36 NO. 平成 24 年 10 月1日発行 発行:碧南市民病院 病院長 梶田 正文 編集:地域連携委員会 小学生病院体験ツアー 8月24日(金)に初めてのイベント『小学生病院体験ツアー』を開催し、10組22名の小学生 と保護者が参加してくれました。 下記の表のとおり、いろいろな部門をまわり、いろいろな体験をしてもらいました。これを機に、 病院に興味を持っていただき、 参加された方々と、将来当院で再会できることを祈っています。 ご参加ありがとうございました。 担当部署 栄 養 体 験 内 容 室 砂糖の甘い誘惑のお話 臨床工学室 医療機器の紹介 薬 剤 部 薬の調製体験 助 産 師 いのちに関するお話 画像診断室 CT・MRI・TV による像の見え方 の違いと磁場体験 中央検査室 検査室を見て・のぞいて・体験して リハビリテーション室 リハビリ体験 外 科 電子メス使用体験など 新任医師紹介 ①名前(かな) ②所属 ③前任地 ④ひとこと ①土井 英樹 (どい ひでき) ①黒柳 範雄 (くろやなぎ のりお) ②神経内科 ②歯科口腔外科 ③名古屋大学医学部附属病院 ③愛知学院大学歯学部附属病院 ④8月より神経内科医として当院に着任いたしまし ④患 者様、またそのご家族から信頼が得ら た。お会いするすべての方が笑顔になれるよう碧 れる治療をモットーにしています。 南市の地域医療に貢献していきたいと思います。 1 平成23年度 碧南市民病院事業会計決算報告 ~「温かな心のこもった医療」を提供するために〜 決算概要 入院患者は87,974人と前年度より5,978人減り、外来患者も190,238人と前年度より3,217人 の減少となりました。 経営状況につきましては、病院事業収益73億6,305万円、病院事業費用は75億5,597万円で差 引き1億9,292万円の純損失(前年度1億9,829万円の純損失)となり、患者数の減少はありました が、診療単価を上げて費用を削減したことにより、わずかながらですが改善が見られました。累 積赤字は50億8,837万円となっています。 医療機器の整備等 医療機器については、5階東病棟モニタリングシステム、眼底三次元画像解析装置、電動ベッド等を 購入し医療設備の機能向上と充実を図りました。 また、空調熱源改修及び非常用発電機設置工事、笑気・窒素ガス供給装置改修工事、産婦人科外来改 修等を行いました。 今後も改革プランに基づき、経営の健全化を推進してまいります。 病院事業費用 病院事業収益 他会計負担金・補助金 12.5% 9億1,748万円 その他医業収益 2.5% 1億8,133万円 医業外費用 4.3% 3億2,202万円 その他 0.6% 5,188万円 病院事業収益 73億6,304万6,387円 特別損失 0.5% 3,897万円 その他医業費用 0.3% 2,624万円 減価償却費 9.4% 7億0,981万円 入院収益 57.8% 42億5,665万円 病院事業費用 75億5,596万7,581円 経費 17.7% 13億3,516万円 外来収益 26.6% 19億5,570万円 給与費 47.3% 35億7,458万円 材料費 20.5% 15億4,919万円 平成23年度 決算状況 平成 22 年度 延べ患者数 平成 23 年度 増 減 93,952人 87,974人 △ 5,978人 257.4人 240.4人 △ 17.0人 45,871円 48,385円 2,514円 病床利用率 80.4 % 75.1% △ 5.3% 延べ患者数 193,455人 190,238人 △ 3,217人 1 日平均患者数 743.1人 724.3人 △ 18.8人 診療単価 9,872円 10,280円 408円 病院事業収益 7,514,743千円 7,363,046千円 △ 151,697千円 病院事業費用 7,713,038千円 7,555,967千円 △ 157,071千円 単年度純損益 △ 198,295千円 △ 192,921千円 5,374千円 入 院 外 来 1 日平均患者数 診療単価 厳しい医療環境の中ではありますが、今後も地域のみなさんに信頼され選ばれる病院として、医療の 質の向上と経営改善に全力で努めてまいります。 2 平成23年度の改革プランについて 1.平成23年度アクションプランの進捗状況についてご報告します 改革プランは、病院事業の抜本的な改革を推進するため、医療機能の充実、経営の健全化及び職員 の意識改革を3本の柱とした65のアクションプランに対する123項目の具体策を設定しています。平 成23年度は123項目の具体策のうち計画が完了したもの、計画どおり進行しているものを合わせると、 66.6%の82項目で達成されている結果となりました。 評価 医療機能 の充実 合計 経営の 健全化 職員の 意識改革 計画完了 18 9 9 0 計画どおり 64 39 21 4 ほぼ計画どおり 23 12 9 2 5 3 2 0 大幅な遅延や計画 に変更があった 未実施 合計 13 8 3 2 123 71 44 8 平成23年度 アクションプラン進捗状況 10.6% 14.6% 4.1% 計画完了 計画どおり 18.7% ほぼ計画どおり 52.0% 大幅な遅延や計画に 変更があった 未実施 2.主な改善点 平成23年度に実施した、主なアクションプランと改善点についてお知らせします。 (1)多様なニーズに対応するために 具 体 策 実 績 機能と内容を充実させるためホームページを 再構築し、利用者に興味を持ってもらえる内 容に随時更新する 「ハナちゃんブログ」、「ナゼナニ相談局」、「研修医ブログ」 といった 新しいコンテンツを開設し、アクセス件数の増加を図りました。 (2)医師の確保のために 具 体 策 実 績 医師事務作業補助者(医療秘書)を増員し医 師の負担軽減を図る 医師事務作業補助者を1名増員し、計5名体制にし、医師の事務作業 の軽減を図っています。 業務としては①診断書などの書類代行作成、②指導料の代行入力、③ 整形外科の問診票電子カルテ代行入力等です。 研修医の研修環境の整備及び指導内容の充実 を図る 後期研修プログラムを完成させ、それをホームページで公開し、後期 研修医の募集を行っています。 (3)収入の確保のために 具 体 策 実 績 リハビリテーション料の週間算定率の向上に努 める 脳血管リハビリテーション料、運動器リハビリテーション料、呼吸器 リハビリテーション料の3つの算定件数を増やし、合計で前年度に比 べ4,421,700円の増収となりました。 委託費、薬品費の削減に努める 委託費は契約の見直し、値引き交渉により、前年度に比べ12,311万 円余の削減を達成しました。 薬品費は後発医薬品への切り替えにより、23年度は薬価ベースで 548万円余の削減効果がありました。 今年度も、診療体制の更なる充実を図るため、改革プランに定められている諸課題の解決に全 力で取り組んでまいります。 3 ▲患者さんを症状に応じて色 分け(トリアージ)します 応急処置をしました ▲ 8月26日(日)に碧南市立新川中学校 のグラウンドで開催された碧南市総合防災 訓練に当院の研修医が参加しました。当日 は避難訓練、消火訓練、救助訓練などさま ざまな訓練が行われました。 中でもトリアージ(災害時等において限 られた医療資源を有効に活用して、救助可 能な傷病者を救うため、傷病者の緊急性や 重症度に応じて治療の優先度を決めるこ と)訓練は研修医も積極的に参加をし、模 碧南市総合防災訓練 テントに集まる模擬患者さん 擬患者役を症状によって振り分け、協力し て応急処置を行いました。 参加された方々の防災意識が高まるのを 感じました。当院でも10月31日(水)に 防災訓練を開催する予定です。災害時に少 しでもみなさまのお力になれるようがんば ります。 駐車場連絡通路の 雨よけ屋根を掃除しました 作業前 作業後 作業前 作業後 今後も病院環境の改善に努めます。 4
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