご就任なされ
てから90人も減っている。去年は34人きり減っていないというような、これは皮
肉な数字でありまして、これでどうだこうだ言うつもりはございません。ただ、皮肉
な結果だなということを申し上げているわけでございます。
次に移らさせていただきます。
公約政策で大きな矛盾を感じる点を、今までの過去の答弁で質問をいたさせていた
だきます。3月議会で、これまた同僚議員の質問に、
「我が町の財政は、あすにも破綻
するとした認識は間違っておりました」と答弁したんですね。それで、6月議会では、
100戸の住宅建設をそのとき打ち出していたんですよね、マニフェストで、破綻す
るんじゃないかというふうな認識をなさっていたとき。それで、その100戸の住宅
建設を打ち出していながら、さらにその100戸の住宅建設を質問されると「町財政
から見るととても建てるところまではいっていないというのが現状です」と。破綻す
るんじゃねえがと言ってるとき100戸打ち出しておいて、破綻しないと認めますと、
あすにも破綻するということはないということを認めますと言ってで、今度は100
戸はとても無理ですとおっしゃっている。矛盾じゃねえのがなと私は思うんですが、
いかがでしょう。
町
長(大條修也君)はい。その当時はですね、本当に破綻の道に進んでいくんではないかとい
う心配があったので、そう申し上げたんです。100戸についてはですね、財政関係
なくしても、民間建設会社に頼んでも、人さえ伸びれば100戸は要るというふうに
判断はしておりました。そういうことでございます。
10番(佐山富崇君)そうすると、今のご答弁からしますと、ご就任なさって初めて、住宅を建
てるというのは財政の持ち出しがあるんだと、お金使わないで建てられないんだとい
うことをご認識なさったということで解釈してよいかどうかお伺いします。
-26-
町
長(大條修也君)はい。私は、民間企業にお願いしてでも100戸は建てられるというふう
に思っております。
(100戸建てるということは取り下げ、努力していく)
10番(佐山富崇君)はい。6月のご答弁とちょっとずれるんではないかなと思うんですが、私
の質問に対しては、100戸は建てられるというふうにご答弁をいただいたというこ
とで認識してよろしいでしょうか、確認でございます。
町
長(大條修也君)はい。100戸というのは、町単独では当然できませんし、民間にご協力
を願わなければだめだというふうに考えております。
10番(佐山富崇君)ちょっとまた質問と答弁がずれたような気がするんですよ。ですから、ど
ういう形でもいいんですよ、100戸建てるということで確認さえできればいい。も
う一回お願いします。
町
長(大條修也君)はい。100戸建てられるように努力してまいります。
10番(佐山富崇君)いや、努力とか願望じゃあ困るわけですよ、100戸建てられるのかどう
かということを確認しているわけですから。6月には建てられないというおっしゃい
方をしたんですよ。6月議会ではね。ところが、私の質問には「100戸建てます」
と、ですから「ああそうですか」と、それを重く受けとめまして100戸建てていた
だくということで確認をしたわけです。じゃあ100戸が例えば、よしんば無理でで
も100戸に近い形は建てるというふうにご理解をしていいのかどうか、これだけ確
認させてください。
町
長(大條修也君)はい。とにかく、当時お話ししたときと情勢が違いますので、とにかく私
は、その100戸を目標に努力をいたします。
10番(佐山富崇君)はい。当時と状況が変わりましたのでとおっしゃいますが、わかりました。
ですからね、何度も申し上げますが、マニフェストで出されたときは、100戸とい
う戸数を打ち出されたわけですよ。それで、6月議会で同僚議員から質問されたとき
は、財政事情を見るとちょっと無理だわなというご答弁をなさったわけです。これも
やむを得ないのかなと思いました。ところが、私が質問したら、また、いやあ100
戸建てますよというご答弁いただいたわけですよ。だから、6月と9月ですから、7、
8、9と3か月まではたたないんですよね。だから、そういう定例会ごとに変わった
お答えをいただくのでちょっときついわけですよ、私らとしてはね。少なくとも、2
年前の議会だとか3年前の議会だっていうんなら多少は、
「時間もたってるからちょっ
と違ったんですね」というのはわかります。6月議会のご答弁と9月議会のご答弁が
違うというのは、私らは納得いかない、本当は。そこのところなんですよ。副町長さ
ん、その辺のところちゃんとフォローしてくださいよ。6月議会でおっしゃったのと
9月議会でおっしゃったのが違う。まあしようがないと、違ったと、じゃあ9月に言
ったのをきちんと確認していいですかというと、また今度おかしくなってくると。じ
ゃ困るんですよ。決断、実行し、結果に責任をとるというのは、マニフェストの大き
なあれですからね。一番は合併推進とおっしゃいましたけれども、そこですよ。もう
一度お願いします。
町
長(大條修也君)はい。私は、はっきり申し上げて、6月中に100戸建てるなんていうこ
とは申し上げたわけではないんで。できる限り100戸を建てていきたいというのは
願望でございます。それでなければ、財政という言葉も出さなかったと思うんですけ
れども、今本当にここに住んでいただける方の数字というものもつかめない状態にな
-27-
っていますので、これからまた人口増に対する努力はしてまいります。
議
長(岩佐
隆君)暫時休憩します。
午後1時45分
休
憩
午後1時53分
開
議
議
長(岩佐
隆君)再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)先ほどの答弁の住宅建設の100戸、答弁に関しまして、6月議会と違っ
ている点がございますので、その点について町長から答弁をいただきます。町長、大
條修也君。
町
長(大條修也君)はい。私、先ほど申し上げた件なんですが、民間企業を含めて、とにかく
任期中には100戸を建てたいという考えは、6月にも申し上げたとおりでございま
して、その辺は変わっておりません。
議
長(岩佐
隆君)佐山議員、いいですか。(「もう少し時間ください」の声あり)
10番、佐山富崇君。
10番(佐山富崇君)そうすると、私どもの出している議会だより、議長が責任者となっており
ます。議会だより134号、遠藤龍之議員の一般質問の中で、見出しにありますが、
「若者定住促進に向けた住宅建設の早期実現を」と。それで、町長と矢印があって、
「4年間で100戸建設は困難」という形で出ております。これは、間違ったたより
だったのかなというふうに思うんですが、議長、いかがでしょうか。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
(「議長、もう一回、いいですか」の声あり)町長に今。
(
「答弁してからですか」の声あり)はい。
町
長(大條修也君)すみません、もう一回内容をお願いしたいんですが。もう一回今の内容を
ちょっと聞かせていただきたいんですが。
(「議長の許可もらってください、もしあれ
でしたら」の声あり)
10番(佐山富崇君)はい。6月でも着工は無理だという……、していないというようなお答え
をいただきましたが、議事録にあるんですよね。
「町長大條修也君」、今読みますから、
この議会だよりにも、こういうふうに見出しに入れているわけですよね、
「4年間で1
00戸建設は困難」
。それで、こうなっているんですよ、町長のご答弁は。「当初、私
の考えていた住宅建設100戸というのは、実際に4年間でそのぐらいはできるだろ
うという計算でお話を申し上げておりましたけれども、実際にこの財政から見ますと、
とてもそう建てるというところまでいっていないというのが現状でございます。した
がいまして、民間の住宅建設会社を活用して若者定住できる住宅なども考えなければ
いかんということで以前にも申し上げたと思います。」、これ。
議
長(岩佐
隆君)10番、佐山富崇君、そして、今の件について具体的に質問。
10番(佐山富崇君)ですから、100戸は無理だということ、建てるというところまでいって
いないというのが現状でございますと、ちゃんとおっしゃってるんじゃないですか。
議
長(岩佐
隆君)後段の部分の方は。
10番(佐山富崇君)後段の部分の100戸というのは、つまり民間活用すればできるというふ
うに言ったとおっしゃるんですか、改めてじゃあ確認しますが。
-28-
町
長(大條修也君)はい。100戸建てると申し上げたことについては、取り下げます。10
0戸を建てられるように努力をしてまいります。
10番(佐山富崇君)すると6月でおっしゃったとおり、100戸は無理だというお話に受けと
めます。で、100戸無理だと受けとめて次に入らさせていただきます。時間もなく
なりましたから。
公約、先ほど来、つまり政策というか、マニフェストですか、その中で私が興味を
持ったことについて3つお尋ねしようと思ったんですが、時間もなくなりました。へ
たすれば2つになりましたですね。
「環境保全、資源循環型のまちづくりから」という項目の細目でありますが、
「ごみ
ゼロ自治体を推進します。」というのがございます。最も困難な行政課題の一つと言わ
れるものに、現代においてはごみ行政といいますか、ごみ問題だというふうに言われ
ている時代であります。その中にありまして、ごみゼロ自治体を推進する、目指すと
おっしゃったんではありません、推進するというふうにマニフェストがございます。
それで、推進する、すばらしいなというふうに興味を持ったわけでございます。そ
れで、私今聞き及んでおるように、先ほどの町長さんの合併のときのお話にもありま
したとおり、2市2町の問題がありましたね、出ましたね、名取、岩沼、亘理。そこ
で今、岩沼にごみ焼却場をつくるという事業がございますね。その事業との整合性、
我が山元町も入っているわけです。あの事業は幾らぐらいかかるんですか。かなり相
当な額だと思うんですよ。ごみゼロ自治体が推進できたら、これ抜けてもいいんじゃ
ないですか。これは担当課から聞きたい、幾らかかるの、この総事業費。
町民生活課長(小泉
仁君)はい。新しいごみ焼却場施設につきましては、平成25年度を目標
としておりますけれども、稼動。今現在、基本計画の素案がまとまっておりますけれ
ども、その中では160億円ぐらいの金額でございます。あくまでも素案でございま
す。以上でございます。
10番(佐山富崇君)はい。今、担当課長が話ししたことだと160億円もかかると、おどげで
ね金額だ。ということは、もちろん国の助成なり、あるいは起債なりあるだろうと思
いますから、
160億円山元町で出せって言われるんではないだろうとは思いますが、
2市2町で出すんでしょうけれども。いずれ、それを引いたとしても何億円という金
は山元町の負担金という形になるのではないかと、私は思います。細かいことは申し
上げませんが、ごみゼロの自治体とその2市2町のごみ焼却場建設の事業との整合性
を伺いたい。
町
長(大條修也君)はい。ごみゼロというのは、よく道路にごみを捨ててあると、そういうこ
とから、やはり役場としても、道路に看板をつけたり、そういうようなことをしなが
ら、不法投棄をなくしゼロに持っていきたいということでございまして、今生活して
いる中で、ごみがまるっきりゼロということは現在ないわけですから、スーパーでも
袋を用意するとかいろいろなことをやっています。いずれにしても、そういうゼロを
目標にしていかなければならないということを、私ここで申し上げているつもりでご
ざいます。
10番(佐山富崇君)はい。ということは、道路にごみが捨てられていない町を目指したいと、
こういうふうな理解していいですね。
町
長(大條修也君)はい。そのとおりでございます。
-29-
10番(佐山富崇君)わかりました。拍子抜けをいたしました。
それでは、次ですね。安心して幸せに暮らせるまちづくりからですね。
「子供を地域
が守り育てるシステムをつくります。」、まずはシステムの概略をお示しください。
町
長(大條修也君)はい。まだ明確なシステムはできておりません。
10番(佐山富崇君)いや、システムができていないのはわかりました。もちろんできていない
と思っているから質問しているわけでございます。ですから、どういうシステムを考
えていらっしゃるのか、せめてお聞かせくださいということでございます。
町
長(大條修也君)安心して子育てのできるような町にしていきたいという、私の願いであり
ます。システムそのものは、まだでき上がっておりませんので、できましたらそれに
向かって行きたいと思います。
10番(佐山富崇君)でき上がっていないというお話、構想もないというお話でありますので、
私なりのお話をさせていただきたいと思います。ないものを、どこまでもないものね
だりしてもしようがありません。私は、ここに教育長がおりますが、昔の我が町の暮
らし、つまりは、知っている人の子供、他人の子供でも声がけができる、注意ができ
る社会、それが地域で子供をみんなで守り育てていくシステムだというふうに理解を
いたしております。そのような理解で、つまり地域の教育力が向上した社会が、子供
を地域が守り育てるシステムだと思っておるんですが、教育長、その辺、そのような
考えで、まるっきりは外れていないと思うんですが、その辺のところ教育長のお考え
お聞かせいただければ幸いであります。
教育長(横山俊二君)はい。佐山議員のおっしゃったこと、私も同感でございます。地域でもっ
てやっぱり育てていかなければ、子供をしかる親がいないというふうに言われている
現在、やっぱり子供をしかるような親、そして周り、地域の親というふうなことが大
切だろうと、そんなふうに思います。そういうふうなシステムの中で子供を育ててい
くということが大事になってくるんだろうと、そんなふうに思います。簡略ではござ
いますが、お答えといたします。
10番(佐山富崇君)はい。町長、よろしくお願いをいたします。
もう一点、1分ちょっとありますので、やらせていただきます。
これも学校にちょっと関係あります。学校教育費、あるいは給食費、人、地域を大
切にするまちづくりから、給食費20パーセントを補助し子育て費用軽減に努めます
と。税金の使い道を変えて補助金を出すのだろうと思いますけれども、来年度の当初
予算で具現化されるかどうかなんですが、決断、実行し、結果に責任をもとるとする
町長の方から、わかりやすい説明をいただきます。ちなみに、18年度の給食費、総
額幾らだったか、学務課長さん、わかりますか。もし何でしたら、時間もないですか
ら、お聞きした範囲で結構ですので。
議
長(岩佐
隆君)佐山議員、1問1答でございますので、聞くんだったら聞くし。
10番(佐山富崇君)ちなみに、私からお話ししましょう。あと37秒、じゃあそれだけでいい
や。一番最初の。
議
長(岩佐
隆君)学務課長渡邊秀哉君。(「いやいや、町長に聞いたの、学務課長でない」の
声あり)今給食費の18年度の総額という……(「その前に聞いたやつ。来年度の当初
予算で具現化されるのでしょうか」の声あり)失礼しました。それでは町長に。町長、
大條修也君。
-30-
町
長(大條修也君)はい。大変財政が厳しいものですから、もう少し検討させてください。
10番(佐山富崇君)時間的にいって最後の質問というか、お話になります。当然だろうと、今
の答弁は、思っております。ちなみに、私が調べた範囲では、約6,000万円が給
食費、約ですよ、20パーセントで1,200万円。1,200万円の金を補助する
ということになると、企画財政課長、頭が痛いだろうと思います。十分マニフェスト
を具現化していただくのは結構でありますが、慎重な上にも慎重を重ねて財政運営を
していただきたいということを申し上げ、一般質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)10番、佐山富崇君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)1番、菊地八朗君の質問を許します。菊地八朗君、登壇願います。
1番(菊地八朗君)はい。私は、第3回定例議会において次の3点7項目について質問をいた
します。
第1点目としまして、排水事業の取り組みについて町長、担当課長にお伺いいたし
ます。
亘理郡内の地図を見ると、亘理町は用水路が非常に多い、山元町は用水路と名のつ
くようなものは七つ。亘理町にはない堤が山元町にはあります。これは、担当課も地
図を見ればわかると思いますが、すべて亘理町は1本の川につながって用水ができて
います、排水。山元町は、新田川、鷲足川、途中で高瀬川になってしまう。ですから、
そこで山元町は、水田再編整備事業により、大変水路の状況もよくなり、田んぼの排
水、大雨には流量、流速が非常に早くなり、端末である浜通りに、この間の大雨でも、
ご存じのとおり水田災害を起こしている状況にあります。
そこで、提案でございますけれども、いざ今、浜通りに機場をつくれといっても、
国、県、町の財政を勘案しながらも、早急にはできないと思います。そこで、まず中
間である農免道の上に、大きな水路に入る前に堰をつくって、流量、流速の時間差を、
浜通りまでの到達時間差をつくってはいかがでしょうか。そして、浜通りの水害の対
策の一環としてはいかがと提案をいたしたいと思いますので、その辺をまず町長の考
えもお聞きしたいと思います。
第2点目としまして、平成17年度より取り組まれている山下駅前雨水排水対策事
業の進捗状況と今後の計画はどのようになっているのかをお伺いいたします。
3点目として、協働のまちづくりの一環として、いまやどこでも騒がれております
環境寄金、環境整備を目的とした、山元町、先ほど5,500世帯ありますので、1
世帯500円ずつ年2回、例えば寄附、寄金をいただきまして、排水事業の環境整備、
坂元、山下、全体を見た環境整備の寄金として扱って、例えば今、前回の排水にも関
連いたしますけれども、大排水路ができて40年近くになりますが、今まで底掘りと
いう、底を掘ったということはありませんので、その寄金の550万円入ったら、今
年度は排水の浚渫作業、来年度は中浜、山の整備とか、そういう寄金で、やはり町と
してもこういう姿勢を見せて、みんなで環境づくりをするんだという方向も必要と考
えますので、町民皆様の、町としても皆さんと、町に諮って、町民の理解をいただい
て、いかがでしょうかという提案をしていきたいと思います。お願いしたいと思いま
す。
2点目につきまして、町長報酬の15パーセント削減をいたしましたが、その使い
-31-
道として、やはり山元町のこれからの生きがい、活力ある山元町をどのようにしたら
よいかは、町職員の方が我々以上によく理解していると思います。そこで、企業でよ
く使われている改善提案、企業では言いますけれども、やはりまちづくり提案賞とし
て、その削減分を、あるプロジェクトチームがリーダーとなり、そして提案書、職員
は必ず1件、このようにしたらいいんじゃないですか。このような取り組みはいいで
しょうかという取り組みで改善提案書を出し、その町長報酬の削減費を提案賞金とし
て職員にも配分をして、その提案賞金は、まちづくり山元町商工券で、ある優秀賞に
は何ぼ、提案1件に対して幾ら、グループ内では幾らと。それはこれからの決め方で。
そして、商工券であれば、山元町の商店街の活性化にもつながるので、やはりこれか
らの山元町のまちづくりの、先ほど他の議員からも出ました、同僚議員からも出まし
たけれども、やはりプロジェクトチームの創設もあってはどうかという提案をしたい
と思います。
3点目としまして、町長公約にも、先ほど来皆さんから出ておりますけれども、宮
城病院と地域医療機関との連携はどのようになっているのか。やはり町民には、高齢
化が進み、医療機関との連携、特に気になっておると思いますので、地域医療機関と
宮城病院との連携はどのようになっているのかをお聞かせお願いしたいと思います。
担当課長で結構です。
そして、あと2番目としまして、地場産品の支援取り組みはということで、特に、
やはり山元町はイチゴ産業、農家が第1番の基本特産物として、農業ということで、
特にそのイチゴの支援はどのようにしていくか、そしてイチゴ産業への指針について
お伺いいたしたいと思います。
3点目としまして、生活道路の整備について、昨年度より今年度、19年度はどの
ような方向で、生活道路、農道、町道、狭隘道路を含めて、整備計画はどのようにし
ていくのかを町長よりお伺いいたします。
以上、3項目7点について答弁をお願いいたします。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。ただいまの菊地議員のご質問にお答えします。
ご質問の第1点目、農編整備事業により用水路も整備され、端末の浜通りまでの雨
水到達時間が非常に早くなりました。そこで、流速の時間差をつくるために農免道路
上の用水路に水門を設置してはどうかについてでありますが、国営農地再編整備事業
は、区画整理を主とした農地再編により生産性の高い農業基盤を整備するため、農林
水産省の事業により水田、田の区画整理、632ヘクタール、水田から畑への農地造
成6ヘクタールを始めとして、幹線、支線道路、揚水機場、用水路79キロメートル、
排水路71.4キロメートルと既存の用水源である5カ所のため池改修等の整備を平
成8年3月に着手し、平成16年8月に完了いたしました。本事業の完成により、農
地の地目別集団化を行い、効率的な土地利用並びに労働生産性の高い農業経営の展開
が可能となり、農業の振興を基幹とした地域の活性化につながるものであります。こ
の質問の中で、農免農道上の用水路に水門を設置する案につきましては、下流域への
流達時間をおくらせ、排水の下流域での浸水区域の影響を軽減する方法の一つと解釈
いたしますが、設置箇所の選定、水門開閉の時期や方法、維持管理等につきまして、
十分な検討を要することから、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
-32-
次に、山下駅前周辺の排水対策に関するご質問でありますが、対策の経緯について
整理して申し上げますと、平成15年度までは、町の負担を少なくでき、かつ農地保
全と集落の湛水被害解消も含めた対策がとられる農政サイドの県営かんがい排水事
業・牛橋地区により対処することとしてまいりました。
しかし、町が、平成13年3月に本町の国土利用計画を見直しする際、山下駅前周
辺地区の土地利用計画について、農地保全から宅地化を可能にする方針転換を決定し
たことから、事業制度上、県営かんがい排水事業による整備が不可能となったため、
代替として都市サイドの事業を導入し、町が事業主となり、別途事業化するため、平
成15年度にその対策検討を行ったところであります。その結果、関係機関との協議
により、本地区の内水は農水省所管である現在の高瀬川排水路に放流排除することが
できないことから、単独で太平洋に放流することとなり、またこの放流に当たり、自
然排水が不可能なため、五つの水系の排水路とポンプによる強制排水の組み合わせに
より整備する基本計画となっております。
この計画の概算事業費は、平成16年の試算で約35億円と見積もっております。
これを事業化させるためには、都市下水路事業として事業採択を受ける必要がありま
すが、事業採択に当たっては、事業費の2分の1に相当する国庫補助残である約17
億円超の町負担能力確保と放流先である国土交通省の許可、ヘットランドなどの海岸
事業との調整、宮城県の下水道事業変更認可、排水機場用地取得のための保安林解除
や県自然環境保全地域の法指定解除、排水放流先の漁業権者の同意、高瀬川排水路横
断のための農水省の許可などをあわせて、事前に解決する必要があります。これらに
ついて、関係する幾つかの機関と事前協議を行った結果、その調整や許可等には、か
なりの時間と事業費以外にも相当の費用が発生することが見込まれております。以上
から、今後、現在事業実施中で平成23年度から24年度に完成を見込んでいる県営
かんがい排水事業・牛橋地区と牛橋河口の海岸施設保全整備事業・横須賀地区の効果
を見極めつつ対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお
願いいたします。
質問3点目についてお話しします。
環境寄金として、1世帯より1,000円、500円・2回を協力していただき、
排水路の浚渫事業に取り組んではどうかについてでありますが、まず初めに、排水路
の浚渫の現状につきましてご説明いたします。
排水路の浚渫につきましては、町土地改良区並びに地域住民が協働で作業を実施し、
機能維持及び環境保全に努めているところであります。環境寄金の設置についてであ
りますが、排水路の維持管理上、浚渫は欠かせない事業であり、その財源に充当する
ためのご提案であり、町財政に対するご配慮を含め、町全体の環境に対する検討をい
ただき、感謝申し上げる次第であります。
しかし、寄金の趣旨及び回収方法、さらには地域住民の理解等検討を要する事項も
多く、課題とさせていただきますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
次のご質問ですが、町長報酬15パーセント削減分の費用を職員の提案賞金として
はどうかのご質問についてお答えいたします。
議員ご提案のとおり、職員の提案制度につきましては、職員の創造力、研究心及び
町政運営への参加意欲を高め、その結果として、行政管理の改善及び行政能率の向上
-33-
が見込まれるなど、職員個々の発想が今後の自治体運営に重要な役割を持つようにな
ってくるものと考えております。このことから、山元町におきましても、人材育成基
本方針の中に職員の人材育成の方策の一つとして、職員提案制度を位置づけ、行財政
改革プランにおいて、その制度導入の計画についてお示しさせていただいたところで
あります。現在、平成20年度の制度導入に向け、行政改革検討委員会において検討
を行っているところでありますが、提案した職員に対する処遇につきましては、議員
ご提案の賞金を付与するというものではなく、すぐれた提案をした職員に対する表彰
制度の創設や人事評価制度なども視野に入れ、
検討してまいりたいと考えております。
次に、宮城病院と地域医療機関との連携はどうなっているかについてお答えします。
地域医療につきましては、亘理郡医師会、独立行政法人国立病院機構宮城病院及び
総合南東北病院のご協力により、町民が安心した生活が送られますことに心より感謝
を申し上げる次第でございます。
独立行政法人国立病院機構宮城病院では、県南ストロークネットによる脳卒中急性
期治療の連携や、本年6月から亘理郡医師会の全面協力によって、開放型病院として
地域医療支援オープン病床が開設されましたことは、郡医師会とのさらなる連携が強
化されたものと認識しているものでございます。
次に、地場産物の支援取り組みは。特に収益を上げているイチゴ産業への指針につ
いてお答えします。
本町農産物産出額は、米11億円に対して園芸で20億8,000万円の産出で、
うち16億8,000万円の産出額を占めるイチゴについては、全国有数の主産地と
して確実に実績を形成しております。
ご質問の特産品の支援取り組みについてでありますが、今後も安定した生産を進め
ていくために、今年度も実施しております市町村振興総合補助金、園芸特産重点強化
事業を、年次計画に基づき大型ハウス、育苗用ハウス等の導入を今後とも継続事業と
してイチゴ産業の支援を図るものであります。
また、本町の既存品種は、「とちおとめ」が大勢を占めていますが、近年、試験栽培
で作づけされている大玉系でさっぱりジューシーな食味を特徴とする県育成イチゴ新
品種「もういっこ」のよさを理解していただき、関係機関と連携を図り、
「もういっこ」
の作づけ導入の推進を図りたいと考えております。
次の生活道路整備、町経済を有する産業道路への取り組みについて伺いますについ
てでありますが、生活用道路として幅員確保の必要性についてのご質問と解釈いたし
ます。有事の際等を考慮いたしますと、最低4メートル以上の幅員等の必要性は認識
いたしておりますが、改良の際には、地元の皆さんのご理解と地権者の皆さんの協力
が必要であります。しかし、一部着工してからの反対や情勢の変化等により、完成を
見ない道路等がありますが、我々も完成に向けて努力をいたしますので、よろしくご
協力をいただきたいと思います。
また、その他幹線道路の整備についても、維持管理が主でありますが、新規改良等
については、社会状況や土地利用計画等諸計画との整合性を図りながら検討いたした
いと考えておりますので、どうかご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
-34-
議
長(岩佐
隆君)暫時休憩します。再開は2時45分。
午後2時35分
休
憩
午後2時45分
再
開
議
長(岩佐
隆君)休憩前に引き続き会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)1番、菊地八朗君。
1番(菊地八朗君)はい。1番排水事業の取り組みでございます。今町長からお答えいただい
たのは、今後の取り組みということで、検討課題という1、2、3に関していただき
ましたが、特に、③環境寄金という関連でもう一度質問させていただきますが、やは
り今地球温暖化という状況にあり、水も非常に大事な資源となってくると思います。
そこで、この環境寄金というのは、例えば山のためには植林もその寄金で賄って、や
はり関係機関に働きかけるにしても、町としての何らかの取り組みが必要かと。その
ときの財源として、何もない、いろいろ検討したところで、やはり地域みんなで一人
一人考えて、これからの取り組みの一環の資金として使えればなと思ってこの提案を
したわけでございますので、今後、関連各地域の場の説明とかいろいろ出向いたとき
に、やはりその区民からの協力の度合いを質問して、理解をいただいて、やはり取り
組みは大事かなと思いますので、この辺はまず今後の課題ということでお願いをした
いということで終わらせていただきます。
それで、2番目の町長報酬の15パーセントを職員の提案の資金ということで、町
としてもプロジェクトチーム、まちづくりプロジェクトチームを設立、創設して今後
取り組むという前段の同僚議員の質問の中にもあったので、ここはよしと。
そして、3番目、地場産品の支援に取り組むという点と排水事業、またちょっと戻
りますけれども、山下駅前雨水排水対策事業、これは、むしろ横須賀樋門、牛橋かん
がい排水、今やっていますけれども、その途上において、むしろ駅前排水機場の方が
早くできるという答弁も以前にいただいた記憶がございます。むしろ早いんじゃない
かということで。しかし、今お答えいただいたとおり、全く高瀬川の放流、横須賀樋
門が完成したらば、駅前雨水排水対策も同時並行的に問題が解決するのではないかと
いう答えと解釈するんですが、その辺、まず1点目。この雨水排水対策と牛橋かんが
い事業をやっておりますけれども、その関連を担当課にもう一度説明をお願いします。
牛橋と駅前排水対策、1件目。まず1問1答で。
議
長(岩佐
隆君)質問をもう少し簡明に的確にお願いします。1問1答でございますので。
1番(菊地八朗君)まず、山下駅前雨水排水対策事業の取り組み、今町長からの説明では、牛
橋かんがい排水が完成すれば、これも自然にできるのかという答えと解釈したんです
が、その辺について担当課長よりもう一度お答えをお
願いします。
上下水道事業所長(寺島一夫君)はい。牛橋県営かんがい排水事業とですね、横須賀地区の海岸
保全事業による河口の間口を拡幅するという二つの事業によって、二つの効果を期待
しているというのが、要は排水事業の中であります。一つは何かと申し上げますと、
牛橋の河口改修につきましては、今より10メーター間口を広げるということで今工
事着手しております。それによってですね、水位がまず下げられるということです。
-35-
まず1点ですね。
それから、それでも内水差で排水路の水位が下がったとしても内水が排除できない
というところについては、かんがい排水事業で整備する排水路と牛橋の河口の上流部
に設けますポンプ場による強制排水、その二つによってですね、解決を図るこという
ことに事業実施してございます。その中で、山下駅前周辺につきましてはですね、町
長から答弁ありましたように、受益地が農地の分だけすぽっと抜けるということにな
って、その代替として都市サイドで担当して受けるということになってもございます
が、実際、法的には、その受益地は抜けるんですけれども、物理的には、ポンプの流
域、かんがい排水事業の流域としては、水はつながっていますので、不可避受益とい
う、要は農振農用地以外のところでも、山下駅前で法的に抜いた区域も、3分の2近
くの面積を排水するということで、不可避の受益というふうにして入れているわけで
す。そうしますと、高瀬川の排水路の水位がですね、河口の改良によって水位が下が
って、なおかつ救えないところをポンプで強制排水することによって、さらに下げる
という効果が、ある程度山下駅前地区については期待できるだろうというふうに調整
した、要は仙台地方振興事務所ですね、当時の、その担当の方と協議した結果、そう
いう部分があるということで、その効果を見てからでもいいであろうということでご
ざいます。ということは、一たんこちらの方が着手しますとですね、下流からやって
いかなければならない。下流からやることはどういうことかというと、駅前周辺の水
は高瀬川に排水してはだめだということなんです。なぜかというと、その排水を放流
することによって、高瀬川の天端高を超えてしまう、破堤してしまうおそれがあると
いうことで、高瀬川、要は牛橋河口には流せないということです。そうしますと、町
長が答弁いたしましたように、太平洋に直接ポンプ場を、今笠野地区に花笠第2排水
機場って、海岸のグラウンドのところにありますけれども、あれと同じような形で排
水機場1基置いて、そして排水路を上流に向かって整備していくということになりま
す。そうしますと、かなりの協議事項がありますものですから、逆にそちらの方をま
ず期待しておいて、それでその間じゃあどうするのかというお話になろうかと思いま
すけれども、今ある亘理土地改良区である花笠排水機場とかですね、あるいは仮設の
ポンプとかで、とにかくしのいでいくと。というのは、災害の雨量の確率がですね、
やっぱり10年に1遍ぐらいの確率だというような、その確率論との兼ね合いと費用
との関係ということを含めてですね、2事業の効果を見ていきたいというような判断
をしてございます。以上でございます。
1番(菊地八朗君)はい。今の答弁だと、牛橋かんがい排水ができたら水位が下がります。そ
したらば、繰り返すようですが、将来的には、じゃあ結果を見ないとわからないんで
すが、高瀬川の放流は可能になるんですか、駅前の雨水排水は。つなぐということは。
上下水道事業所長(寺島一夫君)はい。あくまでも、その水位は、下がった水位で破堤しないと
いうぎりぎりの高さで、かんがい排水事業と牛橋河口の改良の計画を立てていますの
で、下がっても、うちの方、うちというか、下水道の方で計画する都市下水道の水は
はけないということでございます。
1番(菊地八朗君)はい。それでは、将来的にも、やはり今までの懸案のあった駅前周辺の排
水事業、今後も検討課題として、やはり一番山下、山元町でも住宅密集地でございま
すので、山元町の顔でもありますので、検討課題として取り組んでいただきたいとい
-36-
うことでまずお願いしまして、次に、地場産品、3番目の特産物の支援取り組みにつ
いて再度お伺いいたしますが、やはりイチゴ産業、そして地元の特産物は、むしろ町
長にお願いしたいのは、大條町長の友人というか、知人として、世田谷区長さんがい
ますので、世田谷区長さんが来て、世田谷区、山元町1万7,000に対して80万
の区ですから、非常なるマーケットがございますので、ぜひ世田谷区に出向いてです
ね、町長はトップセールスマンとして、山元町の特産物の、世田谷区にやはり店舗コ
ーナーとか、そういうことをしていただきまして、やはり特産物のアピールで市場開
拓というか、地場産品の産物のコーナー等、そして山元町に逆に田舎ぐらしをしてみ
ませんかとか、そういうことで取り組んでいただきたいというお願いをして、町長の
答弁をもらって質問を終わりたいと思いますので、よろしく町長答弁お願いします。
議
長(岩佐
隆君)特産物の市場開拓について。町長大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。ただいま、菊地八朗議員にお答えします。
これから、そういう世田谷区等、大きなところへは私も出向いてですね、そういう
特産品のセールスマンをやりたいと考えております。
議
長(岩佐
隆君)1番、菊地八朗君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)11番、齋藤克夫君の質問を許します。
齋藤克夫君、登壇願います。
11番(齋藤克夫君)私から、2点について質問します。
まず第1点は、農振農用地の見直しでございます。
ご承知のように農振農用地は、昭和47年に制定して、間もなく25年、30年近
くになります。30年の間全然見直ししなかったということでございます。それで、
大條町長が公約に出しておる坂元駅前の、いわゆるショートカットですね、坂元川の。
あの辺。それから、山下駅前、あと常磐道のインター付近、これは当然将来考えて除
くべきだろうというふうに思います。大分古い資料で申しわけありませんけれども、
平成12年の我々が初めて町会議員になったときに、総務常任委員会で新潟県の頸城
村ってあるんですよ、上越市の隣の村です。そこに視察に行きましたときに、上越市
は新潟県でも非常に発展のある市でございます。あそこは、県の工業団地造成がです
ね、非常に国の補助事業で大々的にやっています。その隣の頸城村も、その恩恵をこ
うむっております。それで、頸城村は、非常に感心したことはですね、未来永劫優良
な農地は農振農用地にすると。それから、上越市の工業団地の隣接は、将来宅地、工
場団地にするという、それから山手の大池、小池という観光地がございますけれども、
それは自然環境で残しますよという、町長がかわっても、やはりこれはプロジェクト
チームをつくりまして、長年の間に政治が変わっても、それは絶対変えないという非
常に筋の通った村でございました。非常に感心してきましたんです。それがまず一つ
ですね。
それで、やはり、こういう農振農用地の見直しというのは、将来、少なくとも10
年後を見通したところの見直しをすべきであろうと。特に、今言いましたような点は
十分考えまして、大條町長が公約に挙げています若者定住の住宅団地、それから将来
工業の誘致するということでございますので、十分配慮したものにしていただきたい
と思います。
-37-
次に、戸花橋の改修に伴う町道25号線町戸花線の改修でございます。この問題は、
ご承知のように、まだ記憶に新しいんですけれども、昨年の9月27日と記憶してい
ますが、台風が来たときにですね、大雨になって戸花橋が決壊する寸前になったんで
す。それで、あの辺の住民、特にここにおられる佐藤義郎さんが区長の時代で、夜中
に駆けつけまして、私のところに直接電話来まして「齋藤克夫、出で来い」と言うん
です。夜中に行きまして、陣頭指揮をとりまして、あそこに夜中でも消防団がおりま
した。しかも、隣接住民が全員出て、土のう積みやったんですよ。何としても戸花川
の堤とう決壊だけは避けたいということでございまして、たまたま約1時間ぐらい経
過した時点で、午前7時ころですね、
「齋藤克夫、自分の家が危ないよ」って言われた
んです。私それから今度家に戻ったんですけれどもね、そのとき家に戻ったら、旧国
道がありますね、私の家の前に。あそこが腰ぐらいまで水が出まして、危なかったん
です。それで、一たん家に戻って、そしてやっと落ち着いたので、また戻ったんです
よ。そして、戻った時点で7時半、8時ころですね、でもそのときは戸花川もだんだ
んだんだん水が引きまして、危険区域を脱したんですけれども、そのとき大條町長は
まだ町長になっていませんでしたけれども、現場に駆けつけていただきました。その
結果だと思いますけれども、県なり国に陳情した結果、戸花川の橋改修は、今年10
月に着工になります。先月の28日は新浜、30日は町地区で関係者の説明会をしま
した。その説明を聞きますと、県の土木事務所の説明でございますが、橋前後を取り
つけ道路の関係で60メーターを改修しますということでございます。したがいまし
て、その前に用地のご協力をもらって、10月には着工したいという、これは実現し
ましたので。その工事の概要でございますが、来春まで今の古い橋を撤去するという
ことでございます。そして、仮橋をつくるということでございます。それで、安心し
て、来年からは台風来ても寝れると思います。
それで、お願い、お願いというか、前後60メートルの道路改良しますと、ご承知
のように農免農道の延長線上にあります。それで、橋の前後60メートル改修します
と、大谷地排水路という排水路があるんですが、そこまで道路が取りつきます。それ
から南、坂元駅までの間250メーターぐらいなんですが、その道路改良の関連から
いきますと、将来考えますとですね、今すぐでなくても、10年後には相当の交通量
が、今でもそうなんですが、相当交通量が頻繁に増加しています。あそこは中学校や
小学校の通学路になっていますので、非常に危険でございますので、ぜひ道路改良を、
財政の内容もありますけれども、ぜひこれはお願いしたいと思います。以上でござい
ます。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。ただいまの齋藤議員のご質問にお答えいたします。
農振農用地の見直しについてを申し上げます。
本町の農業振興地域整備計画については、昭和47年に整備計画が認可され、その後
昭和61年8月に変更認可を得て、現在まで山元町の地域農業振興の基盤として農業
の振興に大きく貢献いたしておりましたが、現在の農業振興地域整備計画については、
農業生産基盤整備事業、軽微な変更などに係る変更はされたものの、全体見直しはさ
れておりません。この間、急速に進む社会、農業情勢等の変化により、地域農業の発
展を図るための生活基盤整備、生活環境の整備等活力のある地域づくりを進める農業
-38-
振興地域整備計画について、現在見直し作業を手がけているところでございます。
今回の見直しにつきましては、農業生産基盤整備事業の完了、高速交通の整備が進
み、常磐自動車道の建設、仮称「山元インターチェンジ」の設置が具体化され、産業
基盤の整備が進む中で、山元町都市計画マスタープランの将来都市構造に基づく六つ
のゾーン、丘陵、自然的土地利用混在、市街地、流通業務産業、農地、海浜を基本と
して、農業振興地域整備計画を進めております。若者の定住促進、企業誘致等につい
ても、六つのゾーンのゾーン中に市街地、流通業務産業ゾーンなど、構造的面の位置
づけを決め、広域仙台都市圏の中の魅力ある定住環境を創設し、新しい産業開発の拠
点形成を検討しながら、見直しを進めているところであります。
次の2点目のご質問ですが、戸花橋改修に伴う町道25号線町から戸花線の改修計
画についてでありますが、議員もご存じのとおり地元住民の願いでありました2級河
川戸花川の戸花橋の改修計画について、8月28日と30日に地元住民の皆様に説明
がありました。橋長が31メートル、幅7メートルと災害時にも安心できる設計とな
っております。3か年計画での施行であり、仮橋の設置や工事期間中の迂回路など皆
さんのご理解とご協力が必要であります。早期完成のため、ぜひご理解をいただきた
いと思います。
さて、議員ご質問の橋梁改修に伴う町道25号町戸花線の県道坂元停車場線までの
改修計画についてでありますが、平成13年に一度説明が行われたと聞いております。
当時は、理解が得られず実施されませんでしたが、今回の橋梁計画に伴い、当時の道
路計画内容を精査し、改修計画の検討を行いたいと考えておりますので、どうかご理
解をいただきたいと思います。
以上、終わります。
11番(齋藤克夫君)はい。町長ですね、農振農用地の見直しなんですが、坂元駅前と今言いま
した常磐道のインターの付近、それが答えがなかったんですけれども、どうですか、
その辺は。将来考えた場合。お願いします。
町
長(大條修也君)はい。見直しを実施いたします。
11番(齋藤克夫君)はい、いいです。以上です。終わります。
議
長(岩佐
隆君)11番、齋藤克夫君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)3番、伊藤隆幸君の質問を許します。
伊藤隆幸君、登壇願います。
3番(伊藤隆幸君)平成17年第3回山元町定例議会において町民の知りたい諸課題について
一般質問いたします。
まず1件目は企業誘致についてであります。
現在、我が国の経済状況は、回復基調にあるとはいえ、地域、地方においては、景
気低迷の影響により本町を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。
このような中で、地域社会の活性化、住民の行政に対する関心が高まる中、町長は
平成19年第1回定例議会において「新しい発想のもとに意見を交換しながら、町民
の納得いくまちづくりを推進する」という、力強く表明されておりましたが、行政と
議会も的確に対応しなければならないと思います。町長の答弁の中で「積極的な企業
誘致に取り組み、若者が地元で働ける対策を講じ、地域経済の活性化を図り、私自身
-39-
山元町の人口をふやすには何を行えばよいか、企業経営者として、また一人の住民と
してあらゆる角度から見聞し、総合的に考えた結果、企業誘致を行うことにより、働
く場所の確保、住むところの提供、それがひいては人口の増加、税収、さらには山元
町の繁栄につながるものと考えており、これから企業誘致の場所や業種について、山
元町の現状を十分検証し判断し、誘致場所の確認等を図りたいと考えています。」と答
えており、その後の具体的な検討、実施状況について伺います。
2件目は、町長の活動の公開についてであります。
今日、地域社会は、激動する経済社会の中で、日々進展、変革しています。住民の
行政に対する関心が高まる中、町長の政策形成過程及び政策案実施過程に注目してい
ます。町長の選挙公約でも言っています。「情報公開と説明責任の徹底を図る」「人、
地域を大切にするまちづくり」
「住民参画重視政策」と公約していますが、このことに
ついて質問します。
1件目企業誘致と2件目町長の活動公開について、町民の知りたい部分で伺います。
議
長(岩佐
隆君)町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。伊藤議員のご質問にお答えいたします。
1点目の企業誘致について。
現在、我が国の経済状況は、長引く不況から脱して回復基調にあると言われており
ますが、地方においては依然として景気低迷の影響が残り、特に中小企業を取り巻く
経営環境は厳しい状況が続いております。
また、全国の地方自治体は、国の構造改革の影響などを受けて、いずれも苦しい財
政状況にあり、地域経済活性化の阻害要因ともなっております。このような情勢の中
で、全国の市町村では、地域経済活性化を図るため、さまざまな施策に取り組んでお
りますが、新たな企業の立地は、その重要な施策と位置づけられているものと認識し
ております。
しかしながら、企業の投資意欲を喚起して地方に誘致することは、簡単なことでは
なく、事業所の適地となる用地の確保から、交通などの経営環境、雇用者の生活環境
に至るまで、さまざまな条件が整わなければ立地に至ることは至難のことであり、し
たがって全国どこの市町村においても、相当の費用負担と時間をかけながら取り組ま
れている課題であります。
さきにご答弁申し上げていたように、私は、山元町の産業活性化と雇用拡大を図り、
ひいては財政の健全化に資するために、この困難な問題に全力で取り組むことをお約
束いたしております。この間、企業関係などとの意見交換を通じた情報収集などを行
っているところであり、また町内における工場適地についても、私なりに研究させて
いただいております。現在のところ、具体的な見通しを持てる段階に至っておりませ
んが、ただいま申し上げましたとおり、企業を誘致するためには、多くの課題を解決
しながら進めなければならず、また適当な相手があってこそのものでありますので、
時間を要する事業であることをご理解いただき、議員各位にもさまざまな角度からご
支援を賜りますようお願い申し上げます。
次に、町長活動公開について。
次に、町長就任6か月、多岐にわたる各般の業務と事業を推進しているところです
が、職員と一丸となって町民の対応は親切丁寧をモットーにしており、事に関しては
-40-
十分な説明を行い、納得を得ることを基本としております。あわせて、行財政改革を
推進しながら、まちづくりを行うために地域において協働の精神で参画をお願いして
いる次第です。
また、町民皆様の意見、構想を伺いながら、行政の現状とこれからのまちづくりに
ついての町政懇談会を実施する予定であります。
以上、終わります。
3番(伊藤隆幸君)企業誘致については、同僚議員の質問に対して説明があったわけですけれ
ども、私から、角度を変えて質問いたします。
6月の議会だと記憶しているんですけれども、町長の答弁の中で、5月17日、体
調不良なときに、副町長の話では、企業誘致に奔走していますよというようなお話で
伺ったわけですけれども、その節に、世田谷は83万人ですか、その区長さんと懇談
し、さらにまた、話の中でトヨタ自動車の山元町に1,000人ぐらいの規模のお話
で、受けなかったやに理解していますけれども、その話の内容を、差し支えなかった
らば中身を教えてほしいと思っています。
町
長(大條修也君)はい。企業誘致についての中身については、お話ししておりません。
3番(伊藤隆幸君)はい。話の中で、そのトヨタ自動車の方々とお会いして、ここにあるんで
すけれども、議事録なりなんなりを読み上げます。
(「休憩」「はい、賛成」の声あり)
議
長(岩佐
隆君)暫時休憩をします。
午後3時20分
休
憩
午後3時23分
再
開
議
長(岩佐
隆君)休憩前に引き続き会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)3番、伊藤隆幸君。
3番(伊藤隆幸君)すみませんね、貴重な時間を浪費してしまって。町長大條修也君、
「企業問
題については、企業関係者と、また不動産関係者の社長等々お話しいたしまして、い
ろいろ懇談の中、やはり話の中には、トヨタとかそういうような大きな話も出てまい
りました。しかしながら、この山元町に1,000人規模の会社が来るのかなとなれ
ば、そういうことではないと、いろいろお話の中で山元町に合った規模の会社を何と
か探してもらえないか」という答弁がありました。このことについて質問いたします。
町
長(大條修也君)はい。伊藤議員のおっしゃるとおりでございます。
3番(伊藤隆幸君)私は、その話の内容等々知りたくて質問したんです。
町
長(大條修也君)はい。内容は、いろいろ細かいことからお話をしました。しかし、その中
で、大きいものはトヨタに話をしようかというところで終わっております。特に細か
いことは、私、やっておりません。仮にお願いしてもですね、この町にはそういう来
てもらうだけの敷地もなにも用意しているわけではありませんので、これからだと思
っています。
3番(伊藤隆幸君)あのですね、そういう話を何で庁舎内で検討するとか、プロジェクトチー
ムを直ちに立ち上げる、そういう大きな問題ですから、何で首長なり一人の判断でな
さったのか、その辺を伺いたいと思います。
-41-
町
長(大條修也君)はい。私の判断で行いました。
3番(伊藤隆幸君)常々言っていますけれども、プロジェクトチーム、どういうふうに考えて、
そして今皆さんから大分質問があったと思うんですけれども、何でプロジェクトチー
ムを、今まで立ち上がってこなかった理由を伺いたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。プロジェクトチームには、先ほどもお話し申し上げているとおり、
私は、これから始めます。
3番(伊藤隆幸君)関係者はどのくらいの人数でもって、そしてどういう方々を入れるつもり
ですか、改めて質問します。
町
長(大條修也君)はい。これからですね、役場内で真剣に取り組んで、いろいろな方策を検
討いたします。
3番(伊藤隆幸君)大事なプロジェクトチームですから、庁舎内で検討、それも結構でしょう。
前の進出してきた企業の皆さんも、お仲間に入れたらどうですか。提言します。
町
長(大條修也君)はい。大変結構なお話をいただきました。参考にさせていただきたいと思
います。
3番(伊藤隆幸君)前の話に戻るんですけれども、トヨタ自動車の1,000人規模の関係す
る従業員の数、それはそれとして置いておきます。そして、適正、町長の考えの山元
町に見合った業種、それと使用の人数ですか、それを聞かせていただきたいと思いま
す。
町
長(大條修也君)はい。適正規模、企業でございますけれども、これは相手があることで、
まだ私どもで何人の会社が来られるか、敷地もない中でですね、そういうことを私ち
ょっとお答えできません。
3番(伊藤隆幸君)大きな重点プロジェクトなんですよ、町長の公約の中で。そして今、3月
議会ですか、それから今9月ですから、6か月過ぎたわけですけれども、いまだにそ
ういうお話では、全く私は納得していません。
そして、さらにまた、今から企業を、この間、企業立地促進法ですか、それも決ま
ったやに思っているわけですけれども、いまだに手をつけないというのは、早急に手
をつけてほしいと思っています。その観点から、どういう方策なりなんなりをこれか
ら示していくんですか。再度お聞きします。
町
長(大條修也君)はい。すみませんが、ちょっともう一度お願いします。ちょっと意味がよ
く聞き取れないので。
3番(伊藤隆幸君)今9月です。そして、6か月も期間が過ぎたのに、その準備段階、今から
準備して、そして事に当たる。そういう形では、遅きにしかりだと思います。その辺
の考え方をひとつお願いします。
町
長(大條修也君)はい。これから始めるわけですけれども、土地の問題については、私もよ
くわからなかった。全部農振だかなんかにかかっていて土地は動かないよと、そうい
う話ばっかり私のところに入ってきているものですから、どうやって土地を動かして
いいかわからんという状況で今までまいりました。
しかし、これからもうちょっと細かいところまで真剣に取り組んで、早急に進めな
ければいけないというふうに考えております。
3番(伊藤隆幸君)大変本当に失礼な気がしますけれども、農工団地、場所はどの辺を指定し
て、そして何町歩確保しているか、お聞かせ願いたいと思います。
-42-
町
長(大條修也君)はい。農工団地については8反歩(7.4ヘクタールに9月12日産業振
興課長訂正)と聞いております。エム・セテックの隣ですね。じゃあ詳しくは、担当
課長の方から説明を願います。
産業振興課長(齋藤忠男君)はい。農工団地の件でございますけれども、地区としては浅生原地
区でございます。これは、前から指定でございます。それから、面積については、今
のところ約5.6ヘクタール(7.4ヘクタールに9月12日産業振興課長訂正)と
記憶してございます。以上です。
3番(伊藤隆幸君)昨年ですか、12月の定例議会で山元町企業誘致促進条例が可決され、条
例化したわけですけれども、この条例は、どのような形で対外的に知らしめるおつも
りなんですか、再度お聞きします。
議
長(岩佐
隆君)町長大條修也君、農工団地の面積の訂正してください。
町
長(大條修也君)はい。担当課長に説明させます。(「町長に聞いたんだよ」の声あり)
議
長(岩佐
隆君)違う、今町長が農工団地の面積、8反歩ね、言ったから、5.6(7.4
ヘクタールに9月12日産業振興課長訂正)だから、最初に訂正してください。あと
は課長の方から。
町
長(大條修也君)はい。農工団地の面積につきましては、5.6(7.4ヘクタールに9月
12日産業振興課長訂正)と訂正させていただきます。
産業振興課長(齋藤忠男君)はい。ただいまの質問がちょっと理解できませんでしたので、すみ
ません、もう一度お願いします。
3番(伊藤隆幸君)昨年ですか、12月定例議会で山元町企業促進条例が可決施行されました
けれども、それについて、対外的にどのような形で、インターネットなり、県からの
PRにして、そしてPRしてもらうという、伺ったわけですけれども、その周知方法
です。
産業振興課長(齋藤忠男君)はい。おそらくは山元町の工場立地に係る優遇制度の形だと私は理
解してございますけれども、そのような形だと思うので、それについては、当然です
けれども、町内の現在ある企業、工業会と言っていますけれども、13社等に対して
は、口頭でそのような形でご説明してございます。それから、当然、ちょっと月忘れ
ましたけれども、こういう制度を設定しましたというような形で広報の方に、何月号
だかちょっと忘れましたけれども、そのような形で周知徹底してございます。
それから、これはちょっと蛇足になると思うんですけれども、ことしの7月ですか、
県主催のやつで東京の方に行きまして、後で別の方の質問に答えると思うんですけれ
ども、そういうところに280名ぐらいの、企業としては百何社ぐらいの来た東京の
場所において、こういった形で担当課としては説明に出向いていってございます。以
上でございます。
3番(伊藤隆幸君)これから山元町をPRする意味で、そして山元町企業誘致条例が「絵にか
いたもち」にならないように、担当課なり町長もトップセールスマンの覚悟で事に当
たってもらいたいと思います。
2件目の質問に移ります。
大変ぶしつけな質問というか、そういうこと申し上げますことお許し願いたいと思
います。6月以降、町長は、6月でもやったんですけれども、3月ですかな、6月で
す。6月でもやったんですけれども、それ以降6月から9月にかけて、町長に対して
-43-
ご案内のあった、案内が幾らで、そして幾ら出席して、幾ら欠席したかお知らせ願い
たいと思います。頭が余り鮮明というか、そういう形で、資料でちょうだいしたいと
思います。
議
長(岩佐
隆君)資料については認めがたいと思いますので、答弁によって町長に答えさせ
ます。(
「了解しました」の声あり)
町長、大條修也君。
町
長(大條修也君)はい。数字につきましては、担当課長の方からご説明申し上げます。
議
長(岩佐
隆君)総務課長、齋藤邦久君。
総務課長(齋藤邦久君)はい。ただいまの町長の出席要求なり、町長の出席する会議等について
出席状況がどうだったかというふうなご質問でございますが、6月の議会後、6月1
8日から、9月9日までというふうな日にちを限定いたしますと、全部で、町長の主
催する事業、それから町長がメンバーになっている会議、それから来賓として招待さ
れているというものも含めまして、合計163件ございます。そのうち、町長が出席
したのが70件で代理出席が69件、欠席が24件というふうな内容でございます。
以上です。
3番(伊藤隆幸君)はい。町主催の要請というかそういう形で、要請したのが163件でいい
んですね。それから代理で出席したのが70件、そして欠席したのが24件。それで
理解してよろしいわけですか。
総務課長(齋藤邦久君)はい。先ほど申し上げましたのは、合計ですけれども、全部で163件。
その中に主催事業として行っているもの、それから町長が構成メンバーとなっている
もの。それから来賓として招待されたものということでございます。それらを一緒に
いたしまして、その中で出席したものについては70件。代理で出席したものについ
ては69件、そして欠席が24件という内容でございます。以上です。
3番(伊藤隆幸君)はい。この一連の163件の要請があったわけですけども、欠席した理由、
会議が重複なり何なりもあるやと思うんですけども差し支えなかったらば欠席状況の
中身についてお聞かせしてくださいと思います。
町
長(大條修也君)はい。課長の方から報告します。
総務課長(齋藤邦久君)はい。先ほどの主催事業、要するに町長が主催をした事業については、
全部で29件あります。そのうち出席が24、代理出席が5、欠席はございません。
それから構成員、町長が構成員として会議のメンバーになっている会議でございます
が、全部で55件ありまして、そのうち出席が30件、代理出席21件、欠席が4件
です。このうち会議そのもの構成メンバーとなっておりますが会議が同じ日にちにだ
ぶっているというふうなものでの代理並びに欠席、内わけとしましてはだぶりの会議
がそのうち5件あったというふうな内容でございます。それから来賓として出席要請
がございましたものについては全部で79件来賓の要請。このうち出席が16件、代
理出席が43件、欠席が20件。のような欠席、出席の状況でございます。以上です。
3番(伊藤隆幸君)はい。いまの説明で大方理解したわけでありますが、町長の活動日誌、そ
れは例を挙げますと広報やまもと便り、それを誌面を割いて増刷してもいいんですけ
れども、そして克明に町民にお知らせしてはいかがですか。今日はここに行ったんで
すよ、今日はこんなにここに行って、何々をしました。今日は何々をしました。それ
が強いては町長というのは政策決定過程、重要な位置があります。そして町長という
-44-
のはこんなに激務、町民に理解を得られるような形になると思うんですけども、その
辺の考え方について再度伺います。
町
長(大條修也君)はい。今後そういう面について検討してまいります。
3番(伊藤隆幸君)はい。全然、とういか、電子自治体でないものですから、お金の方はさほ
どかからないと思うんですよ。そして町民に信頼を得た方が秤というか両方鑑みた場
合、どっちの方がおらいの町長何してんだや。5月17日いろんな方面から聞きまし
た。町長、話のなかでちょっと適切でない言葉を使います。どこさいったんだや、と
いうような形で私の耳に入ってきました。それを払拭する意味で、町長の行動日誌な
りを広報で周知というか、あげることについて再度お伺いしますけれども、検討しま
す、それではいつ頃まで検討するんですか。
町
長(大條修也君)はい。私は県知事とかいろいろ皆さんとお会いしていることを細かく報告
する必要はないと私は思っています。
3番(伊藤隆幸君)はい。そういう認識見解では話がどこまで行っても堂々巡りな、検討する
結果を待たないと駄目なような気もします。再度お聞きします。国の阿部首相でさえ
今日の日程ということで公開しているんです。長が、町長は山元町の総理大臣、形で
言えば首長ですから、その辺をつまびらかに町民に知らしめる方法もとっていただけ
ないでしょうかという事柄なんです。何か障りもあるんですか。
町
長(大條修也君)はい。私はそういう毎日の行動を皆さんに示すということよりも私自身の
実績で示そうと思っておりますので、はっきり申し上げまして戸花橋の件も皆さんの
おかげでできるようになりましたし、そうして磯浜の沖には漁礁ができると、こうい
うふうになっておりますし、またガスパイプラインもここへ来てこの町に3町歩の基
地ができるといろいろ進んでいるわけですね。ですから町民の皆さんにはこの実績を
持って、私をご信頼いただきたいとこういうふうに私思っています。
3番(伊藤隆幸君)はい。いまの話も私なりに分析しますと、それは森町政が道筋つけたそし
て実行になりつつあるそういう話の中身だと私は、私はですよ、私は理解するんです
けれども、町長が変わって県に再三再四出向いて、そして経済界なり何なりと、太い
パイプでもってその結果、そういう経営手腕、行政手腕、当たんないかなと思ってい
るところなんです。その辺の考え方、さらにまた質問しますと、町民に知らせる方が
私は実をとる上でかなり実績が上がるやに思いますけど、その辺の考え方をお聞かせ
願いたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。先ほどから申し上げましておりますとおり私は町民の皆さんとこの
町をよくすることを考えておりますので各地区で皆さんと話をしながら、町民の皆さ
んからご意見を聞きながらこの町をよくすることで、そういうことで町民の皆さんは
私を理解していただけると考えておりますので、いちいち毎日どうしたこうした何食
った何飲んだというわけにはいきませんので、そういう報告はやめます。以上でござ
います。
3番(伊藤隆幸君)はい。話のなかで何食った何食べた何をした、そういうことではないんで
す、私の聞きたい本心は。今日はそんなにも亘理町長の、懇談してそして何々件で懇
談した。そして今日は県に出向いて企業誘致の。町長が先ほど来言ってますように、
企業誘致が来なければ何も駄目なような議事録なりに書かれています。それをつぶさ
に町民に教えた方が得策でないのかなと思って提言しているわけです。その辺の考え
-45-
方。堂々巡りになりますけれども。
町
長(大條修也君)はい。私は実績をもって町民に応えるつもりでございます。
議
長(岩佐
隆君)ただいまの件については角度を変えての質問でお願いします。
3番(伊藤隆幸君)はい。角度を変えて再質問したいと思います。町長に理由を伺います。欠
席した理由はいかなる理由でもって欠席したのかお知らせ願いたいと思います。
町
長(大條修也君)はい。いろいろのお呼びがあって、同時に出席できないということがござ
いますので、欠席いたしました。
議
長(岩佐
隆君)傍聴人の皆様に申し上げます。山元町傍聴人規則を厳守の上、静粛に傍聴
をお願いします。
3番(伊藤隆幸君)はい。最後の質問にしたいと思います。町民のための政策を決断実行し結
果に責任を取る、これは誠にいい言葉です。そしてそのような形で町長自身も任に当
たってもらいたいと思います。以上です。
議
長(岩佐
隆君)3番伊藤隆幸君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)本日の会議は時間の都合によりあらかじめ延長します。
暫時休憩します。4時からとします再開は。
午後
3時50分
休
憩
午後
4時00分
再
開
議
長(岩佐
隆君)再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。
議
長(岩佐
隆君)15番、森茂喜君の質問を許します。
15番(森
茂喜君)はい。第3回議会定例会に人口を増加させるための定住化促進対策と町長
の、町の活性化と人口の増加につながる企業誘致についての2件を一般質問いたしま
す。現在大きな社会問題となっている少子高齢化の問題はご承知のとおり国の取り組
み等も動きは見られますが、一向に進まない歯止めのかからない少子化対策となって
おります。とりわけ地方の町村では、地方に行くほど深刻な問題となっており、若者
の減少は地域にとって存亡に関わる問題として時々マスコミ等でも報道される時代と
なっております。本町においても他人事では済まされない問題であります。本町の人
口推移予測は総合計画では平成22年に2万287名と予測しておりましたが、予測
に反して平成11年以降横ばいから微減へと転じ、現在は確実に下降線をたどってお
ります。本年7月現在の人口は1万7,324名であり、この数字は昭和55年の1
万7,549名を225名下回る結果となっております。今後も人口の減少は止まる
ことなく続くものと予想されます。本町でも若者の町外流出を食い止めるための工夫
が喫緊の課題であり、対策の実行がいまこそ求められていると考えます。人口を増加
させる最善の近道は社会増、つまり町外の人を町内に転入させることに尽きると思い
ます。減少を続ける人口を短期間に増加させる方法などは皆無でありましょう。そう
思っております。しかし、徐々にではあるが定住者の増加に成功している例も少なく
ありませんので、一例を紹介さていただきます。それはですね、長野県最南端の村で
あります下條村ということろで、の成功例でありますけれども、ここでは新聞やテレ
ビなどでもたびたび放送されているので町長も多分ご存知ではないかなというふうに
-46-
思っておりますけれども、平成4年にはですね人口が3,859名までどんどんどん
どん人口の減少が進みましてね、落ち込んでおりました。それが平成16年現在4,
215名まで人口が増加をしている村でございます。1年間の計算でいきますと年に
30人ぐらいずつの割合で増加を続けたという結果になるわけですが、社会減という
のがありますので、これは20名ぐらいで計算しておりましたので、実質年間30名
ぐらいの増加ということになるわけですが、増加した分ということで行きますとです
ね年間50名は確実に増加を続けてきたとそういう村であります。どういうことから
成功を収めた部分をご紹介いたしますとですね、一つは若者の子育て環境を徹底的に
改善をしたということでございます。どういうことかと申しますとですね、まず若者
を定住させるためにすばらしい形をした3階建ての立派なマンションを村内に8棟建
設したわけです。これは1棟、プロポーザル方式で建設を進めたわけですけども、確
か1棟、1億円で作ったというふうに町長からは説明あったんです。それでですね部
屋の広さは2LDKで約63平方メートル。家賃は3万6,000円という格安の値
段で入居をさせております。飯田市というのがすぐ近くにあるんですけれどもここで
はこの同じ広さの住宅を借りるとすれば確実に倍以上はかかるという説明でありまし
た。子育て環境の整備という部分で行きますとですね、これは徐々に進行して現在中
学3年生まで医療費は無料化ということになったんだそうでありますけれども、村内
だけでなく、どこの日本国中どこの病院にかかってもこれは町で保証するというそう
いう制度になっているそうであります。それからいろいろ財政の面とか、行革の面も
あるんですけどもこれは直接人口が増加したということに関わりはないと思いますの
で、これは割愛して先に進めさせていただきます。これはですね、前議長であります
佐山議長から特別の許可をいただきまして、5名の有志議員でこれは自費で研修に行
ってきたものですからビデオをいただいておりますのでもし町長見てみたいというの
であれば後でお貸ししますので、ぜひ見ていただきたいと思います。えっとどこまで
いったっけな。以上非常に簡単ではありましたけれども成功の例を紹介しましたが、
本町においても町長は定住化促進に向け積極的に取り組む考えがおありかお伺いいた
します。2件目でございますけれども企業誘致の件でありますが、トップバッターで
ある齋藤慶治議員からも詳細な質問がありました。で、ただいま伊藤議員からも企業
誘致についての質問がありましたので、重複する部分については割愛をさせて質問を
させていただきますけれども、私といたしましてはですねただいま質問いたしました
1件目と関連のある企業誘致ということで質問させていただきたいと思っております。
それで3月のですね一般質問に対する企業誘致の答弁の中で町長は、企業誘致の促進
は人口の増加と町民の負担の軽減を図る上でどうしても進めなければならないと考え
ているという答弁でありました。それは企業誘致を図り財政の健全化を図り町民の負
担を少しでも軽くしてあげたいというそういう思いからおっしゃったんだろうなとい
うふうにその場ではお聞きしたわけでありますけれども、企業誘致活動をそこでです
ね、企業誘致活動を6か月間就任なさってから活動してまいってきているわけであり
ますので、この間の経過とそれから現在の状況、そしてこれから3年6か月任期があ
るわけでございますけれどもその間の企業誘致に対する取り組み方についてお尋ねを
いたします。以上、1回目の質問を以上で終わります。
町
長(大條修也君)はい。ただいま森議員からのすばらしいお話しをいただいて大変感激をい
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たしております。これから森議員のご質問にお答え申し上げます。
ご質問第1点目、人口を増加させる定住促進対策についてお答えをいたします。本
町の人口は平成9年7月末の時点で1万9,036人をピークに年々減少傾向にあり、
平成19年8月末現在では1万7,295人。この10年間で約1,800人の減少
と大変厳しい現実にあります。早急にその対応策を講じる必要があると理解しており
ます。年齢ごとの人口の推移を見てみますと特に20代の人口減少が目立っており、
10年間で約430名が減少し若者の外への流出が人口減少の大きな要因の一つとな
っているものと分析をいたしております。本町といたしましても人口減少に歯止めを
かけるため、行財政改革プランにおいて若者定住などの人口増加を図るべく町内の空
き家、空地の利用、企業誘致及び企業に対する優遇処置、若者向けの町営住宅の早期
建設などを実施項目に上げているところであります。現在職員で組織する行政改革検
討委員会において町内にある空き家を所有者の希望により、貸家として情報提供をで
きるよう、できるようなシステムや新築住宅を建築した場合のほか、アパートを建設
した場合などに対しても補充金を交付する補助制度の導入などについて検討を重ねて
いる状況であります。人口減少化時代においては各市町村が独自の施策を打ち出し、
人口の増加に取り組んでおります。言わば市町村が選ばれる時代でありますことから
本町におきましても行財政プランにこだわることなくさまざまな方策を検討してまい
りたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
2点目のご質問でございます。
企業誘致についてご質問にお答えします。先ほど伊藤議員から同様の趣旨のご質問
をいただきお答えしたとおりでありますが、私は山元町の産業活性化と雇用の場の拡
大と充実を図りひいては町財政の強化に資するためにこの課題に全力で取り組むこと
をお約束しており、就任以来町長としての幅広い業務に当たりながらも自分なりの企
業人として企業関係者との意見交換を通じた情報収集などを行っているとこでありま
す。またこの間に産業振興課長及び担当職員を東京で開催された宮城県主催の企業立
地セミナーに派遣するなどして、企業と接触する機会を広げる努力を講じております。
なにぶんにも一朝一夕に効果を得られる事業ではないため、今後の見通しにつきまし
てはいまのところ具体的なものはご提示できないところでありますが、今後とも引き
続き努力を重ねてまいる所存であります。以上お答え申し上げました。
議
長(岩佐
15番(森
隆君)15番、森
茂喜君。
茂喜君)はい。それではただいまの町長答弁に対しまして1件目の定住化促進対策
について再質問をさせていただきます。まずはじめにですね町長はこの定住化関係の
部分で総合計画のなかで、住宅関連のものがございますので他の町に対して絶対山元
町が優位なんだというそういう部分をですね、どういうふうに今後構築していけばい
いかなというふうにお考えになっているかまず最初にお尋ねします。
町
長(大條修也君)はい。町民を人口をふやすということは大変なことでございますが、まず
もって住むところがなければいけないということであります。そういうところから若
者の住みたいような住めるような住宅建設というものをしていかなければ若者は集ま
らないというふうに認識をいたしております。この町は非常に緑豊かなまた東には海
ということでとてもすばらしい町だと、来る方はそういっております。ですからそう
いう面を強調しながら町の宣伝に努めたいとこういうふうに思っております。
-48-
15番(森
茂喜君)はい。確かに同僚議員であります佐山議員からもですね、質問の中で代々
の町長のこれまで進めてきた町の方針というものがお話しあった、ありますけれども、
町長はですねこれまでの千石町長、森町長、続いてきた自然を大切にしてですね、人
と自然が調和するそういったまちづくりについてはどのように受け止めていらっしゃ
るのかお聞きします。
町
長(大條修也君)はい。すいませんちょっといまのご質問もう一度お願いできますか。ちょ
っと声が低くて聞こえない部分あったものですから。失礼します。よろしくお願いし
ます。
15番(森
茂喜君)はい。これまでですね代々山元町の首長として町の舵取りを進めてきた町
長がですね千石町長、森町長と近い順に行きますと自然を大切にして緑豊かなこの山
元町が人と自然がよく調和したそういうまちづくりを目指して、町政を進めてこられ
ました。そのほかにもいっぱいあるわけですけども、そういう物事について町長はど
のように受け止めていらっしゃるのかお尋ねをしたわけです。
町
長(大條修也君)はい。私はもうそういう先人のいろいろご苦労あったと思いますが、大変
すばらしいことだと思っております。
15番(森
茂喜君)はい。そうしますとですね私が一番最初に申し上げました定住化を図るた
めにですね、よその町よりも優れていなければよその町から山元町へ移り住んでくる
ものはいないと思いますので、そういった代々の町長が進めてきた自然を大切に人と
自然が調和する部分とさらに大條町長が考えるよその町より絶対に有利なものをどの
ように宣伝しそして若者が定住するために定住化の対策進めようと思われているのか
をお尋ねをいたします。
町
長(大條修也君)はい。定住化につきましてはやはりこの山元町というのは土地もあります
し若者が自ら農作物を休みの日には作るというような楽しさを持っていただければ、
いうようなことを考えております。
15番(森
茂喜君)はい。それではですね総合計画の24ある重点プロジェクトのなかで、町
長にお尋ねいたしますけれども、住宅マスタープランというのを策定しております山
元町では。その中で山元町らしい住宅建設という項目があるんですけれどもそのこと
についてはご存知ですか。
町
長(大條修也君)はい。まだそこまで認識しておりません。
15番(森
茂喜君)はい。それではですね総合計画については町長就任から6か月経過してお
りますので中身どの程度理解しているのかちょっとお尋ねいたします。
町
長(大條修也君)はい。まだすべて私熟知しておりません。
(「なんて言ったのかちょっと。ちょっとわかりにくかったのでもう一度お願いしま
す」の声あり)
議
長(岩佐
隆君)わかりました。町長大きな声で答弁お願いします。
(
「聞こえなかったんです、よく」の声あり)
町
長(大條修也君)はい。重点プロジェクトに対してはすべてを熟知していないと申し上げま
した。
15番(森
茂喜君)はい。それでは質問を変えましてですね、子育て環境のさらなる改善につ
いて、現在子育ていろいろやっていますけども、これはよその町に誇れる部分として
ですね、先ほど紹介いたしました下條村でも周りの村からは断然優位な条件を村が若
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者を定住させるために実施しているわけです。私も山元町はやっぱりよその町にいっ
てね子育てするよりは山元町さ行って子育てをした方が絶対安上がりだということで
あれば経済に敏感な今の若者はですねそれなりに反応してくれるものというふうに確
信をしているものですから、その辺のところ町長は今後そういった人口をふやす、生
産人口ですね、老人ではなくてですね、どういう今後の子育ての環境を今以上によく
するための考えをですねもっておられるのかお伺いします。
町
長(大條修也君)はい。子どもさんを育てるのにいまお話のように、安くてというようなお
話しですが、そして住みよい町というのは大変難しいんで今後十分検討してまいりま
す。
15番(森
茂喜君)はい。安くということではなくて、山元町で子育てをするということが他
の町で子育てをするよりも、より安心で安全、そして有利であるというそういう条件
をですねどう構築していくか、そのことをお尋ねしたんであります。
町
長(大條修也君)はい。子育ての安心安全につきましてはこれから検討してまいります。
15番(森
茂喜君)はい。先ほど下條村の話をちょっと紹介したときにちょっと申し上げまし
たけれども、下條村では中学校の3年生まで医療費は無料と。これは町の補助金を使
用しておりますからね。これは一気にそういうふうにしたわけではありません。最初
は4年生とかね。6年生とか。あとはこれでまだよその町に対して優位にはなってい
ないということで中学3年生まで医療費については補助金を出して無料化を進めてき
たわけです。これでちょっとですね名前をいますぐ思い出せないんですけども、別の
あれは市だったんですけれどもですね名古屋周辺だったかな、そこでもやはり医療費
を中学3年まで無料にしておりました。中学3年まで、例えば小学校4年生から6年、
中学3年までというふうにその医療費を無料化しても倍々ゲームで町の財政の持ち出
しがふえるわけではない。高齢
上学年になるにしたがってですね、医者にかか
る回数がなくなると。幼児の時ほど医療費はかさむけれども小学校上学年、中学とな
るとそんなにかからないのでびっくりしたほどの負担にはならない、というふうな話
がありました。それで以前に同僚議員からもですね一般質問なんかのときにどうだ町
ではもう少し、いま現在やっている無料化の枠を上まで延ばしたらどうだという質問
あるんですけども、財政的な物事があってなかなか前に進んでないんだなと私思って
おりますけどもね。思い切ってこの山元町の若者の他町村への流出を止めるには、や
はり半端な決断では止められないだろうと思っております。そこで町長はですねそう
いう決断をですねする度胸があるかどうかお尋ねいたします。
町
長(大條修也君)はい。町はやはりなんと言っても財政が基本でございますので、度胸で町
を赤字にするわけにはまいりませんので、その辺ご理解いただきたいと思います。
15番(森
茂喜君)はい。度胸ではなくて決断をする勇気です。度量。政治家でありますから
そういうことは町の首長として一番大事な部分なんです。町長がですね企業を誘致し
なくていけないということは財政的に大変な山元町でありますから少しでも税収を上
げで取り組んで行きたいというそういうスタンスは十分理解しております。しかし、
今日も一回目の質問から同僚議員から質問ありましたようにですね、どこの町行った
って企業誘致てのが一番目に掲げているわけであります。ですから、企業誘致すると
すれば、よその町よりもあそこの町におれば行って事業を起こしたいというそういう
町ですよという宣伝をするための体制はこれは町長おっしゃっておりましたし、同僚
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議員からも質問あったんですけども、そういう体制をつくるのとこれは企業誘致をし
て人口ふやすということではなくて、別の手法で社会的増を進めるためには絶対欠く
ことができない手法だろうなというふうに私は感じております。ですからそういう二
本立ての企業誘致して財政的なものを考え、働く従業員が山元町に住めば人口が増え
るという一つの手法と、それから私が1件目で質問しております、社会的増をこの山
元町に進めるための、勇気ある決断で事業を起こすというその二つのことを同時に進
めることは二兎追うものは一兎も得ずではないんですね。両方得ることができるはず
です。ですからそういう決断を町長としてできるかどうかということをお尋ねいたし
ます。
町
長(大條修也君)はい。いまのお話しに対しまして十分検討させていただきます。
15番(森
茂喜君)はい。それではですね3月議会での町長の答弁からですねちょっと住宅建
設のことで質問ありましたようですけれども100戸建設するという関連でIHI関
連の従業員の住宅を建設するということについて私の質問に対して町長はですね答弁
をなさっております。あれから半年経ったわけですけれどもIH関係の社員用の住宅
の建設については現在、どのような状況に至っているのかお知らせ下さい。
町
長(大條修也君)はい。その件に関しましてもですねまず鳥が先か卵が先かではありません
が、やはり住んでいただくためには整地をしなきゃならないと。住宅建設できる整地
をしなきゃならない。そういう話は逐一しておりますけれどもやはり財政難というこ
とから未だに進んでないというのが現状でございます。
15番(森
茂喜君)はい。ですから先ほどから言っておりますようにない袖は振れないという
論法では他の町に比べて山元町が定住化を図る意味合いにおいて優位に立つというこ
とはなかなか困難なんではないかなと理解するんですけれどもいかがなものでしょう
か。
町
長(大條修也君)はい。困難を克服するように努力いたします。
15番(森
茂喜君)はい。もう一度IHIのことについて質問いたしますけれども、町長はそ
うしますとIHIの関連から住宅を100戸建設してくれないかというな話があった
ことに対しての答弁は3月議会にいただいておりますのでいいんですけれども、財政
的になかなか大変だからそういうことでは山元町に住宅を建てて人口をふやすという
ことはなかなか山元町に広がった話としては非常にまずい結論を出しているのではな
いかなと思いますけれども、そこを何とか頑張って30戸とか、40戸とか。建設し
ますからぜひお宅の社員を山元町に住まわせてくださいというふうなお話しはなさっ
ているかお伺いします。
町
長(大條修也君)はい。先ほどから申し上げているように住むところがないのに私もお願い
にいけないのが現状でございます。しからばいつできるのかと聞かれた場合に、いつ
敷地が完成しますとか、そういうこともいえないわけですから、これを何とか敷地が
できるように努力をしてまいります。
15番(森
茂喜君)はい。それはないものは駄目だという発想ではなくて、ぜひ30戸なり4
0戸の住宅を建設するというそういう前向きの姿勢で、相馬の工業団地にですね進出
してくる会社の従業員、職員を山元町に住まわせるそういう決断をしなくていけない
んだろうと思うんですけども、お金がないからできませんではいつまで経っても人口
ふやすための手立ては何も進まないだろうと。企業誘致についてもそういう手詰まり
-51-
の現在状況ですよね。ですから私は企業誘致とそういう定住化促進のための対策、こ
の二本立てを決断なさって、進んでいただきたいものだなというふうに思いますが、
もう一度お答えお願いします。
町
長(大條修也君)はい。お話しの通りとにかく私は努力をしてまいります。
15番(森
茂喜君)はい。それではですねちょっと視点を変えまして、その相馬地区ですとか
亘理ですとか岩沼とか、そういう地域より山元町がいいんだよという、そういう優位
に立てる条件をこれもまた町長の決断によりますけれども、相馬地区ではですね工業
団地のあの地域では仙台に子どもを教育のために通わせるのは県外でありますから山
元町とは全然条件が違いますよね。町長ご存知だと思いますけれども。山元町に住む
のであれば仙台に通わせることは十分可能ですし、有利だと思っております。そうい
うことを企業のトップの方と協議をしていただいて、ぜひこっちへ来てけろと。そう
いう話をすべきだろうなあと思っております。そのための条件としましては教育の面
で仙南では一番山元町の子どもたちは学力が優れている、そういう教育を進めれば、
金は要らないんですよね。インフラ整備にかけるだけのお金を教育の面につぎ込めば、
それは口コミでどんどん、子どもの教育が最も問題になって叫ばれておる時代であり
ますから、山下小学校中学校の子ども達は仙南では一番優秀な子どもたちがいるんだ
よと。これはアイディアですよね。そういう発想の元に、どうでしょうか。山元町を
町長が任期中の3年6か月の間にナンバーワンとは言いませんけれども、仙南では山
元町にそういう立派な学校があるんだよというふうに評価されるような教育を進める
覚悟がございますでしょうか。お聞きします。
町
長(大條修也君)はい。私も勉強不足で山元町、仙南の山元町の学力がどのくらいあるかと
いうことをまだ検討いたしておりませんので、いずれにしましても、ただすばらしい
お話しです。
教育長もおりますのでこれから教育長とも相談して一番になれるように、
できるかどうかを検討してまいります。
議
長(岩佐
15番(森
隆君)質問については簡明にお願いします。
茂喜君)はい。ただいまの私の発現は突拍子もないというふうに受取られたかもし
れませんけれども、教育長にお尋ねいたしますけども、子どもたちの学力を向上させ
ることについては教育長さんはどのように受け止めになられたのかお伺いします。
教育長(横山俊二君)はい。学力向上についてはそれぞれの学校でそれなりの努力をしておりま
す。ただどれだけぐらいかというふうないま手元にございませんのでお答えするわけ
にはいきませんけれども、それぞれの学校、そしてそれぞれの地区、地域ともPTA
も含めて学力向上に努めております。ですから今後さらに地域の力も借りながら努力
していきたいなと、そんなふうに思っております。以上です。
15番(森
茂喜君)はい。それではですね、次の質問ですけれども、企業誘致についてはこれ
まで町長6か月間、いろんな場面で山元町への企業誘致を進めてこられたと思います
けれども、いままでの会社訪問ですとかいろんな場面での話し合いの中でどういう企
業誘致に対するその企業側の感触について、自分が3年6か月の間に誘致できる見込
みがあるとか、ここのこういう会社に行ったらこういう条件でなら進出するよとかと
いうような話があったでしょうなと思うので、何例かを説明していただきたいと思い
ます。
町
長(大條修也君)はい。ご質問の何件かということは申し上げませんが、いずれにしまして
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も仙南地区の企業も行ってまいりまして、うちの方は山元に進出はできないが、宮城
県に来たいという企業の話も聞いている、そういうことで山元町に合う企業があれば
山元町に紹介しますというようなお話しはしております。
15番(森
茂喜君)はい。どういう場面でのお話しだったかはちょっとあれですけれども、そ
ういう企業がですね何社ぐらい、町長の感触で企業、山元町進出してもらえるような
会社があったのかもう一度お知らせ下さい。
町
長(大條修也君)はい。企業誘致する敷地もございませんのでゼロでございます。
15番(森
茂喜君)はい。ゼロといわれるとちょっとなあ。ゼロということについて町長はそ
れではどのように自分の活動のなかでね、感じているか、についてお願いします。
町
長(大條修也君)はい。これから土取場等土地が出てきそうですので、その辺を企業誘致で
きればいろいろな認可ございますでしょうけどもできれば、堂々と企業誘致に歩ける
というところまで来たというとこでございます。
議
長(岩佐
隆君)先ほどから申し上げておりますように傍聴人の皆様に申し上げます。山元
町傍聴人規則を厳守の上静粛に傍聴をお願いします。
15番(森
茂喜君)はい。ただいまですね町長からですね常磐道の土取場とお話しありました。
午前中にもありましたんですが跡地利用については町長それではですね、定住化のた
めの住宅造成がいいか、工業団地として企業誘致して、企業を誘致するためのですね
場所として今後町が進めた方がいいのかどちらの方がいまの山元町にとって有利な取
り組みになるというふうにお考えになっているのかお尋ねします。
町
長(大條修也君)はい。現在はその土取場に企業誘致をした方がいいというふうに考えてお
ります。
15番(森
茂喜君)はい。そうしますとですね、いま村井知事は富県戦略ということで県の苦
しい台所事情をですね観光とか企業とかを誘致して、なんとか乗り切りたいというそ
ういう戦略を進めております。町長もこれまでの町長答弁によりますと、3月答弁で
は2時間半村井さんとは懇談をしましたよと。これまでの同僚議員の質問に対しまし
てもですね県知事とはしょっちゅうお会いしていろんなお話しをしているという答弁
でありますけれども、具体的にはその企業誘致の部分についてはね、どういうお話を
していつもの町長の回答では、いや山元町はあれ進みますよという話でしたというだ
けでのところでとどまっているんですけども、果たして県知事は本気になって山元町
に、山元町の地域に合った企業をお世話しますよというふうにおっしゃったかどうか
町長の感触でお答え下さい。
町
長(大條修也君)はい。企業誘致ということについてはお話しをしてあります。しかしなが
らそれ以上のことを私は申し上げられないんです。先ほどから申し上げているとおり
敷地がないんですから、作ってないんですから、これをやっぱり整備しなければどう
しても企業誘致を云々ということは言えないわけですね。ただ企業誘致をこれからや
りますよという話はしてあります。ですから県の方でも企業誘致を盛んにしているよ
と県知事も言ってますから、県知事にも私は山元町に合ったスケールの企業を土地を
造成したときにはぜひお願いしたいというお話しはしております。
15番(森
茂喜君)はい。町長ただいまの知事には話は具体的にしていないというふうに地元
のインフラ整備ができてないのでね、というふうなお話しですけども、それではやは
り企業誘致するという立場のものとしてちょっとアプローチの仕方がまずいのではな
-53-
いかなというふうに思います。私の町では10町歩くらいのあと3年すればこれぐら
いの工業団地を造成できるんだと、3年後に合わせて山元町に合った企業をぜひ紹介
してくださいというそういうアプローチの仕方をしないとなかなかトップセールスと
しては線が細いのではないかなというふうに思いますがどうでしょうか。
町
長(大條修也君)はい。そういうことであるならばなぜその土地、エム・セテックなんかが
出て行ったのか、そういうことも改めてこの議会でないところでお聞きしたいと私思
っているんですけども、とにかく線が細い太いという問題ではないんです。どんなこ
とあっても企業誘致しなきゃなんないというのはこれは信念でやっているわけで。相
手のあることでそう簡単にはまいらないということでございます。
15番(森
茂喜君)はい。先ほどもいいましたがどこの町でも企業誘致は考えております。そ
ういう中でやっぱり自分の町に企業を引っ張り込むというそういう意気込みをですね
相手に感じさせなければならないというふうに思うわけです。そのためには私はそれ
なりの対応はできますというふうにいわないと駄目だべなと思うんですよね。これで、
いまエム・セテックの話し出ましたけども、あれは圧倒的に企業が進出するためには
相馬の工業団地が山元町の農工団地を整備してインフラ整備をして工場を建設するよ
りはそちらの方がものすごく安く上がる、そういう条件があったということで、相馬
の工業団地に進出したというふうに私は受け止めております。町長はどのようにその
ことについてお考えになっていたんですか。
町
長(大條修也君)はい。私はそういう細かいことは一切聞いておりません。しかし先般そこ
の太陽ニュータウンの工場長にお会いしてぜひ一つ今後企業が拡大ということである
ならば、この裏の方、ぜひしていただきたいというお願いはしてまいりました。
15番(森
茂喜君)はい。エム・セテックの山元工場を拡張するためにはいま現在昨年の低気
圧で法面が崩れて大型車両が上り下りできないですね表へは。で裏から出入りするよ
うに町も2,000万以上のお金をつぎ込んで便宜を図っております。これでは将来
にわたってもですね、なかなか国道から直接浅生原は大型車両がアクセスできる道路
がありません。太陽ニュータウンのあそこしかないんです。これは半澤課長が産経課
長の時代にですね髙瀬のナルケ自動車のとこの信号から上りまして、オカッシャとか
地元の人たちのいう話ではね、そこんとこの道路を拡幅して髙瀬側からエム・セテッ
クにアクセスできる道路を作るというそういう話を具体的な計画まで進展したかどう
かはいま課長に確認しないとわかりませんけど。そういう話をしてエム・セテックば
かりではなくて、農工団地として将来いろんな企業を誘致しようというそういう計画
があったんです。ですからエム・セテックが工場を拡張したいということであればこ
れまでも町は全面的に協力をしてやってきたわけです。そういう経緯がありますから
これからもあそこは加工工場として長く相馬との連携の下にですね工場を拡幅する計
画もあるかもしれませんし、よそに行ってしまって相馬に行くなんてことはないんだ
そうです。いろいろ塩害とかの関係でですねあっちに行くと精密なプレートですね、
そういうのが大変金のかかる設備をしなくてないということで駄目だと、いう話を聞
いておりますからぜひ大條町長もですねその辺のところは工場長によくお話しをして
以前にはそういう計画もあったんだよということでぜひ山元町で、今後も、続けてい
っていただくように町長からもぜひ話をしていただきたいと思います。以上終わりま
す。
-54-
議
長(岩佐
隆君)15番、森茂喜君の質問を終わります。
議
長(岩佐
隆君)お諮りします。本日の会議はこれで延会としたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔
「異議なし」の声あり。〕
議
長(岩佐
隆君)異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。
本日はこれで延会します。
次の会議は9月12日午前10時開議であります。
どうもご苦労様でした。
午後
5時03分延会
-55-