会議資料 - 奈良市企業局

 (2) 平成23年度水道事業ガイドライン業務指標(PI)の試算結果について
奈良市水道事業 業務指標(PI)試算結果と増減の理由(H19~H23)
1.安心:すべての国民が安心しておいしく飲める水道水の供給
a)水資源の保全
番号
業務指標
算出式
(*は不確定要素等を含むもの、-はデータがないものを表す)
単位
望まし
い方向
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
1001 水源利用率
(一日平均配水量/確保している水源水量)×100
%
-
59.8
58.9
51.9
51.5
50.8
-
水需要の減少により、一日平均配水量が減少しているため、指標値は減少し 水源利用の効率性を示すが、渇水に対する安全度
ている。(H21年度~:木津浄水場新急速ろ過池完成による指標値の減少)
(水源余裕率)と相反する。
1002 水源余裕率
[(確保している水源水量/一日最大配水量)-1]×
100
%
-
38.9
39.8
63.1
61.4
64.9
50.0
H23年度は、前年に比べて一日最大配水量が減少したため、指標値は増加し 渇水に対する安全度を示すが、指標の高さは水源利
ている。(H21年度~:木津浄水場新急速ろ過池完成による指標値の増加)
用の非効率性(水源利用率)でもある。
1003 原水有効利用率
(年間有効水量/年間取水量)×100
%
89.0
88.6
88.8
90.7
91.1
-
H23年度は、有効水量及び取水量ともに減少しているものの、指標値は少し
向上している。
1004 自己保有水源率
(自己保有水源水量/全水源水量)×100
%
-
29.7
29.7
29.7
29.7
29.7
-
水源に変動はない。
円/㎥
-
0.16
0.03
0.09
0.07
0.08
0.24
年度により須川ダムを維持管理するための実施事業が異なるため、経年比較 (H23年度:布目・白砂川水質協議会負担金、須川ダ
は適さない。
ム浚渫、深浅測量委託)
1005
取水量1㎥当たり水源
水源保全に投資した費用/その流域からの取水量
保全投資額
1
-
水道事業体が単独で管理している水源水量(国土交
通省、水資源機構の管理となるダムは含まない。)
b)水源から給水栓までの水質管理
番号
業務指標
算出式
1101 原水水質監視度
原水水質監視項目数
1102 水質検査箇所密度
(水質検査採水箇所数/給水区域面積)×100
(連続自動水質監視装置設置数/一日平均配水量)
1103 連続自動水質監視度 ×1000
1104 水質基準不適合率
(水質基準不適合回数/全検査回数)×100
単位
望まし
い方向
H19
奈良市
H21
H20
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
項目
*163
*167
*167
*167
*167
-
H20年度~:プランクトン、ジアルジア、従属栄養細菌、塩素酸を追加。
状況把握のための指標
箇所
/100k㎡
14.2
14.2
14.2
14.2
14.2
14.2
検査箇所数に変動はない。
(毎日検査の水質モニタ数12か所+東部18か所=30か所)
状況把握のための指標
台/
(1000㎥/
日)
0.000
0.000
0.000
0.000
0.000
%
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
当然0となるべき指標
100
奈良市はダムを水源としているため、カビ臭が出やす
H23年度はジェオスミン最大濃度及びメチルイソボルネオール最大濃度ともに
い。活性炭注入などの通常処理により対処。(1116と
減少し、指標値は少し向上している。
関連)
0.000 連続自動水質監視装置は設置していない。
市民と接する機会を確保するため、現状では水質モニ
タで対応。
-
1105
カビ臭から見たおいし [(1-ジェオスミン最大濃度/水質基準値)+(1-2‐
メチルイソボルネオール最大濃度/水質基準値)]/
い水達成率
2×100
%
50
65
70
60
70
1106
塩素臭から見たおいし [1-(年間残留塩素最大濃度-残留塩素水質管理目
標値)/残留塩素水質管理目標値]×100
い水達成率
%
0
0
0
0
0
1107
総トリハロメタン濃度
水質基準比
%
48
49
50
50
46
-
配水池で曝気、浄水場(調整池)で活性炭を注入して対応している。指標値に 給水末端までの到達時間が長いところで、トリハロメタ
大きな変動は見られない。
ンが発生しやすい。(1106と関連)
1108
有機物(TOC)濃度水
(有機物最大濃度/有機物水質基準値)×100
質基準比
%
32
28
47
47
50
-
指標値はH21年度から横ばい傾向であり、有機物最大濃度に大きな変動はみ
られない。(H21年度~:水質基準値の強化(基準値5mg/l→3mg/l)による指
標値の悪化)
-
1109
農薬濃度水質管理目 xiとは、各農薬の給水栓での年間測定最大濃度、Xi
とは各農薬の管理目標値、nとは水道事業体の水質
標比
%
0.123
0.098
0.098
0.098
0.088
-
測定値は問題となるレベルではなく、指標値に大きな変動はみられない。
-
8
7
2
3
5
-
鉛製給水管(1117)の影響があるが、指標値に大きな変動はみられない。
鉛製給水管からの溶出による鉛以外の重金属は検出
されていない。
10
12
11
10
10
(総トリハロメタン最大濃度/総トリハロメタン濃度水
質基準値)×100
給水末端までの到達時間にばらつきがあるため、浄水場での塩素の投入量
0 を多くせざるを得ないため、現状での達成は困難。指標値に変動は見られな
い。
送配水施設整備計画を実施していくことにより、数値
の向上を図る必要がある。
∑(xi/Xi)/n ×100
検査計画書に記載の農薬の数をいう。
1110
重金属濃度水質基準 ∑(xi/Xi)/6×100
xiとは、各重金属の給水栓での年間測定最大濃度を
比
いう。Xiとは、各重金属の水質基準値をいう。
%
1111
無機物質濃度水質基 ∑(xi/Xi)/6×100
xiとは、各無機物質の給水栓での年間測定最大濃度
準比
をいう。Xiとは、各無機物質の水質基準値をいう。
%
有機物質濃度水質基 ∑(xi/Xi)/4×100
xiとは、各有機物質の給水栓での年間測定最大濃度
1112
準比
をいう。Xiとは、各有機物質の水質基準値をいう。
%
5
5
5
10
5
-
指標値に大きな変動はみられない。
洗剤類に含まれる界面活性剤は、水源が上流である
こともあり検出されず、原水水質は良好といえる。検
出は管の濁りである色度のみで、末端放水で対応して
いる。
%
0
0
0
0
0
-
有機塩素化学物質は検出されておらず、指標値は0で良好である。
水源地域に工場等が少なく、原水水質は良好である。
%
20
23
24
19
22
-
指標値に大きな変動はみられない。
消毒副生物(臭素酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリ
クロロ酢酸、ホルムアルデヒド)は、消毒により生成さ
れる。
-
10 指標値に大きな変動はみられない。
無機物質はある程度含まれるのが望ましい。
∑(xi/Xi)/9×100
1113
有機塩素化学物質濃 xiとは、各有機塩素化学物質の給水栓での年間測定
最大濃度をいう。Xiとは、各有機塩素化学物質の水
度水質基準比
質基準値、又は管理目標値をいう。
∑(xi/Xi)/5×100
消毒副生成物濃度水 xiとは、各消毒副生成物の給水栓での年間測定最大
1114
濃度をいう。Xiとは、各消毒副生成物の管理目標値
質基準比
をいう。
受水槽設置の集合住宅を1件として計上しているた
め、指標値が高くなっている。
1115 直結給水率
(直結給水件数/給水件数)×100
%
98.2
98.2
98.2
98.2
98.2
98.5 直結給水件数は少しずつ増加しているが、指標値は横ばいである。
1116 活性炭投入率
(年間活性炭投入日数/年間日数)×100
%
35.5
42.5
33.2
39.7
36.1
-
布目ダムの臭気物質の影響により投入日数が増減しており、指標値も増減し 奈良市はダムを水源としているため、カビ臭が出やす
ている。(投入日数:H20=155日、H21=121日、H22=145日、H23=132日) い。(1105と関連)
1117 鉛製給水管率
(鉛製給水管使用件数/給水件数)×100
%
52.2
51.2
50.2
49.3
47.9
40.0
鉛給水管布設替実施計画に基づき鉛製給水管の解消を進めており、指標値 S63年度まで鉛製給水管を使用していたため、全国平
は着実に向上している。
均と比較して高い。
2
2.安定:いつでもどこでも安定的に生活用水を確保
a)連続した水道水の供給
番号
業務指標
算出式
2001
給水人口一人当たり
貯留飲料水量
[(配水池総容量(緊急貯水槽容量は除く)×1/2+
緊急貯水槽容量)/給水人口]×1000
2002
給水人口一人当たり
配水量
(一日平均配水量/給水人口)×1000
単位
望まし
い方向
L/人
H19
奈良市
H21
H20
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
209
210
211
211
211
211
指標値は横ばいである。
(~H21年度:配水池等の移管等により、総容量が増加)
備 考
地形上高低差が大きく配水池が多いため、比較的高
い水準にある。
L/日/人
-
370
366
360
357
353
-
給水人口が減少及び節水機器の普及及び節水意識の浸透等により、給水量
状況把握のための指標
(一日平均配水量)が減少しているため、指標値は減少傾向にある。
-
*24.8
*26.5
*36.7
*35.6
*39.9
-
H21年度から指標値は横ばい傾向にある。
(H21年度~:木津新急速ろ過池完成による指標値の増加)
施設の水運用の安定性、柔軟性及び危機対応性を示
すが、高すぎる指標値は施設の過大性を示す。
2003 浄水予備力確保率
[(全浄水施設能力-一日最大浄水量)/全浄水施設
能力]×100
%
2004 配水池貯留能力
配水池総容量/一日平均配水量
日
1.13
1.15
1.17
1.18
1.20
-
一日平均配水量は年々減少しており、指標値は向上の傾向にある。
(~H21年度:配水池の移管等により、総容量が増加)
災害時等の危機対応性を示すが、過大な配水池容量
は水質劣化をきたす。
2005 給水制限数
年間給水制限日数
日
0
0
0
0
0
-
給水制限されている年はない。
県水が渇水状態になることが多く、白川直圧配水区な
どは、渇水のリスクがある。
2006 普及率
(給水人口/給水区域内人口)×100
%
99.8
99.8
99.8
99.8
99.8
-
指標値は横ばいである。
-
2007 配水管延長密度
配水管延長/給水区域面積
km/k㎡
8.4
8.4
8.4
8.5
8.5
-
H23年度も配水管の新設延長が少し増加したが、指標値としては向上の傾向
にある。
-
2008 水道メータ密度
水道メータ数/配水管延長
個/km
70
70
70
70
70
-
配水管延長・メータ数とも伸びが鈍化しており、指標値は横ばいである。
-
b)将来への備え
番号
業務指標
望まし
い方向
奈良市
H21
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
算出式
単位
2101 経年化浄水施設率
(法定耐用年数を超えた浄水施設能力/全浄水施設
能力)×100
%
6.5
6.5
5.8
5.8
5.8
-
木津浄水場の高速、緑ヶ丘浄水場の緩速が法定耐用
浄水施設の経年化率は低く、H21年度に木津浄水場新急速ろ過池が完成した
年数を超えると、指標値は大幅に悪化する見込みで
ことから、指標値は若干向上している。
ある。
2102 経年化設備率
(経年化年数を超えている電気・機械設備数/電気・
機械設備の総数)×100
%
30.7
37.9
32.6
32.6
32.6
-
H21年度に木津新急速の完成に伴い新しい設備が増加したことから、指標値 法定耐用年数を超える電気・機械設備は、増加傾向
は若干向上したが、その後は横ばいである。
にある。
2103 経年化管路率
(法定耐用年数を超えた管路延長/管路総延長)×
100
%
*21.8
*22.3
*22.9
*23.7
*25.7
*13.2
阪神淡路大震災の発生までは更生工事を採用。法定
管路の経年化率は比較的高く、需要急増期(昭和40年代)の管路が法定耐用
耐用年数を超える管路が、今後も増加する見込みで
年数を迎えるなか、更新事業は先送りしており、指標値は悪化傾向にある。
ある。
2104 管路の更新率
(更新された管路延長/管路総延長)×100
%
*0.37
*0.48
*0.27
*0.37
*0.32 *1.15
2105 管路の更生率
(更生された管路延長/管路総延長)×100
%
0.000
0.005
0.000
0.000
0.000
-
阪神淡路大震災以降は、原則更生工事を実施しない。
H20年度:黒髪橋水管橋(φ500、φ200)更生工事
2106 バルブの更新率
(更新されたバルブ数/バルブ設置数)×100
%
*1.49
*1.41
*1.00
*1.40
*1.09
-
管路更新と同時に行うので、事業の先送りから、改良工事は遅れており、指標 耐用年数40年の場合:2.5%(1/40)
値は横ばい傾向である。
耐用年数60年の場合:1.7%(1/60)
2107 管路の新設率
(新設管路延長/管路総延長)×100
%
*0.32
*0.37
*0.32
*0.48
*0.27
-
給水人口・新規開発事業ともに減少傾向であることから、指標値は横ばい傾
向で、大きな変動は見られない。
-
-
H19
H20
H22
H23
3
1300年事業関連工事の優先(~H21)や財政状況による事業の先送りから、
改良(更新)工事は遅れており、指標値は低く、大きな変動は見られない。
備 考
H26年度の布目ダム負担金償還完了までは、施設の
延命を図り、事業費を圧縮する。(2103、2106と関連)
耐用年数40年の場合:2.5%(1/40)
耐用年数60年の場合:1.7%(1/60)
-
-
c)リスクの管理
番号
業務指標
2201 水源の水質事故数
算出式
年間水源水質事故件数
2202 幹線管路の事故割合 (幹線管路の事故件数/幹線管路延長)×100
単位
望まし
い方向
H19
奈良市
H21
H20
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
0
0
1
0
1
-
H21年度:白砂川で油を検出したため取水停止。
H23年度:布目ダム近隣でドラム缶入りの農薬を流出
件
/100km
1.8
0.9
2.4
0.0
1.9
-
幹線管路の事故は、毎年数件程度発生しており、指標値に大きな変動は見ら
幹線管路は事故時の影響が大きく、順次耐震管への
れない。H23年度の事故件数は4件であった。
布設替を進める必要がある。
事故件数:H19=4件(φ1000事故含む)、H20=2件、H21=5件、H22=0件
件
水源が上流にあるため、工場等が少なく、水質事故は
少ない。
2203 事故時配水量率
(事故時配水量/一日平均配水量)×100
%
54.9
55.7
76.7
77.3
78.4
-
一日平均配水量は減少傾向であるため、指標としては向上の傾向にある。
H21年度に木津新急速ろ過池が完成したことにより指標値が大幅に向上し
た。
事故時配水量とは、緑ヶ丘浄水場が全面停止した場
合における他系統の配水量。本市の水源は3系統で4
水源あるが、緑ヶ丘浄水場系への依存度が高い。
2204 事故時給水人口率
(事故時給水人口/給水人口)×100
%
80.5
80.5
83.2
82.2
80.3
-
2203と同じく緑ヶ丘浄水場系への依存度が高いため、指標値は高くなる。
事故時給水人口とは、緑ヶ丘浄水場が全面停止した
場合に給水できない人口。
2205 給水拠点密度
(配水池・緊急貯水槽数/給水区域面積)×100
箇所
/100k㎡
12.8
12.8
13.2
13.2
13.2
-
耐震性貯水槽が新たに設置されたことにより、H21年度以降は横ばいである。
8.0 / 0.0 8.0 / 0.0 8.0 / 0.0 8.0 / 0.0
-
変動無し
2206 系統間の原水融通率 (原水融通能力/受水側浄水能力)×100
8.0 / 0.0
%
奈良盆地東縁断層帯地震の規模が公表されたことから、H23年度に緑ヶ丘浄
(耐震対策の施されている浄水施設能力/全浄水施
設能力)×100
%
2208 ポンプ所耐震施設率
(耐震対策の施されているポンプ所能力/全ポンプ
所能力)×100
%
31.6
34.3
70.8
70.8
71.2
76.6
2209 配水池耐震施設率
(耐震対策の施されている配水池容量/配水池総容
量)×100
%
65.2
65.2
63.5
63.5
63.5
82.6 順次耐震診断を実施し、耐震性能を有すると診断された施設が追加されたた
2210 管路の耐震化率
(耐震管延長/管路総延長)×100
%
2211 薬品備蓄日数
平均薬品貯蔵量/一日平均使用量
日
2207 浄水施設耐震率
2217 警報付施設率
2218
(警報付施設数/全施設数)×100
給水装置の凍結発生
(給水装置の年間凍結件数/給水件数)×1000
率
-
導水施設の耐震性能は含まれていない。
H21年度に木津新急速ろ過池が完成。
H23年度市ノ井ポンプ所のポンプ更新により、吐出量が増加したため、指標値 H8(阪神淡路大震災)以降築造のポンプ所は、耐震施
が若干向上した。
設とする。H21(大渕、鳥見ポンプ所が耐震診断適合)
H8(阪神淡路大震災)以降築造の配水池は耐震施設
とする。
11.3
11.6
11.9
12.2
12.7
15.6
新たに布設される管路は原則的に耐震管であることから、指標値は着実に向 H22年度~:耐震管として水道配水用ポリエチレン管
上している。(ただし、幹線管路は、φ800と鋼管を除き未耐震)
(φ50)を採用。
*23.4
*21.0
*27.1
*27.7
*23.4
-
緑ヶ丘のPAC備蓄量が指針に対して低いが、指標値は全国平均程度の水準 水道施設設計指針
・凝集剤=平均注入量の30日以上
で推移している。
H23=緑ヶ丘浄水場 15.8日、木津浄水場 30.9日(指標値は2浄水場の平均) ・塩素剤=平均注入量の10日以上
*0.9
*0.9
*0.9
*0.9
-
台/1000
人
0.0083
0.0083
0.0083
0.0084
0.0084
-
給水車の保有台数(3台)に変動はなく、給水人口は微減しているが、指標値
は横ばいである。
個/1000
人
49.3
51.6
49.6
49.2
49.8
㎥/1000
人
0.060
0.060
0.060
0.060
0.061
0.060
%
*95.5
*95.5
*95.5
*95.5
*95.3
-
H23年度奈良阪配水池構内の自家発電設備は、使用不可能なため除外した
ほとんどのポンプ所で停電時に対応可能。
が、指標値に大きな変動はない。
%
3.6
3.6
3.5
3.5
3.5
-
警報設備が設置されている施設は、浄水場等の3か所であることから、指標値 フェンスの設置・施錠と施設巡視で対応。
は低くなっている。
0.029
0.0070
0.014
0.014
0.602
-
H23年度:83件中77件が2月3日と2月19日の寒波による断水及び破裂
H19年度:4件 H20年度:1件 H21年度:2件 H22年度:2件
(可搬ポリタンク・ポリパック数/給水人口)×1000
自家用発電設備容量 (自家用発電設備容量/当該設備の電力総容量)×
100
率
*80.3 水場の急速ろ過西系統で耐震診断を実施したところ、強度が不足すると診断
*0.8
(給水車数/給水人口)×1000
2216
*46.1
木津浄水場から緑ヶ丘浄水場に融通可。逆方向へは
融通不可。
指針の電力事故対応時の備蓄は充足しているが、地震災害対応時の備蓄は
水道施設設計指針
緑ヶ丘浄水場で不足している。指標値は全国平均程度の水準で推移してい
・電力事故対応=約10時間程度
る。
・地震災害対応=約24時間以上
H23=緑ヶ丘浄水場 0.7日、木津浄水場 1日(指標値は2浄水場の平均)
2213 給水車保有度
車載用の給水タンク保
(車載用給水タンクの総容量/給水人口)×1000
有度
*80.3
め、指標値は向上している。その後は横ばいである。
日
2215
*80.3
H7年度以前の配水池(容量1000m3以下の配水池除く。)は、H19年度までに
平均燃料貯蔵量/一日使用量
可搬ポリタンク・ポリ
パック保有度
*77.6
されたため指標値が大幅に悪化した。
2212 燃料備蓄日数
2214
*77.6
緊急遮断弁設置配水池+耐震性貯水槽
件/1000
件
-
状況把握のための指標
新規購入と断濁水現場対応や市部局等への提供により増減しているが、大き
82.8 な変動は見られない。(H23:十津川村台風被害により自衛隊に2,000枚提供) 状況把握のための指標
H20=18,573枚、H21=17,816枚、H22=17,683枚、H23=17,842枚
-
4
給水タンクの総容量(21.7m3)に変動はなく、給水人口は微減しているが、指
標値は横ばいである。
状況把握のための指標
-
3.持続:いつまでも安心できる水を安定して供給
a)地域特性にあった運営基盤の強化
番号
業務指標
算出式
単位
望まし
い方向
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
3001 営業収支比率
(営業収益/営業費用)×100
%
-
121.9
123.5
120.3
118.6
117.0
118.0
営業費用は、H22年度との比較では微減しているが、水需要の減少に伴う営
業収益の減少により、指標値は若干減少した。
適正な料金設定の点から、高すぎる指標は望ましくな
い。
3002 経常収支比率
[(営業収益+営業外収益)/(営業費用+営業外費
用)]×100
%
-
105.4
108.3
107.8
107.6
107.1
106.0
ダム割賦負担金や企業債の償還に伴う支払利息の減少により、営業外費用
が減少しているが、3001と同様に指標値は若干減少した。
布目ダム償還:~H26年度まで
比奈知ダム償還:~H33年度まで
3003 総収支比率
(総収益/総費用)×100
%
-
105.2
108.1
107.9
107.4
106.9
-
3002と同じ
-
3004 累積欠損金比率
[累積欠損金/(営業収益-受託工事収益)]×100
%
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
現在、累積欠損金はない。
-
3005
繰入金比率(収益的
収入分)
(損益勘定繰入金/収益的収入)×100
%
-
4.7
4.2
3.6
3.2
2.7
-
ダム割賦負担金や企業債の償還及びその借換により、利息の額が減少して
いるため、繰入金は経年的に減少し、指標値も減少している。
3006
繰入金比率(資本的
収入分)
(資本勘定繰入金/資本的収入)×100
%
-
37.0
25.6
33.0
53.6
55.9
-
元利均等償還により、元金の支払い額が増えることから、繰入額は経年的に
資本的勘定繰入金:元金の支払額から算出する補助
増加しているが、資本的収入(企業債の借入による影響が大きい)の増減によ
金
り指標値は変動する。
3007
職員一人当たり給水
収益
(給水収益/損益勘定所属職員数)/1000
千円/人
-
49,162
48,802
48,054
48,471
3008
給水収益に対する職
員給与費の割合
(職員給与費/給水収益)×100
%
18.4
18.1
18.3
18.1
18.4
-
指標値は横ばい傾向であり大きな変動は見られない。
状況把握のための指標
3009
給水収益に対する企
業債利息の割合
(企業債利息/給水収益)×100
%
18.2
15.8
13.9
12.0
10.4
-
ダム割賦負担金及び企業債の償還による利息の減少に加え、借換による利
息の軽減を図っており、指標値は向上の傾向にある。
ダム割賦負担金の利息が約半分を占めている。
3010
給水収益に対する減
価償却費の割合
(減価償却費/給水収益)×100
%
22.7
22.9
23.4
29.1
29.4
-
給水収益が減少しているため、指標は悪化している。
H22年度から、みなし償却の一部廃止に伴い減価償却費が増加している。
3011
給水収益に対する企
業債償還金の割合
(企業債償還金/給水収益)×100
%
37.2
38.2
40.4
40.9
42.1
-
元利均等償還により、元金の支払い額が増えることから、指標値は悪化して
いる。
布目・比奈知ダムの償還金を含む。
3012
給水収益に対する企
業債残高の割合
(企業債残高/給水収益)×100
%
452.3
434.5
417.9
378.3
346.5
-
ダム割賦負担金の償還が進んでいることから、指標値は着実に向上してい
る。
布目・比奈知ダムの残高を含む。
%
96.2
99.2
99.1
100.2
100.2
-
供給単価は横ばい傾向であるが、給水原価は減少しており、指標値は向上の
100%未満:給水に係る費用が料金収入以外の繰入金
傾向にある。
H22年度からは経常経費の減少により給水原価が下がり、その結果供給単価 などで賄われている状態。
が給水原価を上回り、指標値が100%を越えた。
181.7
181.8
181.5
182.0
181.7
-
H11年度から料金改定は行われておらず、供給単価に大きな変動は見られな
い。
188.9
183.3
183.2
181.6
181.3
-
有収水量はH22年度を除いて減少傾向であり、H22年度から減価償却費が増
加しているものの、企業努力による支払利息と県水受水費の削減により、経
常経費全体としては減少しているため、指標値は向上している。
料金回収率(給水に
3013 かかる費用のうち水道 (供給単価/給水原価)×100
料金で回収する割合)
3014 供給単価
給水収益/有収水量
円/㎥
3015 給水原価
[経常費用-(受託工事費+材料及び不用品売却原
価+附帯事業費)]/有収水量
円/㎥
-
47,971 49,500
損益勘定繰入金:利息の支払額から算出する補助金
損益勘定所属職員数はほぼ一定であるが、給水収益の減少により指標値は
状況把握のための指標
減少傾向にある。(H22年度は有収水量が増加したため、増加している。)
-
-
3016
1箇月当たり家庭用料 1か月当たりの一般家庭用(口径13mm)の基本料金
+10㎥使用時の従量料金
金(10㎥)
円
-
930
930
930
930
930
-
現行料金体系:H11~
状況把握のための指標
3017
1箇月当たり家庭用料 1か月当たりの一般家庭用(口径13mm)の基本料金
+20㎥使用時の従量料金
金(20㎥)
円
-
2,480
2,480
2,480
2,480
2,480
-
現行料金体系:H11~
状況把握のための指標
88.7
88.9
89.3
90.5
90.1
-
老朽配水管の更新、鉛製給水管の布設替えや漏水調査による早期修繕など
鉛製給水管や老朽管による漏水の影響が大きい。
の実施により、指標値は向上の傾向にあったが、H23年度は横ばいである。
3018 有収率
(有収水量/給水量)×100
%
3019 施設利用率
(一日平均給水量/一日給水能力)×100
%
-
63.6
62.7
56.4
56.2
55.8
-
H21年度に木津新急速ろ過池が完成したことから、一日給水能力が増加し、
指標値は減少した。(H21年度から県営水道は契約水量で計上)
施設更新や事故に対する一定の余裕が必要。
3020 施設最大稼働率
(一日最大給水量/一日給水能力)×100
%
-
76.6
76.1
66.7
67.7
66.6
-
3019と同じ
低い指標値は施設の過大投資を示すが、100%に近
い指標値は安定給水に問題がある。
5
番号
業務指標
算出式
単位
望まし
い方向
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
3021 負荷率
(一日平均給水量/一日最大給水量)×100
%
83.0
82.4
84.6
83.1
83.7
-
節水機器等の普及や生活様式の変化等により、使用水量の季節変動差が小 本市は家庭用の使用割合が高いため、節水機器の普
さくなっていることから、指標値は向上の傾向にある。
及が給水量に与える影響は大きい。
3022 流動比率
(流動資産/流動負債)×100
%
280.8
410.5
499.8
503.6
445.7
-
流動資産は、H20年度は中ノ川工事負担金収入などによって現金預金が増加
し、その後少しずつ指標値は向上している。H23年度は、流動負債に退職給与 100%以上:不良債務なし
200%以上:短期支払に支障を来さない。
金を含むため指標値が悪化している。(退職日が土曜日のため未払金に計
上)
3023 自己資本構成比率
[(自己資本金+剰余金)/負債・資本合計]×100
%
63.4
65.6
67.4
69.9
72.4
-
H16年度から減債積立金を自己資本金に組み入れしていることや、ダム割賦 水道事業は、建設費の多くを企業債(借入資本金)に
負担金・企業債の償還により、指標値は向上している。
よって調達するため、概ね低い値となる。
3024 固定比率
[固定資産/(自己資本金+剰余金)]×100
%
153.5
147.5
143.4
137.9
132.7
155.0
%
163.7
166.9
172.5
140.4
143.1
-
回
0.08
0.08
0.08
0.08
0.08
-
指標値は横ばいである。
低い指標値は、施設の過大投資を示す。
㎥/10000
円
7.5
7.3
7.2
7.1
7.1
-
給水量が減少傾向にあるため、指標値はわずかに悪化傾向にある。
本市は自己水源を有し、給水区域が広く、管延長が長
いことから、有形固定資産が比較的多い。
3025
企業債償還元金対減
(企業債償還元金/当年度減価償却費)×100
価償却費比率
3026 固定資産回転率
(営業収益一受託工事収益)/[(期首固定資産+期
末固定資産)/2]
3027 固定資産使用効率
(給水量/有形固定資産)×10000
6
100%以上:借入金で設備投資
自己資本金や剰余金が増加しており、指標値は向上の傾向にある。水源確保
水道事業は、建設費の多くを企業債に依存して調達
のための無形固定資産(ダム使用権)の割合が高い(固定資産の約1/3)。
するため、概ね高い値となる。
布目・比奈知ダムの償還金を含む
H22年度からは、みなし償却の一部廃止により減価償却費が増加し、指標値
100%以下:財務的に安全
は一時的に改善したが、元利均等償還により、企業債償還元金は年々増加し
100%以上:再投資に企業債等の外部資金が必要
ているため、以後の指標値は悪化傾向となる見込みである。
b)水道文化・技術の継承と発展
番号
業務指標
算出式
単位
望まし
い方向
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
3101 職員資格取得度
職員が取得している法定資格数/全職員数
件/人
0.56
0.57
0.67
0.68
0.76
3102 民間資格取得度
職員が取得している民間資格取得数/全職員数
件/人
0.0052
0.0052
0.0052
0.0053
0.0053
3103 外部研修時間
(職員が外部研修を受けた時間 × 人数)/全職員
数
時間
11.5
19.0
18.4
14.0
12.6
3104 内部研修時間
(職員が内部研修を受けた時間 × 人数)/全職員
数
時間
3105 技術職員率
(技術職員総数/全職員数)×100
3106 水道業務経験年数度 全職員の水道業務経験年数/全職員数
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
1.00
技術職員全員が酸欠・硫化水素危険作業主任者の資格取得予定とするな
ど、業務上必要な資格の取得を進めており、指標値は向上している。
-
-
取得数は変わらず、指標値は低い。
-
経験年数の浅い職員に研修を受けさせていたので、指標値は向上の傾向に
14.0 あったが、H22年度からは市実施の研修が減少したため、指標値は悪化して
いる。
7.1
5.9
5.6
3.3
1.7
備 考
7.0
中小事業体は内部講師の確保が難しいため、主に資
格取得に係る研修や、日水協主催の研修に積極的に
参加している。
内部研修の大半を占める「技術の継承研修」における未受講者の解消が概ね 上記の理由から、内部研修は、主に業務上の操作研
達成できていることから受講者対象者が減少し、指標値は悪化している。
修等に留まっている。
%
-
57.5
58.1
59.2
59.5
59.8
-
全職員数は減少しているが、施設更新の時代に備えて技術職員を優先的に
確保しており、指標値は増加の傾向にある。
年/人
-
20.4
17.2
16.6
17.2
16.6
-
指標値は高くても低くても良くない。
退職者数により、指標値は増減するが、H20年度以降は、概ね横ばいである。 水道は継続していかなければならないから、年齢層の
H20年度:団塊世代職員の大量退職により、指標値が大きく減少している。
バランスが必要である。
-
3107 技術開発職員率
(技術開発業務従事職員数/全職員数)×100
%
-
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
-
技術開発職員なし
-
3108 技術開発費率
(技術開発費/給水収益)×100
%
-
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
-
技術開発費なし
-
㎥/人
-
253,000
251,000
247,000
246,000
245,000
-
年間配水量は減少傾向にあるため、指標値も減少している。
水道サービス全体の効率性を示す指標
個/人
-
641
652
658
664
671
-
核家族化や単身世帯の増加に伴い、給水戸数(水道メータ数)が増加してい
ることから、指標値は増加している。
水道サービス全体の効率性を示す指標
3109
職員一人当たり配水
量
3110
職員一人当たりメータ
水道メータ数/全職員数
数
年間配水量/全職員数
3111 公傷率
[(公傷で休務した延べ人・日数)/(全職員数× 年
間公務日数)]×100
%
0.000
0.002
0.000
0.000
0.000
-
H20年度:1人×1日
状況把握のための指標
3112 直接飲用率
(直接飲用回答数/直接飲用アンケート回答数)×
100
%
85.5
94.6
88.5
91.7
94.5
-
直飲率調査:広報紙、水道週間表彰式、ダム見学会、市民意識調査
H20年度=2659/2812、H21年度=2501/2825、H22年度=750/818、H23年度
=684/724
市民意識調査
・H19、H21年度=市広報広聴課実施
・H20年度=市企画政策課と共同実施
7
c)消費者ニーズをふまえた給水サービスの充実
番号
3201
業務指標
水道事業に係る情報
広報誌配布部数/給水件数
の提供度
3202 モニタ割合
3203
算出式
(モニタ人数/給水人口)×1000
アンケート情報収集割
(アンケート回答人数/給水人口)×1000
合
3204 水道施設見学者割合 (見学者数/給水人口)×1000
単位
望まし
い方向
H19
奈良市
H21
H20
H22
H23
2.2
2.2
2.2
2.2
2.1
0.000
0.000
0.000
0.000
0.000
人/1000
人
0.39
5.57
0.32
0.40
0.38
人/1000
人
8.2
部/件
人/1000
人
-
中長期
目標値
2.7
増減の理由及び指標値の傾向
配布対象世帯数は概ね一定であるため、広報誌の配布部数についても大き
な変動は見られないことから、指標値は横ばいである。
0.000 モニタ制度は実施していない。
備 考
状況把握のための指標
状況把握のための指標
水道週間行事(表彰式及びダム見学会)において実施しているが、毎年同規
1.00 模の参加者数となるため、回答人数に大きな変動は見られない。(H20年度
状況把握のための指標
は、市内全域を対象とした市民意識調査を行ったため、指標値が高い。)
見学者数は増加傾向にあることから、指標値も向上の傾向にある。(ダム見学
8.0
8.6
9.1
9.1
10.0 会80人及び浄水場見学者数)
状況把握のための指標
H20年度=2,863人、H21年度=3,089人、H22年度=3,262人、H23年度=3,244人
3205
水道サービスに対す
る苦情割合
(水道サービス苦情件数/給水件数)×1000
件/1000
件
2.42
1.70
5.77
2.17
2.49
-
H21年度は、JR奈良駅前で大規模な漏水事故が発生したため、問い合わせ
が増加した。
H20年度=233件、H21年度=795件、H22年度=301件、H23年度=347件
3206
水質に対する苦情割
合
(水質苦情件数/給水件数)×1000
件/1000
件
0.57
0.42
0.48
0.63
0.75
-
H22年度及びH23年度は、東日本大震災に関連した原発事故に伴い、水道水
に対する放射能汚染が発生したため、問い合わせが増加した。
状況把握のための指標
H20年度=57件、H21年度=66件、H22年度=87件、H23年度=105件
3207
水道料金に対する苦
情割合
(水道料金苦情件数/給水件数)×1000
件/1000
件
0.015
0.022
0.022
0.014
0.000
-
毎年数件の苦情があるが、H23年度はなかった。
H20年度=3件、H21年度=3件、H22年度=2件、H23年度=0件
状況把握のための指標
過去5年間において、監査請求はない。
状況把握のための指標
3208 監査請求数
年間監査請求件数
件
-
0
0
0
0
0
-
3209 情報開示請求数
年間情報開示請求件数
件
-
1
0
0
2
5
-
件/人
-
182
171
176
179
177
-
3210
職員一人当たり受付
件数
受付件数/全職員数
8
状況把握のための指標
状況把握のための指標
受付件数に大きな変動は見られない。
H20年度=32,585件、H21年度=33,582件、H22年度=33,992件、H23年度
=33,426件
状況把握のための指標
4.環境:環境保全への貢献
a)地球温暖化防止、環境保全などの推進
番号
業務指標
算出式
単位
望まし
い方向
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
木津浄水場においてH22年度はカビ臭を原因とする取水停止の期間があり、
H23年度は、節電対策により送水量を制限していた期間があるものの年間送 主に自然流下による導・送・配水システムのため、消
水量が増えており、浄水場の運転及び送水ポンプに電力を要したため指標値 費電力は比較的低い。
は悪化している。(H20・21年度は増補改築工事により送水量が減少)
4001
配水量1㎥当たり電力
全施設の電力使用量/年間配水量
消費量
kWh/㎥
0.22
0.21
0.21
0.22
0.23
0.21
4002
配水量1㎥当たり消費
全施設での総エネルギー消費量/年間配水量
エネルギー
MJ/㎥
0.78
0.76
0.75
0.81
0.84
0.76 4001と同じ
4003
再生可能エネルギー
利用率
0.00
0.00
0.00
0.00
0.07
-
4004
浄水発生土の有効利
(有効利用土量/浄水発生土量)×100
用率
%
71.0
100.0
100.0
100.0
100.0
4005
建設副産物のリサイク (リサイクルされた建設副産物量/建設副産物排出
量)×100
ル率
%
46.7
69.1
23.8
26.1
31.2
4006
配水量1㎥当たり二酸
(総二酸化炭素(CO2)排出量/年間配水量)×106
化炭素(CO2)排出量
g・CO2/
㎥
56
55
54
58
61
(再生可能エネルギー設備の電力使用量/全施設の
電力使用量)×100
%
-
主に自然流下による導・送・配水システムのため、消
費エネルギーは比較的低い。
水道局庁舎駐車場の屋根に40kwの太陽光発電設備を設置し、H24年1月から
稼働している。
100.0 H19年度は全量売却することができなかったため、産業廃棄物として処理。
-
備 考
浄水発生土を有効利用できず、産業廃棄物で処理す
ると、大阪湾フェニックスでの処理費、運搬費が必要と
なる。
工事内容により変動するため、経年比較は適さない。
(H20年度は、木津ニュータウン内(中央地区)のφ900送水管布設工事におけ 建設発生土、アスファルト、コンクリートなど
る発生土を埋戻し材として再利用できたため、指標値が高くなっている。)
主に自然流下による導・送・配水システムのため、
CO2排出量は比較的低い。
55 4001と同じ。
b)健全な水循環
奈良市
H21
単位
望まし
い方向
%
-
算出式
単位
望まし
い方向
5001 給水圧不適正率
[適正な範囲になかった圧力測定箇所・日数/(圧力
測定箇所総数× 年間日数)]×100
%
*7.90
*7.90
*11.64
*11.83
*10.44
-
測定箇所総数は減少しているが、過去の調査で不適正な地点が多い地域を
本市は高低差が大きく、高水圧や低水圧の箇所があ
中心に測定を行っているため、指標値は悪化している。測定箇所は年度で異
るため、ばらつきがある。
なるので経年比較は適さない。
5002 配水池清掃実施率
[最近5年間に清掃した配水池容量/(配水池総容量
/5)]×100
%
119
130
92
98
98
-
清掃を行う配水池は、年度により異なり容量が変動するため、経年比較は困
難。
5年に1度の清掃が望ましい。
(指標値としては500%となる)
[ポンプ運転時間の総計/(ポンプ総台数× 年間日
数×24)]×100
%
20.9
20.8
20.4
21.2
22.3
-
4001と同じ。
状況把握のための指標
誤り例:ハンディターミナル入力ミス、開閉栓時の検針
数量記入ミスなど。
番号
業務指標
4101 地下水率
算出式
(地下水揚水量/水源利用水量)×100
H19
0.0
H20
0.0
0.0
H22
0.0
H23
0.0
中長期
目標値
-
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
水源として地下水なし。
-
5.管理:水道システムの適正な実行・業務運営及び維持管理
a)適正な実行・業務運営
番号
5003
業務指標
年間ポンプ平均稼働
率
-
H19
H20
奈良市
H21
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
備 考
5004 検針誤り割合
(誤検針件数/検針総件数)×1000
件/1000
件
0.02
0.01
0.01
0.01
0.11
-
毎年10件前後の誤検針がある。H23年度は、委託業者が変わり誤検針が増
加し、指標値が悪化した。
H20年度=11件、H21年度=7件、H22年度=8件、H23年度=85件
5005 料金請求誤り割合
(誤料金請求件数/料金請求総件数)×1000
件/1000
件
0.02
0.03
0.07
0.06
0.09
-
H21年度に計上方法を誤請求栓数から、誤請求件数(月ごとに計上)に変更し
誤り例:検針誤りを訂正せずに請求、閉栓するメータを
たため、指標値が悪化している。H23年度は5004に関連するもの。
誤って開栓したまま請求など。
H20年度=37件、H21年度=101件、H22年度=80件、H23年度=133件
5006 料金未納率
(年度末未納料金総額/総料金収入額)×100
%
8.0
8.1
8.1
8.1
8.2
-
年度末未納料金総額に大きな変動は見られないが、総料金収入額は減少傾 年度最終の調定は、一部年度をまたいで請求するた
向にある。指標値は横ばいである。
め、8%程度になる。全額請求後では約1%。
5007 給水停止割合
(給水停止件数/給水件数)×1000
3.5
3.8
5.2
4.6
3.22 め、給水停止件数が増加し、指標値は増加している。
5008 検針委託率
(委託した水道メータ数/水道メータ数)×100
5009 浄水場第三者委託率 (第三者委託した浄水場能力/全浄水場能力)×100
H22年度からは、滞納徴収の強化を図り、停水執行体制の見直しを行ったた
件/1000
件
-
3.4
%
-
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
%
-
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
(収納係職員及び応援職員による1日体制→収納係職員による2日体制)
9
100.0 メータ検針の完全委託。
0.0 現在、水道法に基づく第三者委託実施の予定はない。
停水件数と滞納件数が比例するならば、低い指標値
(滞納件数が少ない)である方が望ましい。
-
-
b)適正な維持管理
番号
業務指標
5101 浄水場事故割合
5102
算出式
10年間の浄水場停止事故件数/浄水場総数
ダクタイル鋳鉄管・鋼 [(ダクタイル鋳鉄管延長+鋼管延長)/管路総延長]
×100
管率
5103 管路の事故割合
(管路の事故件数/管路総延長)×100
5104 鉄製管路の事故割合 (鉄製管路の事故件数/鉄製管路総延長)×100
5105
非鉄製管路の事故割 (非鉄製管路の事故件数/非鉄製管路総延長)×
100
合
5106 給水管の事故割合
(給水管の事故件数/給水件数)×1000
5107 漏水率
(年間漏水量/年間配水量)×100
単位
望まし
い方向
H19
奈良市
H21
H20
H22
H23
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
10年間の
件数
/箇所
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
-
浄水場の事故はなし。
現在施設の二重化・バックアップ機能なし。(旧市内は
自然流下のため比較的安定)
%
55.6
55.8
55.9
56.2
56.2
-
新たに布設される管路では、原則的にダクタイル鋳鉄管や鋼管を採用してい
ることから、指標値は徐々に向上している。
阪神淡路大震災の発生まで更生工事を採用していた
ため、鋳鉄管の残存率が高い。
件
/100km
13.7
13.0
13.0
12.9
12.0
-
管路の事故件数は減少しており、指標値も向上の傾向にある。残存する古い
状況把握のための指標
鋳鉄管は破裂事故が多い。
件
/100km
8.0
9.2
9.0
8.3
7.3
-
鉄製管路の事故件数は減少しており、指標値も向上の傾向にある。
状況把握のための指標
件
/100km
24.3
20.2
20.5
21.4
21.3
-
非鉄製管路の事故件数は減少傾向にあったが、H20年度以降は、ほぼ横ば
いである。
状況把握のための指標
件/1000
件
11.9
11.3
10.0
9.4
9.4
-
本市は鉛製給水管率(1117)が高いが、鉛給水管解消事業の進捗により、鉛
状況把握のための指標
給水管が減少しているが、H23年度の指標値は横ばいである。
%
6.9
6.6
6.3
4.8
5.1
鉛給水管解消事業の進捗等により、漏水量は減少傾向にあるが、H23年度の
4.8 指標値は若干悪化した。(H19年度:大渕幹線破裂事故の発生による漏水量
の増加)
5108
給水件数当たり漏水
量
年間漏水量/給水件数
備 考
メータ不感率は2%が望ましい(全国統一)
奈良市のメータ不感率4%
㎥/年/件
24.7
23.2
21.4
16.3
16.8
-
5107と同じ
状況把握のための指標
状況把握のための指標
5109 断水・濁水時間
(断水・濁水時間 × 断水・濁水区域給水人口)/
給水人口
時間
0.01
0.00
0.03
0.01
0.01
-
管路の老朽化や腐食による破裂事故等に伴い、毎年一定の断水・濁水が発
生している。(H21年度:JR奈良駅前大規模漏水事故の発生による濁水の増
加)
5110 設備点検実施率
(電気・計装・機械設備等の点検回数/電気・計装・
機械設備の法定点検回数)×100
%
1,675
1,675
1,675
1,675
1,675
-
施設数が多いため、法令に基づかない施設巡視を毎週実施しており、指標値 警報付施設が少ないため、防犯対策の面からも職員
は高い水準にある。
による直接点検を実施。(2217と関連)
5111 管路点検率
(点検した管路延長/管路総延長)×100
%
73
64
65
65
75
-
委託及び直営により、計画的に漏水調査を実施している。
H20年度=1,195㎞、H21年度=1,224㎞、H22年度=1,231㎞、H23年度=1,415㎞
5112 バルブ設置密度
バルブ設置数/管路総延長
基/km
21.1
21.2
21.5
21.7
21.9
-
管路総延長の増加に伴い、バルブ設置数も増えていることから、指標値は向
上の傾向にある。
5113 消火栓点検率
(点検した消火栓数/消火栓数)×100
%
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
-
全消火栓の点検を実施している。
消防局において実施。
5114 消火栓設置密度
消火栓数/配水管延長
2.9
2.9
2.9
2.9
2.9
-
消火栓数、配水管延長ともに増加しているが、指標値は横ばいである。
状況把握のための指標
5115 貯水槽水道指導率
(貯水槽水道指導件数/貯水槽水道総数)×100
12.4
11.6
13.9
10.8
0.7
-
設置者による定期的な清掃が実施されるようになり、
H23年度から方針により現地での指導をしなくなっため、指標値は急減してい
当初の目的が達成されたことから、H23年度からは啓
る。
発活動を中心に行っていく。
基/km
%
-
単位
望まし
い方向
人・週
-
単位
望まし
い方向
件
-
φ350以上は5年で一巡
φ300以下は4年に一度全域調査
(それ以外の年は漏水の多い地域を重点調査)
6.国際:我が国の経験の海外移転による国際貢献
a)技術の移転
番号
業務指標
6001 国際技術等協力度
算出式
人的技術等協力者数× 滞在週数
H19
奈良市
H21
H20
0
0
0
H22
0
H23
0
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
2 実施していない。
備 考
-
b)国際機関、諸国との交流
番号
業務指標
6101 国際交流数
算出式
年間人的交流件数
H19
0
奈良市
H21
H20
0
0
H22
1
H23
0
10
中長期
目標値
増減の理由及び指標値の傾向
2 H22年度:国際交流基金研修によるAWWA年次総会への参加
備 考
-