(10)北信地域 ∼北信州・おいしさいっぱい・彩り満載・健康万歳・おらほの農業∼ 1 重点推進方策ごとの取組事項 ■ 元気な担い手の育成 ①地域全体による担い手の育成体制を整備するため、市町村・農業委員会・農協等の関係機関・団体が構成す る市町村担い手育成総合支援協議会の活動強化を支援しました。また、地域の実情に応じて集落営農の仕組 みづくりを支援しました。 ・担い手アクションサポート事業(国庫事業)を活用し、担い手の県外視察等によるスキルアップを支援 ・集落営農法人化等緊急整備事業(国庫事業)を活用し、集落営農にコンバイン等の機械導入を支援(栄村) ・新たに蓮営農組合が集落営農組織(経理の一元化)として発足するにあたり支援 ②自律した青年農業者を育成するため、 「北信州農業道場」において集合研修、先進経営体現地研修、個別課 題解決実習等の鍛錬を実施しました。 ・認定農業者制度及び家族経営協定制度、並びにもも・すもも栽培技術等に関する集合研修を実施(8 回開 催、延べ 30 名、実 8 名) ・先進経営体の現地研修を行うため、県外 3 回実施(首都圏、千葉県、三重県) ・個別経営ごとの課題解決に向けた行程管理を支援するとともに、栽培試験や経営分析を実施(実 18 名) ③経営感覚に優れた経営体を育成するため、複式農業簿記講座等を開催するとともに、認定農業者の共同申請 や家族経営協定の推進、及び農業士・農業経営士・農村生活マイスター等の活動を支援しました。 ・複式農業簿記講座等を年3回開催し、農業者の経営能力の向上を支援 ・女性農業者や農業後継者等の共同申請を支援するとともに、家族経営協定に関する学習会を開催 ・農業士、農業経営士、農村生活マイスターに対する各種研修や農業振興懇談会等を支援 ④次代を担う青年農業者を育成するため、新規就農者の掘り起こしや里親研修生等への支援を行うとともに、 青年農業者組織の交流・研修活動を支援しました。 ・新規就農者調査に基づく個別巡回や就農相談活動等を実施し 20 人が新規就農 ・里親研修希望者に対し就農計画書の作成支援を行い1名の認定就農者が誕生 ・飯水及び下高井地区で青年農業者組織による農産物販売イベントや農薬工場視察研修会等の開催を支援 ⑤女性農業者の経営参画を推進するため、女性農業者セミナー等による知識の習得を支援するとともに、起業 活動における経営管理能力の向上に向けた研修活動を支援しました。 ・女性農業者セミナーの開催や農業経営意識の向上に向けた女性農業者の集いを支援 ・北信州小さな加工所連絡会の発足や、加工組合の新商品開発等の起業活動を支援 ⑥労働力補完体制を整備するため、結いグループや援農ボランティア等の支援活動を推進しました。 ・結いグループの活動状況を把握するとともに、市町村が実施する援農支援体制の円滑な推進を支援 ■ 売れる農産物の生産、販売 ①味を重視したこだわり農産物の栽培を推進するため、ぶどう,もも,すもも,なし,おうとう等の果樹多品 目・多品種生産を支援するとともに、良食味米の生産を振興しました。 ・農産物の栽培を維持拡大するため県単補助事業等を活用した果樹・野菜・花きの種苗導入を支援(りん ご・ぶどう・もも等果樹 20.5ha、アスパラガス 5.3ha、花き 1.03ha) ・ぶどう「シャインマスカット」等の有望品種の選定、及びももの品種構成の見直し等を支援 ・日本スモモ(プラム)の3JAの出荷規格の統一や貴陽・太陽・秋姫の栽培技術対策等を支援(検討会等6 回) ・なしの結実安定や適期収穫の推進、及びおうとうの病害防除対策や早期加温栽培の生産性向上を支援 ・原産地呼称管理制度(米)の取組 ・良食味米「信交 526 号」、酒米「金紋錦」の産地化や「コシヒカリ」の近赤外線カメラによる食味判定等を 支援 ②園芸品目の高品質・安定生産を進めるため、 りんご3兄弟の生産拡大を図るとともに、 野菜の連作障害対策、 きのこのロス低減対策、トルコギキョウの長期出荷対策等を支援しました。 ・りんご3兄弟(シナノスイート、シナノゴールド、秋映)の生産拡大の支援(栽培面積 H20:86ha → H21: 125ha、39ha 増) ・アスパラガスの連作障害対策に向けた、簡易雨よけハウスや火炎滅菌バーナーの導入を支援(県単補助 事業:アスパラガス雨よけハウス 34a、火炎滅菌バーナー15 台) ・野菜生産・出荷安定対策に向けた、ヤーコンの長期貯蔵方法の検討やズッキーニ等のウイルス病対策の支援 ・きのこの害菌・害虫対策等によるロスの低減や、エノキタケ液体種菌・ブナシメジ・あぎ茸栽培等の支援 ・きのこ農家の複合経営を支援(県単補助事業:花き雨よけハウス 13.7a) ・トルコギキョウの土壌還元消毒や有望品種の導入等による長期出荷の支援 ③商品性の高い新品目・新作型の普及を図るため、アスパラガスやきのこ等の新品目・新品種の導入を図ると ともに、リンドウ等花き優良系統の選定や水稲直播栽培の生産拡大を推進しました。 −152− ・アスパラガス「どっとデルチェ」「スーパーウエルカム」等の優良種苗導入への県単補助事業による支援 ・きのこ「バイリング」の栽培試験等への県単補助事業による支援 ・りんどう県育成品種(2 品種)の現地栽培適合試験など、花き優良系統の選定等の支援 ・水稲カルパーコーティング加温処理種子による直播栽培や雑草イネ対策講習会の開催等の支援 ④地域特産物のブランド化を支援するため、信州伝統野菜や信州黄金シャモの生産拡大を図るとともに、高品 質な畜産物の生産や、納豆用大豆小粒種「すずろまん」の産地化を推進しました。 ・信州伝統野菜(ぼたんこしょう、前坂大根、坂井芋、常盤牛蒡)の生産拡大の支援 (作付面積 H20:126 a → H21:277a、151a 増加) ・信州黄金シャモの飼育管理技術・経営管理の向上や販路拡大への支援 ・乳牛の飼料給与診断技術の導入、ET(受精卵移植)の推進、肥育牛F1 飼育技術の向上等の支援 ・納豆用大豆小粒種「すずろまん」の雑草対策の指導等による産地化の支援 ・信州プレミアム牛肉の認定に向けた飼育管理等の巡回支援(対象農家 1 戸) ・信州サーモンの生産振興(5養殖施設) ⑤安定した農業用水を確保するため、農業水利施設の適切な維持・管理を推進するとともに、担い手等への農 地利用集積に向けた土地基盤整備等を支援しました。 ・老朽化した農業水利施設の改修(中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、栄村) ・農業水利施設の更新事業の計画策定(飯山市) ・防災対策を兼ねた農業用ため池の改修(中野市、飯山市) ■ 食と農の絆づくり ①地域食文化の伝承と地産食材を利用した食育の推進を図るため、学校給食を通じて郷土の味を子供たちに継 承するとともに、観光との連携を通じて消費者に食の大切さを伝えていきました。 ・伝統食の掘り起こしに向けた地元農産物を利用した笹餅伝承講座の支援 ・北信州観光戦略会議と連携した地域食材の流通促進に向けた研修会等の支援 ・農業者と旅館業者との収穫体験交流会等による地域農産物の消費拡大の支援 ・農業者による販売体験(長野市門前プラザ、東京都調布市新鮮屋・麻布十番・神田商店街等)の支援 ②マーケティングを意識した農業者や直売所を支援するため、ネット販売や直売を実践している農業者に市場 流通情報を提供するとともに、直売所の有効な販売促進手法について支援しました。 ・直売所組織等のパソコンによる経営管理能力向上の支援 ・農業者のマーケティング意識の醸成に向けた農業・農産物の魅力を伝えるテクニック実践講座の開催 ・直売所を対象とした安全・安心な農産物の生産に向けた栽培技術講習会の開催(3 回) ・直売所マップの作成・配布、直売所販売協力員の派遣(1 名×2 ヶ月間、計 9 箇所) ③商品開発による高付加価値化を推進するため、果実・米等農畜産物の加工技術の習得や、商品販売による起 業活動を支援しました。 ・雪中りんご保存方法の確立に向けた活動支援(断熱資材の検討、品質調査の実施) ・雪中りんご販売方法の検討支援(善光寺「ご開帳」イベント参加、パンフレット作成) ・北信州小さな加工所連絡会の活動支援 ④地産地消意識の醸成を図るため、地元観光地の旅館、レストラン等へ信州オリジナル食材や地域食材を周知 するとともに、信州オリジナル食材取扱店の登録を推進しました。 ・観光地への地域食材の周知に向けた、須賀川そばの普及や児童へのりんごジュースの配布等を支援 ・観光旅館、ホテル等に対する、信州オリジナル食材取扱店の登録推進(H20:10 店、H21:32 店) ■ 人と環境にやさしい農業 ①環境にやさしい農業を推進するため、エコファーマー認定制度や信州の環境にやさしい農産物認証制度への 農業者の取組みを支援しました。 ・エコファーマーの取得と再認定に向けた、生産者団体等への制度説明会及び申請書作成研修会の開催(2 回回、40 人参加) ・信州の環境にやさしい農産物認証の取得推進に向けた制度の周知(12 月) ②減農薬栽培を推進するため、IPM(総合的病害虫・雑草管理)に基づき、病害虫発生予察による適期防除 や、農業者の病害虫診断技術の向上を支援しました。 ・病害虫発生予察による適期防除に向けた、トラップ調査やいもち病発生予察情報の発信 ・農業者の病害虫診断技術の向上に向けた、アスパラガス虫見板の活用や果樹紋羽病簡易診断パンフレットの作成 ③地域資源循環型農業を推進するため、きのこ使用済み培地の堆肥化や燃料化(サーマルリサイクル)などを 進めるとともに、耕畜連携による堆肥活用推進や飼料高騰に対応した自給飼料生産を進めました。 ・きのこ使用済み培地の堆肥化や燃料化に向けた研修会の開催(3回) ・畜産環境巡回において堆肥等の有効活用や飼料価格高騰に対応した自給飼料生産(稲発酵粗飼料、飼料 用米)の支援 ④農産物の安全・安心を消費者にPRするため、GAP手法(農業生産工程管理手法)について、北信地域G −153− AP手法推進会議(地方事務所、普及センター等)の連携の下で、きのこを手始めに導入を支援しました。 ・千葉県(和郷園、渡辺マッシュルームハウス)の現地調査、及び JGAP 認証団体トップリバーを講師に招いた研修会の開催 ・きのこ栽培における異物混入対策現地巡回・検討会の開催 ・国の交付金事業を活用したGAPの取組推進(JA 中野市、JA 北信州みゆき、JA 志賀高原) ■ 農村資源の保全と活用 ①耕作放棄地を解消するため、市町村耕作放棄地解消対策協議会による障害物除去等の取組みを推進するとと もに、そば・山菜等の作付けや羊の放牧等について支援しました。 ・市町村耕作放棄地解消対策協議会による、耕作放棄地障害物除去や、そば・にんにく等の栽培支援 ・山菜(わらび、ギョウジャニンニク)・菜の花・搾油用ひまわり・菊芋栽培等の栽培や、サフォーク・豚の放牧 ②野生鳥獣被害を防止するため、市町村等と北信野生鳥獣被害対策チーム(地方事務所、普及センター等)の 連携の下で、集落ぐるみによる「防除対策」、「捕獲対策」、「生息環境対策」等の総合的、複合的な取組みを支 援しました。 ・北信野生鳥獣被害対策チームによる、電気柵設置による防除技術講習会等の開催(8箇所、延べ 68 人出 席) ・集落活動の開始に向けた学習会等の開催(中野市、飯山市、山ノ内町、木島平村、野沢温泉村、栄村)(1 7回、延べ 243 人出席) ・国の交付金事業を活用した電気柵の設置等の取組(中野市、木島平村、栄村) ③食、健康、体験、ふるさと回帰をキーワードに、観光と連携したグリーン・ツーリズムなど都市との交流の 取組みを支援しました。 ・観光と連携した須賀川そばの普及(山ノ内町クラフト味倶楽部、山ノ内町レインボークラブの活動支援) ・北信州みゆき野子ども交流推進協議会への支援(飯山市、木島平村、野沢温泉村、栄村) ④「中山間地域農業直接支払事業」、「農地・水・環境保全向上対策」等を活用し、地域ぐるみで取り組む農地・ 農業用水等農村資源の維持と多面的機能の発揮を図る取組みを支援しました。 ・中山間地域農業直接支払事業(6 市町村、128 協定組織、1,224 ヘクタール) ・農地・水・環境保全向上対策(共同活動支援(6 市町村、49 活動体)、営農活動支援(1 村、2 活動体) 2 施策達成目標に関する取組実績 H17 基準年 指標項目 H21 年 計画 実績 H24 目標年 新 規 就 農 者 (40 歳未満) (単年度) 20人 23人 20人 27人 認定農業者数 895人 942人 923 960人 集落営農組織数 22組織 32組織 25組織 41組織 11戸 11戸 11戸 13戸 ― 35店 30店 60店 154ha 210ha 280ha 300ha 356人 847人 627人 950人 家族経営 協定締結数 (単年度) 信州オリジナル 食 材 取 扱 店 登 録 店 舗 数 環境にやさしい 農 産 物 認 証 面 積 エコファーマー 認 定 人 数 都 交 市 流 農 人 村 口 21,179 人 遊 解 休 消 農 面 地 積 − 22,500 人 35,578 人 151ha 46ha 平成 21 年度具体的に取り組んだ事項 ○「北信州農業道場」の鍛錬により自律した青年農業者を育成する とともに、就農計画指導、農地情報提供、制度資金の活用等を支 援しました。 〈全域〉 ・ [市町村、農業協同組合、農業者団体等] ○市町村担い手育成総合支援協議会等と連携し、経営改善計画作成 指導及び共同申請や認定更新に向けた支援を行うとともに、経営 管理能力の向上を目的とした複式農業簿記講座等を開催しまし た。 〈全域〉 ・ [市町村担い手育成総合支援協議会] ○岳北地域の水田地帯を中心に、市町村及び農協等と連携して、集 落営農組織や農作業受託組織等の設立に向けた合意形成を促進 するとともに、組織運営の円滑化を支援しました。 〈岳北地域〉 ・ [市町村担い手育成総合支援協議会] ○農業委員会や農村生活マイスター等関係者と連携し、家族経営協 定についての学習会や協定者交流会などを行い、締結を推進しま した。 〈全域〉 ・ [市町村] ○地域の調理師、観光事業者等に対し、信州オリジナル食材、地域 食材の周知と利用を促し、信州オリジナル食材取扱店の登録を推 進しました。 〈全域〉 ・ [調理師、観光業者] ○化学肥料・化学合成農薬の低減技術の普及指導を行うとともに、 生産部会ぐるみや地域ぐるみで、エコファーマーの認定や信州の 環境にやさしい農産物認証の取得に向けた支援を行いました。 〈全域〉 ・ [市町村、農業協同組合] ○市町村等が取組むグリーン・ツーリズム関連活動を支援するとと もに、農家民宿等の開設希望者への支援を行いました。 〈全域〉 ・ [市町村、観光協会等] ○市町村耕作放棄地解消対策協議会による障害物除去等の取組み 306ha を推進するとともに、そば・山菜等の作付けや・羊の放牧等につ (H23 年) いて支援しました。 〈全域〉 ・ [市町村、市町村農業委員会] 23,500 人 −154− 3 生産努力目標に関する取組み事項 (1)作目ごとの重点推進に対する取組み事項 米穀類 重点推進事項 ○高温登熟障害、カメムシ対策の徹底 生産振興 ○環境にやさしい米づくりの推進 ○直播栽培など低コスト省力化稲作の普及 ○顧客ニーズへの的確な対応による有利、安定販売 流通販売 ○高付加価値販売の推進 果 樹 作 目 生産振興 流通販売 野 菜 生産振興 流通販売 花き 生産振興 流通販売 きのこ 生産振興 流通販売 畜産 生産振興 流通販売 平成 21 年度具体的に取り組んだ事項 ○適切な栽培管理の推進 ○化学合成農薬および化学肥料削減技術の普及推進 ○コーティング種子加温処理、雑草イネ対策の徹底 ○地域の創意工夫による特徴あるブランド米の販売促進 ○原産地呼称管理制度、環境にやさしい農産物表示認証制度、エコフ ァーマー等の取得推進 ○モデルほ場の設置と果実品質調査の実施 ○県オリジナル品種の生産拡大 ○味を重視し多品目・多品種の果実を長期出荷できる○土壌診断を踏まえた土づくり技術の向上 ○加温栽培節油技術の検証 産地づくりの推進 ○県オリジナル品種等くだものの消費啓発 ○くだものの消費拡大イベントへの参加 ○地域内実需者への利用啓発の推進 ○アスパラガス耐病性多収品種の導入と低収量園の改善 ○モデルほ場の設置と指導会の実施 ○「信州の伝統野菜」栽培地における種の保存活動や○立枯症対策現地試験の実施と対応策の検討 ○「前坂大根」、「坂井芋」、「ぼたんこしょう」「常盤牛蒡」の支援 安定生産への支援 ○実需者との連携強化による販売促進 ○地域内実需者へのPR活動の実施 ○地域内流通の促進 ○流通業者による観光旅館等への流通促進 ○多品目・多品種栽培の推進 ○モデルほ場の設置、優良系統の選抜と栽培技術支援 ○鮮度保持流通の推進 ○湿式輸送の取組みの推進 ○地域内流通の促進 ○地域の消費者へのPR活動の実施 ○安全・安心に配慮したきのこづくりの推進 ○GAP手法(農業生産工程管理手法)に基づく衛生管理の徹底 ○えのきたけの効率的・安定的な生産の推進 ○えのきたけ液体種菌利用体制の整備への支援 ○実需者との連携強化による販売促進 ○実需サイドとの交流事業等の実施 ○機能性を重視した販売 ○消費拡大に向けた取り組み推進 ○個別経営体への巡回指導 ○飼料高騰などの畜産経営への影響軽減支援 ○相談窓口の設置や関係機関の連携した対応の推進 ○WCS への取組支援 ○自給飼料生産の推進 ○「信州黄金シャモ」の安定的な生産振興 ○安全・安心な畜産物の供給 ○生産履歴情報の徹底 (2)主要品目の生産実績 主要品目 きのこ H17 基準年 H21 年 計画 実績 H24 目標年 米 りんご ぶどう アスパラ ガス 生産量(t) 81,758 76,248 78,817 82,850 作付面積(ha) 10a 収量(kg) 生産量(t) 作付面積(ha) 10a 収量(kg) 生産量(t) 作付面積(ha) 10a 収量(kg) 生産量(t) 2,930 603 17,700 1,070 2,252 24,100 563 1,439 8,100 2,585 620 16,027 1,036 2,189 22,678 551 1,345 7,413 2,710 563 15,200 1,035 2,302 24,660 551 1,274 7,022 2,700 580 15,660 1,027 2,285 23,467 542 1,381 7,485 作付面積(ha) 896 825 859 900 10a 収量(kg) 生産量(t) 325 2,910 400 3,300 275 2,363 400 3,600 北信果樹冬期大学を開催しました 平成 21 年産の状況 ○きのこ新品目の導入検討、衛生管理の徹底・ロス軽減対策の推進、 複合経営の取組み推進 〈全域〉 ・[北信園芸振興協議会] ○需給調整の的確な実施、農薬・化学肥料の削減および直播栽培技 術の推進、良食味米生産の推進、各種認証制度の取得推進 〈全域〉 ・[北信水田農業推進協議会] ○県オリジナル品種の生産拡大、優良着色系への更新(ふじ・つが る)、味を重視したこだわり栽培の推進 〈中野市、山ノ内町〉 ・[北信園芸振興協議会] ○主要品種の絞り込みと作付け拡大、病害虫や気象災害に強い産地 づくりの推進、味を重視したこだわり栽培の推進 〈中野市、山ノ内町〉 ・[北信園芸振興協議会] ○耐病性多収品種導入、簡易雨よけ施設、大型バーナーの導入によ る収穫開始時期の前進や病害の軽減、各種試験による連作障害及 び立ち枯れ症対策の検討〈全域〉 ・[北信園芸振興協議会] TOPIX 北信地域の果樹生産の一層の発展を図るため、北信園芸振興協議会主催による「第21 回北信果樹冬期大学」 を、平成 22 年 2 月 9 日に合同庁舎講堂で開催しました。 近年は、りんごの価格低迷が課題となっているため、研修会の 基本テーマに、 「見直そう りんごの消費と つくりかた」を掲げ、 果樹試験場から「元気が出るりんご栽培を目指して」∼売れない 果実を減らす栽培技術について∼、並びに、(株)長印 常務取締役 倉崎浩氏から「果物の消費拡大に向けて」∼りんごを中心とした 我が社の取組みから∼と題した講演を頂き、167 名の果樹農家等が 熱心に聴講し研鑽を積みました。 −155− −156−
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