東京都と北京市の技術交流・技術協力に関わる合意書 東京都と北京市は、水及び環境に関する分野において技術交流・ 技術協力を行うことに合意した。今後、両都市は、 ・ 廃棄物処理関係 ・ 大気環境関係 ・ 水道関係 ・ 下水道関係 等について、技術交流・技術協力を行うこととする。(協力内容は 別紙のとおり) この合意書はまた、友好都市の絆を一層強固なものにするととも に、両都市の更なる発展や連帯を深めるものである。東京都知事本 局と北京市人民政府外事弁公室はそれぞれ東京都、北京市を代表し この合意書に署名する。上記両部門は今後連絡窓口となり調整と連 絡体制の責務を担い、合意書が言及する項目については両都市の関 係する担当部署が実施する。 我々は、この合意書を日本語及び中国語によってそれぞれ二通作 成した。両都市はそれぞれ一通を保管する。 2009年9月付目 東京都知事本局長 ÷川知丸 北泉市人民政府外事弁公室主任 紅絹、」 別紙 技術交流・技術協力の具体的な項目及び手法は、以下のとおりとする。 1 項目 (1)廃棄物処理関係 ①清掃工場の建設手法〔住民対応・合意形成含む〕、運営・管理方法と公害対策技術 ②埋立処分場における汚水・排ガス処理方法〔埋立終了後の利活用に向けた課題を含 む〕 ③廃棄物の分別、収集・運搬やリサイクル等に関する制度(ルール) ④東京都の廃棄物減量・資源化の具体的な計画及びその経験、対応事例の情報共有(生 ゴミやピン、缶、紙、ペットボトルなど) (2)大気環境関係 ①ディーゼル車の黒煙対策(DPF) ②微小粒子(PM2.5)、揮発院有機化合物(VOC)の削減対策 ③大気汚染モニタリング手法 (3)水道関係 ①管路破損及び漏水防止の対策(コスト管理を踏まえた老朽管更新、管路補修、頷 水防止技術、都市部での施設管理) ②送・配水管路における水質の安全管理とその技術基準や関連法制度などのしくみ (4)下水道関係 ①汚泥の無害化や適切な堆肥化等の技術に加え、炭化やガス化等の資源化の先端技術 ②汚水処理に関する省エネの技術とその手法 ③汚水管路の建設手法と運営・管理方法 ④汚水・汚泥の無害化や資源化等に関連する法制度などのしくみ 2 手法 [])北京市の技術者の研修を東京が受け入れる。 (2)東京都から北京市に専門家を派遣する。 (3)その仙、東京都及び北京市が、双方協議の上、具体的な事項を定め、両都市の実 情や経験について交流・協力する。 3 その他 上記に記載のない事項については、別途協議の上取り決めることとする。
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