(心にとどく指導でめざす姿) 市内 36 小中学校児童生徒によって採択(H18.11.20) 〠506-8555 岐阜県高山市花岡町2-18 ☎0577-35-3154 FAX:0577-35-3172 学校経営 全職員が協力して、自立と創造にみちた特色ある学校経営をします ①管理職は明確な教育理念と構想のもと、指導性を発揮するとともに、全職員のもち味を生かして組織的・効率的な運営の確立を図る。 ②学習指導要領の趣旨を十分に踏まえ、学校や地域の特色を生かした教育課程を編成・実施する。 ③学校の教育方針等について家庭や地域社会に積極的に情報提供するとともに、自己評価書(自己評価や学校関係者評価等)を学校経営の 改善に生かし、その結果を公表する。 ④児童生徒の命を守ることを最優先し、全職員が危機意識をもって一人一人の安全・安心の確保に努め、学校内外の環境を見直すとともに、家 庭や地域社会、関係諸機関との連携を強化するなど、組織的な対応ができる危機管理体制を確立する。 ⑤授業研究や校内研修を組織的・計画的に実施し、職員の資質や指導力の向上に努める。 研 修 教職員としての使命と責任を自覚し、確かな指導力を身につけます ①今日的課題や自校の課題、経験年数や職務等に応じた自己の課題を明確にし、主体的に研修を行う。 ②自らの指導が子どもの心にとどき、確かな力を付けているか、常に子どもの姿から振り返り、指導力の向上に努める。 ③教育研究所の機能を一層積極的に利用し、授業にICTを効果的に活用する研修や情報モラルについて指導する力を高める研修等を行う。 学級経営 互いに認め合い、願いをもってうごきだす学級を創ります ①学級目標の具現に向け努力する姿や、その子のよさを位置付け、価値付け、伸ばし育てる指導を充実する。 ②常に学級目標に立ち返り評価していくことで、新たな願いや課題を共有し、共に認め合い、高まり合う集団を育てる指導を充実する。 ③思いやりの心をもって助け合い、いじめ問題に対して誠実に立ち向かう態度を育てる指導を充実する。 ④「つたえる・つなげる」姿を育成するための基盤となる、望ましい人間関係を築く力を高める。 郷土教育 郷土の人や自然、景観、歴史、文化に親しみ、郷土を愛する心を育てます ①意図的・計画的に、地域の教材や人材など郷土の教育資源について学ぶ場を位置付け、地域の人たちの生き方を学び自らにとり入れ、より よい地域にしていこうとする心を育む指導を充実する。 (高山市教育振興基本計画 基本施策2) (高山市教育振興基本計画 基本施策1) 教 科 基礎的・基本的な知識・技能を習得させるとともに、思考力・判断力・表現力及び自ら学ぶ意欲や態度を育てます ①教科の本質的なおもしろさを実感することができるように、新しい教科書観に基づいて指導内容の系統性を踏まえた教材研究を充実する。 ②学力テストや意識調査の分析を生かし、ねらいと評価規準を明確にし、その子の学習状況に応じたきめ細かな指導を充実させて、確かな学 力の定着を図る。 ③その子の興味・関心や必然から課題や活動を生み出す指導をし、仲間のよさを取り入れ、考えの質が高まる指導を充実する。 ④各教科において、言語能力の育成を図る学習活動を工夫する。 道 徳 自分をみつめる力と他を思いやる心を育てます ①道徳的価値の自覚を深め、道徳的実践力を育てるために、発問の吟味等、指導方法の工夫に努め、要としての道徳の時間を一層充実する。 ②教育活動全体を通して道徳性を養うため、道徳の時間と他の教育活動との関連を明確にした全体計画、指導計画(別葉)を活用 する。 ③家庭や地域社会、関係する他の学校等と連携して、地域ぐるみの道徳教育を推進する。 特別活動 よりよい生活や人間関係を築いていこうとする自主的、実践的な力を育てます ①児童生徒が自他ともに大切な存在であることを実感できるよう、係活動や行事等の取り組みを工夫し、取り組みの過程を大切にした指導を 充実する。 ②自分の活動や生き方を振り返り、新たな目標や課題がもてるよう、その子の良さや可能性を発揮できる指導と評価を充実する。 ③子どもの自発的・自治的な意識を大切にし、学級の諸問題を解決する活動やいじめ問題への取り組み等を通して、よりよい生活や人間関係 係を築くことができる指導を充実する。 総合的な学習の時間 探究的な学習を通して、よりよく問題を解決する資質と能力を育てます ①小・中学校の接続をふまえ、目標や内容、育てようとする資質や能力及び態度、各教科等との関連を一層明確にした全体計画及び指導計画 の工夫改善を図る。 ②習得した知識・技能を相互に関連付け、総合的に働かせながら問題を解決していくよう、体験活動と言語活動を意図的に設定し、探究活動 を充実する。 小学校外国語活動 コミュニケーション能力の素地を育てます ①指導目標と指導内容を明確にして、2学年間を通した指導計画の工夫改善を図るとともに、全職員で組織的に学習環境や指導体制を整える。 ②その子が積極的に外国語を用いてコミュニケーションを図り、その楽しさを体験できるように指導方法を工夫する。 (高山市教育振興基本計画 基本施策2) 生徒指導・教育相談 その子のよさを理解し、さらにのばし、たくましく生きていく力を育てます ①全教育活動を通して、自他の生命を尊重することや、倫理観や規範意識を体得する指導に徹する。 ②その子の日常におけるわずかな変化を見逃さず適切な対応がとれるよう、ハイパーQUアンケート等を活用し、信頼と愛情に基づく組織的な 教育相談を一層充実する。 ③不登校や問題行動(いじめ、暴力行為、薬物乱用、携帯電話のメールやインタ-ネットによる誹謗中傷、性非行等)については、全教職員が 危機意識をもち、共通理解のもと、早期発見・早期対応はもとより未然防止に努める。 ④幼稚園、保育園・小学校・中学校の連携を密にして、朝のスタートプランの実施や交流を行い「小一プロブレム」「中一ギャップ」等の不適 応の防止を図る。 (高山市教育振興基本計画 基本施策6) ⑤学校と家庭、地域、関係諸機関(であい塾等)が常に連絡を取り合って情報の共有化を図り、子どもを見守る体制の一層の強化を図る。 進路指導 夢や希望をもって自己の生き方を考え、主体的に進路を選択する能力や態度を育てます ①その子の能力や適正を理解し、よさを見つけ可能性をのばす指導に徹することで、自己肯定感を育む指導を充実する。 特別支援教育 その子の自立を支援し、社会参加するために必要な力を育てます ①その子が能力や特性を発揮できるよう、その子の教育的ニーズを正しく理解し、「個別の教育支援計画」や「個別の指導計画」を作成し、 就学前から卒業までの一貫した教育的支援を行う。 ②全教職員が、支援を必要とする全ての児童生徒の教育的ニーズを理解し、特別支援教育コーディネーターを中心として組織的に指導できる 校内支援体制を確立する。 ③交流(含む:居住地校交流)及び共同学習を計画的・継続的に実施し、望ましい人間関係を構築し、共に学び合う共生教育を充実する。 ④その子の障がいの状況を客観的に把握し、高山市障がい児就学指導委員会の判定に基づいた適切な就学指導を行う。 人権教育 不合理な差別や偏見をなくし、人権を尊重する態度を育てます ①自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができ、それがあらゆる社会生活の場面の中で具体的な態度や行動に現れるよう、認識 力、自己啓発力、行動力を育む指導を充実する。 へき地複式教育 ふるさとに誇りをもち、たくましく生きる力を育てます ①その子が主体的に確かな学力を身につけることができるよう、個に応じた指導に徹する。 図書館教育 自ら学び、情報を活用する力を身につけ、深く考え、生きる力を養います。 ①児童生徒が好きな本を選び、静かに読むことのできる場を提供するとともに、様々な本を紹介し読書の楽しさを伝えられる「読書センタ-」 としての機能を充実します。 ②児童生徒の自発的、主体的な学習活動を支援するとともに、情報・選択・活用能力を育成し、児童生徒が学んだことを確かめ、広げ、深め るなどの「学習・情報センター」としての機能を充実します。 (高山市教育振興基本計画 基本施策1(2)) 健康教育 運動に親しみ、進んで健康で安全な生活を送る力を育てます ①自然災害等の危機に際して、主体的に行動する態度を育成する防災教育を推進する。 ②健康・安全に関する管理及び組織的な指導体制を充実し、実効性のある対策『命を守る訓練』等を講じ、健康被害及び事件事故、自然災害 然災害等による被害の未然防止(防災)に万全を期す。 ③食生活(食育、歯・口の健康)や生活習慣、心身の健康状況の把握をもとに、各領域等の特質に応じて指導計画を工夫改善し、健康に 関する指導を充実する。 ④体育の時間はもとより、学校と家庭、地域社会が連携した日常的な活動を通して体力の向上を図る指導を工夫する。 国際理解教育 多様な文化や考え方について学び理解することを通して、互いに尊重しあう国際感覚を身につけます。 ①国際理解を深めるために、郷土教育の視点を生かし、ふるさとに誇りを持てる学習を進め、広い視野をもって異文化を理解し、異なる習 慣や文化を持った人々と共に生きていくための資質や能力を育むための指導を工夫する。 環境教育 身近な環境問題に主体的に対応する意欲と態度を育てます ①省エネやリサイクル、自然保護や環境調査などの体験的活動を通じて、環境についての理解を深め、よりよい環境をつくるために自分に できることは何かを考え、実践する指導を充実する。 情報教育 情報を適切に活用し、情報社会に主体的に対応できる力を育てます 福祉教育 進んで幸せな地域社会を築き、共に生きていこうとする意欲と態度を育てます 大きな理想 (教育振興基本計画の基本的方向)『学び得た「生きる力」がやさしさのある社会の礎と なる教育をめざします』について 誰もが自己実現をはたし必要とされて社会に貢献する「やさしさのある社会」を築くために、私た ちは将来を担う子どもに「生きる力」 (確かな学力、豊かな人間性、健康・体力等)を育まねばなりま せん。このことは、高山市が推進している「だれにもやさしいまちづくり」につながります。 教育の方針「心に残る教育を創造する」について 深い学びに出会えたことにより、新たな心の変化が生まれます。その心の変化が記憶に残り、自分 の力を高め社会を支えようとするエネルギーとなります。私たちは、大きな理想の実現のために、子 どもの心に残る教育を創造していきます。 教育の方針具現のための切り込み口「心にとどく指導」について 私たちの指導が子どもの心にとどくことが、心に残る教育の必要条件です。 心にとどく指導によってめざす3つの姿「自分の力でうごきだす」 「互いに認め合う」 「力をつける」について この3つの姿は、教育活動全体を通してめざす姿であり、私たちの指導が子どもの心にとどいてい たかを振り返る視点でもあります。Plan(目標設定)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善) のサイクルを充実させ、子どもの変容に基づいて指導を工夫改善していきます。 「 ○各校で共通して育てたい具体的な姿 ◇共通して行いたい手だて」 高山市として共通して育てたい具体的な姿と、その姿の具現のために共通して行いたい手立てを下 表のとおりとしました。特に平成25年度は、教科指導における仲間学びの充実と終末における確実 な評価をあわせて重点としています。 ○自信と誇りをもって、 新しい問題の解決に挑 戦していく姿 ◇その子がこれまでに 身に付けてきた力を駆 使し、活用することがで きる指導を工夫する ○問題を解決するため ○仲間のよさを見いだ に自分の力を駆使し、最 し、自分に生かそうとす 後までやりぬく姿 る姿 ◇その子が自分の成長 ◇その子にとってねう を自覚することができ ちがある学び合いを行 う工夫をする る評価を工夫する H25の重点 「方針具現のための重点施策」について ◇「つたえる・つなげる」姿を育成する(授業や活動における「つたえる・つなげる姿」の明確化) ・基礎学力の定着と思考力・判断力・表現力の育成は大きな課題です。一人学びの場では、ノート に自分の考えを書く指導を通して児童生徒の考えを把握し、仲間学びの場では「つたえる・つ なげる」を合言葉に発言の組織化や考えの深まりにつながる手立てを講じ、終末では、評価問題 等に取組んだりまとめを書いたりする指導を通して一人一人の学習状況を評価し、より確かな力 をつけます。 ◇「ふるさとと協働する学校づくり」を進める ・各中学校区に誕生した地域連携の組織の中で、地域でめざす子どもの姿を明確にし、幼保小連携 や小中連携を進めることによって、一貫性のある学習指導と生活指導を推進します。また、地域 の人々の生き方や伝統などを学ぶ過程を地域の方とともにつくりあげる活動を通して郷土教育を 進め、家庭・地域がより主体的に教育に参画していく仕組みをつくります。その中で、学び得た 「生きる力」がやさしさのある社会の礎となる教育をめざします。 <協働:複数の主体が目標を共有し、ともに力を合わせて活動すること>
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