2006 年 5 月作成 日本標準商品分類番号:873999 医薬品インタビューフォーム 蛋白分解酵素阻害剤 急性循環不全改善 生物由来製品 処方せん医薬品 剤 規 一 形 格 ・ 般 含 量 名 開発・製造・輸入・ 発 売 ・販売会社名 注射剤 トラジロール 5万単位 和 洋 1管5mL 中 50,000 単位 名:アプロチニン液 名:aprotinin solution 製造販売元:三菱ウェルファーマ株式会社 販 売 元:バイエル薬品株式会社 担 当 者の連絡先 ・ 電 話 番 号 薬 価 基 準 収 載 ・ 発 売 年 月 日 薬価基準収載年月日 :1975年1月1日 発 売 年 月 日:1975年1月23日 整理番号 自由にご利用下さい。 目 次 Ⅰ.概要に関する項目 1.開発の経緯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.製品の特徴及び有用性,類似薬との比較 ・・ 1 3.主な外国での発売状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 Ⅱ.名称に関する項目 1.商 品 名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 和 名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 洋 名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 名称の由来 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.一 般 名 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 和名 (命名法) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 洋名 (命名法) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.構造式又は示性式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4.分子式及び分子量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.化学名,命名法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.慣用名,別名,略号,記号番号 ・・・・・・・・・ 7.CAS 登録番号 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 Ⅲ.原薬の性状に関する項目 1.原薬の規制区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.起 源 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.物理化学的性質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 外観・性状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2) 溶 解 性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 吸 湿 性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4) 融点(分解点) ,沸点,凝固点 ・・・・・・ (5) 酸塩基解離定数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (6) 分配係数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (7) その他の主な示性値 ・・・・・・・・・・・・・・・ 4.原薬の安定性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5.原薬の確認試験法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.原薬の純度試験法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7.構造上関連のある化合物又は化合物群 ・・・・ 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 (2) 保存剤,賦形剤,安定剤,溶媒, 緩衝剤,溶解補助財,基剤等 ・・・・・・・・ 4 (3) 添付溶解液の組成及び容量 ・・・・・・・・・・ 4 4.注射液の調製法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 5.製剤の安定性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 6.溶解後の安定性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 7.他剤との配合変化(物理化学的変化) ・・・・ 5 8.電解質の濃度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 9.混入する可能性のある夾雑物 ・・・・・・・・・・・・ 5 10.生物学的試験法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 11.製剤中の原薬確認試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 12.製剤中の原薬定量法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 13.力 価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 14.容器の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 15.そ の 他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 Ⅴ.治療に関する項目 1.効能・効果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 2.用法・用量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (1) 用 量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (2) 用 法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (3) 最大使用投与量,投与期間 ・・・・・・・・・・ 6 (4) 小児用量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (5) 高齢者用量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (6) 臓器障害時の投与量 ・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (7) 透析時の補正投与量 ・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (8) 特殊患者群に対する注意 ・・・・・・・・・・・・ 6 (9) 特別な投与法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 3.臨床適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (1) 臨床効果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 (2) 従来使用されている薬物との比較臨床 試験データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 4.その他の薬理作用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 5.治療的特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 Ⅵ.使用上の注意に関する項目 Ⅳ. 製剤に関する項目 1.剤 形 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 剤形の区別,規格及び性状 ・・・・・・・・・ (2) 製剤の物性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3) 注射剤の容器中の特殊な気体の 有無及び種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.製剤上の特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3.製剤の組成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 原薬(活性成分)の含量 ・・・・・・・・・・・ 4 4 4 4 4 4 4 1.警告とその理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 2.禁忌とその理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 3.慎重投与とその理由 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 4.重要な基本的注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 5.相互作用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (1) 併用療法時の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 (2) 食物,嗜好品等による影響 ・・・・・・・・・・ 9 6.副 作 用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 (1) 項目別副作用出現率及 び臨床検査値異常 ・10 (2) 副作用発生原因及び処置方法 ・・・・・・・・10 (3) 日本で見られていない外国での 副作用報告及びその出典 ・・・・・・・・・・・11 7.高齢者への投与に関する注意 ・・・・・・・・・・・11 8.妊婦,産婦,授乳婦等への投与に関する 注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 9.新生児,未熟児,乳児,小児への使用に 関する注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 10.過量投与時 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 11.適用上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 12.その他の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 13.薬剤交付時の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・12 14.薬物アレルギーに対する注意及び試験法 ・・・12 15.臨床検査値への影響 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 Ⅶ.薬効薬理に関する項目 1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群 ・・13 2.薬理作用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (1) 作用部位・作用機序 ・・・・・・・・・・・・・・・13 (3) 効力を裏付ける試験成績 ・・・・・・・・・・・13 3.薬理学的特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 Ⅷ.体内薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移,測定法 ・・・・・・・・・・・・・・・14 (1) 治療上有効な血中濃度 ・・・・・・・・・・・・・14 (2) 最高血中濃度到達時間 ・・・・・・・・・・・・・14 (3) 通常用量での血中濃度 ・・・・・・・・・・・・・14 (4) 中毒症状を発現する血中濃度 ・・・・・・・14 2.薬物速度論的パラメータ ・・・・・・・・・・・・・・・15 (1) 吸収速度定数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (2) 消失速度定数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (3) 分布容積 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (4) 血漿蛋白結合率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (5) クリアランス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (6) バイオアベイラビリティ ・・・・・・・・・・・15 3.作用発現時間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 4.作用持続時間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 5.吸 収 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 6.分 布 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (1) 血液−脳関門通過性 ・・・・・・・・・・・・・・・15 (2) 血液−胎盤関門通過性 ・・・・・・・・・・・・・15 (3) 母乳中への移行性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (4) 髄液への移行性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (5) その他の組織への移行性 ・・・・・・・・・・・15 7.代 謝 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (1) 代謝部位及び代謝経路 ・・・・・・・・・・・・・16 (2) 初回通過効果の有無及びその割合 ・・・・16 (3) 代謝物の活性の有無 ・・・・・・・・・・・・・・・16 (4) 活性代謝物の速度論的パラメータ ・・・・16 8.排 泄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (1) 排泄部位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (2) 排 泄 率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (3) 排泄速度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 9.透析等による除去率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (1) 腹膜透析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (2) 血液透析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 (3) 直接血液灌流 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 Ⅸ.非臨床試験に関する項目 1.一般薬理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 2.毒 性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (1) 急性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (2) 亜急性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (3) 慢性毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (4) 生殖試験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 (5) その他の特殊毒性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・18 3.動物での体内動態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (1) 吸 収 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (2) 分 布 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (3) 代 謝 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (4) 排 泄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (5) そ の 他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 Ⅹ.取扱い上の注意,包装,承認等に関する項目 1.有効期間・使用期限 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 2.貯法・保存条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 3.薬剤取扱い上の注意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・19 4.包 装 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 5.同一成分,同効薬 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 6.製造・輸入承認年月日,承認番号 ・・・・・・・・19 7.薬価基準収載年月日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 8.再審査期間の年数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 9.長期投与の可否 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 10.厚生労働省薬価基準収載の医薬品コード ・・19 ⅩⅠ.文 献 1.引用文献 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 2.文献請求先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ⅩⅡ.末 尾 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 Ⅰ.概要に関する項目 1.開発の経緯 アプロチニン は,1936 年,Kunitz と Northrop によりウシの膵 臓からトリプシン阻害物質 として単離され,1953 年,Frey が3 例の膵炎患者に用いたことに始まる. ドイツでは,1959 年,Trasylol として承認され,日本でも 1967 年1月 23 日にトラジロールが,1974 年3月 15 日にはトラジロー ル5万単位が,急性膵炎等に対して輸入承認され,1979 年4月 10 日にはトラジロール 5万単位が急性循環不全に対し承認され た.なお,トラジロールは 1990 年5月に発売を中止した.トラ ジロール5万単位は 1991 年9月 11 日に再評価結果 が公示され, 急性膵炎等及び急性循環不全の一部の効能は削除された. 2.製品の特徴及び有用性 , 類似薬 との比較 セリンプロテアーゼインヒビターとして,特に血漿カリクレイ ンおよび組織カリクレイン,プラスミン,トリプシン(α 2 マク ログロブリンと結合したトリプシン活性を含む)等を阻害する. 比較試験を含めて,総計 67 例について 実施された臨床試験 にお いて,外傷性ショック で 94.4%,細菌性ショックで 57.1%の有 効率が認められている . 類似薬には,ミラクリッド (持田)がある . 3.主な外国での発売状況 主な外国での発売状況 (商品名 )は次の通りである. ド イ ツ (Trasylol) イ ギ リ ス (Trasylol) イ タ リ ア (Trasylol) オーストリア(Trasylol) ア メ リ カ (Trasylol)など ―1― Ⅱ.名称に関する項目 1.商 品 名 (1) 和 名 トラジロール®5万単位 (2) 洋 名 Trasylol ® (3) 名称の由来 特別な由来なし 2.一 般 名 (1) 和 名(命名法) アプロチニン液(JAN) (2) 洋 名(命名法) aprotinin solution(JAN) aprotinin(INN) 3.構造式又は示性式 16 種のアミノ酸 58 個が鎖状に結合した塩基性ポリペプチド 1) 4.分子式及び分子量 分子量 5.化学名 ,命名法 該当せず 6.慣用名 ,別名,略号, 別 6,512 名 BPTI=basic pancreatic trypsin inhibitor 記号番号 =塩基性膵トリプシンインヒビター 治験番号 7.CAS 登録番号 Bayer a 128 9087−70−1 (9004−04−0) ―2― Ⅲ.原薬の性状に関する項目 1.原薬の規制区分 生物由来製品 2.起 ウシの肺 源 3.物理化学的性質 (1) 外観・性状 無色澄明な液 (2) 溶 解 性 該当せず (3) 吸 湿 性 該当せず (4) 融点 (分解点)沸点, 該当せず 凝固点 (5) 酸塩基解離定数 該当せず (6) 分配係数 該当せず (7) その他の主な示性値 該当資料なし 4.原薬の安定性 該当資料なし 5.原薬の確認試験法 「日本薬局方外医薬品規格」によるアプロチニン 液の確認試験 法. 酢酸セルロース膜電気泳動法,呈色反応による . 6.原薬の純度試験法 「日本薬局方外医薬品規格」によるアプロチニン 液の定量法 . 水酸化ナトリウム液による 滴定で,その消費量 ,反応時間 より, 計算式にて求める. 7.構造上関連のある 化合物 又は化合物群 PSTI=pancreatic secretory trypsin inhibitor2) =膵分泌性トリプシンインヒビター ―3― Ⅳ.製剤に関する項目 1. 剤 形 (1) 剤形の区別,規格及 び性状 区別 溶液 規格 本品は定量するとき,表示された単位の 85∼115 %に対 応するアプロチニンを含む. 直接の容器の種類はアンプルである. 性状 (2) 製剤の物性 pH 無色澄明 5.0∼7.0 浸透圧比 生理食塩液 に対する比として 0.9∼1.1 安定な pH 域 pH1までの酸性領域には安定だが pH 12.8 以上 のアルカリ 性領域では不安定である. (3) 注射剤の容器中の なし 特殊な気体の有無 及び種類 2.製剤上 の特徴 特になし 3.製剤の組成 (1) 原薬(活性成分 )の 1管5mL 中,アプロチニン 50,000 単位を含む. 含量 (2) 保存剤,賦形剤 ,安 定剤,溶媒,緩衝剤, 1管5mL 中, 添加物 として塩化ナトリウム 45mg, 水酸化ナ トリウム適量, 塩酸適量を含有する. 溶解補助剤,基剤等 (3) 添付溶解液の組成及 該当せず び容量 4.注射液 の調製法 該当せず 5.製剤の安定性 本品について ,20,37,50℃および室温保存 ,ならびに蛍光灯 およびキセノンテスターによる露光試験において,含量低下 , pH 等の変化を来さなかった. 6.溶解後 の安定性 該当せず ―4― 7.他剤との配合変化 (物理化 学的変化) トラジロール 製剤と2剤配合 の結果,ケフリン,ケフロジン, セファランチン注射液,ネオフィリン 注,ビブラマイシン 静注 液,フェジン,ブルタール,水溶性プレドニン ,静注用 プレマ リン,ベノプラント注射液,ラシックス 注で配合変化を起こし たとの報告がある.(他剤との配合については ,Ⅵ.使用上の注 意に関する項目の 11.適用上の注意参照) 8.電解質 の濃度 該当せず 9.混入する可能性のある 夾雑 該当資料なし 物 10. 生物学的試験法 該当せず 11. 製剤中 の原薬確認試験 「日本薬局方外医薬品規格 」による . 酢酸セルロース膜電気泳動法,呈色反応による . 12.製剤中 の原薬定量法 「日本薬局方外医薬品規格 」による . 水酸化ナトリウム液による 滴定で,その消費量 ,反応時間 より, 計算式にて求める. 13.力 価 該当せず (参考) 1単位(カリジノゲナーゼ不活性化物質単位)とは,pH8, 室温,2時間でカ リ ジ ノ ゲ ナ ー ゼ 2単位 の効力を半減 させる 量と定義する. 1単位は,1KIU または1KIE とも表し,それぞれ KIU:Kallidinogenase Inactivator Unit (英 KIE:Kallidinogenase Inaktivator Einheiten (ドイツ語) の頭文字に由来するもので ,意味は同じである . 1単位は 0.14μg である. 14.容器の材質 無色透明のガラス 15.そ の 他 ―5― 語) Ⅴ.治療に関する項目 1.効能・効果 急性循環不全(外傷性 ショック ,細菌性ショック) 2.用法・用量 (1) 用量 (2) 用法 通常 成人では 25 万∼50 万単位を1分間あたり 5,000∼10,000 単位の速度で点滴静脈内注射 する.症状及び血圧,脈圧,脈拍 数,尿量により適宜増減し,必要に応じて追加投与する.なお, 1日量は 100 万単位までとする . (3) 最大使用投与量 , 投与期間 (4) 小児用量 添付文書に該当する記載なし (5) 高齢者用量 一般に高齢者 では生理機能が低下しているので減量するなど 注 意すること . (6) 臓器障害時の投与量 添付文書に該当する記載なし (7) 透析時の補正投与量 該当資料なし (8) 特殊患者群に対する 添付文書に該当する記載なし 注意 (9) 特別な投与法 3.臨床適用 (1) 臨床効果 比較試験を含めて,総計 67 例について 実施された 臨床試験の概 要は次のとおりである 3,4 ). 急性循環不全(外傷性 ショック ,細菌性ショック) 効能・効果 有効率 外傷性ショック 94.4%(17/18) 細菌性ショック 57.1%(28/49) なお,多施設間比較試験により 有用性が認められている. (2) 従来使用されている 該当資料なし 薬物との比較臨床試 験データ ―6― 4.その他の薬理作用 5.治療的特徴 特になし ―7― Ⅵ.使用上の注意に関する項目 1.警告とその理由 2.禁忌とその理由 添付文書に該当する記載なし * 禁忌(次の患者には投与しないこと) 1)本剤の成分に対し過敏症 の既往歴のある 患者 * 原則禁忌とその 理由 2) トロンビンを投与中の患者[「相互作用 」の項参照 ] 原則禁忌(次の患者には投与しないことを 原則とするが,やむ を得ず投与する場合には観察を十分に行い慎重に投 与すること.) 3.慎重投 与とその理由 ** 1) 薬物過敏症又はその既往歴 のある患者 2) 過敏性素因患者 慎重投与(次の患者には慎重に投与すること) ** 過去にアプロチニン製剤の投与を受けた患者[アナフィラキ シー様反応が発現することがある .特に6ヶ月以内に再投与 された場合に,その発現頻度が高くなるとの 報告がある5 ) .] 重要な基本的注意 4.重要な基本的注意 1) 一般的なショック療法を行って,改善がみられない場合, 本剤を用いること.本剤の投与は補助的なものであり,輸 液療法,酸素吸入,外科的処置,抗菌剤等に代わるもの で はない. 2) 5.相互作用 (1) 併用療法時の注意 * ショック症状が改善すれば ,投与を中止すること. 1)併用禁忌(併用しないこと ) 薬剤名等 トロンビン トロンビン− ヨシトミ等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 血栓形成傾向があら われるおそれがある. 本 剤は 抗 線 溶 作 用 を有するため , ト ロ ン ビ ンと の併用 により 血栓形成傾 向が増大する. ** * ―8― 2006 年 5 月改訂 2004 年 4 月改訂 2)併用注意(併用に注意すること) 薬剤名等 臨床症状・措置方法 筋弛緩剤 塩化スキサメ トニウム等 血栓溶解剤 ウロキナーゼ等 (2) 食物,嗜好品等による 機序・危険因子 筋弛緩剤の作用を増強す ることが報告されている. 患者の状態を注意深く観 察し,呼吸抑制や血圧低下 等が認められた場合,本剤 又は筋弛緩剤 を減量若 し くは中止するなど適切な 処置を行う. 血栓溶解剤の作用を減弱 することが予想される. 患者の状態を注意深く観 察し,血栓溶解作用の減弱 が認められた場合,本剤を 減量若しくは 中止するな ど適切な処置を行う. 機序は完全には 解明されていな いが,コリンエ ステラーゼ活性 を阻害するため と考えられてい る. プラスミン活性 等を阻害するた めと考えられて いる. 添付文書に該当する記載なし 影響 副作用 6.副 作 用 本 剤 は使 用 成 績 調 査 等 の副 作 用 発 現 頻 度が 明確 と な る調 査 を 実 施 し て い な い た め,発 現 頻 度に つ い て文 献 ,自 発 報 告 等を参考に集計した.(再評価終了時 ) ** 1)重大な副作用 ** ショック,アナフィラキシー様症状(0.1%未満):本剤の初 回投与時又は再投与時 に,シ ョ ッ ク,ア ナ フ ィ ラ キ シ ー 様 症 状 を起 こ す こ と が あ る の で,観察 を十 分に 行い ,発 赤 , 蕁 麻 疹, 呼 吸 困 難 ,喘 鳴, 胸 内 苦 悶 ,血 圧低 下 ,脈 拍 微 弱 , チ ア ノ ー ゼ 等 の異 常 が認 め ら れ た場 合 には ,投与を 中止し,適切な処置を行うこと . 2)その他の副作用 以下 の よ う な 副 作 用が あ ら わ れ た場 合に は, 症状 に応じ 適 切 な処 置を 行う こ と .太 字の 副 作 用に つ い て は 投与 を 中止すること. 過敏症 0.1%未満 蕁麻疹,そう痒,発疹,発赤,顔面潮紅,発熱等 血 管 血管痛注 ),血栓性静脈炎注 ) 肝 臓 肝機能障害 注)反復投与による ** ―9― 2006 年 5 月改訂 (1) 項目別副作用出現率 及び臨床検査値異常 <急性循環不全> 1)副作用件数[頻度報告 +文献報告※ +自発報告(1991 年再評価終了時)] 副作用の種類 件数 一 般 全 身 障 害 ショック 発 熱 消 化 管 障 害 悪 心 肝 臓・胆管系障 害 GOT・GPT 上昇※ 血小板・出血凝血障害 血小板減少※ 4 1 1 2 1 2)頻度報告 時 対 期 象 調 査 施 設 数 調 査 症 例 数 副作用発現症例数 副 作 用 発 現 件 数 副作用発現症例数(%) 承認時迄の 調査 59 335 1 1 0.30 副 作 用 の 種 類 一 般 全 身 障 シ ョ ッ 消 化 管 障 悪 (2) 副作用発生原因及び 処置方法 害 ク 害 心 承認時以降の調査 (1982 年4月 10 日迄) 計 369 2,209 1 1 0.05 428 2,544 2 2 0.08 副作用発現件数(%) 計 0 1(0.05) 1(0.04) 1(0.30) 0 1(0.04) 原因:ウシ臓器からの 抽出物質 であるため . 処置:ショック が発生した場合には,通常のショックの治療法 に従って処置をする. ― 10 ― (3) 日本で見られていな Ⅵ.使用上の注意に関する項目の 12.その他の注意を参照 ** い外国での副作用報 [出典:CCDS(Company Core Data Sheet:企業中核データ 告及びその 出典 シート)] 7.高齢者 への使用に関する注 意 高 齢 者へ の投 与 高 齢 者 で は 減 量す る な ど 患者 の 状 態 を観 察 し な が ら 慎 重 に 投 与 す る こ と .[ 高 齢 者 で は 一 般 に 生 理 機 能 が 低 下 し て い る.] 8.妊娠又 は妊婦への投与に関 する注意 妊婦,産婦,授乳婦等 への投与 妊 婦 又 は 妊 娠 し て い る 可 能 性 の あ る 婦人 に は , 治 療 上 の 有 益 性 が 危 険 性 を 上 回る と 判断 さ れ る場 合 に の み 投 与す る こ と.[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない.] 9.新生児 ,未熟児,乳児,小 添付文書に該当する記載なし 児への投与に関する注意 10.過量投与時 該当資料なし 11.適用上 の注意 適用上の注意 1) 点滴静注にあたっては,通常,本剤を電解質輸液剤 (生理 食塩液,リンゲル 液,乳酸加リンゲル 液,開始液,維持液 , 術 後 回 復 液)又は 糖質輸液剤 (5%ブ ド ウ糖,5%キシリ トール,5%果糖,5%D-ソルビトール) で希釈し使用す る.他の薬剤と混合は避けること. 2) アンプルカット 時にエタノール 綿等で清拭しカットするこ と. 3) 本剤には防腐剤が含まれていないので,使用後の残液は使 用しないこと. 4) 本剤は無色澄明な液であるが,不溶物が認められた場合に は使用しないこと . ** ― 11 ― 2006 年 5 月改訂 12.その他の注意 ** その他の注意 本邦では承認外であるが,外国で冠動脈バイパス 術等に対する 高用量投与例において,次のような重篤な副作用 が報告されて いる: 心筋梗塞※ ,心筋虚血 ,冠動脈閉塞症・冠動脈血栓症 ,血栓 症,肺塞栓症,心膜液貯留,播種性血管内凝固症候群 ,凝固 障害,腎障害・腎不全 ※ :国内での報告例あり 13.薬剤交付時の注意事項 添付文書に該当する記載なし 14.薬物アレルギーに対する注 Ⅵ.使用上 の注意に関する項目の 意及び試験法 2. 禁忌とその 理由 原則禁忌とその 理由 3. 慎重投与とその理由 6. 副 作 用 1)重大な副作用 ショック ,アナフィラキシ ー様症状 2)その他の副作用 過敏症 15.臨床検査値への影響 を参照. 添付文書に該当する記載なし ** ― 12 ― 2006 年 5 月改訂 Ⅶ.薬効薬理に関する項目 1.薬理学的に関連のある化合物 又は化合物群 メシル酸ガベキサート,ウリナスチタン,メシル酸ナファモ ス タット,トラネキサム 酸 2.薬理作用 (1) 作用部位・作用機序 ・ 阻 害 ス ペ ク ト ル に含 ま れ るセ リ ン プ ロ テ ア ー ゼ の 活性 中 心 6). ・活性中心 に基質のようにはまり込むことによる 6). (2) 効力を裏付ける試験 成績 1)実験的ショックモデルにおいて生存時間を延長し,生存率 を増加する(イヌ,ラット )7,8). 2)ライソゾーム膜を安定化し,ライソゾーム酵素の逸脱を防 止する(ラット)9). 3)MDF(心筋抑制因子)の産生を抑制し,心不全やショッ ク 肺を防止する(ネコ,イヌ)10,11). 4)ショックによって低下した RES 機能を速やかに 回復させる (ヒト)12). 3.薬理学的特徴 主に,カリクレイン やトリプシン,プラスミンのようなセリン プロテアーゼ に対する阻害スペクトル を持ち,トロンビンに対 する阻害活性はない. ― 13 ― Ⅷ.体内薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移,測定法 健康成人に 131 I−アプロチニン 50,000 単位を静脈内に投与した 場合,血中濃度(血清)は平衡に達するまで 急速に下降する. 血中濃度の低下は投与後 1∼12 の時間の時期では二つの指数函 数曲線に適合し半減期 はそれぞれ 0.7 及び7時間である (参考: 外国人)13). (1) 治療上有効な血中濃 設定されていない . 度 (2) 最高血中濃度到達時 間 (3) 通常用量での血中濃 上記図を参照 度 (4) 中毒症状を発現する 該当資料なし 血中濃度 ― 14 ― 2.薬物速度論的 パラメータ (1) 吸収速度定数 該当せず (2) 消失速度定数 該当資料なし (3) 分布容積 44.3L(参考:健常外国人)14) (4) 血漿蛋白結合率 該当資料なし (5) クリアランス 該当資料なし (6) バイオアベイラビリ 該当せず ティ 3.作用発現時間 該当資料なし 4.作用持続時間 該当資料なし 5.吸 収 静脈内投与による. 6.分 布 (1) 血液−脳関門通 過 該当資料なし 性 (2) 血液−胎盤関門通 過性 高用量投与した場合に一部が胎盤を通過し,胎児の線溶活性 等 にある程度の影響を与えられるものと 考えられている (参考: 妊婦外国人)15). (3) 母乳中への移行性 該当資料なし (4) 髄液への移行性 投与後 30 分∼24 時間にわたり ,脳脊髄液中に認められ,髄液 へ移行する(参考:外国人 )16). (5) その他の組織への 該当資料なし 移行性 ― 15 ― 7.代 謝 (1) 代謝部位及び代謝 該当資料なし 経路 (2) 初回通過効果の有無 該当せず 及びその割合 (3) 代謝物の活性の有無 該当資料なし (4) 活性代謝物の速度論 該当資料なし 的パラメーター 8.排 泄 (1) 排泄部位 該当資料なし (2) 排 泄 率 該当資料なし (3) 排泄速度 該当資料なし 9.透析等 による除去率 (1) 腹膜透析 該当資料なし (2) 血液透析 該当資料なし (3) 直接血管灌流 該当資料なし ― 16 ― Ⅸ.非臨床試験に関する項目 1. 一般薬理 モルモットの摘出心に対し,トラジロール2KIU の投与ではな んら影響は見られなかった (Langendorff method ).一時的に, より大量を投与することにより,心拍数 のわずかな増加をもた らした.一時的な心停止には 2000KIU を要した.トラジロー ルは in vitro で静脈に対しては緊張作用を,動脈に対しては拡 張作用を示した.他の平滑筋 (モルモット:腸管および気管支 筋)はトラジロールに反応しなかった . 2. 毒 (1) 性 急性毒性 トラジロールの急性毒性(LD50 ,KIU/kg )17) 動物 マウス ラット 2,660,000 (2,580,000∼2,740,000) 2,800,000 (2,600,000∼3,000,000) 投与経路 静 脈 内 急性中毒症状 は 100 万 KIU/kg 投与でも発現し,四肢,耳鼻の 充血,浮腫,チアノーゼ,呼吸困難,流涙さらには痙攣々縮等 のアナフィラキシー様症状 が投与量に相関して認められた . (2) 亜急性毒性 Beagle 犬に1日 50,000 ,160,000,500,000 単位/kg を5週間 (3) 慢性毒性 及び 13 週間静脈内投与 した実験では 160,000 単位以上 の高用量 で腎障害が認 め ら れ た が,そ の他特に 異常は認 められていな い 18) .なお,腎障害 については可逆的 であることが 認められて いる(イヌ,ラット)19∼ 21). (4) 生殖試験 Wister 系妊娠 ラットに 1日 50,000 ,100,000,200,000 単位/ kg を妊娠7日目から 17 日目にわたり静脈内投与した実験では, 100,000 単位/kg 以上の投与群 で母獣に自発運動の低下,腹式 呼吸,脱力様症状,体重増加の抑制が認められた.しかし胎仔 に対する催奇形作用は 200,000 単位/kg 投与群でも認められず, また 50,000 単位/kg 投与群で胎仔毒性も認められていない 22). New Zealand White 種 成 熟 家 兎に 1日 100,000 単 位/ k g を 妊 娠6日目から 18 日目にわたり静脈内投与し,妊娠 30 日目に帝 王切開分娩させた実験では母獣に影響はなく ,胎仔に対する催 奇形作用も認められていない 23). ― 17 ― (5) その他の特殊毒性 特になし 3.動物での体内動態 (1) 吸 収 静脈内投与により吸収 (2) 分 布 静注後血中濃度は急速に減少し,肝臓では 20 分後に最高濃度 に 達し,その後徐々に低下する.肺,脾臓,膵臓でも急速に増加 するが,その度合は低く,脳,筋肉,胃及び腸では更に少量で あった.しかし腎臓では注射 20 分後に上昇しはじめ,14 時間 後に最大となった.この時点では他のどの臓器でも検出できな かった.24 時間以内では投与量の 77∼83%が腎臓に認められ た(ラット)24). 血液−脳関門通過性は,大脳組織における濃度は検出限界以下 (<50 単位/g)で,血清中濃度 の 1/20 以下,また肝臓及び筋 肉内濃度の 1/5 より低く,血液−脳関門を通過しない(マウ ス)25). (3) 代 謝 一部は活性型 として 尿中に排泄されるが,腎臓中で固定された 後 , 腎 実 質 中 , 或 いは 排 泄 過 程 中 で 一 部 分 解 さ れ る (ラ ッ ト)24). (4) 排 泄 (1) 排泄部位:尿中および糞便中 (2) 排 泄 率:24 時間後 ,尿中に 31.94%,糞便中 に 2.28% (ラット)26). (3) 排泄速度:該当資料 なし (5) そ の 他 当該資料なし ― 18 ― Ⅹ.取扱い上の注意,包装,承認等に関する項目 1.有効期間・使用期限 使用期限:3年 2.貯法・保存条件 室温で保存すること 3.薬剤取扱い上の注意点 特になし 4.包 注射剤 50,000 単位 装 アンプル5mL 10 管 30 管 5.同一成分,同効薬 同 6.製造・輸入承認年月日 , 輸入承認年月日:1974年3月15日 承認番号 承 効 認 薬:ミラクリッド (持田) 番 号:(49AM 輸)第18号 7.薬価基準収載年月日 1975年1月1日 8.再審査期間の年数 該当せず 9.長期投与の可否 該当せず 10.厚生労働省薬価基準収載の トラジロール5万単位:3999400A2058 医薬品コード ― 19 ― ⅩⅠ.文 1.引用文献 献 1)Anderer,F.A.:Z.Naturforschg.,20 b,462−472,1965 2)小川道雄:肝と膵,3,847−856,1982 3)バイエル薬品集計 ,1991 4)吉竹 毅 他:診断と治療,65(7),1337−1347,1977 5)Engles,L.:Am. J. 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(Stuttg),16(1/2),302−310,1966 15)Hoffbauer,H.et al.:Klin,Wschr.,48 (3),183−184, 1970 16)Fanciullacci,M .et al.:Pharmac.Res.Commun., 1(2),153−154,1969 17)Lorke,D.et al .:未発表,1966 18)豊島 滋 他:基礎と臨床,10(9),2309−2369,1976 19)Hobik,H.P.:未発表 ,1967 20)Gloxhuber,C.et al .:未発表,1967 21)Becker,V.:未発表,1967 22)豊島 滋 他:基礎と臨床,10(9),2291−2307,1976 ― 20 ― 23)Klein,M.F.et al.:未発表,1969 24)Trautschold,I.et al.:Pathogenese,Dianostik,Klinik und Therapie der Erkrankungen des exokrinen Pankreas , Schattauer,Stuttgart,289−297,1964 25)Kaller,H.:未発表,1966 26)Arndts,D.et al.:Arzneim.-Forsch./Drug Res., 20(5),667−674,1970 2.文献請求先 バイエル薬品株式会社 〒532-8577 学術情報 大阪市淀川区宮原三丁目 5番 36 号 ― 21 ― ⅩⅡ.末 尾 日本病院薬剤師会 の IF 様式に基づいて 作成 ― 22 ―
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