昼間部 応用化学科 2年 科目名:物理化学Ⅱ(講義) Physical Chemistry Ⅱ 教員名:岡村 忠 前期 週1時限 <授業のねらい> 物理化学Ⅰに続き、化学を学ぶ上で重要な反応速度、化学平衡、熱化学および化 学熱力学の基礎を学習する。 <授業計画> 1.反応速度 (1)反応速度の定義および表し方 (2)反応速度に関する濃度の依存性(反応次数) (3)反応速度式(一次反応、二次反応、高次反応) (4)反応速度と温度との関係(アレニウスの式とその応用ほか) (5)触媒 (6)例題および演習問題の解説 2.化学平衡 (1)可逆反応 (2)質量作用の法則 ( 3 ) 濃 度 平 衡 定 数 ( K c) と 圧 平 衡 定 数 ( K p) と の 関 係 ( 4 ) 化 学 平 衡 と 温 度 と の 関 係 ( Van't Hoffの 定 圧 平 衡 式 ) ( 5 ) 平 衡 の 移 動 ( Le Chatelierの 法 則 ) (6)例題および演習問題の解説 3.熱化学および化学熱力学 ( 1 ) 熱 化 学 に お け る Hessの 法 則 ( 2 ) エ ン タ ル ピ ー ( enthalpy) と 内 部 エ ネ ル ギ ー ( internal energy) ( 3 ) 反 応 熱 の 温 度 変 化 ( kirchhoffの 法 則 ) ( 4 ) エ ン ト ロ ピ ー ( entropy) と そ の 反 応 (5)この章に関する例題の解説 (6)補充事項 <教科書> 理工系基礎化学(東京教学社 大学自然科学教育研究会編) 参考書:講義中に紹介する。なお補充教材としてプリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:電気化学(講義) Electrochemistry 教員名:永井 裕二 後期 週1時限 <授業のねらい> 電気化学の基礎分野(電極反応の平衡論、電解質物質の構造と物性および電気伝 導の機構)並びに応用分野(電池、電気分解、腐食と防食など)について概説し、 化学変化と電気との関係を理解してもらう。 <授業計画> 1)電気化学の歴史 2)基礎知識 3)電解質溶液の性質 4)電気化学反応 5)実用電池 6)電解工業 7)腐食・防食 <教科書> プリント 新しい電気化学(電気化学協会編) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:分析化学Ⅱ(講義) Analytical Chemistry Ⅱ 教員名:今井 照男 前期 週1時限 <授業のねらい> 化学の中でも極めて基本的分野の一つでもある分析化学において、重要な位置を 占める定量分析の基本的知識について学習すると共に、定量的なものの見方の重要 性について学ぶ。 <授業計画> 1.定量分析の中で最も基本的な重量分析法について学ぶ 2.一般的な容量分析法について学ぶ 3.化学分析に取り入れられている機器分析法についての理解を深める 4.分析値についての統計的考え方について知識を深める 5.(演習問題により理解を深めると共に、分析化学の産業界における役割につ いて考える) <教科書> 分析化学(綿貫 邦彦著:サイエンス社発行) その他適宜プリント併用 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科 目 名:化 学 工 学 Chemical Engineering 教員名:矢ヶ崎 隆義 通年 週1時限 <授業のねらい> 応用化学に携わるエンジニアとして最低限必要とされる化学工学を学修する。特 に、環境保全に関わる環境保全装置及び環境に関わる化学機械装置等について、 こ れらを運転・管理・維持・補修・設計することを念頭に、基礎となる単位操作事項 を簡明なスタイルで解説し、考える力・計算する力そして適用する能力を養う。 <授業計画> 1.化学工学とは・・・ 2.単位と次元 3.移動現象 4.流体の流れ-1 5.流体の流れ-2 6.伝熱-1 7.伝熱-2 8.化学反応プロセス 9.化学反応装置の設計概念 10.高度分離・精製プロセス(蒸留・吸収) 11.高度分離・精製プロセス(吸着・イオン交換・膜分離) 12.バイオプロセスの概念 13.化学プロセスの制御の概念 <教科書> 「新しい化学工学」化学工学教育研究会編(産業図書) 参考書「化学工学概論」水科 篤郎、桐栄 良三共著(産業図書) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:環境概論・法規・処理技術(講義) Introduction to Environment Law Treatment 教員名:朝野 義寛 前期 週1時限 <授業のねらい> 現代のわれわれが、直面すべき環境問題への認識とその反応は、地球と人類の未 来を決定づける。そのなかで、とくに化学技術者のしめる役割は重要である。 まず過去の公害事件と問題点などを学びながら、どのような対策が法律上や、技 術的になされてきたかを知り、それらを通じて技術者の責務を認識する。 <授業計画> 1.地球規模の環境問題 2.わが国の公害の歴史 3.公害基本法の改正から環境基本法の制定まで 4.環境基準・排出基準 5.環境による物質の変化・有害物質 6.問題となっている化学物質・その挙動 7.内分泌攪乱物質 8.処理技術・設備設計の例示 9.法規の要点の各論 <教科書> プリントを配布する。(ノートとりを指示する) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:公害計量Ⅰ(講義) Pollution Measuring Ⅰ 教員名:朝野 義寛 前期 週1時限 <授業のねらい> 公害防止についての必要な知識のうち、主に「大気汚染防止」関係の基礎知識を 総合して広範囲に修得することを目的とする。 授業は各項目について、問題とその解答の形式をとって行う。 <授業計画> 1.大気公害の概論 2.大気汚染に関する法令 3.燃焼・煤煙の防止 4.煤煙の拡散 5.有害物の処理方法 6.除じん・集じん 7.大気汚染物質の測定法 8.ダイオキシン汚染 <教科書> プリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:公害計量Ⅱ(講義) Pollution Measuring Ⅱ 教員名:今井 照男 前期 週1時限 <授業のねらい> 水質汚濁に関する知識を深めると共に、水質測定に関する主要な公定試験法の一 つである工場排水試験法(JIS)を中心にして、試験方法の概要について学習す る。 <授業計画> 1.水質問題の基礎的事象の流れを考える 2.水質測定における基本的事項について学習する 3.主な水質測定項目とその測定方法の概要について学ぶ 対象項目:流量・pH・懸濁物質・酸アルカリ消費量・ 化 学 的 及 び 生 物 化 学 的 酸 素 要 求 量・溶 存 酸 素・ヘ キ サ ン 抽 出 物 質 ・ 残留塩素・フッ素化合物・シアン化合物・窒素化合物・ リン化合物・重金属類 4.(環境ISO等との関わりなどについても適宜触れて水質測定の重要性につ いて考える) <教科書> 主にJISを参考とする。その他適宜プリント併用して理解を深める。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:計測機器概論(講義) Introduction to Apparatus 教員名:岡村 忠 後期 週1時限 <授業のねらい> 科学計測に必要な基礎知識・計測機器の原理・化学分析に直接必要な機器類に付 いて学習する。基礎的な理論と実際の操作方法について、ビデオを活用する。 <授業計画> 1.国際単位系(SI) 2.電磁波の種類とその性質 3.可視紫外分光光度計 4.赤外分光分析 5.質量分析 6.原子吸光・ICP 7.カラムクロマトグラフ 8.ペーパー・簿層クロマトグラフ 9.高速液体クロマトグラフ 10.ガスクロマトグラフ 11.熱分析 12.X線分析 13.X線回析 14.放射線計測 <教科書> 教科書:機器分析の手引き(化学同人発行) 参考書:SI単位ポケットブック(日刊工業新聞社) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:放射化学Ⅰ(講義) Radiochemistry Ⅰ 教員名:朝野 義寛 前期 週1時限 <授業のねらい> 放射性同位元素、放射線を化学の分野において利用する際に必要な、放射能、放 射線及びその利用に関する基礎的な知識を習得して、これらの応用技術の理解に資 することをねらいとしている。 <授業計画> 1.核化学と放射化学 2.放射能と原子核 3.放射線と物質との相互作用 4.放射線の測定 5.核反応と放射性元素の生成 <教科書> 放射化学概論(東京大学出版会 <特記事項> 富永 健ほか著) 昼間部 応用化学科 2年 科目名:放射化学Ⅱ(応用生物学を含む)(講義) Radiochemistry Ⅱ 教員名:朝野 義寛 後期 週1時限 <授業のねらい> 放射化学Ⅰで学んだこの分野の基礎知識を発展させ、放射性同位元素、放射線の 化 学 の 分 野 に お け る 利 用 、応 用 技 術 及 び 加 え て 生 物 に 与 え る 影 響 等 の 知 識 を 習 得 し 、 社会に出て実務に当たる際に戸惑わずに対応できるようにすることをねらいとして いる。 <授業計画> 1.放射線化学 2.放射線の生物への影響 3.原子核現象と化学状態 4.同位体の化学 5.放射線の利用 6.放射性同位元素利用上の注意事項 <教科書> 放射化学概論(東京大学出版会 富永 健ほか著) 放射線健康科学(杏林書院 草間 朋子ほか著)(放射線管理及び法令に同じ) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:放射線管理及び法令(講義) Radiation Control and Law 教員名:朝野 義寛 後期 週1時限 <授業のねらい> 放射線・原子力の利用にともなう安全確保のために、放射線安全管理が重要な役 割をはたしているが、これは物理、化学、生物、医学、規制法令及びマネージメン ト等についての広範な知識と判断力が必要な実務である。ここでは、放射線安全管 理に必要な基本的な考え方及び放射線防護・放射線管理の基礎的、実務的知識を把 握して、安全の確保に役立つことをならいとしている。 <授業計画> 1.放射線防護の歴史 2.身近の放射線 3.放射線の人体への影響 4.リスクとデトリメントの評価 5.放射線防護のための線量及び測定・評価法 6.放射線防護の基本的な考え方と具体的方策 7.放射線作業者の健康管理 8.放射線事故と対策 9.放射線防護に関連した法令 <教科書> 放射線健康科学(杏林書院 <特記事項> 草間 朋子他著) 昼間部 応用化学科 2年 科目名:化学演習(演習) Practice of Chemistry 教員名:吉永 俊明 通年 週1時限 <授業のねらい> 1年後期の化学演習Ⅰで培われた読解力を基に化学のいくつかの分野について通 読し、関連用語の修得、内容を把握し計算演習を行いレベル・アップを図る。後期 は化学関連学会の論文の英文題目を数多く取り上げ、題目和訳とその中から選択し た英文論文要旨の数編について読解し、各分野の研究状況等の把握に役立てる。 <授業計画> 1 . LIQUIDS AND SOLIDS Vapor Pressure, Evaporation, Surface Tension, Capillary Action, The Solid State, Vitreous Solids, Crystalline Solids, Energy and Change of State 2 . OXIDATION REDUCTION Definitions, Balancing Redox Equations 3 . ELECTROCHEMISTRY Electrical Units, Electrolysis, Faraday's Laws, Applications of Electrolysis, Activity Series of Metals, Galvanic Cells, Galvanic Corrosion 4 . ORGANIC CHEMISTRY Carbon and Organic Chemistry, Hydrocarbons, Oxidation Products, Alcohols, Aldehydes, Ketons, Acids, Esters, Fats and Soap, Ethers, Carbhydrates, Plastics and Synthetic Fibers 5 . NUCLEAR CHEMISTRY Radioactivity, Nuclear Reactions, Thermonuclear Reactions 6.化学系内外学会誌掲載論文の英文題目、要旨の読解 <教科書> プリント DOUBLEDAY & COMPANY, INC. BY FRED C. ED. D CHEMISTRY MADE SIMPLE 化学と工業化学(日本化学会誌) 分析化学(日本分析化学会) The American Chemical Society ( Inorganic Chemistry, Organic Chemistry, Analytical Chemistry) <特記事項> 毎時限、前回の演習に関連した演算、当日の英文の一部和訳、口頭英訳等の小テ ス ト を 行 い ま す 。ま た 英 文 和 訳 の 提 出 が 必 要 で す 。こ れ ら は 努 力 点 と し て 評 価 さ れ 、 出席点と共に成績に算入されます。 昼間部 応用化学科 2年 科目名:応用製造化学実験(実技) Applied Product Chemistry Laboratory 教員名:吉野 昭久・朝野 義寛・藤村 敬 後期 週2時限 <授業のねらい> 前期の「応用化学実験」に引続き、有機製造実験と分析実験(機器分析、公害計 量)を並行して進める。本科における最後の実験授業であり、学生が主体となって 実験をすすめる事が期待される。 <授業計画> 1.アクリル酸の重合による吸水性樹脂の合成 2.吸水性樹脂の膨潤倍率の測定 3.ナイロンの合成(界面重合) 4.液体クロマトグラフィー 5 . 2 - Methyl- 2 - butanolの 脱 水 6.ガスクロマトグラフィー 7.COD(化学的酸素要求量)の測定 8.熱分析 クラスを数班に分け、各班上記8項目の実験を1週1項目ずつ順次学習する。 <教科書> 各実験テーマ毎にマニュアルを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:高分子化学Ⅱ(講義) Polymer Chemistry Ⅱ 教員名:藤村 敬 前期 週1時限 <授業のねらい> 中東石油の大量発見による石油化学工業の発達により高分子物質を合成する高分 子化学工業が急速に我々の社会と関わりを持つようになり人の生活の周辺は合成高 分子物質で囲まれるようになった。高分子を合成する場合の重合反応機構および合 成ゴム、合成繊維、合成樹脂等の性質、製造法などについて学習する。 <授業計画> 1.高分子の合成反応 2.ゴム(天然ゴム、合成ゴム) 3.化学繊維 4.プラスチック 5.生体高分子と先端技術 <教科書> 参考書を講義中に紹介する、必要に応じプリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科 目 名 : 無 機 新 素 材( 講 義 ) Inorganic New Materials 教員名:永井 裕二 前期 週1時限 <授業のねらい> 伝統的セラミックスとの比較を通して、ニューセラミックスを理解し、材料を形 態別に分類して無機質新素材、新材料について述べる。 <授業計画> 1.セラミックスの分類 伝統的セラミックスとニューセラミックス(ファインセラミックス) 2.伝統的セラミックスの概説 セメント、ガラス、陶磁器、耐火物 3.ファインセラミックス 「ファイン」の意味、ファインセラミックスの定義と特徴 4.ファインセラミックスの製造法 超微粉体製造法、ゾルーゲル法、薄膜製造法、単結晶育成法 5.セラミックスの形態と製造プロセス上での得失 6.単結晶材料 7.多結晶・焼結体材料 8.非晶質材料(ニューガラス) 9.多孔材料 10.繊維材料 11.膜 12.複合材料 13.粉体 <教科書> 教科書はなく、プリントを随時配布する。 参考書:ファイン・セラミックス(講談社 柳田 博明著) セラミック材料(日本セラミック協会 技報堂) <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:有機プロセス化学(講義) Organic Process Chemistry 教員名:藤村 敬 後期 週1時限 <授業のねらい> 今の我々の生活は、日常生活用品、衣料、住居、医療、宇宙開発にいたるまで広 い範囲に亘って合成化学物質を利用しその恩恵を受けている。合成化学物質は各種 の有機基礎化学製品から得られているが、石炭、石油、天然ガス等の天然資源から この有機基礎化学製品を生み出しているのが有機プロセス化学である。我々の便利 で豊かな現代生活の源流ともいえる有機プロセス化学について学ぶ。 <授業計画> 1.有機プロセス化学序論 2.石炭と石炭化学 3.石油と石油精製 4.石油化学 5.天然ガス 6 . C 1化 学 <教科書> 参考書等を講義中に紹介する、必要に応じプリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:ファイン・ケミカルスⅠ(講義) Fine Chemicals Ⅰ 教員名:藤村 敬 通年 週1時限 <授業のねらい> 有機化学工業製品の中で医薬や農薬のごとく付加価値が高く、石油化学やその他 一般の工業化学製品に比べて重量当たりの単価も高い精密化学製品をファインケミ カルズと称する。我々の日常生活の中に付加価値の高い化学製品として位置付けら れているファインケミカルズについて学習する。 <授業計画> 1.ファインケミカルズとはなにか 2.染料と色素 3.医薬 4.農薬 5.香料・化粧品 6.その他ファインケミカルズ (1)界面活性剤 (2)潤滑油 (3)液晶 (4)可塑剤 (5)安定剤(酸化防止剤、加硫剤など) <教科書> 参考書等を講義中に紹介する、必要に応じてプリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:ファイン・ケミカルスⅡ(講義) Fine Chemicals Ⅱ 教員名:藤村 敬 通年 週1時限 <授業のねらい> 有機化学工業製品の中で医薬や農薬のごとく付加価値が高く、石油化学やその他 一般の工業化学製品に比べて重量当たりの単価も高い精密化学製品をファインケミ カルズと称する。我々の日常生活の中に付加価値の高い化学製品として位置付けら れているファインケミカルズについて学習する。 <授業計画> 1.ファインケミカルズとはなにか 2.染料と色素 3.医薬 4.農薬 5.香料・化粧品 6.その他ファインケミカルズ (1)界面活性剤 (2)潤滑油 (3)液晶 (4)可塑剤 (5)安定剤(酸化防止剤、加硫剤など) <教科書> 参考書等を講義中に紹介する、必要に応じてプリントを配布する。 <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:応用化学実験(実技) Applied Chemistry Laboratory 教員名:吉野 昭久・岡村 忠・槻山 興一・永井 前期 裕二・朝野 週4時限 義寛 <授業のねらい> 機器分析実験、公害計量測定、有機製造実験を通じて、機器、器具及び装置の機 構と使用法を理解し、各実験の操作を習得する。また、演習によって、データの整 理、解析などを学習する。 <授業計画> 1.ICP、原子吸光法 2.赤外吸光法 3.吸光光度法(可視) 4.溶存酸素の測定 5.電気分析 6.酢酸エチルの合成 7.アセトアニリドの合成 8.融点測定、水蒸気蒸留 <教科書> プリント <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:生化学(講義) Biochemistry 教員名:岡村 忠 通年 週1時限 <授業のねらい> 生物体を構成する物質の特性、反応、その調節のしくみ等に関する基本的知識と 考え方を、化学的観点と生物学的・分子生物学的観点から講述する。その際、自発 的学習への契機づけと学習ノウ・ハウの伝達に重点を置く。又、分析方法、バイオ テクノロジー・エコロジー的技法、自然観、生命倫理等にも努めて言及する。 <授業計画> 前期1.生化学とは 2.地球上の生物 生物五界説、原核生物と真核生物、多様性と進化、共生進化説 3.単糖とアミノ酸 光学異性、α-アミノ酸、単糖の代謝経路、多糖合成、 高エネルギー化合物と酵素等 4.タンパク質の高次構造 ポリペクチド分子の構造と働き、構造と遺伝子、活性測定、 酵素反応速度論、アロステリック調節 5.生体内調節機構 糖・有機酸の代謝、アミノ酸・ヌクレオチド生合成とその調節、 フィードバック制御、シグナル変換とカスケード 後期1.核酸とタンパク質の生合成 DNA複製、転写、翻訳、トリプレット説、DNA、mRNA、 tRNA、rRNA、リボゾーム、RNAエディティング 2.微生物と生態 微生物、動・植物細胞の純粋培養と混合培養、分離・同定、 菌数と成長測定、回分培養と連続培養、酸素と生態、 醸造系とエコシステム、廃液処理とルーメン 3.分子生物学の成り立ちと遺伝子の解明 ウイルス・細菌の遺伝とメンデル遺伝学、シストロン 4.遺伝子の種類、構造、働きの調節 5.オルガネラと原核生物 リン脂質、生体膜系の特質、ATP合成、化学浸透説、共生説 6.バイオテクノロジー、その他 遺伝子操作、組換えDNA実験・細胞融合等と育種、PCR法、免役、 特にモノクローナル法、リボザイム、ゲノム・遺伝子等、生命機能物質 の構造がわかると何が出来るか、実験施設と安全性、生命倫理 <教科書> 教科書を使用せず、プリントを随時配布して用いる。ただし、授業当初及び授業 中に参考書を推薦する。 <特記事項> 正規のテスト以外に、レポートを課する。(情けない二言)私語お断り。 God helps them that help themselves. 昼間部 応用化学科 2年 科目名:毒物・劇物・危険物概論及び法規 後期 Introduction to Poison Dangerous Articles and Law 教員名:朝野 義寛 週1時限 <授業のねらい> 多くの化学物質のうち、人類に危害を与える危険のあるものとして、身体、人命 に被害を与えるもの、即ち劇物及び毒物、並びに身体、人命のほか財産にも被害を 与えるものとして、火災爆発の危険性大なるもの即ち危険物について、被害の生じ る現象、被害を防ぐための方法、技術、法規等について説明し、毒物劇物取扱責任 者、危険物取扱者の資格のため必要な智識を説明する。 <授業計画> (1)化学と危険性物質 (2)毒物、劇物と身体生命への危険性 (3)毒物、劇物と法規による被害予防 (4)化学物質と火災危険 (5)燃焼と消火の科学 (6)危険物の化学 (7)危険物火災とその予防 (8)危険物や関係法規について 設備面からの予防 取扱技術からの予防 人の面からの予防 その他 <教科書> <特記事項> 昼間部 応用化学科 2年 科目名:学外実習(実技) Lesson out of College 教員名:吉永 俊明・古野 昭久・永井 後期 週4時限 裕二 <授業のねらい> 化学関連企業、研究機関での実習、実験を通じて学校で培われた実験技術、知識 の活用と勤務の実態を実際に体験し、化学技術の現状を把握し、今後の勉学と卒業 後の自覚に役立てる。 <授業計画> 1.実習オリエンテーション 2.実習先配分 3.実習先挨拶訪問 4.指導員からのオリエンテーション、実習開始 5.実習報告書の作成、実習先への提出 6.実習報告書の指導員点検、指導 7.実習報告書の学内点検、確認 <教科書> 実習先の指導要領 <特記事項> 出退勤、勤務態度、対人関係、実験技術・知識、報告書等について個々に実習先 と担当教員とで評価され、評価点が集積されて成績になります。
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