平成25年度 第10回 都賀町地域協議会会議録 - 栃木市

平成25年度 第10回
都賀町地域協議会会議録
平成26年2月28日(金)
栃木市都賀総合支所第3会議室
栃木市都賀総合支所地域まちづくり課
別紙1
出席者及び事務局
出席者(委員)
会 長 安生 孝章
委 員 飯島マサ子
委 員 角田 央視
委 員 粂谷 一郎
委 員 早乙女マツエ
委 員 千葉 康智
委 員 山田加代子
欠席者(委員)
委 員 舘野
和男
副会長
委 員
委 員
委 員
委 員
委 員
根本
石本
金森
佐山
田中
三室
勤
俊光
良枝
和子
光重
一男
委
田中
洋一
事務局
(総合政策部)
田中
徹(地域まちづくり課課長)
(総務部)
名淵 正己(職員課課長)
奈良部和紀(職員課課長補佐)
(生活環境部)
小林 章二(交通防犯課課長)
飯島
彰(交通防犯課副主幹)
(都賀総合支所)
小田部 弘(区長)
稲葉 隆造(地域まちづくり課課長)
藤平 恵市(地域まちづくり課主幹)
大竹 美咲(地域まちづくり課主査)
舘野 律子(地域まちづくり課主任)
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員
別紙2
1
2
3
会議事項(議題及び会議結果)
4
開 会
あいさつ
会議録署名委員の指名
⇒三室委員、田中(光)委員
議 事
(1) 意見聴取事項
① 都賀町区長の選任について[非公開]
(2)報告事項
① 蔵タク・ふれあいバスの利用状況及び本格運行の実施について
(3)その他
① 栃木市市民会議第3回全体会の報告
② 第9回栃木市上下水道事業調査委員会の報告
③ 第2回栃木市子ども・子育て会議の報告
④ 平成26年度地域協議会開催日程について
⇒原則第4火曜日午前中に開催する。
⑤ 積雪による被害について
5
閉
会
配付資料一覧
都賀町区長の選任について(意見聴取)[非公開議事]
蔵タク・ふれあいバスの利用状況及び本格運行の実施について(報告)
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別紙3
会議の経過(議事の要旨)
発言者
議題・発言内容・決定事項
藤平主幹
──開会──
安生会長
──会長あいさつ──
小田部区長
──区長あいさつ──
藤平主幹
安生会長
協議会委員総数15名中、現在13名出席。舘野委員、田中洋一
委員は所用により欠席。
協議書第13条第2項の要件を満たしており、本日の会議は成立。
会議録署名委員は三室委員、田中光重委員。
(1) 意見聴取事項
① 都賀町区長の選任について
安生会長
非公開の議事のため、会場を閉鎖して行う。
──非公開議事──
安生会長
非公開を解除する。
(2) 報告事項
① 蔵タク・ふれあいバスの利用状況及び
本格運行の実施について
飯島副主幹
──蔵タク・ふれあいバスの利用状況
及び本格運行の実施について説明──
安生会長
色々な人から、誰も乗っていないバスを毎日運行するのはもった
いないという話を聞く。朝は通勤や通学等で利用されているのだろ
うが、昼間見かける時は、乗っていても1人か2人。かえってバス
より11人乗り位のワゴン車の方が、維持経費がかなり安い気がす
る。
石本委員
私は真名子線をよく利用しているが、運転手さんの話でも、年配
の方が本当にありがたく使っているので、皆さん一回でいいから乗
ってみてくださいとのこと。街中から真名子や都賀方面に来るのに、
バスを使うと便利だということを、皆でアピールしてくださいとの
話だった。安くて時間も短縮できて、本当に便利なので、是非とも
我々地域協議会委員も、何か用事をつくって利用していただきたい。
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安生会長
一度体験試乗しないと、雰囲気も分からないと思う。
早乙女委員
私は結構利用している。しかし、乗っている方は少ない。
佐山委員
月別に、利用が多い月が分れば教えていただきたい。
飯島副主幹
例えば、都賀地域を経由している真名子線では、一番利用が多い
月が7月で1,563人。次に多い月が4月で1,562人が利用
している。金崎線は、一番多い月が10月で648人。次に9月で
578人の利用がある。
佐山委員
先程安生会長から、1~2人しか乗っているのを見たことが無い
との話があったが、利用者が少ない時期は路線の本数を減らして、
どうしても必要な方は、例えば蔵タクを利用する等の方法もある。
年間を通して毎月同じ時間帯にバスを走らせなくても良いのでは。
安生会長
時刻表を見ると、一日にこれだけの時間帯を走っている。
蔵タクとふれあいバスの予算は、年間でいくらなのか。
小林課長
平成25年度予算で、ふれあいバスが201,630千円、蔵タ
クが44,399千円。
千葉委員
資料8ページの運賃の設定について、障がい者や子どもは150
円で、大人は倍の300円とある。それは良いのだが、中学生以上
が大人になっているのは何か理由があるのか。中学生は収入も無い
し、バイクの免許も無いため、150円にしてあげてはどうか。
小林課長
公共交通の考え方だと、中学生以上は大人の範囲に入ってしまう
状況である。ただ、先程の飯島副主幹からの説明にあったように、
バスについては通学定期の割引等の部分で検討させていただきた
い。
千葉委員
それは分かるが、市で運行しているバスなので、地域性を考えて、
少し考慮してあげても良いのではと思った。
安生会長
デマンドタクシーと市内循環バスは古河市を見本にして実施した
のだと思うが、古河市の状況と栃木市の状況を比較すると、どんな
具合なのか。古河市が有効に活用していれば、参考になる部分があ
ると思う。
飯島副主幹
栃木市で蔵タクを導入するにあたり、古河市をモデルにした。古
河市で採用しているNTTのシステムを栃木市も利用しているが、
古河市が使用しているものより、更にバージョンアップしたシステ
ムで運行している。古河市民の方の意見については分からないが、
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蔵タクについては、栃木市内の利用者からは非常に喜ばれている。
安生会長
せっかく2億5千万円近くもお金を使うのだから、やはり一般市
民に利用してもらえるようPRも必要だと思う。
粂谷委員
ふれあいバスの車体ラッピングについて。グリーン、オレンジ、
ブルーで市章の三色をイメージしたとのことだが、よく各地で行わ
れている企業のコマーシャルや栃木市のPR、或いは子ども達の描
いた絵等は検討されなかったのか。
小林課長
確かに車体にそういった広告をした場合、広告料が得られるが、
栃木県屋外広告物条例の景観上の問題をクリアする必要がある。し
かし、先程のご意見にもあったように、これだけ多額の経費がかか
る事業なので、広告等についても検討していかなければならないと
思っている。まずは車内の広告物等の部分から取り掛かっていき、
車体に企業PR等を張った場合の景観上の問題については、今後、
研究して取り組んで行きたい。
安生会長
他に質問が無いようなので、次に移る。
(3) その他
① 栃木市市民会議第3回全体会の報告
根本委員
──栃木市市民会議第3回全体会の報告──
安生会長
財政運営は、収入を増やすことによって財政が楽になる。例えば
壬生町は人口4万人位だが、高額所得者がたくさん住んでいるため、
財政が豊かである。また、小山市と栃木市を比べると100億円近
く税収の差があるそうだ。都賀中学校は外構工事を含めて15億円、
本体工事が11億円かかっている。栃木市の1年間の収入が、あの
校舎8個分となれば、財政的にはすごく楽。栃木市は収入をなんと
かしなければならない。お金を使うことは誰でもできるが、その逆
は難しい。旧都賀町の時によく問題になったのが収納率で、94%
位で推移していた。その頃の旧栃木市の収納率が84~85%。都
市部に行けば行くほど収納率が悪いという話を聞いている。
この報告について、何か質問や補足等はあるか。
──質問無し──
安生会長
では、次に移る。
② 第9回栃木市上下水道事業調査委員会の報告
千葉委員
──第9回栃木市上下水道事業調査委員会の報告──
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安生会長
昨年度、都賀町地域協議会研究会において、巴波川浄化センター
を見学してきたが、あれ程大がかりな施設で処理をするのだから、
お金もかかる。また、農業集落排水事業は効率が悪い。旧都賀町で
も富張地区において農業集落排水事業を行ったが、6億円くらいの
予算で、該当する家が200戸程だった。そして、最終処理まです
るとなると、後々の維持管理にすごく経費がかかる。富張地区の事
業では、下水道の本管に繋ぐことができたため、後の維持管理がか
なり楽だった。旧西方町は早くに農業集落排水事業を行ったため、
都賀地域との境近くに処理場があるが、維持管理費が大変だそうだ。
公共下水道は市街化区域のみのため、調整区域に住んでいる方々
には関係しないが、上下水道完備というのが、やはり良い生活がで
きるバロメーター。都賀地域の場合は、家中地区東部に下水道がな
かなか通らないため、今後合併浄化槽等の問題が対応されたら良い
と思う。また、木村地区、大橋地区、臼久保地区については、県道
栃木・粟野線を下水道の本管が通れば良いが、それも難しいことな
ので、その辺りの地区が一番大変。木村地区からは「地獄で対応し
ていたが、浸透しなくなってしまい困った。」という声もよく聞く。
千葉委員
農業集落排水事業については、今回の委員会では話し合われてい
ない。また、公共下水道については、徐々にやっていくとのこと。
合併浄化槽については、大柿地区で導入する際、事業者と交渉して
色々勉強したため、ある程度は分かる。
安生会長
イオンの周辺も公共下水道が通っていないと聞いている。あれだ
けの密集地なので、本当は設置すれば良いのだろうが難しいのかも
しれない。
質問等は無いようなので、次の議題にうつる。
③ 第2回栃木市子ども・子育て会議の報告
佐山委員
──第2回栃木市子ども・子育て会議の報告──
山田委員
保育所について、平成27年度から統合がかなり進むような話が、
民生委員の間で出ている。大平東保育園とぬまわだ保育園が統合し
てとちぎメディカルセンター周辺に一つ、いりふね保育園とそのべ
保育園が統合して、栃木中央小学校周辺に一つ、そして、都賀地域
と栃木地域の間の北部に幼稚園と保育園の機能を併せ持った施設が
一つできるというような話を聞いている。以上情報提供。
家中地区西部に、新たに保育園が建つという噂があるが、そのこ
とについて分かっていることがあれば教えていただきたい。
佐山委員
栃木地域の北部から都賀地域の範囲内に、民間保育園を新設する
予定で、平成26年度中に公募が実施できるよう準備を進めるよう
だ。平成28年4月1日開設を目標として、延長保育や休日保育、
夜間保育を行う。定員110名。地域間バランスと今後の需要を踏
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まえるという基本方針により新設するとのこと。
山田委員
それが家中地区西部の保育園なのか。
佐山委員
それは分からない。栃木市北部地域における住宅開発の動向を踏
まえてということで、今後子ども・子育て会議で検討していく方向。
その他、認定こども園の募集も行っていく予定。
安生会長
民間の場合は、経営のため、人口密度が高い地区につくるのは当
然。
都賀地域にもかつては4か所あった保育園を1か所にまとめた。
色々異論があった。近くなる人は良いが、遠い人は送迎が大変。そ
のため、送迎バスが来る幼稚園に切り替えてしまった人も結構いる。
この件について、他に質問等がなければ、次に移る。
④ 平成26年度地域協議会開催日程について
藤平主幹
平成26年度各地域協議会の日程について、これから総合政策部
地域まちづくり課において調整を図るが、まずは各地域において開
催予定案を作成し、提出することになっている。平成25年度都賀
町地域協議会については、毎月第4金曜日の午後1時30分から開
催していたが、月末の金曜日午後の時間帯は、各種団体の会議日程
と重なりが多く、また市役所内の会議とも重なることが多いため、
開催曜日や時間を変更してはどうかと思っている。
他地域の現時点での状況を確認したところ、藤岡町地域協議会が
第4火曜日の午後、西方町地域協議会が第4水曜日の午後、大平町
地域協議会が第4金曜日の午後、栃木地域まちづくり検討委員会が
基本的に月曜日の午後の時間帯を予定していきたいとの情報を得て
いる。他地域の開催状況を踏まえると、午後の時間帯については重
なることが多いため、事務局案としては午前中に開催し、また、曜
日については、調整していくと第4火曜日が良いのではないかと考
えている。火曜日の午後は藤岡町地域協議会が開催を予定している
が、本庁からの説明事項があっても対応が可能であり、委員さん方
も午後の時間帯を有効に活用できると考えている。ただし、今の段
階での予定のため、これから全体的な調整があり、変更する場合も
ある。その辺をご了解いただきながら、第4火曜日の午前中開催を
基本として調整してよろしいか、ご意見をいただきたい。
安生会長
今日は粂谷委員が出席しているが、いつも下野農業協同組合の会
議と重なってしまう。粂谷委員の前任の渡辺正衛委員も、ほとんど
地域協議会に出席することができなかった。せっかく委員に選ばれ
ても、来られない場合が多いということで、事務局から第4火曜日
の午前中に実施という提案があった。基本は午前10時から12時
までの2時間会議を行い、案件が多い場合は30分繰り上げて9時
30分から開催する等の形をとれば、午前中に終わると思う。また、
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今まで午後1時30分から5時位までの時間と思ってゆっくり進行
していたが、皆さんからの意見を効率よくいただけば、2時間でも
消化できると思う。
──了承の声──
安生会長
では、皆さんの了承が得られたので、後は事務局に他地域協議会
との調整をお願いする。
⑤ 積雪による被害について
根本委員
安生会長と小田部区長のあいさつの中にもあったが、今回の大雪
は私も記憶にない程だった。特に被害が大きかったのがイチゴ農家
で、私もその1人だが、非常に多い雪の量に加えて、強い雨と大風
により、あれ程の被害になった感じもする。何軒かお見舞いに行っ
て来たが、あの姿を見た時は言葉も無かった。本人がどういう気持
ちか私も想像に察するが、呆然とした感じ。本当にお気の毒で、お
見舞い申し上げる。
都賀地域ではイチゴ農家が多く、ハウス施設と作物に被害を受け
た。イチゴの出荷はまだ3分の1程で、半分もいっていない。残り
の収穫量やトマト、キュウリ等も含めた被害額を計算すると、6億
位の被害額になるのではないか。6億という金額は、現在都賀地域
にある67、8軒のイチゴ農家の1年間の売上額に値する。それほ
どの想像がつかないような大きな被害が出た。
これから、片付けや来年に向けての新設等、色々考えなければな
らないが、解体も非常に大変な仕事。県と市から多少の補助金が出
るが、問題は資材が無い。とても生産が追いつかず、あっても倍く
らいの値段になってしまう。これは都賀地域だけの問題ではなく、
栃木県、関東地区、さらに山梨県辺りもかなり酷い状況である。そ
ういった事を考えると、来年度またスタートできるかというと、非
常に厳しい状態だとみている。
今回の災害については、やはりハウスに積もった雪をいかに早く
溶かすかだったかと思う。雪を溶かせば問題無かった。ところが、
降る量が非常に多く、とてもじゃないが溶ける量とのバランスがと
れなかった。私は降り出す前からハウスの中の内張りカーテンを開
けて、暖房をめいっぱい焚いて、中の温度を上げておいた。それか
ら雪が降ってきたが、中が温まっているため、ある程度の雪は溶け
た。そういったことについて聞いてみると、あまりやっていなかっ
たのが現実のようだ。気象予報でも、あれほどの大雪になるとは報
じていなかったことが、今回の大きな被害になった原因のひとつで
はないかと思う。
イチゴ農家が減って行くということは、非常に申し訳なく、悲し
く、言葉が無い。若い後継者は、これからまだ先があるから再建で
きると思うが、年配の方は、もうこれで辞めるかというのが現状で
はなかろうか。
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粂谷委員
現在農協で把握している被害状況を報告する。今回の積雪による
倒壊で受けた都賀地域の被害は、イチゴのハウスが15.1ha、
トマトが1.5ha、ナスのハウスが0.12ha、ニラが6.9
haとのこと。新聞報道によると、栃木県内での被害金額は70億
円とも80億円とも発表されているが、JA下野管内で、その栃木
県全体の半分以上の被害が出ている。栃木市と岩舟町、壬生町を含
めたJA下野管内で、約40億円の被害が想定されている。国、県、
市からの援助体制も随分発表されているが、それを見据えながら、
農協でもどのような支援ができるか、現在対策本部を立ち上げて検
討を進めている。とにかく私たちが経験したことが無いような甚大
な被害が出ているので、農協でも出来る限りの支援をしたいと思っ
ている。
安生会長
再建するのは非常に大変なこと。私もかつてハウスが潰れてしま
った時、潰れないハウスをつくるためにかなりの金額がかかった。
今の私の年齢だったら、諦めて片づけて廃業してしまう。
小田部区長
私も廻って見たところ、同じ鉄骨ハウスでも被害の受け方に違い
があった。都賀地域でも停電した地域としていない地域があったた
め、停電しなかった地域では早めに暖房をがんがん焚くことができ
たが、停電した地域ではやりたくてもできず、鉄骨ハウスでも潰れ
てしまったのではないか。県北の方で意外と被害が少ないのは、停
電が無かったからかもしれない。その辺でだいぶ市町村間の差が出
たのではないかと思う。
安生会長
山梨県でも、あの広い面積の8割で被害を受けたとのことで、大
変なことだ。特にブドウ等は直ぐには回復しない。
三室委員
復旧には5年かかるとのこと。木が折れたから来年というわけに
はいかない。今後もどういうことがあるか分からない。
安生会長
藤平主幹
では、この件は終了し、本日の議事は全て終了する。
事務局より連絡事項。
次回地域協議会は3月28日金曜日、午前10時から、当会場で
開催予定。新庁舎記念式典の関係で、協議会の開始時刻が早まった
ため、留意願いたい。
──閉会──
(会議終了時刻 午後2時58分)
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