受変電所測定提案書(PDF) - 関東特機

受変電所測定提案書
関東特機オリジナル測定システム
受変電設備全般
高調波対策全般
射出成型機全般
高輝度HIDランプ
空調・断熱対策
環境改善
省エネルギー
省スペース
関東特機株式会社
エンジニアリング事業部
いろんな省エネ対策をされてきたと思いますが
こんな方法もあることをご存知でしょうか?
☆ 変圧器・高圧コンデンサのカタログ値とかけはなれた損失の証明
☆ SEMENSの低損失ガスコンデンサを使って損失低減と高調波抑制
☆ 油圧ポンプ式射出成型機を省エネコントローラ(PAT・PEND)
+インバータでポンプ電力使用量を低減
どんな提案も実測定データを基にご報告いたします。
結果は事後測定をもって検証いたします。
どんな測定をするの?
①主変電所(受電点)測定
②主変圧器(一次・二次同時)測定
③サブ変電所・各変圧器測定
④高圧コンデンサ測定
一週間
〃
瞬時
30分∼1時間
上記測定によりお客様の電力状況が明らかになります
①有効電力・無効電力・皮相電力・力率(一次・二次)
②実際の変圧器効率
③実際のコンデンサの損失
④高調波レベルと流・入出
3
受変電設備は、電気の入り口
理論値のみで語られてきた設備
経済産業省では、京都議定書(cop3)批准の立場から、地球温暖化防止の為のCO2削減が大きな問
題となっており、エネルギー指定管理工場にはCO2削減を義務付け、各該当工場から、現状の対策
状況を聞き取り調査しております。
これまで各業界団体の自主目標を基準に対策しておりましたが、今後は各工場での基準設定が必
要となります。
これまで、省エネ( CO2削減)については、種々の対策が施されていますが、個々の対策と全体の対
策では、費用対効果の面から遅れている状況にあります。
弊社では、特に受変電設備に着目し、理論値と実測値に大きな差があることを実証し、その改善提
案を行っております。
現在多くの第1種指定の工場から、測定と提案依頼がありますが、この事が今日まで着手していなか
った部分の証査であると思われます。
④課金点での電力使用量
電力会社から供給をうける電力量は
②③の合計となります。(理論値)
実測値
理論値
有効電力:
有効電力:252.35kw
253.1kw
有効電力:253.1kw
無効電力: 9.7kvar
力率Cosθ=1.00
電力会社
④課金点での電力使用量
②③の合計(実測値)
有効電力:279.63kw
252.35kw
有効電力:279.63kw
無効電力:28.4kvar
力率Cosθ=0.995
PCT
課金点
積算電力量計
DS
②変圧器損失(理論値)
変圧器損失4.3kw
①の使容量が下記となります。
有効電力:253.1kw
無効電力:209.7kvar
力率Cosθ=0.77
VCB
無効電力:228.4kvar
力率Cosθ=0.77
変圧器効率
無効電力
有効電力
LBS (理論値)
VCB 効率98.3%
鉄損 2.3Kw
銅損 2.0kw
変圧器
6600/210
3φ750KVA
課金点
積算電力量計
PCT
③コンデンサ損失(実測値)
コンデンサ容量200KVA
有効電力:4Kw
無効電力:200Kvar
力率Cosθ=0.02
DS
VCB ①の使用量が下記となりま
す。
LBS
VCS
進み無効電力
直列リアクト
ル
L:6%
変圧器効率(実測値)
効率90.26%
鉄損2.415kw (理論値×1.23)
銅損24.419kw
高圧コンデンサ
SC200KVA
①-1 ①+③の合計
電力使用状況
LBS
VCB
③コンデンサ損失(実測値)
変圧器
6600/210
3φ750KVA
電力使用状況
有効電力:249.0kw
無効電力: 6.2kvar
力率Cosθ=1.00
高調波電流
M
有効電力:248.8kw
無効電力:206.2kvar
力率Cosθ=0.77
低圧コンデンサ
容量200KVA
有効電力:0.2Kw
無効電力:200Kvar
力率Cosθ=0.001
MCCB
①生産設備
MC-S
電力使用状況
有効電力:248.8kw
無効電力:206.2kvar
力率Cosθ=0.77
L:6%
M
M
生産設備
生産設備
変圧器効率
(実測値)
効率98.6%
鉄損2.3Kw
銅損1.24kw
①生産設備
高調波電流
M
②変圧器損失(実測値)
損失3.54kw
有効電力:252.54Kw
無効電力:6.29Kvar
力率Cosθ=1.00
高圧コンデンサ損失
有効電力
変圧器データ
3φ3w750KVA
(カタログ値)
変圧器効率97.94%
鉄損2.3kw 銅損9.9kw
有効電力:252.54kw
252.35kw
有効電力:252.35kw
無効電力:6.29kvar
力率Cosθ=1.00
無効電力
無効電力
電力会社から供給をうける電力
量は②③の合計となります。
電力会社
有効電力
有効電力
M
③コンデンサ損失(理論値)
受電点力率改善の為
高圧コンデンサ設備が
必要となります。
コンデンサ容量200KVA
有効電力:0Kw 無効電力:200Kvar 力率Cosθ=0.0005
高調波電流
②変圧器損失(実測値)
変圧器損失26.834kw
有効電力:275.63kw
④課金点での電力使用量
低圧コンデンサ実測値
M
2×DCC
低圧コンデンサ設備
改善前
改善後
低圧コンデンサ
による高調波
吸収効果により
波形の歪みも
減少
コンデンサ設備にも
歪んだ波形が流
れ込みます。
温度上昇
異常音
直列リアクトル
6%
低圧コンデンサにより
無駄な無効電力が
減少し変圧器利用
率が下がります。
過負荷
損失増大
変圧器にも歪ん
だ波形が流れ込
みます。
油漏れ
温度上昇
膨らみ
青:電圧波形
赤:電流波形
生産設備が要求
する波形です。
高圧コンデンサシステム
変圧器には
無駄な
無効電力が
流れ込み
損失を増やし
ます。
生産設備
変圧器750KVA
高調波電流
モータ
変圧器750KVA
損失増大
油漏れ
青:電圧波形
赤:電流波形
生産設備が要求
する波形です。
生産設備
直列リアクトル
6%
リアクトル設備
高調波耐量が大き
い為損失も少ない
低圧コンデンサシステム
が積極的に高調波
電流を吸収
異常音
過負荷
モータ
温度上昇
高調波対策
専用のコンデンサ
自己修復機能
自己遮断機能付
低圧コンデンサシステム
トランスの損失・・・理論値では1∼2%
実測値では5∼10%
高圧コンデンサの損失・・・理論値では0.1%前後
実測値では2∼4%
理論値の損失は、カタログデータとして各メーカーから出されておりますが、実際の損失は測定・調
査をされていません。
これは、測定に技術を要すると言う事に原因があると考えられます。更に理論的に小さな数値である
為、あえて測定をしてまで、各工場単位での対応は考えてこなかったからに他なりません。
弊社では、多くの測定実績から、損失の原因を究明し、その対策を提案しております。
系統より
改 善 前
高圧コンデンサ
過剰設備
トランス過剰設備
効率
92∼
95%
損失
2∼4%
系統より
損失
0.1∼
0.2%
進み無効電力
効率
95∼
98%
遅れ無効電力
有効電力
改 善 後
N社 屋内受電所受電点 改善前の電圧・電流波形 屋内受電所 高調波測定 電圧・電流波形 【事前測定】
10000
220
電圧1【事前2/15 14:21】
電圧1【事前2/16 5:51】
8000
176
電圧1【事前2/17 15:51】
電圧1【事前2/19 3:51】
6000
132
電圧1【事前2/19 10:51】
電流1【事前2/15 14:21】
4000
88
電流1【事前2/16 5:51】
電流1【事前2/17 15:51】
電流1【事前2/19 3:51】
0
253
247
241
235
229
223
217
211
205
199
193
187
181
175
169
163
157
151
145
139
133
127
121
115
109
103
97
91
85
79
73
67
61
55
49
43
37
31
25
19
7
13
0
-2000
-44
-4000
-88
-6000
-132
-8000
-176
-10000
-220
時間
電流【A】
44
電流1【事前2/19 10:51】
1
電圧【V】
2000
N社 屋内受電所受電点 改善後の電圧・電流波形 屋内受電所 高調波測定 電圧・電流波形 【事後測定】
10000
220
電圧1【事後3/12 3:42】
8000
176
電圧1【事後3/13 9:42】
6000
132
電圧1【事後3/14 14:42】
電流1【事後3/12 3:42】
4000
88
電流1【事後3/13 9:42】
0
253
247
241
235
229
223
217
211
205
199
193
187
181
175
169
163
157
151
145
139
133
127
121
115
109
97
103
91
85
79
73
67
61
55
49
43
37
31
25
19
7
13
0
-2000
-44
-4000
-88
-6000
-132
-8000
-176
-10000
-220
時間
電流 【A】
44
電流1【事後3/14 14:42】
1
電圧 【V】
2000
最近の高圧進相コンデンサ設置状況と問題点 1.直列リアクトルが設置されていない
高調波全ての次数で拡大
2.直列リアクトル6%が設置されている
3.直列リアクトル13%が設置されている
高調波の吸収率は悪い
高調波の吸収をしない設計
JIS規格ではリアクトル設置を義務付け
第3次に対して拡大要因
寸法大 ・ 高価になる
東京23区では、13%を推奨
焼損事故が多い
但し低圧側に設置する場合は6%が最適
被害状況
高圧リアクトル No,1
高圧コンデンサ No,2
140
140
120
120
障害発生件数
障害発生件数
障害機器台数
障害機器台数
107
107
100
100
100
100
8080
6060
4040
2020
00
102
9797102
130
130
111
111
産業機器
1%
家電汎用品
6%
その他
4%
コンデンサ
30%
53535555
23232727
31
2525 31
88年
88年
89年
89年
リアクトル
59%
90年
90年
91年
91年
92年
92年
93年
93年
被害割合
受電点力率を100%に保つのは常識です。
これまでは、高圧側(6600/3300V)での力
率改善が主流でした。
しかし、低圧側での力率改善はこれから
の主流です。
力率割引は、低圧側で改善しても高圧側で改善しても同様の割引を適応さ
れます。しかし低圧側での力率改善はその他の大きなメリットがあります。
次頁以降、低圧側での改善のメリットをご紹介します。
高調波を改善すれば、省エネ効果バツグン!
現在の工場では、インバーター・整流器・直流モーター等の高調波発生機器が
多く設備されています。
その為、電圧・電流を歪ませ、高調波障害として大きな影響を及ぼしています。
電力会社では、早くから「高調波ガイドライン」を設け、受変電設備の新設増設時
には、ガイドラインを超える設備では対策を要求し、この数値を満足しない場合
は送電が認められません。この為、高調波の発生状況を正確に把握し対策を検
討する必要があります。
更に、高調波対策は大きな省エネ効果をもたらしますので、電力損失の軽減に
大いに貢献する事となります。
高調波で汚染されて行く電気
発電所 配電変電所 一次変電所 汚染される
電気
工場 ビル 商店 住宅 高調波成分
2∼50次までの3KHzが高調波
1
(関東)
基本波 50Hz
2
1
3
50*3= 第3次高調波 第5次高調波 150Hz
1
3
2
4
50*5= 5
250Hz
50*7= 第7次高調波 1
2
3
4
5
6
7
350Hz
電圧歪み
基本波電圧 E
歪み電流 I
影響を受けて 歪んだ電圧波形 影響 突入電流により押しつぶされる 電流歪み
基本波電流 I1 第5次高調波電流 I5 合成され歪んだ 電流波形
合成 高調波対策の種類
11 リアクトルの設置(ACL、DCL)
リアクトルの設置(ACL、DCL)
22 力率改善用コンデンサの設備
力率改善用コンデンサの設備
33 変圧器の多相化運転
変圧器の多相化運転
44 受動フィルタ(LCフィルタ)
受動フィルタ(LCフィルタ)
55 能動フィルタ(アクティブフィルタ)
能動フィルタ(アクティブフィルタ)
高調波の影響を受けると
被害
1.
コンデンサ・リアクトルの過熱・破壊
2.
自家用発電機の巻線過熱
3.
保護継電器の誤動作
4.
電動機の出力低下
5.
電話回線への雑音妨害
6.
データ・通信処理装置等の誤動作
7.
誘導雑音によるラジオ・テレビの視聴難
高調波を発生する機器
工場 „ 直流モータ電源装置 „ 電気炉
„ インバータ機器
„ 化学用整流器
ビル „ 無停電 電源装置 „ コンピューター
„ 蛍光灯
„ エレベータ
„ 空調機
家庭 „ エアコン
„ パソコン
„ テレビ
„ 洗濯機
„ 冷蔵庫
その他 „ 直流電鉄用整流器 „ スキーリフト
„ ロープウェー
一番、効率的な高調波改善は
„ 変圧器の二次側で力率改善を行う
„ 変圧器の二次側で力率改善を行う
„ リアクトルは6%装備とする
„ リアクトルは6%装備とする
„ 常に負荷変動と連動できる制御とする
„ 常に負荷変動と連動できる制御とする
„ 常に95∼100%の力率を維持する
„ 常に95∼100%の力率を維持する
„ 進み力率にしない
„ 進み力率にしない
„ コンデンサ及び、リアクトルは乾式とする
„ コンデンサ及び、リアクトルは乾式とする
„ 高調波による過負荷対策が、されているもの
„ 高調波による過負荷対策が、されているもの
契約電力1KW当りの上限値
受電 電圧
5次
7次
11次
13次
17次
19次
23次
25次
6 KV
3.5
2.5
1.6
1.3
1.0
0.9
0.76
0.7
22 KV
1.8
1.3
0.82
0.69
0.53
0.47
0.39
0.36
例えば
高調波発生量
受電 電圧
6 KV
契約電力
2,000 KW
判定
ガイドライン上限値
2,000 KW * 3.5 = 7,000 mA
5次
12,000 mA
7次
8,000 mA
2,000 KW * 2.5 =
5,000 mA
11次
1,500 mA
2,000 KW * 1.6 =
3,200 mA
1.コージェネレーションシステム
2.照明 (例;150Wで400W水銀灯と同等の照度)
3.コンプレッサ
4.空調機
5.電力監視システム (指定工場必須)
6.デマンドコントローラー
7.断熱材・保温材(空調稼働率の低減)
8.低圧避雷機 (誘導雷+直撃雷の保護)
測定調査の中から、設備更新の必要性や、早急なる対策が必要な点がありましたらご提案申し上げ
ます。
又、工場全体の提案の中から、優先順位を考えて、個々の提案を申し上げます。(上記参照)
油圧ポンプをインバーター制御することにより
◇ 使用電力量を約30%削減する。
◇電気料金換算値よりも原価コスト削減(原単位削減)に大きく寄与する。
エネルギー原単位 = 生産量もしくは生産した製品の金額 /エネルギー使用量(製造品目で、
極端に変化する場合、品目ごとに算出する必要がある。)参考HP(財)省エネルギーセンター http://www.eccj.or.jp/faq/koujou/koujou4.html
油圧ポンプにより駆動される射出成型機では、いつもフルパワーを必要としていない。必要に
応じて、油圧ポンプの回転速度を制御することで電力量の削減がはかれる。
今件で提示する、電流制御法は、
①射出成型機の行程において、必要とされるオイル量(使用電力)がそれぞれある。
(オイル量は、ポンプの回転数に比例する。)
②最適なオイル量を供給することにより省エネルギーを 図る制御方式である。
商用運転時のオイルの流れ
インバータ運転時のオイルの流れ
各動作のアクチェータ
各動作のアクチェータ
戻りオイル
戻りオイル
流量調整弁
流量調整弁
圧力調整弁
100%
圧力調整弁
商用電源
100%
余剰オイル
余剰オイル
商用電源
インバータ
M
P
モータ
ポンプ
オイルパン
モータは商用電源で常に一定速で
運転しています。
コント
ローラ
M
P
モータ
ポンプ
負荷に応じてインバータが周波数を制御するので無駄
のない運転ができ、省エネになります。
電
力
電
力
時 間 (インバータなし)
オイルパン
時 間 (インバータあり)