地方分権時代における市町村の今後の果たすべき役割はますます大きくなってきております。 しかしながら、依然として市町村を取り巻く環境は厳しく、それぞれの市町村において創意工 夫を凝らしながら、今後の行政運営にあたっていかなければなりません。 今回の市町村行財政改革推進セミナーでは、前佐賀市長でありました木下敏之様を講師として お招きし、佐賀市長時代に行ってきた様々な行財政改革の取り組みについて、具体的なお話をお 聞きしたいと思います。 1.日程 平成 21 年 11 月 12 日(木) 午後 1 時 30 分∼午後 3 時 30 分 (受付開始 2.場所 群馬県市町村会館 2階 午後 1 時より) 「大研修室」 (〒371-0846 前橋市元総社町 335−8) 3.対象者 市町村行革担当及び財政担当職員等(その他希望により受付可) 4.内容 テーマ「財政危機を乗り切るための行財政改革への取り組み」 講 師 木下敏之行政経営研究所代表(前佐賀県佐賀市長) 木 下 敏 之(きのした 5.申し込み期限 6.お問い合せ としゆき)様 平成 21 年 10月30日(金)まで 財団法人群馬県市町村振興協会事務局(担当:中原) 電話 027-290-1350 E-mail [email protected] 木下敏之(きのした としゆき) 木下敏之行政経営研究所代表 前佐賀県佐賀市長 (経 歴) 1960 年 佐 賀 県 佐 賀 市生 まれ 木 下電機 工業 所 を経営 する両 親 の下 、男 三人 兄弟の次 男 として生 まれる。少年時 代 は、佐 賀平野 の田 んぼの中 で遊 びまわる。 佐 賀大学 付属 小学校 を卒業後 、鹿児島 ラサール中 学・高 校に進学 (27 期 )。高校時 代 はラグビー部 に所 属 し、右 ウイングとして活躍 する。 1984 年 東 京 大 学 法 学部 卒 業 後、農 林 水産 省に入 省 農 村地帯 の振興 を志 す。 1986 年 から 87 年 の二年間 、島根県 三隅 町 という当時人 口 9 千人 の町に派 遣 される。 1988 年 水 産 庁 漁 場 保全 課 に配 属 魚 の重金属 による汚染 問題 などを担当 する。この時 の経 験 が、環境 問題 に目 覚 める経 験 となり、以後 、 1991∼92 年 に農林 水産省 官房 総務課 環境対 策室の課 長補佐 として農 林水産 行政全 体 の環 境対策 のとりまとめを行 う。 1993 年 から一 年 間 、環境 庁 水質 保 全局 水 質管 理 課 に出 向 水 道水源 の水質 保全対 策に取 り組 む。この時 の勤務で、環 境省 や厚 生省 の友人 が多 数 できた。廃 棄物 の問 題 や水道 の問題 、地球温 暖化問 題にもさらに見識 を深 める。 1994 年 から三 年 間 、栃木 県 庁農 務 部農 業 経済 課 長 に出 向 渡 辺元知 事 の下 で、不良債 権 を抱 えた複数 の農協 の再 建 や、農協 の合併 などに取 り組 む。 特 に、預 金量 600 億 円 に対 して不良債 権 が 100 億円 を超 えた栃木 市農協 の再建 は、地 元 の政治 家 ま で巻 き込 んだ大変困 難 な業務 だったが、職 員 の協力の下 、再建 を軌 道に乗 せることが出 来た。 この時 の経 験 と渡 辺知事 という大物知 事 の下 で仕 事をしたことが、佐 賀市役 所 の経営 を行 う際に、大 き な経 験 となった。 その後 、農林水 産省技 術会議 総務 課総括 課長補 佐となり、農林 水産省 全体 の技術開 発 のとりまとめを 行 う。 1999 年 3 月 佐 賀 市長 選 挙 に当 選 。県庁 所 在地 の市 長 としては 39 歳 で当 時最 年 少 2005 年 9 月 まで 2 期 6 年半 佐 賀 市長 を務 める 北 川 元 三 重県 知 事 の推薦 により、21 世 紀 臨 調に加 入 2005 年 10 月 の合 併 に伴 う新 佐 賀市 市 長選挙 において 4,000 票 差 で落 選 6 年半 の市長 時代 に行 った改革 は、福祉 、教 育 、環境 、IT、観 光 、入札 改革 など幅広 く、全 国 の行政 改 革 関係者 には急 進改革 派 として知 られる 特 に IT では、IT ゼネコンとの対 決 をテーマに佐 賀市役 所 の取組 みが 2005 年 1 月 18 日 の NHK クロ ーズアップ現 代で放送 され、IT 関係 者 の間 では佐 賀市 の改革 は特 に有 名になる 2006 年 10 月 東 京 財 団上 席 研究 員 に就 任 IT を活 用 した住 基 、税 、国 保 などの業務 の効率 化 の研 究 を行 う。現 在 は、英仏 との比較 等 の日本 の地 方 自治制 度 の研 究 を行 う。 東 京 大 学 公共 政 策大 学 院 、慶 応 大 学 、中 央 大学 等 非 常 勤講 師 2007 年 1 月 佐 賀 の政 治 活動 から引 退 し、横 浜 に転 居 。東 京 を拠 点 に全 国 各 地 で仕 事 を行 う。 2007 年 2 月 (株 )e-CORPORATION.JP 取 締役 に就 任 (自 治 体 及 び病 院 の IT システムを得意 とす るベンチャー企 業 ) 2007 年 2 月 (株 )環 境 マネジメント研 究 所 上席 主 任 研 究員 に就 任 (エネルギーコストの削 減 を得 意 とする省 エネ関 連 企業 ) 2007 年 8 月 (株 )インスパーク取 締 役 に就 任 (経 営 戦 略 のコンサルティング及 び人 材 育 成 研修を得 意 とする企 業 ) 2007 年 9 月 経 団 連 「公 的部 門 の生 産 性向 上策 」検 討 委 員 会委 員 に就 任 2007 年 9 月 熊 本 市自 治 基 本条 例 検討 委 員会 委 員 に就 任 現 在 、多 様 な行 革 ノウハウを自 治 体 に広 げていくための講 演 活動 や、コンサルティング活 動 を幅 広 く行 う 2007 年 12 月 夕 張 市 立総 合 病院 を引 き継 いだ医 療 法 人 「夕 張 希 望 の杜 」を支 援 するため、日 本 で 初 めての社 会 貢 献 型 メルマガを発 行 開 始 2008 年 2 月 参 議 院国 民 の幸 福 度 に関 する調査 会 参 考 人 として出 席 (東 京 大学 の神 野 教 授 と二 人 で出 席 ) 2008 年 3 月 経 済 産業 省 パブリックサポートサービス研 究 会委 員 に就 任 (所 属 している団 体 ) ・盛 和 塾佐 賀 (稲盛 和夫京 セラ名誉 会長 を塾長 とする経営 の勉強 会 ) ・行 政 経営 フォーラム (日 本 有数 の行 政経営 の勉強 会 ) ・あしなが育 英 会 ・食 品 と暮 らしの安 全 基金 (食 物 の化学 物質汚 染など環 境問 題に実 践的 に取 り組 んでいる団体 ) ・東 京 元気 塾 (西村 晃先生 が代表 ) (主な著書) ・なぜ、改革は必ず失敗するのか-自治体の「経営」を診断する ・日本を二流 IT 国家にしないための十四ヵ条 佐賀市「電子自治体」改革一
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