ネットワーク・エンジニア科 (PDFファイル32KB)

第2部
ネットワーク・エンジニア科
科目名:卒業制作
2年
(実習)
通年
週1時限
Graduation Production
教員名:山崎
浩之、鈴木
良磨
<授業のねらい>
各科目で学習したソフトウェア技術を利用し、あるいは応用した作品を制作する。
学生一人ひとりが出来るだけオリジナルなテーマを選び、企画・設計・制作・検査および稼動の
開発体験を学習する。同時にスケジュール管理・論文(報告書)作成および発表を経験させる。
<授業計画>
担当教員の指導のもとに、下記の順序にしたがって自主的に制作を進める。
1.オリエンテーション
2.テーマの選択・研究・調査
3.テーマの決定
4.文献資料収集
5.スケジュールの作成
6.仕様書(含設計図等)の作成
7.第1回の中間発表(仕様書)
8.制作作業
9.第2回の中間発表(制作結果)
10.完成テスト
11.論文(報告書)作成
12.論文発表(プレゼンテーション)
<教科書等>
なし。各自必要に応じて資料を集める。
<特記事項>
成績は作品の完成度、論文内容および発表力を総合的に評価して行う。
授業時間だけでは完成しない。課外時間や自宅での制作が必要である。
第2部 ネットワーク・エンジニア科 2年
科目名:システム管理 (実習)
System Management
教員名:赤尾 隆
通年 週1時限
【前期】
<授業のねらい>
企業や学校における最新のネットワークのしくみと、構成管理、障害管理などの基本的な管理方法
を実例を参考にしながら理解し、身につけさせる。
<授業計画>
1.ネットワークの基本構成と主要技術
1)ネットワーク構成
LAN、WAN、外部接続部〔インターネット〕、音声接続
2)サーバーの構成
DNS、DHCP、Webサーバー(アプリケーション・DB)、
メール、グループウェア、プロキシー、VPNゲートウェイ
3)最新技術の概要説明
L3/L4スイッチ、ブロードバンド伝送、無線LAN、各種
VPN、VoIP、ファイアーウォール・IDS
2.システム運用管理の基礎
1)運用管理概要
運用管理の主要要素、PDCA、XPの管理機能紹介、専門学校
の管理の紹介
2)構成管理
ネットワーク構成図、アドレス表、アプリケーション、〔ライセン
ス〕一覧
3)ユーザー管理
ユーザー登録、ユーザー抹消、ユーザー支援
4)障害管理
障害監視、障害回復、障害対策
5)機密管理
情報アクセス権管理、ネットワークセキュリティ、ウィルス対策、
プライバシー対策
<教科書等>
教科書:プリント資料(授業中に配布する)
参考書:ネットワーク管理の基本と極意(秀和システム 渋川栄樹 著)
企業ネットワーク設計の極意(リックテレコム 赤尾隆 渡辺和彦 著)
【後期】
<授業のねらい>
情報セキュリティの重要性を十分理解し、その実際的な管理方法を学ぶ。また、Windows システム
のしくみや管理方法を 2003 サーバーを中心に詳しく学ぶ。
<授業計画>
1.セキュリティ管理の基礎
1)セキュリティの被害とその重要性
2)攻撃・災害の種類と防御方法
3)セキュリティポリシーの考え方
4)個人情報保護法とプライバシー
5)セキュリティの管理と実現技術
次ページへ続く
2.Windows2003 サーバーの管理
1)2003 サーバーの各種機能と操作
ユーザー認証、DNS、ファイル・プリントサーバー、アプリケーションサーバー
2)ネットワークの構築
3)サーバー記憶域の管理
4)アクティブディレクトリー
5)ネットワークリソース管理
6)性能・トラブル管理ツール
ワークグループとドメイン、ネットワーク接続の準備、
IPアドレス
ベーシックディスク、ダイナミックディスク、RAID
ユーザー・グループ・コンピュータ管理、ドメイン管理、
グループポリシー
共有ネットワークホルダー、2003 ファイルシステム
イベント監視、パフォーマンス監視、CPU使用率
個人情報保護法・プライバシー
<教科書等>
教科書:プリント資料(授業中に配布する)
参考書:ネットワークセキュリティ(日経BPソフトプレス 神崎洋治、西井美鷹 著)
Windows Server2003 必携 Bible(技術評論者 宍倉幸則 著)
MCSE 教科書 Windows Server2003 Server(翔泳社 ダン・バルター 著)
第2部
ネットワーク・エンジニア科
科目名:インターネット実習
2年
(実習)
通年
週1時限
Internet Technology: Practice
教員名:寺木
弘明
<授業のねらい>
本格的なブロードバンド時代を迎えて、今まで情報を受け取ることに偏っていた、日本のインタ
ーネット利用者も今後は世界の他の国々と同じように、情報の提供者としての能力が要求される
ようになってきている。
さらに、今までの情報提供はどうしても文字と絵が圧倒的に多かった。
上記の諸事情を踏まえて、本コースではストリーミングによる、
ネットワーク放送の実装を体験する。
<授業計画>
1.ストリーミングの受信をする。
2.ユニキャスト型の配信をする。
3.ブロードキャスト型の配信をする
4.マルチキャストストリーミングの放送をする
5.ストリーミングサーバーの分散配置をする
<教科書等>
上記コースに関する統一的なテキストは存在しないので
プリントにて参考資料の配布をする予定である。
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:ネットワーキングⅢ(実習)
前期
週3時限
Networking III
教員名:浦田
哲哉
<授業のねらい>
シスコシステムズ社のネットワーキングアカデミー・プログラムに沿って学習し、コンピュー
タ・ネットワーク構築に関する理論と機材の設定技術を身に付ける。
<授業計画>
シスコ・ネットワーキングアカデミー・カリキュラムの Semester3∼4に沿って進める。
主な学習目標:
LANスイッチングの概念
VLANによるブロードキャストドメインの設置
スパニングツリー・プロトコル
IGRPの構成
アクセス・リストによるパケット・フィルタリング
IP拡張アクセス・リストの構成
Novel Netwareの主要機能
NetwareネットワークにおけるCiscoルータ設定
CiscoルータでのIPXルーティングの動作確認
<教科書>
「シスコ ネットワーキングアカデミー 受講ガイド2(第 2 版)」(ソフトバンク)
第2部 ネットワーク・エンジニア科
科目名:スクリプト処理(実習)
Script Programming
教員名:森 泰一
2年
前期
週2時限
<授業のねらい>
スクリプト言語による基本的な処理方法を学び、WEBなどに必要なプログラムを簡潔に記述できる能力を習得
する。
<授業計画>
単に「スクリプト言語」と言う場合には、日頃利用している「WINDOWS」上において「WEBへの適用」という観点
からであろうか 、・JSP・ASP・PHP・Perl ・JavaScript・VBScript
などがインターネット上で多く見受けられる。
データベース操作(SQLなど)への実用を絡めて、詳しく学習する。
また、「オブジェクト指向スクリプト言語」としてはその使用頻度(%)から見て
Ruby(30)、Perl(25)、Python(13)、Tcl/Tk(12)、AWK(
8)、sed(6)
などが有名であり、この中では、上位3種の Ruby、Perl、Python などについて学習したい。
その中でも、Perlは未なおCGIに多用されているので、時間をかけて学習するが、JAVAが主流となった近年、
PerlとJSPを比較しながら、両方を詳しく習得してほしい。
いずれにも、重要項目として「正規表現」が登場する。しっかりと習得してほしい。
なお、オブジェクト指向については 該当する講座で基礎から学習して下さい。
1. スクリプトの基礎知識
4. WEBプログラミング(PHP編)
(1) スクリプト言語の特徴と種類
(2) 正規表現の習得とスクリプトへの適用
5. WEBプログラミング(ASP編)
6. WEBプログラミング(CGI/PERL編)
(3) 開発環境の設定と確認
2. スクリプトの作成と実行
(1) Windowsでのスクリプト
(1) CGI/PERLの仕組み
(2) 変数(スカラー・配列・ハッシュ)
(3) 制御構造
(2) UNIXでのスクリプト
(3) スクリプト・ファイル
(4) 正規表現
(5) ファイル操作
(4) 標準入出力・パイプ・リダイレクション
3. WEBプログラミング(JSP編)
(6) 関数化
(1) Tomcatの構築とexamples
(2) JSPプログラミング
(3) JDBCを経由してORACLE/MDBを操作
(4) 正規表現と入力項目の相互関係
(5) 日本語処理
<教科書>
・授業の中で紹介して購入を指示します
・自作プリントやインターネット閲覧
<参考書>
シェル&Perl入門(皆本晃弥・奥村浩共著)サイエンス社
(ISBN4-7819-0997-3)
¥2950E (2001年初版発行)
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:プログラミング Ⅲ(実習)
前期
週2時限
Programming III: Visual Basic
教員名:武内
義之
<授業のねらい>
プログラミング言語 VisualBasic の基本操作からはじめ、簡単な例題や演習を通して学習する。
後半は VisualBasic 言語を使って、データベースの基礎を学習する。
<授業計画>
1.VisualBasic の基本トレーニング
2.基本プログラミング
新規プロジェクトの作成
文字列の入力
画像の切り替え
3. 基本プログラミング
表示形式・状態の変更
表示色の変更
4. 基本プログラミング
ストップウォッチ
文字数のカウント
フォーカスの移動
数字の入力と計算
5. 基本プログラミング
簡潔なコード
繰り返し処理
図形の描画
時間の計算
6. 基本プログラミング
複数のフォームの利用
複数コントロールの利用
7. 応用プログラミング
お絵かきアプリケーションの作成
8. 応用プログラミング
ゲームの作成
9. 応用プログラミング
笑顔コレクションアプリケーションの作成
10. 応用プログラミング
選択問題演習アプリケーションの作成
11. 応用プログラミング
住所録アプリケーションの作成
12.アプリケーションの完成図 1
13. アプリケーションの完成図 2
<教科書>
開講時に指示する。
データの操作
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:アルゴリズム (講義)
前期
週1時限
Algorithms
教員名:高川 忠孝
<授業のねらい>
コンピュータのプログラムを作成するには、まず、コンピュータでの処理手順であるアルゴリ
ズムを考えます。このアルゴリズムを、プログラミング言語に当てはめることでプログラムがで
き上がるわけです。原理的に、基になるアルゴリズムが正しくなければ、以後どんなに苦労して
も、正しいプログラムはでき上がりません。
プログラム作成のために必要な、アルゴリズムの基本的な考え方を習得する、というのがこの
授業の目的です。
アルゴリズムを表現するには、色々な方法が考えられます。その一つに、流れ図が挙げられま
す。流れ図が利用されるのは、図で表現すると分かりやすく見やすい、という理由からです。こ
の授業でも、流れ図を利用してアルゴリズムを表現します。
基本的には、アルゴリズムはプログラミング言語とは独立に考えます。しかし、流れ図を描く
ときに、特定のプログラミング言語を想定して描かれることがあります。プログラミング言語を
想定する方がプログラムと連携して考えられるので便利だからです。この授業でも、C言語(C
++)を想定して流れ図を描く場合があります。
アルゴリズムを考えるときに、データ構造について知る必要がでてきます。この授業では、デ
ータ構造についても勉強することとします。
<授業計画>
1.コンピュータでの処理構造
コンピュータでの処理手順を考えるときの原理
2.流れ図での表現
記号の意味と使い方、組み合わせ方
3.データの扱い
ファイルのデータ、配列のデータ
4.構造化と流れ図
分かりやすい流れ図、基本制御構造
5.スイッチ・フラグの利用
処理の流れに多様性を持たせる方法
6.課題演習
幾つかの例について、実際のプログラムで確認
<教科書>
図解でわかるアルゴリズム入門
瀬戸村 勝利
著
日本実業出版社
第2部
ネットワーク・エンジニア科 2年
前期 週 1 時限
科目名:コンピュータ法規(講義)
Jurisprudence of computer
教員名:太田 幸雄
<授業のねらい>
インターネットやデジタル技術の急速な発展により、コンピュータプログラムやアニメ、写真
などの著作権に関わる問題がクローズアップされるようになった。ここでは、著作権の基本的な
事項と、著作権にまつわる事例、不正アクセス禁止法など、コンピュータとネットワークに関わ
る法律知識を修得させることを目的とする。
<授業計画>
1、著作権とは
2、コンピュータとネットワーク
3、コンテンツ
4、不正アクセス禁止法
5、時事の法律トピック
<教科書等>
①著作権&法律ガイド
プロジェクトタイムマシン著
毎日コミュニケーションズ 1,800 円
②プリント
<成績評価>
中間・期末試験および提出物、出席を総合的に評価する。
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:ネットワーキングⅣ(実習)
後期
週3時限
NetworkingⅣ
教員名:浦田
哲哉
<授業のねらい>
シスコシステムズ社のネットワーキングアカデミー・プログラムに沿って学習し、コンピュー
タ・ネットワーク構築に関する理論と機材の設定技術を身に付ける。
<授業計画>
シスコ・ネットワーキングアカデミー・カリキュラムの Semester3∼4に沿って進める。
主な学習目標:
WANのデバイス、標準規格、プロトコル
CiscoルータによるWANデータのPPPカプセル化
ISDNのデバイス、参照点、チャネル等
CiscoルータでのISDNダイヤルアップ接続
フレーム・リレーのカプセル化、LM1タイプ、マッピング等
Ciscoルータでのフレーム・リレーの動作確認
ネットワーク管理
CCNA試験の準備
<教科書>
「シスコ ネットワーキングアカデミー 受講ガイド2(第 2 版)」(ソフトバンク)
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:UNIX サーバ管理(実習)
後期
週2時限
Unix Server Management
教員名:勝田喜久子
<授業のねらい>
インターネット環境を構成する技術として、重要な地位を占めるサーバの管理・運用法を学ぶ。
<授業計画>
サーバ管理の知識を学び、最終的に実際に利用できるサーバ環境を構築する。
1.
サーバとは
2.
Linux のインストール
3.
各種サーバのインストール
4.
サーバ管理の基礎知識
5.
SSH サーバ
6.
TELNET サーバ
7.
FTP サーバ
8.
スーパーサーバ
9.
TCP ラッパ
10.
Web サーバ
11.
DNS サーバ
12.
メールサーバ
13.
DHCP サーバ
14.
NFS サーバ
15.
その他のサーバ
16.
パケットフィルタリング
17.
自宅でのサーバ構築
<教科書>
・TECHNICAL MASTER はじめての Red Hat Linux8.0 サーバ構築編
アイティーブースト著(出版社:秀和システム)ISBN4-7980-0459-6
・プリント
<参考図書>
・Red Hat Linux 8 で作るネットワークサーバ構築ガイド 8.0 対応
サーバ構築研究会(出版社:秀和システム)ISBN4-7980-0475-8
・ひとりで作れる Linux インターネットサーバー入門
高原
利之
著(出版社:ソシム)ISBN4-88337-161-1
第2部
ネットワーク・エンジニア科
2年
科目名:プログラミングⅣ(実習)
後期
週2時限
Programming IV: Visual Basic
教員名:武内
義之
<授業のねらい>
前期プログラミングⅢを踏まえて、VisualBasic 言語を使って、データベースの応用を学習する。
<授業計画>
1.データベースの基礎知識 1
2. データベースの基礎知識 2
3. データベースの基礎知識 3
4.ADO オブジェクト 1
5. ADO オブジェクト 2
6.ADO オブジェクト 3
7. Data
Environment オブジェクト 1
8. Data
Environment オブジェクト 2
9. Data
Environment オブジェクト 3
10.売上管理の作成 1
11. 売上管理の作成 2
12. 売上管理の作成 3
13.売上管理の作成 4
<教科書>
開講時に指示する。
第2部
ネットワーク・エンジニア科 2 年
科目名:デジタル・データ (講義)
後期
週1時限
Digital Data Format
教員名:浦田
哲哉
<授業のねらい>
コンピュータ上で扱われるデータには、文字情報を始めとして静止画・動画・音声など様々の
ものがあるが、それらを保存してファイルをつくる場合には必ず特定のファイル形式を選択する
ことになる。この講義では各種のファイル形式についてその構造と特徴を学ぶ。また、ファイル
の圧縮や文字コードについても学び、利用目的に合わせて効率的にデータを扱うための知識を身
につける。
<授業計画>
1.
ファイルと文字の仕組み
2.
静止画像ファイルの構造
3.
サウンドファイルの構造
4.
動画ファイルの構造
5.
圧縮ファイルの構造
6.
文字コードの体系
<教科書>
「よくわかる最新ファイル形式と文字コードの基本と仕組み」
若林
宏
秀和システム
第2部
ネットワーク・エンジニア科
科目名:プレゼンテーション技法
2年
(実習)
後期
週1時限
Effective Presentation
教員名:山形
康弘
<授業のねらい>
プレゼンテーションの Know how, Do how を基本に、聞き手の心を動かす秘訣を企業経験を含
めて講義します。
社会人としてあらゆる場面で効果的なプレゼンテーションを行えるようになる基本を理解する
ことを狙いとします。
<授業計画>
1. プレゼンテーションとは、コンセプトの具現化
2. プレゼンテーションは、三つのスキルによって構成されている
3. プレゼンス
(全人格・存在感・エネルギー)
4. シナリオ・スキル
5. デリバリー・スキル
(ロジック、コンテンツを統合させる)
(準備・発声・ジョーク・姿勢・器具)
<教科書等>
題名:プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ
発行:PHP研究所
編者:野口吉昭
著者:HRインスティテュート
<特記事項>
教科書に沿って、企業経験を含めた講義を行います。
シナリオ・スキルでは、パワーポイントなどで具体的な提案書を作成し、
プレゼンテーション実習も行います。