鳥類営巣ブロック 1. 特徴・特性 カワセミの生態を研究して開発された営巣用のブロックで、外敵の進入を防ぎ安全にヒナを育成でき ます。 ◎カワセミの生態 カワセミは、雌雄ともに全長17cm、頭上から後ろあご、くちばしの根本から胸側、翼、尾は金属光 沢のある緑色。背から上尾筒はコバルト色、目先及び目の下、胸から上腹は橙色。アゴ側と喉、下腹 は白くなっています。くちばしは約4cmと長く、足は小さく赤い色をしています。雄は上下のくちばしが 黒く、雌は下くちばしが赤くなっています。 全国の平地から山地の河川、湖沼に生息し、本州の暖地では留鳥ですが、北海道では主に夏鳥と して、3月下旬ごろから渡来し、10月上旬ころまでに本州の暖地に渡ります。 主食は川魚ですが、カエルや水生昆虫などもついばみます。河川、湖沼などの水辺の棒くい、川岸 や湖岸の柳などの樹木の枝に、じっと止まって魚をねらったり、水上で低空飛翔し、垂直に水中に飛 び込んで魚をとらえたりします。低空飛翔し、垂直に水中に飛び込んで魚をとらえたりします。 水辺の土手や崖地に深い横穴を掘って巣穴をつくります。巣穴の直径は4∼5cm、深さは60∼10 0cmに及ぶトンネル状で、奥に向かって高くなるように傾斜して造られています。巣穴の奥に産座が つくられ、そこに産卵します。カワセミの営巣ブロックの設置においては、カワセミの習性を理解したう えで慎重に施工する必要があります。 施工後の維持管理も大切です。 図−1 製品イメージ 図−2 参考断面図 2. 供給可能地域 鳥取,島根,岡山,広島,山口 3. 施工勾配 側壁付きブロックによりあらゆる勾配に対応 4. 施工高 直高 H=2.0m (基礎ブロック+営巣ブロック) 5. 設計流速 基本的に、本製品は冠水しない場所に設置するため、流速の検討は行ないません。 6. 安定性の照査 実施設計時には、お問い合わせください。 7. 法面の植生 − 8. 水際の植生 − 9. 水生生物 カワセミ・ヤマセミを対象にした営巣ブロックです。 基礎ブロック等もあります 図−3 製品図 10. 横断方向への 連続性 ①施工勾配に応じた移動可能な生物への対応 − ②ブロックの表面構造 地上から外敵が巣穴までよじ登る事がないようオーバーハングした形状となっており、ヘビ等の進 入も防ぎます。 ③水の循環 − ④その他 − ①ブロックの表面形状 ブロック表面は、洗い出し処理となります。 また、その地方の自然の崖地の色彩に類似した砂を塗布する事によって人工物の違和感を少しで も軽減する事ができます。 11. 景観への配慮 ②ブロックの明度 洗い出し処理のため、平滑なコンクリートに比べ明度を下げる効果があります。 ③ブロック1個の大きさ 図−3製品図 参照 国交省 岡山 吉井川 大田原水路工事 国交省 広島 芦田川中流維持工事 写真−1 実績写真 写真−2 実績写真 ④目地深さ − ⑤その他 − 12. ブロックタイプ 1:1.5より緩い (張り系) その他 1:1.5より急 (積み系) その他 ランデス株式会社
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