維 管 束 植 物 蘚 苔 類 藻 類 地 衣 類 菌 類 - 埼玉県

〔ハイゴケ科(蘚類)〕
埼玉カテゴリー
〔和名〕ナガバラッコゴケ
絶滅危惧Ⅰ類
全国カテゴリー
絶滅危惧Ⅰ類
〔学名〕Gollania turgens (Müll.Hal.) Ando
【摘要】日本(本州)、中国、アラスカ、カナダ西部、ソ
【生育地】山地帯-亜高山帯の石灰岩地の腐植質土上に
【形態の特徴】植物体は横にはい、黄緑色。長さ7cm程度。
【減少の要因】森林伐採。
茎葉は長さ2.7-2.9mm、披針形、鋭頭。中肋は2本で長
い。
〔学名〕Hypnum vaucheri Lesq.
ド、アフガニスタン、ヨーロッパ、エチオピア、北ア
【生育地】亜高山帯の陽地-半陰地の石灰岩上に生育す
る。
メリカに分布。県内では大滝村で確認されている。
は長さ2mm、卵形の基部から長く尖る。葉細胞は長さ
【減少の要因】森林伐採。
【特記事項】埼玉・山梨・東京都のみから記録がある。
全国カテゴリー 情報不足
類
埼玉カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
藻
【形態の特徴】植物体は横にはい、長さ5cm、緑色。茎葉
〔和名〕ヒメコガネハイゴケ
類
30-50μm。中肋は2本で長く明瞭。偽毛葉は広い葉状。
【摘要】日本(本州)、シベリア、中国、ネパール、イン
〔ハイゴケ科(蘚類)〕
全国カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
苔
〔和名〕ハイヒバゴケモドキ
埼玉カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
蘚
〔ハイゴケ科(蘚類)〕
維 管束 植 物
生育する。
ビエトに分布。県内では大滝村で確認されている。
〔学名〕Podperaea krylovii (Podp.) Z. Wats. & Glime
細胞の端が一緒につきだして先がC形になる。
内では大滝村で確認されている。
【生育地】日陰の渓谷の湿った石灰岩壁上に生育する。
【減少の要因】森林伐採、林道開発。
やコゴメゴケに似るが、細く、もっとまばらに葉がつ
【特記事項】国内では北海道からしか報告されていなか
き、葉が反り返ったように見える。茎の横断面で表皮
ったが、近年八ヶ岳(長野県)からも見つかった。
類
0.1-0.12mm、不規則に分枝し、エダウロコゴケモドキ
衣
【形態の特徴】植物体は細い糸状、幅は葉を含めて
地
細胞の外側の壁は大きくて透明。葉縁の鋸歯は2つの
【摘要】日本(北海道、本州)、ロシア東部。に分布。県
菌
〔ハイゴケ科(蘚類)〕
〔和名〕コウライイチイゴケ
埼玉カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
全国カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
【摘要】日本(本州、四国、九州)、朝鮮、北アメリカ東
【生育地】低地帯の湿地の日当たりの良い土上・腐植質
土上に生育する。
部に分布。県内では庄和町、加須市で確認されている。
【形態の特徴】植物体は横にはい、長さ10cm、黄緑色。
【減少の要因】湿地開発、宅地造成。
茎葉は長さ3.5mm、卵形、鋭頭。中肋は2本で短い。
〔ツキヌキゴケ科(苔類)〕
〔和名〕ミドリホラゴケモドキ
埼玉カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
全国カテゴリー
〔学名〕Calypogeia granulata Inoue
青色。花被はなく、外肉嚢花を持つ。
【摘要】日本(本州)のみに分布。県内では越生町・飯
【生育地】低地帯-山地帯の渓谷の湿った岩上に生育す
能市で確認されている。
る。
【形態の特徴】植物体は深緑色。茎は横にはい、長さ
0.8-1.5mm、幅1.2-1.8mm、枝分れは少ない。葉は倒瓦
【減少の要因】森林伐採・稀少性。
状に重なり、広卵形、長さ幅とも1.1-1.3mm、先端は浅
【特記事項】埼玉・奈良・三重からのみ記録がある。黒
く2裂する。腹葉は長さ0.25-0.3mm、幅0.5-0.56mm。
山三滝を基準標本の産地とするが、県内では他に知ら
油体は微粒からなり、青色、またはやや褐色を帯びた
れていない。全国的な稀少種である。
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類
〔学名〕Taxiphyllum alternans (Card.) Iwats.