特集:路線バス発 やさしい暮らし始めませんか - 水戸市

 やさしい暮らし始めませんか
特集 路線バス 発
安全・安心
低床バスの導入を
進めています
市では、水戸市第5次総合計
画 の 3 か 年 実 施 計 画 に 基 づ き、
誰にでも利用しやすいバリアフ
リー環境を目指して、低床バス
の導入を促進しています。低床
バ ス と は、 段 差 の な い ノ ン ス
テップバスや段差の少ないワン
厳しい経営の状況
0
19年度
18
やさしい暮 らし
始 めませんか
問合せ 地域振興課
(☎232・9105)
水戸市の
バス事情
利用者の少ないバス系統につ
いては見直しが進められ、平成
系統がなくなりました。こうし
利用者が減っています
市内では5社の事業者が路線
バスを運行しています。市内に
た見直しは、厳しい経営状況を
のバス
は200を超えるバス系統があ
反映したものです。
年度からこれまでに
り、 水 戸 市 は 路 線 バ ス が 多 く
このままでは、市内から路線
バスが消えてしまう日が来るか
なぜ、バスの利用者は減って
いるのでしょうか。
自家用車の保有率は
全国第3位
なくてはならない
公共交通
もしれません。
走っているまちだといえます。
年度には約1019万人
年度の約1107万人か
一方で、その利用者は年々減
る 傾 向 に あ り ま す。 市 内 で は、
平成
ら
と、約1割も減りました。
県内での皆さんの移動手段
は、昭和 年度には鉄道やバス
などの公共交通の利用が9割を
超えていました。しかし、自家
用車の普及が進み、今では公共
その理由の一つとして、自家
交通の利用は約1割にまで減っ
ています。
健康づくりにも効果あり
ら公共交通に替えることで健康
通勤や買い物などのときの移
動手段を、これまでの自動車か
環境にやさしい
CO 2の排出量を
減らすことができます
づくりにも役立ちます。毎日の
生活の中での移動手段を、少し
2
自動車が排出するCO (二
酸 化 炭 素 )な ど に よ る 地 球 温 暖
だけ見直してみませんか。
もなります。このうちの約半分
時間的な制約がなく、目的地に
用車の保有率の高さがあります。
直接移動できるなど、非常に便
利であるため、県内では2人に
1台以上の割合で自家用車を保
有しています。
茨城県の1000人あたりの
保有台数は全国で3番目に多
く、移動手段に自家用車が欠か
せないものとなっていることが
わかります。
公共交通は必要ですか
割 の 県 民 が「 公 共 交 通 が 必
利 用 者 が 減 っ て い る 一 方 で、
アンケート調査の結果によると
約
要性である」と感じています。
公共交通は、自家用車を持た
ない皆さんにとっての重要な移
動手段です。市内では、通勤や
通学に公共交通を利用している
方 がたくさんいます。特に、毎
日の通学でバスを利用する子ど
もたちにとって、路 線 バスはな
くてはならない移動手段です。
また、今は利用していない方
も、高齢になり自家用車の運転
をしなくなったときなど、いつ
かは公共交通に頼るときがくる
かもしれません。そのような意
識が、このアンケートの結果に
表れていると考えられます。
バスを利用したやさしい暮らし、あなたも始めてみませんか
の車両よりも車内での移動や乗
降りがしやすいなど、高齢者や
車いすの方を始め、誰にでも利用
しやすいよう配慮されています。
その台数は徐々に増えてお
り、 平 成 年 4 月 1 日 現 在 で、
化は、地球規模での環境問題と
台
が低床バスとなっています。市
なっています。運輸に係わるも
282台あるバスのうちの
年
ののうち、自動車から排出され
では国や県とともに、平成
度から、市内の事業者がノンス
るCO 2は
・2パーセントに
テップバスを導入する際の費用
を補助しています。
は、自家用車から排出されてい
ます。
1人を1 運ぶときに排出さ
れるCO 2で比較すると、バス
は自家用車の約3分の1、鉄道
は約 分の1です。より多くの
皆さんが環境への負担が少ない
公共交通を利用することで、地
まちの魅力を再発見
バスや電車に乗っている時間
は、忙しい中で一息つける貴重
ここでの議論を踏まえて、市では、水戸市における公共交通のあり方などに
20,000
900
な時間です。外の景色を何気な
刻表や運賃、企画切符などについて案内しています。
28
40代の男性
(体重70kg)
千波湖一周(約3km)
のウオーキングで、
消費カロリーは
バスで25分
約145kcal。
徒歩20分
く眺めているだけでも、季節の
公共交通を目指した取組みを進めています。ホームページでは、バスなどの時
27,917人
移 り 変 わ り や、こ れ ま で 気 づ か
ています。この会議では、地域と交通事業者、行政などが連携して、より良い
約1,019万人
公共交通に
替えると
平成17
26,000
約1,107万人
約1,094万人
1,100
通勤で
自動車で20分
徒歩5分
157.8 kcal 増える!
0
32,000人
29,969人
1,300
万人
30,319人
1日あたり
1年間あたり
市内のバス利用者数
の推移
14
たとえば
なかったまちの魅力を見つける
ついて検討を進めていきます。
茨城県公共交通活性化会議
ホームページ(http://www.
koutsu-ibaraki.jp/)
球温暖化防止に大きな効果が期
バス
ステップバスのことです。従来
CO2
1日
(往復)で
87
km
待できます。
輸送量あたりの
二酸化炭素の排出量は
こんなに違う
鉄道
消費カロリーは
ことができるかもしれません。
市では、公共交通の維持確保に向けて、茨城県公共交通活性化会議に参加し
40
CO2
さしい
6
2009. 6. 1 広報みと
2009. 6. 1 広報みと
7
CO2
CO2
ちなみに
9
CO2
CO2
CO2
CO2
バス との バスを運転して25年になります。お客
様を目的地まで安全に運ぶことを最優先に
考えながら、誰にでも利用しやすい公共交
通機関として、サービス向上に努めています。
運転手は道路での事故だけでなく、車内
事故が起こらないように注意をすることが
必要です。高齢の方は早めに降りる準備を
しようと、バスがまだ動いているうちから
前へ移動する場合があります。転倒などの
事故がないよう、7つから8つある鏡で車
内の様子を確認して運行しています。自動
音声でも案内しますが、運転手の声でお知
らせすることが大切だと思っています。
バスは乗車するお客様がいてこそです。
ぜひ、1人でも多くのお客様にご利用いた
だきたいですね。
8
す
連携して取組んでいま
17
19
自家用車
さしい
発
暮らし
市民の重要な交通手段である路線バス
(水戸駅北口)
21
18
乗降りがしやすい低床バス
まちにや
バス運転手
森田 好文さん
20
路線
バス
ひとにや
安全を最優先に
運行しています