放射能除染 - 三菱製紙

■ 飛灰除染プロジェクトメンバー
日本の環境改善・リスク排除活動に
貢献できる商品の開発
2012 年度より磁性吸着剤、磁気分離技術、放射線管理・計測技術、収納容器などの技術を有する企業・団体でプロジェ
クトを構成し、相互協力のもと、放射能汚染飛灰の除染を行い、廃棄物、焼却飛灰の減容化と安全な保管体制の構築を推進
しています。
■ 汚染焼却飛灰
2011年の東日本大震災による福島第一原子力発電所事故により、非常に広い地域に放射
性物質が拡散し、
放射性セシウムが高い濃度で含まれる焼却灰(指定廃棄物)が発生しました。
■ 焼却灰の除染
三菱製紙の材料開発技術によりセシウム
特 集 2
特 集 2
放射能除染
特集 2
この大量の指定廃棄物の処理・管理が問題視されています。
を吸着する性質を持つ無機吸着剤と磁性粉
を複合化した磁性吸着剤(CS-Catch)を
つくば R&D センターで開発しました。
放射能除染
無機吸着剤
磁性粉
磁性吸着剤
磁性吸着剤モデル図
磁石
磁石に集められた磁性吸着剤
磁性吸着剤を他の物質から分離できる磁気分離装置を用いることにより、放射能濃度の高
い焼却灰から放射性セシウムを磁性吸着剤に固定化し、安全に除去・回収して、焼却灰を除
染することができます。
■ 磁性吸着剤による除染プロセス
三菱製紙は、次のプロセスで、飛灰中の放射性セシウムを磁性吸着剤(CS-Catch)に吸着・
固定化させ、減容化した上で遮へい容器にて管理する方法を提案しています。
■ 実証試験
磁性吸着剤(CS-Catch)と磁気分離
水
放射性
セシウム
含有水
日レベル)を、福島県南相馬市にてプラ
ントレベルで行いました。
除染処理
水洗浄
焼却
焼却飛灰
却飛灰を処理する実用化試験(飛 灰3t/
↓
↓
汚染廃棄物
装置を用いて、放射性セシウムを含む焼
磁性吸着剤
現在、安全な焼却飛灰の除染、分離し
た放射性セシウムの安全な遮へい保存等
磁性吸着剤
セシウム吸着
システム全体の完成を目指しています。
遮蔽密閉処理
焼却主灰
洗浄済飛灰
処理水
詳しくは、三菱製紙ホームページをご
覧ください。
http://www.k-mpm.com/index-new.html
〈プロセスイメージ図〉
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CSR レポート 2013 特集 2
実証試験場全景
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