業務実績報告書 提出日 2014 年 1 月 15 日 1.職名・氏名 准教授 笠井 恭子 2.教育活動 (1)講義・演習・実験・実習 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護技術Ⅰ(2単位 毎年開講) 1年生 ②内容・ねらい 看護技術の意義および原理を学び、対象の生活過程を健康的に整えるための基本的な表現技 術・観察の技術、および対象を安楽に整える技術を修得する。看護の理論に裏付けられた基 本的な看護実践能力を修得するとともに、対象の立場を感じ取れる感性を磨く。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・学生の主体的な学習を促すため、単元ごとに基礎知識や演習内容に関する予習(視聴覚教材 の視聴を含む)を課し授業・演習に臨ませる。 ・基本的な看護技術を身につけるため技術の根拠、重要ポイントを明示する。 ・教員のデモストレーションにより技術をイメージ化させる。 ・学生によるデモストレーションを行いグループ討議を行う ・演習では学生を小グループに分け技術修得のための訓練を行う。独自に作成した事例に基づ き患者役・看護師役を体験し演習終了後自己評価させる。 ・単元終了後に知識と技術の修得ができているかを小テストおよび技術チェックで確認する。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護技術Ⅱ(2単位 毎年開講) 1年生 ②内容・ねらい 看護技術の意義および原理を学び、対象の生活過程を健康的に整えるための基本的な表現技 術、対象の理解を深めるためのコミュニケーション技術および対象の安全を守る技術を修得 する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・学生の主体的な学習を促すため、単元ごとに基礎知識や演習内容に関する予習(視聴覚教材 の視聴を含む)を課し授業・演習に臨ませる。 ・基本的な看護技術を身につけるため技術の根拠、重要ポイントを明示する。 ・教員のデモストレーションにより技術をイメージ化させる。 ・学生によるデモストレーションを行いグループ討議を行う。 ・演習では学生を小グループに分け技術修得のための訓練を行う。独自に作成した事例に基づ き患者役・看護師役を体験し演習終了後自己評価させる。 ・単元終了後に知識と技術の修得ができているかを小テストおよび技術チェックで確認する。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護技術Ⅲ(2単位 毎年開講) 2年生 ②内容・ねらい 目的意識的な看護実践能力の修得を目指し、観察の技術、看護過程を展開する技術、診療に 伴う技術などを学習する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・学生の主体的な学習を促すため、単元ごとに基礎知識や演習内容に関する予習(視聴覚教材 の視聴を含む)を課し授業・演習に臨ませる。 ・基本的な看護技術を身につけるため技術の根拠、重要ポイントを明示する。 ・教員のデモストレーションにより技術をイメージ化させる。 ・学生によるデモストレーションを行いグループ討議を行う。 ・演習では学生を小グループに分け技術修得のための訓練を行う。独自に作成した事例に基づ き患者役・看護師役を体験し演習終了後自己評価させる。 ・単元終了後に知識と技術の修得ができているかを小テストおよび技術チェックで確認する。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 看護学原論Ⅱ(2単位 毎年開講) 1年生 ②内容・ねらい 看護の歴史的変遷、保健医療システムと看護について学びこれからの看護を展望する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 世界および日本における主な看護の歴史と現在の保健医療システムについて、グループ討議 を行いその内容を発表し学びを深める。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護学実習Ⅰ(1単位 毎年開講) 1年生 ②内容・ねらい 病院の概要を知るとともに療養生活の場としての入院環境に対する理解を深める。看護の対 象・看護の実際を理解し、看護学生として必要な態度を身につける。生活過程の援助を中心 とした対象とのかかわりを通して対象への感性および表現技術を高める。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・体調管理、身だしなみ、態度などの基本事項を指導し、実習環境(医療スタッフとの連絡調 整、必要物品の整備等)を整えている。 ・学生個々の進捗状況に合わせた個別指導を行う。 ・グループカンファレンスを通して学生個々の学びをメンバーで共有する。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護学実習Ⅱ(2単位 毎年開講) 2年生 ②内容・ねらい 対象の個別に即した看護を認識し計画的に看護を実践・評価するという看護過程を展開する ための基本的能力を修得する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・体調管理、身だしなみ、態度などの基本事項を指導し、実習環境(医療スタッフとの連絡調 整、必要物品の整備等)を整えている。 ・学生が患者の個別性をふまえた看護実践ができるよう学生個々の進捗状況に合わせた個別 指導を行う。 ・グループカンファレンスを通して学生個々の学びをメンバーで共有する。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 看護マネジメント実習(2単位 毎年開講) 4年生 ②内容・ねらい 療養生活を送る人々の多様なニーズに対し、安全で効率的な看護を提供するために必要な看 護サービスマネジメントの実際を学ぶ。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・学生を病棟に1名ないし2名配置する。 ・実習病棟の看護組織の目標を理解した上で、学生自身がスタッフメンバーとして目標の 1 つ を設定し実施・評価してみる。 ・学生が各々の実習施設で体験したことをもとに、報告会を行い体験の共有化をはかり、学習 効果を高める。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 介護概論(2単位 毎年開講)社会福祉2年生 ②内容・ねらい 高齢者、障害者の日常生活を支える介護技術の基本的な知識と技術(基本的健康観察・食 事・排泄・更衣・移動)を修得する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ・基本的な介護技術を身につけるため技術の根拠、重要ポイントを明示する。 ・教員のデモストレーションにより技術をイメージ化させる。 ・演習では学生を小グループに分け技術修得のための訓練を行う。患者役・看護師役を体験し 演習終了後自己評価させる。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 卒業研究(3単位 毎年開講)4年生 ②内容・ねらい 自己の研究課題に主体的に取り組み研究論文としてまとめる。 ③講義・演習・実験・自習運営上の工夫 ・文献検討やデータ解析に必要な統計学の基本知識について学習会を実施する。 ・随時個別指導を行う。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護学特論(4単位 毎年開講) 研究科1年生(2013年度~) ②内容・ねらい 看護における主要な概念(人間、健康、環境、看護)に対する理解を深めるとともに、科学 的思考能力を養う。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 人間と適応に関する文献を読み、提示されている概念について、ディスカッションを行いな がら思考を深める。2013年度は「上杉正幸著 健康不安の社会学」を取り上げた。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 基礎看護学演習(2単位 毎年開講) 研究科1年生(2013年度~) ②内容・ねらい 基礎看護学研究方法に対する理解を深め、論理的思考能力を養う。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 自己の研究課題に関連した先行文献のレビュー、プレゼンテーション、ディスカッションを 行い思考力、表現力を高める。 (2)非常勤講師担当科目 ①担当科目(単位数) 開講学校名 ②内容・ねらい ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 ④本学における業務との関連性 (3)その他の教育活動 福井県保健師助産師看護師実習指導者講習会講師(2011年~2013年) 福井県立大学基礎看護学 基礎看護技術ビデオ教材作成(2011年~2013年) 3.研究業績 (1)研究業績の公表 ①論文 1)「臨床看護師の就業にかかわる特性と看護実践能力との関連」久司一葉、笠井恭子 看護 実践学会誌、第26巻1号、2014年2月 ②著書 ③学会報告等 1)「看護実践能力に対する自己評価・他者評価に関する研究(第1報)」久司一葉、笠井恭 子 第 37 回日本看護研究学術学会、2011 年 8 月、横浜 2)「臨床実習における看護学生の医療安全に関する意識(第2報)」有田広美、笠井恭子、 山崎加代子 第 37 回日本看護研究学術学会、2011 年 8 月、横浜 3)「Self-evaluation and peer evaluation of nursing practice ability in terms of background of clinical nurses」笠井恭子、久司一葉 第 3 回日中韓看護学会、2011 年 10 月、韓国ソウル市 4)「前立腺全摘除術を受け尿失禁と直面した患者の思い」勝木美奈子、高口枝里子、吉田美 恵子、笠井恭子、第 44 回日本看護学会成人看護Ⅰ学術集会、2013 年 10 月、和歌山 ④その他の公表実績 1)「介護予防拠点施設の取り組みと介護予防における今後の課題」笠井恭子 福井県立大学 「ようこそ県大研究室」、2012年3月 2)「看護実践能力に影響する要因-臨床看護師への実態調査より明らかになったこと-」久 司一葉、笠井恭子 平成22年度金沢医科大学共同研究成果報告書、2012年11月 (2)学会活動等 学会でのコメンテーター、司会活動 学会での役職など 学会・分科会の開催運営 第44回日本看護学会地域看護準備委員(2013年) 第44回日本看護学会地域看護抄録選考委員(2013年) (3)研究会活動等 ①その他の研究活動参加 福井県立大学健康長寿研究総括班(2011年~2013年) ②その活動による成果 「ソーシャル・キャピタルを基調とした健康長寿要因の総合的研究-地域間・国際間比較の視 点から-」笠井恭子他10名、福井県立大学健康長寿研究総括班報告書、2013年3月 (4)外部資金・競争的資金獲得実績 ・平成25年科学研究費基盤研究C 健康長寿要因に関する日中国際比較研究-「こころ・からだ・しゃかい」の視点から-(研 究分担者 平成25年度~27年度) ・福井県立大学 C 特別研究費枠特別研究 グローバル化にともなうコミュニティ、近隣、家族の関係の変化が健康長寿に及ぼす影響の 研究-アジア諸地域の比較から-(研究分担者 平成 25 年度~27 年度) ・平成 25 年度 KF 枠研究費 ATP+AMP 拭き取り検査を用いた病院環境の検討(研究代表者) (5)特許出願 4.地域・社会貢献 (1)学外団体 ①国・地方公共団体等の委員会・審議会 勝山市総合行政審議会委員(2014年1月~) 勝山市男女共同参画審議会委員(2014年1月~) ②国・地方公共団体等の調査受託等 ③(公益性の強い)NPO・NGO法人への参加 ④(兼業規程で業務と見なされる範囲内での)企業等での活動 ⑤大学間あるいは大学と他の公共性の強い団体との共催事業等 ⑥その他 福井赤十字病院院内看護研究指導(2011年~2013年) 福井県看護協会学会委員(2011年~2013年) 福井県看護協会学会委員長(2011年) (2)大学が主体となっている地域貢献活動等 ①開講座・オープンカレッジの開講 ②社会人・高校生向けの講座 大野高校 学問発見講座「看護師になるために必要な能力」(2011年11月25日) 敦賀高校 進路探究講座「看護がなすべきこと」(2013年10月22日) ③その他 (3)その他(個人の資格で参加している社会活動等) 福井県子育てマイスター活動(2011年) 5.大学の管理・運営 (1)役職(副学長、部局長、学科長) (2)委員会・チーム活動 附属図書館運営会議委員(2011年~2012年) COCワーキンググループ(2013年) 学科内委員 カリキュラム検討委員会、卒業研究係(2011年) カリキュラム検討委員会、卒業研究係、1年生担任(2012年) カリキュラム検討委員会、卒業研究係、2年生担任(2013年) (3)学内行事への参加 オープンキャンパス(2012年8月5日) 高校入試説明会・学部紹介(北陸高校、2012年10月15日) 第5回吉林大学学術交流受け入れ(2012年7月) 創立20周年記念事業ワーキンググループ(2012年) (4)その他、自発的活動など 福井県立大学・吉林大学学術交流参加(2011 年 9 月 24 日~10 月 1 日) 6.学外研修での成果 1)看護基礎教育におけるフィジカルアセスメント教育の授業展開と教授法、日総研看護セミ ナー、横山美樹氏、東京、2012 年 7 月 29 日 2)意志ある学び 未来教育プロジェクト学習 2012―自ら考え判断行動できるために― シンクタンク未来教育 鈴木敏恵他主催、ワークピア横浜、2012 年 8 月 18 日 3)ティーチングポートフォリオワークショップ参加 2013年3月18日~20日 4)福井県看護協会基礎教育を考える会研修参加 2013年5月18日 5)看護基礎教育フィジカルアセスメントの教授法と授業設計、日総研看護セミナー、山内豊 明氏、大阪、2013 年 8 月 30 日 6)今どきの若者の「コミュニケーション力」「理論的思考力」を高める教育法、日総研看護 セミナー、平林慶史氏、岡山、2013 年 10 月 26 日
© Copyright 2024 ExpyDoc