2013年度学校基本データ - 東海大学付属熊本星翔高等学校

2013年度学校基本データ
【学校名】東海大学付属熊本星翔高等学校
【所在地】熊本県熊本市東区渡鹿9丁目1番1号(〒862-0970)
℡ 096-382-1146
【開
校】昭和36年(1961年)4月1日
【法
人】学校法人東海大学
東京都渋谷区富ヶ谷2-28-4(〒151-8677)
℡ 03-3467-2244
【理事長】松
前 達
郎 (マツマエ
タツロウ)
【校
長】森
永 州
一 (モリナガ
シュウイチ)
【課
程】全日制・普通科
【生徒数・学級数】
(内数で女子)2013 年 5 月 1 日現在
募集定員400名
1 年
422名(111名)10学級
2 年
485名(158名)12学級
3 年
339名( 93名)10学級
全 校 1246名(362名)32学級
【教員数】教職員合計96名
校 長
1名
副校長
1名
教 頭
1名
教頭補佐
2名
専任教諭
45名
特任教諭
9名
非常勤講師 31名
事務長
1名
事務長補佐
1名
事務職員
12名
臨時職員
1名
【進路状況】2013年度末累積卒業生数(24867)名
2011年度進路状況 卒業生360名
4年生大学 56% 短期大学 7% 専門学校 23% 就職 5% その他 9%
2012年度進路状況 卒業生 342名
4年生大学 69% 短期大学 4% 専門学校 15% 就職 7% その他 5%
2013年度進路状況 卒業生 339名
4年生大学% 短期大学% 専門学校% 就職% その他%
【学校目標】
●学校目標等の設定
本学園の付属諸学校では『建学の精神』の下、次のようなシステムで「学校目標」等を掲げて
業務に精励している。
「学校法人東海大学教育機関の運営方針」の設定
↓
法人学務局初等中教育部による「初等中等教育機関の運営方針」の設定
↓
各校による「学校目標」の設定
↓
各分掌(室・学年)による「分掌(室・学年)目標」の設定
↓
各教員の「業務目標」の設定
●2013年度東海大学付属熊本星翔高等学校「学校運営方針」
本校は、2012年4月1日から東海大学付属熊本星翔高等学校として新しくスタートした。この
新しい出発に当たり、スローガンとして「真ん中に生徒~あなたの生きる力を支えます」を掲げて
いる。これは2013年度も全く同じである。
このスローガンを実現させるために、2013年度初めに、教職員自らが本学園の建学の精神と
教育に携わる者としての自覚と責任を再確認しなければならない。その上で、2013年度は教職
員による「4かけ運動」(声をかける、手をかける、目をかける、心にかける)を更に推進してほしい。
なぜなら、教育に一番必要なものは、生徒と教職員間の信頼関係であると思うからだ。生徒と望
ましい人間関係をつくり、保護者の協力のもと、生徒一人ひとりの成長を支え、希望を星に繋げて
やることが私たちの役目である。
また、教職員や生徒達が常に声を出してキチンと挨拶する、明るく元気な高等学校をつくりたい。
そのためにも「あいさつ日本一」の高校を目指すことも継続したい。
そして、毎日の授業や部活動などの教育活動で、常に「真ん中に生徒」を実践し、生徒の伸び
る力をサポートする学校に、本当に生まれ変わらなければならないと思う。そうすれば、生徒一人
ひとりの「生活態度」「学習態度」「将来に対する心構え」等が望ましい方向にかわり「この学校は
変わった。この学校の生徒は本当に良くなった!」と保護者や地域、中学校等からの評価も今以
上に上がっていくはずである。そして、何よりも生徒一人ひとりが自らの「成長」を実感できれば、
夢や希望を各自がもつ事ができ、それを実現できると思う。
そうすれば、この2~3年内に熊本県内で文武両道が実現できる進学校として、高く評価される
と考えている。そして、できるだけ早い時機に学校経営が独立採算で運営ができ、必要なことをす
ぐ計画し実施できる学校にしなければならないと思う。
勿論、「東海大学付属熊本星翔高等学校」が評価され、「東海大学」とともに地元から高い信頼
を得ることは、結果的には教職員の将来や生活にも直接つながるのである。
これらを実現するために、2013年度の学校運営方針(10の重点項目)がある。教職員全員が
一致協力し、下記の重点項目の実践をお願いしたい。
※10の重点項目
1.「真ん中に生徒」の高校教育を実現する
本校の中心は生徒一人ひとりである。したがって、学習も部活動も学校行事も生徒が生き生
きと活躍できるように、教職員はさまざまな角度からその環境をつくり、生徒を自分の子どもの
ように思い、愛情あふれる適切な指導を行わなければならない。そのためにも、現在継続中の
「4かけ運動」を更に推進してほしい。そして、生徒主体の学習や部活動そして学校行事の充実
を目指すことによって、何事にも「あきらめない、くじけない」心を育み、社会で活躍できる人材
を養成したい。
2.退学や留年をさせない教育を行う
本校には入学した生徒を教育し、立派に卒業させる責務がある。一方、現在の生徒達を取り
囲む環境は、家庭内の問題や経済的な困窮など多くの問題があり、学校だけで解決できるもの
が少ないのも事実である。そんななか、生徒一人ひとりの夢や希望を挫折させる退学や留年を
できる限りなくすため、教職員は保護者と充分に相談しながら、生徒への様々な支援や指導、
相談などに全力で取り組んで欲しい。そして、やむをえず退学や転学、留年をするような場合で
も、生徒や保護者から「本当にありがとうございました。」と心から感謝されるような教育を目指
してほしい。
3.「あいさつ日本一」の高等学校をめざす
先日、久しぶりに本校を訪問された方から、「最近の生徒は気持ちの良い挨拶をされますね。」
とお褒めの言葉を頂いた。特に、足をキチンとそろえての挨拶には感心をされていた。日々の
学校改革の中では、当事者には見えにくい面もあるが、挨拶運動は本校の評価を確実に高め
ている。生徒達の生きる力を支えるためにも、挨拶によるコミュニケーション能力の向上をこれ
からも目指したい。そのためにも、教職員同士の挨拶が生徒の見本となるように、まず私達自
身が明るく元気な挨拶をするように心がけてほしい。その上で、「あいさつ日本一」運動を更に
推進していきたい。
4.基礎学力を定着させる
1 年生の数学で習熟度別授業、2 年生では英語の文理別の指導方法の確立など、基礎学力
を向上させる取り組みをできる限り試みたい。また、教科主任の大幅な変更による新しい体制
で、授業研究や教科指導の工夫、宿題の出し方などの検討を積極的に推進してほしい。また、
成績不振者の補習や時数不足者の補習や、部活動内での学習指導やノート検査・宿題・レポ
ート確認などを更に充実させてほしい。他にも、教科会や学年会で、家庭学習の習慣化、宿題
やその内容、クラス内の生徒間による学習指導などを研究・実践し、学園基礎学力定着度試験
対策・学園高大連携総合試験対策も行ってほしい。また、SPPの取得や英語検定、数学検定、
漢字検定、パソコン検定などの検定試験にも、今まで以上に積極的に取り組んでほしい。
5.部活動を更に活性化させる
今年度も、女子サッカー部の創部、ボクシングの強化部化、女子駅伝の強化、ロアッソとの関
係強化、星翔会(経済的な援助団体)の立ち上げなどにより、今まで以上に部活動の活性化を
目指したい。また、今年も新入生は、部活動の全員加入をめざす。その上で、全教職員による
部活動の各大会への応援体制をつくりたい。更に、各部活動が各種大会で入賞した場合、生
徒と顧問が昼休みや休み時間を利用して校長に報告に来てほしい。生徒を大いに褒めて、モ
チベーションをあげたいと思う。一方で、部活動費(部費・保護者会費等)の適正徴収と収支決
算報告や監査など徹底して透明性を高めてほしい。保護者の信頼がなくては、心からの応援や
支援は得られないと思う。また、各部活顧問も活動内容の充実や指導者の魅力を高める努力
を昨年以上にお願いいしたい。生徒・教職員は言うまでもなく、PTAや部活の保護者会、OB・O
G会や同窓会、星翔会などと連携して、部活動の応援を継続していきたい。
6.進路指導を充実させる
生徒一人ひとりの進路希望を実現させるには、まず教職員が勉強しなければならない。たとえ
ば、東海大学の学部・学科の内容や違いについて、充分な理解が必要である。その上で、東海
大学の良さを熱く語ってほしい。また、東海大学との連携を深め、進路相談室の生徒や保護者
の利用を更に活発にしてほしい。教職員は東海大学へ進学する場合の利点(入学金半額)や
東海大学での学習内容、特許出願の多さ、就職の良さなど、定期的に必要とされる情報を保護
者や生徒にキチンと伝える努力を怠ってはならない。特に、2013 年度熊本キャンパスの改組改
変により、東海大学との連携および情報の共有化が今まで以上に大事である。その上で、東海
大学への付属推薦達成値60%以上を実現させなければならない。なお、国立大学や専門学
校、就職などについても、学級担任が十分に勉強し、生徒の適性や能力などを充分考えた上で、
適切な進路指導を行ってほしい。
7. 事件・事故を未然に防ぐ生活指導を行う
ごく一部の生徒であるが、昨年度の謹慎などの処分数が大変多い。今年度は昨年以上に、謹
慎等の罰則指導に頼るのではなく、事件・事故を未然に防ぐきめ細やかな指導や「心の教育
(礼法教育など)」にシフトした生活指導を行ってほしい。特に、生徒会との連携を深めて、生徒
と教職員が協力して行う生徒指導を目指したい。また、保護者の協力も必要である。「早寝、早
起き、朝ごはん」をもっと定着させ、規律正しい生活習慣(睡眠・食事・学習)の確立を最優先に
指導したい。更に、部活動等によるモーニングクリーンの継続などにより、校舎内の徹底した清
掃活動も推進していきたい。
8.保護者会を更に充実させ、保護者との協力関係を推進する
前述した生活指導を含め、生徒の教育は教職員だけで行えるものでなく、保護者の協力が
不可欠である。そのためにも、学校の教育方針や現在の生徒の問題点などを、保護者一人ひ
とりに、充分に理解して貰わなければならない。そのことが、「真ん中に生徒」の教育に繋がっ
ていくと考えている。その上で、保護者と学校の協力体制を十分に確立しなければならない。し
たがって、「保護者の方が行きたくなるような保護者会」、「行けば充分満足する保護者会」、
「行かないと困るような保護者会」を、今年度は特に実現させなければならない。
9.募集定員を確実に確保し、入学者のレベルアップを図る
多くの関係者のご協力により、2012 年度の入学者数は大幅増加を実現した。また、2013 年
度の入学予定者もほぼ予定通り420名以上を確保することができた。昨年度は、松前記念サ
ッカー場のオープンセレモニー、新聞広告の実施、テレビによる広報、学校案内の改善、星翔
奨学生の予算見直し、中学校や塾訪問の工夫、学校説明見学会の日曜日実施など、昨年以
上に様々に工夫した広報活動を実施した。一方、最大の広報活動は本校の教育活動の充実で
あることも忘れてはならない。なお、2014 年度生徒募集に向けて、今まで以上の効果的な広報
活動のためにさらなる進化を目指したい。また、募集定員の確実な確保は教育活動の原点な
のである。その上で、可能な限り入学者のレベルアップを図りたい。学習成績・出席状況や部
活動実績だけでなく、意欲や努力する姿勢のレベルアップも試みたいと思う。
10.東海大学熊本キャンパスとの連携を推進させる
2013 年度に東海大学熊本キャンパスの学部学科が再編され、新しく経営学部(経営学科・観
光ビジネス学科)と基盤工学部(電気電子情報工学科・医療福祉工学科)ができた。東海大学
の付属高校として、これまで以上の連携が必要であると思う。今年度もスポーツ(部活動)や授
業などで熊本キャンパスとコミュニケーションをとりながら、高大の連携を強力に推進したい。そ
の上で、本校から付属推薦により熊本キャンパスの入学定員の半数を確保する協力体制を確
立したい。今後も、全教職員が東海大学熊本キャンパスへの関わりを深め、運命共同体の意
識を持って、連携推進を実践してほしい。
以上