濁水採水システム - 日科機バイオス

ISCOサ ン プ ラ ー 降 雨 時 採 水 調 査 シ ス テ ム
ISCO社は長年にわたり水路・河川用 自動採水器を販売してきましたが、
自動採水器単体でのご
使用をメインに考えてました。
しかし、ユーザー様からの外部装置をトリガーとして採水を行いたいとのご要望にお答えして、
この度ISCO社では雨量計・水位センサーと自動採水器が連動するシステムを完成させました。
通常は1リットルボトルを24本採水できます。
水位 -SS 相関グラフ
2.5
通常の降雨時濁水は、左図のように降雨により水位が、
上昇始めると SS分が上昇始め、あるとこで急上昇し、
比較的短時間でまた低濃度に戻ります。
500
水位
450
2.0
400
水位 (m)
300
SS
250
1.0
SS (mg/l)
350
1.5
200
150
0.5
100
50
0.0
0
16:00
18:00
20:00
22:00
0:00
2:00
4:00
6:00
8:00
このような状況の場合に採水するためには、
降雨を確認後に
採水に行っても、初期のSSの上昇状態は確認できません.
しかもその場で単発採水をおこなっても採水時の水がSSの
上昇途中であるか、ピークであるか、下降中であるかは、
判断できません.
そのためSSの総量の判断は難しくなります.
ISCO サ ン プ ラ ー シ ス テ ム に よ り 濁 水 の 採 水 が ピ ー ク を 逃 さ ず 確 実 に 行 え ま す 。
採 水 例 )降雨後、1時間ごとに1リットルずつ採水をおこないます.
6 本目(6時間目)よりサンプルの濁度が増加して、15本目(15 時間後)より濁度が減少してい
るのがわかります。
↑
↑
6 時間目
15 時間目
降雨時採水調査システム使用例
・降雨による農場からの用水路への土壌・農薬・肥料の流失の調査
・酸性雨の実際の河川への影響調査
・降雨によるダムへの土砂の流入量の調査
・降雨による裸地からの土砂の流失調査
・市街・工場からの降雨初期の流失汚濁水の調査
・降雨時の林床内の河川の水質変化の調査
ISCO サンプラー濁水採水システム例
今まで難しかった降雨時の濁水採水が簡単に出来ます。
濁度上昇時からピークまで水質変化時のサンプルを確実に採水します。
採水開始を携帯電話で担当者に発信
して知らせることができます。
濁度センサーのデータで採水開始
通常は濁度センサーで濁度を常時モニタリングし、
設定濁度を超える濁度 , もしくは設定上昇率以上で
の濁度データの変化により採水を開始します。
通常データと濁水流下時のサンプルが得られます。
水質測定項目
DO, 電気伝導度 ,pH,ORP, アンモニア ,
硝酸 , 濁度 , クロロフィル , 他
水位・流量のデータで採水開始
水位・流量を常時モニタリングしていて設定水位
を超えるか、設定変化率以上の増水を感知したら
採水を開始します。
河川などで最適なシステムです。
設置の簡単なバブル式水位モジュールや、断面流
速モジュールがあります。断面流速モジュールは
水位と流速を測定します。
雨量計のデータで採水開始
常時、降雨をモニタリングしていて
設定以上の降雨の時に採水を開始し
ます。
降雨と水位上昇が直結しないダムで
の採水や、降雨域とサンプリング
ポイントの近い、森林からの流出水
の採水に最適です。
担当者の指示で採水開始
サンプラーに接続したデジタル携帯電話
システムに担当者が PC もしくは PDA 経由で
指示を出すことにより採水を開始します。
センサーの測定項目により一概に
採水を開始できない場合に天気図の
状況や水位の状況から担当者が
採水判断をして採水指示します
各測定データはデジタル携帯電話
回線経由で回収するとこが出来ます。
実際の現場のアプリケーションにより上記より最適なオプションを選択できます。
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