News Release 2015 年 4 月 1 日 2015年度 入社式 社長挨拶 (要旨) 2015 年度入社式の冒頭に行われた中谷社長挨拶の要旨は、以下のとおりです。 ■はじめに 皆さん、こんにちは。社長の中谷です。日立物流グループを代表して、皆さんを心から歓迎致します。また、 幾多ある企業の中から当社を選んで頂きありがとうございます。 現在当社グループは 2015 年度を最終年度とした「中期経営計画」において【世界で戦い、勝てる物流企業(事 業規模 7,000 億円への挑戦)】を目指す姿として掲げており、本日、計画実現のための新たなメンバーを迎えるこ とができたことは喜ばしい限りです。 物流業界において、競合他社による「グローバル経営基盤の構築を目的とした M&A」や「国内競争力強化を目 的とした経営統合・提携」といった激しく大きな動きが生じております。この激化する競争環境下で生き抜き・勝ち 抜くためには、今までとは同じようなやり方では通用しません。私は、常々社員に「過去の成功体験を捨てること」、 「物事をゼロベースで考えること」を言い続けています。これは、私が社長として皆さんにも強く期待するところで す。 ■会社が考える皆さんのキャリアプラン 先ず、日立物流グループは、物流という機能を「現場」を通じて顧客に提供し、顧客満足を糧にして事業を営 んでいる会社であります。そこで、皆さんには、以下の経験を積んで頂きたいと考えております。 ①最初に、我々の力の源泉である「現場」への理解を深めて頂きます。そのためには現場を実際に経験するこ とが不可欠であり、理解を深めた後には、日本のみならず海外における実際の「現場運営」を担って頂くこと になります。 ②そして、次のステップですが、同じく国内外を問わず、早い時期に経営に近いところでマネジメントを学び、 「現場・組織を束ねた事業運営」を担って頂くことになります。 ③その上で、新たなビジネスモデルを創造して頂くことになります。 ■皆さんに期待すること (誰とでもビジネスを行うことが出来るグローバル人財に向けて) 上記のキャリアプランを実現するためにも、是非グローバルな人財になってほしいと思います。これはある意味 グローバルメジャープレイヤーを目指す当社としては当然のことですが、もちろん海外勤務をすることだけをグロ ーバルとは考えておりません。地球上のどのような場所でも、誰とでも、一緒にビジネスを行うことができる人財。こ れをグローバルな人財と位置付けております。そのために、皆さんには3つのことをお願いしたいと思います。 1つ目は「文化・価値観の違いを感じ、その背景を理解し尊重すること」です。ある国・エリアでの文化・価値観 がどこでも通用するかと言えば、そのようなことはないわけですから、先ずは文化・価値観の違いを感じ、その上で、 なぜその人たちはそう考えるのか理解しようとすることが大切であり、相手を尊重、尊敬することが大切です。 2つ目は「物事を論理的に捉え、組み立て、きちんと相手に説明すること」です。例えば、日本人だけの「当たり 前」がどこでも通用するわけではありません。文化・価値観が異なるところにおいては、きちんと論理的に説明して、 相手に納得して頂くことが大切になってきます。 3つ目は「摩擦を恐れずに発言し、粘り強くコミュニケーションを図ること」です。日本人を例にすれば、とかく摩 擦を恐れがちで、言いたいことを言わないということがよくあります。これでは相手に納得してもらうことはできませ ん。論理的に説明することとともに、相手に納得してもらい動いてもらうためには、摩擦を恐れず、粘り強くコミュニ ケーションを図ることが重要になってきます。 ■まとめ 私たちの目標は、世界で戦い、勝てるグローバルメジャープレイヤーになることです。当社グループは、30 の国 と地域で事業を展開しており、各企業体が特徴ある物流サービス、ビジネスモデルを持っています。これらを組み 合わせ、新たな価値(バリュー)、そして新たなビジネスモデルを創造することで世界に挑みます。それこそが、事 業指針である『協創で世界に挑む』ということです。 全世界の従業員の力を結集することで、新しいビジネスモデルを必ず創出できると確信しております。それに は皆さんの力が必要です。大いに期待しています。すべての力を1つにして、皆で挑戦していきましょう。 以 [参考] 2015 年度新入社員 56 名 (国籍:日本、中国、韓国) <本件に関するお問い合わせ先> 株式会社日立物流 グローバル経営戦略本部 広報部 TEL:03-5634-0357 上
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