議事要旨.pdf [126KB pdfファイル] - 釜石市

釜石市復興推進本部
東部地区
東部地区復興
地区復興まちづくり
復興まちづくり協議会
まちづくり協議会・
協議会・地権者連絡会
⑤港町 議事要旨
記
日時 平成 26 年 6 月 26 日(木)18 時 30 分~19 時 40 分
場所 市役所第 4 庁舎 3 階第 7 会議室
次第
1.
市長からの挨拶
2.
これまでの経緯について
3.
災害危険区域について
4.
第 2 種区域の復興事業の進め方(条件付きで住宅が建てられる区域)の復興事業の進め
方について
5.
意見交換について
先程の説明では、土地を全部買い取るつもりと聞いた。港町 1 丁目の公共埠頭から入
ったところに私の土地があるが、私はその金額に同意していない。同意しなければ、
この計画は実現できないのではないか?
(岩手県)港湾の荷物や資材置場を整備しようと考えており、ご協力いただけた
土地で工事を進めさせていただければと考えています。
私も土地を相当の費用で買っており「鑑定士がつけた値段で買います」では納得でき
ない。土地の買い取りには、何といっても「情」を絡めてほしい。
(副市長)そこは住めない場所であることをご理解いただきたいです。
国道 45 号から公共埠頭は岩手県の事業が入っており、県と少しお話を進めてい
ただきたく、個別で後ほどお話していただくこととします。
大町の説明を出席できずに聞き逃したが、予備日を設けてくれるのか?
予備日は設けておりません。もし今日の会議終了後でよろしければ、担当者から
詳しく説明させていただきます。
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移転補償の件で確認だが、移転補償は上限 80 万円である。私の場合は移転が連絡され
ており、以前住んでいた建物の取り壊し費用などと説明を受けたが、今まで工場の取
り壊し費用は説明を聞いていない。動くときに費用が発生するのか?
説明した移転補償費は、被災された方々が新たに住宅を自力再建するものについ
てです。グリーンベルト用地内の工場については、別途補償調査をかけてそれと
は違った内容での対応となりますので、個々でご相談をさせていただければと
思います。
グリーンベルトの説明で、道路の横断部に水門の門扉のようなものができるとのこと
だが、イメージがわかない。現在でも車両がそこを渡るときに、非常に視界が悪く、
危険である。今でも危険なうえ、さらにそのような水門のようなものができると、横
から来る車の発見が遅くなる。その安全対策について、例えば信号設置を何回も警察
にお願いしているが、北側信号に近いために付けられないと聞く。その辺の安全に関
する配慮をお願いしたい。
その件は地権者とお話ししたときも出ました。今は基本設計という概略的な設
計であり、今後、詳細設計というより細かな設計に入りますので、その中で工
夫をさせていただければと思います。
親の代から港町 2 丁目で生まれて育ち 60 年近く住んでいた。市有地のため、何かあっ
た時は住めないという書類もあり納得はしていたが、この震災で何もかもなくした。
みんな肩を寄せ合って復興アパートに入りたい気持ちがある。高齢者が多いことから
「市有地だったから不便なところ」へではなく、できるだけ望みの場所に建設される
復興アパートに、入りたい人を全員を入れてほしい。
(市長)東部地区は釜石市の中心で拠点にする計画を決めましたが、今日説明したと
おり、沖の防波堤、内側の防潮堤、さらにグリーンベルトを造って東部地区全体
を守る計画です。港町の皆さんの住宅跡地を整備用地に提供いただくため、元の
住宅地がなくなる。大渡から天神町、只越までは従来のまちのままですが、港町
だけまちでなくなることは大変申し訳なく思います。住んでいた方以外も、東部
が便利になるのでぜひとも住みたい、復興公営住宅に入りたいという方が当初よ
り増え、今約 480 人です。何とか土地を確保し、やっと 430 戸まで造れる見通し
が立ちました。従来から東部地区に住んでいた方 300 人には、どこに住みたいと
希望されるかは皆さんそれぞれあると思いますが、東部地区に建てられる 10 数カ
所の公営住宅には必ず入れますので、よろしくお願いします。
震災の時に妻も津波にのまれたが、ちょうど石炭山があり、その 2 山目に流れつき助
かった。盛土で小山となるグリーンベルトは、人命を救助する意味でも、非常に重要
ではないかと思う。
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今日の説明で、グリーンベルトは現在基本設計とのことだが、今後いくらか変更があ
るのか? また、それに伴い、平成 28 年度の上期終了がいくらか延びる可能性もある
のか?
基本設計から詳細設計に入り、一部の設計変更が生じる可能性はあります。今の
段階では、説明したイメージで進める計画ですが、先ほどの交差点設計協議や測
量、各種調査過程での問題もあろうかと思いますので、皆さまの意見を取り入れ
て変わる可能性もあります。なお、今考えている工程は、平成 27 年度末の完了
ですが、状況により工程を変更することもありますのでご理解下さい。
(市長)先ほどの状況に応じて変更という話ですが、概ねの全体構造は今日ご説明し
た内容で決めたいです。お話があった陸閘※の形をどうするかなど詳細部分の変
更はもしかしたらあろうかと思いますが、今年 9 月には、この工事を行う施工業
者の入札をしたいと思っています。ですから、ここから例えばグリーンベルトに
する土地を、全く違うものとして使うということはないです。全体構造はこのま
まで、多少の違いが出る程度で収めたく、ご理解をいただき、早く造りたいと思
います。そうでないと、まだ防波堤と防潮堤がなく、東部地区の安心・安全が確
保できません。着実に物事を決めていかないと全体の復興スケジュールがまた遅
れることになるので、我々としてはとにかく早く決めてもらえればありがたいと
思っています。ただ、地権者の皆さんへの連絡が遅くなったり、詳しいお話がな
いままこうした説明が先行することは大変申し訳ないですが、これから皆様の状
況もお聞かせいただき、できるだけ納得、ご理解いただける形にできればと思い
ます。先ほどお話しした通り、建っている建物などもちゃんと補償する前提で進
めていますので、その点も担当とご相談いただければありがたいと思います。
※陸閘(りくこう)…堤防の役割を果たす開閉可能な門戸
我々も、市民の生命と財産を守るためにこのグリーンベルトができることは大賛成で
す。ただし、先ほど事務局が言った基本設計というのと、市長が言っている 80%
90%、だいたいこの方向で決まっていますでは全然話が違うと感じました。
基本設計は概ねその方向で形は決定ということです。私が言った詳細設計は、
細かい部分になり、考え方や物の形はあまり変わりませんが、先ほどの交差点で
見通しが悪いところの対策とか、細かい部分での変更はあり得るということで
す。今の土構造、造る位置などの大きな変更はほぼなく、橋の長さを少し変える
程度で、高さや幅は決まっています。
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(市長):今までずっと新浜町から東前、浜町と町内会ごとで説明会を開催してきま
した。皆さんにはご案内は差し上げましたが、100%出席いただけたわけではなく、
欠席した方にも「こういう集まりがあり、こういう話をしました」という文書を出す
ことにしています。しかし、その文書だけではなかなか理解できない面もあると思い
ますので、お電話、あるいは直接お越しいただければ、ご説明させていただきたいと
思います。
本当に今日は皆さん、ごくろうさまでした。言い足りないことなどお聞きになりた
いことがたくさんあったと思いますが、その機会はまだまだありますから、どうぞ遠
慮なくこれからもご理解をいただけるようにお願いします。先祖伝来の土地を手放す
ことは、本当に簡単にいかないと思います。ただ、今のような計画の中で一歩でも二
歩でも前に進むためには皆さんのご協力が必要であり、どうぞその点もご理解をいた
だければありがたいです。どうしても「情」の部分が足りないとの話でしたが、それ
はこれからちゃんと気持ちを伝える努力をしますので、よろしくお願いしたいと思い
ます。今日は皆さん、どうもありがとうございました。
以上
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