Webサイトの閲覧

第 3 部・第 1 章
Web サイトの閲覧
3.1.1 Web ページとブラウザー
インターネットは、世界中のコンピュータが相互に繋がったネットワークです。インターネットを介して出来る事は多種多様ですが、本
章ではこのうち最も基本的な、ブラウザーを用いてできることに関して解説します。
1. ブラウザー
ブラウザー(browser)はコンピュータ上で使うことができるソフトウェアの 1 種です。従来ブラウザーは Web ページを閲覧するものでし
たが、現在はブラウザーを介して様々なことを行えるようになりました。ネットショッピング、SNS、Web メールの利用などがその代表例で
す。最近ではさらに文書の編集・表計算など、他のソフトで行っていたことまで行えるようになりました。
ブラウザーには様々な種類があります。Windows に付属している Internet Explorer(インターネットエクスプローラー、よく略して IE と
呼ばれている)の他にも、高機能な Firefox(ファイアフォックス)、動作が早い Google Chrome(グーグルクローム)、Mac でよく用いられ
る Safari(サファリ)などが有名です。
これらの見た目や使い方などにあまり差はありません。
2. URL
Web ページはそれぞれ「http://www.tcu.ac.jp/」のような URL(Uniform Resource Locator)をもっています。これはインターネット上
での住所のようなものなので、アドレスとも言われます。
全ての Web ページに別々の URL があるとは限らず、また同じ URL でも毎回異なる内容が表示されることがあります。
Campus System Guide- 43
3.1.2 ブラウザーの基本操作
ブラウザーにはいくつか種類がありますが、ここでは横浜キャンパスの PC で使うことができる Internet Explorer の使い方を説明しま
す。
1. ブラウザーの起動
ブラウザーを起動するには、タスクバーにある「Internet Explorer」の
アイコンをクリックします。
Internet Explorer の画面構成は下図のようになっています。
2. URL の入力
URL をアドレスバーに入力し Enter キーを押すことで、そのページを表示することが出来ます。
見たい Web ページの URL が分からない場合は、検索機能を使います。これについてはのちほど解説します。
3. リンクのたどり方
Web ページには、あちこちにリンクがあります。リンクには他の Web ページの URL 等が設定されており、クリックすることでリンク先にジャ
ンプすることができます。ジャンプ先の Web ページにリンクがあれば、そこからさらに別のページにジャンプできます。このように、一つの
Web ページからリンクをたどっていろいろなページに行く事が出来ます。
リンクは通常下線のついた青い文字ですが、画像などに設定されている
事もあります。いずれの場合でもマウスを乗せるとマウスポインタが指の形
に変わるよう作られています。
ジャンプ先から元の Web ページに戻る場合は、(*)の「戻るボタン」をクリ
ックします。
4. タブの扱い方
Internet Explorer は、1 つのウィンドウ内で複数のタブを開くことができ、それぞれのタブで別々の URL を表示できます。
タブはクリックすることで切り替えられます。またタブを閉じたり新しいタブを開いたりすることも可能です。
この他、リンクをクリックする際にキーボ
ードの「Ctrl」キーを押しておくことで、そ
のリンクを新しいタブで開くことが出来ま
す。
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5. 更新
ブラウザーは基本的に、URL をもとに外部からデータを取得し、その情報を表示し続けます。最新の情報を入手したい場合、ユーザ
ーが更新操作を行なうことができます。この機能は同じ URL でも頻繁に内容が変わるニュースサイトや掲示板サイトで有用です。
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3.1.3 便利な使い方
1. 検索
インターネット上にはたくさんの Web ページがあるため、その中から自分の見たいページを探し当てるのは非常に困難です。また、
「http://~」という長い URL は覚えにくいものです。そこで、URL がわからなくても見たいページを探してくれる便利な Web サイトがあり
ます。これを検索エンジンといいます。
検索エンジンは、ブラウザー上部の検索バーから簡単に使うことができます。
アドレスバーを使う方法のほか、自分で好きな検索サイト(google.com や yahoo.co.jp 等)を開いて検索する方法もあります。
2. お気に入りと閲覧履歴
ふだんよく開くページや、たまたま見つけた「あとで見たい」ページを登録しておく機能がお気に入り機能です。一度登録しておけば、
その次からは URL を入力することなく Web ページを開く事が出来るようになります。
また Internet Explorer では、同じ画面から閲覧履歴を確認することも出来ます。
お気に入りまたは履歴の一覧を表示し、クリックすることでそのサイトを開くことが出来ます。ただしそのサイトの内容は以前見た時と変
わっているかもしれませんし、消えてしまっていることもあるでしょう。
お気に入り、履歴を削除する場合は、削除したい項目を右クリックし「削除」をクリックします。
ワープロや表計算の文書と同様に、Web ページも印刷することができます。
3. 印刷
Web ページを印刷するには、次のように操作します。ページの一部(あらかじめ選択した部分)のみを印刷することも出来ます。
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印刷を行う際、枚数が意外に多くなってしまう場合があります。印刷プレビューで確認できるので、なるべく無駄のないよう印刷しまし
ょう。
コラム:自分で守るセキュリティ
ここでは Web サイトを閲覧に限って解説しましたが、ブラウザーを通じて情報を発信することもあるでしょう。例えば掲示板サイ
ト、ブログ、SNS、オンラインショッピング(注文)等です。情報を発信する際には情報の扱いに気をつけなければなりません。
まずは個人情報です。住所や電話番号、クレジットカード番号などは信頼できるサイトでのショッピング以外、余程のことがない
限り入力すべきではありません。また住んでいる場所を特定できるような画像をブログにのせるような行為も危険です。
著作権にも注意しましょう。Web ブラウザーを使えば他人の撮影した写真やキャラクターの画像を簡単にダウンロードすることが
できますが、これを再アップロードすることは著作権侵害になります。(著作権を侵害しているコンテンツは、ダウンロードする側も罪
に問われます)
そして、所謂「バカッター」と呼ばれるような SNS でのトラブルも多発しています。未成年の飲酒や喫煙といった犯罪行為を自慢
気に SNS 等に投稿した結果、問題になるケースが未だに跡を絶ちません。
これらへの注意を怠ると、あなただけではなく友達や家族の人生を壊す結果になってしまうこともあります。情報発信には「注意
しすぎる程に」注意しましょう。
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