微小粒子状物質(PM2.5)の監視体制について - 2 - - 秋田県

微小粒子状物質(PM2.5)の監視体制について
環境管理課
○
微小粒子状物質(PM2.5)については、平成21年9月に国が環境基準を
設定したことに伴い、環境省の定める「事務処理基準」に基づき監視体制を整備
してきており、秋田市分を含め県内4カ所(秋田市(茨島、将軍野)、能代市、
横手市)に測定局を設置している(別紙「微小粒子状物質(PM2.5)測定機
配置図」参照)。
○
これまでの測定結果では、一時的に基準値を上回ることがあったものの、すべ
ての測定局において環境基準を達成しており、問題ないレベルで推移している。
環境基準達成の評価
短期基準に関する評価 ※1 及び長期基準に関する評価 ※2 のいずれも満たすこと。
※1:1日平均値のうち年間98パーセントタイル値が、基準値(35μg/m 3 )を超えないこと。
※2:1年平均値が基準値(15μg/m 3 )を超えないこと。
( g/m3)
PM2.5測定値(速報値)
50.0
40.0
基準値(35 g/m3)
30.0
(
一
日
平
均
値
)
最
大
値
20.0
能代西
横手
10.0
将軍野
0.0
H23.4
4
6
8
10
12
H24.2
2
4
6
8
10
12
※茨島自動車排出ガス測定局は平成25年2月から測定開始
○
しかしながら、平成25年1月以降、中国の深刻な大気汚染に伴い、九州、近
畿地方などで、平常時に比べて高い濃度の微小粒子状物質(PM2.5)が観測
されており、全国的に越境大気汚染が懸念されている。
○
こうしたことから、早急に沿岸部の男鹿市(船川測定局)と由利本荘市(本荘
測定局)に測定機を整備し、微小粒子状物質(PM2.5)に係る監視体制を強
化することとする。
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別紙
微小粒子状物質(PM2.5)測定機配置図
18 1
2 19
3
※
4
5
12
13
9
10
14
21
17
15
16
11
※
7
6
:測定局
8
20
:PM2.5測定局
※
測定局種別
局舎名
自動車排出
ガス測定局
一般大気環境測定局
設置主体
No.
:PM2.5測定機設置予定
県
1
大
館
2
能
代
西
3
檜
山
4
昭
和
市
5
船
川
6
本
荘
7
大
曲
8
横
手
9
山
王
10
土
崎
11
新
屋
12
上
新
城
13
堀
川
市
県
14
将
軍
野
15
茨
島
16
仁
井
田
17
18
19
20
21
広
面
大
館
自
排
能
代
自
排
横
手
自
排
茨
島
自
排
【参考】微小粒子状物質(PM2.5)とは
・大気中の浮遊粒子状物質(粒径10マイクロメー
トル以下)の中でも粒径の小さい微小粒子状物質
(粒径2.5マイクロメートル以下)をいう。
・微小粒子は粒径が小さいことから、肺の奥深くま
髪の毛(直径約70μm)
スギ花粉(直径約30μm)
SPM(直径10μm)
で入りやすいため、様々な健康影響の可能性が懸
念されている。
PM2.5(直径2.5μm以下)
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