村の花 イロハモミジ 議 会 第 161号 平成26年9月1日 清川産のお茶で紅茶づくり体験(清川ゆめみるお茶会) 6月定例会 ■ 専決処分の承認、平成26年度一般会計・特別会計補正予算 …… 2P ■ 議案審議の結果、協議案件 …… 3P ■ 一般質問(7議員15項目)…… 4∼11P ■ 常任委員会合同行政視察報告…… 12∼15P ■ 全国森林環境税創設促進議員連盟定期総会 …… 16P 水と緑の心の源流郷 2 6 月 定 例 会 6月6日から13日までの8日間を会期として開かれました 6月定例会では、7議員からの一般質問が行われ、専決処分の承認1件、平成26年度補正予算 2件、協議案件1件をいずれも原案どおり可決しました。 専決処分 の 承 認 国民健康保険料の 賦課限度額引き上げと 軽減措置の対象を拡充 ︻清川村国民健康保険条 平 成 一 般 会 計 億1629万円と 既定の予算額に554 2万5千円を追加し、総 額を 主なものは、平成 年 2月の労務費の臨時改 例の一部を改正︼ 国民健康保険法施行令 の一部を改正する政令が 定による労務単価の上 昇に伴う道路橋梁維持 年 度 補 正 予 算 3 1 万6 千 円 ︶ 、厚木市 を1億9261万6千円 既定の予算額に462 万4千円を追加し、総額 下水道事業 との消防広域化に伴う清 としました。 担 金︵ 3 7 7 7 万 1 千 円︶ 、幼稚園職員室用エ 工事費および県道 号舗 装打換工事に伴うマン カ所︶か 6万9千円︶などの増額 全員賛成で可決 ホールふた︵ アコン交換工事費︵10 主なものは、マンホー ルポンプ︵2カ所︶修繕 川分署建設経費および負 償および退団謝礼金︵2 団退団者に対する退職報 ︵462万4千円︶、消防 事業特別会計への繰出金 26 補正をしました。 64 しました。 年4月 1日から施行されること 費︵291万9千円︶お 公布され、平成 に伴い、国民健康保険条 よび道路新設改良費︵4 りょう 例の一部改正が必要とな 5 3 万 1 千 円 ︶、 下 水 道 全員賛成で可決 ました。 4千円︶の増額補正をし さ上げ工事費︵462万 11 26 24 りましたが、急を要した ことから、地方自治法の 規定による専決処分が行 われ、その承認を求めら れました。 主な内容としては、国 民健康保険料の後期高齢 者支援金等賦課額および 介護納付金賦課額に係る 限度額の引き上げ、また 低所得世帯に係る軽減措 置が拡充されました。 全員賛成で承認 技能労働者の不足などにより 労務費は上昇傾向となっている 26 3 議案審議の結果 川瀬正行 落合圏二 岩澤敏雄 藤田義友 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 山本雅彦 ○ ○ 黒澤 剛 村上俊光 笹原和織 ○ 厚木市と清川村との消防に関する事務委託に係る協議について ○ 平成26年度清川村下水道事業特別会計補正予算(第1号) ○ 6月13日 細野洋一 村長 可決 平成26年度清川村一般会計補正予算(第1号) 可決 専決処分の承認を求めることについて 可決 件 名 承認 議決日 審議結果 提出 ※山本善男議長は、採決に加わりません。 ⃝は賛成 ●は反対 ○本会議の日程、議案審議、一般質問の質疑応答などがご覧いただけます。 清川村トップページ → 清川村議会 → 会議録 からお入りください。 清川村役場ホームページアドレス http://www.town.kiyokawa.kanagawa.jp/ ࣾशীԂЕЕԂຉ܋ȷȹɆɠ 検 索 件 ができます。 案 ○会議録検索システムでは、平成19年3月からの本会議の会議録の閲覧・検索 議 を厚木市と協議する必要 議会会議録がホームページからご覧になれます 協 清川村の消防に関する があるため、議会の議決 を求められました。 賛成多数で可決 事務を厚木市へ委託 常備消防組織を持たな い本村では、近隣市町と 応 援 協 定 を 締 結 し、 火 災・救急および救助業務 年4月1日 28 を対応しているところで すが、平成 から消防事務全般︵消防 団および消防に必要な水 利施設に関する事務を除 く。︶ を 厚 木 市 へ 委 託 す ることから、地方自治法 の規定に基づく事務委託 【事務の委託とは?】 地方公共団体の事務の一部の管理およ び執行を他の地方公共団体に委ねること により、行政運営の効率化・合理化を図 る制度です。 事務を受託した地方公共団体が受託事 務の範囲において、自己の事務として処 理することにより、委託した地方公共団 体が自ら当該事務を管理および執行した 場合と同様の効果が生じます。 なお、当該事務についての法令上の責 任は、受託した地方公共団体に帰属する こととなるため、委託した地方公共団体 は、委託の範囲内において、委託した事 務の執行および管理する権限を失うこと になります。 4 一 般 質 問 施政を問う 7人の議員が登壇 6月定例会では、7人の議員が15項目の一般質問を行いました。 ページ 質 問 者 5 落 合 圏 二 質 問 事 項 ① 相模原市との連携について ② 第5期介護保険事業計画における施設サービスの見込量と現状について ① 小水力発電の可能性と実現に向けて 6 笹 原 和 織 ② タブレット端末などの利用による学力向上について ③ ふるさと納税制度の本村の現状と拡大策について ① 災害対策基本法等の改正に伴う地域防災計画等の改定について 7 細 野 洋 一 ② 自治基本条例の基本理念について ③ 全国学力・学習状況調査の結果と課題について 8 藤 田 義 友 9 村 上 俊 光 10 川 瀬 正 行 11 岩 澤 敏 雄 ① コミュニティFM放送を活用した情報提供について ② 小田急多摩線延伸を促進する活動について ① 職住近接の転入・定住促進について ② 清川村運動公園と周辺の整備について ① 自治会の活性化について ② 豊かな暮らし、温もりのある家庭づくりについて ① 村の危機管理について ※一般質問とは、議員が村の行財政全般にわたって、村長をはじめとする執行機関に対して質問することです。 ここでは、質問者がまとめた原稿をもとに、その内容を質問者順に掲載しています。 なお、会議録の全文は、村ホームページに掲載予定です。[http://www.kensakusystem.jp/kiyokawa/index.html] 5 相模原市は、リニア中 央新幹線や圏央道、小田 課題に取り組んでいる県 光、河川環境などの共通 村方面への案内板の設置 が開通されますが、清川 落 合 今後、圏央道の 相模原インターチェンジ 村 長 相模原インター チ ェ ン ジ の 供 用 開 始 は、 るのか伺います。 急多摩線の延伸などによ 央相模川サミットなどの 村で構成される防災、観 り、いろいろとクローズ 平成 介護保険施設サービスの 見込量と入所状況は 年3月末と聞いて は、どのようになってい 今後、飛躍的な発展が 予想される相模原市との 流を図っています。 協議会により、連携や交 市との連携をどのように 取り組んでいくのか伺い 連携については、本村に 村 長 相模原市は、首 都圏南西部をリードする により、さらに連携を強 サミットや宮ヶ瀬湖など ます。 とって大変重要であると 広域交流拠点都市を目指 固なものとして、本村の 本年度、第6期介護保 険事業計画の策定が予定 での3カ年を計画期間と いますが、その左折帯に ﹁宮ヶ瀬湖﹂の案内板を 設 置 し て い た だ く よ う、 国土交通省と詰めている 介護老人福祉施設︵特別 入所者数の見込みを立て め の 基 礎 調 査 を 実 施 し、 ところです。 養 護 老 人 ホ ー ム ︶ で は、 入所の状況を見ます と、交通の便もあるかと に合った施設整備を検討 すので、今後、村の特性 え、医療や介護サービス 思いますが、厚木市内の する必要があると考えて が不足する懸念もありま 施設を利用される方が多 います。 前年度に計画策定のた くなっています。 となっています。 し、現在の入所者数2人 で は、 見 込 量 0 人 に 対 19 考えており、県央相模川 すことなどを掲げ、20 活性化や発展に努めてい ているところですが、現 現時点では計画数が 入所者数を上回っている 27年には、橋本駅周辺 人に対し、現在 の入所者数 りでは、計画数が入所者 見込量 計画における施設サービ のケアやリハビリを提供 数を上回っていますの されていますが、第5期 時点の入所者数を見る限 スの見込量と入所状況に する介護老人保健施設で で、基本的には、引き続 きたいと考えています。 人、医療上 ついて伺います。 は、 見 込 量 9 人 に 対 し、 き現計画の数値を見込ん にリニア中央新幹線の神 特にリニア中央新幹線 は、そのほとんどがトン 奈川駅設置や鳥屋地区に 関東車両基地の整備が決 なっており、鳥屋地区に ネルで構成される計画と 日には、 定されていることをはじ め、 ことし6月 現在の入所者数5人、病 国際的にもスポットを浴 して、平成 整 備 さ れ る 車 両 基 地 は、 村 長 村では、平成 年度に高齢者等に対する でいくことが適当である リニア車両の姿を見られ 院での長期的な療養が必 ターチェンジから高尾山 基礎調査を実施し、平成 びる場所と位置付けられ 期介護保険事業計画・高 施設サービスの見込量 と 入 所 状 況 に つ い て は、 生活全般の介護が必要な しかし、2025年に は、団塊世代が 歳を迎 と考えています。 る数少ない場所となるこ 圏央道の相模原愛川イン 27 29 要な介護療養型医療施設 インターチェンジ間が開 年度ま と か ら、 観 光 を は じ め、 ることが予想されるた 齢者保健福祉計画を策定 年度から平成 通し、広域ネットワーク が形成されるなど、さら め、鳥屋地区との地の利 しています。 年度に第5 なる発展が期待されてい を生かし、さらなる宮ヶ ます。 相模原市とは、以前か ら現在の緑区を含めた 瀬地区の活性化に結びつ 26 宮ヶ瀬湖周辺の観光振興 24 けたいと考えています。 模原市を含む4市1町1 23 75 28 対策をはじめ、本村や相 落合圏二 議員 22 れますが、今後、相模原 アップされてくると思わ 相模原市との連携は大変重要 本村の活性化や発展につなげていきたい 一般質問 相模原市との連携を どのように取り組むのか 6 農業用水路の水田利用との共存ができれば マイクロ小水力発電を実験的に取り入れてみたい 防火用水などの確保とし として、また災害時での モーションや景観の維持 ﹁水と緑の心の源流郷﹂ を掲げている村のプロ あるようです。 達など、まだまだ課題が も事業の採算性や資金調 村 長 小水力発電の事 業化については、両市と て、農業用水路の持続的 タブレット端末の利用で 学力向上を の現状や課題など、さま ざ ま な 情 報 を 得 な が ら、 学 校 等 の 意 見 も 確 認 し、 タブレット端末の導入に 向けた検討をしていきた いと考えています。 ネルギーの利用、教育目 笹 原 公共施設での電 力供給元の変更や自然エ なってきていますが、村 近年、タブレット端末 を導入する学校も多く ブレット端末を導入する ンに合わせ、段階的にタ 村 長 近 隣 市 町 で は、 国が策定したガイドライ す。 めていきたいと思いま を図りながら、整備を進 導の実態を把握し、連携 学校等の意見を確認しながら 導入に向けた検討をしていく 的でのマイクロ小水力発 内の学校へのタブレット 動きが見られています。 な維持が必要であると思 われますが、現在の利用 電の導入などができない 端末の導入やICTの環 また、ICT環境につ いても、各学校の学習指 状況について伺います。 か伺います。 村 長 本村では、かつ て6カ所の用水路があり ついては、6名の方が利 しており、上堀用水路に 堀用水路の2カ所が現存 太陽光発電の設置、緑中 設置のほか、保育園では 光発電を使った街路灯の 村 長 現状では、片原 地区の村道に風力と太陽 また、マイクロ小水力 発電についても、水田の る仕組みを整備していな 特色のある特典がもらえ よる寄附ができる体制や が、ふるさと納税制度に 村 長 本村では、一般 的な寄附制度はあります を伺います。 いところがあります。 などを考慮すると、難し ていますが、費用対効果 ビニ納付の導入を検討し ジットカード決済やコン 村 長 ふるさと納税の 基 盤 整 備 と し て、 ク レ いのか伺います。 笹 原 ふるさと納税制 度は、単に村が税収を得 今後、検討を進めていき 事 例 な ど を 参 考 に し て、 ありません。 る だ け で は な く、 観 光 ・ たいと思います。 出など、さまざまな効果 特産品の宣伝、雇用の創 ながることから、全国の しかし、ふるさと納税 制度は、村のPRにもつ いため、本制度の実績は 積極的な活用の考えはな を 生 む と 思 わ れ ま す が、 本村でも、他市町など 用されていますが、片原 学校ではバイオマスによ 前と状況がだいぶ変わっ 笹 原 小水力発電に取 り組んでいる小田原市や 利用と共存できるようで ふるさと納税制度につ いて、本村における現状 境整備について伺います。 ましたが、時代の変化に 堀用水路では、地権者の る冷暖房を行っています。 伴い、上堀用水路と片原 方から廃止希望の申し入 なお、村で維持管理す ることは、水利権の問題 て き ま し た の で 、 今 後、 れがされています。 や維持管理経費などを考 できるだけ早く公共施設 公共施設での電力供給 元の変更については、以 慮すると、現状ではかな への導入を検討していき 南足柄市の実施状況につ あれば、実験的に取り入 本制度の実績はないが 全国の事例を参考に検討を進める 笹原和織 議員 り難しいと思います。 いて、どの程度把握され れてみたいと思います。 たいと思います。 ているのか伺います。 ふるさと納税制度 現状と拡大策は 一般質問 小水力発電の可能性と実現は 7 東日本大震災などの教 訓を踏まえ、災害対策基 本法が改正され、避難行 動要支援者名簿の作成な どが市町村に義務付けら 自治基本条例の 基本理念と方向性は と 役 割 を 果 た し な が ら、 よび村がそれぞれの責任 村が考える基本理念に ついては、住民、議会お ます。 する必要性があると思い 民の村政への参加を促進 住民と情報を共有し、住 く、確立された定義もあ は、法律上の用語ではな ることが必要であると考 村民憲章の精神を尊重す 進 め る こ と を 基 本 と し、 一人が生き生きと暮らし 的なルールを定め、一人 体となった自治上の基本 そのためには、自治基 本条例により、住民が主 こ れ を 進 め る た め に は、 住民が積極的に村政へ参 自治基本条例の制定に 向けて検討がされていま りませんが、一般的には、 えています。 加し、協働で村づくりを すが、住民に期待される 住民自治の原則、住民参 んが知り合い、支え合う 住民の積極的な村政への参加と 協働による村づくりが基本 行政運営を踏まえた自治 加、 行 政 や 住 民 の 責 務、 また、村の目指す方向 性については、今後、予 れましたが、本村におけ 基本条例の基本理念と目 住民投票などのルールを 環境をつくることが必要 ついて伺います。 る災害時要援護者対策に 村 長 災害対策基本法 の改正に伴う国の指針で 指す方向について伺いま 測される行政課題を住民 本理念などを定めていま い く こ と が 重 要 で あ り、 との協働により対応して ます。 不可欠であると考えてい 本村では、きよかわ学 び づ く り 推 進 事 業 な ど、 人が受け、国語A・B 校の中学校では、3年生 導方法の改善に生かすこ 具体的には、テストの 結果を分析し、今後の指 値を上回り、また管内2 す。 ていくため、住民の皆さ は、避難行動要支援者名 はじめ、自治体運営の基 自治基本条例 す。 長 簿により対象者を把握 し、対象者情報を避難支 村 学力定着の成果は出ている 今後もよりよい学習環境に努める 援等関係者と共有を図 全国学力・学習状況調査 その結果と課題は り、発災時には、名簿を 有効活用し、安否の確認 小規模校ならではの特色 果を上げていますが、平 ある学校教育を進め、成 数値をはるかに上回りま および数学A問題が平均 や、教職員の指導力の向 とを目的とした校内研究 年度の全国学力・学 また、課題とその改善 に向けた取り組みとして 果と判断しています。 かつ確実に取り組んだ成 子どもたちが安心して学 協 力 を い た だ き な が ら、 幼稚園の連携を図り、各 今後もより良い学習環 境を進め、小・中学校と 施しています。 上を含めた取り組みを実 成 習状況調査の結果と課題 結果については、全国お は、状況を校長会で確認 び、生活できる学校づく について伺います。 よび県の平均数値と比較 し、2学期以降の各校の りに努めていきたいと考 家庭や地域のご理解とご すると、管内2校の小学 重点課題として取り組ん け、国語B問題が平均数 校では、6年生 村 長 平成 年度の全 国学力・学習状況調査の 人が受 えています。 これは、基礎・基本の 学力定着について、丁寧 した。 28 を実施することとされて おり、村もこの考え方を 基本としています。 ます。 害に備えたいと考えてい 難対策に万全を期し、災 計画を策定するなど、避 者名簿を活用して、個別 た上で、避難行動要支援 ご本人の同意をいただい 報 の 共 有 が 必 要 で あ り、 と避難行動要支援者の情 そのためには、平常時 から民生委員や関係機関 細野洋一 議員 25 でいただいています。 25 30 避難行動要支援者名簿を活用し 災害時における避難対策に万全を期す 一般質問 災害対策基本法改正に伴う対応は 8 したが、防災行政無線が 住民の孤立などがありま 本年2月の大雪によ り、 交 通 や 情 報 の 混 乱、 課題もあるため、さまざ が整うまでの時間などの などにおいて、放送準備 いないことから、災害時 は、スタッフが常駐して 使用できない中、コミュ まな場面を想定しなが ら、宮ヶ瀬レイクサイド ニティFM放送を有効に 活用して、住民に情報を 小田急多摩線延伸を 促進するための活動を 要であることから、事業 で、住民と議会、そして などをしっかり捉えなが の進捗や構成市町の状況 を推進することが大変重 行政が一体となり、これ あると考えていますの は、必要不可欠なもので 進捗状況などを的確に捉えて 住民組織の設置を検討する いのは、厚木市と清川村 の延伸に関する住民組織 エフエム放送機構株式会 村としても、小田急多 市、 相 模 原 市、 厚 木 市、 摩線の延伸による広域 や住民応援団などの設置 提供することができない ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 は、 を検討していきたいと思 ら、本村にも、愛川・厚 市1町1村の議員有志に 住民の移動の拡大、住民 います。 となっています。 より、関係機関への要望 生活の向上を図るために 小田急多摩線延伸の早 期実現を目指して、町田 また、大雪や台風、豪 雨などの際には、防災行 活動等を実施しています 社 と 十 分 な 調 整 を 進 め、 宮ヶ瀬レイクサイドエフ 政無線が聞こえにくい状 が、さらに活動を推進す か伺います。 年3月に 況 も 考 え ら れ ま す の で、 るため、村として住民組 結し、地震や台風、豪雨 放送に関する協定書を締 また、平成 年8月に は、災害時などにおける ど、あらゆる広報媒体を よる電子メール配信な 心情報ネットサービスに 信機の利用促進、安全安 延伸について、今後、整 線、J R相模線方面への 唐 木 田 駅 か らJ R 横 浜 審 議 会 の 答 申 に お い て、 年1月、当時の運輸政策 木方面への小田急多摩線 開局し、村では、同年8 コミュニティFM放送の 織を立ち上げ、協力して 対応していきたいと思い 月から業務委託提携を締 ほか、本年3月から開始 もらうことができないか 愛川町および清川村の3 結 し、 現 在 に 至 る ま で、 した村ホームページでの 伺います。 ます。 村の広報番組﹁ラジオき 雨量や気温などの気象情 村 長 本村唯一のコ ミュニティFM である よかわだより﹂ を通して、 報、電話回線による防災 エムは、平成 毎日4回、村政情報を発 をはじめ、 武力攻撃事態、 効率的に活用していただ 備について検討すべき路 行政無線テレホンサービ そ の 他 非 常 の 事 態 な ど、 くとともに、村からは迅 線に位置付けられまし 信しています。 災害が発生、あるいは発 速かつ正確な情報を提供 た。 村 長 小田急多摩線の 延伸については、平成 生 の お そ れ が あ る と き、 して、住民の皆さんの安 ス、防災行政無線戸別受 緊急放送をお願いするこ 全と安心を確保してまい りたいと思います。 現在、構成市町村で住 民組織が設置されていな とにしています。 12 藤田義友 議員 さまざまな場面を想定しながら あらゆる広報媒体を効率的に活用していく しかし、この放送局に 愛川・厚木方面への延伸に向けた検討も進められている 22 24 一般質問 コミュニティFM放送を 活用した情報提供はできないか 9 近接の転入・定住促進の 状と課題を踏まえた職住 と考えますが、本村の現 る定住促進が必要である 用の場の確保と、さらな 図っていくためには、雇 口を高め、村の活性化を 人口減少、少子化が懸 念される中、生産年齢人 な 産 業 基 盤 が 整 備 さ れ、 もとより、沿線には新た ンターチェンジの周辺は ワークの拡大により、イ 道路︶などの交通ネット 6号バイパス︵厚木秦野 東名高速道路や国道24 整備や圏央道の開通、新 しかし、近隣の市町で は、リニア新幹線の新駅 区村有地を活用した宅地 本年度で実施する舟沢地 継 続 し て 推 進 す る ほ か、 借上型村営住宅の建設を 水 準 の 子 育 て 支 援 施 策、 自然環境や県内でも高い 活 用 な ど の 検 討 も 行 い、 村有地の住宅地への有効 石・滝の沢地区における を展開するとともに、姥 い人口増対策や定住促進 造成事業など、清川らし たいと考えています。 活性化に取り組んでいき 策を着実に実施し、村の 00人の達成に向けた施 将来目標人口である35 第3次清川村総合計画の いものと考えています。 いては、現時点では難し る借用や土地の取得につ いますが、長期間におけ 用などにより可能かと思 考え方について伺いま 企業誘致が図られている 運動公園の駐車場確保と 周辺の景観整備を す。 ほか、既存の工業団地の おり、周辺地域の発展に 可能となっています。 コート、多目的広場など は、教育委員会で管理し 新たな駐車場確保は難しいが より良い景観を保っていく 村 長 職住近接は、居 住地と就労先が近距離で よるさまざまな要素を取 運動公園は、各種行事 や大会において、駐車場 平常時には、決して十 分な広さではありません は、常駐の臨時職員が管 再活用なども進み始めて あるほうが望ましいこと り込むことで、職住近接 が不足していると思われ が、利用者にも工夫して また、運動公園の緑地 や池の景観整備について を意味し、子育てや介護、 が図られるものと考えて ますので、新たな駐車場 ている野球場やテニス 災害時の帰宅困難の回避 います。 また、運動公園周辺の 緑地や池の景観整備を行 で き ま せ ん が、 例 え ば、 は十分な駐車台数を確保 なお、各種行事や大会 を開催する場合、現状で を楽しんでいただくこと つ安心してスポーツなど 運動公園の各施設を利 用される方々が、安全か 理しており、必要に応じ 助 制 度 の 検 討、 そ し て、 い、周辺全域で自然再生 村の代表的行事である青 は、村の目標でもありま いただき、駐車場を使用 その時々の状況に見合っ を推進する考えはないか 龍祭では、八幡神社の境 すので、周辺の土地を管 確保などの対応ができな 本 村 の 現 状 と し て は、 自然公園法などによる土 た特定地域土地利用計画 伺います。 内や緑中学校の校庭、ま 理されている関係者のご て樹木などの手入れも 地利用規制が厳しい地域 の見直しなどを行うこと た 住 民 の ご 好 意 に よ り、 協 力 を い た だ き な が ら、 しているところです。 条件と長引く景気の低 で、本村への企業誘致や 村 長 運動公園の駐車 場の現状については、車 臨時の駐車場用地をお借 より良い景観を保ってい いか伺います。 迷、 道 路 改 良 の 遅 れ と 就労の場の確保などに大 の大きさや停め方によっ りして対応しています。 また、これらの周辺自 治体との連携や村独自の などから、ライフワーク バランスがとれ、定住に 結び付くものであると考 いった影響から、村内へ きな期待が持て、より一 て異なりますが、池の前 きたいと考えています。 行っています。 の企業進出が見受けられ 層の人口増、定住促進が 台前後、テニスコー 村上俊光 議員 新たな民間事業者への補 な い 状 況 が 続 い て お り、 図られることを期待して に えています。 村が描いたような土地利 いるところです。 ト前に 台前後の駐車が 用は、進んでいない状況 今後も、本村の豊かな 一時的な駐車場確保に 当たっては、私有地の借 となっています。 12 20 将来目標人口3500人の達成に向けて 清川らしい人口増・定住促進対策を展開する 一般質問 職住近接の転入・定住促進を 10 ・9%で、加入者 本村には、 の自治会 がありますが、平均加入 率は は減少傾向にあります。 ん が、 自 治 会 の 活 動 は、 人と人とのコミュニケー ションの場でもあり、地 域活性化にもつながるこ とから、どのような加入 促進対策をとられている 豊かな暮らしと 温もりのある家庭づくりについて LED照明の助成制度は総合的に検討する 地域商品券の発行は希望団体があれば検討したい えにくいので、今後、地 のみを助成することは考 発行していますが、中に や商工会が地域商品券を 川 瀬 地域活性化策と して、全国多数の自治体 という認識は持っていま ることから、重要である の、地域活性化につなが には煩雑さがあるもの 犯灯などに使用され、白 ように考えているのか伺 券の発行について、どの 本村では、商店が減少 していますが、地域商品 があれば、地域商品券の 発行したいという団体等 いた上で、地域商品券を ます。 していきたいと考えてい 支援など、前向きに検討 作成や付加価値分の負担 近年、商店が少なくな す。 らなかった経緯がありま が解決できず、発行に至 担など、さまざまな課題 手数料、付加価値分の負 しましたが、換金方法や し、村内関係団体と協議 村 長 村 で も、 以 前、 地域商品券の発行を目指 います。 リットを検討していただ ん が、 メ リ ッ ト や デ メ 現時点で地域商品券を 発行する予定はありませ る中、地域商品券の発行 球温暖化防止対策や再生 は消費税の引き上げに伴 す。 が進化する中、照明器具 エネルギーの導入対策な い、商品の売り上げの落 豊かな暮らし、温もり のある家庭づくりについ LED照明は、明るく 長寿命で、他の照明の3 どとあわせて、総合的な ち込みを緩和する目的で 村 長 村では、広報紙 や宮ヶ瀬レイクサイドエ 熱電球ではまねのできな て伺います。 分の1くらいの電気代で 検討を進めていきたいと 発行しているところも少 フエムを活用した広報番 い数々の優れた特徴を のか伺います。 済むことから、身近なも 考えています。 組﹁ラジオきよかわだよ 持っています。 しかしながら、LED 照明は、価格が高額であ 村 長 LED 照明に交 換することは、省エネや なくありません。 のでは信号機や看板、防 り﹂で自治会への加入の か、本村に転入された方 ることから、村で購入に 呼びかけをしているほ に﹁清川村ガイドブック﹂ 対 す る 助 成 を 行 い、﹁ 省 地域コミュニティの連携 地球温暖化防止対策につ います。 エネの村 清川村﹂を目 指すことができないか伺 を配付し、加入の説明を しています。 今後も住みよい地域社 会づくりを担っていただ くためにも、自治会へ加 を強化し、協働の村づく ながるものと思います が、各種電化製品の技術 りを進めていきたいと思 入していただき、行政と 券 商品 地域 32 自治会への加入につい ては、強制ではありませ 川瀬正行 議員 転入時に自治会への加入を説明している 今後も協働の村づくりを進めていく 73 います。 【LED(エル・イー・ディー)とは?】 Light Emitting Diode の略で、日本語では発光ダイ オードとも呼ばれる電気を流すと発光する半導体の一 種です。 LED は、省エネ・長寿命などのメリットが多く、 環境保護・地球温暖化防止に役立ちますが、蛍光灯と 比べて値段が高いというデメリットもあります。 一般質問 自治会の活性化・加入促進対策は 11 災や新型インフルエン る専門部署は設置してい 現在の危機管理体制に ついては、これを統括す また、危機管理を統括 する独立部署について 職が所属部署の司令塔と 議のメンバーである管理 に対応していきたいと考 ザ、サイバーテロ、食品 ませんが、毎月、課長職 は、限られた職員数の中 なり、村長からの指示事 る対策などをしっかりと 事故などは、予測どおり 以上の管理職による行政 で、設置することは厳し 項の速やかな伝達や災害 にまたがっています。 に発生するものではな 推進会議や災害対策会議 いと考えています。 えています。 く、現在では、想定外は を開催し、住民の安全と 対応していきたいと考え ないと言い切れるほどの 安心を確保するため、各 地震や風水害などの自 然災害はもとより、大火 最悪の事態にも対応でき 種情報の共有などを図っ 考えています。 岩 澤 防災士の資格と は、どのようなものか伺 数が少なく、職員一人一 危機管理に関する課題 については、本村は職員 制を維持し、防災分野を すので、現在の課・局体 と責任が移行していきま は、副村長、総括参事へ あり、村長が欠ける場合 危機管理に当たって は、最高責任者が村長で とともに、正確な情報を 少人数の体制ではあり ますが、相互に連携する 手段を確保しています。 末を携帯させ、情報伝達 理職全員にタブレット端 する必要があるため、管 などの状況を的確に把握 が資格を取得していま あり、本村職員では3人 に合格することが必要で 具体的には、NPO法 人日本防災士機構による 認められた人です。 識や技術を持っていると として、防災に関する知 総 務 課 長 防 災 士 と は、 自助・互助・協働を原則 います。 そこで、現在の危機管 理体制とその課題、また 人の担当する業務が広範 担当する総務課が中心と 共有しながら、住民の安 す。 ています。 るよう、行政には高い危 ているところです。 危機管理を統括する部署 囲 に わ た っ て い る た め、 なり、全職員が縦横の連 全と安心のため、前向き なお、全職員の連携に 当たっては、災害対策会 機管理能力が求められて の設置など、今後の危機 この通常業務に加え、危 携と連絡体制をしっかり います。 管理体制づくりについて 機管理業務にも携わらな など多岐にわたり、情報 フルエンザに関するもの 因する伝染病や新型イン また細菌やウイルスに起 国 民 保 護 に 関 す る も の、 ら、武力攻撃事態などの 災分野に関するものか 地震や風水害などの災害 題 で あ る と 考 え、 現 在、 る職員の育成が最大の課 迅速かつ的確に対応でき 即応し、あらゆる事態に 共団体を取り巻く環境に 化する社会情勢や地方公 このような状況を打破 するためには、刻々と変 研修講座を受講し、試験 伺います。 に取り組んでいきたいと 化が進んだ現在では、情 に対応するため、防災士 村 長 危機管理につい ては、災害対策などの防 報漏えい対策など複雑化 の資格を計画的に取得さ せており、今後も関連す しており、役場組織内に おいても、複数の課・局 管理職全員に配備しているタブレット端末 ります。 ととりながら、危機管理 岩澤敏雄 議員 ければならない状況にあ 現在の体制を維持しながら 全職員が相互に連携し対応していく 一般質問 村の危機管理体制の課題と 今後の体制づくりは 12 総務文教・企画振興常任委員会合同行政視察レポート 第1日目(6/25)消防の広域化/小中学校の再編《大阪府能勢町》 第2日目(6/26)転入・定住促進施策/くまとりにぎわい観光協会《大阪府熊取町》 第3日目(6/27)小規模多機能型居宅介護施設/地域活性化施策《兵庫県多可町》 記 笹 原 和 織 ・ 山 本 雅 彦 第1日目 大阪府能勢町 消防の広域化について なお、高規格救急車な どの消防車両の導入や消 防庁舎の改修など、広域 な経費については、全て 化に係る初期投資に必要 隊の運用から、消防職員 地方債︵緊急防災・減災 これにより、現在の役 場職員 人による救急1 たない自治体であり、消 人による消防1隊・救 能勢町は、大阪府内で 唯一の常設消防組織を持 防業務については、団員 近隣市町との相互応援協 救 急 車 を 運 用 す る ほ か、 また、救急業務につい ては、役場職員で自前の で対応しています。 数500人の消防団のみ されています。 の要望に沿うように計画 限り委託先である豊中市 改修については、可能な 署となる救急センターの れる予定であり、消防分 急2隊の運用へと改善さ す。 円程度が見込まれていま ては、毎年度2億1千万 年4月からの経費とし 務委託が開始される平成 することとしており、事 事業債︶を活用して整備 町には、大きな山塊があるため、町並みは大きく東 西の二つに分かれていて、古くから浄瑠璃の里として 27 れた人口約1万2千人の山間の町です。 も有名であり、町内に記念館も設けられています。 定で対応しており、年間 件で推移しています。 町では、平成2年にも 隣接市町との広域化を目 指したところ、その時は 合意に至りませんでした が、今回、国や府の広域 化施策もあったことか ら、消防力の強化と財政 年4月か 面・人員面の効率化を図 るため、平成 中市とし、事務委託の形 関係が構築されていた豊 も、従来から良好な協力 今回の広域化の相手に ついては、飛び地ながら になりました。 らの広域化を目指すこと 27 式を採用しています。 広域化後に消防分署となる救急センター また、大阪都心部から約1時間の距離に位置し、人 と物流は車による移動がメインであり、人口は、平成 能勢町は、大阪府の最北部に位置し、三方を京都府 と兵庫県に囲まれ、自然豊かで多くの文化遺産に恵ま 15 の出動回数は、約600 23 年まで増加傾向でしたが、少子高齢化の影響により、 現在は減少傾向が続いています。 浄瑠璃の里として有名な能勢町 12 13 小中学校の再編について 一つの学園が開校する予 定となっています。 環境について︶からの懸 の諮問︵小中学校の教育 の学校教育検討委員会へ 中学校に統合し、小学校 中学校を、1小学校と1 で、町内の6小学校と2 の払い下げを受けたもの 的にも珍しいことです。 都市以外としては、全国 に行っているなど、政令 ており、採用試験も独自 立した教員人事権を持っ なお、能勢町を含む豊 新 学 校 の 建 設 用 地 は、 能地区は、大阪府から独 大阪府から府民牧場跡地 案事項であり、前回の町 と中学校を別校舎としな 能勢町の小中学校の再 編については、平成 年 長選挙では、学校再編が 年から相 がらも、平成 う 能勢町を視察して 第2日目 大阪府熊取町 熊取町は、大阪府の南部に位置し、関西空港の対岸 の泉南地域にある人口約4万4千人の町で、大阪府内 で最も人口が多い町です。 町内には、鉄道や高速道路が通り、大阪都心部から 約 分の距離で、ベッドタウン化が進んでおり、都会 の利便性と豊かな自然を持ち合わせています。 また、四つの大学が立地するなど、学園都市として の特徴も有しています。 おいても、少子化が進み、 年3月に﹁転入促進基本 転出を問題視し、平成 この施策の特色は、大 阪府内の平均的レベルを 越える分野︵子育て・教 育・防犯・防災など︶を 取 り ま と め、 転 入 希 望 者 に 提 示 す る と と も に、 ﹁シティープロモーショ ン推進課﹂を新設し、対 外的にプロモーション活 動を行い、転入者の獲得 を図っています。 なお、具体的な効果に ついては、まだこれから のようですが、町の試み るなど、着実に成果を上 が一般の新聞に掲載され 熊取﹄をキャッチフレー げています。 定 ・ 住策を採用するとこ ろとなりました。 ズとして、積極的な転入 転入・定住促進施策について て い ま し た が、 そ の 後、 児童・生徒数が減少して 方針﹂を策定し、また同 基 づ く﹁ 転 入 促 進 ア ク 24 28 互の連携教育を指向する 本村においても、平成 年4月から消防・救急 業務を厚木市へ事務委託 する消防の広域化が進め 今回の事例を参考とし て、村民の安全と安心が 次第に減少傾向が見え始 られています。 熊取町の人口と世帯数 は、平成 年まで増加し 図られる消防の広域化と めてきました。 歳から 町では、特に生産年齢 人口に対する老齢人口の なるよう、今後の議会活 動に生かしていきたいと 思います。 割合の高さと、 歳までの子育て世代の います。 今 回 の 視 察 を 生 か し、 本村の公立学校のあるべ ションプログラム﹂を取 月には、基本方針に き姿を見つめ直す参考と り ま と め、﹃ 子 ど も が 笑 年 したいと思います。 ・新築住宅に対する固定資産税の課税免除 ・中古住宅取得補助 ・住宅リフォーム補助 ・木造住宅耐震改修補助 ・住宅用太陽光発電システム設置補助 ・出産記念品の補助 ・楽しい町内店舗割引券付イラストマップの配布 28 また、小中学校の教育 環境については、本村に 25 顔で輝くまち・住むなら 40歳以下の転入・定住を促進!! 22 争点となるなど、紆余曲 折を経ての統合でした。 小中学校再編後における新学校のイメージ 30 34 12 20 14 なく、観光協会の発足に 町を担う子どもたちの郷 町の観光を振興するた モーションの一環として 世代の転出に着目し、こ 熊取町では、特に生産 年齢人口の減少や子育て 熊取町を視察して 土愛着へのきっかけづく め、新たに設けられたも れに対応した転入・定住 ついても、シティープロ 全国の多くの市町村で は、観光協会が設置され りなど、にぎわい創出に のです。 くまとりにぎわい観光協会について ていますが、本村と同様 つながる事業に取り組む 第3日目 兵庫県多可町 多 可 町 は、 兵 庫 県 の 中 央 部 に 位 置 し、 周 囲 を 中 国 山 地 の 山 々 に 囲 ま れ、 小 規 模 な 平 野 の 広 が る 人 口 約 に、熊取町も設置されて 促進策を実施しており、 2万2千人の町で、その景色は、どこか清川村にも通 れん が それを積極的なPR活動 じる町です。 いませんでした。 につなげているところ 年9月に﹁くまと ベッドタウンとしての発 は、見習うべきものがあ 平成 りにぎわい観光協会﹂が 展経過から、ケーキ屋や 平成 年 月に旧中町、旧加美町、旧八千代町の3 町が合併し、郡名を新町名として、旧中町に役場を置 設立されました。 瓦 住 民 主 体 の 組 織 と し て、 し か し な が ら、 煉 館 な ど の 古 い 工 場 跡 や、 そ こ で、﹃ 元 気 な 熊 取 町﹄を合言葉に、観光資 源のさらなる活用を図り 用し、食べ歩きイベント 少子高齢化の影響によ る人口減少は、全国的に ると思いました。 この町は、基本的に大 阪市や堺市などのベッド の実施など、精力的に活 避けられない状況ですの お菓子屋が多い特徴を利 地域活性化を図り、町内 タウンであり、観光を主 動を展開しようとしてい ながら、観光を軸とした 外の人々に町の良さをP として発展したわけでは くとともに、地域自治区制度を採用し、旧町単位で自 治区を設けています。 だけではなく、イベント 的な観光案内などの機能 が、この観光協会を一般 また、現時点では、町 が事務局を担っています 定住促進につなげていく 今後、どのように転入・ えるような状況の中で、 ら、人口獲得競争とも言 の協力関係を維持しなが る﹁敬老の日﹂の三つの発祥の地となっています。 なお、多可町の特徴として、酒米の最高峰﹁山田錦﹂、 日本一の手すき和紙﹁杉原紙﹂ 、継承すべき精神であ 気候は、瀬戸内海気候の影響を受けて穏やかですが、 町の北部一帯では、内陸性気候の影響を大きく受け、 の提案など、柔軟で自由 か、議会としても、真剣 また、本村の観光組織 についても、今後、再考 かなり寒暖の差があります。 な発想に基づいた活動に に考えるべき課題が多い り、NPO法人化などの するべきではないかと感 「敬老の日」の提唱地を示す石碑 化などに伴う他自治体と よって、今後は地域活性 団体として独立を目指 じました。 入れています。 い、人材の育成にも力を ティア養成講座などを行 し、会員の募集やボラン な民間組織を想定してお と思いました。 で、住民サービスの広域 11 化の推進を担い得るよう ます。 Rするとともに、将来の 熊取町での研修の様子 17 24 15 ています。 年度 から開設する予定となっ し、中区でも平成 小規模多機能型居宅介護施設について 多可町では、高齢者が 介護を必要とする状態に なっても、住み慣れた地 提供される施設です。 利用しているため、現時 町民の多くが町外施設を また、本年度開設され た﹁ こ は る の 郷 ﹂ で は、 な解体処理と肉質の向上 の拡大を目指し、衛生的 しており、現在は、販路 害鳥獣対策協議会が運営 ると思いました。 していくのかが重要であ ベースをどのように維持 工 施 設 も 同 様 で、 採 算 題であり、シカ肉処理加 やすい運営を理想として なお、施設の整備およ び運営は、町からの補助 を図るとともに、シカ肉 そ の 答 え の ヒ ン ト が、 元気なお母さん方が主導 点では、その効果が現れ で運営しているマイス 金を受けて、公募により 小規模多機能型居宅介 護施設とは、利用者の状 懸命な営業努力が続けら いかと感じました。 多可町では、平成 年 度から毎年﹁住民満足度 介 護 施 設 に つ い て は、 その運営を担うことがで より町政全般の施策評価 調査﹂を実施し、これに 思いました。 これからの課題であると ス へ つ な げ て い く か が、 いかに住民の力をもり 立て、それを地域セール しています。 なプロモーションを展開 及とともに、町の積極的 するなど、敬老精神の普 国の自治体にCDを寄贈 夏に兵庫県内の学校や全 ふれる歌を作り上げ、今 詞を公募し、敬老精神あ また、敬老の日発祥の 地にちなみ、全国から歌 ています。 と必要施策の調整を行っ きる民間業者の確保が課 多可町を視察して ター工房にあるのではな 料理教室を実施するな 況 や 必 要 に 応 じ て、﹁ 通 育所を改修し、獣害被害 が中心となった多可町有 れています。 ていないとのことでし 生 活 が 継 続 で き る よ う、 い ﹂ を 中 心 に﹁ 泊 ま り ﹂ 民間業者が行っていま 日常生活圏である旧町単 や﹁訪問﹂を組み合わせ 対策の一環として、平成 域で可能な限り在宅での 位の三地区ごとに、地域 て提供されるサービスで マイスター工房は、女 性・高齢者等活動促進施 年2月から地元猟友会 ど、組織が一丸となった 密着型介護サービスの基 あり、人数登録制・月額 設として、閉鎖した保育 た。 盤整備を進めています。 定額制・少人数運営を前 園や農協支店跡地を利用 す。 八千代区では平成 年 度から、加美区では平成 提として、他の入居者や 24 22 地域活性化施策︵マイスター工房・ シカ肉処理加工施設︶について 年度から小規模多機能 し、農林水産省の補助を 月から地 人 究グループが中心となっ て運営され、今では 下 初 の 加 工 施 設 と し て、 また、シカ肉処理加工 施設については、兵庫県 となっています。 全国的にも有名な成功例 長 い 行 列 が で き る な ど、 休日には何時間も前から で 数 多 く 取 り 上 げ ら れ、 おり、テレビや雑誌など 以上の売り上げを誇って 以上の雇用と年間2億円 30 合併によって閉所した保 旧保育園を改修して整備されたシカ肉処理加工施設 27 職員とも家庭的でなじみ 年 受けて建設されたもの で、平成 10 域住民で構成する生活研 13 18 型居宅介護施設を開設 平成26年4月に開設された介護施設「こはるの郷」 26 全国森林環境税 創設促進議員連盟定期総会 記 岩澤敏雄・川瀬正行 年度事 業経過報告および決算報 員が参加し、平成 、大 去 る 7 月 日︵ 木 ︶ 分県日田市において、全国 回定期総会が開催 告、平成 年度事業計画お 盟の第 され、本村議会から岩澤・ 川瀬の両名が派遣されまし よび予算など、全ての議案 われる時代﹂と題した記念 税対象とする新たな税財源 め、二酸化炭素排出源を課 年に発足しました。 町村議員の団体で、平成6 境税の創設を目指す全国市 全国森林環境税創設促進 議員連盟とは、全国森林環 全国森林環境税 創設促進議員連盟とは です。 講演が行われました。 最後に、次期開催地を新 潟県村上市とすることが全 会一致で承認され、成功裏 に終了しました。 全国森林環境税とは 全国森林環境税とは、地 球温暖化の防止や国土の保 全、水資源の涵養など、公 この連盟は、327市町 村議会で構成され、神奈川 が承認されました。 備・保全について、山村地 県では本村と山北町が加入 益的機能を持つ森林の整 そして、大会宣言が全会 一致で採択後、九州大学大 域の市町村が推進するため 山村地域の市町村 学院農学研究院の佐藤宣子 山村地域の市町村に対し、補助裏 ・地方単独事業の税財源として配分 しています。 全国森林環境税 に必要な財源を確保するた (二酸化炭素排出源に課税) 17 森林環境税創設促進議員連 25 全国森林環境税のイメージ た。 26 教授から﹁山村の存在が問 大分県日田市で開催された定期総会 21 定期総会では、全国から 118議会、282人の議 また、全国の市町村で構 成される﹁全国森林環境税 創設促進連盟﹂もあり、5 66市町村が加入していま す。 定期総会に参加して 今回、定期総会に参加し て、あらためて全国森林環 境税の必要性を強く感じる とともに、心を同じくする 多くの議会議員と交流が図 られたことで、さらなる団 結力が生まれたのではない かと感じました。 編集室から たちは、かけがえのない存在である。 め 手 で あ る と 私 は 考 え る。 地 域 の 仲 間 し か し、 何 よ り、 こ こ に 住 む 地 域 の 仲 間 こ そ、 こ の 地 を 終 の 棲 家 に す る 決 ざまな恩恵を受けることができる。 れ、 四 季 折 々 の 景 色 や 山 菜 な ど、 さ ま 清 川 村 に は、 そ う い っ た 施 設 は な い が、 関 東 で も 屈 指 の 豊 か な 自 然 に 囲 ま 孤独死のニュースは後を絶たない。 ン が 増 え て い る。 そ ん な 中 で、 老 人 の 他 市 で は、 終 の 棲 家 の た め に 造 ら れ た介護施設やシニア向け分譲マンショ 生 来、 清 川 村 に 住 ん で い る 私 の 終 の 棲家は、間違いなくここである。 えるまで生活する住まい﹂とある。 う か。 辞 書 を 引 く と﹁ こ れ か ら 死 を 迎 終︵ つ い ︶ の 棲 家︵ す み か ︶ と い う 言 葉 に つ い て、 考 え た こ と は あ る だ ろ 次の定例会の予定日は9月5日から 皆さんの傍聴をお待ちしています。 さ て、 9 月 5 日 か ら 定 例 会 が 始 ま り ま す。 清 川 村 が 終 の 棲 家 に ふ さ わ し い 場 所 で あ る か 見 極 め る た め に も、 ぜ ひ 傍聴にお越しください。 ︵雅︶ この広報紙は再生紙を使用しています。 発 行/清 川 村 議 会 編 集/議 会 だ よ り 編 集 委 員 会 委 員 長 笹 原 和 織 副委員長 山 本 雅 彦 委 員 川 瀬 正 行 委 員 細 野 洋 一 委 員 山 本 善 男 委 員 藤 田 義 友 〒243−0195 神奈川県愛甲郡清川村 煤ヶ谷2216番地 TEL.046(288)1576 FAX.046(288)1767 e-mail:[email protected]. kanagawa.jp 山村活性化対策 二酸化炭素 吸収源対策 再生可能エネルギー の利用促進 16 きよかわ議会だより 平成26年9月1日
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