平成25~29年度石油製品需要見通し(案) 【液化石油ガス】 平成25年6月12日 石油製品需要想定検討会 液化石油ガスWG 平成25〜29年度⽯油製品需要⾒通し(液化⽯油ガス) 実績 ⾒込 24年度 ⾒通し 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 家庭業務⽤ 7,001 7,017 6,933 6,882 6,784 6,735 +0.2 ▲1.2 ▲0.7 ▲1.4 ▲0.7 ⼯業⽤ 3,226 3,278 3,311 3,386 3,456 3,529 +1.6 +1.0 +2.3 +2.1 +2.1 都市ガス⽤ 1,041 1,226 1,272 1,303 1,335 1,368 +17.8 +3.8 +2.4 +2.5 +2.5 ⾃動⾞⽤ 1,211 1,211 1,187 1,174 1,169 1,166 0.0 ▲2.0 ▲1.1 ▲0.4 ▲0.3 化学原料⽤ 2,736 3,339 3,263 3,233 3,203 3,159 +22.0 ▲2.3 ▲0.9 ▲0.9 ▲1.4 15,215 16,071 15,966 15,978 15,947 15,957 +5.6 ▲0.7 +0.1 ▲0.2 +0.1 需要合計 (参考) 電⼒⽤ (参考) 需要合計 ※上記需要合計に電⼒⽤の 24年度の実績⾒込を⾜し た数値 1,580 16,795 - - - - - 17,546 17,558 17,527 17,537 +5.1 ▲0.6 +0.1 ▲0.2 +0.1 単位:千トン 単位:% 全体 伸び率 24→29 24→29 ▲0.8 ▲3.8 +1.8 +9.4 +5.6 +31.4 ▲0.8 ▲3.7 +2.9 +15.5 +1.0 +4.9 - 17,651 (注1)上段の数字は液化⽯油ガス内需量 (注2)下段の数字は前年度⽐ 年度 平均 伸び率 +0.9 +4.4 1 平成25〜29年度液化⽯油ガス需要⾒通し(総括)( 【電⼒⽤を除く】 千トン 18,000 16,000 15,215 (+5.6) 16,071 (▲0.7) 15,966 (+0.1) 15,978 (▲0.2) 15,947 )内の数字は、対前年度伸び率 24年度⇒29年度増減率 (+1.0%) (+0.1) 15,957 家庭業務⽤ 14,000 ⼯業⽤ 12,000 10,000 都市ガス⽤ 8,000 6,000 ⾃動⾞⽤ 4,000 2,000 化学原料⽤ 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 平成25年度は、景気の好転が期待されていることから、工業用、都市ガス用、化学原料用を中心に需 要は回復基調となり、対前年度比+5.6%の16,071千トンとなる見通し。 平成26年度以降は、家庭業務用、自動車用、化学原料用で需要減を見込むが、都市ガス用では増熱 用需要の増加、工業用でも需要増が期待できることから、平成24~29年度は年平均伸び率+1.0%で 推移し、平成29年度では15,957千トンとなる見通し。 2 (参考)平成25〜29年度液化⽯油ガス需要⾒通しに 電⼒⽤の24年度実績⾒込を加えた数値 千トン 18,000 16,795 (+5.1) 17,651 (▲0.6) 17,546 (+0.1) 17,558 (▲0.2) 17,527 ( )内の数字は、対前年度伸び率 24年度⇒29年度増減率 (+0.9%) (+0.1) 17,537 家庭業務⽤ 16,000 14,000 ⼯業⽤ 12,000 都市ガス⽤ 10,000 8,000 ⾃動⾞⽤ 6,000 化学原料⽤ 4,000 2,000 電⼒⽤ 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 平成25年度は、対前年度比+5.1%の17,651千トンとなる見通し。 平成24~29年度を総じてみれば、年度平均で+0.9%、全体で4.4%増加の見通し。 3 ( )内の数字は、対前年度伸び率 (LPガス世帯数、器具普及率、GHP出荷台数等に基づき想定) 24年度⇒29年度増減率 (▲0.8%) 千トン 8,000 7,000 7,001 (+0.2) 7,017 (▲1.2) 6,933 (▲0.7) 6,882 (▲1.4) 6,784 (▲0.7) 6,735 6,000 家庭用 5,000 4,000 3,000 2,000 業務用 1,000 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 平成25年度は、景気回復による業務用の需要増、家庭用もほぼ前年度並みの需要が期待できるこ とから、対前年度比+0.2%の7,017千トンとなる見通し。 平成26年度以降は、都心回帰等によるLPガス世帯の減少、高効率器具への転換の影響等が減少 要因となり、ほぼ平年並みの気温で推移することを予測しても減少傾向で推移することが見込まれ、 平成24~29年度は年平均伸び率▲0.8%で推移し、平成29年度では6,735千トンとなる見通し。 4 ( )内の数字は、対前年度伸び率 (参考)LPガス世帯・器具普及 24年度⇒29年度増減率 (▲0.7%) (日本の世帯数の将来推計等に基づき想定) 千世帯 25,000 24,699 (▲0.7) 24,491 (▲0.7) 24,308 (▲0.7) 24,126 (▲0.8) 23,943 (▲0.4) 23,851 90 80 70 20,000 15,000 100 60 59.1 61.2 62.7 64.2 65.8 67.3 50 40 10,000 30 給湯器具普及率︵%︶ 30,000 20 5,000 10 0 0 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 (実績⾒込) 平成25年度以降も都市部への人口流出等が見込まれることから、平成24~29年度は年平均伸び率 ▲0.7%で推移し、平成29年度では23,851千世帯となる見通し。 LPガス器具の普及状況は、既存の需要家による高効率給湯器への転換、LPガス世帯の減少により LPガス需要家の囲い込みの進展が予測されることから、平成24年度の59.1%から、平成29年度では 67.3%まで上昇する見通し。 5 ( )内の数字は、対前年度伸び率 24年度⇒29年度増減率 (+1.8%) (鉱工業生産指数に基づき想定) 千トン 4,000 3,500 3,226 (+1.6) 3,278 (+1.0) 3,311 (+2.3) 3,386 24年度 25年度 26年度 27年度 (+2.1) 3,456 28年度 (+2.1) 3,529 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 29年度 (実績⾒込) 平成25年度以降は、鉱工業生産指数に基づき想定した結果、鉱工業における生産活動の回復が期 待されることから、平成25年度は、対前年度比+1.6%の3,278千トンとなる見通し。 平成26年度以降も引き続き生産活動の回復が予測されること、環境政策の推進により、他燃料から の燃料転換等が期待できることから、平成24~29年度は年平均伸び率+1.8%で推移し、平成29年 度では3,529千トンとなる見通し。 6 ( )内の数字は、対前年度伸び率 (都市ガス販売量、原料構成比等に基づき想定) 24年度⇒29年度増減率 (+5.6%) 千トン (+17.8) 1,226 1,400 1,200 (+3.8) 1,272 (+2.4) 1,303 (+2.5) 1,335 (+2.5) 1,368 26年度 27年度 28年度 29年度 1,041 1,000 800 600 400 200 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 平成25年度は、都市ガス販売量の伸長、低カロリーLNGの輸入増加に伴い都市ガス規格調整用の増 熱用LPガスの需要増が見込まれることから、 対前年度比+17.8%の1,226千トンとなる見通し。 平成26年度以降も低カロリーLNGの輸入増加が予測されることから、増熱用LPガスの需要増が見込 まれ、平成24~29年度は年平均伸び率+5.6%で推移し、平成29年度では1,368千トンとなる見通し。 7 ( )内の数字は、対前年度伸び率 (LPガス自動車台数、消費原単位等に基づき想定) 千トン 1,400 1,200 1,211 (0.0) 1,211 (▲2.0) 1,187 (▲1.1) 1,174 (▲0.4) 1,169 24年度⇒29年度増減率 (▲0.8%) (▲0.3) 1,166 1,000 貨物車等需要 800 600 400 タクシー需要 200 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 平成25年度以降は、軽自動車、バイフューエル車のLPガス自動車台数は増加が予測されるが、LP ガス自動車の主であるタクシー、貨物車等の他のLPガス自動車台数は減少が予測されること、さら なる燃費向上が進むことも予測されることから、平成24~29年度は年平均伸び率▲0.8%で推移し、 平成29年度では1,166千トンとなる見通し。 8 ( )内の数字は、対前年度伸び率 (エチレン生産量の原料使用量等に基づき想定) 千トン 3,500 3,000 (+22.0) 3,339 (▲2.3) 3,263 (▲0.9 ) 3,233 (▲0.9) 3,203 25年度 26年度 27年度 28年度 (+5.9) 2,736 24年度⇒29年度増減率 (+2.9%) (▲1.4) 3,159 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 24年度 (実績⾒込) 29年度 平成25年度以降は、エチレン生産における石油化学産業の原料多様化が一定規模で進行し、LPガ スの需要増が期待できることから、平成24~29年度は年平均伸び率+2.9%で推移し、平成29年度は 3,159千トンとなる見通し。 9 ( )内の数字は、対前年度伸び率 24年度⇒29年度増減率 ( - ) (電力会社の消費量見通し等に基づき想定) 千トン 2,000 1,580 1,500 1,000 500 0 24年度 (実績⾒込) 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 平成24年度は、1,580千トンの実績見込み。 ※電力用については、今後の見通しを立てない。 10 平成25〜29年度液化⽯油ガス需要⾒通しの概要 ○平成25~29年度 ・家庭用については、都心回帰等の影響によるLPガス世帯の減少、高効率器具への転換の影響等が減少要 因となる。 ・業務用のうち、GHP(ガスエンジンヒートポンプ)の需要は、平成12年をピークに出荷台数が漸減傾向 で推移していることから需要は減少の見込み。その他一般業務用は景気回復に伴い、需要家件数の微増が 予測され、需要はほぼ横ばい推移する見込み。 ・平成24~29年度までの5年間の年平均伸び率は▲0.8%、平成29年度の需要は6,735千トンと想定。 ○平成25~29年度 ・平成25年度以降は生産活動が回復することが予測されること、環境政策の推進により、他燃料からの燃 料転換等が期待できることから、平成24~29年度までの5年間の年平均伸び率は+1.8%、平成29年度の需 要は3,529千トンと想定。 11 ○平成25~29年度 ・都市ガス販売量は工業用を中心に伸長が予測される。それに伴い輸入されるLNGは、低カロリーになる ことが予測されることから、増熱用LPガスの需要増加が見込まれる。 ・平成24~29年度までの5年間の年平均伸び率+5.6%、平成29年度の需要は1,368千トンと想定。 ○平成25~29年度 ・軽自動車、バイフューエル車のLPガス自動車は増加が予測されるが、LPガス自動車の主となるタクシー 台数は減少が予測されること、さらに燃費向上がさらに進むことが予測されることから、平成24~29年 度までの5年間の年平均伸び率は▲0.8%、平成29年度の需要は1,166千トンと想定。 12 ○平成25~29年度 ・エチレン生産量は微減で推移すると予測されるが、石油化学産業における原料多様化が一定規模で進行す ることが予測され、エチレン分野におけるLPガスの需要は増加傾向で推移すると見込まれる。 ・プロピレン分野におけるLPガスの需要は、FCC稼働の低下が予測されること等から、プロピレン需要は 減少することが予測される。 ・平成24~29年度までの5年間の年平均伸び率は+2.9%、平成29年度の需要は3,159千トンと想定。 ○電⼒⽤については、今後の⾒通しを⽴てない。 13
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