「すごい会議」で社長も社員も全てが変わる! 変化を起こして成長しその先に成果がある! 株式会社スタンディングポイント 代表取締役社長 若森寛 氏 すごい会議コーチ 永澤惠一 株式会社スタンディングポイント 事業内容:洋服、ブランド品、貴金属、時計、お酒の買取&販売 従業員数:23 名(アルバイト除く) 資本金:1,000 万円 設立:2006 年 2 ⼈人はどんな⼈人物なのか!? ――お互いを紹介してください。 永澤:若森社長はリサイクル業界のベンチャーとして、今の時代を担う存在です。近年は 新人や後輩の育成に力を注いでいらっしゃいます。この 2 年間は僕もすごい会議のセッシ ョンをやりながら彼らの成長を促すことに貢献できたと思います。最近になって彼らの成 長を特に感じていています。その成長が若い社員たちにも広がっていて、今後もとても楽 しみです。 Copyright 2014 株式会社すごい会議 All rights reserved. 若森:僕と年齢も近いのから、永澤さん はお兄ちゃん的存在かな。僕らコアメン バーは生え抜きのメンバーで構成されて いて、かなり自己主張が強く個性豊かな 人間が多いんですね。けれども、永澤さ んが間に入ってくれて会議がすごく価値 のあるものになった。僕達に良い意味で のブレーキをかけてくれるアンカーのよ うな存在です。 横並び組織からの進化 ――「すごい会議」導⼊入前のお話から伺えますか? 若森:店長会議というのが週に 1 回あるだけで、部門長会議もなかったんですよ。 「そもそ も部門長って誰?」みたいな状態でしたし、本社のコアメンバーも特に決まっておらず、 全社員横並びでやっているような状態でしたね。 永澤:2 年前に僕が入った時は現場の話題がすごく多かったのが印象的でした。若森社長自 身の発言も「彼のパフォーマンスが……」とか「あの店舗の受付が……」とか、現場に対 しての発言が多く、今後の会社の展開の 話はあまりできませんでした。しかし、 すごい会議を始めてからは若森社長はも ちろん社員の方々の発言も変化していき ました。行動も変わり、結果も変わって いきました。今は社内のどの発言も「す ごい会議的」になっていると思います。 若森:言われてみるとそうですね。1 泊 2 日でコミュニケーション研修というのをやってい るんですけど、2 年前にやったときは社員に「社長が何を考えているのかよく分からない」 と言われていました。ところがすごい会議を始めようとすると、まずコアメンバーを選ぶ ところからやらないといけない。すごい会議をやるメンバーを選ぶ事が一番難しく、でも このプロセスが一番効果があったと思いますね。ずっと横並びでやってきた組織にしたら、 Copyright 2014 株式会社すごい会議 All rights reserved. 職位が決まることになるし、社員にしては選ばれるか選ばれな いかってすごく気になると思います。選んだメンバー同士で必 然的にコミュニケーションも増えて、紆余曲折を経てコアメン バーのチームとしての一体感が生まれました。 永澤:このコアメンバーのチームが固まってから何もかもがが らりと変わりましたね。メンバーからは「社長が決めたことを いっちょやってやろう!」という雰囲気がありました。それと 同時に自分たちで決めた意思決定であるという自覚がコアメン バーにもきちんと共有されている。ここ 1 年のスタンディング ポイントさんの成長はすごい! ⼈人の成⻑⾧長を促すのは⽴立立場である! ――成⻑⾧長を促すために⼤大切切なことは? 若森:一定の権限移譲です。僕がそれに 期待し、社員はそれに応じます。100% 満足のいく内容ではなかったとしても、 それをフォローして成長を促すような体 制や雰囲気づくりが大事だと思っていま す。権限移譲が進むようになってから、 社員が頭角を現すようになりました。立 場は人を成長させるという事を目の当た りにしました。 永澤:私が関わってきた 2 年間で言うと、No.2、No.3 の方の成長が著しいと感じています。 「これは決めていいよ」と若森社長から権限移譲されて、彼らが自分自身で答えを模索し ながら成長していますね。特に No.3 の方はすごい会議の社内コーチとして活躍しています が、自信とプライドを持ってやってくれています。成果を出すことにすごくこだわってい るし、問題を解決しようと尽力していることを会話の中からも行動からも毎回感じられま す。 Copyright 2014 株式会社すごい会議 All rights reserved. 若森:社内の進捗会議はすべて彼にやってもらっています。彼自身はウェブデザインの担 当として雇ったんだけど、最初は全く何もできませんでしたよ。でも半年くらいして、 「ウ ェブで稼げるようになりたい」と言い出して新しいウェブのサービスの立ち上げをやり遂 げちゃったんですよね。さらに彼は数字にシビアで、買取事業やバイヤーを経験していな い分、数字を俯瞰して見ることができていると思います。数字をきちんと管理したり、分 析したり他にももっとありますが彼は本当に成長しました。 ――社⻑⾧長⾃自⾝身は「すごい会議」を通してどのように変わられたのでしょうか? 若森:僕って適当というか、ざっくりしてるんですよ! 悪く言うとルーズみたいな。オ ーナー経営者とか創業経営者に多いタイプだと思うんですけど、立ち上げてからある程度 利益も出て、第 2 ステージを誰かに任せ始める。そうすると「自分の仕事ってなんだろう?」 と疑問に思って、新たなやりたいことを見つけて「やりたいやりたい!」って言う。でも 現場はついて来ない、来れない。という状況でした。でも今は権限移譲も進んでいますし、 新たなチャレンジも見えてきています。 現場に意志も伝わっているし、新しい事 にも着手できそうです。今回久しぶりに 中期経営計画を策定することができて、 2019 年までの数字が具体化できました。 前の僕は裸の王様だったけど、今は良い チーム、良いメンバーを持っているから 達成できると信じています。 永澤:先程も述べましたが、やはり最初の若森社長は現場のことばかり気にされていまし た。以前は目の前の事に忙殺されていましたが、今では目標が明確となっているので今後 の成長への積極的なアプローチが出来ると思います。あとは部下や社内の若手の成長が著 しいので、これから成果もどんどん出てくると思います。第 2、第 3 の若森社長のような人 材が頭角を現して、彼らが意思決定者となり一緒にセッションができたら最高です! インタビュー日:2014 年 9 月 10 日 撮影:ケニア・ドイ ライター:髙橋新平 Copyright 2014 株式会社すごい会議 All rights reserved.
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