コンクリートは生きている 阿波 稔 (あば みのる) 職 名 :准教授 学 位 :博士(工学) 所属(部門・研究室等):大学院土木工学専攻(構造材料部門)、工学部土木建築工学科(コンクリート工学研究室) 、 社会連携学術推進室(併任) 出 身 大 学 :東北学院大学大学院 専 門 分 野 :建設材料学、コンクリート工学、維持管理工学 所 属 学 会 :土木学会、日本建築学会、日本コンクリート工学協会、American Concrete Institute、RILEM 問 合 せ 先 :E-mail:aba@hi-tech. ac. jp TEL 0178−25−8058 FAX 0178−25−8058 住 所 :〒031−8501 青森県八戸市妙字大開88−1 八戸工業大学 教育研究テーマ 1.寒冷地におけるコンクリート構造物の長寿命化と維持管理 近年、社会基盤施設の維持管理・更新にかかる費用の増大や、その建設・供用に伴う環境影響が指摘されている。そこで、 社会基盤施設の長寿命化や点検・調査、診断、対策などの維持管理システム(技術)の構築が望まれている。本研究室で は特に、寒冷地域におけるコンクリート構造物の長寿命化と維持管理に関する研究を進めています。 2.環境負荷の低減を目的とした建設材料の開発 土八 木戸 建工 築業 工大 学学 科 各種金属スラグや、コンクリート廃材、一般家庭から排出される都市型廃棄物、さらにはホタテ貝殻などをコンクリート 用骨材として利用し、環境負荷の低減(再資源化)を図る技術を確立するとともに、環境に優しい新たなエコマテリアル を開発しています。 3.青森県の土木遺産 近代における土木遺産は、地域の生活や産業を支えてきた社会的な資産であり、そこには、先人達の地域への思いが反映 され、その計画・技術、使命感には学ぶべきものが多くあります。そこで、青森県の土木遺産を調査するとともに、それ らの保存や地域学習への利活用について検討しています。 担当科目 コンクリートの材料科学/コンクリート構造学/構造物のメンテナンス/建設リサイクル工学/環境建設工学実験Ⅰ/建設 材料学特論Ⅱほか 卒業研修テーマ 寒冷地におけるコンクリート構造物の耐久性/コンクリート構造物の維持管理/表面保護コンクリートの性能/産業廃棄物 (副産物)を用いたコンクリートの性能ほか 著書・論文等 ここにもCテクノ〔第2版〕 (八戸工業大学環境建設工学科編) 、コンクリート工学〔第2版〕 (朝倉書店) 、ほか論文多数 学外委員等 ケイ酸塩系表面含浸材設計施工研究小委員会(土木学会コンクリート委員会) 、構造物表面のコンクリート品質と耐久性能検 証システム研究小委員会委員(土木学会コンクリート委員会) 、選奨土木遺産選考委員会委員(土木学会東北支部)ほか 講演・出前講義 寒冷地におけるコンクリート構造物の長寿命化と維持管理/再生資源の有用利用技術/青森県の近代土木遺産 受託研究・プロジェクト参加等の実績 寒冷地コンクリート構造物の劣化過程(進展期・加速期・劣化期)と構造性能の評価(平成20年度科研費〔基盤C〕 ・研究代 表者) 、材料劣化が生じたコンクリート構造物の構造性能評価に関する技術学術体系の構築(平成21年度科研費〔基盤A〕 ・ 研究分担者) 、表面保護コンクリートの性能評価(T&C防食工法協会ほか) 、非鉄金属スラグ骨材を用いたコンクリートの性 能(日本鉱業協会、大平洋金属) 、電力施設解体コンクリートを用いた再生骨材(日本原子力発電、福井大学ほか)、コンク リート用骨材へのホタテ貝殻の利用(五洋建設) 主要研究施設・設備など 寒冷地コンクリート材料の高耐久化に関する研究装置(急速凍結融解試験装置・水銀圧入式ポロシメータ・イオンクロマト グラフ、文科省補助) 、コンクリート表面微細組織の測定装置(レザー顕微鏡・微小硬度計・気泡組織の測定装置、文科省補 助) 、熱分析装置一式(TG-DTA・DSC・MS、文科省補助) 、促進中性化試験装置、物質透過性試験装置一式(透水・透気・ Cl−)ほか 得意とする技術・分野など 寒冷地におけるコンクリート構造物の耐久性と維持管理、高流動コンクリートの設計と製造、産業廃棄物の建設材料への有 効利用 産業界と交流を深めたい技術・分野など 寒冷地におけるコンクリート材料の高耐久化と構造物の維持管理に関わる技術開発、産業副産物のコンクリート材料への有 効利用技術の開発、高流動コンクリートに関わる技術の普及、コンクリート用混和材料や表面保護材料の技術開発 キーワード コンクリート材料の耐久性、構造物の維持管理、高流動コンクリート、廃棄物のコンクリート材料への利用 44
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