330号2009年

脳神経外科研修
脳神経外科研修
豊見城中央病院 2 年目研修医
沖縄協同病院研修医会報
発行責任者 研修医会長
研修医会長 清水啓史
2009.7
2009.7.30(木)
30(木)
7 月と8月
2年目研修医 清水啓史(ひろし)
夏ですね!7月は整形外科の研修をさせてもらっています。1年目の目々澤遥先生と共に名護先生のつけている、
見落とされやすい骨折のレントゲンを見ながら、う~んとうなったり、オペ室ではバネ指の治る決定的瞬間を目撃し
たり、脊髄から拍動し始める感動的瞬間を目撃したりしながら、日々楽しく過ごしています。整形の先生方は多忙を
極める毎日の中でも、笑顔を絶やさず、
「すごいねえ~」とか「これが見たくて日々ope をしている!」とか言いな
がら活き活きと仕事をされていてすごいなぁーと思いました。
さて、8月は感染症を学びに中頭病院に行ってきます。発熱などなど研修医としても日常的にぶつかる数多くの疑
問に対して考え方とその根拠を学べたらいいなと思っています。
これぞ チーム医療!!
1年目研修医上原太一
みなさん、こんにちは!研修医 1 年目の上原太一です。6 月から麻酔科を回っています。平日のある時間帯に
なると各階病棟を怪しい格好?で出没しています。ところで、新病院に移ってオペルームも新しくなり(当たり
前)気持ちも新たに毎日挿管に悪戦苦闘しつつ日々の麻酔科研修を頑張っています。最初は右も左も分からず、
ただ指導医から教えられることをこなすだけで一杯一杯でしたが徐々に麻酔科独特の一日の流れに慣れてきまし
た。 麻酔科の仕事と言えば「手術を受ける患者さんを手術後も手術前とほぼ同じ状態で病室に帰っていただく」
こと…そんなこと当たり前だと思うかもしれませんが、患者さんをそういう状態で帰すためには麻酔科医だけで
はなく、てきぱきとテンポよく働いているオペ室専属看護師の方々のサポート。オペ道具やオペ室を掃除して次
のオペに気持ち良く備えてくださる方々のサポート、そういったたくさんのオペスタッフのサポートに支えられ
て、初めて患者さんを無事に帰すことができることを毎日この目と肌で学んでいるところです。
まさに「チーム医療!」…オペ室のスタッフは「チームバチスタ」の本の中に出てきも不思議じゃないくらい皆素
敵な方々ばかりです。いつも研修を支えてくれてありがとうございます。ビバ オペスタッフ!ビバ 麻酔科!
菅野
彩
7 月の 1 ヶ月間、
脳神経外科で研修をさせていただいております豊見城中央病医院 2 年目研修医の菅野 彩
(かんの あや)と申します。私事ながら昨年入籍し「菅野」姓となりました。自院では同じく豊見城 2 年目
で今月協同病院 ICU 研修中の「神田」さやか先生と混同されることが多いのですが、協同病院ではさらに 1
年目の「菅」更紗先生とも間違われることがあり、皆さまには紛らわしい発音で大変ご迷惑をおかけしていま
す。白いケーシー上下にピンクのポーチをつけているのが菅野です。学生時代に神経に興味を持ち、タイミン
グ良く脳神経外科のポリクリを回ったときにその術野の美しさに魅せられ、脳神経外科を志しました。「働い
たら絶対変わるよ」といわれ続けながら入職し 1 年あまり経過しましたが、働いてむしろ気持ちが強くなりま
した。先生方をはじめ、患者さんとそのご家族、看護師さん、リハビリスタッフさん達に温かく支えられ、症
例数・種類面でもかなり恵まれた研修をすることができたと思います。
治療薬のグリセオールにもカロリーがあることや、手術手技ではシリンジの持ち方使い方から雑であったこ
と、また開頭後脳の真上で道具を手渡しすることがいかに危険か、などなど、当たり前ながら気づいていなか
ったことの連続で、これまでの研修を振り返りつつ、残りの研修期間に磨くべき課題が浮き彫りになる良い機
会となりました。(=足りないことだらけですが…)また、気管切開や穿頭血腫除去術では Operator をさせて
いただき、
「メスを入れた瞬間から外科医の責任が生じる」というある先生の言葉を実感しました。
創を見に行くときも助手で入ったときとは全然気持ちが違います。結果が明快な分、面白くもあり厳しくも
ある外科の妙です。
1 か月間、本当にお世話になりました。充実した研修の機会を与えてくださった皆様に深く感謝いたします。
どうもありがとうございました。
ICU 研修を終えて
豊見城中央病院 2 年目研修医
神田さやか
豊見城中央病院二年次研修医の神田さやかです。7 月は ICU にお世話になっていました。
新しくなった協同病院での研修ということで楽しみにしていましたが、やはりきれいな病院は居心地がよかっ
たです。
私はローテーション中の科を「荒らす」傾向があるのですが、こちらの ICU でも、今まではあまり見る機会が
なかった PCPS が回っているのをみる機会を 3 度もいただき、勉強になりました。特に、心肺停止で運ばれて
きて PCPS、IABP を使用するほどの重症の方が数日後にほぼもとの ADL に戻られるのを見たときには集中治
療ってすごい!と感動しました。
1ヶ月という短期間で右も左もわからずうろうろしている私をしんぼう強く教えてくださった ICU の伊良波
先生を初めとするスタッフの先生方や、足りていないところをしっかりと指摘してくださり、いろいろアドバ
イスを下さったコメディカルの方々には本当に本当にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
1 ヶ月間、ありがとうございました!!