ボックタック [ 新潟県立高等学校 2002 年度 理科 次の文は,ある家族が

1
ボックタック
[ 新潟県立高等学校 2002 年度 理科 ]
1
次の文は,ある家族が,冬休みに,高速道路を利用してスキー場へ行く車中での会話である。この文をもと
にして,次の (1)∼(5) の問いに答えなさい。
明 : お母さん,スキー場まであとどれくらいなの。
母 :
1
いま見た道路標識によると,高速道路の出口までは 10 km よ。そこからスキー場まではすぐよ。
知子: お天気はどうかしら。
明 :
2
天気予報では,雪が降ると言っていたよ。
知子: さっきから気になっているんだけど,この車の CD の 3 音は少しおかしいんじゃない。
父 : そうなんだ。この車,長く乗っているから,調子の悪いところが出始めたね。
明 : そろそろ買い換えようよ。
父 : そうだな,新しい車は経済的で環境にもいいらしいぞ。
知子: でもしばらくすれば, 4 燃料電池自動車も売り出されるかもしれないから,できたらそういう車にしよ
うよ。
母 :
5
知子は,顔はお母さんに似ているけど,お父さんと同じようなことを考えるのね。
知子: 私,最近理科に興味が出てきたから,もっと理科の勉強をしたいと思っているの。
(1) 下線部分 1 について,この車が 100 km/時で走行し続けたとき,この道路標識の地点から高速道路の出
口まで移動するために必要な時間は何分か。その時間を求めなさい。
(2) 下線部分 2 について,次の文中の 1,2 の に最もよく当てはまる用語を書きなさい。
冬に日本付近の気圧配置が西高東低になると,寒気団である 1 気団から吹いてきた冷たい空気
は,日本海の上空で 2 を供給されて,雲が発生する。この雲が日本列島に近づくと成長して積乱雲
となり雪を降らせる。
(3) 下線部分 3 について,図 1,2 は,二つの音さをたたいたときに出る音を,それぞれコンピュータで表し
たものである。横軸は時間を,縦軸は振動の幅を表している。図 1 で表される音と比べて,図 2 で表され
る音はどんな音か。最も適当なものを,次のア∼エから一つ選び,その符号を書きなさい。ただし,図 1,
2 の振動の幅は同じものとする。
ア 低い音 イ 高い音 ウ 小さい音 エ 大きい音
(4) 下線部分 4 について,燃料電池とは,水素と酸素が化合して水ができるときに発生するエネルギーを電
気エネルギーに変換する電池である。水素と酸素が化合して水ができるときの化学変化について,次の
ボックタック
2
( ) の中に化学式を書き入れ,この化学変化の式を完成させなさい。
2 ( ) + ( ) → 2H2 O
(5) 下線部分 5 について,親の形質が子に受けつがれることを何というか。その用語を書きなさい。
2
葉の光合成の様子を調べる実験を,次のような手順で行った。この実験に関して,次の (1)∼(3) の問いに
答えなさい。
手順 I 前の日に日光に当てないでおいた,ふ入りのアサガオの葉の緑色の部分の一部を,図 1 のように,ア
ルミニウムのはくでおおって,朝から夕方まで日光に当てた。
手順 II
夕方,その葉をとり,アルミニウムのはくをはずし,図 2 のように,葉を 2 枚のろ紙の間にはさみ,
さらにアクリル板の間に入れて木づちで何回かたたいた。
手順 III 葉をろ紙からはがし,葉の色の濃くついた方のろ紙を,うすめた漂白剤にしばらくひたした後,熱湯
で漂白剤を洗い落とし,さらに,このろ紙を A 液につけたところ,図 3 のように,青紫色に変化した。
(1) 手順 I で,アサガオを前の日に日光に当てないでおいたのはなぜか。最も適当なものを,次のア∼エか
ら一つ選び,その符号を書きなさい。
ア 葉のデンプンをなくすため イ 葉の蒸散を止めるため
ウ 葉の色素をなくすため エ 葉の呼吸を止めるため
(2) 手順 III の結果,青紫色に変化したのは,葉の中に,光合成によってデンプンができたことを示している。
手順 III で使った A 液は何か,その名称を書きなさい。
(3) 手順 III の結果,葉の緑色でない部分とアルミニウムのはくでおおった部分が青紫色に変化しなかったの
は,光合成が行われなかったからである。なぜ光合成が行われなかったのか。それぞれ,その理由を簡潔
に書きなさい。
3
図 1 のように,電源装置,スイッチ,2 本の電熱線 a,b をつないで回路をつくり,水 100 g を入れた容器
に,2 本の電熱線 a,b と温度計を入れて,電流による発熱量を調べる実験を行った。次に,図 2 のように,
電熱線 b をはずして,発熱量を調べる実験を行った。この実験に関して,次の (1)∼(3) の問いに答えなさい。
ただし,電源装置の電圧は 4 V,電熱線 a,b の電気抵抗はともに 8 Ωとし,電熱線から発生する熱はすべて
水の温度上昇に使われるものとする。
ボックタック
3
(1) 図 1 の回路で,スイッチを入れ,水温が 1.2 ℃上昇するまで電流を流した。このとき,水が得た熱量は
何 cal か,求めなさい。
(2) 図 1 の回路でスイッチが入っているとき,電熱線 a が消費する電力は何 W か,求めなさい。
(3) 図 2 の回路で,スイッチを入れ,水温が 1.2 ℃上昇するまで電流を流した。このとき,電流を流した時
間は,(1) で電流を流した時間の何倍となるか。また,その理由を簡潔に書きなさい。
4
次の文は,ヒキガエルの生態について述べたものである。この文に関して,次の (1)∼(4) の問いに答えな
さい。
ヒキガエルは繁殖期に,めすが水中に産んだ卵に,おすが精子をかける。 1 卵にたどりついた精子は,卵に
入り受精する。受精した卵は約 1 週間でふ化し,おたまじゃくしとなり,その後カエルとなる。 2 カエルにな
ったあとは,森林周辺の草むらや人家の庭などで生活し,昆虫のほか,ミミズなどを食べ, 3 秋から翌年の春
までは地中で冬眠する。
(1) ヒキガエルと同じく,両生類に属する生物を,次のア∼エから一つ選び,その符号を書きなさい。
ア イモリ イ ヘビ ウ ザリガニ エ カメ
(2) 下線部分 1 について,おすとめすのつくる生殖細胞の受精によって新しい個体ができるふえ方を何とい
うか。その用語を書きなさい。
(3) 下線部分 2 について,このときヒキガエルは,酸素をどこから取り入れるか。最
も適当なものを,次のア∼エから一つ選び,その符号を書きなさい。
ア えらと腸 イ えらと皮膚
ウ 肺とえら エ 肺と皮膚
(4) 下線部分 3 について,右のグラフ a∼d のうち一つは,ヒキガエルの,気温の変
化に対する体温の変化を示したものである。ヒキガエルのグラフはどれか,その
符号を書きなさい。
ボックタック
4
5
右の図のような装置を用いて,酸化銅の粉末と炭素の粉末との混合物を
試験管に入れて,十分に加熱したところ,気体が発生し,銅が得られた。
このとき,発生した気体を石灰水に導いたところ,石灰水は白濁した。こ
の実験に関して,次の (1)∼(3) の問いに答えなさい。
(1) 実験で,酸化銅に起こった化学変化は何か。正しいものを,次のア∼
エから一つ選び,その符号を書きなさい。
ア 燃焼 イ 酸化 ウ 還元 エ 中和
(2) 石灰水を白濁させた気体は何か。その名称を書きなさい。
(3) 加熱をやめるときには,必ず,ガラス管を石灰水から取り出したあとで,火を消すようにする。その理
由を簡潔に書きなさい。
6
右の図は,ある地域に見られる地質断面を表した模式図である。こ
の図をもとにして,次の (1)∼(3) の問いに答えなさい。
(1) 地層 A と地層 B の重なり方の関係を何というか,その用語を書
きなさい。
(2) 地層 B の砂岩には恐竜の化石が含まれていた。この恐竜と同じ時
代に生息していた動物を,次のア∼エから一つ選び,その符号を
書きなさい。
ア アンモナイト イ サンヨウチュウ
ウ ナウマンゾウ エ ビカリア
(3) 次のア∼エのできごとを古いものから順に,その符号を書きな
さい。
ア 地層 A のたい積 イ 地層 B のたい積
ウ 地層 B の浸食 エ 断層の形成
7
右の図のように,台の上に垂直に固定した木の棒に,穴のあいた磁石 A,B を,通
したところ,磁石 B は浮かんで静止した。このことに関して,次の (1)∼(3) の問い
に答えなさい。ただし,磁石 A,B の重さはそれぞれ 30 g 重であり,磁石と木の棒
との間に摩擦力は働かないものとする。
(1) 図中の磁石 A,B の a,b 面は N 極か S 極である。a 面を N 極とすると,b 面
は何極か。
ボックタック
5
(2) 磁石 B が浮かんで静止している理由を,「磁石 A」,「磁石 B」,「重力」の三つ
の語を使って,簡潔に書きなさい。
(3) 磁石 A を手でゆっくりと 5 cm 持ち上げた。このとき,手がした仕事は何 g 重 cm か,求めなさい。
8
ある物質でできた固体 A をもちいて,その物質の性質を調べるために,次の実験 I,II を行った。この実験
をもとにして,次の (1)∼(4) の問いに答えなさい。ただし,この物質は水には溶けないものとする。
実験 I 固体 A の質量を測定したところ,6.7 g であった。
固体 A の体積を調べるため,水が 50.6 cm3 入っているメスシリンダーに固体 A を入れたところ,沈ん
だ。このとき,目の位置を水面と同じ高さにして見たところ,図 1 のように見えた。
実験 II
固体 A と同じ物質 10 g を一定の火力で加熱して,加熱時間と物質の温度変化の関係を調べたとこ
ろ,図 2 のようになった。
(1) この固体 A の体積は何 cm3 か,求めなさい。
(2) この固体 A の密度は何 g/cm3 か,小数第 2 位を四捨五入して求めなさい。
(3) 図 2 のグラフで,加熱してから 15 分後のこの物質の状態は次のうちどれか。最も適当なものを,次のア
∼エから一つ選び,その符号を書きなさい。
ア 固体 イ 固体と液体 ウ 液体 エ 気体
(4) 実験 II と同じ火力と加熱方法で,物質を 20 g にして実験を行った。このとき,加熱時間と温度変化の関
係について,最も適当なものを,次のア∼エから一つ選び,その符号を書きなさい。