物質化学科 - 理工学部 - 龍谷大学

2014 S y llabus
2014
Syllabus
物質化学科
理工学部
Faculty of Science and Technology
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1-3
龍谷大学理工学部 物 質 化 学 科
www.rikou.ryukoku.ac.jp
2014/03/07
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学部・学科英文名
龍 谷 大 学 Ryukoku University
理 工 学 部 Faculty of Science and Technology
数理情報学科Department of Applied Mathematics and Informatics
電子情報学科Department of Electronics and Informatics
機械システム工学科Department of Mechanical and Systems Engineering
物 質 化 学 科Department of Materials Chemistry
情報メディア学科Department of Media Informatics
環境ソリューション工学科Department of Environmental Solution Technology
2014年度
理工学部 物質化学科 Syllabus
2014年4月1日発行
編集発行 龍谷大学理工学部
〒520-2194 大津市瀬田大江町横谷1-5
印 刷 アインズ株式会社
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4-6
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共 同 開 講
基 礎 科 目
教 養 教 育 科 目
(共同開講科目)
(総合科目)
共 同 開 講
総 合 科 目
本 願 寺 派
教 師 課 程
本願寺派教師資格課程科目
教 職 課 程
教 職 課 程 科 目
学 科 固 有
学 科 固 有 科 目
<物質化学科>
学部内共通
学部内共通科目
教養教育科目
シ ラ バ ス
教養教育科目
教 養 教 育 科 目
(共同開講科目)
(基礎科目)
最新の情報や、詳細情報は Web シラバスをご確認ください。
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
教養教育科目
(共同開講科目)
(基 礎 科 目)
カナ
エ
キ
ケ
コ
シ
ス
科 目 名
英語ⅠA
英語ⅠB
英語ⅡA
英語ⅡB
英語Ⅲ
英語Ⅳ
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語(再)
英語セミナーA1
英語セミナーA1
英語セミナーA1
英語セミナーA1
英語セミナーA2
英語セミナーA2
英語セミナーA2
英語セミナーA2
英語セミナーB1
英語セミナーB2
英語セミナーC1
英語セミナーC1
英語セミナーC1
英語セミナーC1
英語セミナーC2
英語セミナーC2
英語セミナーC2
英語セミナーC2
英語セミナーD1
英語セミナーD2
英語セミナーE1
英語セミナーE2
教育原論A
教育原論A
教育原論A
教育原論B
教育原論B
教育原論B
経済学入門
経済学入門
経済学入門
経済学入門
言語学入門
言語学入門
コリア語ⅠA
コリア語ⅠB
コリア語ⅠC
コリア語ⅠD
コリア語セミナーA
コリア語セミナーB
社会学入門
社会学入門
社会思想史入門
社会思想史入門
心理学入門
心理学入門
心理学入門
スポーツ技術学A
スポーツ技術学B
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担 当 者
開講曜講時 ページ
クラス・開講曜講時による
クラス・開講曜講時による
クラス・開講曜講時による
クラス・開講曜講時による
クラス・開講曜講時による
クラス・開講曜講時による
熊懐 祐樹
前期 水2
熊懐 祐樹
後期 水2
熊懐 祐樹
前期 水3
熊懐 祐樹
後期 水3
里井 久輝
前期 火4
里井 久輝
後期 火4
芝原 直美
前期 水2
芝原 直美
後期 水2
芝原 直美
前期 水3
芝原 直美
後期 水3
薗田 千寿子
前期 金4
薗田 千寿子
後期 金4
西川 前期 金4
西川 後期 金4
西川 由美子
前期 水2
西川 由美子
後期 水2
西川 由美子
前期 水3
西川 由美子
後期 水3
宮尾 元子
前期 火4
宮尾 元子
後期 火4
宇野 誠一
前期 月1
宇野 誠一
前期 月2
ワード ジョン
前期 水3
ワード ジョン
前期 金5
宇野 誠一
後期 月1
宇野 誠一
後期 月2
ワード ジョン
後期 水3
ワード ジョン
後期 金5
前川 貴史
前期 金2
前川 貴史
後期 金2
音羽 レベッカ
前期 水2
ワード ジョン
前期 水2
音羽 レベッカ
前期 水3
イエニク・S・C 前期 金2
音羽 レベッカ
後期 水2
ワード ジョン
後期 水2
音羽 レベッカ
後期 水3
イエニク・S・C 後期 水3
大槻 志郎
前期 水2
大槻 志郎
後期 水2
里井 久輝
前期 水3
里井 久輝
後期 水3
藤井 奈津子
前期 月1
広川 義哲
前期 月2
広川 義哲
前期 月3
藤井 奈津子
後期 月1
広川 義哲
後期 月2
広川 義哲
後期 月3
藤田 和孝
前期 水3
長谷 祐
前期 金5
李 䐾屏
後期 月1
李 䐾屏
後期 月3
泉 文明
前期 月2
磯江 源
前期 木3
孫 才喜
前期 水3
孫 才喜
後期 水3
朴 炫国
前期 木3
朴 炫国
後期 木3
柳 綏美
前期 水3
柳 綏美
後期 水3
山本 哲司
前期 木3
山本 哲司
後期 木3
森 元斎
前期 水2
村澤 真保呂
後期 水2
松島 恵介
前期 月1
松島 恵介
後期 月1
破田野 智美
前期 月1
種目・開講曜講時による 学科により異なる
種目・開講曜講時による 学科により異なる
カナ
セ
8
8
9
9
10
10
11
12
13
14
15
15
16
16
17
17
18
18
19
19
20
20
21
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22
22
23
23
24
24
25
25
26
26
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27
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28
29
30
31
31
32
32
33
33
34
34
35
35
36
36
37
37
38
38
39
39
40
40
41
41
42
42
43
43
44
44
45
チ
テ
ト
ニ
ハ
フ
ホ
リ
レ
ロ
科 目 名
生活の中の数学
生活の中の生物学
生活の中の統計技術
生活の中の統計技術
生活の中の物理
政治学入門
政治学入門
生命と科学
中国語ⅠA
中国語ⅠA
中国語ⅠB
中国語ⅠB
中国語ⅠC
中国語ⅠC
中国語ⅠC
中国語ⅠD
中国語ⅠD
中国語ⅠD
中国語セミナーA
中国語セミナーB
哲学入門
哲学入門
哲学入門
哲学入門
ドイツ語ⅠA
ドイツ語ⅠA
ドイツ語ⅠB
ドイツ語ⅠB
ドイツ語ⅠC
ドイツ語ⅠC
ドイツ語ⅠD
ドイツ語ⅠD
ドイツ語セミナーA
ドイツ語セミナーB
統計入門
統計入門
日本国憲法
日本国憲法
日本国憲法
日本国憲法
発達と教育A
発達と教育A
発達と教育B
発達と教育B
仏教の思想A
仏教の思想A
仏教の思想A
仏教の思想A(再)
仏教の思想B
仏教の思想B
仏教の思想B
仏教の思想B(再)
フランス語ⅠA
フランス語ⅠB
フランス語ⅠC
フランス語ⅠC
フランス語ⅠC
フランス語ⅠD
フランス語ⅠD
フランス語ⅠD
フランス語セミナーA
フランス語セミナーB
文学入門
文学入門
文学入門
文学入門
法学入門
法学入門
倫理学入門
倫理学入門
倫理学入門
歴史入門
歴史入門
論理学入門
論理学入門
担 当 者
國府 宏枝/山岸 義和
横田 岳人
飯田 晋司
香川 文庸
石崎 俊雄
水垣 源太郎
水垣 源太郎
宮武 智弘
張 健同
韓 正愛
張 健同
韓 正愛
張 健同
韓 正愛
張 健同
張 健同
韓 正愛
張 健同
李 愛華
李 愛華
渡邊 華月
渡邊 華月
渡邊 華月
渡邊 華月
青山 豊
呉 春吉
青山 豊
呉 春吉
青山 豊
永井 達夫
青山 豊
永井 達夫
青山 豊
青山 豊
李 䐾屏
長谷 祐
時本 義昭
時本 義昭
時本 義昭
時本 義昭
松島 恵介
松島 恵介
松島 恵介
松島 恵介
金澤 豊
香川 真二
蓮池 利隆
溪 英俊
香川 真二
金澤 豊
蓮池 利隆
溪 英俊
瓜生 濃世
瓜生 濃世
森部 卓
嶋 陽一
森部 卓
森部 卓
嶋 陽一
森部 卓
嶋 陽一
嶋 陽一
大槻 志郎
嶋 陽一
坂本 輝世
嶋 陽一
時本 義昭
時本 義昭
菊地 建至
菊地 建至
菊地 建至
西村 昌洋
佐野 東生
中谷 隆雄
中谷 隆雄
開講曜講時 ページ
前期
前期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
前期
前期
後期
後期
前期
前期
前期
後期
後期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
前期
後期
後期
前期
前期
後期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
前期
後期
後期
前期
前期
後期
後期
前期
前期
前期
後期
後期
後期
後期
前期
前期
後期
前期
前期
前期
後期
後期
後期
前期
後期
前期
前期
後期
後期
前期
後期
前期
前期
後期
前期
後期
前期
後期
月1
木3
水3
木3
月2
木3
木3
金1
月3
水3
月3
水3
水3
水4
水4
水3
水4
水4
水3
水3
月3
月3
水3
水3
月2
月3
月2
月3
月3
水3
月3
水3
月4
月4
月1
金5
月3
木3
月3
木3
水1
水2
水1
水2
水1
水1
水1
火5
水1
水1
水1
火5
水3
水3
月2
月3
木3
月2
月3
木3
木4
木4
水3
木3
火5
木3
月1
月1
水3
水4
水5
水2
金2
月3
月3
45
46
46
47
48
49
49
50
50
51
51
52
52
53
53
54
54
55
55
56
57
58
59
60
61
61
62
62
63
63
64
64
65
65
66
66
67
67
68
68
69
69
70
70
74
74
75
75
77
77
78
78
79
79
80
80
81
81
82
82
83
83
84
85
85
86
86
87
88
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■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で授業の方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対
する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能
力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の
総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強するこ
とに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につ
け、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習
慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの
形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入
を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要
な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況などを総合的に評価する。
■テキスト
担当教員別に、教科書リストを参照のこと。
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付
予定)
基 礎 科 目
【担当】クラス・開講曜講時による
英語ⅠA
【担当】クラス・開講曜講時による
英語ⅠB
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運
用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技
能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強す
ることに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する
習慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るの
に必要な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況などを総合的に評価す
る。
■テキスト
担当教員別に、教科書リスト参照のこと。
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
付予定)
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝
える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
− 5 −
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】クラス・開講曜講時による
英語ⅡA
■講義概要
英語Ⅰでの基礎力確認に積み上げる形で、さらに基礎力の向
上を図ることに加え、これまでに習得した英語の知識、能力
の上に、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要
とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、
のいわゆる4技能の総合的向上を図る。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する
習慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るの
に必要な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況等を総合的に評価する。
学年末に共通テストを実施し、その結果を評価の一部に組み
入れる。
■テキスト
担当教員別に、教科書リストを参照のこと。
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
付予定)
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で授業の方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
【担当】クラス・開講曜講時による
英語ⅡB
■講義概要
英語Ⅰでの基礎力確認に積み上げる形で、さらに基礎力の向
上を図ることに加え、これまでに習得した英語の知識、能力
の上に、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要
とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、
のいわゆる4技能の総合的向上を図る。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する
習慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るの
に必要な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況等を総合的に評価する。
学年末に共通テストを実施し、その結果を評価の一部に組み
入れる。
■テキスト
担当教員別に、教科書リストを参照のこと。
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
付予定)
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や、成績評価方法等について
伝える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
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■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
付予定)
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝
える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運
用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4
技能の総合的向上を図る。英語Ⅰ・Ⅱで培った基礎をもとに
4技能をいっそう伸ばし、専門科目の学習につなげようとす
るものである。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する
習慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るの
に必要な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況などを総合的に評価す
る。
■テキスト
担当教員別に、教科書リストを参照のこと。
基 礎 科 目
【担当】クラス・開講曜講時による
英語Ⅲ
【担当】クラス・開講曜講時による
英語Ⅳ
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運
用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技
能の総合的向上を図る。英語Ⅰ・Ⅱで培った基礎をもとに4技
能をいっそう伸ばし、専門科目の学習につなげようとするも
のである。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する
習慣を身につける。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るの
に必要な「読解力」の養成を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示。
■成績評価の方法
定期試験の成績、平素の学習活動状況等を総合的に評価する。
学年末に共通テストを実施し、その結果を評価の一部に組み
入れる。
■テキスト
担当教員別に、教科書リスト参照のこと。
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
付予定)
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝
える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
講義時に指示。
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】熊懐 祐樹
【開講】前期 水2
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。英語の基礎の確認と補
強をすることで、英語力のさらなる向上を目指す。
■到達目標
異文化理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につ
け、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙、文法事項、
構文など)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり行なう。すべての基礎となる「読解力」の養成
を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
第1回目の授業で指示。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、平素の学習活動状況などを
総合的に評価する。
■テキスト
Charles L. Clark 他 『Basically America, Basically Japan』
南雲堂 1,900円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書はつねに携帯すること。
■講義計画
①講義時に指示。Lesson1
②Lesson1,2
③Lesson2
④Lesson3,4
⑤Lesson4,5
⑥Lesson5
⑦Lesson6,7
⑧Lesson7,8
⑨Lesson8,9
⑩Lesson10,11
⑪Lesson11,12
⑫Lesson12,13
⑬Lesson13,14
⑭Lesson15,16
⑮Lesson16
【担当】熊懐 祐樹
【開講】後期 水2
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。英語の基礎の確認と補
強をすることで、英語力のさらなる向上を目指す。
■到達目標
異文化理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につ
け、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙、文法事項、
構文など)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり行なう。すべての基礎となる「読解力」の養成
を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
第1回目の授業で指示。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、平素の学習活動状況などを
総合的に評価する。
■テキスト
Masakazu Someya 他 『Stories from Around the World』
南雲堂 1,700円
■参考文献
『基本学習事項-文法・単語・構文・述語』(初回授業にて配付
予定)
。その他の参考文献については講義時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書はつねに携帯すること。
■講義計画
①講義時に指示。
②Unit1
③Unit2
④Unit3
⑤Unit4
⑥Unit5
⑦Unit6
⑧Unit7
⑨Unit8
⑩Unit9
⑪Unit10
⑫Unit11
⑬Unit12
⑭Unit13
⑮Unit14
− 8 −
2014_物質シラバス.indb 8
2014/03/10 15:38:01
■講義計画
①講義時に指示。Lesson1
②Lesson1,2
③Lesson2,3
④Lesson3
⑤Lesson4,5
⑥Lesson5,6
⑦Lesson6,7
⑧Lesson8
⑨Lesson9,10
⑩Lesson10,11
⑪Lesson12,13
⑫Lesson13,14
⑬Lesson14,15
⑭Lesson16,17
⑮Lesson18
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。英語の基礎の確認と補
強をすることで、英語力のさらなる向上を目指す。
■到達目標
異文化理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につ
け、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙、文法事項、
構文など)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり行なう。すべての基礎となる「読解力」の養成
を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
第1回目の授業で指示。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、平素の学習活動状況などを
総合的に評価する。
■テキスト
Charles L. Clark 他 『Basically America, Basically Japan』
南雲堂 1,900円
■参考文献
『基本学習事項-文法・単語・構文・述語』(初回授業にて配付
予定)
。その他の参考文献については講義時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書はつねに携帯すること。
基 礎 科 目
【担当】熊懐 祐樹
【開講】前期 水3
英語(再)
【担当】熊懐 祐樹
【開講】後期 水3
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。英語の基礎の確認と補
強をすることで、英語力のさらなる向上を目指す。
■到達目標
異文化理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につ
け、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙、文法事項、
構文など)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり行なう。すべての基礎となる「読解力」の養成
を重視する。
■授業時間外における予・復習等の指示
第1回目の授業で指示。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、平素の学習活動状況などを
総合的に評価する。
■テキスト
Masakazu Someya 他 『Stories from Around the World』
南雲堂 1,700円
■参考文献
『基本学習事項-文法・単語・構文・述語』(初回授業にて配付
予定)
。その他の参考文献については講義時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業方法や成績評価方法等について伝え
る。辞書はつねに携帯すること。
■講義計画
①講義時に指示。
②Unit1
③Unit2
④Unit3
⑤Unit4
⑥Unit5
⑦Unit6
⑧Unit7
⑨Unit8
⑩Unit9
⑪Unit10
⑫Unit11
⑬Unit12
⑭Unit13
⑮Unit14
− 9 −
2014_物質シラバス.indb 9
2014/03/10 15:38:01
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】里井 久輝
【開講】前期 火4
英語(再)
■講義概要
本講義では、英語を使ったTOEIC形式の教科書を用いて、英
語基礎力のさらなる向上をはかる。音読を重視しながら、特
にリスニング力やリーディング力の強化を目指す。
■到達目標
リスニングリーディングを中心にした英語総合力の向上と異
文化理解の深化を目指す。
■講義方法
各ユニットを2回で完成させる。各ユニットの1回目では、
TOEIC形式の問題を解きながら、語彙・語法・文法事項を確
認しつつ、リスニングとリーディングの強化をはかる。各ユ
ニットの2回目では、ディクテーションと文法事項の演習を
通して理解の深化をはかってゆく。なお、適宜小テストや、
当該テーマの調査・発表や視聴覚教材も取り入れ、授業内容
の確認と定着をはかる。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の当該部分を予習し、分からない箇所をはっきりさせ
ておくこと。
復習では必ず音読を繰り返すこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・
発表などを含む。
定期試験(50%)
■テキスト
中郷慶 他 『名作映画でTOEIC®(2)めざせ! 500−シャ
レード』
英宝社 1,995円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
英語力を向上させるためには、毎回の入念な予復習と、真摯
な受講態度とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲
を持ってしっかり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、
授業の方法や成績評価方法等について伝える。
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit1
③Unit1
④Unit2
⑤Unit2
⑥Unit3
⑦Unit3
⑧Unit4
⑨Unit4
⑩Unit5
⑪Unit5
⑫Unit6
⑬Unit6
⑭Unit1 ∼ 6のまとめ
⑮総復習
【担当】里井 久輝
【開講】後期 火4
英語(再)
■講義概要
本講義では、英語を使ったTOEIC形式の教科書を用いて、英
語力のさらなる向上を図ってゆく。音読を重視しながら、特
にリスニング力やリーディング力の強化を目指す。
■到達目標
リスニングリーディングを中心にした英語総合力の向上と異
文化理解の深化を目指す。
■講義方法
各ユニットを2回で完成させる。各ユニットの1回目では、
TOEIC形式の問題を解きながら、語彙・語法・文法事項を確
認しつつ、リスニングとリーディングの強化をはかる。各ユ
ニットの2回目では、ディクテーションと文法事項の演習を
通して理解の深化をはかってゆく。なお、適宜小テストや、
当該テーマの調査・発表や視聴覚教材も取り入れ、授業内容
の確認と定着をはかる。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の当該部分を予習し、分からない箇所をはっきりさせ
ておくこと。
復習では必ず音読を繰り返すこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・
発表などを含む。
定期試験(50%)
■テキスト
中郷慶 他 『名作映画でTOEIC®(2)めざせ! 500−シャ
レード』
英宝社 1,995円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
英語力を向上させるためには、毎回の入念な予復習と、真摯
な受講態度とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲
を持ってしっかり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、
授業の方法や成績評価方法等について伝える。
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit7
③Unit7
④Unit8
⑤Unit8
⑥Unit9
⑦Unit9
⑧Unit10
⑨Unit10
⑩Unit11
⑪Unit11
⑫Unit12
⑬Unit12
⑭Unit7 12のまとめ
⑮総復習
− 10
−
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■参考文献
TBA:授業中に適宜紹介する予定。
■履修上の注意・担当者からの一言
翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書を持参し、授業中に適宜
活用しよう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1.授業中に直接連絡する。
2.Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@
mail.ryukoku.ac.jpに送る。
3.課題ファイル末尾に記し、口頭で伝えた上で提出する。
■講義計画
①Orientation
Lesson 1 The Weather
②Lesson 2 Meetings & Messages
③Lesson 3 Health
④Lesson 4 Advertising & Sales
⑤Lesson 5 Investment & Office Supplies
⑥Lesson 6 Telephone Messages
⑦Lesson 7 Jobs & Promotions
⑧Lesson 8 Flights & Traveling
⑨Lesson 9 Housing
⑩Lesson 10 New products & Electrical Appliances
⑪Lesson 11 Media
⑫Lesson 12 Ordering & Shipping
⑬Lesson 13 Customer Services
⑭Lesson 14 The Environment
⑮Lesson 15 Mini Test
⑯The Final Examination
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
TOEIC Testへの橋渡し
■講義概要
資格試験のTOEIC Bridge対策用テキストを使って、聴解力・
読解力を鍛え、語彙力や文法力も伸ばす。また、ネット上の
無料学習サイトを紹介するので、必要な情報や学習の機会を
得る。基礎を大切にしつつ、各自で英語力を伸ばすために必
要な英語学習がしっかりできるように授業進度をペースメー
カーとしたい。
■到達目標
テキストにあるような英語の基本単語・基本文法用法・語彙
表現を復習し、確実に身につけることを目標とする。
■講義方法
まず、予習で本日の基本文法を見直し、テキストの問題を解
いておく。
次に全体授業で、文法のポイントを学習するとともに、関連
のある簡単な語彙や表現を学習する。
全体説明の後、テキストの要点を各自確認する。
さらに、テキストに登場する指定話題についてネット上で調
べ、学習シートを完成する。
基本的に一日に1課進む予定であり、次週までに課題レポー
トとしてが完成した学習シートをクラスフォルダーに提出す
る。
■授業時間外における予・復習等の指示
学内の自習室でもクラスフォルダーを利用することができ、
課題レポート提出ができる。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)授業10回以上の参加を条件に概ね以下の通
りとする。出席はPC起動を機械処理する。
遅刻・早退・中座は1/3欠席。各1点満点・
15回授業に遅れず出席をし、積極的に課題
に取り組むこと。
小テスト(10%)5点満点・10分の小テストを三回実施し、
その内高い得点二回分を加算する。
レポート(30%)各2点満点のファイルを遅れずに15個提出
する。
定期試験(45%)一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施
する。
〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕英語ニュースを読ん
でミニリポートを提出しよう。
よくできていると1点加点される。上限+5点まで。
1)読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。
クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」
2)英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ
る。
クラスフォルダー参照:「英語ニュース」
3)
学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの
写し、要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、で
きるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに
提出しよう。
■テキスト
Terry O'Brien、三原 京、秀野 作次郎、木村 博是 著 『TOEIC Bridge Lounge』
南雲堂 1,800円
定価は本体価格である。4月からの消費税を含めた金額が購
入には必要である。
テキストの付属CDは前期授業が始まる前に全体を通して聴
き、健全に初めから最後まで音声が聞こえるかどうかを点検
しておこう。授業中教室内の各自PCでも視聴可能であるが、
終了前には必ず取り出し毎回持ち帰ること。置きっぱなしに
は出来ない。
基 礎 科 目
【担当】芝原 直美
【開講】前期 水2
英語(再)
− 11
−
2014_物質シラバス.indb 11
2014/03/10 15:38:02
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】芝原 直美
【開講】後期 水2
英語(再)
■サブタイトル
基礎英語彙とリーディング
■講義概要
易しいギネス記録に関するリーディングのテキストを使って、
基本文法の復習をする・読解力を鍛え読む速度を上げる・語
彙力伸すように努力をする。さらに、ネット上の英語学習サ
イトや英文サイトを利用し、英語でサイトを読み学習したり
情報を得るのに慣れる。PCを使って課題ファイルに記入して
提出リポートを完成し、指定フォルダーに提出することで地
道な学習習慣を身につける。
■到達目標
テキストに出てくる基本英単語・基本英文法・実用的な英語
表現を少なくとも6割以上身につける。
■講義方法
予習で、時間を計りながら本文をリーディングした後、テキ
ストの問題で理解を確認する。さらに、なじみのない語彙は
辞書で確認しておく。
全体授業で英文法のポイントを復習するとともに、簡単な語
彙や表現を多く学習する。リーディングのコツも確認する。
その後、各自が予習内容の点検を行い、当日の話題について
ネット検索をしたり、必須課題が終わればネット上の英語学
習サイトを利用して自主学習をする。
次週までに、当日学習した内容をPCを使って課題ファイルに
記入して提出リポートを完成し、指定フォルダーに提出する。
■授業時間外における予・復習等の指示
学内の情報自習室でも、各自課題をし、課題ファイルを提出
フォルダーに提出ができる。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)授業10回以上の参加を条件に概ね以下の通
りとする。出席はPC起動を機械処理する。
遅刻・早退・中座は1/3欠席。各1点満点・
15回授業に遅れず出席をし、積極的に課題
に取り組むこと。
小テスト(10%)5点満点・10分の小テストを三回実施し、
その内高い得点二回分を加算する。
レポート(30%)各2点満点のファイルを遅れずに15個提出
する。
定期試験(45%)一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施
する。
〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕英語ニュースを読ん
でミニリポートを提出しよう。
よくできていると1点加点される。上限+5点まで。
1)
読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。
クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」
2)
英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ
る。
クラスフォルダー参照:「英語ニュース」
3)
学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの
写し、要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、で
きるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに
提出しよう。
■テキスト
Josef Williamson, Armanda Dingledy-Rodie 『Guinness
World Records Reading 1』
Macmillan 1,800円
定価は本体価格である。4月からの消費税を含めた金額が購
入には必要である。
音声ファイルはダウンロードして用いる予定である。
■参考文献
TBA:授業中に適宜紹介する予定。
■履修上の注意・担当者からの一言
翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れ
たときはネット辞書を利用しよう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1.授業中に直接連絡する。
2.Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@
mail.ryukoku.ac.jpに送る。
3.課題ファイルの芝原への連絡ボックスに記し、クラスフォ
ルダーに提出する。
■講義計画
①Orientation
Unit 1 Rock Paper Scissors
②Unit 2 Chili Peppers
③Unit 3 To Row the Indian Ocean Solo
④Unit 4 Tattoo
⑤Unit 5 Broken Bowls
⑥Unit 6 Ice Cream Cone
⑦Unit 7 Dance Dance Revolution
⑧Unit 8 Gastropod
⑨Unit 9 Fingernails
⑩Unit 10 Bubble Gum
⑪Unit 11 Airpot Passenger Terminal
⑫Unit 12 Diamond
⑬Unit 13 Coastline
⑭Unit 14 Soccer Kick
⑮Unit 15 Lawnmower Journey
⑯The Final Examination
− 12
−
2014_物質シラバス.indb 12
2014/03/10 15:38:02
■参考文献
TBA:授業中に適宜紹介する予定。
■履修上の注意・担当者からの一言
翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書を持参し、授業中に適宜
活用しよう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1.授業中に直接連絡する。
2.Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@
mail.ryukoku.ac.jpに送る。
3.課題ファイル末尾に記し、口頭で伝えた上で提出する。
■講義計画
①Orientation
Lesson 1 The Weather
②Lesson 2 Meetings & Messages
③Lesson 3 Health
④Lesson 4 Advertising & Sales
⑤Lesson 5 Investment & Office Supplies
⑥Lesson 6 Telephone Messages
⑦Lesson 7 Jobs & Promotions
⑧Lesson 8 Flights & Traveling
⑨Lesson 9 Housing
⑩Lesson 10 New products & Electrical Appliances
⑪Lesson 11 Media
⑫Lesson 12 Ordering & Shipping
⑬Lesson 13 Customer Services
⑭Lesson 14 The Environment
⑮Lesson 15 Mini Test
⑯The Final Examination
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
TOEIC Testへの橋渡し
■講義概要
資格試験のTOEIC Bridge対策用テキストを使って、聴解力・
読解力を鍛え、語彙力や文法力も伸ばす。また、ネット上の
無料学習サイトを紹介するので、必要な情報や学習の機会を
得る。基礎を大切にしつつ、各自で英語力を伸ばすために必
要な英語学習がしっかりできるように授業進度をペースメー
カーとしたい。
■到達目標
テキストにあるような英語の基本単語・基本文法用法・語彙
表現を復習し、確実に身につけることを目標とする。
■講義方法
まず、予習で本日の基本文法を見直し、テキストの問題を解
いておく。
次に全体授業で、文法のポイントを学習するとともに、関連
のある簡単な語彙や表現を学習する。
全体説明の後、テキストの要点を各自確認する。
さらに、テキストに登場する指定話題についてネット上で調
べ、学習シートを完成する。
基本的に一日に1課進む予定であり、次週までに課題レポー
トとしてが完成した学習シートをクラスフォルダーに提出す
る。
■授業時間外における予・復習等の指示
学内の自習室でもクラスフォルダーを利用することができ、
課題レポート提出ができる。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)授業10回以上の参加を条件に概ね以下の通
りとする。出席はPC起動を機械処理する。
遅刻・早退・中座は1/3欠席。各1点満点・
15回授業に遅れず出席をし、積極的に課題
に取り組むこと。
小テスト(10%)5点満点・10分の小テストを三回実施し、そ
の内高い得点二回分を加算する。
レポート(30%)各2点満点のファイルを遅れずに15個提出
する。
定期試験(45%)一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施
する。
〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕
英語ニュースを読
んでミニリポートを提出しよう。
よくできていると1点加点される。上限+5点まで。
1)
読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。
クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」
2)
英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ
る。
クラスフォルダー参照:「英語ニュース」
3)
学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの
写し、要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、で
きるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに
提出しよう。
■テキスト
Terry O'Brien、三原 京、秀野 作次郎、木村 博是 著 『TOEIC Bridge Lounge』
南雲堂 1,800円
定価は本体価格である。4月からの消費税を含めた金額が購
入には必要である。
テキストの付属CDは前期授業が始まる前に全体を通して聴
き、健全に初めから最後まで音声が聞こえるかどうかを点検
しておこう。授業中教室内の各自PCでも視聴可能であるが、
終了前には必ず取り出し毎回持ち帰ること。置きっぱなしに
は出来ない。
基 礎 科 目
【担当】芝原 直美
【開講】前期 水3
英語(再)
− 13
−
2014_物質シラバス.indb 13
2014/03/10 15:38:02
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】芝原 直美
【開講】後期 水3
英語(再)
■サブタイトル
基礎英語彙とリーディング
■講義概要
易しいギネス記録に関するリーディングのテキストを使って、
基本文法の復習をする・読解力を鍛え読む速度を上げる・語
彙力伸すように努力をする。さらに、ネット上の英語学習サ
イトや英文サイトを利用し、英語でサイトを読み学習したり
情報を得るのに慣れる。PCを使って課題ファイルに記入して
提出リポートを完成し、指定フォルダーに提出することで地
道な学習習慣を身につける。
■到達目標
テキストに出てくる基本英単語・基本英文法・実用的な英語
表現を少なくとも6割以上身につける。
■講義方法
予習で、時間を計りながら本文をリーディングした後、テキ
ストの問題で理解を確認する。さらに、なじみのない語彙は
辞書で確認しておく。
全体授業で英文法のポイントを復習するとともに、簡単な語
彙や表現を多く学習する。リーディングのコツも確認する。
その後、各自が予習内容の点検を行い、当日の話題について
ネット検索をしたり、必須課題が終わればネット上の英語学
習サイトを利用して自主学習をする。
次週までに、当日学習した内容をPCを使って課題ファイルに
記入して提出リポートを完成し、指定フォルダーに提出する。
■授業時間外における予・復習等の指示
学内の情報自習室でも、各自課題をし、課題ファイルを提出
フォルダーに提出ができる。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)授業10回以上の参加を条件に概ね以下の通
りとする。出席はPC起動を機械処理する。
遅刻・早退・中座は1/3欠席。各1点満点・
15回授業に遅れず出席をし、積極的に課題
に取り組むこと。
小テスト(10%)5点満点・10分の小テストを三回実施し、
その内高い得点二回分を加算する。
レポート(30%)各2点満点のファイルを遅れずに15個提出
する。
定期試験(45%)一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施
する。
〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕
英語ニュースを読
んでミニリポートを提出しよう。
よくできていると1点加点される。上限+5点まで。
1)
読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。
クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」
2)
英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ
る。
クラスフォルダー参照:「英語ニュース」
3)
学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの
写し、要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、で
きるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに
提出しよう。
■テキスト
Josef Williamson, Armanda Dingledy-Rodie 『Guinness
World Records Reading 1』
Macmillan 1,800円
定価は本体価格である。4月からの消費税を含めた金額が購
入には必要である。
音声ファイルはダウンロードして用いる予定である。
■参考文献
TBA:授業中に適宜紹介する予定。
■履修上の注意・担当者からの一言
翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れ
たときはネット辞書を利用しよう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1.授業中に直接連絡する。
2.Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@
mail.ryukoku.ac.jpに送る。
3.課題ファイルの芝原への連絡ボックスに記し、クラスフォ
ルダーに提出する。
■講義計画
①Orientation
Unit 1 Rock Paper Scissors
②Unit 2 Chili Peppers
③Unit 3 To Row the Indian Ocean Solo
④Unit 4 Tattoo
⑤Unit 5 Broken Bowls
⑥Unit 6 Ice Cream Cone
⑦Unit 7 Dance Dance Revolution
⑧Unit 8 Gastropod
⑨Unit 9 Fingernails
⑩Unit 10 Bubble Gum
⑪Unit 11 Airpot Passenger Terminal
⑫Unit 12 Diamond
⑬Unit 13 Coastline
⑭Unit 14 Soccer Kick
⑮Unit 15 Lawnmower Journey
⑯The Final Examination
− 14
−
2014_物質シラバス.indb 14
2014/03/10 15:38:02
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝
える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
①Hitchhiking Around the World
②Olympic Spirit!
③The Power of Greetings
④Where's My Hotel?
⑤Our Global Connections
⑥Welcome Home!
⑦The Secret of Life
⑧Is This Seat Taken?
⑨Exploring World Religions
⑩Let's Study Abroad!
⑪What's the Most Difficult Language?
⑫A Crowded Planet!
⑬Vocabulary Roadblocks
⑭Beware of Landmines!
⑮World Citizenship
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を
見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読を通じてすべての基礎となる「読解力」
の養成を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の最後に、毎回小テストを行います。当該部分を事前に
読み、単語の意味や文章の内容を調べておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)平素の学習活動状況などを総合的に評価する。
小テスト(60%)授業の理解度を確認します。
そ の 他(20%)毎授業終了時に次回授業のリーディングア
サインメントを指示します。
■テキスト
Kip A. Cates, Noriko Kurihara 『Off to the World』 金星堂
1,890円
※担当教員別に、教科書リストを参照のこと。
■参考文献
特になし
基 礎 科 目
【担当】薗田 千寿子
【開講】前期 金4
英語(再)
【担当】薗田 千寿子
【開講】後期 金4
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を
見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。
■講義方法
主として教科書の講読を通じてすべての基礎となる「読解力」
の養成を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の最後に毎回小テストを行います。
当該部分を事前に読み、単語の意味や文章の内容を調べてお
くこと。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)平素の学習活動状況などを総合的に評価する。
小テスト(60%)授業の理解度を確認します。
そ の 他(20%)毎回授業終了時に次回授業のリーディング
アサインメントを指示します。
■テキスト
David Dale 『The 10 Things about Australia 1』
アポロン
社 1,080円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝
える。辞書をつねに携帯すること。
■講義計画
①About Australia
②1.Where We Live
③2.The Newer Arrivals
④3.Size
⑤Review 1
⑥4.The Republic
⑦5.The Weather
⑧6.Ned Kelly
⑨Review2
⑩7.The Way of Death
⑪8.Family Life
⑫Review2
⑬9.Uluru
⑭10.Beer
⑮Review3
− 15
−
2014_物質シラバス.indb 15
2014/03/10 15:38:02
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】西川 【開講】前期 金4
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を
見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。
どのような話題の英文であっても、辞書があれば読み進んで
いけるように、一定の文法的な理解に基づいた基本的な読解
力を身につけることを目標とする。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。すべての基礎となる「読解力」の養成を重視する。
基本的に、テキストを中心にして、各ユニットの本文を、語彙、
文法上のポイントなどを確認しながら読み進めてゆく。また、
進度については、実際に授業を進めてゆくなかで、適宜、調
整してゆく。
■授業時間外における予・復習等の指示
各ユニット本文の内容について発言を求めるので、必ず予習
をして授業に臨むこと。また、語彙、文法上のポイントなど
については必ず復習し、本文の内容の確認に努めること。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業内発表の内容、取り組みの姿勢を段階
をつけて評価する。
定期試験(70%)授業で取り上げたテキストの箇所を範囲とし、
その内容、形式の詳細については、学期の
最終授業時に説明する。
全授業回数の2/3以上の出席がない場合、定期試験の受験資
格が与えられないものとする。また、授業に取り組む姿勢が
消極的な場合、特に減点の対象となることもある。
■テキスト
竹 内 理、 他 『Reading Stream: Pre-intermediate』
金星堂
1,900円
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
(初回授業にて配
布予定)
■講義計画
①授業にかんするガイダンス
テキストへの導入
②Unit 1
③Unit 1, Exercises
④Unit 2
⑤Unit 2, Exercises
⑥Unit 3
⑦Unit 3, Exercises
⑧Unit 4
⑨Unit 4, Exercises
⑩Unit 5
⑪Unit 5, Exercises
⑫Unit 6
⑬Unit 6, Exercises
⑭Unit 7
⑮Unit 7, Exercises
【担当】西川 【開講】後期 金4
英語(再)
■講義概要
これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に
対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達
のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のい
わゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を
見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。
■到達目標
異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身に
つけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・
構文)を習得する。
どのような話題の英文であっても、辞書があれば読み進んで
いけるように、一定の文法的な理解に基づいた基本的な読解
力を身につけることを目標とする。
■講義方法
主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用など
の形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の
導入を行う。すべての基礎となる「読解力」の養成を重視する。
基本的に、テキストを中心にして、各ユニットの本文を、語彙、
文法上のポイントなどを確認しながら読み進めてゆく。また、
進度については、実際に授業を進めてゆくなかで、適宜、調
整してゆく。
■授業時間外における予・復習等の指示
各ユニット本文の内容について発言を求めるので、必ず予習
をして授業に臨むこと。また、語彙、文法上のポイントなど
については必ず復習し、本文の内容の確認に努めること。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業内発表の内容、取り組みの姿勢を段階
をつけて評価する。
定期試験(70%)授業で取り上げたテキストの箇所を範囲とし、
その内容、形式の詳細については、学期の
最終授業時に説明する。
全授業回数の2/3以上の出席がない場合、定期試験の受験資
格が与えられないものとする。また、授業に取り組む姿勢が
消極的な場合、特に減点の対象となることもある。
■テキスト
八木茂那子、他『It's Time to Read!』南雲堂 1,300円
■参考文献
『基本学習事項−文法・単語・構文・熟語』
■講義計画
①授業にかんするガイダンス
テキストへの導入
②Unit 1
③Unit 2
④Unit 3
⑤Unit 4
⑥Unit 5
⑦Unit 6
⑧Unit 7
⑨Unit 8
⑩Unit 9
⑪Unit 10
⑫Unit 11
⑬Unit 12
⑭Unit 13
⑮Unit 14
− 16
−
2014_物質シラバス.indb 16
2014/03/10 15:38:03
定期試験(60%)期末試験期間中に実施。テキストより出題。
文法と語彙にかんする問題。詳細は後日口
頭で発表。
■テキスト
Winston Groom『Forrest Gump』ピアソン・ロングマン 746円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
・自覚的に単位取得を目指すためにも、始業時刻を厳守する
こと。チャイムが鳴り終わったところで出席をとります。
・6回欠席すると期末試験の受験資格がなくなります。ただ
し、遅刻(20分まで)2回で欠席1回とみなします。
・無断退室は欠席扱いとします。私語、居眠りなど不真面目
な受講態度は減点の対象になることがあります。
■講義計画
①授業についての説明 Chapter1∼3の内容確認
②Chapter4∼5の内容確認
③Chapter6(P.19 ◆まで)
④Chapter6の残部 小テスト① 範囲:Ch.6
⑤Chapter7(P.24 ◆まで)
⑥Chapter7の残部 小テスト② 範囲:Ch.7
⑦Chapter8(P.27 ◆まで)
⑧Chapter8の残部 小テスト③ 範囲:Ch.8
⑨Chapter9(P.31 上から5行目まで)
⑩Chapter9の残部 小テスト④ 範囲:Ch.9
⑪Chapter11(P.37 ◆まで)
⑫Chapter11の残部
⑬Chapter12(P.41 ◆まで)
⑭Chpater12の残部 小テスト⑤ 範囲:Ch.11 & Ch.12
⑮まとめと復習
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
簡潔な英語で書かれたテキストを、既習の文法事項を確認しな
がら読解することで、日常レベルの英語の理解度を高めます。
■到達目標
日常レベルで役に立つ、基礎的な英文法と語彙、会話表現の習得。
■講義方法
・受講生全員が予習をしていることを前提に進めます。授業
は「予習の成果を発表する場」と捉えてください。
・挙手による、
「予習成果の発表」
(=日本語訳の発表)を大
いに評価します。
・テキストの内容理解度を確認するため、計5回、5分程度
の小テストを実施します。
・授業の終わりには、予習のヒントとなるように、随時、
DVD映像を参照します。
■授業時間外における予・復習等の指示
【予 習】単位取得のために、予習はかかせません。日本語訳を、
必ず用意した上で授業に出席すること。その際、特に、会話
表現は、「∼は・・・です」と自動的に訳すのではなく、ドラ
マのせりふのように、私たちが普段使っている日本語に置き
換えるよう心がけましょう。そうすることで、日本語と英語
の表現の相違点がみえてくるはずです。
【復 習】小テスト、期末テストがあることをふまえて、常日
頃から、授業内容を復習をしておくことも重要です。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)挙手による有効な発言1回につき3点。指
名による場合は、1点。予習ができていな
い場合は、−1点。
小テスト(25%)計5回実施。追試なし。公認欠席の場合のみ、
救済措置あり。テキストの内容理解度をは
かる問題。
基 礎 科 目
【担当】西川 由美子
【開講】前期 水2
英語(再)
【担当】西川 由美子
【開講】後期 水2
英語(再)
■講義概要
簡潔な英語で書かれたテキストを、既習の文法事項を確認しな
がら読解することで、日常レベルの英語の理解度を高めます。
■到達目標
日常レベルで役に立つ、基礎的な英文法と語彙、会話表現の習得。
■講義方法
・受講生全員が予習をしていることを前提に進めます。授業
は「予習の成果を発表する場」と捉えてください。
・挙手による、
「予習成果の発表」
(=日本語訳の発表)を大
いに評価します。
・テキストの内容理解度を確認するため、計5回、5分程度
の小テストを実施します。
・授業の終わりには、予習のヒントとなるように、随時、
DVD映像を参照します。
■授業時間外における予・復習等の指示
【予 習】単位取得のために、予習はかかせません。日本語訳を、
必ず用意した上で授業に出席すること。その際、特に、会話
表現は、「∼は・・・です」と自動的に訳すのではなく、ドラ
マのせりふのように、私たちが普段使っている日本語に置き
換えるよう心がけましょう。そうすることで、日本語と英語
の表現の相違点がみえてくるはずです。
【復 習】小テスト、期末テストがあることをふまえて、常日
頃から、授業内容を復習をしておくことも重要です。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)挙手による有効な発言1回につき3点。指
名による場合は、1点。予習ができていな
い場合は、−1点。
小テスト(25%)計5回実施。追試なし。公認欠席の場合のみ、
救済措置あり。テキストの内容理解度をは
かる問題。
定期試験(60%)期末試験期間中に実施。テキストより出題。
文法と語彙にかんする問題。詳細は後日口
頭で発表。
■テキスト
John Steinbeck『Of Mice and Men』ピアソン・ロングマン 746円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
・自覚的に単位取得を目指すためにも、始業時刻を厳守する
こと。チャイムが鳴り終わったところで出席をとります。
・6回欠席すると期末試験の受験資格がなくなります。ただ
し、遅刻(20分まで)2回で欠席1回とみなします。
・無断退室は欠席扱いとします。私語、居眠りなど不真面目
な受講態度は減点の対象になることがあります。
■講義計画
①授業についての説明 Chapter1∼2の内容確認
②Chapter3(P.10上から7行目まで)
③Chapter3の残部
④Chapter4 小テスト① 範囲:ch.3 & ch.4
⑤Chapter5
⑥Chapter6 小テスト② 範囲:ch.5 & ch.6
⑦Chapter7(P.23上から7行目まで)
⑧Chapter7の残部 小テスト③ 範囲:ch.7
⑨Chapter8
⑩Chapter9(P.28下から9行目まで)
⑪Chapter9の残部 小テスト④ 範囲:ch.8 & ch.9
⑫Chapter10(P.34上から9行目まで)
⑬Chapter10の残部
⑭Chpater11 小テスト⑤ 範囲:ch.10 & ch.11
⑮まとめと復習
− 17
−
2014_物質シラバス.indb 17
2014/03/10 15:38:03
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】西川 由美子
【開講】前期 水3
英語(再)
■講義概要
簡潔な英語で書かれたテキストを、既習の文法事項を確認しな
がら読解することで、日常レベルの英語の理解度を高めます。
■到達目標
日常レベルで役に立つ、基礎的な英文法と語彙、会話表現の習得。
■講義方法
・受講生全員が予習をしていることを前提に進めます。授業
は「予習の成果を発表する場」と捉えてください。
・挙手による、
「予習成果の発表」
(=日本語訳の発表)を大
いに評価します。
・テキストの内容理解度を確認するため、計5回、5分程度
の小テストを実施します。
・授業の終わりには、予習のヒントとなるように、随時、
DVD映像を参照します。
■授業時間外における予・復習等の指示
【予 習】単位取得のために、予習はかかせません。日本語訳を、
必ず用意した上で授業に出席すること。その際、特に、会話
表現は、「∼は・・・です」と自動的に訳すのではなく、ドラ
マのせりふのように、私たちが普段使っている日本語に置き
換えるよう心がけましょう。そうすることで、日本語と英語
の表現の相違点がみえてくるはずです。
【復 習】小テスト、期末テストがあることをふまえて、常日
頃から、授業内容を復習をしておくことも重要です。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)挙手による有効な発言1回につき3点。指
名による場合は、1点。予習ができていな
い場合は、−1点。
小テスト(25%)計5回実施。追試なし。公認欠席の場合のみ、
救済措置あり。テキストの内容理解度をは
かる問題。
定期試験(60%)期末試験期間中に実施。テキストより出題。
文法と語彙にかんする問題。詳細は後日口
頭で発表。
■テキスト
Winston Groom『Forrest Gump』ピアソン・ロングマン 746円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
・自覚的に単位取得を目指すためにも、始業時刻を厳守する
こと。チャイムが鳴り終わったところで出席をとります。
・6回欠席すると期末試験の受験資格がなくなります。ただ
し、遅刻(20分まで)2回で欠席1回とみなします。
・無断退室は欠席扱いとします。私語、居眠りなど不真面目
な受講態度は減点の対象になることがあります。
■講義計画
①授業についての説明 Chapter1∼3の内容確認
②Chapter4∼5の内容確認
③Chapter6(P.19◆まで)
④Chapter6の残部 小テスト① 範囲:Ch.6
⑤Chapter7(P.24◆まで)
⑥Chapter7の残部 小テスト② 範囲:Ch.7
⑦Chapter8(P.27◆まで)
⑧Chapter8の残部 小テスト③ 範囲:Ch.8
⑨Chapter9(P.31上から5行目まで)
⑩Chapter9の残部 小テスト④ 範囲:Ch.9
⑪Chapter11(P.37◆まで)
⑫Chapter11の残部
⑬Chapter12(P.41◆まで)
⑭Chpater12の残部 小テスト⑤ 範囲:Ch.11 & Ch.12
⑮まとめと復習
【担当】西川 由美子
【開講】後期 水3
英語(再)
■講義概要
簡潔な英語で書かれたテキストを、既習の文法事項を確認しな
がら読解することで、日常レベルの英語の理解度を高めます。
■到達目標
日常レベルで役に立つ、基礎的な英文法と語彙、会話表現の習得。
■講義方法
・受講生全員が予習をしていることを前提に進めます。授業
は「予習の成果を発表する場」と捉えてください。
・挙手による、
「予習成果の発表」
(=日本語訳の発表)を大
いに評価します。
・テキストの内容理解度を確認するため、計5回、5分程度
の小テストを実施します。
・授業の終わりには、予習のヒントとなるように、随時、
DVD映像を参照します。
■授業時間外における予・復習等の指示
【予 習】単位取得のために、予習はかかせません。日本語訳を、
必ず用意した上で授業に出席すること。その際、特に、会話
表現は、「∼は・・・です」と自動的に訳すのではなく、ドラ
マのせりふのように、私たちが普段使っている日本語に置き
換えるよう心がけましょう。そうすることで、日本語と英語
の表現の相違点がみえてくるはずです。
【復 習】小テスト、期末テストがあることをふまえて、常日
頃から、授業内容を復習をしておくことも重要です。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)挙手による有効な発言1回につき3点。指
名による場合は、1点。予習ができていな
い場合は、−1点。
小テスト(25%)計5回実施。追試なし。公認欠席の場合のみ、
救済措置あり。テキストの内容理解度をは
かる問題。
定期試験(60%)期末試験期間中に実施。テキストより出題。
文法と語彙にかんする問題。詳細は後日口
頭で発表。
■テキスト
John Steinbeck『Of Mice and Men』ピアソン・ロングマン 746円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
・自覚的に単位取得を目指すためにも、始業時刻を厳守する
こと。チャイムが鳴り終わったところで出席をとります。
・6回欠席すると期末試験の受験資格がなくなります。ただ
し、遅刻(20分まで)2回で欠席1回とみなします。
・無断退室は欠席扱いとします。私語、居眠りなど不真面目
な受講態度は減点の対象になることがあります。
■講義計画
①授業についての説明 Chapter1∼2の内容確認
②Chapter3(P.10上から7行目まで)
③Chapter3の残部
④Chapter4 小テスト① 範囲:ch.3 & ch.4
⑤Chapter5
⑥Chapter6 小テスト② 範囲:ch.5 & ch.6
⑦Chapter7(P.23上から7行目まで)
⑧Chapter7の残部 小テスト③ 範囲:ch.7
⑨Chapter8
⑩Chapter9(P.28下から9行目まで)
⑪Chapter9の残部 小テスト④ 範囲:ch.8 & ch.9
⑫Chapter10(P.34上から9行目まで)
⑬Chapter10の残部
⑭Chpater11 小テスト⑤ 範囲:ch.10 & ch.11
⑮まとめと復習
− 18
−
2014_物質シラバス.indb 18
2014/03/10 15:38:03
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit1 TOEIC を知る
③Unit1
④Unit1
⑤Unit2 基本戦略①
⑥Unit2
⑦Unit2
⑧Unit3 基本戦略②
⑨Unit3
⑩Unit3
⑪Unit4 英文の基本構造を見抜く
⑫Unit4
⑬Unit4
⑭まとめテスト
⑮Review
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
英語の基礎力の定着とさらなる向上のために、TOEIC対策テ
キストを用いて学習する。
■到達目標
テキストの問題を解いて行くことで、実用的な英語表現の習
得を目指す。
■講義方法
リスニングとリーディングとに分けて、2回の授業で一章を
仕上げる。リスニングでは解答するだけでなく、音読やペア
ワーク等の練習も活発に行いたい。各章の学習終了後に小テ
ストを行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎授業毎に語彙に関する予習を課す。また、小テストに備え
ての復習は手を抜かずにするように。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席ではなく、発表等の授業に対する取り
組み方への評価
小テスト(20%)
レポート(20%)提出課題
定期試験(30%)まとめのテスト
■テキスト
横 川 綾 子、 他 『Level-Up Trainer for the TOEIC Test』
Cengage Learning 2,000円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
欠席5回で受講資格を失うものとする。また、遅刻3回、テ
キスト忘れ3回で、それぞれ欠席1回とみなす。辞書は必ず持
参すること。
基 礎 科 目
【担当】宮尾 元子
【開講】前期 火4
英語(再)
【担当】宮尾 元子
【開講】後期 火4
英語(再)
■講義概要
英語の基礎力の定着とさらなる向上のために、TOEIC対策テ
キストを用いて学習する。
■到達目標
テキストの問題を解いて行くことで、実用的な英語表現の習
得を目指す。
■講義方法
リスニングとリーディングとに分けて、2回の授業で一章を
仕上げる。リスニングでは解答するだけでなく、音読やペア
ワーク等の練習も活発に行いたい。各章の学習終了後に小テ
ストを行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎授業毎に語彙に関する予習を課す。また、小テストに備え
ての復習は手を抜かずにするように。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席ではなく、発表等の授業に対する取り
組み方への評価
小テスト(20%)
レポート(20%)提出課題
定期試験(30%)まとめのテスト
■テキスト
横 川 綾 子、 他 『Level-Up Trainer for the TOEIC Test』
Cengage Learning 2,000円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
欠席5回で受講資格を失うものとする。また、遅刻3回、テ
キスト忘れ3回で、それぞれ欠席1回とみなす。辞書は必ず
持参すること。
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit5 解答根拠の登場順
③Unit5
④Unit5
⑤Unit6 正解の言い換えパターンを知る
⑥Unit6
⑦Unit6
⑧Unit7 機能疑問文を聞き取る
⑨Unit7
⑩Unit7
⑪Unit8 動詞の時制を見極める
⑫Unit8
⑬Unit8
⑭まとめのテスト
⑮Review
− 19
−
2014_物質シラバス.indb 19
2014/03/10 15:38:03
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】宇野 誠一
【開講】前期 月1
英語セミナーA1
■サブタイトル
TOEIC対策セミナー
■講義概要
こ の 授 業 で はTOEICに 必 要 と さ れ る 技 能 を 高 め る。 ま た
TOEICのみならず、英語の総合的な能力向上を最大の課題と
する。
■到達目標
1年間を通して各自が到達目標を持つこと。具体的には最低
100点のアップを期待する。
■講義方法
毎回テキストに沿ってポイントを明確にして授業を行う。
TOEIC本番のテストの気持ちで受けていただきたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎週授業でおこなったUnitの復習をしておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)Participationが含まれる
定期試験(30%)最終授業日に行う(In Class Test)
■テキスト
Junichi Uchida 『English Trainer for the TOEIC Test』
朝
日出版 2,000円
■参考文献
宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円
■講義計画
①オリエンテーション
②Text 1
③Text 2
④Text 3
⑤Text 4
⑥Text 5
⑦Text 6
⑧Text 7
⑨Text 8
⑩Text 9
⑪Text 10
⑫Text 11
⑬Text 12
⑭In class Final Exam
⑮Feedback
【担当】宇野 誠一
【開講】前期 月2
英語セミナーA1
■サブタイトル
TOEIC対策セミナー
■講義概要
こ の 授 業 で はTOEICに 必 要 と さ れ る 技 能 を 高 め る。 ま た
TOEICのみならず、英語の総合的な能力向上を最大の課題と
する。
■到達目標
1年間を通して各自が到達目標を持つこと。具体的には最低
100点のアップを期待する。
■講義方法
毎回テキストに沿ってポイントを明確にして授業を行う。
TOEIC本番のテストの気持ちで受けていただきたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎週授業でおこなったUnitの復習をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)Participationが含まれる
定期試験(30%)最終授業日に行う(In Class Test)
■テキスト
Junichi Uchida 『English Trainer for the TOEIC Test』
朝
日出版 2,000円
■参考文献
宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円
■講義計画
①オリエンテーション
②Text 1
③Text 2
④Text 3
⑤Text 4
⑥Text 5
⑦Text 6
⑧Text 7
⑨Text 8
⑩Text 9
⑪Text 10
⑫Text 11
⑬Text 12
⑭In class Final Exam
⑮Feedback
− 20
−
2014_物質シラバス.indb 20
2014/03/10 15:38:03
■テキスト
『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』
ETS TOEIC
■履修上の注意・担当者からの一言
特になし
■講義計画
①Introduction to TOEIC
②Describing Photographs
③Tactics: Aspects of Photos
④Questions and Responses
⑤Sound-alike Words
⑥Information Questions
⑦Yes/No Questions
⑧Embedded Questions
⑨Sound/Meaning Distractors
⑩Negative Questions
⑪Inference Questions
⑫Short Conversations
⑬Incomplete Sentences
⑭Reading Comprehension
⑮Mock Test
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
TOEIC Listening skills and strategies.
■講義概要
Students will develop and refine their listening skills and
strategies in order to deal with the particular type of
listening questions that can be found in parts1-4 of the
TOEIC test.This course will focus on increasing students'
English ability and giving them the tools to demonstrate
their ability by acheiving better test results.
■到達目標
The goal of this course is to learn test taking strategies
while learning critical thinking methods, building
vocabulary,reviewing grammar,and strenghtening listening
and reading skills.
■講義方法
We will try different strategies and approaches and find out
what techniques work most effectively. We will also study
specific vocabulary that matches the themes found in the
test.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students will be given articles from The Language
Connection section of the Yomiyuri Newspaper to read and
be required to submit their answers to the questions asked
about the article.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Class Performance
小テスト(25%)Small Test
そ の 他(25%)Homework
基 礎 科 目
【担当】ワード ジョン
【開講】前期 水3
英語セミナーA1
【担当】ワード ジョン
【開講】前期 金5
英語セミナーA1
■サブタイトル
TOEIC Listening skills and strategies.
■講義概要
Students will develop and refine their listening skills and
strategies in order to deal with the particular type of
listening questions that can be foundin parts 1∼4 of the
TOEIC test.This course will focus on increasing students'
English ability and giving them the tools to demonstrate
their ability by acheiving better test results.
■到達目標
The goal of this course is to learn test taking strategies
while learning critical thinking methods, building
vocabulary,reviewing grammar, and strengthening listening
and reading skills.
■講義方法
We will try different strategies and approaches and find out
what techniques work most effectively.We will also study
specific vocabulary that matches the themes found in the
test.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students will be given articles from The Language
Connection section of the Yomiuri Newspaper to read and
be required to submit their answers to the questions asked
about the article.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Active Participation
小テスト(25%)Results
そ の 他(25%)Homework
■テキスト
『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』
ETS TOEIC
■履修上の注意・担当者からの一言
特になし
■講義計画
①Introduction to TOEIC
②Describing Photographs
③Aspects of pictures
④Questions and Responses
⑤Sound-alike Words
⑥Information Questions
⑦Yes/No Questions
⑧Embedded Questions
⑨Sound/Meaning Distractors
⑩Negative Questions
⑪Inference Questions
⑫Short Conversations
⑬Incomplete Questions
⑭Reading Comprehension
⑮Mock Test
− 21
−
2014_物質シラバス.indb 21
2014/03/10 15:38:03
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】宇野 誠一
【開講】後期 月1
英語セミナーA2
■サブタイトル
TOEIC対策セミナー
■講義概要
前期同様にTOEICに必要とされる能力の向上を後期において
もはかる。後期は特に、Listeningを重点的におこなう。
■到達目標
各自が明確なゴール(到達目標)を持つように願う。
■講義方法
毎週テキストに従って授業を進めていく。毎クラス、その日
のポイントを明確ににして教えていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎週授業でおこなったUnitの復習をおこなうこと。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)Participationが含まれる
定期試験(30%)最終授業日に行う(In Class Test)
■テキスト
Mikako Fujioka, Christopher Belton 『Listening Strategies
for the TOEIC Test』
CENGAGE Learning 2,000円
■参考文献
宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit 1
③Unit 2
④Unit 3
⑤Unit 4
⑥Unit 5
⑦Unit 6
⑧Unit 7
⑨Unit 8
⑩Unit 9
⑪Unit 10
⑫Unit 11
⑬Unit 12
⑭In Class Final Test
⑮Feedback
【担当】宇野 誠一
【開講】後期 月2
英語セミナーA2
■サブタイトル
TOEIC対策セミナー
■講義概要
前期同様にTOEICに必要とされる能力の向上を後期において
もはかる。後期は特に、Listeningを重点的におこなう。
■到達目標
各自が明確なゴール(到達目標)を持つように願う。
■講義方法
毎週テキストに従って授業を進めていく。毎クラス、その日
のポイントを明確ににして教えていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎週授業でおこなったUnitの復習をしておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)Participationが含まれる
定期試験(30%)最終授業日に行う(In Class Test)
■テキスト
Mikako Fujioka, Christopher Belton 『Listening Strategies
for the TOEIC Test』
CENGAGE Learning 2,000円
■参考文献
宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円
■講義計画
①オリエンテーション
②Unit 1
③Unit 2
④Unit 3
⑤Unit 4
⑥Unit 5
⑦Unit 6
⑧Unit 7
⑨Unit 8
⑩Unit 9
⑪Unit 10
⑫Unit 11
⑬Unit 12
⑭In Class Final Test
⑮Feedback
− 22
−
2014_物質シラバス.indb 22
2014/03/10 15:38:03
■履修上の注意・担当者からの一言
特になし
■講義計画
①Intro to TOEIC
②Describing Photographs
③Aspects of Photographs
④Questions and Responses
⑤Sound-alike Words
⑥Information Questions
⑦Yes/No Questions
⑧Embedded Questions
⑨Sound/Meaning Distractors
⑩Negative Questions
⑪Inference Questions
⑫Short Conversations
⑬Incomplete Sentences
⑭Reading Comprehension
⑮Mock Test
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
TOEIC Listening skills and strategies.
■講義概要
Students will develop and refine their listening skills and
strategies in order to deal with the particular type of
listening questions that can be found in parts 1-4 of the
TOEIC test. This course will focus on increasing students'
English ability and give them the tools to demonstrate their
ability by achieving better test results.
■到達目標
The goal of this course is to learn test taking strategies
while learning critical thinking methods, building
vocabulary,reviewing grammar,strengthening listening and
reading skills.
■講義方法
We will try different strategies and approaches and find out
what techniques work most effectively.We will also study
specific vocabulary that matches the themes foun in the test.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students will be given articles fromThe Language Connection
section of the Yomiuri Newspaper to read and be required
to submit their answers to the questions asked about the
article.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Active Participation
小テスト(25%)Results
そ の 他(25%)Homework
■テキスト
『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』
ETS TOEIC
基 礎 科 目
【担当】ワード ジョン
【開講】後期 水3
英語セミナーA2
【担当】ワード ジョン
【開講】後期 金5
英語セミナーA2
■サブタイトル
TOEIC Listening skills and strategies.
■講義概要
Students will develop and refine their listening skills and
strategies in order to deal with the particular type of
listening questions that can be found in parts1∼4 of the
TOEIC test. This course will focus on increasing students'
English ability and giving them the tools to demonstrate
their ability by acheiving better test results.
■到達目標
The goal of this course is to learn test taking strategies
while learning critical thinking methods,building
vocabulary,reviewing grammar,and strengthening listening
and reading skills.
■講義方法
We will try different strategies and approaches and find out
what techniques work most effectively.We will also study
specific vocabulaty that matches the themes found in the
test.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students will be given articles fromThe Language Connection
section of the Yomiuri Newspaper to read and be required
to submit their answers to the questions asked about the
article.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Class Performance
小テスト(25%)Small Test
そ の 他(25%)Homework
■テキスト
『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』
ETS TOEIC
■履修上の注意・担当者からの一言
特になし
■講義計画
①Introduction to TOEIC
②Describing Photographs
③Aspects of Photos
④Questions and Responses
⑤Sound-alike Words
⑥Information Questions
⑦Yes/No Questions
⑧Embedded Questions
⑨Sound Meaning Distractors
⑩Negative Questions
⑪Inference Questions
⑫Short Questions
⑬Incomplete Sentences
⑭Reading Comprehension
⑮Mock Test
− 23
−
2014_物質シラバス.indb 23
2014/03/10 15:38:04
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】前川 貴史
【開講】前期 金2
英語セミナーB1
■サブタイトル
時事英語
■講義概要
この授業では、マスメディアに登場する英語を学びます。主
に英字新聞で使われる英語に親しんでいきます。社会、経済、
科学技術、文化、環境、教育、労働、医療など、幅広い分野
についてのニュースを取り上げます。
■到達目標
英字新聞を抵抗感なく読むことができ、内容を理解できるよ
うになること、スキミングやスキャニングなどの速読の手法
に慣れることを目標とします。
■講義方法
基本的に教科書の講読や演習を行う。視聴覚教材も利用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中にお知らせします。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、宿題の提出状況、平素の学
習活動状況などを総合的に評価する。
成績評価の方法については変更することがあります。
■テキスト
Junko Murao, Akiko Miyama, Yuya Koga, Atsushi Mukuhira,
Tomoko Tsujimoto, Ashley Moore 『Insights 2014』 KINSEIDO(金星堂) 2,014円
■参考文献
授業中にお知らせします。
■履修上の注意・担当者からの一言
6回以上欠席した場合は定期試験が受けられません。遅刻3回
で欠席1回とします。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業中にお知らせします。
■講義計画
①イントロダクション
英字新聞の特徴について
②観光についての記事
③社会についての記事
④防災についての記事
⑤文化についての記事
⑥社会についての記事
⑦文化についての記事
⑧環境についての記事
⑨社会についての記事
⑩観光についての記事
⑪科学技術についての記事
⑫健康についての記事
⑬文化についての記事
⑭経済についての記事
⑮まとめ
【担当】前川 貴史
【開講】後期 金2
英語セミナーB2
■サブタイトル
時事英語
■講義概要
この授業では、マスメディアに登場する英語を学びます。主
に英字新聞で使われる英語に親しんでいきます。社会、経済、
科学技術、文化、環境、教育、労働、医療など、幅広い分野
についてのニュースを取り上げます。
■到達目標
英字新聞を抵抗感なく読むことができ、内容を理解できるよ
うになること、スキミングやスキャニングなどの速読の手法
に慣れることを目標とします。
■講義方法
基本的に教科書の講読や演習を行います。視聴覚教材も利用
する。今学期の後半は、新聞・雑誌・インターネットなどか
ら学生が記事を選び、それに基づいてプレゼンテーションを
行う予定です。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中にお知らせします。
■成績評価の方法
その他(100%)定期試験の成績、
学生によるプレゼンテーショ
ン、宿題の提出状況、平素の学習活動状況な
どを総合的に評価する。
成績評価の方法については変更することがあります。
■テキスト
Junko Murao, Akiko Miyama, Yuya Koga, Atsushi Mukuhira,
Tomoko Tsujimoto, Ashley Moore 『Insights 2014』 KINSEIDO(金星堂) 2,014円
■参考文献
授業中にお知らせします。
■履修上の注意・担当者からの一言
6回以上欠席した場合は定期試験が受けられません。遅刻3回
で欠席1回とします。
■講義計画
①イントロダクション
②科学技術についての記事
③環境・エネルギーについての記事
④社会についての記事
⑤経済についての記事
⑥科学についての記事
⑦文化についての記事
⑧医療についての記事
⑨学生によるプレゼンテーション
⑩学生によるプレゼンテーション
⑪学生によるプレゼンテーション
⑫学生によるプレゼンテーション
⑬学生によるプレゼンテーション
⑭学生によるプレゼンテーション
⑮まとめ
− 24
−
2014_物質シラバス.indb 24
2014/03/10 15:38:04
■講義計画
①Introduction to course, student questionnaire
コース紹介・学生アンケート
②Movie: The Apartment Part I & discussion
映画:「アパートの鍵を貸します」パート1
③Movie: The Apartment Part II & discussion Assign HW 1
映画:「アパートの鍵を貸します」パート2
④Me & Myself I: Personal History−Who am I?
私自身I:パーソナルヒストリー わたしって誰?
⑤Me & Myself II: Taking Care of Myself−What do I need? Hand in HW 1
私自身II:自分を大切にするということ私に何が必要か?
⑥Me & Myself III: Choices−What should I do?
私自身III:選択 私はなにをすればいい?
⑦Me & Myself IV: Self-control−How can I manage myself?
私自身IV:自己管理 私をどうやって管理する?
⑧Me & Myself V: The Future−How can I realize my dreams? Assign HW 2
私自身V:将来 私はどうやって夢を実現する?
⑨Me & Others I: Differences−What makes me me?
私と人I:違い 私と他の人との違い
⑩Me & Others II: Groups−Where do I belong? Hand in HW 2
私と人II:グループ 私はどこに属する?
⑪Me & Others III: Friends & Family−How should I relate?
私と人III:友達と家族 私はどうやって関係をつくる?
⑫Me & Others IV: Emotions−How should I handle my feelings?
私と人IV:感情 私はどうやって感情を管理すればいい?
⑬Me & Others V: Civility−How should I behave? Assign HW 3
私と人V:社会の中の私のふるまい 私はどう振舞うべきか?
⑭Me & Others VI: Judgment−How should I evaluate myself and others?
私と人VI:判断 自分と他の人をどうやって判断すればいい?
⑮TEST & Wrap up Hand in HW 3
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
Thinking about Human Life 人生を考える
■講義概要
簡単な英語を使って、個人の生活・自分と周りの人々との関
係を考える
■到達目標
人間として大事なことを英語で話しながら、英語に親しむと
同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ
■講義方法
教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上さ
せるExercises
■授業時間外における予・復習等の指示
(1)毎回の単語を次回に復習する
(2)宿題を3回出す
(3)15回目にテストを行う
■成績評価の方法
その他(100%)下記のとおり
平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20
合計100
■テキスト
教師がコピーを渡す
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
Let s think about our lives in English. It is important to be
serious and attend the class regularly.
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected] (必要な時だけ使うこと)
基 礎 科 目
【担当】音羽 レベッカ
【開講】前期 水2
英語セミナーC1
【担当】ワード ジョン
【開講】前期 水2
英語セミナーC1
■サブタイトル
Language Acqusition Through Interaction.
■講義概要
The objective of this course is to prepare the students to
use English in a variety of natural contexts.Throughout
the course we will develop the learners listening and
speaking skills by balancing consistent language support
with challenging activities that will give the students the
opportunity to personalize the language they learn,and
make use of their own experience and knowledge.We will
be working in pairs and small groups,providing a maximum
amount of student-generated communication.
■到達目標
After completing this course,students will feel more confident
about expressing themselves in English in a variety of
situations.
■講義方法
Students will be divided into pairs or small groups at the
beginning of each class,thus providing many opportunities
for student interaction.Throughout the course, students will
be helped and encouraged to express their thoughts and
opinions in English with greater confidence.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students are required to download the Self-study audio
at>www.fifty-fifty-series.com and submit the results to me
weekly.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Active Participation
小テスト(25%)Results
そ の 他(25%)Homework
■テキスト
Warren Wilson 『Fifty-Fifty Book 2』
Longman
■参考文献
特になし
■講義計画
①Explanation of course
②Asking for Information
③Describing Things
④Making Requests
⑤Giving Instructions
⑥Reviewing
⑦Making Excuses-Giving Reasons
⑧Giving Opinions
⑨Comparing Things
⑩Reviewing
⑪Giving advice-Suggestions
⑫Talking about Experiences
⑬Inviting
⑭Predictions
⑮Reviewing
− 25
−
2014_物質シラバス.indb 25
2014/03/10 15:38:04
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】音羽 レベッカ
【開講】前期 水3
英語セミナーC1
■サブタイトル
Thinking about Human Life 人生を考える
■講義概要
簡単な英語を使って、個人の生活・自分と周りの人々との関
係を考える
■到達目標
人間として大事なことを英語で話しながら、英語に親しむと
同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ
■講義方法
教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上さ
せるExercises
■授業時間外における予・復習等の指示
(1)毎回の単語を次回に復習する
(2)宿題を3回出す
(3)15回目にテストを行う
■成績評価の方法
その他(100%)下記のとおり
平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20
合計100
■テキスト
教師がコピーを渡す
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
Let s think about our lives in English. It is important to be
serious and attend the class regularly.
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected] (必要な時だけ使うこと)
■講義計画
①Introduction to course, student questionnaire
コース紹介・学生アンケート
②Movie: The Apartment Part I & discussion
映画:「アパートの鍵を貸します」パート1
③Movie: The Apartment Part II & discussion Assign HW 1
映画:「アパートの鍵を貸します」パート2
④Me & Myself I: Personal History−Who am I?
私自身I:パーソナルヒストリー わたしって誰?
⑤Me & Myself II: Taking Care of Myself−What do I need? Hand in HW 1
私自身II:自分を大切にするということ私に何が必要か?
⑥Me & Myself III: Choices−What should I do?
私自身III:選択 私はなにをすればいい?
⑦Me & Myself IV: Self-control−How can I manage myself?
私自身IV:自己管理 私をどうやって管理する?
⑧Me & Myself V: The Future−How can I realize my dreams? Assign HW 2
私自身V:将来 私はどうやって夢を実現する?
⑨Me & Others I: Differences−What makes me me?
私と人I:違い 私と他の人との違い
⑩Me & Others II: Groups−Where do I belong? Hand in HW 2
私と人II:グループ 私はどこに属する?
⑪Me & Others III: Friends & Family−How should I relate?
私と人III:友達と家族 私はどうやって関係をつくる?
⑫Me & Others IV: Emotions−How should I handle my feelings?
私と人IV:感情 私はどうやって感情を管理すればいい?
⑬Me & Others V: Civility−How should I behave? Assign HW 3
私と人V:社会の中の私のふるまい 私はどう振舞うべきか?
⑭Me & Others VI: Judgment−How should I evaluate myself and others?
私と人VI:判断 自分と他の人をどうやって判断すればいい?
⑮TEST & Wrap up Hand in HW 3
【担当】イエニク・S・C
【開講】前期 金2
英語セミナーC1
■サブタイトル
English Communication
■講義概要
To develop an intuitive grasp of and fluency with relatively
easy English, especially through experiencing the sound of
the language.
Mainly utilizes narrative and dramatic language in the forms
of stories and video skits. A balanced and integrated approach to all four language
skills: listening, speaking, reading and writing.
A variety of exercises and tasks will be used to demonstrate
common English usage and guide students to express their
own original thoughts directly in English in both spoken
and written forms. This will also naturally reinforce basic
grammar and function structures from an active point of
view.
■到達目標
Relative to students' abilities.
■講義方法
Various types of class participation. Dialogues, narrative
writing, etc.
■授業時間外における予・復習等の指示
Homework and preparatory exercises will be assigned to be
done outside of class.
■成績評価の方法
平常点(100%)Class participation.
■テキスト
辞書持参
■参考文献
特になし
■講義計画
①Dialogue
②Narrative
③Reading
④Dialogue
⑤Narrative
⑥Reading
⑦Dialogue
⑧Narrative
⑨Reading
⑩Dialogue
⑪Narrative
⑫Reading
⑬Dialogue
⑭Narrative
⑮Reading
− 26
−
2014_物質シラバス.indb 26
2014/03/10 15:38:04
■講義計画
①Introduction to course, world map work
コース紹介・世界地図を親しんで
②Natural Environment I: Creating the Earth
自然環境1:地球をつくったのは?
③Natural Environment II: Competition & Cooperation
自然環境2:競争と協力
④Global Relationships I: Humanity the Superorganism
グローバル関係1:人類スーパーオーガニズム
⑤Global Relationships II: Work
グローバル関係2:人間の仕事
⑥Global Relationships III: Food Culture
グローバル関係3:食物の文化
⑦Global Relationships IV: Culture
グローバル関係4:人間の文化
⑧Global Relationships V: A Gaijin in Japan
グローバル関係5:日本に住む外国人
⑨What is Civilization I: Human Rights & Responsibilities
文明とは何か1:人権と責任
⑩What is Civilization II: History of Economic Man
文明とは何か2:経済人間の歴史
⑪What is Civilization III: Humanity s Highest Achievements
文明とは何か3:人間の最高の達成
⑫When Civilizastion Breaks Down I: Crime & Punishment
文明が危ないとき1:犯罪
⑬When Civilization Breaks Down II: War
文明が危ないとき2:戦争
⑭Word Work and Review
単語の勉強と復習
⑮Final Test
ファイナルテスト
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
Thinking about Global Life 世界を考える
■講義概要
簡単な英語を使って、地球・世界の中に生きることを考える
■到達目標
世界の大事なトピックを英語で話しながら、英語に親しむと
同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ
■講義方法
教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上さ
せるExercises
■授業時間外における予・復習等の指示
(1)毎回の単語を次回に復習する
(2)宿題を3回出す
(3)15回目にテストを行う
■成績評価の方法
その他(100%)下記を参照
平常点10・参加40・宿題30 (1回に付き10点×3回)・テスト
20合計100
■テキスト
教師がコピーを渡す
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
Let s think about our place in the world in English. It is
important to be serious and attend the class regularly.
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected] (必要な時だけ使うこと)
基 礎 科 目
【担当】音羽 レベッカ
【開講】後期 水2
英語セミナーC2
【担当】ワード ジョン
【開講】後期 水2
英語セミナーC2
■サブタイトル
Language Acqusition Through Interaction.
■講義概要
The objective of this course is to prepare the students to
use English in a variety of natural contexts.Throughout the
course we will develop the learners listening and speaking
skills by balancing consistent language support with
challenging activities that will give them the opportunity to
personalize the language they learn,and make use of their
own experiences and knowledge.We will be working in pairs
and small groups providing a maximum amount of student of
student-generated communication.
■到達目標
After completing this course,students will feel more confident
about expressing themselves in English in a variety of
situations.
■講義方法
Students will be divided into pairs or small groups at the
beginning of each class,thus providing many opportunities
for student interaction.Throughout the course,students will
be helped and encouraged to express their thoughts and
opinions in English with greater confidence.
■授業時間外における予・復習等の指示
Students are required to download the Self-study audio
at>www.fifty-fifty-series.com and submit the results to me
weekly.
■成績評価の方法
平 常 点(50%)Active Participation
小テスト(25%)Results
そ の 他(25%)Homework
■テキスト
Warren Wilson 『Fifty-Fifty Book 2』
Longman
■参考文献
特になし
■講義計画
①Explanation of Course
②Asking for Information
③Describing Things
④Making Requests
⑤Giving Instructions
⑥Reviewing
⑦Making Excuses-Giving Reasons
⑧Giving Opinions
⑨Comparing Things
⑩Reviewing
⑪Giving advice-Suggestions
⑫Talking about Experiences
⑬Inviting
⑭Predictions
⑮Reviewing
− 27
−
2014_物質シラバス.indb 27
2014/03/10 15:38:04
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】音羽 レベッカ
【開講】後期 水3
英語セミナーC2
■サブタイトル
Thinking about Global Life 世界を考える
■講義概要
簡単な英語を使って、地球・世界の中に生きることを考える
■到達目標
世界の大事なトピックを英語で話しながら、英語に親しむと
同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ
■講義方法
教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上さ
せるExercises
■授業時間外における予・復習等の指示
(1)毎回の単語を次回に復習する
(2)宿題を3回出す
(3)15回目にテストを行う
■成績評価の方法
その他(100%)下記を参照
平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20
合計100
■テキスト
教師がコピーを渡す
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
Let s think about our place in the world in English. It is
important to be serious and attend the class regularly.
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected] (必要な時だけ使うこと)
■講義計画
①Introduction to course, world map work
コース紹介・世界地図を親しんで
②Natural Environment I: Creating the Earth
自然環境1:地球をつくったのは?
③Natural Environment II: Competition & Cooperation
自然環境2:競争と協力
④Global Relationships I: Humanity the Superorganism
グローバル関係1:人類スーパーオーガニズム
⑤Global Relationships II: Work
グローバル関係2:人間の仕事
⑥Global Relationships III: Food Culture
グローバル関係3:食物の文化
⑦Global Relationships IV: Culture
グローバル関係4:人間の文化
⑧Global Relationships V: A Gaijin in Japan
グローバル関係5:日本に住む外国人
⑨What is Civilization I: Human Rights & Responsibilities
文明とは何か1:人権と責任
⑩What is Civilization II: History of Economic Man
文明とは何か2:経済人間の歴史
⑪What is Civilization III: Humanity s Highest Achievements
文明とは何か3:人間の最高の達成
⑫When Civilizastion Breaks Down I: Crime & Punishment
文明が危ないとき1:犯罪
⑬When Civilization Breaks Down II: War
文明が危ないとき2:戦争
⑭Word Work and Review
単語の勉強と復習
⑮Final Test
ファイナルテスト
【担当】イエニク・S・C
【開講】後期 水3
英語セミナーC2
■サブタイトル
Active English
■講義概要
The aim of this course is to improve students ability to use
English by dividing the class into groups and having them
create their own extended dialogues or short plays. This
places emphasis on the active skills: writing and speaking.
The students create the concrete contents of the course
themselves.
■到達目標
Relative to students abilities
■講義方法
Individual students each write dialogues or short plays and
then perform them in groups.
■授業時間外における予・復習等の指示
Homework and preparatory exercises will be assigned to be
done outside of class.
■成績評価の方法
平常点(100%)Homework. Class Performance.
■テキスト
特になし
■参考文献
Any good dictionary.
■履修上の注意・担当者からの一言
Do not miss the first class.
■講義計画
①Introduction and Video Exercise
②Creative Stimulus Exercise
③Creative Stimulus and Narrative Writing
④Convert Narrative to Dialogue
⑤∼⑮Learn, Practice and Perform Skits and Short Plays
− 28
−
2014_物質シラバス.indb 28
2014/03/10 15:38:04
■講義計画
①introduction
②The Bourne Identity(1)
③The Bourne Identity(2)
④The Bourne Identity(3)
⑤The Bourne Identity(4)
⑥The Bourne Identity(5)
⑦The Bourne Identity(6)
⑧The Bourne Identity(7)
⑨The Bourne Identity(8)
⑩The Bourne Identity(9)
⑪The Bourne Identity(10)
⑫The Bourne Identity(11)
⑬The Bourne Identity(12)
⑭The Bourne Identity(13)
⑮The Bourne Identity(14)
以上にいくつか別のストーリーを追加
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
Welcome to Suspense: Super Fiction English 1
■講義概要
とにかく英語で物語を読む経験を積むのが主眼。英語で物語
を楽しめるようになり、英語で読むほうが翻訳より面白いと
思えればしめたもので、読み続けることさえできれば、英語
力向上という結果はあとからついてくる。そのために面白
い物語を複数読んでみる。まずアメリカの人気俳優マット・
デイモン主演で大ヒットしたスパイスリラー、The Bourne
Identityの原作をretold版(より易しい英語で書き直したもの)
で読む。記憶をなくした男が見出す自分についての衝撃の真
実!筋はやや複雑だが、リトールド版の英語はあまり難しく
ないので、予習でしっかり読んでもらい、授業では内容が理
解できているかどうかを確認して、重要表現などの学習に力
を入れる。また、英語の物語に一層興味を持ってもらうこと
を狙って、これ以外にも様々な魅力的な短いストーリーや、
長編の一部なども適宜追加で読んでみたい。
■到達目標
物語を英語で読むことが楽しい、翻訳より英語で読む方が面
白い、と思えるようになること。物語への興味から英語をよ
り多く読もうという姿勢を身につけること。
■講義方法
前週に次回扱う内容のハンドアウトを配布。せいぜい5ページ
程度の予定。授業で内容を確認、表現の練習など。メインの
The Bourne Identityについては、全部は読めないので、話の
展開はリスニング練習を兼ねて映画の映像で補う。授業では
まず前回学習した英語表現及び当日読む作品のストーリーに
ついての小テスト。メインの場面の英語の確認と鑑賞、解説、
表現練習など。次回分の作品について、必要に応じて予告的
解説+情報提供、留意点の指摘。まとめの作業。毎回学習内
容についてコメントを書いてもらう。
■系統的履修
英語セミナー D2
■授業時間外における予・復習等の指示
予習が大前提。とにかく自分で読んでみようとしなければい
つまでも読めるようにならない。より意欲的に読む気になる
ようにこちらも工夫はするつもり。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)小テスト、予習状況、授業中の発表、コメ
ントなど
定期試験(60%)
3分の1以上の欠席の場合は、期末試験の受験資格を失うも
のとし、試験による評価は原則0点とする。
■テキスト
The Bourne Identity、及び他の物語の、いずれもハンドアウ
トを使用する予定。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
欲ばりな内容なので消化しきれない恐れもあり、授業の進め
方を調整する可能性がある。メイン作品については、この機
会にぜひ丸ごと読破してほしい。図書館にもあるし、2014年
1月現在、Amazonで買うと、本だけで850円弱、CD付きで1,700
円余り。購入については相談に乗る。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。
2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learning
サイトを開設予定。
基 礎 科 目
【担当】大槻 志郎
【開講】前期 水2
英語セミナーD1
− 29
−
2014_物質シラバス.indb 29
2014/03/10 15:38:04
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】大槻 志郎
【開講】後期 水2
英語セミナーD2
■サブタイトル
Fantastic Fantasy: Super Fiction English 2
■講義概要
とにかく英語で物語を読む経験を積むのが主眼。英語で物語
を楽しめるようになり、英語で読むほうが翻訳より面白いと
思えればしめたもので、読み続けることさえできれば、英語
力向上という結果はあとからついてくる。そのために面白い
物語を複数読んでみる。まず日本でのお馴染みの児童文学の
古典、The Wonderful Wizard of Oz(オズの魔法使い)の原
作を読む。児童文学の英語が易しいとは限らないが、これは
英語の読みやすさと物語の質の高さを兼ね備えた稀有な作品。
少し童心に帰れば大人でも楽しめる。retold版ではない原作の
魅力を味わってほしい。また、英語の物語に一層興味を持っ
てもらうことを狙って、これ以外にも様々な魅力的な短いス
トーリーや、長編の一部なども適宜追加で読んでみる。
■到達目標
物語を英語で読むことが楽しい、翻訳より英語で読む方が面
白い、と思えるようになること。物語への興味から英語をよ
り多く読もうという姿勢を身につけること。
■講義方法
前週に次回扱う内容のハンドアウトを配布。せいぜい5ページ
程度の予定。授業で内容を確認、表現の練習など。メインの
The Wonderful Wizard of Ozについては、全部は読めないの
で、話の展開はリスニング練習を兼ねて映画の映像で補う。
授業ではまず前回学習した英語表現及び当日読む作品のス
トーリーについての小テスト。メインの場面の英語の確認と
鑑賞、解説、表現練習など。次回分の作品について、必要に
応じて予告的解説+情報提供、留意点の指摘。まとめの作業。
毎回学習内容についてコメントを書いてもらう。
■系統的履修
英語セミナー D1
■授業時間外における予・復習等の指示
予習が大前提。とにかく自分で読んでみようとしなければい
つまでも読めるようにならない。より意欲的に読む気になる
ようにこちらも工夫はするつもり。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)小テスト、予習状況、授業中の発表、コメ
ントなど
定期試験(60%)
3分の1以上の欠席の場合は、期末試験の受験資格を失うも
のとし、試験による評価は原則0点とする。
■テキスト
The Wonderful Wizard of Oz、及び他の物語の、いずれもハ
ンドアウトを使用する予定。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
欲ばりな内容なので消化しきれない恐れもあり、授業の進め
方を調整する可能性がある。メイン作品については、この機
会にぜひ丸ごと読破してほしい。2014年1月現在Amazonの
ペーパーバックは300円弱で買えるし、キンドル版ならパソコ
ンに無料ダウンロード可。購入については相談に乗る。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。
2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learning
サイトを開設予定。
■講義計画
①introduction
②The Wonderful Wizard of Oz(1)
③The Wonderful Wizard of Oz(2)
④The Wonderful Wizard of Oz(3)
⑤The Wonderful Wizard of Oz(4)
⑥The Wonderful Wizard of Oz(5)
⑦The Wonderful Wizard of Oz(6)
⑧The Wonderful Wizard of Oz(7)
⑨The Wonderful Wizard of Oz(8)
⑩The Wonderful Wizard of Oz(9)
⑪The Wonderful Wizard of Oz(10)
⑫The Wonderful Wizard of Oz(11)
⑬The Wonderful Wizard of Oz(12)
⑭The Wonderful Wizard of Oz(13)
⑮The Wonderful Wizard of Oz(14)
以上にいくつか別のストーリーを追加
− 30
−
2014_物質シラバス.indb 30
2014/03/10 15:38:05
■成績評価の方法
平 常 点(50%)平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・
担当箇所の発表などを含む。
レポート(50%)レポート課題は別途指示する。
■テキスト
里井久輝『英語で歌おう!スタンダード・ジャズ』アルク 2,100円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
このセミナーでは特に毎回の入念な復習と、真摯な受講態度
とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲を持ってしっ
かり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、授業の方法や
成績評価方法等について伝える。
■講義計画
①前期オリエンテーション
②ディズニー映画の系譜(1)
③ディズニー映画の系譜(2)
④ラブ・ストーリーの系譜(1)
⑤ラブ・ストーリーの系譜(2)
⑥ロマンティック・コメディの系譜(1)
⑦ロマンティック・コメディの系譜(2)
⑧アクション・SF映画の系譜(1)
⑨アクション・SF映画の系譜(2)
⑩戦争映画の系譜(1)
⑪戦争映画の系譜(2)
⑫ミュージカル・ファンタジー映画の系譜(1)
⑬ミュージカル・ファンタジー映画の系譜(2)
⑭コメディの系譜
⑮まとめ・レポート提出
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
英語らしい音と表現を身につけよう!
■講義概要
映画や歌などの視聴覚教材は、興味を持って楽しく英語の運
用力を身につけることができるとてもよい手段である。本セ
ミナーでは、映画や歌を通じて、その中で使われるさまざま
な表現を学び、英語らしい発音・音声を身につけ、実践的な
コミュニケーション力の強化をはかる。
■到達目標
映画・ミュージカルや、スタンダード・ジャズやポップスな
どの歌を通じて、英語に親しみながら、英語らしい自然な発音・
音声を習得するための音声学の基礎を身につける。台詞や歌
詞から学んださまざまな英語表現を実際に使用してみること
で、英語の総合的運用力の向上を目指す。
■講義方法
毎回のテーマに沿った映画・ミュージカルや歌から、印象深
い台詞や歌詞を取り上げ、その中に含まれる母音・子音およ
びプロソディ(韻律的要素)の音声学的な解説と発音実践を
通じて、自然な英語音声を学び身につける。取り上げる台詞
や歌詞が使用されるさまざまな状況や場面を想定し、語用論
的な観点からの分析も試みつつ、発音に留意しながら実際に
自ら演じることで、その内容を実際のコミュニケーションの
場面でも役立てられるよう深めてゆく。なお、テーマごとの
映画についての発表も適宜行ってもらう予定である。
■授業時間外における予・復習等の指示
常に発音を確認しながらの音読を怠らず、身につけた表現を
繰り返し暗唱すること。
基 礎 科 目
【担当】里井 久輝
【開講】前期 水3
英語セミナーE1
【担当】里井 久輝
【開講】後期 水3
英語セミナーE2
■サブタイトル
英語らしい音と表現を身につけよう!
■講義概要
映画や歌などの視聴覚教材は、興味を持って楽しく英語の運
用力を身につけることができるとてもよい手段である。本セ
ミナーでは、映画や歌を通じて、その中で使われるさまざま
な表現を学び、英語らしい発音・音声を身につけ、実践的な
コミュニケーション力の強化をはかる。
■到達目標
映画・ミュージカルや、スタンダード・ジャズやポップスな
どの歌を通じて、英語に親しみながら、英語らしい自然な発音・
音声を習得するための音声学の基礎を身につける。台詞や歌
詞から学んださまざまな英語表現を実際に使用してみること
で、英語の総合的運用力の向上を目指す。
■講義方法
毎回のテーマに沿った映画・ミュージカルや歌から、印象深
い台詞や歌詞を取り上げ、その中に含まれる母音・子音およ
びプロソディ(韻律的要素)の音声学的な解説と発音実践を
通じて、自然な英語音声を学び身につける。取り上げる台詞
や歌詞が使用されるさまざまな状況や場面を想定し、語用論
的な観点からの分析も試みつつ、発音に留意しながら実際に
自ら演じることで、その内容を実際のコミュニケーションの
場面でも役立てられるよう深めてゆく。なお、テーマごとの
映画についての発表も適宜行ってもらう予定である。
■授業時間外における予・復習等の指示
常に発音を確認しながらの音読を怠らず、身につけた表現を
繰り返し暗唱すること。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・
担当箇所の発表などを含む。
レポート(50%)レポート課題は別途指示する。
■テキスト
里井久輝 『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』アルク 2,100円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
このセミナーでは特に毎回の入念な復習と、真摯な受講態度
とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲を持ってしっ
かり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、授業の方法や
成績評価方法等について伝える。
■講義計画
①後期オリエンテーション
②ディズニー映画の系譜(1)
③ディズニー映画の系譜(2)
④ラブ・ストーリーの系譜(1)
⑤ラブ・ストーリーの系譜(2)
⑥ロマンティック・コメディの系譜(1)
⑦ロマンティック・コメディの系譜(2)
⑧アクション・SF映画の系譜(1)
⑨アクション・SF映画の系譜(2)
⑩ミュージカル・ファンタジー映画の系譜(1)
⑪ミュージカル・ファンタジー映画の系譜(2)
⑫クリスマス映画とクリスマス・ソングの系譜(1)
⑬クリスマス映画とクリスマス・ソングの系譜(2)
⑭サスペンス映画の系譜
⑮まとめ・レポート提出
− 31
−
2014_物質シラバス.indb 31
2014/03/10 15:38:05
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】藤井 奈津子
【開講】前期 月1
教育原論A
■サブタイトル
子ども期の再発見
■講義概要
かつて子どもは〈小さな大人〉としてみなされ、大人とともに遊び・
働き・学ぶ存在であった。そうした人々のあいだに、大人とは異な
る存在としての〈子ども〉という態度や感情が現れるようになるの
は、近代になってのことである。つまり近代になって〈子ども〉は
発見されたのだ。人々は次第に、〈子ども〉を大人とは異なる純白
な存在として、すなわち無知あるいは無垢なる存在としてみなすよ
うになっていく。やがて純白=無知としての子ども観は、白紙とし
ての子ども・子どもの可塑性という観念となって近代教育思想の中
心に位置づけられていく。一方、純白=無垢としての子ども観は、
生き生きとした生命感・豊かな想像力・鋭い感受性をそなえた子ど
もという観念となってロマン主義的子ども観へと繋がっていく。教
育原論Aでは、まず後者のロマン主義的子ども観の流れに沿って、
大人とは異なる〈子ども〉特有の生のありようについて考えていき
たい。文学作品や映画に描かれた子どもを手がかりに、議論を進め
ていく予定である。
■到達目標
近代における子ども期の発見の歴史と、そこで見出された子ども特
有の生のありようについて理解することによって、現代の教育を考
えていく上で重要な子ども観を養う。
■講義方法
板書と口述による講義のほかに、ビデオ視聴を行う。ビデオ視聴の際
には、ビデオ内容についての感想を小レポートとして提出してもらう。
■系統的履修
できれば教育原論Bも受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし。
■成績評価の方法
レポート(40%)小レポート4回
定期試験(60%)期末試験
■テキスト
テキストは使用せず、毎回資料プリントを配布する。
■参考文献
Ph.アリエス 『〈子供〉の誕生―アンシャン・レジーム期の子供
と家庭生活』 みすず書房 5,200円
森田伸子 『テクストの子ども―ディスクール・レシ・イマージュ』
世織書房 2,600円
本田和子 『映像の子どもたち―ビデオという覗き窓』 人文書院 1,900円
■講義計画
①オリエンテーション
②子ども期の発見
③子どもの時間(1)― ロマン主義的子ども観
④子どもの時間(2)―〔映画視聴〕
⑤子どもの時間(3)― 映画解説 ― 子どものリアリティ
⑥子どもと秘密(1)― 子どもの秘密と大人の秘密
⑦子どもと秘密(2)―〔映画視聴〕
⑧子どもと秘密(3)― 映画解説 ― 禁止への侵犯
⑨子どものイニシエーション(1)― イニシエーションとは何か
⑩子どものイニシエーション(2)―〔映画視聴〕
⑪子どものイニシエーション(3)― 映画解説 ― 子どもから大人へ
⑫大人の生における子ども期の意味(1)― 子ども期とは何か
⑬大人の生における子ども期の意味(2)― J.S.ミルの事例から
⑭大人の生における子ども期の意味(3)― 里山学校の実践
⑮まとめ
【担当】広川 義哲
【開講】前期 月2
教育原論A
■サブタイトル
子ども・学校・社会
■講義概要
教育をめぐる動向がさまざまな変貌をとげ、教育をめぐるさ
まざまな言説が競合しているなかで、あらためて、教育につ
いて考えたい。子どもが「育つ」ときには、どんな風景がそ
こに広がっているのか。子どもが「学ぶ」学校とは、どのよ
うな場所なのか。そして、教育の思想は社会のあり方をどの
ように説明し、教育の歴史はどのように展開してきたのか。
こうした問いを立てつつ、本講義では、教育の歴史や思想お
よび今日的な状況を、子ども・学校・社会の三つの大きなテー
マに配分して解説していく。
■到達目標
教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、
教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成
を目指す。
■講義方法
毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に適宜、指示します。
■成績評価の方法
レポート(20%)毎回の講義時に提出してもらう小レポート。
定期試験(80%)学期末の筆記試験。
■テキスト
講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布します。
■参考文献
西平直 『教育人間学のために』 東京大学出版会
矢野智司 『ソクラテスのダブル・バインド』 世織書房
高橋勝 『文化変容のなかの子ども』 東信堂
柴田義松編 『新・教育原理』 有斐閣
これらの他にも参考文献を講義時に紹介します。
■講義計画
①イントロダクション
②教育学の基礎的な概念と枠組み
③育つ子ども:人間の発達と教育の理念
④遊ぶ子ども:フレーベルと遊びの思想
⑤子どもと教育の歴史①:近代日本の学力論争と学びの思想
⑥子どもと教育の歴史②:近代西洋の教育史と自己形成の思想
⑦学校と教育①:学校と教室の変容
⑧学校と教育②:経験の場所としての学校
⑨学校と教育③:子ども期の発見
⑩学校と教育④:近代における学校の成立史と学校像の変動
⑪教育をめぐる現状と課題①:学校化する社会
⑫教育をめぐる現状と課題②:教育と公共性の思想
⑬教育をめぐる現状と課題③:教育と社会化
⑭教育をめぐる現状と課題④:教育と社会の理念
⑮まとめ
− 32
−
2014_物質シラバス.indb 32
2014/03/10 15:38:05
■参考文献
西平直 『教育人間学のために』 東京大学出版会
矢野智司 『ソクラテスのダブル・バインド』 世織書房
高橋勝 『文化変容のなかの子ども』 東信堂
柴田義松編 『新・教育原理』 有斐閣
これらの他にも参考文献を講義時に紹介します。
■講義計画
①イントロダクション
②教育学の基礎的な概念と枠組み
③育つ子ども:人間の発達と教育の理念
④遊ぶ子ども:フレーベルと遊びの思想
⑤子どもと教育の歴史①:近代日本の学力論争と学びの思想
⑥子どもと教育の歴史②:近代西洋の教育史と自己形成の思想
⑦学校と教育①:学校と教室の変容
⑧学校と教育②:経験の場所としての学校
⑨学校と教育③:子ども期の発見
⑩学校と教育④:近代における学校の成立史と学校像の変動
⑪教育をめぐる現状と課題①:学校化する社会
⑫教育をめぐる現状と課題②:教育と公共性の思想
⑬教育をめぐる現状と課題③:教育と社会化
⑭教育をめぐる現状と課題④:教育と社会の理念
⑮まとめ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
子ども・学校・社会
■講義概要
教育をめぐる動向がさまざまな変貌をとげ、教育をめぐるさ
まざまな言説が競合しているなかで、あらためて、教育につ
いて考えたい。子どもが「育つ」ときには、どんな風景がそ
こに広がっているのか。子どもが「学ぶ」学校とは、どのよ
うな場所なのか。そして、教育の思想は社会のあり方をどの
ように説明し、教育の歴史はどのように展開してきたのか。
こうした問いを立てつつ、本講義では、教育の歴史や思想お
よび今日的な状況を、子ども・学校・社会の三つの大きなテー
マに配分して解説していく。
■到達目標
教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、
教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成
を目指す。
■講義方法
毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に適宜、指示します。
■成績評価の方法
レポート(20%)毎回の講義時に提出してもらう小レポート。
定期試験(80%)学期末の筆記試験。
■テキスト
講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布します。
基 礎 科 目
【担当】広川 義哲
【開講】前期 月3
教育原論A
【担当】藤井 奈津子
【開講】後期 月1
教育原論B
■サブタイトル
近代教育を超える可能性
■講義概要
かつて子どもは〈小さな大人〉としてみなされ、大人とともに遊び・
働き・学ぶ存在であった。そうした人々のあいだに、大人とは異なる
存在としての〈子ども〉という態度や感情が現れるようになるのは、
近代になってのことである。つまり近代になって〈子ども〉は発見さ
れたのだ。人々は次第に、〈子ども〉を大人とは異なる純白な存在と
して、すなわち無知あるいは無垢なる存在としてみなすようになって
いく。やがて純白=無知としての子ども観は、白紙としての子ども・
子どもの可塑性という観念となって近代教育思想の中心に位置づけら
れていく。一方、純白=無垢としての子ども観は、生き生きとした生
命感・豊かな想像力・鋭い感受性をそなえた子どもという観念となっ
てロマン主義的子ども観へと繋がっていく。教育原論Bでは、前者の
流れに沿って、子ども期の発見以降に成立していく近代教育の理念と
その諸問題について検討し、その上で近代教育を超える新たな教育の
可能性について考えていきたい。できるだけ具体的な教育問題・教育
実践の事例を取り上げながら、議論を進めていく予定である。
■到達目標
子ども期の発見以降に成立していく近代教育の理念とその諸
問題を理解した上で、近代教育を超える現代の教育の可能性
を考えていく視点を養う。
■講義方法
板書と口述による講義のほかに、ビデオ視聴を行う。ビデオ視聴の際
には、ビデオ内容についての感想を小レポートとして提出してもらう。
■系統的履修
できれば教育原論Aも受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし。
■成績評価の方法
レポート(40%)小レポート4回
定期試験(60%)期末試験
■テキスト
テキストは使用せず、毎回資料プリントを配布する。
■参考文献
亀山佳明 『子どもと悪の人間学 ― 子どもの再発見のために』以文社 3,400円
矢野智司 『自己変容という物語 ― 生成・贈与・教育』金子書房 2,200円
■講義計画
①オリエンテーション
②近代教育の誕生
③近代教育の諸問題(1)―学級のアノミー化
④近代教育の諸問題(2)―他者への過剰同調
⑤近代教育の諸問題(3)―〔映画視聴〕
⑥近代教育の諸問題(4)―〔映画視聴〕
⑦近代教育の諸問題(5)―映画解説―共有し得ない痛み
⑧近代教育の諸問題(6)―空虚感からの脱出
⑨近代教育を超える可能性(1)―社会化から超社会化へ
⑩近代教育を超える可能性(2)
―〔ビデオ視聴〕―新しい授業実践(中学校)
⑪近代教育を超える可能性(3)
―ビデオ解説―新しい授業実践(中学校)
⑫近代教育を超える可能性(4)
―〔ビデオ視聴〕―新しい授業実践(高校)
⑬近代教育を超える可能性(5)
―ビデオ解説―新しい授業実践(高校)
⑭近代教育を超える可能性(6)
―〔ビデオ視聴〕―新しい授業実践(小学校)
⑮まとめ
− 33
−
2014_物質シラバス.indb 33
2014/03/10 15:38:05
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】広川 義哲
【開講】後期 月2
教育原論B
■サブタイトル
教育の歴史と理論
■講義概要
本講義では、学校が制度的に整備されてきた歴史的な背景や
子どもを表象する仕方の変容、そして、家庭が教育の場所と
して機能し、家族が教育する役割を担ってきた歴史を説明す
る。さらに、近代以降、教育学が学問として成立してきた歴
史をたどり、最後に、大人と子ども、教師と生徒、あるいは
友人や恋人との関わりなど、さまざまに彩られる人間関係の
諸相から教育を読み解いてゆく。
■到達目標
教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、
教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成
を目指す。
■講義方法
毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に適宜、指示します。
■成績評価の方法
レポート(20%)毎回の講義時に提出してもらう小レポート。
定期試験(80%)学期末の筆記試験。
■テキスト
講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布します。
■参考文献
原聰介ほか編 『近代教育思想を読みなおす』 新曜社
高橋勝・広瀬俊雄編 『教育関係論の現在』 川島書店
これらの他にも参考文献を講義時に紹介します。
■講義計画
①イントロダクション
②教育の歴史①:学校の成立史
③教育の歴史②:子どもへの眼差しの変容
④教育の歴史③:家庭/家族という問題
⑤教育の歴史④:身体の技法・体育の構想
⑥近代の教育思想①:ルソー
⑦近代の教育思想②:ペスタロッチ
⑧近代の教育思想③:ヘルバルト
⑨近代の教育思想④:デューイ
⑩近代の教育思想⑤:シュプランガー
⑪関係から教育を読む①:自己形成の物語
⑫関係から教育を読む②:公共性への通路
⑬関係から教育を読む③:ライフサイクルと人間形成
⑭関係から教育を読む④:教育関係の理論
⑮まとめ
【担当】広川 義哲
【開講】後期 月3
教育原論B
■サブタイトル
教育の歴史と理論
■講義概要
本講義では、学校が制度的に整備されてきた歴史的な背景や
子どもを表象する仕方の変容、そして、家庭が教育の場所と
して機能し、家族が教育する役割を担ってきた歴史を説明す
る。さらに、近代以降、教育学が学問として成立してきた歴
史をたどり、最後に、大人と子ども、教師と生徒、あるいは
友人や恋人との関わりなど、さまざまに彩られる人間関係の
諸相から教育を読み解いてゆく。
■到達目標
教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、
教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成
を目指す。
■講義方法
毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に適宜、指示します。
■成績評価の方法
レポート(20%)毎回の講義時に提出してもらう小レポート。
定期試験(80%)学期末の筆記試験。
■テキスト
講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布します。
■参考文献
原聰介ほか編 『近代教育思想を読みなおす』 新曜社
高橋勝・広瀬俊雄編 『教育関係論の現在』 川島書店
これらの他にも参考文献を講義時に紹介します。
■講義計画
①イントロダクション
②教育の歴史①:学校の成立史
③教育の歴史②:子どもへの眼差しの変容
④教育の歴史③:家庭/家族という問題
⑤教育の歴史④:身体の技法・体育の構想
⑥近代の教育思想①:ルソー
⑦近代の教育思想②:ペスタロッチ
⑧近代の教育思想③:ヘルバルト
⑨近代の教育思想④:デューイ
⑩近代の教育思想⑤:シュプランガー
⑪関係から教育を読む①:自己形成の物語
⑫関係から教育を読む②:公共性への通路
⑬関係から教育を読む③:ライフサイクルと人間形成
⑭関係から教育を読む④:教育関係の理論
⑮まとめ
− 34
−
2014_物質シラバス.indb 34
2014/03/10 15:38:05
.■参考文献
飯田泰之 『世界一わかりやすい経済の教室』 中経文庫 619円
岩田規久男 『デフレと超円高』 講談社現代新書
岩田規久男 『マクロ経済学を学ぶ』 ちくま新書
いずれもコンパクトな一般向けの本である。まずは、小さい本を読
破することからはじめて欲しい。
■履修上の注意・担当者からの一言
本講義で取り上げるテーマは、主に経済学部で学ぶ内容であ
る。卒業後、経済学部出身ではないから知らないという言い
訳は通用しない。社会人として経済政策に関心をもって勉強
を続けていくきっかけを掴んでほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義の後は時間に余裕があるので、捕まえてほしい。
■講義計画
①マクロ経済学と経済政策の3つの柱
②成長政策−総需要と景気変動−
③インフレとデフレ
④金融と総需要−金利と民間設備投資−
⑤為替レートとマクロ経済−経常収支決定のメカニズム−
⑥ミクロ経済政策−市場の失敗など−
⑦情報の非対称性
⑧安定化政策①財政政策
⑨公共投資は景気対策として有効か
⑩安定化政策②金融政策のメカニズム
⑪不況対策としての金融政策
⑫変動相場制の下での金融政策
⑬再分配政策の基本理念
⑭機会の平等と結果の平等
⑮日本の社会保障制度の再分配機能
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
政策的視点から経済学の基礎を学ぶ
■講義概要
日々、デフレ不況、円高、金融緩和などの経済ニュースを新聞
などで目にすることが多い。マクロ経済学、マクロ経済政策の
基礎を学ぶことで、日本政府の様々な経済政策が、どのような
期待の下で導入されているのか、そしてどのような結果を導い
たのか、さらに日本経済の何が問題で政府が何を悩んでいるの
か、そして何をどのような視点で考えるべきなのかが分かる。
■到達目標
現在のわが国の景気動向や経済政策についての理解を深めることを
目指す。マスコミや政治家の意見に左右されることなく、日本の経
済政策について自分の意見をしっかり持てるよう考え方を鍛える。
■講義方法
講義形式で、テキストに沿って進める。
優秀な若手経済学者によるコンパクトな入門書を約3か月で
読破する。各自でしっかり読み込んでほしい。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストは、一般向けに易しく書かれているので、講義に合わせて
最後まで読破してほしい。とにかく教科書を隅々まで読む込むこと。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)授業への参加度/貢献度を考慮する場合がある。
集中して話を聞くこと。
レポート(80%)講義中に4回のレポート提出を課す。
出席は一切評価しないし、出題の趣旨を理解していないレポートも
評価しない。
■テキスト
飯田泰之 『ゼロから学ぶ経済政策』 角川書店 724円
基 礎 科 目
【担当】藤田 和孝
【開講】前期 水3
経済学入門
【担当】長谷 祐
【開講】前期 金5
経済学入門
■サブタイトル
「合理的」って?
■講義概要
私たちは日々、選択に迫られます。
「どこで何を食べようか?」、
「ど
のサークルに入ろうか?」、
「どんなアルバイトをしようか?」、
「ど
の講義を受けようか?」などなど、皆さんはいろんな選択をしな
がら生活しています。
では、皆さんは「なぜ」その選択をしたのでしょう?「好きだから」、
「仕方なく」、「他より面白そうだったから」、いろんな答えがあ
ると思います。それらの優先順位はどう決まったのでしょう?
今度は逆の立場で考えてみましょう。「たくさんの新入生に自分
のサークルに入ってほしい!」つまり、「多くの新入生に、『自
分のサークルに入るという選択をしてほしい』」。この時、皆さ
んはどんな作戦を立てればいいでしょうか?
経済学はこうした選択の裏側を考える学問です。決してお金の
問題だけではありません。
この講義では、皆さんの選択の裏側を経済学や心理学の視点か
ら考えていきます。
■到達目標
経済学の基本を学ぶことで、自分たちの行動の裏側にある論
理を理解できるようになる。
■講義方法
講義形式による。また、学生の意見・考え方を講義に反映させ
たいので、意見・考え方を取り入れられるような工夫を試みる。
■授業時間外における予・復習等の指示
日常生活の中で、自分の行動を説明しようとしてみる。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし
受講生に合わせて、テキストを紹介するが、基本的には配布
資料によって講義を行う。
ただし、配布当日に欠席した人は自己責任のもとにおいて何
らかの方法で資料を入手してください。
■参考文献
特になし
「経済学」には色んな考え方があります。「経済学」を学び、
自分の行動を見つめ直すことで、自分の考え方や好みという
ものが、より理解できるようになると思います。
なお、他の学生になるような非常識な行為(私語・携帯)は
慎むようお願いします。私語が多い場合は、退出をお願いし
ております。
■講義計画
①オリエンテーション
②日常生活における経済とは?
③経済・心理のお話①:価値とは何か?
④経済・心理のお話②:満足とは何か?
⑤経済・心理のお話③:右向け右!右向け左!
⑥経済・心理のお話④:自分でもわからない金銭的価値と心理的価値
⑦経済・心理のお話⑤:あなたの(時間的)価値とは何か?
⑧これまでの復習
⑨経済行動のお話①:なぜ、われわれは不合理な行動をとるのか?
⑩経済行動のお話②:なぜ、となりのレジに並び変えようとするのか?
⑪経済行動のお話③:払ってしまったお金のことは忘れよう!
⑫経済行動のお話④:騙す方が悪い?騙されるほうが悪い?
⑬世界と日本のお話①:風が吹けば桶屋が儲かる!?
⑭世界と日本のお話②:よりよい社会・日常生活のために・・・。
⑮これまでの復習
− 35
−
2014_物質シラバス.indb 35
2014/03/10 15:38:06
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】李 䐾屏
【開講】後期 月1
経済学入門
■サブタイトル
暮らしの中の経済学
■講義概要
この世の中に不思議なことが満ちている。お金とは一体どう
いうものなのか、モノの値段はどこでだれがどうやって決め
たのか、高い価格は強欲のせいなのか、汚染権を売買しても
いいのか、政府は何をしているのか、などなど。この講義では、
こういった身近な問題を取り上げてみなさんと一緒に考えて
いきたい。驚くべきなのは、複雑な事象の背後にはいくつか
のシンプルな経済原理が存在しているにすぎないのだ。
■到達目標
経済学の基礎理論を学び、経済学的な考え方を理解すること
によって、新しい視点とより深い洞察力をもって直面する現
実問題について考えることができるようになる。
■講義方法
視覚教材を取り入れながら、講義形式で授業を進む。授業中
の練習問題がよくある。
なお、ナマの時事経済を取り入れて解説することもある。
■系統的履修
なし。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業関連の資料や予・復習の具体的な内容は、すべてネット
で配布するので、それにしたがって予・復習を行いなさい。
■成績評価の方法
平常点(100%)
■テキスト
N・グレゴリー・マンキュー著、足立英之ほか訳 『マンキュー
入門経済学』 東洋経済新報社 3,200円
■参考文献
授業内容に応じて、授業中に適宜提示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生の皆さんにとって、経済学はよく分からない学問のよう
だが、そもそも学ぶとは、分からないことを分かるように努
力することなので、分かるように「多少」努力してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは月2。この時間帯に来られない学生は、
[email protected]までご相談ください。
■講義計画
①経済学とは:経済学はお金儲けのためか
②経済学者らしく考える①:ほしいものがなぜ手に入らない
のか
③経済学者らしく考える②:大学進学の機会費用はいくらか
④取引と貿易:なぜ取引するのか
⑤取引と貿易:取引において誰が得するか
⑥需要と供給①:食べられないダイヤモンドはなぜ水よりも
高いか
⑦需要と供給②:贅沢品への税金を支払うのは誰か
⑧価格の役割:市場が語る時
⑨外部性:市場は失敗することがあるよ
⑩公共部門:政府も失敗するさ
⑪GDPとは①:GDPの高さが豊かさを測れるか
⑫GDPとは②:何がGDPを決めるか
⑬貨幣システム:お金とはなにか
⑭もう一度、経済学とは:人間は合理的か
⑮期末練習問題
【担当】李 䐾屏
【開講】後期 月3
経済学入門
■サブタイトル
暮らしの中の経済学
■講義概要
この世の中に不思議なことが満ちている。お金とは一体どう
いうものなのか、モノの値段はどこでだれがどうやって決め
たのか、高い価格は強欲のせいなのか、汚染権を売買しても
いいのか、政府は何をしているのか、などなど。この講義では、
こういった身近な問題を取り上げてみなさんと一緒に考えて
いきたい。驚くべきなのは、複雑な事象の背後にはいくつか
のシンプルな経済原理が存在しているにすぎないのだ。
■到達目標
経済学の基礎理論を学び、経済学的な考え方を理解すること
によって、新しい視点とより深い洞察力をもって直面する現
実問題について考えることができるようになる。
■講義方法
視覚教材を取り入れながら、講義形式で授業を進む。授業中
の練習問題がよくある。
なお、ナマの時事経済を取り入れて解説することもある。
■系統的履修
なし。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業関連の資料や予・復習の具体的な内容は、すべてネット
で配布するので、それにしたがって予・復習を行いなさい。
■成績評価の方法
平常点(100%)
■テキスト
N・グレゴリー・マンキュー著、足立英之ほか訳 『マンキュー
入門経済学』 東洋経済新報社 3,200円
■参考文献
授業内容に応じて、授業中に適宜提示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生の皆さんにとって、経済学はよく分からない学問のよう
だが、そもそも学ぶとは、分からないことを分かるように努
力することなので、分かるように「多少」努力してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは月2。この時間帯に来られない学生は、
[email protected]までご相談ください。
■講義計画
①経済学とは:経済学はお金儲けのためか
②経済学者らしく考える①:ほしいものがなぜ手に入らない
のか
③経済学者らしく考える②:大学進学の機会費用はいくらか
④取引と貿易:なぜ取引するのか
⑤取引と貿易:取引において誰が得するか
⑥需要と供給①:食べられないダイヤモンドはなぜ水よりも
高いか
⑦需要と供給②:贅沢品への税金を支払うのは誰か
⑧価格の役割:市場が語る時
⑨外部性:市場は失敗することがあるよ
⑩公共部門:政府も失敗するさ
⑪GDPとは①:GDPの高さが豊かさを測れるか
⑫GDPとは②:何がGDPを決めるか
⑬貨幣システム:お金とはなにか
⑭もう一度、経済学とは:人間は合理的か
⑮期末練習問題
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−
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■参考文献
玉村文郎編 『日本語学を学ぶ人のために』
世界思想社 1,893円
■講義計画
①言語学とは何か
②言語研究の歴史
③世界の言語(1)
④世界の言語(2)
⑤世界の言語(3)
⑥世界の言語(4)
⑦小テスト
⑧小テストの解説
⑨日本語の姿(1)
⑩日本語の姿(2)
⑪表現(1)
⑫表現(2)
⑬表現(3)
⑭その他の言語研究
⑮まとめ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
日本語学と対照言語学
■講義概要
世界にはどれくらいの言語があるのでしょうか。また、言語
はどのようにグループ分けできるのでしょうか。そして、そ
の中で日本語はどのように位置づけられているのでしょうか。
諸外国語を知ることで、日本語のカタチが分かってくるでしょ
うし、日本語がしっかり分かっていなければ諸外国語の姿・
生態もつかめません。認知言語学や計量言語学の紹介も行い
ます。
■到達目標
国語としての日本語の知識と外国語としての英語や中国語の
知識を活用しながら、言語を見つめる客観的な態度を身に付
ける。
■講義方法
基本的には講義方式をとるが、場合によっては演習方式をと
ることもありうる。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストと講義計画を見れば、予習のポイントが分かるので、
それを参考にして予習すること。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
小テスト(20%)
定期試験(70%)
定期試験が大きな割合を占めるが出席(抜き打ち)も重視す
るし、毎回の予習は念入りにして臨むこと。
■テキスト
玉村文郎編 『新しい日本語研究を学ぶ人のために』
世界思
想社 2,300円
基 礎 科 目
【担当】泉 文明
【開講】前期 月2
言語学入門
【担当】磯江 源
【開講】前期 木3
言語学入門
■サブタイトル
理論言語学と比較言語学
■講義概要
言語学にもさまざまな分野があるが、本講においては、言語の成り
立ち(構造)と、英語と関係の深い、いくつかの言語の比較を取り
扱う。まず、ことばを構成している、文、単語、形態素、音素など
を理解し、その研究方法を概観する。そののち、フランス語、ドイ
ツ語が、どのように英語に類似し、影響を与えてきたかを見て、言
語の比較研究について考える。
英語の名詞句の構造、修飾の方法、動詞の形など、その理解には現
代の英語を分析するだけでは不十分な現象は多い。この点について
のわかりやすい解説を並行して行なう予定です。昨今は実用知識と
しての英語ばかりが強調されていますが、英語そのものの知識を含
む、教養として英語の知識を少しでも習得することをめざします。
■到達目標
なじみの深い学校文法を、より分析的に見る場合などには、新
しい概念を理解する必要がある。提示される問題について、積
極的に考え、言語に一般的な性質を探る態度を身に付けよう。
■講義方法
始めに理論言語学の基礎的な概念を解説して、その方法を理
解していただく。この知識を活用して、比較言語学の成果を
学習していく。
■授業時間外における予・復習等の指示
受講した講義の内容をよくまとめて復習し、次の講義がよく
理解できるようにすること。
■成績評価の方法
小テスト(100%)複数回の小テストを実施して、学期中のコ
ンスタントな学習を促す。
課外活動、龍谷祭などを理由とする欠席を予定する人は、よ
く小テストの日程を注意すること。小テストは、欠席すれば、
0点となり、直接成績に反映される。2回以上小テストを欠席
すれば、単位取得は、不可能になる可能性が高い。また、出
席していないと、解答は大変困難な問題である。持ち込み不可。
■テキスト
特になし
■参考文献
J.C. Catford 『Fundamental Problems in Phonetics』 Midland Book
John Lyons 『Introduction to Theoretical Linguistics』 Cambridge University Press
Charles Barber 『The English Language』 Cambridge
University Press
■オフィスアワー・教員への連絡方法
木曜日昼休み。そのほかは、授業の前後に相談してください。
■講義計画
①言語学の各分野
②音声学
③英語の音声(1)
④英語の音声(2)
⑤英語の音声(3)
⑥英語の音声(4)
⑦音素と異音
⑧英語の語構造(1)
⑨英語の語構造(2)
⑩英語の歴史(1)
⑪英語の歴史(2)
⑫ドイツ語と英語
⑬フランス語と英語
⑭ラテン語と英語
⑮まとめと復習
− 37
−
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】孫 才喜
【開講】前期 水3
コリア語ⅠA
■サブタイトル
韓国語の初級
■講義概要
言葉は自己表現のツールの一つであり、外国語は自己発見や
自己成長のツールにもなるという観点から、コミュニケーショ
ンを楽しみ、話せる韓国語を目指します。
■到達目標
先ず、韓国語の文字と音の原理を日本語と比較して理解する。
そのうえ、演習を通じて韓国語の読み書きができる。
さらに、韓国語の基本的な言葉や短い文が書けて話せる。
■講義方法
授業はテキストの進度に基づいて行われ、演習のために多様
な資料をも活用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
復習を中心とした文字の読み書きの練習とその表現への積極
的な意欲。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業態度や授業中の質疑応答、読み書きの
熟達度
小テスト(30%)課題遂行、聞き取りと書き取りの達成度
定期試験(40%)事前に説明して告示する。
■テキスト
崔柄珠 『おはよう韓国語1』 朝日出版社 2,400円
■参考文献
入佐信宏・文賢珠『よくわかる韓国語step1』白帝社 2,500円
■講義計画
①人間と言語文化、母国語と外国語、日本語とハングル
②ハングルの構造と母音①
③ハングルの母音②
④ハングルの子音①
⑤ハングルの子音②
⑥パッチム①−鼻音・流音
⑦パッチム②−口音・日本語のハングル表記
⑧発音規則①
⑨発音規則②
⑩名詞形の肯定表現−発音と語彙
⑪名詞+∼は
⑫名詞+∼です/ ∼ですか
⑬名詞形の否定表現−発音と語彙
⑭名詞+∼が
⑮名詞+∼ではない、まとめ
【担当】孫 才喜
【開講】後期 水3
コリア語ⅠB
■サブタイトル
韓国語の初級
■講義概要
言葉は自己表現のツールの一つであり、外国語は自己発見や
自己成長のツールにもなるという観点から、コミュニケーショ
ンを楽しみ、話せる韓国語を目指します。
■到達目標
先ず、韓国語の文字と音の原理を日本語と比較して理解する。
そのうえ、演習を通じて韓国語の読み書きができる。
さらに、韓国語の基本的な言葉や短い文が書けて話せる。
■講義方法
授業はテキストの進度に基づいて行われ、演習のために多様
な資料をも活用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
復習を中心とした単語や文の読み書きの練習とその表現への
積極的な意欲。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業態度や授業中の質疑応答、読み書きの
熟達度
小テスト(30%)課題遂行、聞き取りと書き取りの達成度
定期試験(40%)事前に説明して告示する。
■テキスト
崔柄珠 『おはよう韓国語1』 朝日出版社 2,400円
■参考文献
入佐信宏・文賢珠『よくわかる韓国語step1』白帝社 2,500円
■講義計画
①用言の丁寧表現①−発音と語彙
②用言+∼です・ます
③助詞(∼で、∼から、∼を等)の使い方
④用言の丁寧形の否定表現
⑤指示詞①
⑥指示詞の縮約形②
⑦漢数詞
⑧用言の丁寧表現②
⑨用言の縮約形
⑩固有数詞
⑪時間の話し方
⑫丁寧な請願表現−発音と語彙
⑬動詞+∼(し)てください①
⑭動詞+∼(し)てください②
⑮用言の活用、まとめ
− 38
−
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習をしてください。
2.積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected]、研究室4号館331、 077-543-7881(月、
金曜日以外の昼ご飯の時間、会議の可能性あり、前以て電話必要)
■講義計画
①人間と言語、言語と文化
②韓国語の起源とハングルの製作
③韓国語の母音と子音
④母音の単語−音、書き方、読み方
⑤子音の単語−音、書き方、読み方−1
⑥子音の単語−音、書き方、読み方ー2
⑦子音の交替 平音、硬音、濃音
パチム(終声)
⑧あいさつ
発音練習−連音化
⑨自己生活
発音練習−鼻音化1
⑩勉強
発音練習−硬音化
⑪家族
発音練習−鼻音化2
⑫図書館
発音練習−濃音化1
⑬昼ご飯
発音練習−7終声
⑭友達
発音練習−濃音化2
⑮買い物
発音練習−激音化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
1.韓国語の子音と母音を把握して暗記する。
2.韓国語と日本語の発音差を認識して正確に発音するようにする。
3.韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的
な会話を言う能力を培う。
■到達目標
1.日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用する
ようにする。
2.韓国語で自己の紹介ができて、相手の自己の紹介を聞い
て把握するようにする。
3.一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ
うにする。
■講義方法
教科書の内容を読んで、意味を把握して自ら活用するように
繰り返し読みながら学習する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で学んだ文法や単語の暗記。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席、授業中質問と対答、読み、暗記。
小テスト(30%)宿題、授業態度、聞取(書き)試験。
定期試験(40%)
■テキスト
延世大学校韓国語学堂『延世韓国語1 1』延世大学校大学出
版文化院
教科書は授業時紹介
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
1.外国語として韓国語を週 1 回勉強してマスターすること
は不可能です。毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予
基 礎 科 目
【担当】朴 炫国
【開講】前期 木3
コリア語ⅠC
【担当】朴 炫国
【開講】後期 木3
コリア語ⅠD
■講義概要
1.韓国語の子音と母音を把握して暗記する。
2.韓国語と日本語の発音差を認識して韓国語(ハングル)
を正確に発音するようにする。
3.韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的
な会話を言う能力を培う。
4.韓国語の数字の使い方について学ぶ。
■到達目標
1.日常生活で使われる基本語彙を暗記して活用するように
する。
2.韓国語で自己の紹介ができて、相手の自己の紹介を聞い
て把握するようにする。
3.一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ
うにする。
■講義方法
教科書の内容を読んで、意味を把握して自ら活用するように
繰り返し読みながら学習する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で学んだ文法や単語の暗記。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席、授業中質問と対答、読み、暗記。
小テスト(30%)宿題、授業態度、聞取(書き)試験。
定期試験(40%)
■テキスト
延世大学校韓国語学堂 『延世韓国語1-1』 延世大学校大学出
版文化院
教科書は授業時紹介
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
1.外国語として韓国語を週1回勉強してマスターすること
は不可能です。毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予
習をしてください。
2.積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected]、 研 究 室 4 号 館331、 077-543-7881
(月、金曜日以外の昼ご飯の時間、会議の可能性あり、前以て
電話必要)
■講義計画
①日常生活の表現 −時間の話方
②日常生活の表現 −日にちと曜日の話方
③日常生活の表現 −過去と未来の話方
④買い物の表現 −数字の話方
⑤買い物の表現 −値段の話方
⑥買い物の表現 −物の話方
⑦交通の表現 −道や場所の尋ね方
⑧交通の表現 −タクシー利用の話方
⑨電話の表現 −電話番号の話方
⑩電話の表現 −電話の話方
⑪天気の表現 −天気の話方
⑫季節の表現 −季節の話方
⑬趣味の表現 −趣味の話方
⑭祝日の表現 −祝日の話方
⑮表現の特徴 −人間の喋り方
− 39
−
2014_物質シラバス.indb 39
2014/03/10 15:38:06
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】柳 綏美
【開講】前期 水3
コリア語セミナーA
■サブタイトル
韓国語
■講義概要
韓国語の丁寧表現や否定の表現、数字の使い方などを扱う。
■到達目標
基礎的な文型と日常会話の能力を身につける。
■講義方法
講義や練習による授業
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回扱う文法事項や単語などを復習し覚えること
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(30%)
定期試験(50%)
■テキスト
入佐信宏・文賢珠 『よくわかる韓国語』 白帝社
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回、ペアー或いはグループで会話練習を行うので積極的に
参加すること。
■講義計画
①ガイダンス、ヘヨ体(名詞文)
②漢語系数詞
③年月日の言い方
④ヘヨ体(存在詞)
⑤電話番号の言い方
⑥固有語系数詞
⑦時間の言い方
⑧ヘヨ体の作り方(動詞)
⑨助詞「∼から」「∼まで」
⑩否定形1、曜日
⑪ヘヨ体の練習(形容詞)
⑫不規則活用1
⑬不規則活用2
⑭否定形2
⑮助詞「場所+から」
⑯期末テスト
【担当】柳 綏美
【開講】後期 水3
コリア語セミナーB
■サブタイトル
韓国語
■講義概要
過去形や用言の不規則活用を主に扱い、状況や場面別の会話
練習を行う。
■到達目標
基礎的な文型と日常的な会話能力を身に着ける。
■講義方法
講義と練習による授業
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回習った文法や進出語彙を覚えること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(30%)
定期試験(50%)
■テキスト
入佐信宏・文賢珠 『よくわかる韓国語』 白帝社
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回、ペアー或いはグループで会話練習を行うので積極的に
参加すること。
■講義計画
①買い物
②食堂
③過形の作り方
④過去形の運用
⑤過去の状態・様子に関する表現
⑥過去の状態の否定
⑦勧誘の表現1
⑧動作の目的を表す表現
⑨不規則活用
⑩勧誘の表現2
⑪意志の表現
⑫願望の表現1
⑬願望の表現2
⑭指示に関する表現
⑮依頼に関数表現
⑯期末テスト
− 40
−
2014_物質シラバス.indb 40
2014/03/10 15:38:06
■成績評価の方法
平 常 点(60%)出席率・ミニッツペーパーの授業の反映度
レポート(40%)
授業では出席がわりにミニッツペーパーを書いてもらいます。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介します。
■講義計画
①講義の進め方/社会学の特質
②社会学の考え方
③社会学の誕生
④人の誕生と社会
⑤子どもの社会化
⑥社会学の考え方2
⑦「教育」の社会学
⑧青年期の成長と社会環境
⑨社会学の考え方3
⑩日本的家族
⑪男女の共生
⑫結婚と社会
⑬家族関係とコミュニケーション
⑭情報環境とマスメディア
⑮社会調査と現実
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
人生の社会学ー自己認識と社会の探求
■講義概要
社会学者グールドナーは、社会をテーマに探求することの意
義を、次のように考えていました。いわく、 社会の認識を探
求することは、自己自身への認識を深めることである 。
この講義では、人が生まれてから体験する社会的経験につい
て、社会学が、どのような解釈・分析(社会的な出来事を考
察する視点は、複数存在する)を行うのか、そのエッセンス
を紹介していこうと考えています。人の社会的経験には、ど
のようなものが考えられるでしょうか。出産と誕生、子ども
の社会化、さまざまな教育現象、子どもの遊び、教育問題、
自己・アイデンティティ、親子関係、男と女、結婚と適齢期、
家族、労働問題、地域社会との関わり、都市やむら社会の変
貌、情報環境とマスコミ、差別・人権・環境・保健医療など
さまざまな社会問題、老い、高齢化する社会・・・。社会や
文化にかかわることで、私たちの身のまわりにあることから、
話をはじめましょう。
■到達目標
この講義では、社会のさまざまな現象をひもといていくこと
によって、講義に参加する人たちが、自分と社会への関わり
について、自分なりのテーマを考えることを目的とします。
■講義方法
適宜、参考文献を紹介し、プリント・資料等を配布しながら、
講義をすすめる。
■授業時間外における予・復習等の指示
歴史的出来事や社会問題だけでなく、生活の出来事を社会学
的に思考する点に留意してほしい。
基 礎 科 目
【担当】山本 哲司
【開講】前期 木3
社会学入門
【担当】山本 哲司
【開講】後期 木3
社会学入門
■サブタイトル
人生の社会学ー自己認識と社会の探求
■講義概要
『社会学的想像力』という書物において、かつて、ミルズは次
のように述べました。「社会学的想像力は、
(社会の)歴史と(個
人の)生活史とを、また、社会のなかでのそのふたつの関係
をも、把握することを可能にする」。私たちの、個人的なささ
やかな暮らしは、歴史の流れのなか、社会のしくみのなかに、
なんらかの形で位置づけられています。
私たちの暮らしているこの社会には、各種メディアを通して、
さまざまな呼び名が付されてきました。大衆社会、学歴社会、
管理社会、
(高度)消費社会、情報化社会、国際化社会、核家
族社会、少子化社会、高齢化社会、男女平等の社会、福祉社会、
癒しの社会等々。すでにあまり聞かれなくなった名前や、こ
れから目指すべき社会の名前があります。
とりわけ、戦後の日本社会は、大きな歴史的な変動期とも言
われてきました。大きな変動のなかで、私たちの暮らしは、
どのような影響を被ってきたのでしょうか。また、人々は、
どのようにして、家族・地域などの個々人をとりまく環境の
変化に対応しようとするのでしょうか。
現代社会を考察する社会学のツールを紹介しながら、現代社
会のありようと、私たちの暮らしの意味について考えていき
ます。
■到達目標
この講義では、社会のさまざまな現象をひもといていくこと
によって、講義に参加する人たちが、自分と社会への関わり
について、自分なりのテーマを考えることを目的とします。
■講義方法
適宜、参考文献を紹介し、プリント・資料等を配布しながら
講義をすすめる。
■授業時間外における予・復習等の指示
歴史的出来事や社会問題だけでなく、生活の出来事を社会学
的に思考する点に留意してほしい。
■成績評価の方法
平 常 点(60%)出席率・ミニッツペーパーの授業の反映度
レポート(40%)
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介する
■講義計画
①講義の進め方/社会学の特質
②社会学の考え方
③社会学の誕生
④人の誕生と社会
⑤子どもの社会化
⑥社会学の考え方2
⑦「教育」の社会学
⑧青年期の成長と社会環境
⑨社会学の考え方3
⑩日本的家族
⑪男女の共生
⑫結婚と社会
⑬家族関係とコミュニケーション
⑭情報環境とマスメディア
⑮社会調査と現実
− 41
−
2014_物質シラバス.indb 41
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】森 元斎
【開講】前期 水2
社会思想史入門
■サブタイトル
現代社会を理解するための思想史入門
■講義概要
私たちのいる社会は、一朝一夕にできあがったものではありま
せん。人類が誕生して以来、多くの試行錯誤と経験を重ねて、
いまの社会の姿ができあがっています。とくに市民革命以降の
近代社会は、宗教や王権から解放された人々が、自分たちの理
念や理想を掲げてつくりだされたものです。つまり「社会はど
のようにあるべきか」という思想にもとづいて社会のさまざま
な仕組みが考案されてきたのです。そのような社会の歴史を知
るためにも、また社会をつくりあげてきたさまざまな理想の歴
史を知るためにも、社会思想史を知ることはきわめて有益であ
るだけでなく、今後の社会のあり方を考えるために不可欠と言
えるでしょう。とりわけ福島原発事故後の日本社会の目も覆う
ばかりの状況を乗り越えるためにも、今後の社会のあり方を若
い人たちが考えていく必要に迫られています。
この授業では、古代ギリシアにはじまる西欧の社会思想の歴史
を、その時代の社会的・文化的背景の歴史とかさねあわせて理
解することをつうじて、現代社会の課題を学生ひとりひとりが
自分自身で考察できるようにすることを目的にしています。な
お、シラバスに書かれているのはあくまで予定であり、実際に
は学生諸君の理解度や関心にあわせて内容を変更することがあ
ります。
■到達目標
社会のあり方と思想の関連について理解する。
■講義方法
講義形式を基本としつつ、必要におうじて映像資料や音声資
料を利用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に指示。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(80%)
評価基準はあくまで予定であり、授業のなかで学生との対話
をつうじて最適な評価方法を決定する。
■テキスト
特になし
■参考文献
授業中に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語や居眠り、途中入室などの授業妨害にたいしては、受講
資格の取り消しをはじめ、厳しい処置をとる。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業中に指示する。
■講義計画
①人間と自然:正義の根拠
②古代ギリシア:プラトンとアリストテレス
③古代ギリシア:プラトンとアリストテレス(2)
④中世神学とミクロコスモス:トマス・アキナス
⑤ルネサンスと宗教改革:ルター、エラスムス、トマス・モア
⑥国際法の構想:グロティウスとカント
⑦近代精神と新しい社会(1):デカルトとホッブス
⑧近代精神と新しい社会(2)
:スピノザとライプニッツ
⑨近代国家の構想(1):ルソー
⑩近代国家の構想(2)
:ロック、モンテスキュー
⑪市場の理論:ベンサムからアダム・スミスへ
⑫近代社会の矛盾(1):マルクス
⑬近代社会の矛盾(2)
:社会学と社会主義
⑭現代社会の課題:ポスト近代の理論
⑮まとめと補足
【担当】村澤 真保呂
【開講】後期 水2
社会思想史入門
■サブタイトル
現代社会を理解するための思想史入門
■講義概要
私たちのいる社会は、一朝一夕にできあがったものではありません。
人類が誕生して以来、多くの試行錯誤と経験が積み重ねられて現在の
社会の姿がつくられました。とくに市民革命以降の近代社会は、宗教
や王権から解放された人々が、自分たちの理念や理想を追求するなか
で、多くの犠牲と苦労の果てにつくりだされました。つまり「社会は
どのようにあるべきか」という思想にもとづいて社会のさまざまな仕
組みが考案されてきたのです。そのような社会の歴史を知るためにも、
また社会をつくりあげてきたさまざまな理想の歴史を知るためにも、
社会思想史を知ることはきわめて有益であるだけでなく、今後の社会
のあり方を考えるために不可欠と言えるでしょう。とりわけ若い人た
ちは、福島原発事故後の日本社会の目も覆うばかりの状況を乗り越え
るためにも、今後の社会のあり方を考える必要に迫られています。
この授業では、古代ギリシアにはじまる西欧の社会思想の歴史を、そ
の時代の社会的・文化的背景の歴史とかさねあわせて理解することを
つうじて、現代社会の課題を学生ひとりひとりが自分自身で考察でき
るようにすることを目的にしています。なお、シラバスに書かれてい
るのはあくまで予定であり、実際には学生諸君の理解度や関心にあわ
せて内容を変更することがあります。
■到達目標
社会のあり方と思想の関連について理解する。
■講義方法
講義形式を基本としつつ、必要におうじて映像資料や音声資料を利用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に指示。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(80%)
評価基準はあくまで予定であり、授業のなかで学生との対話
をつうじて最適な評価方法を決定する。
■テキスト
特になし
■参考文献
授業中に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語や居眠り、途中入室などの授業妨害にたいしては、受講
資格の取り消しをはじめ、厳しい処置をとる。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業中に指示する。
■講義計画
①人間と自然:正義の根拠
②古代ギリシア:プラトンとアリストテレス
③古代ギリシア:プラトンとアリストテレス(2)
④中世神学とミクロコスモス:トマス・アキナス
⑤ルネサンスと宗教改革:ルター、エラスムス、トマス・モア
⑥国際法の構想:グロティウスとカント
⑦近代精神と新しい社会(1):デカルトとホッブス
⑧近代精神と新しい社会(2)
:スピノザとライプニッツ
⑨近代国家の構想(1):ルソー
⑩近代国家の構想(2)
:ロック、モンテスキュー
⑪市場の理論:ベンサムからアダム・スミスへ
⑫近代社会の矛盾(1):マルクス
⑬近代社会の矛盾(2)
:社会学と社会主義
⑭現代社会の課題:ポスト近代の理論
⑮まとめと補足
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2014_物質シラバス.indb 42
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■テキスト
テキストは使用しない。
(必要に応じて講義内で資料を配布する)
■参考文献
宝島編集部編 『心理学・入門』 宝島社
大橋ら著 『心理学者、裁判と出会う』 北大路書房
松島著 『記憶の持続 自己の持続』 金子書房
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えよ
うとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指
示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当
然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。※当科目はいわゆる「楽
勝科目」ではないので注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①「心」概念とその認識の在り方を巡って
②科学的方法論と心理学との関係性
③心理学的測定論
④主観性/客観性という二元論を巡って
⑤モチベーションに関する諸理論
⑥行動主義の心理学
⑦条件付けと行動療法
⑧認知心理学概説
⑨神経心理学概説
⑩発達心理学概説
⑪臨床心理学概説
⑫フロイト/ユングの理論
⑬人格心理学概説
⑭社会性と自己との関係性を巡って
⑮総括
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
心理学諸理論の体系的理解
■講義概要
心とは何かという問いを巡っては、古来様々な議論が重ねられてきた。心とは本質的
に不確定な存在ではあるものの、心理学においては、ある種の分析的な思考によって
導かれる概念であり、またあるときには、科学的な道具立てによって到達できる具体
物でもある。従って、現在巷に氾濫するいわゆる心理ゲームの類は、学問としての心
理学とは縁遠い存在であることを先ず認識して頂きたい。心理学において扱われる心
とは、決して軽いエンターテイメントの対象になるようなものではない。心理なるも
のを科学的認識の俎上に載せるとはどういうことか、それはそもそも可能であるのか、
不可能であるとすれば他にどういった方法論がありうるのか。本講義においては、こ
うした問題意識を核にしつつ、心理学のエッセンスを理解してもらう。
■到達目標
心理学諸理論の概略を把握できるとともに、伝統的心理学か
ら現代心理学に至る軌跡について理解することができる。
■講義方法
口頭説明および板書を中心に講義を行うが、OHC、ビデオ等の視聴覚教材も用い
る。また、受講者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授業に反映させる。
■系統的履修
人文・社会系分野の講義をひろく受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には授業外の予習復習も含まれるので各自で行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)・授業内レポート・授業
外レポート・出席状況・出席態度、これら全てにおいて教員側が設定した規
定以上の条件を満たした者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的な
バランスを考慮し行うものとする。(採点比率はケースバイケースで異なる
ため公表しない。たとえば、定期試験の成績が良くても授業態度が悪い者に
対しては、成績評価は極めて低くなる)。「楽勝科目」ではないので要注意。
基 礎 科 目
【担当】松島 恵介
【開講】前期 月1
心理学入門
【担当】松島 恵介
【開講】後期 月1
心理学入門
■サブタイトル
心理学諸理論の体系的理解
■講義概要
心とは何かという問いを巡っては、古来様々な議論が重ねられてきた。心とは本質的
に不確定な存在ではあるものの、心理学においては、ある種の分析的な思考によって
導かれる概念であり、またあるときには、科学的な道具立てによって到達できる具体
物でもある。従って、現在巷に氾濫するいわゆる心理ゲームの類は、学問としての心
理学とは縁遠い存在であることを先ず認識して頂きたい。心理学において扱われる心
とは、決して軽いエンターテイメントの対象になるようなものではない。心理なるも
のを科学的認識の俎上に載せるとはどういうことか、それはそもそも可能であるのか、
不可能であるとすれば他にどういった方法論がありうるのか。本講義においては、こ
うした問題意識を核にしつつ、心理学のエッセンスを理解してもらう。
■到達目標
心理学諸理論の概略を把握できるとともに、伝統的心理学か
ら現代心理学に至る軌跡について理解することができる。
■講義方法
口頭説明および板書を中心に講義を行うが、OHC、ビデオ等の視聴覚教材も用い
る。また、受講者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授業に反映させる。
■系統的履修
人文・社会系分野の講義をひろく受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には授業外の予習復習も含まれるので各自で行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)・授業内レポート・授業
外レポート・出席状況・出席態度、これら全てにおいて教員側が設定した規
定以上の条件を満たした者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的な
バランスを考慮し行うものとする。(採点比率はケースバイケースで異なる
ため公表しない。たとえば、定期試験の成績が良くても授業態度が悪い者に
対しては、成績評価は極めて低くなる)。「楽勝科目」ではないので要注意。
■テキスト
テキストは使用しない。
(必要に応じて講義内で資料を配布する)
■参考文献
宝島編集部編 『心理学・入門』 宝島社
大橋ら著 『心理学者、裁判と出会う』 北大路書房
松島著 『記憶の持続 自己の持続』 金子書房
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えよ
うとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指
示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当
然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。※当科目はいわゆる「楽
勝科目」ではないので注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①「心」概念とその認識の在り方を巡って
②科学的方法論と心理学との関係性
③心理学的測定論
④主観性/客観性という二元論を巡って
⑤モチベーションに関する諸理論
⑥行動主義の心理学
⑦条件付けと行動療法
⑧認知心理学概説
⑨神経心理学概説
⑩発達心理学概説
⑪臨床心理学概説
⑫フロイト/ユングの理論
⑬人格心理学概説
⑭社会性と自己との関係性を巡って
⑮総括
− 43
−
2014_物質シラバス.indb 43
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】破田野 智美
【開講】前期 月1
心理学入門
■講義概要
初学者にとっての心理学のイメージは、一面的でしかないこ
とが多い。しかし実際の心理学の対象は広く、デザインや購
買行動、学習、家族、テストなどなど、われわれにとって日
常的な事柄に密接に関連している。
そこでこの授業では、日常的話題と結びつけながら、できる
だけ広い範囲の「心理学」について概説する。またテーマに
合わせ、授業内で極簡単な実験を行い、心理学の研究手法に
も触れる。受講者の一人一人が心理学の全体像を把握し、基
礎的な知識を確実に身につけられる講義としたい。
■到達目標
人のこころや行動を科学的に捉えようとする心理学の考え方
を理解し、今後自らが課題に向き合ったときに、心理学の知
識や考え方を自分のものとして運用できるようになることを
目標とする。
■講義方法
基本的に自作の資料に基づき講義形式で進める。また各テー
マの理解の促進のために授業内で簡単な作業や心理データ収
集の実習を行う。このため授業内レポートの提出を求めるこ
とがある。
■授業時間外における予・復習等の指示
特に重要な点は授業内で強調するので、用語や意味を確実に
理解してほしい。講義を受けた上で不明な点は、質問時間に
解決すること。また関連文献を紹介するので、ぜひ読んで理
解を深めてほしい。なお資料の一部は事前に公開する。
■成績評価の方法
平常点(100%)
原則として授業内で行う試験に基づいて評価するが、授業内
レポートなど授業への参加の程度を加味することがある。
■テキスト
特になし
■参考文献
松田隆夫・八木保樹・土田宣明・福原浩之・藤健一・星野裕司・
柴田直峰 『心理学概説―心と行動の理解』 培風館 1,900円
小川捷之・椎名健 『心理学パッケージ1−6』 ブレーン出版
ジェームズ J. ギブソン(著)
東山篤規 ・竹澤智 美・村上嵩
至(訳) 『視覚ワールドの知覚』 新曜社 3,675円
■講義計画
①心理学の課題と考え方
②視る心理学1
③視る心理学2
④聴く心理学
⑤嗅ぐ・味わう心理学
⑥触れる・痛みの心理学
⑦記憶の心理学1
⑧記憶の心理学2
⑨思考心理学
⑩学習心理学
⑪発達心理学
⑫教育心理学
⑬社会心理学
⑭臨床心理学
⑮「心理学入門」をふりかえる:最終試験
【担当】種目・開講曜講時による
【開講】学科により異なる
スポーツ技術学A
■講義概要
現代人の身体運動は交通手段の発達や技術革新などによってますま
す低下している。身体運動の低下は、筋力の低下、体脂肪率の増大
を引き起こし、社会問題のひとつである生活習慣病の一因にもなっ
ている。また、スポーツや身体活動は、達成感や充実感、ストレス
解消などの効果を持つが、運動やスポーツに参加する人は年々減少
している。このような背景から、我が国では日常生活での運動の習
慣化が求められている。本授業では、スポーツを習慣化するための
ファーストステップとして、以下の内容を展開する。
1)スポーツの本質に迫り、独自の面白さを認識する。
2)スポーツの本質との関連でスポーツ技術を系統的に獲得する。
3)自己の体力を分析し、改善策を探る。
スポーツ技術学は、一年次の履修で、前・後期の2種目のスポーツ
を行う。
■到達目標
1.スポーツを自主的・集団的に実践できる力量が高まる。
2.自己の体力を客観的に分析できる能力が養われる。
■講義方法
より効果的にスポーツ技術の獲得を目指すため、板書、資料
配布、視聴覚機器を利用する。スポーツ技術学履修について、
1)1年次配当必修で、前期1単位、後期1単位、計2単位を修得
する(どちらか不認定になった場合は次年度再履修する)。2)
ソフトボール、卓球、バスケットボール、テニス、ミニサッカー、
ニュースポーツ、バレーボールの7種目の中から指定された種
目を履修する。3)登録方法は、①予備登録およびWeb登録、
②たて3㎝よこ2.5㎝の写真(出席カード用)2枚を準備し、最
初の授業時間(体育館メインフロア)に持参する。なお最初
の授業時にはトレーニングウエアは不要である。
■授業時間外における予・復習等の指示
オリエンテーションの時に指示する
■成績評価の方法
平 常 点(70%)出席と授業参加
レポート(30%)体力測定に関するレポート
各学期のスポーツ活動に対する積極的な態度を重視すること
と、スポーツテスト、出席状況、レポート等で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
○スポーツ技術学を履修するにあたって、積極的な態度で取
り組んでくれることを期待する。
○体力測定②は、体育館シューズを持参すること。
■講義計画
①オリエンテーション(体育館メインフロアに集合、更衣の
必要なし)
②各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
③各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
④各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑤各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑥各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑦各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑧各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑨各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑩各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑪各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑫体力測定①
⑬体力測定②(体育館に集合)
⑭各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑮各種スポーツ活動とまとめ(詳細については、
講義時に指示)
− 44
−
2014_物質シラバス.indb 44
2014/03/10 15:38:07
■成績評価の方法
平 常 点(70%)出席と授業参加
レポート(30%)体力測定に関するレポート
各学期のスポーツ活動に対する積極的な態度を重視すること
と、スポーツテスト、出席状況、レポート等で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
○スポーツ技術学を履修するにあたって、積極的な態度で取
り組んでくれることを期待する。
○体力測定②は、体育館シューズを持参すること。
■講義計画
①各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
②各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
③各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
④各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑤各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑥各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑦各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑧各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑨各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑩各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑪各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑫体力測定①
⑬体力測定②(体育館に集合)
⑭各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示)
⑮各種スポーツ活動とまとめ(詳細については、講義時に指示)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
現代人の身体運動は交通手段の発達や技術革新などによってますま
す低下している。身体運動の低下は、筋力の低下、体脂肪率の増大
を引き起こし、社会問題のひとつである生活習慣病の一因にもなっ
ている。また、スポーツや身体活動は、達成感や充実感、ストレス
解消などの効果を持つが、運動やスポーツに参加する人は年々減少
している。このような背景から、我が国では日常生活での運動の習
慣化が求められている。本授業では、スポーツを習慣化するための
ファーストステップとして、以下の内容を展開する。
1)スポーツの本質に迫り、独自の面白さを認識する。
2)スポーツの本質との関連でスポーツ技術を系統的に獲得する。
3)自己の体力を分析し、改善策を探る。
スポーツ技術学は、一年次の履修で、前・後期の2種目のスポーツ
を行う。
■到達目標
1.スポーツを自主的・集団的に実践できる力量が高まる。
2.自己の体力を客観的に分析できる能力が養われる。
■講義方法
より効果的にスポーツ技術の獲得を目指すため、板書、資料
配布、視聴覚機器を利用する。スポーツ技術学履修について、
1)1年次配当必修で、前期1単位、後期1単位、計2単位
を修得する(どちらか不認定になった場合は次年度再履修す
る)
。2)ソフトボール、卓球、バスケットボール、テニス、
ミニサッカー、ニュースポーツ、バレーボールの7種目の中
から指定された種目を履修する。
■授業時間外における予・復習等の指示
オリエンテーションのときに指示する。
基 礎 科 目
【担当】種目・開講曜講時による
【開講】学科により異なる
スポーツ技術学B
【担当】國府 宏枝、山岸 義和
【開講】前期 月1
生活の中の数学
■サブタイトル
現代数学のアイデア
■講義概要
高校まではみんなが数学を学んできましたが、大学では縁遠くなってしまう人が多いか
もしれません(統計は使う専攻が多そうですね)。これはとても残念なことで、もう少
し進んだ数学には、高校までで出会ったのとは全然違う、新しいアイデアがたくさん出
てくるんです。また、数学は入試以外に役立たない、と思っている人もいるかもしれま
せんが、そんなことはありません。数学は世の中の現実の問題に深く関わっています。
この講義では、高校までで学ばなかったような数学のいろいろな新しいアイデアを、数学が作られ
てきた動機にもどって、直観のはたらく現実世界を舞台として解説します。この講義に参加して、
数学の美しさの一端を感じるとともに、数学が実際に役立つ(こともある)ことを実感しましょう。
なお、この科目では、特定の専攻分野のための数学の基礎知識の準備のためのものではありません。
■到達目標
数学の各分野独特の考え方や方法論の一端を感じることで頭が柔らかくな
るかもしれません。また、現実の問題で、数学を利用して解決できそうか
ちょっと考えてみるモード、が自分の頭の中に生まれるかもしれません。
■講義方法
担当教員が内容を説明しつつ、講義の参加者に実際に問題を考えて
もらいます。その結果を、ときどき、eラーニングシステムで教員に
返してもらい、その結果をもとにさらに参加者とともに考えます。
■系統的履修
この科目の前に履修しておくべき科目は特にありません。高
校の数学を復習しながら使います。事前にこの科目を履修し
ておかないと履修できない科目もありませんが、この科目で
統計学に興味を持った人には「生活の中の統計技術」や「統
計入門」
、論理に興味を持った人には「論理学入門」
、コンピュー
タに興味を持った人には「情報社会とメディア」や「情報と
人間」が教養教育科目の中でお奨めです。
■授業時間外における予・復習等の指示
eラーニングシステムを利用します。
■成績評価の方法
その他(100%)
前半の成績評価と後半の成績評価を合算する。
前半は、レポートと、中間試験に基づいて評価する。
後半は、レポートと、期末試験に基づいて評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
到達目標になるべく近づけるように、講義計画や講義方法の詳細は、
受講者数やそこまでの授業の状況に応じて変更することがあります。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
瀬田1号館5階501
■講義計画
①正方形のタイリングと三平方の定理
②ひまわりの葉序と螺旋タイリング
③ファレイ数列、フィボナッチ数列、黄金比、連分数
④葉序の折り紙
⑤結び目
⑥組み紐
⑦前半のまとめ
⑧中間試験
⑨安上がりな高速道路整備−グラフ理論と最小シュタイナー木
⑩一筆書きできる図形できない図形−グラフ理論
⑪コーヒーカップ=ドーナツ−トポロジー
⑫バーコードのお話−誤り訂正符号
⑬アンサーを変えるのと変えないのどっちが得?−確率のパラドクス
⑭小テストと解説
⑮お天気予報とカオス−力学系
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】横田 岳人
【開講】前期 木3
生活の中の生物学
■講義概要
自然科学の中で研究成果の進展が目まぐるしい生物学は、そ
の成果が私たちの暮らしや健康に繋がるだけでなく、倫理面
での検討すべき多くの事柄を提供しています。この講義では、
新聞記事や雑誌の特集記事等で紹介される生物学に関連する
事項について、トピックスを中心に取り上げ解説していく中
で、新聞、雑誌に現れる生物学的事柄を理解し、自ら考える
基礎を据えることを目的とします。
■到達目標
新聞や雑誌に取りあげられる生物学的事柄に関心を持ち、基
本的な事柄を理解できるようになる。
■講義方法
授業は講義形式で行います。講義に必要な資料などは、講義
の中で紹介し、必要に応じて配布します。
■授業時間外における予・復習等の指示
初回授業時に、関連書籍リストを配布します。リストにある
書籍を中心に各自で書籍を選び、選んだ書籍を予習・復習と
して読んでおくこと。予習復習状況を3回程度レポートとして
提出していただき、確認します。
■成績評価の方法
レポート(30%)自学修の実施状況
定期試験(70%)
■テキスト
特になし
■参考文献
和田勝 『生物学の基礎−生き物の不思議を探る−』
東京化
学同人 2,500円
■講義計画
①生と死
②物質としての生命
③遺伝子DNA
④遺伝子の発現
⑤生殖
⑥遺伝と病気
⑦遺伝子組み換え
⑧再生医療
⑨ホメオスタシス
⑩刺激の受容と反応
⑪植物の物質収支
⑫種とはなにか
⑬進化
⑭生物の集団
⑮生物多様性保全と絶滅
【担当】飯田 晋司
【開講】後期 水3
生活の中の統計技術
■サブタイトル
使える統計!
■講義概要
インターネットや携帯電話の通信記録、株価や為替レートの変
動、通販サイトの購買履歴など、世の中には大量のデータがあ
りますが、そこからデータの性質を読み取って役立てることは
簡単ではありません。この科目では、これらのための技術の集
合体である統計を学びます。
授業は数学のりです。高等学校1年程度の数学の予備知識を期
待します。統計の予備知識は前提としません。統計ではPC特に
Excelなどの表計算ソフトやその他の統計ソフトがよく利用され
ますが、この授業では、授業形式の制約から、ソフトウェアの
使用方法についてはごく限られた範囲しか説明できません。
■到達目標
1変数または2変数の統計データを理解するためにグラフを描い
たり平均や分散や相関係数などの量を求めたりすることができる。
データ全体からその一部分だけをサンプルとして抽出して調べ、
全体の性質を推定することができる。
■講義方法
適宜プリントを用いた講義。
■系統的履修
本科目は、統計入門、社会統計学、数量的方法入門、確率統計・
演習、確率・統計、統計学概論などの科目と内容が重なります。
これらの科目の大部分よりも、本科目は初等的な範囲にとど
まります。これらの科目を履修済、あるいは履修予定の方は、
本科目の履修を思いとどまった方がいいかもしれません。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回自主的に復習を行うことを期待します。
■成績評価の方法
その他(100%)予定されている2回の小テストの両方に60点
以上をとるか、あるいは定期試験に60点以上
をとることで合格とします。どちらの基準で
も合格の場合、最終成績は小テストの平均点
と定期試験の点数の高い方とします。
■テキスト
特になし
■参考文献
向後千春、冨永敦子 『統計学がわかる』 技術評論社 1,764円
向後千春、冨永敦子 『統計学がわかる(回帰分析・因子分析
編)』 技術評論社 1,764円
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは授業中に連絡します。
連絡先:[email protected]
■講義計画
①データの分布(記述統計)
②データを代表する値
③データのちらばりを表す値
④標準得点と偏差値
⑤2変量データの分布
⑥回帰分析
⑦1回目小テスト
⑧離散的な確率分布
⑨連続的な確率分布
⑩正規分布
⑪中心極限定理
⑫母集団と標本・点推定
⑬区間推定
⑭1回目小テスト
⑮全体のまとめ
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■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
統計学=数学というイメージを持つ方が多いのですが、必ずしもそれは正
しくありません。実際、この講義で使うのは、加減乗除と√計算だけです。
将来、社会に出ていくみなさんにとって、世間一般でいわれていることを
「少し斜めから見る」という態度も必要です(いつもそうでは困りますが)。
なお、他の学生の聴講を妨げる行為をした方については退席をお願いす
ることがありますので、注意してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義開始時に通知します。
■講義計画
①ガイダンス・オリエンテーション
②統計とは何か:統計と統計学の歴史、統計体系(古代の人も統計を作った)
③統計はどう作られているか:統計調査のプロセス(誰が、どうやって作っている?)
④統計数値は信用できるのかⅠ:調査段階の問題(日本人とは誰ですか?)
⑤統計数値は信用できるのかⅡ:社会環境の変化と統計数値(交通事故の
死者は本当に減っているのですか?)
⑥記述統計の基礎Ⅰ:代表値とバラツキ(「平均」は平均ではない?)
⑦記述統計の基礎Ⅱ:データの分布(ゾウの体重とネズミの体重ではどち
らがよりバラバラなのか?)
⑧ここまでの復習(小テスト:予定)
⑨統計指標の信頼性:日本の食料自給率がずっとぴったり40%なのですが・・・
⑩数値のグラフ化と印象操作:新聞によって同じ数字に基づく報道内容が違うのは何故?
⑪確率の基礎Ⅰ:3割バッターは4打席あれば最低1本はヒットを打つか?
⑫確率の基礎Ⅱ:宝くじを買うことは合理的か?
⑬関係性を疑う:相関係数(ジャンクフードで子どもはキレるのか?)
⑭予測の信頼性:回帰分析(このままいくと何千年後かに最後の日本人が死ぬらしい)
⑮まとめと試験実施要領の解説
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
統計数値に騙されないようになろう!
■講義概要
新聞、TV、書物、インターネットなど様々なメディアにおいて統計数値およびそれを加工した
統計指標が活用されている。我々はそうした統計数値や統計指標を無批判に信じたり、そこか
ら誤ったイメージをくみ取ったりしがちである。この講義では、①統計とはいかなるものであり、
どのようなプロセスで作成されているのかを理解することから出発し、②各種の統計数値やそ
れを用いた分析結果に惑わされないようするにはどうしたらよいのか、③統計を活用する際に
はどのような点に留意せねばならないのか、について簡単な数値例を用いながら解説する。
■到達目標
(1)統計と統計学の概念や歴史を知る。
(2)統計資料の作成プロセスを知り、その段階に含まれる問題点について理解する。
(3)社会環境の変化と統計数値の意味の関係について理解する。
(4)統計指標、統計数値のグラフ化、統計数値を用いた予測などに潜む問題点について学ぶ。
■講義方法
口述による講義を中心としますが、出席代わりに、その授業の内容
に関する練習問題を解いて提出していただくことがあります。その
ためルート(√)キー付きの電卓を必ず持参するようにしてください。
■授業時間外における予・復習等の指示
各回の内容は連続性を持っています。前の回の授業を復習してから講義に出席するようにし
てください。講義時に資料をプリントとして配布する予定ですが、欠席した方は次の回まで
に自助努力で(友人などから)入手し、目を通しておくようにしてください。また、新聞や
ニュースで数字が語られるときには、それに何か「裏」はないのか考えてみてください。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
小テスト(20%)
レポート(40%)
■テキスト
特にありません。プリント等を配布します。
基 礎 科 目
【担当】香川 文庸
【開講】前期 木3
生活の中の統計技術
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】石崎 俊雄
【開講】後期 月2
生活の中の物理
■サブタイトル
身の回りの物理と科学技術
■講義概要
身の回りの科学技術に限っても、その進歩は著しく、益々高
度になると共に複雑になり、その仕組みを理解して使うこと
は益々難しくなっている。それ故に、その基本的な仕組みを
知って、正しく使うのみならず、人類の将来に貢献する科学
技術の推進のさせ方がより強く求められている。この講義で
は、誰もが恩恵に浴している科学技術に使われている物理的
仕組みを、身の回りの物理現象に注目することから、平易に
理解することを目的としている。毎回、話題を一つ取り上げ、
ビジュアルな資料提示の手段を採り入れたりすることにより、
その物理的現象に興味を持ち注目することから始めて、その
物理的仕組みについて理解していく。文系、理系の履修にか
かわらず、身の回りの物理現象に対する直観的な理解を促進
し、科学に対する興味を刺激するようなわかり易い講義を行
う。
■到達目標
身の回りの物理現象ならびに科学技術の仕組みと理屈に強く
関心を持つようになる。同時に、物理は数少ない基本法則から、
論理的に物理現象を解明したり説明したりすること、さらに
応用として人に役立つ便利で確実に動作する機械を作るとこ
ろに特長があるとわかることが講義目標とも言える。
■講義方法
授業計画に示すように、毎回一つのテーマについて、身の回
りの自然としての物理現象または科学技術としての物理学の
応用例について、直観的な理解が深まるような授業を行う。
■系統的履修
一般に物理関係の科目を受講すると効果的であるはずである
が、論理的に考えることを訓練する科目はすべて役に立つ。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義計画に示したテーマについて、講義の前後に関連する資
料(本、新聞・雑誌、インターネットなど何でも可)でもっ
と詳しく調べて、自分の興味を膨らませていくこと。
■成績評価の方法
平常点(100%)講義を頭と耳と目を使って聴いているか、内
容を理解しているかを問う小テストにより評
価する。毎回実施するので出席が難しい人は
受講を避けて下さい。
平常点を小テストで評価することの意味をよく認識してくだ
さい。講義を聴いて考えているか努力しているか、その度合い、
即ち平常点を、小テストで調べます。能力テストではありま
せん。従って、問いに対して、講義内容を用いて自分の言葉
で回答してはじめて評価されます。注意する必要はないと思
いますが、代筆等の不正行為に対しては関係した者全員が不
合格になります。
■テキスト
講義において、主としてPowerPointにより示す内容、さらに
他のマルチメディアを使って示す内容
■参考文献
藤城敏幸 『生活の中の物理』
東京教学社 1,800円
広く科学分野の出版物、書籍から科学雑誌、大手の新聞の科
学欄の記事に関心を持って読んでください。
■履修上の注意・担当者からの一言
出席しても、耳を貸すだけでは修得できません。教壇で説明
していることをしっかり見ながら聞くことが必須です。さら
に、その場で考えることが要求されます。また、理解した内
容を、説明に適した簡単なスケッチ図やグラフを添えて、的
確な文章で表現する努力が評価されます。なお、高等学校で
物理を学んでいることを前提にすることはありません。講義
の時間に学ぶ基本概念と法則から理解ができるはずと考えて
ください。勿論、そのためには小中学校で教わった理科と算
数と、大学生レベルの日本語と、勉学の努力は前提になります。
さらに、成績評価の方法の項に記載した内容に注意してくだ
さい。
■講義計画
①振り子の原理…位置エネルギーと運動エネルギー
②てこの原理…支点、力点、作用点
③ロケットの仕組み…アポロからスペースシャトル、はやぶ
さまで
④引力と遠心力…人工衛星の話(宇宙ステーションから静止
衛星まで)
⑤モータと発電機…電気はどこで作られる。電車の話。
⑥電波の利用…ラジオ、テレビの話
⑦電子レンジの原理…なぜ温まるか、おいしい冷凍食品
⑧楽音の周波数の規則、音階、和音…十二平均率音階、純正
調音階、和音
⑨ギターの絃の振動、たいこの皮の振動…波の伝搬と反射の話
⑩温度と熱…物の温まり方、熱の伝わり方
⑪トランジスタと半導体…エレクトロニクスの話
⑫粒子と波動の2重性…量子力学と特殊相対性理論
⑬地球と宇宙…気候変動、オーロラの話
⑭電話とインターネット、コンピュータの話
⑮携帯電話・スマートホンの仕組みと中身
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■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業前後
■講義計画
①オリエンテーション
②政治的態度(1)世論:世論調査は信用できるか
③政治的態度(2)イデオロギー:右翼・左翼とは何か
④政治的相互作用(1)メディアと政治
⑤政治的相互作用(2)政党と政党システム
⑥政治的相互作用(3)選挙と投票行動
⑦政治的相互作用(4)圧力団体とロビイング
⑧政治制度(1)政府の基本的構成:国際比較
⑨政治制度(2)議会と議員
⑩政治制度(3)内閣と官僚制
⑪政治制度(4)司法システム
⑫日本政治史(1)明治憲政から55年体制へ
⑬日本政治史(2)55年体制以降、平成へ
⑭近代政治史と国際関係(1)
⑮近代政治史と国際関係(2)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
政治学の基本概念
■講義概要
政治学の基本的な見方について講義する。日々私たちが見聞
する断片的な情報から現実の政治を理解するためには、その
本質的な特徴と歴史社会的な背景を把握しておくことが重要
である。そこで、本講義では、政治学にはじめて接する人を
想定して、身近なトピックをとりあげながら、その基本的な
見方と応用のしかたを解説する。
■到達目標
政治学の見方に関する基本的知識を得るとともに、現実の政
治現象に関する理解力・洞察力・判断力を身につける。
■講義方法
講義による。
■授業時間外における予・復習等の指示
オリエンテーションおよび各回授業時に指示する文献を読み、
課題を行う。
■成績評価の方法
小テスト(45%)各回授業の最後に数問実施する。
レポート(15%)進捗状況を鑑み、2回もしくは3回課す。
定期試験(40%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
eラーニングシステムを利用する。
基 礎 科 目
【担当】水垣 源太郎
【開講】前期 木3
政治学入門
【担当】水垣 源太郎
【開講】後期 木3
政治学入門
■サブタイトル
政治学の基本概念
■講義概要
政治学の基本的な見方について講義する。日々私たちが見聞
する断片的な情報から現実の政治を理解するためには、その
本質的な特徴と歴史社会的な背景を把握しておくことが重要
である。そこで、本講義では、政治学にはじめて接する人を
想定して、身近なトピックをとりあげながら、その基本的な
見方と応用のしかたを解説する。
■到達目標
政治学の見方に関する基本的知識を得るとともに、現実の政
治現象に関する理解力・洞察力・判断力を身につける。
■講義方法
講義による。
■授業時間外における予・復習等の指示
オリエンテーションおよび各回授業時に指示する文献を読み、
課題を行う。
■成績評価の方法
小テスト(45%)各回授業の最後に数問実施する。
レポート(15%)進捗状況を鑑み、2回もしくは3回課す。
定期試験(40%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
eラーニングシステムを利用する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業前後
■講義計画
①オリエンテーション
②政治的態度(1)世論:世論調査は信用できるか
③政治的態度(2)イデオロギー:右翼・左翼とは何か
④政治的相互作用(1)メディアと政治
⑤政治的相互作用(2)政党と政党システム
⑥政治的相互作用(3)選挙と投票行動
⑦政治的相互作用(4)圧力団体とロビイング
⑧政治制度(1)政府の基本的構成:国際比較
⑨政治制度(2)議会と議員
⑩政治制度(3)内閣と官僚制
⑪政治制度(4)司法システム
⑫日本政治史(1)明治憲政から55年体制へ
⑬日本政治史(2)55年体制以降、平成へ
⑭近代政治史と国際関係(1)
⑮近代政治史と国際関係(2)
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2014/03/10 15:38:09
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】宮武 智弘
【開講】前期 金1
生命と科学
■講義概要
生体の中に含まれる様々な化学物質は生命活動において重要
な役割を果たしている。私たちはそれら生体物質の構造と機
能を理解し生活の向上のために巧みに利用しており、物質生
産や医療など様々な分野で生体に由来する材料が利用されて
いる。一方で、こうした分子生物学の進歩はクローン技術な
ど生命倫理に関わる問題も引き起こしている。本講義では生
体内で活躍している分子のすがたを解説し、それらと私たち
の生活との関わりについても紹介したい。
■到達目標
生体物質についての知識を得ることによって、それらが私た
ちの生活に与える影響について考えることができるようにな
る。
■講義方法
参考書の内容に準じながら、適時資料を配布する。
■授業時間外における予・復習等の指示
生命科学に関する基礎的な知識を積み上げ式に講義するので、
参考書やその他の生物化学の書籍を用いながら復習すること
が重要である。また、次週の講義内容についても講義の最後
に指示するので、関連する内容を予習しておくことが望まし
い。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(80%)
■テキスト
特になし
■参考文献
柳田充弘, 佐藤文彦, 石川冬木編 『生命科学』 東京化学同人
2,400円
■履修上の注意・担当者からの一言
生体に含まれる化学物質は複雑なものが多いが、できるだけ
平易に説明するよう努めたい。よって、高校や大学で化学を
履修していなくとも、生物に興味がある学生の受講を薦める。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
研究室 瀬田学舎 1号館207号室
オフィスアワー(月)5講時、(木)4講時
■講義計画
①生命と化学物質
②生命科学と私たちの生活
③アミノ酸とタンパク質
④タンパク質のはたらき
⑤酵素のはたらき
⑥遺伝子とDNA
⑦遺伝情報の伝達
⑧細胞と生殖
⑨生命倫理
⑩バイオテクノロジー
⑪脂質と脂肪
⑫糖質の科学
⑬生命科学と環境
⑭光合成と生命のエネルギー
⑮まとめ
【担当】張 健同
【開講】前期 月3
中国語ⅠA
■講義概要
中国語ⅠAは初めて中国語を学ぶ人を対象に基礎から学びま
す。中国語を学ぶためには発音記号に相当する「ピンイン」
を先に学ぶことになります。中国語の発音の中には日本語に
ない発音も数多く含まれていますので、それを徹底的に練習
することになります。発音の学習のほかに、中国語の文の構
造を説明しながら簡単な会話も学びます。
■到達目標
中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を
身につけることになります。
■講義方法
講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。二人一組と
なって練習し、先生と会話する場合もありますが、その都度、
先生は学習者の発音の誤りや表現をなおします。
■系統的履修
中国語ⅠB、ⅠCとⅠD及び中国セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
小テスト(20%)
定期試験(60%)
そ の 他(10%)宿題、授業態度、出席及び期末テストの結
果を総合して評価します。
■テキスト
竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』
晃洋書房
■参考文献
※授業中に紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあ
るはず。それを見つけましょう。
■講義計画
講義時に指示します。
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2014_物質シラバス.indb 50
2014/03/10 15:38:09
■講義計画
講義時に指示します。
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
中国語ⅠAは初めて中国語を学ぶ人を対象に基礎から学びま
す。中国語を学ぶためには発音記号に相当する「ピンイン」
を先に学ぶことになります。中国語の発音の中には日本語に
ない発音も数多く含まれていますので、それを徹底的に練習
することになります。発音の学習のほかに、中国語の文の構
造を説明しながら簡単な会話も学びます。
■到達目標
中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を
身につけることになります。
■講義方法
講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。二人一組と
なって練習し、先生と会話する場合もありますが、その都度、
先生は学習者の発音の誤りや表現をなおします。
■系統的履修
中国語ⅠB、ⅠCとⅠD及び中国セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業への出席状況、宿題、授業態度
小テスト(70%)
■テキスト
竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』 晃洋書房
■参考文献
※授業中に紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあ
るはず。それを見つけましょう。
基 礎 科 目
【担当】韓 正愛
【開講】前期 水3
中国語ⅠA
【担当】張 健同
【開講】後期 月3
中国語ⅠB
■講義概要
中国語ⅠBは、中国語ⅠAを学習した人、それ相応のレベルの
中国語を学んだ受講生を対象にする講義です。文の構造を学
び、日常会話の練習も行いますが、発音の練習も続けます。
中国語の基本(発音、単語、基礎文法)を身につけるための
訓練として会話の量を増やし、中国語に対する理解を深める
ための背景知識も学びます。
■到達目標
ピンイン表記の中国語が読め、学んだ日常会話は流暢に話せ
ることを目標にします。
■講義方法
講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。講義時に提
示するテーマについて皆で話すこともあります。
■系統的履修
中国語ⅠA、ⅠCとⅠD及び中国セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
小テスト(20%)
定期試験(60%)
そ の 他(10%)宿題、授業態度、出席及び期末テストの結
果を総合して評価します。
■テキスト
竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』 晃洋書房
■参考文献
※授業中に提示します。
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあ
るはず。それを見つけましょう。
■講義計画
講義時に指示します。
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2014_物質シラバス.indb 51
2014/03/10 15:38:09
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】韓 正愛
【開講】後期 水3
中国語ⅠB
■講義概要
中国語ⅠBは、中国語ⅠAを学習した人、それ相応のレベルの
中国語を学んだ受講生を対象にする講義です。文の構造を学
び、日常会話の練習も行いますが、発音の練習も続けます。
中国語の基本(発音、単語、基礎文法)を身につけるための
訓練として会話の量を増やし、中国語に対する理解を深める
ための背景知識も学びます。
■到達目標
ピンイン表記の中国語が読め、学んだ日常会話は流暢に話せ
ることを目標にします。
■講義方法
講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。講義時に提
示するテーマについて皆で話すこともあります。
■系統的履修
中国語ⅠA、ⅠCとⅠD及び中国セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業への出席状況、宿題、授業態度
小テスト(70%)
■テキスト
竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』 晃洋書房
■参考文献
※授業中に提示します。
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあ
るはず。それを見つけましょう。
■講義計画
講義時に指示します。
【担当】張 健同
【開講】前期 水3
中国語ⅠC
■講義概要
中国語ⅠCは、はじめて中国語を学ぶ人を対象に、中国語を基
礎から学ぶコースです。まず、中国語の発音記号であるピン
インの発音と表記方法、それから簡単な日常会話および基本
的な語法を教えます。授業は「読む、書く」に重点を置いて、
日常の基本的なコミュニケーションができる段階まで学習し
ます。
《1冊めの中国語(会話クラス)》という教材を使います。
それにより基本的な文法と簡単な日常会話を身につけ、今後、
引き続き中国語を勉強する基盤となるでしょう。
■到達目標
正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書き
できるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケー
ション能力を養います。
■講義方法
繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせ
ます。また、練習問題をチェックします。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習と宿題をしっかりやってください。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
小テスト(70%)
出席(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点
で評価します。
■テキスト
劉頴(ほか)
『1冊めの中国語(会話クラス)
』白水社 2,415円
■参考文献
参考書および辞書については、授業中に説明します。
■履修上の注意・担当者からの一言
中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく
勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはあり
ません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練
習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで
繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。学生
のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、
すぐに質問するという学習態度を望みます。
■講義計画
①発音1
②発音2
③発音3
④第一課:1、人称代詞;2、 是 ;3、 不是 ;4、副詞 也
都 不
⑤第二課:5、指示代詞−中国語の「こそあど」
;6、 吗
疑問文;7、反復疑問文
⑥第三課:8、形容詞文;9、 很 ;10、形容詞の否定;11、
形容詞疑問文
⑦第四課:12、 的 (日本語の「の」)
;13、 的 後の名詞省略;
14、親族呼称;15、 的 が省略される条件
⑧第五課:16、前置詞 在 ;17、いくつかの疑問詞;18、疑
問詞疑問文
⑨第六課:19、数の数え方;20、年月日、曜日の言い方;21、
疑問詞 儿 ;22、 呢
⑩第七課:23、モノを数える;24、 有 (動詞「もつ」
)
;25、 二
と 两
⑪第八課:26、 有 (動詞「ある/いる」
)
;27、 在 (動詞「あ
る/いる」);28、 什么地方
⑫第九課:29、 怎么 ;30、 为什么 ;31、 这么 と 那么
⑬まとめ1
⑭まとめ2
⑮まとめ3
− 52
−
2014_物質シラバス.indb 52
2014/03/10 15:38:09
■講義計画
①ピンイン母音
②ピンイン子音
③第1課 会話と要点
④第1課 練習
⑤第2課 会話と要点
⑥第2課 練習
⑦第3課 会話と要点
⑧第3課 練習
⑨第4課 会話と要点
⑩第4課 練習
⑪第5課 会話と要点
⑫第5課 練習
⑬第6課 会話と練習
⑭第6課 練習
⑮まとめ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
中国語ⅠCは初めて中国語を学ぶ人を対象に基礎から学びま
す。中国語を学ぶためには発音記号に相当する「ピンイン」
を先に学ぶことになります。中国語の発音の中には日本語に
ない発音も数多く含まれていますので、それを徹底的に練習
することになります。発音の学習のほかに、中国語の文の構
造を説明しながら簡単な会話も学びます。
■到達目標
中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を
身につけることを目標としています。
■講義方法
講義毎にテーマを設定し、会話の場をつくります。二人一組
となって練習し、先生と会話する場合もありますが、その都度、
先生が学習者の発音の誤りや表現を直す法式をとります。
小テストも実施しますが、実施日時は講義中にお知らせしま
す。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)授業への出席状況、宿題、授業態度
定期試験(50%)
■テキスト
内田慶市ほか 『中国語への道』 金星堂 2,380円
■参考文献
特になし
基 礎 科 目
【担当】韓 正愛
【開講】前期 水4
中国語ⅠC
【担当】張 健同
【開講】前期 水4
中国語ⅠC
■講義概要
中国語ⅠCは、はじめて中国語を学ぶ人を対象に、中国語を基
礎から学ぶコースです。まず、中国語の発音記号であるピン
インの発音と表記方法、それから簡単な日常会話および基本
的な語法を教えます。授業は「読む、書く」に重点を置いて、
日常の基本的なコミュニケーションができる段階まで学習し
ます。
《1冊めの中国語(会話クラス)》という教材を使います。
それにより基本的な文法と簡単な日常会話を身につけ、今後、
引き続き中国語を勉強する基盤となるでしょう。
■到達目標
正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書き
できるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケー
ション能力を養います。
■講義方法
繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせ
ます。また、練習問題をチェックします。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習と宿題をしっかりやってください。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
小テスト(70%)
出席(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点
で評価します。
■テキスト
劉頴(ほか)
『1冊めの中国語(会話クラス)
』白水社 2,415円
■参考文献
参考書および辞書については、授業中に説明します。
■履修上の注意・担当者からの一言
中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく
勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはあり
ません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練
習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで
繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。学生
のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、
すぐに質問するという学習態度を望みます。
■講義計画
①発音1
②発音2
③発音3
④第一課:1、人称代詞;2、 是 ;3、 不是 ;4、副詞 也
都 不
⑤第二課:5、指示代詞−中国語の「こそあど」
;6、 吗
疑問文;7、反復疑問文
⑥第三課:8、形容詞文;9、 很 ;10、形容詞の否定;11、
形容詞疑問文
⑦第四課:12、 的 (日本語の「の」)
;13、 的 後の名詞省略;
14、親族呼称;15、 的 が省略される条件
⑧第五課:16、前置詞 在 ;17、いくつかの疑問詞;18、疑
問詞疑問文
⑨第六課:19、数の数え方;20、年月日、曜日の言い方;21、
疑問詞 儿 ;22、 呢
⑩第七課:23、モノを数える;24、 有 (動詞「もつ」
)
;25、 二
と 两
⑪第八課:26、 有 (動詞「ある/いる」
)
;27、 在 (動詞「あ
る/いる」)
;28、 什么地方
⑫第九課:29、 怎么 ;30、 为什么 ;31、 这么 と 那么
⑬まとめ1
⑭まとめ2
⑮まとめ3
− 53
−
2014_物質シラバス.indb 53
2014/03/10 15:38:09
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】張 健同
【開講】後期 水3
中国語ⅠD
■講義概要
中国語ⅠDは中国ⅠCの引き続きです。
■到達目標
正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書き
できるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケー
ション能力を養います。
■講義方法
繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせ
ます。また、練習問題をチェックします。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習と宿題をしっかりやってください。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
小テスト(70%)
出席(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点
で評価します。
■テキスト
劉頴(ほか)
『1冊めの中国語(会話クラス)
』白水社 2,415円
■参考文献
参考書および辞書については、授業中に説明します。
■履修上の注意・担当者からの一言
中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく
勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはあり
ません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練
習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで
繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。学生
のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、
すぐに質問するという学習態度を望みます。
■講義計画
①中国語ⅠCの復習
②第十課:32、進行の表し方;33、三つの 在 ;34、前置詞;
35、助動詞Ⅰ
③第十一課:36、連動文;37、使役の表し方;38、兼語文;39、给
④第十二課:40、 不 と 没 ;41、二重目的語;42、様態補語
⑤第十三課:43、助動詞Ⅱ「できる」
;44、助動詞Ⅲ「したい」
;
45、 了 ;46、 几 と 多少
⑥第十四課:47、
中国語のアスペクト;48、着 −持続;49、
「过」
−経験
⑦第十五課:50、
「 実 現 」 の 了1 leと 語 気 助 詞 の 了2
le;51、
「経験」の 过1 と「終結」の 过2
⑧第十六課:52、
自然現象の表し方;53、比較;54、
「少し」の種々
相;55、 快要…了
⑨第十七課:56、結果補語;57、受け身の表し方
⑩第十八課:58、動詞の重ね方;59、 一下 ;60、 把 構文
⑪第十九課:61、趨向補語;62、結果補語、趨向補語の可能形;
63、 越来越…
⑫第二十課:64、
疑問詞の呼応文型;65、
複文の意味関係;66、
「動
詞+目的語」構造の文
⑬まとめ1
⑭まとめ2
⑮まとめ3
【担当】韓 正愛
【開講】後期 水4
中国語ⅠD
■講義概要
中国語ⅠDは、会話や文章の表現を中心に学びます。発音の
練習はもちろん、中国語の文の構造を説明しながら簡単な会
話も取り入れていきたいと思います。また、自己紹介文の書
き方も学ぶことができます。
■到達目標
中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、日常会話、そして
特に自己紹介の仕方を身につけることを目標としています。
■講義方法
講義毎にテーマを設定し、会話の場をつくります。二人一組
となって練習し、先生と会話する場合もありますが、その都度、
先生が学習者の発音の誤りや表現を直す法式をとります。
小テストも実施しますが、実施日時は講義中にお知らせしま
す。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業への出席状況、宿題、授業態度
小テスト(70%)
■テキスト
内田慶市ほか 『中国語への道』 金星堂 2,380円
■参考文献
特になし
■講義計画
①第7課 会話と要点
②第7課 練習
③第8課 会話と要点
④第8課 練習
⑤第9課 会話と要点
⑥第9課 練習
⑦第10課 会話と要点
⑧第10課 練習
⑨第11課 自己紹介文の書き方
⑩第11課 自己紹介文の読み方
⑪第12課 会話と要点
⑫第12課 練習
⑬第13課 会話と要点
⑭第13課 練習
⑮まとめ
− 54
−
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2014/03/10 15:38:10
■講義計画
①中国語ⅠCの復習
②第十課:32、進行の表し方;33、三つの 在 ;34、前置詞;
35、助動詞Ⅰ
③第十一課:36、連動文;37、使役の表し方;38、兼語文;39、给
④第十二課:40、 不 と 没 ;41、二重目的語;42、様態補語
⑤第十三課:43、助動詞Ⅱ「できる」
;44、助動詞Ⅲ「したい」
;
45、 了 ;46、 几 と 多少
⑥第十四課:47、
中国語のアスペクト;48、着 −持続;49、
「过」
−経験
⑦第十五課:50、
「 実 現 」 の 了1 leと 語 気 助 詞 の 了2
le;51、
「経験」の 过1 と「終結」の 过2
⑧第十六課:52、
自然現象の表し方;53、比較;54、
「少し」の種々
相;55、 快要…了
⑨第十七課:56、結果補語;57、受け身の表し方
⑩第十八課:58、動詞の重ね方;59、 一下 ;60、 把 構文
⑪第十九課:61、趨向補語;62、結果補語、趨向補語の可能形;
63、 越来越…
⑫第二十課:64、
疑問詞の呼応文型;65、
複文の意味関係;66、
「動
詞+目的語」構造の文
⑬まとめ1
⑭まとめ2
⑮まとめ3
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義概要
中国語ⅠDは中国ⅠCの引き続きです。
■到達目標
正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書き
できるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケー
ション能力を養います。
■講義方法
繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせ
ます。また、練習問題をチェックします。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習と宿題をしっかりやってください。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
小テスト(70%)
出席(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点
で評価します。
■テキスト
劉頴(ほか)
『1冊めの中国語(会話クラス)
』白水社 2,415円
■参考文献
参考書および辞書については、授業中に説明します。
■履修上の注意・担当者からの一言
中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく
勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはあり
ません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練
習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで
繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。学生
のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、
すぐに質問するという学習態度を望みます。
基 礎 科 目
【担当】張 健同
【開講】後期 水4
中国語ⅠD
【担当】李 愛華
【開講】前期 水3
中国語セミナーA
■講義概要
初級中国語を学んだ学生を対象とします。正しい発音の復習
を重視しながら中国語の聴く、話す、読む、書く、訳す能力
を養います。それに会話、スピーチなどの口頭表現力を向上
していきます。必要に応じてDVDなどの映像を通して中国及
び中国文化に対する理解を深めます。
■到達目標
簡単な作文、スピーチできること。
■講義方法
演習方式
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に指示します
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(30%)
定期試験(50%)授業の進め状況による変えることがある。
■テキスト
劉 頴 『1冊めの中国語購読クラス』
白水社 2,300円
■参考文献
共同編集 『中日辞典』 北京商務印刷館 小学館 7,000円
■講義計画
①授業について、第一課文法、本文訳、音読
②第一課の練習、暗記など
− 55
−
2014_物質シラバス.indb 55
2014/03/10 15:38:10
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】李 愛華
【開講】後期 水3
中国語セミナーB
■講義概要
初級中国語を学んだ学生を対象とします。正しい発音の復習
を重視しながら中国語の聴く、話す、読む、書く、訳す能力
を養います。それに会話、スピーチなどの口頭表現力を向上
していきます。必要に応じてDVDなどの映像を通して中国及
び中国文化に対する理解を深めます。
■到達目標
簡単な作文、スピーチできること。
■講義方法
演習方式
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に指示します
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(30%)
定期試験(50%)授業の進め状況による変えることがある。
■テキスト
劉 頴 『1冊めの中国語購読クラス』 白水社 2,300円
■参考文献
共同編集 『中日辞典』 北京商務印刷館 小学館 7,000円
■講義計画
①後期の授業について
②第七課
− 56
−
2014_物質シラバス.indb 56
2014/03/10 15:38:10
■履修上の注意・担当者からの一言
「自ら問題意識をもって進んで考える」という意味で参加型授
業を目指している。それには他の話をよく聞き理解すること
も重要となる。仮に座席に座っていても、講義を聞く気がな
かったり雑談をしているならば、それを「参加」とは呼ばな
いことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒
には強く注意を促す場合がある。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問、問い合わせ等→[email protected]
■講義計画
①哲学の芽生え
②古代原子論の挑戦
③ソフィストとソクラテス
④プラトンのイデア論
⑤ディスカッション①(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑥アリストテレスの倫理思想
⑦ストア派とプロティノスのアパテイア
⑧神を巡る世界観の推移
⑨ディスカッション②(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑩デカルトの真理観と情念論
⑪理性的存在としての人間―カント
⑫ニーチェと永劫回帰
⑬ディスカッション③(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑭ロールズの格差原理
⑮ディスカッション④(所感文を当日提出)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
倫理観の根を求めての序章
■講義概要
哲学は自然、人間、社会を考えるうえでの一貫した道筋を見
いだそうと、模索を続けながら受け継がれてきた、二千数百
年以上の歴史をもつ営為である。難解で日常生活に関係ない
イメージをもたれがちであるが、実は人間の生き方を問うて
いくことに直結するものでもある。
「どう生きていくか」を問
うことは「よく生きること」、つまりわれわれがよって立つ「倫
理観」の根を求めることである。
「倫理観の根を求めて」問い
を発し、筋道立てて考える、そうした訓練の「序章」に本講
座がなれればいいと考える。一人一人がただ受動的に聞くだ
けでなく、
「自ら考える」姿勢をもって積極的に参加してほし
い。
■到達目標
答をすぐに求めるのでなく、問いを立てて、情報を収集し整
理したうえで考える姿勢を身につけること。自分と違う意見
にも耳を傾ける心の余裕を養うこと。
■講義方法
講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントにつ
いて説明する。講義全回の要点をコンパクトにまとめたプリ
ントを二回目の講義で配布し、より詳細な講義資料はホーム
ページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せ
たなべ」と入力して検索】
。また期間中四回、所定のテーマに
ついてグループディスカッションを行い、実施当日に所感文
の提出を求める。さらに一回目から三回目までのディスカッ
ションの実施翌週には、ディスカッションテーマおよび講義
内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレ
ポート提出を求める。
■授業時間外における予・復習等の指示
各自、
「せたなべ」ホームページ上の詳細資料に目を通してお
いてほしい。また三回のレポートはディスカッションの内容
をベースとしたものに加え、それまでの講義内容の理解を問
う記述も求めているので、講義内容で理解不明瞭な点は質問
や各自の情報収集で解決をはかる努力をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(16%)ディスカッションに参加し、所感文を提出
することによる参加点。
レポート(80%)一回目から三回目のディスカッション実施
次週以降に提出を求める三回のレポートの
内容による評価。テーマ、条件にそって根
拠のある記述がなされているかどうか、講
義内容の理解が深められているかどうかを
評価基準とする。
そ の 他(4%)第二回目の講義の出席点他
ディスカッションの実施日、所感文やレポートの作成・提出
方法・期日等は二回目の講義で配布する講義要点プリントお
よびホームページ「せたなべ」に掲載する。二回目の講義で
はディスカッションや提出物についての詳細を説明し、グルー
プ分けもするので登録者は出席すること。ディスカッション
実施前週の木曜日にはテーマについてさらに詳細な情報を
ホームページ上で公開するので、チェックを欠かさないよう
にしてほしい。四回のディスカッションに一度も参加してい
ない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く
生徒には単位を認定できないので注意してほしい。
■テキスト
特になし
■参考文献
各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを
何か読んでみることをお勧めする。
基 礎 科 目
【担当】渡邊 華月
【開講】前期 月3
哲学入門
− 57
−
2014_物質シラバス.indb 57
2014/03/10 15:38:10
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】渡邊 華月
【開講】後期 月3
哲学入門
■サブタイトル
倫理観の根を求めての序章
■講義概要
哲学は自然、人間、社会を考えるうえでの一貫した道筋を見
いだそうと、模索を続けながら受け継がれてきた、二千数百
年以上の歴史をもつ営為である。難解で日常生活に関係ない
イメージをもたれがちであるが、実は人間の生き方を問うて
いくことに直結するものでもある。
「どう生きていくか」を問
うことは「よく生きること」、つまりわれわれがよって立つ「倫
理観」の根を求めることである。
「倫理観の根を求めて」問い
を発し、筋道立てて考える、そうした訓練の「序章」に本講
座がなれればいいと考える。一人一人がただ受動的に聞くだ
けでなく、
「自ら考える」姿勢をもって積極的に参加してほし
い。
■到達目標
答をすぐに求めるのでなく、問いを立てて、情報を収集し整
理したうえで考える姿勢を身につけること。自分と違う意見
にも耳を傾ける心の余裕を養うこと。
■講義方法
講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントにつ
いて説明する。講義全回の要点をコンパクトにまとめたプリ
ントを二回目の講義で配布し、より詳細な講義資料はホーム
ページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せ
たなべ」と入力して検索】
。また期間中四回、所定のテーマに
ついてグループディスカッションを行い、実施当日に所感文
の提出を求める。さらに一回目から三回目までのディスカッ
ションの実施翌週には、ディスカッションテーマおよび講義
内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレ
ポート提出を求める。
■授業時間外における予・復習等の指示
各自、
「せたなべ」ホームページ上の詳細資料に目を通してお
いてほしい。また三回のレポートはディスカッションの内容
をベースとしたものに加え、それまでの講義内容の理解を問
う記述も求めているので、講義内容で理解不明瞭な点は質問
や各自の情報収集で解決をはかる努力をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(16%)ディスカッションに参加し、所感文を提出
することによる参加点。
レポート(80%)一回目から三回目のディスカッション実施
次週以降に提出を求める三回のレポートの
内容による評価。テーマ、条件にそって根
拠のある記述がなされているかどうか、講
義内容の理解が深められているかどうかを
評価基準とする。
そ の 他(4%)第二回目の講義の出席点他
ディスカッションの実施日、所感文やレポートの作成・提出
方法・期日等は二回目の講義で配布する講義要点プリントお
よびホームページ「せたなべ」に掲載する。二回目の講義で
はディスカッションや提出物についての詳細を説明し、グルー
プ分けもするので登録者は出席すること。ディスカッション
実施前週の木曜日にはテーマについてさらに詳細な情報を
ホームページ上で公開するので、チェックを欠かさないよう
にしてほしい。四回のディスカッションに一度も参加してい
ない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く
生徒には単位を認定できないので注意してほしい。
■テキスト
特になし
■参考文献
各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを
何か読んでみることをお勧めする。
■履修上の注意・担当者からの一言
「自ら問題意識をもって進んで考える」という意味で参加型授
業を目指している。それには他の話をよく聞き理解すること
も重要となる。仮に座席に座っていても、講義を聞く気がな
かったり雑談をしているならば、それを「参加」とは呼ばな
いことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒
には強く注意を促す場合がある。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問、問い合わせ等→[email protected]
■講義計画
①哲学の芽生え
②古代原子論の挑戦
③ソフィストとソクラテス
④プラトンのイデア論
⑤ディスカッション①(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑥アリストテレスの倫理思想
⑦ストア派とプロティノスのアパテイア
⑧神を巡る世界観の推移
⑨ディスカッション②(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑩デカルトの真理観と情念論
⑪理性的存在としての人間―カント
⑫ニーチェと永劫回帰
⑬ディスカッション③(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑭ロールズの格差原理
⑮ディスカッション④(所感文を当日提出)
− 58
−
2014_物質シラバス.indb 58
2014/03/10 15:38:10
■履修上の注意・担当者からの一言
「自ら問題意識をもって進んで考える」という意味で参加型授
業を目指している。それには他の話をよく聞き理解すること
も重要となる。仮に座席に座っていても、講義を聞く気がな
かったり雑談をしているならば、それを「参加」とは呼ばな
いことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒
には強く注意を促す場合がある。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問、問い合わせ等→[email protected]
■講義計画
①ロゴス的自然観の形成
②原子論の利点と問題点
③幸福と快楽―ソクラテス対カリクレス
④知性となる魂―アナクサゴラスからプラトンへ
⑤ディスカッション①(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑥アリストテレスの自然観
⑦ストア派とプロティノスの自然観
⑧ルネサンスの新しい自然観
⑨ディスカッション②(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑩デカルトの自然観
⑪運動と空間を巡って
⑫理性的存在者のなすべきこと・カント∼ヨナス
⑬ディスカッション③(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑭「物語の主体」としての自己―マッキンタイア
⑮ディスカッション④(所感文を当日に提出)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
自然観を中心として
■講義概要
哲学は二千数百年以上の昔より、自然万物の根源について思
いをはせてきた。自然というものは「環境」というわれわれ
をとりまくものとしてもとらえられるが、われわれもその一
部であり、われわれの生き方のモデルを提供しうるものでも
あるだろう。われわれの生き方を探る視点と併せて自然とい
うものを今一度とらえ直してみてはどうだろうか。環境問題
や自然科学にも目を向けながら、受講者自らも考える機会を
提供するひとときとしていきたい。
■到達目標
答をすぐに求めるのでなく、問いを立てて、情報を収集し整
理したうえで考える姿勢を身につけること。自分と違う意見
にも耳を傾ける心の余裕を養うこと。
■講義方法
講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントにつ
いて説明する。講義全回の要点をコンパクトにまとめたプリ
ントを二回目の講義で配布し、より詳細な講義資料はホーム
ページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せ
たなべ」と入力して検索】
。また期間中四回、所定のテーマに
ついてグループディスカッションを行い、実施当日に所感文
の提出を求める。さらに一回目から三回目までのディスカッ
ションの実施翌週には、ディスカッションテーマおよび講義
内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレ
ポート提出を求める。
■授業時間外における予・復習等の指示
各自、
「せたなべ」ホームページ上の詳細資料に目を通してお
いてほしい。また三回のレポートはディスカッションの内容
をベースとしたものに加え、それまでの講義内容の理解を問
う記述も求めているので、講義内容で理解不明瞭な点は質問
や各自の情報収集で解決をはかる努力をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(16%)ディスカッションに参加し、所感文を提出
することによる参加点。
レポート(80%)一回目から三回目のディスカッション実施
次週以降に提出を求める三回のレポートの
内容による評価。テーマ、条件にそって根
拠のある記述がなされているかどうか、講
義内容の理解が深められているかどうかを
評価基準とする。
そ の 他(4%)第二回目の講義の出席点他
ディスカッションの実施日、所感文やレポートの作成・提出
方法・期日等は二回目の講義で配布する講義要点プリントお
よびホームページ「せたなべ」に掲載する。二回目の講義で
はディスカッションや提出物についての詳細を説明し、グルー
プ分けもするので登録者は出席すること。ディスカッション
実施前週の木曜日にはテーマについてさらに詳細な情報を
ホームページ上で公開するので、チェックを欠かさないよう
にしてほしい。四回のディスカッションに一度も参加してい
ない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く
生徒には単位を認定できないので注意してほしい。
■テキスト
特になし
■参考文献
各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを
何か読んでみることをお勧めする。
基 礎 科 目
【担当】渡邊 華月
【開講】前期 水3
哲学入門
− 59
−
2014_物質シラバス.indb 59
2014/03/10 15:38:10
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】渡邊 華月
【開講】後期 水3
哲学入門
■サブタイトル
自然観を中心として
■講義概要
哲学は二千数百年以上の昔より、自然万物の根源について思
いをはせてきた。自然というものは「環境」というわれわれ
をとりまくものとしてもとらえられるが、われわれもその一
部であり、われわれの生き方のモデルを提供しうるものでも
あるだろう。われわれの生き方を探る視点と併せて自然とい
うものを今一度とらえ直してみてはどうだろうか。環境問題
や自然科学にも目を向けながら、受講者自らも考える機会を
提供するひとときとしていきたい。
■到達目標
答をすぐに求めるのでなく、問いを立てて、情報を収集し整
理したうえで考える姿勢を身につけること。自分と違う意見
にも耳を傾ける心の余裕を養うこと。
■講義方法
講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントにつ
いて説明する。講義全回の要点をコンパクトにまとめたプリ
ントを二回目の講義で配布し、より詳細な講義資料はホーム
ページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せ
たなべ」と入力して検索】
。また期間中四回、所定のテーマに
ついてグループディスカッションを行い、実施当日に所感文
の提出を求める。さらに一回目から三回目までのディスカッ
ションの実施翌週には、ディスカッションテーマおよび講義
内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレ
ポート提出を求める。
■授業時間外における予・復習等の指示
各自、
「せたなべ」ホームページ上の詳細資料に目を通してお
いてほしい。また三回のレポートはディスカッションの内容
をベースとしたものに加え、それまでの講義内容の理解を問
う記述も求めているので、講義内容で理解不明瞭な点は質問
や各自の情報収集で解決をはかる努力をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(16%)ディスカッションに参加し、所感文を提出
することによる参加点。
レポート(80%)一回目から三回目のディスカッション実施
次週以降に提出を求める三回のレポートの
内容による評価。テーマ、条件にそって根
拠のある記述がなされているかどうか、講
義内容の理解が深められているかどうかを
評価基準とする。
そ の 他(4%)第二回目の講義の出席点他
ディスカッションの実施日、所感文やレポートの作成・提出
方法・期日等は二回目の講義で配布する講義要点プリントお
よびホームページ「せたなべ」に掲載する。二回目の講義で
はディスカッションや提出物についての詳細を説明し、グルー
プ分けもするので登録者は出席すること。ディスカッション
実施前週の木曜日にはテーマについてさらに詳細な情報を
ホームページ上で公開するので、チェックを欠かさないよう
にしてほしい。四回のディスカッションに一度も参加してい
ない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く
生徒には単位を認定できないので注意してほしい。
■テキスト
特になし
■参考文献
各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを
何か読んでみることをお勧めする。
■履修上の注意・担当者からの一言
「自ら問題意識をもって進んで考える」という意味で参加型授
業を目指している。それには他の話をよく聞き理解すること
も重要となる。仮に座席に座っていても、講義を聞く気がな
かったり雑談をしているならば、それを「参加」とは呼ばな
いことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒
には強く注意を促す場合がある。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問、問い合わせ等→[email protected]
■講義計画
①ロゴス的自然観の形成
②原子論の利点と問題点
③幸福と快楽―ソクラテス対カリクレス
④知性となる魂―アナクサゴラスからプラトンへ
⑤ディスカッション①(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑥アリストテレスの自然観
⑦ストア派とプロティノスの自然観
⑧ルネサンスの新しい自然観
⑨ディスカッション②(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑩デカルトの自然観
⑪運動と空間を巡って
⑫理性的存在者のなすべきこと・カント∼ヨナス
⑬ディスカッション③(所感文は当日、レポートは翌週以降
の提出)
⑭「物語の主体」としての自己―マッキンタイア
⑮ディスカッション④(所感文を当日に提出)
− 60
−
2014_物質シラバス.indb 60
2014/03/10 15:38:11
■テキスト
小野寿美子 他『クロイツング ネオ』 朝日出版社 2,500円
■参考文献
辞書等については授業中に説明する。
■履修上の注意・担当者からの一言
CDを用いてドイツ語を聞き取る努力をしてほしい。質問や
相談事がある場合には遠慮なくどうぞ。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
■講義計画
①アルファベート
②綴りと発音
③自己紹介
④国名
⑤趣味は漫画
⑥職業
⑦フランクフルト中央駅で
⑧小テスト
⑨家族
⑩エコ先進国
⑪チューリヒの町で
⑫ホテルに宿泊
⑬文法の補足
⑭同上
⑮小テスト
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
ドイツを知るための第一歩
■講義概要
ドイツ語というヨーロッパの言語を学ぶことによって、日本
語や英語による表現や発想に基づくものとは異なる文化があ
ることを実感し、ドイツ語圏の国々に対する視野を広げ理解
を深めることを目標とする。このⅠAの授業では、ことばの
学習の第一歩である発音と日常の挨拶からはじめて、さまざ
まな場面におけるやり取りや自己紹介、状況の説明、さらに
は平易なドイツ語文の理解へと進めていく。この段階では文
法的なポイントにはあまりこだわらず、ドイツ人が普段の生
活で話しているなまのことばとしてのドイツ語をそのまま受
け入れればよい。授業ではドイツ語を聞き、それを真似て発
音することに重きを置く。特に表現力をつけるためにドイツ
語ⅠCを併せて履修することを強くすすめる。
■到達目標
「ことば」を学ぶうちに、ドイツ人の生活や文化にも目が向く
ようになり、現代のドイツやヨーロッパに対する認識もあら
たなものとなるだろう。
■講義方法
テキストの音声を毎回聞きながら授業を進める。
■系統的履修
ドイツ語ⅠC(特にドイツ語を総合的に理解するために、この
科目との同時履修が望ましい。)
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回短時間でも予習と復習をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席を重視する
小テスト(50%)
基 礎 科 目
【担当】青山 豊
【開講】前期 月2
ドイツ語ⅠA
【担当】呉 春吉
【開講】前期 月3
ドイツ語ⅠA
■講義概要
この授業は、初めてドイツ語を学習する人を対象とし,ドイツ
語のアルファベットの読み方、発音、簡単な挨拶というよう
な基礎的なことから始めます。テキストは平易な語句を使い
ながら、楽しい会話表現や読解力を鍛えながらも興味のもて
る内容のテキストがバランスよく配置されています。授業の
効果を上げるために予習復習をしっかりすることを希望しま
す。受身に文法を覚えるのではなく、能動的に文法を使いこ
なしてみましょう。
■到達目標
「読む」、「書く」、「聞く」、
「話す」という総合的なドイツ語運
用能力の基本の確立を目指すとともに、日本語とは異なった
ドイツ語のもつ端正な美しさを感じ、ことばの背後にあるド
イツ文化やドイツ人の心に触れてほしいと思います。
■講義方法
各課の文法を解説した後、文法問題を練習します。ドイツに
関するビデオなども観る予定です。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回のこまめな予習、復習が学習効果を増進します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
定期試験(60%)
出席状況、練習問題等の理解度、授業態度による平常点(40%)
と期末試験(60%)を合計し、100点満点で評価します。
■テキスト
小野寿美子 『クロイツングネオ』 朝日出版社
辞書等については授業中に紹介します。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語を学ぶということは根気と忍耐を必要としますが、じっ
くりと物事に取り組んだ後に得られる達成感を共に味わえれ
ばと思います。学習者の積極的な授業態度を期待します。
■講義計画
①ドイツ語の発音アウトライン
②挨拶表現
③動詞の現在人称変化
④sein とhaben
⑤名詞の性、冠詞
⑥定冠詞と名詞の格変化
⑦不定冠詞と名詞の格変化
⑧不規則動詞の現在人称変化
⑨人称代名詞の格変化
⑩命令形
⑪名詞の複数形
⑫不定冠詞類、定冠詞類
⑬前置詞の格支配
⑭分離動詞
⑮前期のまとめ
− 61
−
2014_物質シラバス.indb 61
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】青山 豊
【開講】後期 月2
ドイツ語ⅠB
■サブタイトル
ドイツを知るための第一歩
■講義概要
ドイツ語をとおしてドイツ語圏および周辺諸国に目を向けら
れるようになるための手段、またEUの時代をむかえた新しい
ヨーロッパに対する理解への手がかりとしてこのⅠBの授業
を位置付ける。この授業では内容的にはⅠAを引き継ぎなが
らも、たとえばワク構造や副文といったドイツ語らしい文の
構造を学ぶことによって、日本語や英語とは異なる思考のあ
り方に気づくことになる。またそれと同時に、辞書をひきな
がらドイツ語の文章を読み解いていく知的な喜びを味わうこ
ともできるようになる。特に表現力をつけるためにドイツ語
ⅠDを併せて履修することを強くすすめる。
■到達目標
「ことば」を学ぶうちに、ドイツ人の生活や文化にも目が向く
ようになり、現代のドイツやヨーロッパに対する認識もあら
たなものとなるだろう。
■講義方法
テキストの音声を毎回聞きながら授業を進める。
■系統的履修
ドイツ語ⅠD(特にドイツ語を総合的に理解するために、こ
の科目との同時履修が望ましい。)
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回短時間でも予習と復習をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席を重視する
小テスト(50%)
■テキスト
小野寿美子 他 『クロイツング ネオ』 朝日出版社 2,500円
■参考文献
辞書等については授業中に説明する。
■履修上の注意・担当者からの一言
CDを用いてドイツ語を聞き取る努力をしてほしい。質問や
相談事がある場合には遠慮なくどうぞ。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
■講義計画
①映画を見に行きたい
②ドイツ映画の現在
③大学の教室で
④私の願い
⑤食べ物
⑥昨日 今日 明日
⑦ドイツ人とパン
⑧小テスト
⑨負の遺産
⑩オペラ鑑賞
⑪音楽
⑫ホテル
⑬数詞
⑭文法の補足
⑮小テスト
【担当】呉 春吉
【開講】後期 月3
ドイツ語ⅠB
■講義概要
この授業は、ドイツ語Ⅱで習得した知識を踏まえた上で、さ
らに様々な動詞表現、時制等を学びます。テキストは平易な
語句を使いながら、楽しい会話表現や読解力を鍛えながらも
興味のもてる内容のテキストがバランスよく配置されていま
す。授業の効果を上げるために予習復習をしっかりすること
を希望します。受身に文法を覚えるのではなく、能動的に文
法を使いこなしてみましょう。
■到達目標
「読む」、「書く」、「聞く」、
「話す」という総合的なドイツ語運
用能力の基本の確立を目指すとともに、日本語とは異なった
ドイツ語のもつ端正な美しさを感じ、ことばの背後にあるド
イツ文化やドイツ人の心に触れてほしいと思います。
■講義方法
各課の文法を解説した後、文法問題を練習します。ドイツに
関するビデオなども観る予定です。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回のこまめな予習、復習が学習効果を増進します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
定期試験(60%)
出席状況、練習問題等の理解度、授業態度による平常点(40%)
と期末試験(60%)を合計し、100点満点で評価します。
■テキスト
小野寿美子 『クロイツングネオ』 朝日出版社 2,500円
辞書等については授業中に紹介します。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
外国語を学ぶということは根気と忍耐を必要としますが、じっ
くりと物事に取り組んだ後に得られる達成感を共に味わえれ
ばと思います。学習者の積極的な授業態度を期待します。
■講義計画
①前期の復習
②話法の助動詞
③従属接続詞と副文
④形容詞の格変化
⑤zu不定詞
⑥動詞の3基本形(1)
⑦動詞の3基本形(2)
⑧現在完了形(1)
⑨現在完了形(2)
⑩過去形
⑪再帰代名詞と再帰動詞
⑫形容詞、副詞の比較
⑬関係代名詞(1)
⑭関係代名詞(2)
⑮総復習
− 62
−
2014_物質シラバス.indb 62
2014/03/10 15:38:11
■講義計画
①文字と発音
②同上
③動詞の現在人称変化
④名詞の格変化
⑤規則動詞
⑥不規則動詞
⑦前置詞
⑧小テスト
⑨副文
⑩再帰動詞
⑪人称代名詞
⑫冠詞類
⑬分離動詞
⑭補足
⑮小テスト
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
ドイツ語文法
■講義概要
文法とドイツ語による表現を学ぶ。文法の学習というと無味
乾燥というイメージを持つかもしれないが、外国語をマスター
するにはこれが早道であり合理的でもある。授業では、必要
最小限の文法規則を繰り返し学習することによって自分のも
のとしたうえで、受講生各自が、それを用いて自分の思うと
ころをドイツ語で表現できるようにしたい。
■到達目標
まとまった内容のドイツ語文が正確に読めるようになる。
■講義方法
受講生の理解度を確認しながら、ゆっくり進めていく。
■系統的履修
ドイツ語ⅠA
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回少しずつでも予習復習をすること。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席を重視する
小テスト(50%)
■テキスト
新田春夫 『エレメンテ』 郁文堂 2,500円
■参考文献
授業中に説明する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
基 礎 科 目
【担当】青山 豊
【開講】前期 月3
ドイツ語ⅠC
【担当】永井 達夫
【開講】前期 水3
ドイツ語ⅠC
■サブタイトル
テキスト、インターネット、DVDなどを使って、多角的に
学習するドイツ語、文法編(前半部分)
■講義概要
語学を本気で学ぼうと思えば、文法的な理解は欠かせません。
この講義ではドイツ語の文法を最初歩から順を追って積み上
げていきます。ドイツ語は、ドイツのほか、オーストリア、
スイスでも話されています。それらの国のこともDVDなどを
使って学んでいきましょう。ドイツ語圏の音楽、映画なども
取り上げたいと思っています。
■到達目標
ドイツ語文法の基礎を身につけます。文法のための文法では
なく、いわゆる使える文法を習得します。
■講義方法
一人一台のPCが使えるCALL教室で授業をする予定です。
講義の進行は教科書に従っていきます。映像教材は提出する
レポートの資料となるのでしっかり見るようにしてください。
■系統的履修
必修ではありませんが、平行して開講されるドイツ語の授業
を取るのが理想的です。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に随時指示します。
■成績評価の方法
小テスト(60%)数回の筆記テストは、すべて授業中に実施
します。
レポート(40%)(宿題やレポートのための)
「ドイツ語ノート」
と「日常の学習状況」で評価します。
総得点で60%以上が合格です。出席は3分の2以上必要です。
遅刻2回につき欠席1回に換算しますので、注意してください。
■テキスト
新田春男、他 『エレメンテ -- ドイツ語の文法と表現』
郁文
堂 2,500円
■参考文献
必要があれば、授業のなかで紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
ほんとうにドイツ語が身につく講義にしていくつもりです。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
開講時に連絡方法を言います。
■講義計画
①イントロダクション DVDによるドイツへの仮想旅行
②発音とつづり
③Lektion 1 動詞の人称変化
④Lektion 2 名詞の性格変化
⑤Lektion 2 名詞の格変化
⑥Lektion 3 sein/haben, 人称代名詞
⑦Lektion 4 前置詞
⑧中間テストを予定
⑨Lektion 5 名詞の複数形
⑩Lektion 6 否定冠詞/所有冠詞
⑪Lektion 7 werden など
⑫Lektion 8 命令形
⑬Lektion 9 語順、分離動詞
⑭前期の総復習
⑮学期末テストを予定
− 63
−
2014_物質シラバス.indb 63
2014/03/10 15:38:11
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】青山 豊
【開講】後期 月3
ドイツ語ⅠD
■サブタイトル
ドイツ語で表現する
■講義概要
ドイツ語文を正確に読むためには最小限のしっかりした文法
規則を自分のものにしなければならない。この授業ではでき
るだけ負担を感じることなく文法的に正確に読み書きができ
るようにしたい。
■到達目標
文法規則に従ってドイツ語文を読んで理解し、さらにドイツ
語で表現できるようになること。
■講義方法
受講生の理解度に合わせてゆっくり進める。
■系統的履修
ドイツ語ⅠB
■授業時間外における予・復習等の指示
少しずつでも毎回予習と復習をしてほしい、
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席を重視する
小テスト(50%)
■テキスト
新田春夫 『エレメンテ』 郁文堂 2,500円
■参考文献
授業中に説明する
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
■講義計画
①話法の助動詞
②過去形
③現在完了形
④受動態
⑤形容詞の格変化
⑥比較
⑦関係代名詞
⑧小テスト
⑨命令形
⑩接続法
⑪同上
⑫補足
⑬同上
⑭同上
⑮小テスト
【担当】永井 達夫
【開講】後期 水3
ドイツ語ⅠD
■サブタイトル
テキスト、インターネット、DVDなどを使って、多角的に
学習するドイツ語、文法編(後半部分)
■講義概要
ドイツ語ⅠCの続きです。授業の概要はⅠCと同じです。以下は繰り
返しになります。
「語学を本気で学ぼうと思えば、文法的な理解は欠かせません。この講
義ではドイツ語の文法を最初歩(ⅠCの続き)から順を追って積み上げ
ていきます。ドイツ語は、ドイツのほか、オーストリア、スイスでも
話されています。それらの国のこともDVDなどを使って学んでいきま
しょう。ドイツ語圏の音楽、映画なども取り上げたいと思っています。」
■到達目標
引き続き、ドイツ語文法の基礎を身につけます。文法のため
の文法ではなく、いわゆる使える文法を習得します。
■講義方法
一人一台のPCが使えるCALL教室で授業をする予定です。
講義の進行は教科書に従っていきます。映像教材は提出する
レポートの資料となるのでしっかり見るようにしてください。
■系統的履修
必修ではありませんが、平行して開講されるドイツ語の授業
を取るのが理想的です。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に随時指示します。
■成績評価の方法
小テスト(60%)数回の筆記テストは、すべて授業中に実施
します。
レポート(40%)(宿題やレポートのための)
「ドイツ語ノート」
と「日常の学習状況」で評価します。
総得点で60%以上が合格です。出席は3分の2以上必要です。
遅刻2回につき欠席1回に換算しますので、注意してください。
■テキスト
新田春男、他 『エレメンテ -- ドイツ語の文法と表現』
郁文
堂 2,500円
■参考文献
必要があれば、授業のなかで紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
後期になって学習の速度が少し上がりますが、予習復習をしっ
かりしてついてきてください。ドイツ語ⅠCを履修せずにこの
講義を取る学生は、開講時までに自分で前期の範囲を学習し
ておくことが前提となります。後期も引き続きレポートなど
の課題をたくさん出します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
開講時に連絡方法を言います。
■講義計画
①前学期の復習
②Lektion 10 話法の助動詞
③Lektion 11 再帰動詞
④Lektion 12 形容詞
⑤Lektion 13 動詞の3基本形
⑥Lektion 14 過去形
⑦Lektion 15 現在完了形
⑧中間テストを予定
⑨Lektion 16 受動表現
⑩Lektion 17 接続詞
⑪Lektion 18 関係文
⑫Lektion 19 接続法1
⑬Lektion 11 接続法2
⑭後期の総復習
⑮学期末テストを予定
− 64
−
2014_物質シラバス.indb 64
2014/03/10 15:38:11
■履修上の注意・担当者からの一言
ⅠA、ⅠB、ⅠC、ⅠDのうち1単位以上修得済みであるこ
とを受講の条件とするが、授業の内容は初級から中級への橋
渡しである。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
■講義計画
①ベルリン大好き
②ワールドサッカー
③ビール一杯
④ドイツ人とパン
⑤グリム童話
⑥アウトバーン
⑦環境保護
⑧小テスト
⑨人気バンド Tokio Hotel
⑩色で表すドイツの政治
⑪手紙
⑫再生可能エネルギー
⑬補足
⑭補足
⑮小テスト
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
ドイツ語力アップ
■講義概要
これまでに学んだドイツ語の知識を整理確認して、次のステッ
プへ進む。取り組みやすい平易なドイツ語のテキストを用い
て読解力や表現力を養成する。
■到達目標
インターネットなどのドイツ語情報を正しくキャッチできる
ようになる。
■講義方法
マンツーマンの対話的授業にしたい。
■系統的履修
ⅠA、ⅠB、ⅠC、ⅠDのいずれかを履修済みであることが
受講の条件。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の予習と復習が必要。
■成績評価の方法
平常点(50%)
その他(50%)
平常点(50%)と授業への熱意(50%)を総合して評価する。
■テキスト
橋本政義 『フィール シュパース<Ver.3>』 郁文堂 2,400円
■参考文献
ⅠA、ⅠBまたはⅠC、ⅠDで使用したテキストを授業に持
参するとよい。
基 礎 科 目
【担当】青山 豊
【開講】前期 月4
ドイツ語セミナーA
【担当】青山 豊
【開講】後期 月4
ドイツ語セミナーB
■サブタイトル
「ことば」からみたドイツの文化と日常生活
■講義概要
ドイツ語ⅠA・ⅠB、ⅠC・ⅠD またはセミナーAで修得した
知識を整理確認した上で、聞き話すという会話的要素をベー
スに日常的ドイツ語にふれながら、現代ドイツの文化を考察
する。テキストとしてはドイツ人の生活情報や異文化をテー
マにしたものを使用する予定。
■到達目標
ドイツ語検定試験も視野に入れて、
日常生活に必要なレベル
の読解力とドイツ語による表現力を身につける。
■講義方法
少人数クラスになると思われるので、対話的授業にしたいと
考えている。できれば学術書に取り組む意欲もひきだしたい。
■系統的履修
ドイツ語ⅠA、ⅠB、ⅠC、ⅠDまたはセミナーAのいずれか
を履修済みであることが受講の条件。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の予習が必要である。
■成績評価の方法
平常点(50%)
その他(50%)
平常点(50%)と授業への熱意(50%)を総合的に評価する。
■テキスト
さまざまなテーマを扱ったテキストをコピーして使用する予
定。
■参考文献
ⅠA、ⅠBまたはⅠC、ⅠDで使用したテキストを授業に持参
するとよい。
■履修上の注意・担当者からの一言
ドイツ語ⅠA、ⅠB、ⅠC、ⅠDのうち1単位以上修得済みであ
ることを受講の条件とするが、基本的にはⅠA、ⅠB、ⅠC、ⅠD、
セミナーAに続くドイツ語運用能力の向上をもめざす授業で
あるので、堅苦しく考えずに参加して欲しい。授業には必ず
辞書を持参のこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メールアドレス:[email protected]
■講義計画
①受講生の興味と実力に合わせた内容のテキストを読み進め
ながら、表現力を磨く。
(プリントを使用)
②同上
③同上
④同上
⑤同上
⑥同上
⑦同上
⑧小テスト
⑨同上
⑩同上
⑪同上
⑫同上
⑬同上
⑭同上
⑮小テスト
− 65
−
2014_物質シラバス.indb 65
2014/03/10 15:38:12
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】李 䐾屏
【開講】前期 月1
統計入門
■サブタイトル
数字に弱い人のための統計学
■講義概要
世界は数字でできている。世の中を知るには、経済学より、ま
ず統計学である。この講義は、世の中を知りたいという意欲を
持っている(いわゆる、統計の利用者としての)学生を対象とし、
新聞や報告書を読み解くに必要な統計学の基本概念を理解する
ことを目的とする。単にいかに「数をかみ砕き、答えを吐き出す」
かを教えるだけではない。それはあなたのパソコンがやること
である。身近な例に、知っておくと役立つ話を織り交ぜながら、
統計学のエッセンスを会得していただきたい。
■到達目標
新聞や報告書などを読むとき、そこにどのような統計が含まれ
ていようとも、その要点を理解できるようになる。
■講義方法
授業中、時々受講生にちょっとした問題を解いてもらうことが
あるので、ルートキー(√)付きの電卓を用意すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
統計学は積み重ねの学問である。基礎概念を一つ一つ順を追っ
て議論していくため、次の授業に進む前に、前の授業内容を復
習してしっかり理解してくる必要がある。
■成績評価の方法
平常点(100%)
授業中の練習問題で評価する。
■テキスト
D.ロウントリー著 加納悟訳 『新・涙なしの統計学』 新世
社 1,600円
■参考文献
鳥居泰彦 『はじめての統計学』 日本経済新聞社 2,233円
ダレル・ハフ著 高木秀玄訳 『統計でウソをつく法』 講談社
880円
神永正博 『ウソを見破る統計学』 講談社 900円
カイザー・ファング著 矢羽野薫訳 『ヤバイ統計学』 阪急コ
ミュニケーションズ 1,900円
■履修上の注意・担当者からの一言
計算ではなく、統計学的な考え方を理解していただくのが本講
義の目的であるため、可能な限りに、式を使わず図で説明しよ
うとするが、努力なしの統計学というつもりは毛頭ない。むし
ろ、統計学を理解するために一所懸命努力していただきたい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは月2です。この時間帯に来れない学生は、
[email protected]まで相談してください。
■講義計画
①統計学とは
②標本の収集
③標本の記述
④データの中心的傾向
⑤データのばらつき尺度
⑥正規分布
⑦標本平均の標本分布
⑧母平均の推定
⑨t分布と母平均の推定
⑩X二乗分布と母標準偏差の推定
⑪仮説検定
⑫相関分析
⑬回帰分析
⑭復習①
⑮復習②
【担当】長谷 祐
【開講】後期 金5
統計入門
■サブタイトル
数字に騙されないために
■講義概要
世の中を見渡せば、インターネット、テレビ、新聞など様々な場
所で様々な数字が使われています。そこには、内閣支持率や大卒
者内定率といった難しそうな数値だけでなく、スポーツ選手の成
績、流行のお店の人気度ランキングというものもあります。これ
らは全て「統計数値」と呼ばれるものです。
また、そうした情報をもとに判断した(たとえば、美味しいラー
メンランキングを見てお店を選んだ)のに、あまり満足できなかっ
たこともあるのではないでしょうか?
どうしてそうしたことが起きるのか?どうすればそうした情報に騙
されずにすむのか?
この講義では、そうした数字の情報を正しく理解する力を養い、
数字に惑わされずに判断していくコツを学びます。そのため、こ
の講義では、日常生活の中の現象(経済・心理の関連)を例に取
り上げ講義を行います。数学の知識がなくても(+−×÷で充分
です)、世の中の様々なことが見えてくるようになると思います。
皆さんが近い将来、必要となる(身につけておくと大きな力となる)
客観的なモノの見方について一緒に学んでいけたらと思います。
■到達目標
身近にあふれる数字の意味と、その背景や問題点を理解でき
るようになる。
■講義方法
講義形式で行います。また、身近な例を使いながら、簡単な例
題を解いてもらい、統計を学んでいただけるよう心がけます。
■授業時間外における予・復習等の指示
日常生活のなかで、数字の意味について考えてみる。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし。
講義資料を配布します。
ただし、配布当日に欠席した人は自己責任のもとにおいて何
らかの方法で資料を入手してください。
■参考文献
特になし
統計学は何か意味のある事を言うために、数式を使います。
それゆえに拒否反応を示しがちですが、加減乗除(+−×÷)
が出来ればその多くは問題ありません。むしろ、拒否反応を
示す人が多いということは、それだけ身につければ武器にな
るということです。
授業中、私語が多い場合、他の学生の迷惑になりますので退
出をお願いいたします。
■講義計画
①オリエンテーション
②記述統計①:日常生活の中でみる統計
③記述統計②:分布とその特性①(集団の特性を知ろう)
④記述統計③:さまざまな指標がもたらす日本社会の現状(騙す図を描くには)
⑤記述統計④:分布と特性②(偏差値の恐怖からの開放)
⑥記述統計⑤:これまでの復習
⑦確率①:確率の基本(コイン投げで5回連続「表」がでたら、次は・・・?)
⑧確率②:期待値とは?(直感と実際のズレ)
⑨確率③:母集団と標本(賭け事で負けないようにするには?)
⑩確率④:これまでの復習(勝ち逃げするためには)
⑪日常の中の統計①:当たり前を当たり前のように疑う
⑫日常の中の統計②:人間の感覚とは・・・
⑬日常の中の統計③:われわれは意図的に誘導されている?(アンケートのお話)
⑭日常の中の統計④:統計のその後・・・(統計を使った分析のお話)
⑮これまでの復習
− 66
−
2014_物質シラバス.indb 66
2014/03/10 15:38:12
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①憲法の基本概念
②日本国憲法の成立過程と基本原理
③国会
④内閣
⑤裁判所
⑥基本的人権の分類と基本原理
⑦包括的基本権
⑧法の下の平等
⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由)
⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由)
⑪経済的自由
⑫社会権
⑬人身の自由
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
日本国憲法の規定する統治機構と人権
■講義概要
近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人
権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世
紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、
それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入
された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となってい
る。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁
判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判
所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■系統的履修
法学入門も受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』
有斐閣
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
基 礎 科 目
【担当】時本 義昭
【開講】前期 月3
日本国憲法
【担当】時本 義昭
【開講】前期 木3
日本国憲法
■サブタイトル
日本国憲法の規定する統治機構と人権
■講義概要
近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人
権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世
紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、
それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入
された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となってい
る。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁
判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判
所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■系統的履修
法学入門も受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』
有斐閣
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①憲法の基本概念
②日本国憲法の成立過程と基本原理
③国会
④内閣
⑤裁判所
⑥基本的人権の分類と基本原理
⑦包括的基本権
⑧法の下の平等
⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由)
⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由)
⑪経済的自由
⑫社会権
⑬人身の自由
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
− 67
−
2014_物質シラバス.indb 67
2014/03/10 15:38:12
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】時本 義昭
【開講】後期 月3
日本国憲法
■サブタイトル
日本国憲法の規定する統治機構と人権
■講義概要
近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人
権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世
紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、
それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入
された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となってい
る。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁
判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判
所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■系統的履修
前期に法学入門を受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』
有斐閣
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①憲法の基本概念
②日本国憲法の成立過程と基本原理
③国会
④内閣
⑤裁判所
⑥基本的人権の分類と基本原理
⑦包括的基本権
⑧法の下の平等
⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由)
⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由)
⑪経済的自由
⑫社会権
⑬人身の自由
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
【担当】時本 義昭
【開講】後期 木3
日本国憲法
■サブタイトル
日本国憲法の規定する統治機構と人権
■講義概要
近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人
権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世
紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、
それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入
された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となってい
る。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁
判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判
所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■系統的履修
前期に法学入門を受講することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』
有斐閣
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①憲法の基本概念
②日本国憲法の成立過程と基本原理
③国会
④内閣
⑤裁判所
⑥基本的人権の分類と基本原理
⑦包括的基本権
⑧法の下の平等
⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由)
⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由)
⑪経済的自由
⑫社会権
⑬人身の自由
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
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2014/03/10 15:38:12
■テキスト
特になし
■参考文献
授業において適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点
から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講
義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとし
て扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入
退室は厳しく禁ずる。当科目はいわゆる「楽勝科目」ではない
ので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①発達とは何か(序論)
②発達論にみられる児童期∼青年期の様相(総論)
③発達と自我、それをめぐる教育について
④対人関係と自己の発達
⑤子どもの生活世界/学校とは何ものか
⑥ピアジェの発達理論・概説
⑦ヴィゴツキーの発達理論・概説
⑧発達と教育の接点
⑨学習・日常認知
⑩知能とは何か
⑪敢えて「教えない」ことのもつ意味をめぐって
⑫発達と現代の諸問題(1)∼人間関係、とりわけ家族をめぐ
る問題について
⑬発達と現代の諸問題(2)∼様々な病理をめぐって
⑭発達と現代の諸問題(3)∼教育のあるべき姿とは
⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
児童期∼青年期における発達と教育について
■講義概要
子どもは児童期から、「学校」という環境の中で生活をはじめることになる。このこ
とは単に、学校教育を受け始める、という受動的な事態ではありえない。それは、子
どもが学校という新たな社会に参入しつつそれを共同で作り上げることであり、また
同時に、家庭と学校という二つの文化を行き来するという特殊な実践のはじまりであ
る。こうした新たな世界に生き始める児童期から青年期にかけて生じる特有な問題を、
心理学を中心に周縁領域の知見も援用しながら学際的かつ多面的に理解する。
■到達目標
児童・青年期特有の発達・教育に関わる諸問題を、時間的な流
れにおいて理解することができる。また、それらが単純な因果
関係では結びつかないことについても理解することができる。
■講義方法
口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、
ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。また、受講
者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授業に反映させる。
■系統的履修
「発達と教育B」とセットになっているので、本講義を履修後
「発達と教育B」を履修することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には予習復習の実践が含まれるので各自行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)・授業内レポート・授業外レポート・
出席状況・出席態度、以上すべてにおいて、教員側が設定した規定以上の基準を満た
した者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的なバランスを考慮し行うものと
する。(採点比率はケースバイケースで異なるため公表しない。たとえば、定期試験
の成績が良くても授業態度が悪い者に対しては、成績評価は極めて低くなる)。
※いわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。
基 礎 科 目
【担当】松島 恵介
【開講】前期 水1
発達と教育A
【担当】松島 恵介
【開講】前期 水2
発達と教育A
■サブタイトル
児童期∼青年期における発達と教育について
■講義概要
子どもは児童期から、「学校」という環境の中で生活をはじめることになる。このこ
とは単に、学校教育を受け始める、という受動的な事態ではありえない。それは、子
どもが学校という新たな社会に参入しつつそれを共同で作り上げることであり、また
同時に、家庭と学校という二つの文化を行き来するという特殊な実践のはじまりであ
る。こうした新たな世界に生き始める児童期から青年期にかけて生じる特有な問題を、
心理学を中心に周縁領域の知見も援用しながら学際的かつ多面的に理解する。
■到達目標
児童・青年期特有の発達・教育に関わる諸問題を、時間的な流
れにおいて理解することができる。また、それらが単純な因果
関係では結びつかないことについても理解することができる。
■講義方法
口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、
ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。また、受講
者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授業に反映させる。
■系統的履修
「発達と教育B」とセットになっているので、本講義を履修後
「発達と教育B」を履修することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には予習復習の実践が含まれるので各自行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)・授業内レポート・授業外レポート・
出席状況・出席態度、以上すべてにおいて、教員側が設定した規定以上の基準を満た
した者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的なバランスを考慮し行うものと
する。(採点比率はケースバイケースで異なるため公表しない。たとえば、定期試験
の成績が良くても授業態度が悪い者に対しては、成績評価は極めて低くなる)。
※いわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。
■テキスト
特になし
■参考文献
授業において適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点
から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講
義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとし
て扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入
退室は厳しく禁ずる。当科目はいわゆる「楽勝科目」ではない
ので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①発達とは何か(序論)
②発達論にみられる児童期∼青年期の様相(総論)
③発達と自我、それをめぐる教育について
④対人関係と自己の発達
⑤子どもの生活世界/学校とは何ものか
⑥ピアジェの発達理論・概説
⑦ヴィゴツキーの発達理論・概説
⑧発達と教育の接点
⑨学習・日常認知
⑩知能とは何か
⑪敢えて「教えない」ことのもつ意味をめぐって
⑫発達と現代の諸問題(1)∼人間関係、とりわけ家族をめぐ
る問題について
⑬発達と現代の諸問題(2)∼様々な病理をめぐって
⑭発達と現代の諸問題(3)∼教育のあるべき姿とは
⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)
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−
2014_物質シラバス.indb 69
2014/03/10 15:38:12
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】松島 恵介
【開講】後期 水1
発達と教育B
■サブタイトル
児童期∼青年期における発達と教育について
■講義概要
子どもは児童期から、「学校」という環境の中で生活をはじめることになる。このこ
とは単に、学校教育を受け始める、という受動的な事態ではありえない。それは、子
どもが学校という新たな社会に参入しつつそれを共同で作り上げることであり、また
同時に、家庭と学校という二つの文化を行き来するという特殊な実践のはじまりであ
る。こうした新たな世界に生き始める児童期から青年期にかけて生じる特有な問題を、
心理学を中心に周縁領域の知見も援用しながら学際的かつ多面的に理解する。
■到達目標
児童・青年期特有の発達・教育に関わる諸問題を、時間的な
流れにおいて理解することができる。また、それらが単純な
因果関係では結びつかないことについても理解することがで
きる。
■講義方法
口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、
OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。
また、受講者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授
業に反映させる。
■系統的履修
「発達と教育A」とセットになっているので、「発達と教育A」
を予め履修しておくことが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には予習復習の実践が含まれるので各自行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)
・授業内レポート・授業外レポート・
出席状況・出席態度、以上すべてにおいて、教員側が設定した規定以上の基準を満
たした者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的なバランスを考慮し行うも
のとする。(採点比率はケースバイケースで異なるため公表しない。たとえば、定期
試験の成績が良くても授業態度が悪い者に対しては、成績評価は極めて低くなる)。
※いわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。
■テキスト
特になし
■参考文献
授業において適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えよう
とする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は
受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のこ
とながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。当科目はいわゆる「楽勝科目」
ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①発達と教育を学ぶ意義(序論)
②自己意識と発達課題
③学習と自律性
④性役割の形成過程(強化学習/モデリングなど)
⑤論理構成力と発達過程
⑥社会的問題行動
⑦遊びと発達・教育
⑧メディアコミュニケーションと発達・教育
⑨学校文化と発達
⑩隠れたカリキュラムをめぐって
⑪個性化の教育
⑫教育と現代的諸問題
⑬発達と現代的諸問題
⑭まとめと今後の課題
⑮質疑応答(総括的議論)
【担当】松島 恵介
【開講】後期 水2
発達と教育B
■サブタイトル
児童期∼青年期における発達と教育について
■講義概要
子どもは児童期から、「学校」という環境の中で生活をはじめることになる。このこ
とは単に、学校教育を受け始める、という受動的な事態ではありえない。それは、子
どもが学校という新たな社会に参入しつつそれを共同で作り上げることであり、また
同時に、家庭と学校という二つの文化を行き来するという特殊な実践のはじまりであ
る。こうした新たな世界に生き始める児童期から青年期にかけて生じる特有な問題を、
心理学を中心に周縁領域の知見も援用しながら学際的かつ多面的に理解する。
■到達目標
児童・青年期特有の発達・教育に関わる諸問題を、時間的な
流れにおいて理解することができる。また、それらが単純な
因果関係では結びつかないことについても理解することがで
きる。
■講義方法
口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、
OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。
また、受講者の考え方を可能な範囲で当該教員が参照し、授
業に反映させる。
■系統的履修
「発達と教育A」とセットになっているので、「発達と教育A」
を予め履修しておくことが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
単位には予習復習の実践が含まれるので各自行うこと。
■成績評価の方法
その他(100%)以下を参照。
定期試験(教科書・ノート他、一切持ち込み不可)
・授業内レポート・授業外レポート・
出席状況・出席態度、以上すべてにおいて、教員側が設定した規定以上の基準を満
たした者にのみ単位を与える。評価は、これらの総合的なバランスを考慮し行うも
のとする。(採点比率はケースバイケースで異なるため公表しない。たとえば、定期
試験の成績が良くても授業態度が悪い者に対しては、成績評価は極めて低くなる)。
※いわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。
■テキスト
特になし
■参考文献
授業において適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えよう
とする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は
受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のこ
とながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。当科目はいわゆる「楽勝科目」
ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。
■講義計画
①発達と教育を学ぶ意義(序論)
②自己意識と発達課題
③学習と自律性
④性役割の形成過程(強化学習/モデリングなど)
⑤論理構成力と発達過程
⑥社会的問題行動
⑦遊びと発達・教育
⑧メディアコミュニケーションと発達・教育
⑨学校文化と発達
⑩隠れたカリキュラムをめぐって
⑪個性化の教育
⑫教育と現代的諸問題
⑬発達と現代的諸問題
⑭まとめと今後の課題
⑮質疑応答(総括的議論)
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2014_物質シラバス.indb 70
2014/03/10 15:38:13
「仏教の思想A・B」
龍谷大学は、
「一切の人間が平等に真実心を与えられているという親鸞精神を建学の精神にもち、
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
仏教の思想
真の人間たるにふさわしい世界を開くことをめざし、深い学識と教養とをもちながら国際社会の一員
として努力する人間を育成すること」をめざしています。
「仏教の思想 A・B」は龍谷大学の建学の精神を学ぶために必修科目として位置づけられ、大学の
一つの個性となっています。この講義は、龍谷大学のよき伝統を知り、仏教の思想を学ぶことを通し
て、自己をふりかえり、幅広いものの見方と心の豊かさを育てることを目的とします。自己と現実世
界を見つめる時間、それが「仏教の思想」の講義といってもいいでしょう。
「仏教の思想 A・B」は、
各学部のカリキュラムに沿って履修しやすいように、クラス指定で一年次に開講されています。また
入学した学生にいち早く建学の精神を学んでほしいという願いもあります。
この「仏教の思想 A・B」を平易に理解していただくために、以下に教育目標と講義の主な内容を
掲げておきます。
講義の教育目標
1.人間にとっての宗教の意義を明らかにする。真実の宗教を見極める眼を育てる。
真実の宗教は、その思想と文化を通して、人間に二つの働きをもっている。一つは、自己の存
在意味や人生の根本的な方向性を指し示すという働きである。もう一つは、日々の生活の中で直
面する苦しみや悲しみを乗りこえさせるという働きである。仏教は、この二つの働きをもって、
自己中心的に生きようとする人間が、あるべき理想の人間に向かって、脱皮、成長していくこと
をめざしている。
2.倫理・歴史として「仏教の思想」を学ぶ。
仏教は一つの学問である。高校では、公民科「倫理」や地歴科「世界史」
「日本史」の教科で、
仏教を学習する。それを踏まえ、「仏教の思想」の教育目標に、次の点を掲げる。
① 青年期における人間が、自ら歩んできた道・人生をあらためて見つめ直し、人間として生
きる意味を考える。
② 学生が過去の人々の思想や生き方を学び、また現代社会の諸問題を考えることを通して、
人間としての生きる意味や目的を探求する。
③ 仏教は、人類が継承してきた一つの智慧であり、世界の各地で、人々の心の依りどころと
なっている。この歴史を学ぶことを通して、
ものの見方を豊かにし、
人生への思索を深める。
− 71
−
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
3.人間学として「仏教の思想」を学ぶ。
宗教は民族宗教と世界宗教に大きく分類されるが、世界宗教としての仏教の特質には次のよう
な点があげられる。
・創造主なる神を想定しない
・人間を含むあらゆるいのちに重きを置く
仏教がめざしたのは生きとし生けるものの幸せ・平等・平和である。講義を通して自己を内省
し、悲しみや苦しみに立ち向かう勇気と、他者に対する慈愛と感謝と寛容さを培う。
4.広い視野を育てるために「仏教の思想」を学ぶ。
一つの固定的なものの見方を離れ、柔軟で、幅広い考え方や生き方が開かれるように、
「仏教
の思想」を学ぶ。
5.現代世界のあり方を考える思想として「仏教の思想」を学ぶ。
戦争・差別・貧困・犯罪など、世界の各地で現実に起きている問題と向きあい、どのように解
決したらよいかについて考える。
6.いのちのかけがえのなさに目覚め、異なる意見と対話・交流しあえるような姿勢を培うために、
「仏教の思想」を学ぶ。
いのちに関わる現代の諸問題−生命倫理や地球環境など−を積極的に見つめる。仏教は、一つ
ひとつの存在が無限の意味と尊さをもって輝いていると伝えてきた。さまざまな執着や偏見をと
りはらい、相手の幸せを願い、相手の痛みをともに分かちあおうとする共感を養う。
7.「仏教の思想」を通して、龍谷大学の建学の精神を学ぶ。
龍谷大学は、シルクロードコレクションなどの世界的に貴重な古典籍を有する大学である。
1639 年創設以来からの、龍谷大学の仏教の先進性と歴史的伝統を、建学の精神を学ぶことを通
して理解し、龍谷大学を愛する学生を育てる。
− 72
−
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
講義の概要
「仏教の思想 A」講義の概要
「仏教の思想」の教育目標を、以下に示す講義の内容全体に盛り込みながら、教員からの一方的な
講義にならないよう、学生一人ひとりの声に耳を傾け、龍谷ミュージアムの展示や視聴覚教材を適宜
活用して講義を展開します。
「仏教の思想A」では、釈尊の生涯と思想を中心に、以下の授業内容で進めます。
人間と宗教――カルトや原理主義・宗教の意義
神々と仏――民族宗教・世界宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)
あるがままに見る眼――智慧・如実知見・四諦・三法印
いのちあるものすべてへの慈愛――慈悲・非暴力
自己中心的に考える人間存在――煩悩・我執・四苦八苦
支えあってつながっている宇宙――縁起の理法・空・無我
仏教の思想と龍谷大学の建学の精神
※本講義では、龍谷ミュージアムで展示している「仏教の思想と文化」に関する現物資料を教材とし
て授業を行う予定です。講義とともに展示を観覧することで講義内容の理解を深めます。詳細につ
いては、講義の中でお知らせします。
− 73
−
2014_物質シラバス.indb 73
2014/03/10 15:38:13
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】金澤 豊
【開講】前期 水1
仏教の思想A
■講義方法
特定のテクストは用いず、レジュメを配布する。
配布物に沿って講義を進めるため、配布物の整理整頓は必須。
また、講義終了時に担当者が提示するテーマに即したコメン
トカードを提出してもらう。
必要に応じて視聴覚教材も使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
龍谷ミュージアム見学の際などには、必ず小レポートの提出
を求める。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況・受講態度・毎講義時に提出を求
めるコメントカードにより総合的に評価す
る。
定期試験(50%)点数により評価する。
単位認定のためには講義の総回数の3分の2以上の出席を要す
る。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①ガイダンス
②宗教を学ぶ:カルトや原理主義・宗教の意義
③仏教を学ぶ:インドから日本へ
④仏教を学ぶ:龍谷大学の歴史と建学の精神
⑤釈尊の生涯:仏教前史・釈尊誕生
⑥釈尊の生涯:求道から成道
⑦釈尊の生涯:伝道から涅槃
⑧仏陀の教え:あるがままに見る眼
⑨仏陀の教え:いのちあるものすべてへの慈愛
⑩仏陀の教え:自己中心的に考える人間存在
⑪仏陀の教え:支えあってつながっている宇宙
⑫仏教徒の生活:戒律
⑬仏教徒の生活:修行
⑭仏教徒の生活:寺院と社会
⑮まとめ
【担当】香川 真二
【開講】前期 水1
仏教の思想A
■講義方法
講義時に配布するレジュメに沿って講義を進める。また必要
に応じて視聴覚教材も使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
特に予習の必要はないが、講義時に出てきた仏教要語につい
ては、漢字で正しく書け、正しく読めるように復習しておく
必要がある。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況と講義時に行う理解度調査によっ
て評価する。
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に随時紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回、
講義の感想や質問等を書いてもらいます。講義に出席し、
よく聴き、よく考えることが大切です。
■講義計画
①龍谷大学の沿革と建学の精神
②仏教とは何か
③仏教興起以前のインド社会と宗教
④釈尊の生涯①
⑤釈尊の生涯②
⑥釈尊の生涯③
⑦釈尊の教説①
⑧釈尊の教説②
⑨釈尊の教説③
⑩仏教教団と戒律
⑪部派仏教とその思想
⑫大乗仏教の起源
⑬大乗仏教の特質
⑭大乗経典の成立と展開
⑮仏教の思想の現代的意義
− 74
−
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■講義計画
①平等・自立・内省・感謝・平和の精神と仏教の教えについ
て
②世界宗教の中での仏教の意義について
③命あるものは全て平等であるという教えについて
④「花は紅・柳は緑」ということについて
⑤釈迦の悟りの意義について
⑥「人は皆老いるのか?」という事実の受容について
⑦関係性の縁起と過程性の縁起
⑧「いろはにほへと」の意味することについて
⑨「諸々の悪を為すなかれ」の教えについて
⑩「仏教は哲学か?」という本質的問題について
⑪ブッダ滅後の仏教を形作ったものについて
⑫ブッダ前世の修行について
⑬「色即是空・空即是色」の意義について
⑭不惜身命の決意について
⑮完璧な施しと仏による救済について
仏教の思想A(再)
※3年次以上対象
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義方法
添付のPDFファイルのテキストをダウンロードしてもらい、
それに沿って講義を進めます。
■系統的履修
特にありません
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストをよく読むようにして下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)レポートなどによって平 常 点をつけます。
定期試験(80%)期末テストは講義内容に即した出題を心が
けることにしています。
特に出席点は重視します。
『授業科目履修要項』第1部履修の
心得、Ⅳ単位の認定、2.授業科目の履修、
「総授業回数の3
分の1を越えて欠席した場合は、その科目の単位認定は受け
られない」ことが明記されています。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
契約宗教と仏教の違いを学び、仏に成るための教えという特
色を理解してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
HPに記載のアドレスを参照のこと。
http://homepage3.nifty.com/T_Hasuike
基 礎 科 目
【担当】蓮池 利隆
【開講】前期 水1
仏教の思想A
【担当】溪 英俊
【開講】後期 火5
■講義方法
特にテキストは定めず、講義形式で行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時間に書籍の紹介などを行う。各自で興味のあるものを
学んでほしい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席状況、
受講態度などで総合的に判断する。
定期試験(60%)講義内容をもとに、定期試験を行う。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①ガイダンス
②仏教を学ぶということ
③釈尊の生涯
④仏教の伝播
⑤大乗仏教について
⑥まとめ
上記内容ごとに1∼5回を予定
− 75
−
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2014/03/10 15:38:13
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
講義の概要
「仏教の思想 B」講義の概要
「仏教の思想」の教育目標を、以下に示す講義の内容全体に盛り込みながら、教員からの一方的な
講義にならないよう、学生一人ひとりの声に耳を傾け、龍谷ミュージアムの展示や視聴覚教材を適宜
活用して講義を展開します。
「仏教の思想 B」では、親鸞の生涯と思想を中心に、以下の授業内容で進めます。
鎌倉仏教の位置と特質――法然・親鸞・道元・日蓮・一遍
真実の探求――老少善悪を問わず・易行・わけへだてのない安らぎの道
自己を徹底的に見つめる――悪人正機・煩悩具足の凡夫・罪悪深重
現実世界への凝視と安らぎへの願い――火宅無常の世界・欣求浄土・世のなか安穏なれ
あるがままで受け容れられる世界――摂取不捨・阿弥陀仏の本願・自力と他力
あらゆるものは輝いている――白色白光・御同朋御同行・他者の尊重
親鸞の思想と龍谷大学の建学の精神
※本講義では、龍谷ミュージアムで展示している「仏教の思想と文化」に関する現物資料を教材とし
て授業を行う予定です。講義とともに展示を観覧することで講義内容の理解を深めます。詳細につ
いては、講義の中でお知らせします。
− 76
−
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2014/03/10 15:38:14
■講義計画
①大乗仏教思想の展開
②大乗仏教思想の中国的展開①
③大乗仏教思想の中国的展開②
④大乗仏教思想の日本的展開
⑤奈良仏教
⑥平安仏教
⑦鎌倉仏教
⑧親鸞聖人の生涯①
⑨親鸞聖人の生涯②
⑩親鸞聖人の思想① 浄土三部経
⑪親鸞聖人の思想② 七祖
⑫親鸞聖人の思想③ 他力本願
⑬親鸞聖人の思想④ 悪人正機
⑭親鸞聖人の思想⑤ 往生浄土
⑮まとめ 建学の精神
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義方法
講義時に配布するレジュメに沿って講義を進める。また必要
に応じて視聴覚教材も使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
特に予習の必要はないが、講義時に出てきた仏教要語につい
ては、漢字で正しく書け、正しく読めるように復習しておく
必要がある。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況と講義時に行う理解度調査によっ
て評価する。
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に随時紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回、
講義の感想や質問等を書いてもらいます。講義に出席し、
よく聴き、よく考えることが大切です。
基 礎 科 目
【担当】香川 真二
【開講】後期 水1
仏教の思想B
【担当】金澤 豊
【開講】後期 水1
仏教の思想B
■講義方法
特定のテクストは用いず、レジュメを配布する。
配布物に沿って講義を進めるため、配布物の整理整頓は必須。
また、講義終了時に担当者が提示するテーマに即したコメン
トカードを提出してもらう。
必要に応じて視聴覚教材も使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
龍谷ミュージアム見学の際などには、必ず小レポートの提出
を求める。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況・受講態度・毎講義時に提出を求
めるコメントカードにより総合的に評価す
る。
定期試験(50%)点数により評価する。
単位認定のためには講義の総回数の3分の2以上の出席を要す
る。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①ガイダンス
②大乗仏教の思想
③大乗仏教の経典
④中国における仏教の受容と展開①
⑤中国における仏教の受容と展開②
⑥中国における仏教の受容と展開③
⑦日本における仏教の受容と展開 飛鳥時代・奈良時代
⑧日本における仏教の受容と展開 平安時代
⑨日本における仏教の受容と展開 鎌倉時代
⑩浄土教の信仰
⑪親鸞聖人の生涯と思想①
⑫親鸞聖人の生涯と思想②
⑬親鸞聖人の生涯と思想③
⑭現代世界の仏教
⑮まとめ
− 77
−
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2014/03/10 15:38:14
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】蓮池 利隆
【開講】後期 水1
仏教の思想B
■講義方法
添付のPDFファイルのテキストをダウンロードしてもらい、
それに沿って進めます。
■系統的履修
特にありません
■授業時間外における予・復習等の指示
ふだんから諸文化に対する理解を深めておいて下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)レポートなどによって平 常 点をつけます。
定期試験(80%)期末テストは講義内容に即した出題を心が
けることにしています。
特に出席点は重視します。
『授業科目履修要項』第1部履修の
心得、Ⅳ単位の認定、2.授業科目の履修、
「総授業回数の3
分の1を越えて欠席した場合は、その科目の単位認定は受け
られない」ことが明記されています。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
浄土教の特質がどのような思想的交渉の中で形作られてきた
かを学ぶ。また、親鸞聖人の浄土教理解が大乗「空」思想へ
の回帰を目指すものであったことを理解する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
HPに記載したアドレスを参照のこと。
http://homepage3.nifty.com/T_Hasuike
■講義計画
①中央アジアにおける仏教伝来を物語る遺跡を紹介する
②和辻哲郎著「風土」に示される風土の三類型」について
③部派仏教における分析的無我の理解について
④ゾロアスター教と仏教の出合いについて
⑤クシャーン朝下における大乗仏教の展開について
⑥西域の人々と仏教のかかわりについて
⑦念仏行法の仏堂遺構について
⑧中国の浄土教・善導大師の念仏について
⑨日本の浄土教・法然上人の念仏について
⑩来迎思想の問題点と親鸞の立場について
⑪弟子から見た親鸞・「たまわりたる信心」について
⑫妻から見た親鸞・「臨終待つことなし、来迎頼むことなし」
⑬他力の教え・
「たまわりたる信心」の本質について
⑭悪人正機の教え・仏の姿と私の姿について
⑮契約宗教から「空」思想への回帰について
仏教の思想B(再)
※3年次以上対象
【担当】溪 英俊
【開講】前期 火5
■講義方法
特にテキストは定めず、講義形式で行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時間に書籍の紹介などを行う。各自で興味のあるものを
学んでほしい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席状況、
受講態度などで総合的に判断する。
定期試験(60%)講義内容をもとに、定期試験を行う。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①ガイダンス
②北伝仏教について
③親鸞の生涯
④浄土真宗の歴史
⑤まとめ
上記内容ごとに1∼5回を予定
− 78
−
2014_物質シラバス.indb 78
2014/03/10 15:38:14
■履修上の注意・担当者からの一言
初めて学ぶ外国語の場合、継続的な学習が必要不可欠です。
毎回の出席を心がけ、授業中は集中して理解するよう努め、
発音練習にも積極的に取り組んでください。
■講義計画
①第0課
②第1課
③第1課
④第2課
⑤第2課
⑥第3課
⑦第3課
⑧第4課
⑨第4課
⑩第5課
⑪第5課
⑫第6課
⑬第6課
⑭第7課
⑮第7課・まとめと復習
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
すぐに使えるフランス語
■講義概要
この授業では、フランス語で気軽にコミュニケーションがと
れるようになることを目指し、基礎的な会話を幅広くとりあ
げると同時に初歩的な文法を学びます。教科書には日本のポッ
プカルチャーがフランスで人気を集めている様子が紹介され
ているので、身近な話題を通してフランス語学習を行うこと
ができます。また様々な教材を利用してフランスの文化につ
いても解説を行い、多様な広がりを持つ授業としていきます。
■到達目標
平易なフランス語が理解できるようになること。
■講義方法
文法事項を解説し、視聴覚教材を利用して発音練習を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
小テストがありますので、教員の指示に従って十分に準備す
ること。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
藤田裕二 『パリのクール・ジャパン(Le Japon, c'est cool!)
』
朝日出版社 2,500円
■参考文献
仏和辞典を入手する場合は、次の3点を特に勧めます。
『ディコ仏和辞典』(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺
文社)
、
『クラウン仏和辞典』(三省堂)
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』、『クラウン仏和辞典』には、電
子辞書版があります。
基 礎 科 目
【担当】瓜生 濃世
【開講】前期 水3
フランス語ⅠA
【担当】瓜生 濃世
【開講】後期 水3
フランス語ⅠB
■サブタイトル
すぐに使えるフランス語
■講義概要
フランス語ⅠAの内容を引き継ぎます。この授業では、フラ
ンス語で気軽にコミュニケーションがとれるようになること
を目指し、基礎的な会話を幅広くとりあげると同時に初歩的
な文法を学びます。教科書には日本のポップカルチャーがフ
ランスで人気を集めている様子が紹介されているので、身近
な話題を通してフランス語学習を行うことができます。また
様々な教材を利用してフランスの文化についても解説を行い、
多様な広がりを持つ授業としていきます。
■到達目標
平易なフランス語が理解できるようになること。
■講義方法
文法事項を解説し、視聴覚教材を利用して発音練習を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
小テストがありますので、教員の指示に従って十分に準備す
ること。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
藤田裕二 『パリのクール・ジャパン(Le Japon, c'est cool!)
』
朝日出版社 2,500円
■参考文献
仏和辞典を入手する場合は、次の3点を特に勧めます。
『ディコ仏和辞典』(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺
文社)
、
『クラウン仏和辞典』(三省堂)
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』、『クラウン仏和辞典』には、電
子辞書版があります。
■履修上の注意・担当者からの一言
初めて学ぶ外国語の場合、継続的な学習が必要不可欠です。
毎回の出席を心がけ、授業中は集中して理解するよう努め、
発音練習にも積極的に取り組んでください。
■講義計画
①前期の復習
②第8課
③第9課
④第9課
⑤第10課
⑥第10課
⑦第11課
⑧第11課
⑨第12課
⑩第12課
⑪第13課
⑫第13課
⑬第14課
⑭第14課
⑮まとめと復習
− 79
−
2014_物質シラバス.indb 79
2014/03/10 15:38:14
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】森部 卓
【開講】前期 月2
フランス語ⅠC
■サブタイトル
ゲーム感覚で生きたフランス語の習得
■講義概要
従来、大学の語学授業は、学生間の個人差とは無関係に、教師が
文法事項を羅列的に説明し、その合間にささやかな講読や会話を
行うというもので、学生は受動的立場に置かれ、実践的語学学習
からは遠い内容でした。当授業は発想を転換し、パソコンを使い、
受講者各人が主役となり、自らの意志と好みに合わせ自由に生き
たフランス語を習得できるシステムになっています。当授業で使
用するフランス語学習ソフトには、日常の基本的会話を中心に、
役割練習、発音、クイズ、まとめの問題、さらには辞書や動詞変
化も収録され、一貫性があると同時に飽きのこない内容となって
います。反復練習も可能であり、授業時間以外にもCALL教室で
自習もできます。ゲームをする気分で気軽に受講して下さい。
■到達目標
①フランス語の基本的かつ実践的会話パターン。②正確な発音と
発声リズム。③聞き取り能力。④語い力と短文構成力。⑤パソコ
ン操作の初歩。
■講義方法
パソコンソフト Tell me more の興味あるメニューをクリックし、
〈読む・話す・聞く・書く〉の反復練習。ただし、授業の前半は
テキストを用い、必要な文法・発音・語いの解説、会話練習を行い、
パソコン学習と系統的にリンクするよう配慮する。また、DVDや
ビデオを使い、フランスの文化、歴史、社会などもできる限り紹
介します。
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の授業の復習、およびボキャブラリーを増やして下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席点
定期試験(50%)受講者数により、小テストに変更する場合あり。
■テキスト
藤田裕二 『新・東京ーパリ、初飛行』 駿河台出版社 2,310円
■参考文献
辞書等、授業中に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生同士、教師と学生の間でも、積極的にコミュニケーションを
はかりたいと考えています。「あいさつ」「お互いの紹介」から、
日常の様々な場面でのモデル会話を中心に展開してゆきます。4
月の授業初日に、受講者各自のパソコンモニタースクリーン上で
全体の構成を提示します。このソフトは日本語訳は付いていませ
んが、英語訳が出ますからうまく活用して下さい。
■講義計画
①パソコンソフトTell me more(フランス語版教材)の全体の構
成を提示
②フランスとフランス語に親しむ
③挨拶する
④発音と綴り字の説明
⑤名前、国籍、職業を言う
⑥年齢を言う、家族を語る
⑦好きなものを言う
⑧持ち物を言う
⑨友達について話す
⑩疑問詞を使ってたずねる
⑪近い未来、近い過去のことを言う
⑫時間、天候を言う
⑬数量を表す
⑭パリで出会う日本文化
⑮レストランに行く
【担当】嶋 陽一
【開講】前期 月3
フランス語ⅠC
■サブタイトル
さらに楽しいフランス語
■講義概要
フランス語IA、IBは基礎的な文法知識の習得が主な目標と
なっています。それに対しIC、IDは、やはり文法項目につ
いての解説も行うけれども、もっと多くのシチュエーション
に触れ、実際にフランス語を多く口にすることで、より実践
的な語学学習の場としたいと思います。同時に多くの視聴覚
教材を利用して、フランスの文化と歴史について、幅広い解
説をしていきます。さらに、盛りだくさんの内容を誇るコン
ピュータ教材を用いることで、発音練習なども深めていく予
定です。
■到達目標
口頭練習を数多く取り入れることで、実践的なコミュニケー
ション能力を習得することを目指します。
■講義方法
CALL教室を利用して、語学学習用ソフトウェア、DVDなど
を積極的に活用します。
■系統的履修
前期完結の授業ですが、つづけてフランス語IDも受講し、通
年で学習することを目指してください。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の内容は授業時間内に完結しますが、付録のCD教材
などを通じて自宅での復習を繰り返し行えば効果的です。ま
た、CALL教室が自習用に開放されるときには、学習用ソフ
トウェアによる自習が可能です。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)出席を重視します。
定期試験(20%)
■テキスト
大久保政憲 『話してみようフランス語ー Oui;-)
』
朝日出版
社 2,300円
■参考文献
仏和辞典を使用します。次の3点を特に勧めます。
『ディコ仏和辞典』
(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』
(旺
文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)
『クラウン』には電子辞書版が、
『プチ・ロワイヤル』には電
子辞書版とiPhone版があります。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に興味を持ち、授業時間以外にもフランス語に多く触
れることで、幅広い学習を心がけてください。
■講義計画
次の教材を併用していきます。受講生の進度に合わせて組み
合わせを考えていきます。
Tell Me More(Auralog)
その他にも複数の視聴覚教材を使用します。
− 80
−
2014_物質シラバス.indb 80
2014/03/10 15:38:14
定期試験(50%)受講者数により、小テストに変更する場合あり。
■テキスト
藤田裕二 『新・東京ーパリ、初飛行』 駿河台出版社 2,310円
■参考文献
辞書等、授業中に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生同士、教師と学生の間でも、積極的にコミュニケーションを
はかりたいと考えています。「あいさつ」「お互いの紹介」から、
日常の様々な場面でのモデル会話を中心に展開してゆきます。4
月の授業初日に、受講者各自のパソコンモニタースクリーン上で
全体の構成を提示します。このソフトには日本語訳は付いていま
せんが、英語訳が出ますからうまく活用して下さい。
■講義計画
①パソコンソフトTell me more(フランス語版教材)の全体の構
成を提示
②フランスとフランス語に親しむ
③挨拶する
④発音と綴り字の説明
⑤名前、国籍、職業を言う
⑥年齢を言う、家族を語る
⑦好きなものを言う
⑧持ち物を言う
⑨友達について話す
⑩疑問詞を使ってたずねる
⑪近い未来、近い過去のことを言う
⑫時間、天候を言う
⑬数量を表す
⑭パリで出会う日本文化
⑮レストランに行く
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
ゲーム感覚で生きたフランス語の習得
■講義概要
従来、大学の語学授業は、学生間の個人差とは無関係に、教師が
文法事項を羅列的に説明し、その合間にささやかな講読や会話を
行うというもので、学生は受動的立場に置かれ、実践的語学学習
からは遠い内容でした。当授業は発想を転換し、パソコンを使い、
受講者各人が主役となり、自らの意志と好みに合わせ自由に生き
たフランス語を習得できるシステムになっています。当授業で使
用するフランス語学習ソフトには日常の基本的会話を中心に、役
割練習、発音、クイズ、まとめの問題、さらには辞書や動詞変化
も収録され、一貫性があると同時に飽きのこない内容となってい
ます。反復練習も可能であり、授業時間以外にもCALL教室で自
習もできます。ゲームをする気分で気軽に受講して下さい。
■到達目標
①フランス語の基本的かつ実践的会話パターン。②正確な発音と
発声リズム。③聞き取り能力。④語い力と短文構成力。⑤パソコ
ン操作の初歩。
■講義方法
パソコンソフト Tell me more の興味あるメニューをクリックし、
〈読む・話す・聞く・書く〉の反復練習。ただし、授業の前半は
テキストを用い、必要な文法・発音・語いの解説、会話練習を行い、
パソコン学習と系統的にリンクするよう配慮する。また、DVDや
ビデオを使い、フランスの文化、歴史、社会などもできる限り紹
介します。
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の授業の復習、およびボキャブラリーを増やして下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席点
基 礎 科 目
【担当】森部 卓
【開講】前期 木3
フランス語ⅠC
【担当】森部 卓
【開講】後期 月2
フランス語ⅠD
■サブタイトル
ゲーム感覚で生きたフランス語の習得
■講義概要
従来、大学の語学授業は、学生間の個人差とは無関係に、教師
が文法事項を羅列的に説明し、その合間にささやかな講読や会
話を行うというもので、学生は受動的立場に置かれ、実践的語
学学習からは遠い内容でした。当授業は発想を転換し、パソコ
ンを使い、受講者各人が主役となり、自らの意志と好みに合わ
せ自由に生きたフランス語を習得できるシステムになっていま
す。当授業で使用するフランス語学習ソフトには日常の基本的
会話を中心に、役割練習、発音、クイズ、まとめの問題、さら
には辞書や動詞変化も収録され、一貫性があると同時に飽きの
こない内容となっています。反復練習も可能であり、授業時間
以外にもCALL教室で自習もできます。ゲームをする気分で気
軽に受講して下さい。なお、授業自体はⅠCの続きです。
■到達目標
①フランス語の基本的かつ実践的会話パターン。②正確な発音
と発声リズム。③聞き取り能力。④語い力と短文構成力。⑤パ
ソコン操作の初歩。
■講義方法
パソコンソフト Tell me more の興味あるメニューをクリッ
クし、〈読む・話す・聞く・書く〉の反復練習。ただし、授業
の前半はテキストを用い、必要な文法・発音・語いの解説、会
話練習を行い、パソコン学習と系統的にリンクするよう配慮す
る。また、DVDやビデオを使い、フランスの文化、歴史、社会
などもできる限り紹介します。
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の授業の復習、およびボキャブラリーを増やして下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席点
定期試験(50%)受講者数により、
小テストに変更する場合あり。
■テキスト
藤田裕二 『新・東京ーパリ、初飛行』 駿河台出版社 2,310円
■参考文献
辞書等、授業中に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生同士、教師と学生の間でも、積極的にコミュニケーション
をはかりたいと考えています。ⅠCの続きですが、9月末の授業
初日に、受講者各自のパソコンモニタースクリーンで全体の構
成を提示します。このソフトには日本語訳は付いていませんが、
英語訳が出ますからうまく活用して下さい。
■講義計画
①パソコンソフトTell me more(フランス語版教材)の全体の
構成の提示
②一日を語る
③頼む、命令する
④店で買い物をする
⑤未来のことを語る
⑥過去のことを語る(直説法複合過去)
⑦バカンスに行く
⑧フランス語でメールを出す
⑨人や物について語る
⑩美術館に行く
⑪大人気のジャパン・エキスポ
⑫フランス留学と学生生活について
⑬乗り物に乗る
⑭感情を表現する
⑮日仏文化交流の昨今
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教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】嶋 陽一
【開講】後期 月3
フランス語ⅠD
■サブタイトル
さらに楽しいフランス語
■講義概要
フランス語IA、IBは基礎的な文法知識の習得が主な目標と
なっています。それに対しIC、IDは、やはり文法項目につい
ての解説も行うけれども、もっと多くのシチュエーションに
触れ、実際にフランス語を多く口にすることで、より実践的
な語学学習の場としたいと思います。後期はとくにコンピュー
タ教材、インターネットによる演習の比率を増やしていく予
定です。
■到達目標
きれいな発音による、役立つフランス語の習得。
■講義方法
CALL教室を利用して、語学学習用ソフトウェア、DVDなど
を積極的に活用します。
■系統的履修
後期完結の授業ですが、前期に開講されるフランス語ICもで
きれば受講しておいてください。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の内容は授業時間内に完結しますが、付録のCD教材
などを通じて自宅での復習を繰り返し行えば効果的です。ま
た、CALL教室が自習用に開放されるときには、学習用ソフ
トウェアによる自習が可能です。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)出席を重視します。
定期試験(20%)
■テキスト
大久保政憲 『話してみようフランス語ー Oui;-)』
朝日出版
社 2,300円
■参考文献
仏和辞典を使用します。次の3点を特に勧めます。
『ディコ仏和辞典』(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』
(旺
文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)
『クラウン』には電子辞書版が、
『プチ・ロワイヤル』には電
子辞書版とiPhone版があります。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に興味を持ち、授業時間以外にもフランス語に多く触
れることで、幅広い学習を心がけてください。
■講義計画
次の教材を併用していきます。受講生の進度に合わせて組み
合わせを考えていきます。
Tell Me More(Auralog)
その他にも複数の視聴覚教材を使用します。
【担当】森部 卓
【開講】後期 木3
フランス語ⅠD
■サブタイトル
ゲーム感覚で生きたフランス語の習得
■講義概要
従来、大学の語学授業は、学生間の個人差とは無関係に、教師
が文法事項を羅列的に説明し、その合間にささやかな講読や会
話を行うというもので、学生は受動的立場に置かれ、実践的語
学学習からは遠い内容でした。当授業は発想を転換し、パソコ
ンを使い、受講者各人が主役となり、自らの意志と好みに合わ
せ自由に生きたフランス語を習得できるシステムになっていま
す。当授業で使用するフランス語学習ソフトには日常の基本的
会話を中心に、役割練習、発音、クイズ、まとめの問題、さら
には辞書や動詞変化も収録され、一貫性があると同時に飽きの
こない内容となっています。反復練習も可能であり、授業時間
以外にもCALL教室で自習もできます。ゲームをする気分で気
軽に受講して下さい。なお、授業自体はⅠCの続きです。
■到達目標
①フランス語の基本的かつ実践的会話パターン。②正確な発音
と発声リズム。③聞き取り能力。④語い力と短文構成力。⑤パ
ソコン操作の初歩。
■講義方法
パソコンソフト Tell me more の興味あるメニューをクリッ
クし、〈読む・話す・聞く・書く〉の反復練習。ただし、授業
の前半はテキストを用い、必要な文法・発音・語いの解説、会
話練習を行い、パソコン学習と系統的にリンクするよう配慮す
る。また、DVDやビデオを使い、フランスの文化、歴史、社会
などもできる限り紹介します。
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の授業の復習、およびボキャブラリーを増やして下さい。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席点
定期試験(50%)受講者数により、
小テストに変更する場合あり。
■テキスト
藤田裕二 『新・東京ーパリ、初飛行』 駿河台出版社 2,310円
■参考文献
辞書等、授業中に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
学生同士、教師と学生の間でも、積極的にコミュニケーション
をはかりたいと考えています。ⅠCの続きですが、9月末の授業
初日に、受講者各自のパソコンモニタースクリーンで全体の構
成を提示します。このソフトには日本語訳は付いていませんが、
英語訳が出ますからうまく活用して下さい。
■講義計画
①パソコンソフトTell me more(フランス語版教材)の全体の
構成の提示
②一日を語る
③頼む、命令する
④店で買い物をする
⑤未来のことを語る
⑥過去のことを語る(直説法複合過去)
⑦バカンスに行く
⑧フランス語でメールを出す
⑨人や物について語る
⑩美術館に行く
⑪大人気のジャパン・エキスポ
⑫フランス留学と学生生活について
⑬乗り物に乗る
⑭感情を表現する
⑮日仏文化交流の昨今
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■参考文献
仏和辞典を持つことが望ましい。次の2点を特に勧めます。
『ディコ仏和辞典』(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』
(旺
文社)
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的な参加を望みます。
■講義計画
教材としては、文法・読本の教科書の他に、Tell Me More
(Auralog)を用います。その他に、適宜視聴覚教材を用意し
ます。教科書はフランス各地の文化や料理を平易なフランス
語で紹介するものです。
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
フランス語を楽しく深める
■講義概要
1年次ではじめて触れたフランス語に興味をもち、さらに学
習を継続したい、と考える方が対象です。紙媒体のテクスト
とCALL教材を併用して、前年の学習内容を復習しつつ、
その上に新しい知識を付け加えて、よりフランス語を楽しめ
るようになることをねらいとします。教科書では、フランス
各地の食文化が詳しく紹介されています。そうした文化学習
にも力を入れていきます。
■到達目標
平易なフランス語の文章が読めるようになるまでの文法の知
識、基本語彙の習得。
■講義方法
CALL教室で、視聴覚教材を用いると同時に、教科書を講読
しながら、文法を学びます。
■系統的履修
前期完結の授業ですが、つづけてフランス語セミナーBも受
講されることをすすめます。
■授業時間外における予・復習等の指示
テクストの講読を中心に宿題を課します。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)出席を重視します。
定期試験(20%)内容については受講生と相談の上決定します。
■テキスト
藤田裕二 『彼女は食いしん坊!2フランス美味探訪の旅』
朝日出版社 2,500円
基 礎 科 目
【担当】嶋 陽一
【開講】前期 木4
フランス語セミナーA
【担当】嶋 陽一
【開講】後期 木4
フランス語セミナーB
■サブタイトル
フランス語・フランス文化の理解を楽しく深める。
■講義概要
1年次ではじめて触れたフランス語に興味をもち、さらに学
習を継続したい、と考える方が対象です。紙媒体のテクスト
とCALL教材を併用して、よりフランス語を楽しめるよう
になることをねらいとします。セミナーBでは、コンピュー
タ教材を利用して、会話練習をする一方、フランス映画から
数本を選んで学生諸君に事前学習をしてもらい、フランスの
歴史・文化について学ぶことに重点を置きます。
■到達目標
フランス語応用のための基礎的な語学力、現代のフランス文
化についての知識を身に付ける。
■講義方法
CALL教室を利用します。引き続き中級文法を学ぶと同時に、
視聴覚教材を通じてフランスの文化・歴史を学びます。また、
希望により実用フランス語検定受験のための学習も用意しま
す。
■系統的履修
後期完結の授業ですが、内容的にはフランス語セミナーAと
共通しています。継続した受講を勧めます。
■授業時間外における予・復習等の指示
テクストの講読を中心に宿題を課します。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)出席を重視します。
定期試験(20%)内容については受講生と相談の上決定します。
■テキスト
藤田裕二 『彼女は食いしん坊!2フランス美味探訪の旅』
朝日出版社 2,500円
■参考文献
『ディコ仏和辞典』(白水社)、
『プチ・ロワイヤル仏和辞典』
(旺
文社)
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的な参加を望みます。
■講義計画
教材としては、文法・読本の教科書の他に、Tell Me More
(Auralog)を用います。その他に、適宜視聴覚教材を用意し
ます。教科書はフランス各地の文化や料理を平易なフランス
語で紹介するものです。
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2014/03/10 15:38:15
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】大槻 志郎
【開講】前期 水3
文学入門
■サブタイトル
物語の逆襲
■講義概要
ある物語が面白く感じられ、ある言葉が魅力的に思えるのは
なぜなのか。おそらくこれまでは漠然と文学に接してきた学
生諸君に、文学を理解するための諸々の知的枠組みを紹介し、
それによって新たな目で文学を捉え、より深く面白く味わえ
るようにするのが狙い。その過程で、道具となる考え方はも
ちろん、ときに専門用語も導入し、また例として学生にとっ
て面白いのではないかという諸作品をも紹介したい。対象は
日本文学に限らず広く翻訳も含める。詩も取り上げるものの、
何よりも物語の魅力を焦点とするため、ジャンルとしては主
に小説を扱う。映画など、文学以外の物語形式にも多く言及
することになる。
■到達目標
文学作品を、より知的に、より深く、より楽しく、味わうた
めのノウハウを身につける
文学という広く豊かな世界への意識を養う
■講義方法
受講者数にもよるが、授業計画に基づく理論的な講義と、実
際に文学作品を読み解く作業とを併せて取り入れたい。細か
いレベルで考えられるように、作品は短編を中心に扱う。出
欠状況の確認も兼ねて、毎回講義の最初にミニクイズ、終わ
りに感想、質問などを書いてもらうほか、作品分析などで課
題の提出を求めることがある。
■授業時間外における予・復習等の指示
次回講義で解説予定の作品等をあらかじめ配るので、指示に
従って自分なりに読んで考えてみること。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)講義末に書いてもらうコメントや課題の提
出状況と内容
定期試験(60%)講義内容に関する選択問題、論述問題など
試験と平常成績を総合的に評価する。3分の1以上欠席の場合
は原則として期末試験の受験資格を失うものとし、結果的に
単位は認められないことになる。
■テキスト
使用せず。適宜プリント配布。
■参考文献
中条省平 『小説の解剖学』 筑摩書房(ちくま文庫) 798円
廣野由美子 『批評理論入門―「フランケンシュタイン」解剖
講義』
中央公論社(中公新書) 780円
■履修上の注意・担当者からの一言
文学の世界をもっと知りたい、理解したいという意欲ある受
講者を念頭に、講師も受講生も労力は大きいが収穫も多い講
義をめざす。したがって楽に単位が取れればいいだけの人に
は向かない。よく話を聞いて、じっくり考え深く味わって欲
しい。なお、物語についての講義となると、取り上げる小説
などについての、いわゆる「ネタばれ」は多少とも避けられ
ない。なるべく配慮はするが、あらかじめ了解の上受講のこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。
2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learning
サイトを開設予定。
■講義計画
①序説―文学は死んだか?
②詩の言葉、言葉の詩
③ジャンル・タイプ・intertextuality
④幻想という名の真実
⑤言葉の裏を読む
⑥象徴の成立
⑦構造と対立
⑧アイロニー
⑨作者・作品・読者
⑩曖昧と解釈の問題
⑪文学と時間
⑫名前の文化論
⑬旅のモチーフ
⑭実践分析批評1
⑮実践分析批評2
*以上は、講義項目の流れを示したもので、必ずしも回毎の
内容というわけではない。1-13の項目に14,15を絡めてゆく
のが基本スタイルである。
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−
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2014/03/10 15:38:15
■履修上の注意・担当者からの一言
レポート課題は講義でとりあげたテーマに沿って出される。
留意されたい。
■講義計画
①オリエンテーション
②文体と内容
③視点の問題
④ことばの3側面:外観
⑤ことばの3側面:響き
⑥ことばの3側面:意味
※毎回さまざまな作家を採り上げる。以下の作家については
特に個別に論じる予定である。
(順不同)
⑦谷崎潤一郎
⑧筒井康隆
⑨松本清張
⑩宮部みゆき
⑪山田風太郎
⑫奥泉光
⑬川崎洋
⑭入澤康夫
⑮谷川俊太郎
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
ブンガクはなぜあんなにつまらないか?あるいはなぜこんなに
面白いか?
■講義概要
宿題で読書感想文を書かされ、観たいテレビもがまんして嫌
いな作文を書かされたせいで読書が嫌いになった方は多いで
しょう。おまけに、今の世の中、ケータイでもネットでも、
本を読むより楽しいことはいくらでもあります。それなのに
なぜ本を読まなければならないのか?それもよりによってブン
ガクだなんて!しかし、実はブンガクこそが、私たちの住ん
でいる世界を作る力・ひっくり返す力を持っているのです。
本講義は、そうしたブンガクの力についての入門です。
■到達目標
ただひたすら楽しいはずの文学を読むという行為を認識する。
■講義方法
毎回テーマを決めて数冊の本を採り上げ、講義形式で解説す
る。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で採り上げた文学作品を、できるだけ自ら読んでみるこ
とを薦める。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席による
レポート(80%)2000字程度
■テキスト
特になし
■参考文献
授業中に指示する。
基 礎 科 目
【担当】嶋 陽一
【開講】前期 木3
文学入門
【担当】坂本 輝世
【開講】後期 火5
文学入門
■サブタイトル
モチーフとメタファーで読む「物語」
■講義概要
「文学」とは「ことば」を使って人間の内面と世界を描くもの、まだ文字がなかった時代から
現在に至るまで、人間にとってなくてはならない表現方法の一つです。「ことば」で表現しよ
うとする人々は、さまざまなイメージやテクニックを使って、自分が表現したいことを伝えよ
うとしてきました。同時に「ことば」は、それを読む人/聞く人の経験、感性、知識などによって、
意味が大きく変わってきます。このクラスでは、英文学の古典といわれる作品の中から3つ(17
世紀初頭の『ハムレット』、19世紀半ばの『ジェイン・エア』、19世紀末の『闇の奥』)を中心に、
短編小説などにも触れながら、「ことば」を読む面白さと「物語」の仕組みについて考えます。
とくに、「モチーフ」「メタファー」「語り」などの概念を理解することで、文学を自分の読み
方で読み、それを他の人と分かち合うためのツールとしてもらいたいと思います。「文学」は
少し苦手という人には、「ことば」による表現の面白さを感じてもらえるように、そして、「文
学」は好きだけど「面白かった」気持ちの伝え方がわからないという人には、「物語」の仕組
みを知ってさらに楽しんでもらえるようになると思います。
■到達目標
「文学」とは何かについて、自分なりの理解をする。あるいは理解を深める。「モチーフ」
「メタファー」
「語り」などについて理解し、文学を読み、論じるための手段の一つとして使えるようになる。古典
とされる作品を読み、その時代背景などを知ることで、大学生に相応しい教養の一部を身につける。
■講義方法
毎週、宿題(指定テキストである戯曲や小説を読む)があります。クラスの最初に、宿題
で読んだテキストの内容について、質問に答えたり、コメントや疑問点を書いたりしても
らいます。学期中に3回小レポートの提出、学期末には期末レポートを提出してもらいます。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習内容:第1週(オリエンテーション)の予習はなし。指定テキスト(文
庫本で計4冊)を読む週が9週、小レポートを作成して提出する週が計3週、
プリント教材を読む週が1週、最終週は期末レポートの作成、提出となります。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)毎回のクラスで、読んできたテキストについてコメントなどを書いても
らいます。
レポート(40%)授業で取り上げたトピックに基づいて、期末レポートを書いてもらいます。
そ の 他(30%)『ハムレット』、
『ジェイン・エア』、
『闇の奥』それぞれについての小レポー
トを出してもらいます。
一学期を通して毎週かなりの量を読み、レポート課題も数回提出することになるので、そ
の覚悟をして受講すること。
■テキスト
ウィリアム・シェイクスピア『新訳ハムレット』角川書店 500円
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア(上・下)』光文社 1,780円
ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』 光文社 620円
■参考文献
授業内で指示する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
eラーニングシステムを使って、授業で使用したPower Point
資料などをアップロードしますので、適宜利用して下さい。
■講義計画
①はじめに:文学の「ことば」
②『ハムレット』(1):戯曲の表現
③『ハムレット』(2):イメージとモチーフ
④『ハムレット』(3):物語の「テーマ」とメタファー
⑤『ハムレット』(4):パフォーマンスとしての文学
⑥『ジェイン・エア』(1)
:西洋近代小説の発展
⑦『ジェイン・エア』(2)
:語り手の意味
⑧『ジェイン・エア』(3)
:くり返されるモチーフ
⑨『ジェイン・エア』(4)
:物語の「テーマ」とメタファー
⑩『ジェイン・エア』(5)
:さまざまな「読み」方
⑪『闇の奥』(1):重層的な「語り」の持つ意味
⑫『闇の奥』(2):謎とあいまいさのはたらき
⑬『闇の奥』(3):メタファーの危険性
⑭「湿原で」
:モチーフ、メタファー、テーマ、語り
⑮まとめ
− 85
−
2014_物質シラバス.indb 85
2014/03/10 15:38:15
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】嶋 陽一
【開講】後期 木3
文学入門
■サブタイトル
ブンガクはなぜあんなにつまらないか?あるいはなぜこんなに
面白いか?
■講義概要
宿題で読書感想文を書かされ、観たいテレビもがまんして嫌
いな作文を書かされたせいで読書が嫌いになった方は多いで
しょう。おまけに、今の世の中、ケータイでもネットでも、
本を読むより楽しいことはいくらでもあります。それなのに
なぜ本を読まなければならないのか?それもよりによってブン
ガクだなんて!しかし、実はブンガクこそが、私たちの住ん
でいる世界を作る力・ひっくり返す力を持っているのです。
本講義は、そうしたブンガクの力についての入門です。
■到達目標
ただひたすら楽しいはずの文学を読むという行為を認識する。
■講義方法
毎回テーマを決めて数冊の本を採り上げ、講義形式で解説す
る。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で採り上げた文学作品を、できるだけ自ら読んでみるこ
とを薦める。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席による
レポート(80%)2000字程度
■テキスト
特になし
■参考文献
授業中に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
レポート課題は講義でとりあげたテーマに沿って出される。
留意されたい。
■講義計画
①オリエンテーション
②文体と内容
③視点の問題
④ことばの3側面:外観
⑤ことばの3側面:響き
⑥ことばの3側面:意味
※毎回さまざまな作家を採り上げる。以下の作家については
特に個別に論じる予定である。(順不同)
⑦谷崎潤一郎
⑧筒井康隆
⑨松本清張
⑩宮部みゆき
⑪山田風太郎
⑫奥泉光
⑬川崎洋
⑭入澤康夫
⑮谷川俊太郎
【担当】時本 義昭
【開講】前期 月1
法学入門
■サブタイトル
日常生活と法
■講義概要
わが国では、明治維新以来、欧米の法制度を積極的に導入し
てきた結果、現在、社会生活のすみずみまで法の網の目が張
りめぐらされ、近代的法制度は一応完備されているといって
よい。さらに、敗戦に伴う日本国憲法の制定(とくに社会権
の保障)・環境問題・高齢化社会の到来などによって、現在の
わが国の法制度は世界の最先端に位置しているといっても過
言ではない。このように複雑な現在の日本社会で生活してゆ
くためには、法に関する基本的な知識が不可欠である。そこ
で本講義では、日常生活にとって必要不可欠な法的知識につ
いて、財産関係と家族関係を中心に説明したい。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
※プリント使用
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①基礎知識(法の種類)
②日本国憲法の基本原理
③日本国憲法の保障する人権
④日常生活と契約Ⅰ(契約とその主体)
⑤日常生活と契約Ⅱ(動産と不動産)
⑥日常生活と契約Ⅲ(金銭と保証)
⑦日常生活とアクシデント
⑧雇用と法
⑨家族関係Ⅰ(夫婦と親子)
⑩家族関係Ⅱ(相続)
⑪犯罪と法Ⅰ(刑法の基本原理)
⑫犯罪と法Ⅱ(犯罪の成立)
⑬行政と法
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
− 86
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2014_物質シラバス.indb 86
2014/03/10 15:38:15
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①基礎知識(法の種類)
②日本国憲法の基本原理
③日本国憲法の保障する人権
④日常生活と契約Ⅰ(契約とその主体)
⑤日常生活と契約Ⅱ(動産と不動産)
⑥日常生活と契約Ⅲ(金銭と保証)
⑦日常生活とアクシデント
⑧雇用と法
⑨家族関係Ⅰ(夫婦と親子)
⑩家族関係Ⅱ(相続)
⑪犯罪と法Ⅰ(刑法の基本原理)
⑫犯罪と法Ⅱ(犯罪の成立)
⑬行政と法
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
日常生活と法
■講義概要
わが国では、明治維新以来、欧米の法制度を積極的に導入し
てきた結果、現在、社会生活のすみずみまで法の網の目が張
りめぐらされ、近代的法制度は一応完備されているといって
よい。さらに、敗戦に伴う日本国憲法の制定(とくに社会権
の保障)・環境問題・高齢化社会の到来などによって、現在の
わが国の法制度は世界の最先端に位置しているといっても過
言ではない。このように複雑な現在の日本社会で生活してゆ
くためには、法に関する基本的な知識が不可欠である。そこ
で本講義では、日常生活にとって必要不可欠な法的知識につ
いて、財産関係と家族関係を中心に説明したい。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末の定期試験
■テキスト
※特に指定しない。
■参考文献
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
※プリント使用
基 礎 科 目
【担当】時本 義昭
【開講】後期 月1
法学入門
− 87
−
2014_物質シラバス.indb 87
2014/03/10 15:38:16
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】菊地 建至
【開講】前期 水3
倫理学入門
■サブタイトル
現代社会の倫理学入門(個人の行為の規制や支援について「倫
理学的に」考える)
■講義概要
★「倫理学入門」担当の菊地建至です。はじめまして。各授
業の「講義概要」の説明に入る前に話しておきたいことが
あります。ただし字数制限のためここには書けないから、
「履
修上の注意・担当者からの一言」に書きます。先に、よく
読んでください。
★この「水曜日3時限の倫理学入門」の学期末試験は、
「一切
持込なし」で実施する予定です。
●現代社会において、「個人の自由」についてどう考えるかは
重要なことです。しかし、
「自由」ってどういうことか、じっ
くり考えたことのあるひとは少ないのではないだろうか。
この「水曜日3時限の倫理学入門」は、個人の行為の「規制」
と「支援」に注目することによって、また、「経済・市場と
倫理の関係」に注目することによって、「自由」について倫
理学的に考える授業です。
●「現代社会の自由の問題には、倫理学の視点でどのような
特徴があるか」と「倫理学的なアプローチは自由の問題に
どのような提案をすることができるか」
、これら両方の問い
を意識し、「現代社会の主要な倫理問題」について、具体的
かつ理論的にていねいに授業を進めることを約束します。
●この授業は「入門」だから、まず単位取得に必要なのは「基
本・標準レベルの」理解ということになるが、さらにあな
たが授業をとおしてとくに関心をもった倫理問題について
(他のひとたちと話し合う、基本レベル以上に徹底的に考え
るなど)考察を展開することの援助もする。受身ではなく、
積極的な参加を求めたい。
●この「倫理学入門」を通して、「倫理とはどのようなことが
らか」、「現代社会の倫理学はどのようなことを主題とし、
どのようにそれらを探求するか」など、じっくり考えるきっ
かけにしてほしい。きっと、
「あたりまえ」や「しかたない」
と思っていることを見直したり、あなたの身近な日常ので
きごとやさまざまな社会問題について「倫理学的に」考え、
話し合うきっかけになるだろう。
■到達目標
●現代社会において倫理学はどのように生かされるか、この
ことの理解を深めるとともに、日常の生活や社会の諸問題
に関して「倫理学的に」考え、話し合い、表現する仕方を
身につける。これらの点で上達することが、この授業を受
講する学生にとっての、第一の目標です。
■講義方法
●「講義」形式だが、多くの授業のなかで「(映画を中心とす
る)映像資料」を活用する。わたしは、楽しく学べるよう
に準備をおこたらないことを約束します。また、テキスト
は使用しないが、課題・ホームワークは少なくないだろう。
あなたは「能動的・積極的に」授業に取り組むことを重視
してほしい。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業内容の復習やホームワークが求められる機会は少なくな
いだろう。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)積極的な授業参加、小テスト(確認テスト)、
比較的短い論述(レポート)などで評価す
る
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
授業で、そのつど紹介する。ぜひ、積極的に読んでほしい。
■履修上の注意・担当者からの一言
●わたしが担当する倫理学入門は、2014年度も、三種類あり
ます(水曜日3時限・前期、水曜日4時限・前期、水曜日
5時限・後期)。毎年、どの授業も、参加者が多数になり、
多人数授業だから「講義中心」になります。しかし、わた
しは学生が「倫理に関して自分(たち)で考えること」を
重視するから、学生が「自分で考える、そしてその思考を
表現する」きっかけになる工夫に力を入れます。
●あなたは上記の(三種の)倫理学入門の「どれかひとつだ
けに」登録することができます。曜日・時間だけでなく「内
容」や「授業の進め方」も異なる部分があるように授業計
画するから、ぜひ「内容や進め方を理解し」
、あなたが「積
極的に」授業参加したいと思うものを選んで登録してほし
いと思います。また、曜日・時間により受講者数が大きく
異なることはありうるから、「平常点の評価法」や「試験の
持込条件」もそれに応じて異なることはありえます。詳し
くは初回授業で説明します。
●継続的で、積極的な授業参加を望みます。ただ毎回座って
いればそれだけで単位がとれて当然だとか、授業中の私語
など厳しく対処されるのは嫌だとか思う学生は、この授業
に合わないと思います。その点では厳しい授業です。とは
いえ、上記のことが守られれば、基本的に、親しみやすく、
(知的に)楽しく学べる、ていねいな授業でありたいと思っ
ています。
■講義計画
①ガイダンス
②∼③(テレビドラマなどの)映像資料を用いて、自由や倫
理について考えることを始める
④∼⑤「個人の行為を規制すること」についてよく考える
⑥∼⑧(映画などの)映像資料や読書資料を用いて、「個人の
行為を支援すること」についてよく考える
⑨∼⑩「倫理の基礎」について理解を深める
⑪∼⑬(映画などの)映像資料や読書資料を用いて、「経済・
市場と倫理」や「グローバリズムと倫理」についてよく考
える
⑭∼⑮授業で取り上げた範囲であなたがもっとも関心のある
「自由や倫理の問題」について、徹底的に考えよう
※以上、順不同。
− 88
−
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学で求められる読書のトレーニング」にもなると前向きに理
解するといいだろう。
■授業時間外における予・復習等の指示
読書資料を読んでくること、授業内容の自習(予習・復習を含む)
など、求められる機会は少なくないだろう。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)積極的な授業参加、小テスト(確認テスト)、
比較的短い論述(レポート)などで評価する
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
授業で、そのつど紹介する。ぜひ、積極的に読んでほしい。
■履修上の注意・担当者からの一言
●わたしが担当する倫理学入門は、2014年度も、三種類ありま
す(水曜日3時限・前期、水曜日4時限・前期、水曜日5時限・
後期)。毎年、どの授業も、参加者が多数になり、多人数授
業だから「講義中心」になります。しかし、わたしは学生が
「倫理に関して自分(たち)で考えること」を重視するから、
学生が「自分で考える、そしてその思考を表現する」きっか
けになる工夫に力を入れます。
●あなたは上記の(三種の)倫理学入門の「どれかひとつだけ
に」登録することができます。曜日・時間だけでなく「内容」
や「授業の進め方」も異なる部分があるように授業計画する
から、ぜひ「内容や進め方を理解し」、あなたが「積極的に」
授業参加したいと思うものを選んで登録してほしいと思いま
す。また、曜日・時間により受講者数が大きく異なることは
ありうるから、「平常点の評価法」や「試験の持込条件」も
それに応じて異なることはありえます。詳しくは初回授業で
説明します。
●継続的で、積極的な授業参加を望みます。ただ毎回座ってい
ればそれだけで単位がとれて当然だとか、授業中の私語など
厳しく対処されるのは嫌だとか思う学生は、この授業に合わ
ないと思います。その点では厳しい授業です。とはいえ、上
記のことが守られれば、基本的に、親しみやすく、(知的に)
楽しく学べる、ていねいな授業でありたいと思っています。
■講義計画
①ガイダンス
②∼③(映画などの)映像資料や(授業内で配布する)読書資
料を用いて、「勇気」や「勇気以外の諸徳」について考える
ことを始める
④∼⑥(映画などの)映像資料や(授業内で配布する)読書資
料を用いて、「エンハンスメント」と「倫理の基礎」につい
て考えることを始める
⑦∼⑧「倫理の基礎」、「平等」、「卓越」、「自由」などについて
整理し、よく考える
⑨調整日
⑩∼⑪「徳(たとえば勇気、節制、正義)は教えられるか」、「徳
はどのようにして身につくか」などについて整理し、よく考え
る
⑫∼⑬「異なるものの共生」、「友」、「倫理」などについてよく考
える
⑭∼⑮授業で取り上げた範囲であなたがもっとも関心のある
「倫理の問題」について徹底的に考えよう
※以上、順不同
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
「勇気」、「平等」、「エンハンスメント」などをよく考える
■講義概要
★「倫理学入門」担当の菊地建至です。はじめまして。各授
業の「講義概要」の説明に入る前に話しておきたいことが
あります。ただし字数制限のためここには書けないから、
「履
修上の注意・担当者からの一言」に書きます。先に、よく
読んでください。
★この「水曜日4時限の倫理学入門」は、
「(授業内で配布する)
読書資料」と「映像資料」をともに頻繁に活用する授業です。
そういう意味では読書の予習・復習の機会は少なくありませ
ん。そういう自習はしたくないというひとは、この授業に向
かないでしょう。もちろん、ただ読書資料を順番に読むだけ
といったものではなく、さまざまな(映画など)映像資料や
ワークも活用し、学生が「楽しく、能動的に」取り組める工
夫もたくさんあります。
●「水曜日4時限の倫理学入門」は、
「徳(たとえば勇気、節制、
正義)とはどのようなものか」、「徳はどのようにして身につ
くか」など、倫理学の基本的かつ根本的な問題に取り組みま
す。また、「ひと(人間)が科学技術の進展に期待して生き
ること」に関連する現代的な問題として、「エンハンスメン
ト」、すなわち「治療にとどまらない増強・強化(たとえば
筋肉の増強、知能の増強、「デザイナーベイビー」など)」の
倫理問題にも取り組みます。たとえば、「あなたはエンハン
スメントを利用して活躍するひとを応援しつづけるか」、「エ
ンハンスメントを推進する社会はどのようなひと(人間)と
その生活をつくるだろうか」などの問題は、あなたにとって
も縁遠いことではないだろう。
●授業内で配布する読書資料や(映画などの)映像資料を積極
的に活用し、「勇気」、「平等」、「人間性」などについてよく
考える授業です。具体的かつ理論的にていねいに授業を進め
ることを約束します。
●この授業は「入門」だから、まず単位取得に必要なのは「基
本・標準レベルの」理解ということになるが、さらにあなた
が授業をとおしてとくに関心をもった倫理問題について(他
のひとたちと話し合う、基本レベル以上に徹底的に考えるな
ど)考察を展開することの援助もする。受身ではなく、積極
的な参加を求めたい。
●この「倫理学入門」を通して、「倫理とはどのようなことが
らか」、「現代社会の倫理学はどのようなことを主題とし、ど
のようにそれらを探求するか」など、じっくり考えるきっか
けにしてほしい。きっと、「あたりまえ」や「しかたない」
と思っていることを見直したり、あなたの身近な日常のでき
ごとやさまざまな社会問題について「倫理学的に」考え、話
し合うきっかけになるだろう。
■到達目標
●現代社会において倫理学はどのように生かされるか、このこ
との理解を深めるとともに、日常の生活や社会の諸問題に関
して「倫理学的に」考え、話し合い、表現する仕方を身につ
ける。これらの点で上達することが、この授業を受講する学
生にとっての、第一の目標です。
●大学で求められる「読むこと」や「議論すること」について
理解を深める。
■講義方法
●「講義」形式だが、多くの授業のなかで「(映画を中心とする)
映像資料」や「(授業内で配布する)読書資料」を活用する。
わたしは、楽しく学べるように準備をおこたらないことを約
束します。あなたは「能動的・積極的に」授業に取り組むこ
とを重視してほしい。
●授業で配布する「読書資料」は(これらは授業内で使用する
こともあればホームワークに活用する場合もある)、ときに、
簡単に読めるものではないこともあるだろう。しかし、「文
章を読む」のに役立つようにアドバイスするから、あなたに
やる気さえあれば心配することはありません。この機会が「大
基 礎 科 目
【担当】菊地 建至
【開講】前期 水4
倫理学入門
− 89
−
2014_物質シラバス.indb 89
2014/03/10 15:38:16
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】菊地 建至
【開講】後期 水5
倫理学入門
■サブタイトル
現代社会の倫理学入門(J.S.ミル『自由論』を活用する)
■講義概要
★「倫理学入門」担当の菊地建至です。はじめまして。各授業の
「講義概要」の説明に入る前に話しておきたいことがあります。
ただし字数制限のためここには書けないから、「履修上の注意・
担当者からの一言」に書きます。先に、よく読んでください。
●現代社会において、
「個人の自由」や「多様な価値観」は重視さ
れていると言えるだろう。しかし、「自由に生きるなんて結局
無理なことだから」や「自由といっても結局ひとそれぞれだか
ら」といった態度も、根強い。そういう状況において「自由を
よく考えること」や「異なるものの共生をよく考えること」に
無関心を決め込むのでなく、それならば「自由について」一度
徹底的に取りくんでみよう、そう思うひとが参加するのが、こ
の「水曜日5時限の倫理学入門」です。
●「現代社会の自由の問題には、倫理学の視点でどのような特徴
があるか」と「倫理学的なアプローチは自由の問題にどのよう
な提案をすることができるか」、これら両方の問いを意識し、
「現
代社会の主要な倫理問題」について、具体的かつ理論的にてい
ねいに授業を進めることを約束します。
●この「水曜日5時限の倫理学入門」は、わたしが担当する倫理
学入門のなかで唯一「テキストを使用する」授業です。そうい
う意味では読書の予習・復習の機会は少なくありません。そう
いう自習はしたくないというひとは、この授業に向かないで
しょう。もちろん、ただ本を順番に読むだけといったものでは
なく、さまざまな(映画など)映像資料やワークも活用し、学
生が「楽しく、能動的に」取り組める工夫もたくさんあります。
●この授業は「入門」だから、まず単位取得に必要なのは「基本・
標準レベルの」理解ということになるが、さらにあなたが授業
をとおしてとくに関心をもった倫理問題について(他のひとた
ちと話し合う、基本レベル以上に徹底的に考えるなど)考察を
展開することの援助もする。受身ではなく、積極的な参加を求
めたい。
●この「倫理学入門」を通して、
「倫理とはどのようなことがらか」、
「現代社会の倫理学はどのようなことを主題とし、どのように
それらを探求するか」など、じっくり考えるきっかけにしてほ
しい。きっと、「あたりまえ」や「しかたない」と思っている
ことを見直したり、あなたの身近な日常のできごとやさまざま
な社会問題について「倫理学的に」考え、話し合うきっかけに
なるだろう。
■到達目標
●現代社会において倫理学はどのように生かされるか、このこと
の理解を深めるとともに、日常の生活や社会の諸問題に関し
て「倫理学的に」考え、話し合い、表現する仕方を身につける。
これらの点で上達することが、この授業を受講する学生にとっ
ての、第一の目標です。
●世界で長きにわたって「繰り返し読まれてきた」価値ある本(こ
ういうものを古典と呼びます)の一冊に集中的に取り組み、
「読
むこと」や「伝えること・表現すること」について理解を深める。
■講義方法
●「講義」形式だが、多くの授業のなかで「(映画を中心とする)
映像資料」や「テキスト」を活用する。わたしは、楽しく学べ
るように準備をおこたらないことを約束します。あなたは、
「能
動的・積極的に」授業に取り組むことを重視してほしい。
●テキストはときに、簡単に読めるものではないこともあるだろ
う。しかし、「文章を読む」のに役立つようにアドバイスする
から、あなたにやる気さえあれば心配することはありません。
この機会が「大学で求められる読書のトレーニング」にもなる
と前向きに理解するといいだろう。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業内容の復習やテキストの自習(予習・復習を含む)が求めら
れる機会は少なくないだろう。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)積極的な授業参加、小テスト(確認テスト)、比
較的短い論述(レポート)などで評価する
定期試験(50%)
■テキスト
ミル 『自由論』 光文社 1,048円
J.S.ミルは1806年に生まれ1873年に死んだ。活動の時期からすれば、
およそ150 200年前のひとです。しかし、たんに昔の有名人とい
うのではなく、「これまでの自由な社会」の基礎となる考えのい
くつかを示し、「これからの自由な社会」を開く力にもなるひと
だと言えます。
この『自由論』の読書を通して、あなたは、「個人と社会はどう
かかわるのが正しいか」、「自分の意見をもちそれを表明する自由
や少数意見が聞かれるということは、わたしの人生にとって、ま
た、人間の社会にとって、どういうものか」、「個性の発展は、わ
たしの人生にとって、また、人間の社会にとって、どういうもの
か」、「他者に危害を与える行為と自分自身を害する(本人のため
にならない)行為は、おなじように規制されてよいか」など、さ
まざまに徹底的に考えるきっかけをもつだろう。
■参考文献
授業で、そのつど紹介する。ぜひ、積極的に読んでほしい。
■履修上の注意・担当者からの一言
●わたしが担当する倫理学入門は、2014年度も、三種類あります
(水曜日3時限・前期、水曜日4時限・前期、水曜日5時限・後期)。
毎年、どの授業も、参加者が多数になり、多人数授業だから「講
義中心」になります。しかし、わたしは学生が「倫理に関して
自分(たち)で考えること」を重視するから、学生が「自分で
考える、そしてその思考を表現する」きっかけになる工夫に力
を入れます。
●あなたは上記の(三種の)倫理学入門の「どれかひとつだけに」
登録することができます。曜日・時間だけでなく「内容」や「授
業の進め方」も異なる部分があるように授業計画するから、ぜ
ひ「内容や進め方を理解し」、あなたが「積極的に」授業参加
したいと思うものを選んで登録してほしいと思います。また、
曜日・時間により受講者数が大きく異なることはありうるから、
「平常点の評価法」や「試験の持込条件」もそれに応じて異な
ることはありえます。詳しくは初回授業で説明します。
●継続的で、積極的な授業参加を望みます。ただ毎回座っていれ
ばそれだけで単位がとれて当然だとか、授業中の私語など厳し
く対処されるのは嫌だとか思う学生は、この授業に合わないと
思います。その点では厳しい授業です。とはいえ、上記のこと
が守られれば、基本的に、親しみやすく、
(知的に)楽しく学べる、
ていねいな授業でありたいと思っています。
■講義計画
①ガイダンス
②∼③(映画などの)映像資料を用いて、「自由」について考え
る
④∼⑤テキストを用いて「自由」について考えることを始める
⑥「思想と表現の自由」について整理する
⑦∼⑧(映画などの)映像資料とテキストを用いて、
「自由」や「個
人とコミュニティ」について考える
⑨∼⑩「異なるものの共生」、「多数決が重視されるデモクラシー
の特長と問題点」について理解を深める
⑪テキストを用いて「人間の進歩と倫理」について考える
⑫∼⑬(映画などの)映像資料とテキストを用いて、
「友」、
「自由」、
「倫理」などについてよく考える
⑭∼⑮授業で取り上げた範囲であなたがもっとも関心のある「自
由や倫理の問題」について徹底的に考えよう
※以上、順不同
− 90
−
2014_物質シラバス.indb 90
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■講義計画
①イントロダクション:歴史とは
②映画から見る歴史(1):戦う帝国ローマ
③映画から見る歴史(2):大西洋を渡る移民
④日本の誕生(1)
:
「日本」はいつできたのか
⑤日本の誕生(2)
:古代の東アジア情勢と日本
⑥日本の誕生(3)
:閉ざされた国へ
⑦民主主義の来し方(1):古代アテネのラディカル・デモク
ラシー
⑧民主主義の来し方(2)
:フランス革命と社会的デモクラシー
⑨ヨーロッパとアジア(1):「自由貿易」の帝国
⑩ヨーロッパとアジア(2):「朝貢貿易」の帝国
⑪ヨーロッパとアジア(3):「グローバル化」と世界
⑫国民とは何か(1)
:国民と国民国家
⑬国民とは何か(2)
:民族と国家
⑭国民とは何か(3)
:アジアのナショナリズム
⑮予備日(予定通りに授業が進まない場合を考慮して調整用
に設ける、予定が遅れなかった場合でも休講にはしない)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
歴史を知る、歴史で楽しむ、歴史から考える
■講義概要
歴史とは、過去に起こった出来事や遠い時代を生きた人々の
生き方・考え方のこと、あるいはそれらについて調べること
である。歴史を学ぶことにはどのような意味があるのだろう
か。会社での業務に役立つわけではないし、実際に製品を生
み出すわけでもないから、別に必要ではないと思うかもしれ
ない。だが歴史を学ぶこととは、遠い昔、はるかかなたに離
れた世界について知ることであり、それは私たちの想像力を
広げてくれるし、それ自体楽しいものである。同時に、歴史
を学ぶこととは今とは違う社会について知ることであり、そ
れは必然的に今私たちが生きているこの社会について考え直
すことを迫る。その結果、今の私たちの社会や生活について
もっと鋭い感覚を持つことができ、自分自身について考える
視点を養うことができる。またそれは、今の「当たり前」と
は別の様々な可能性を意識し模索する手段をも与えてくれる
のである。
この「歴史入門」では入門編として、過去という見知らぬ世
界での生き方について、歴史を書くという営みについて、そ
して、民主主義や「グローバル化」のような現代世界と深い
かかわりのある事柄の起源について、取り上げてみたい。も
ちろんここで取り上げる事柄は歴史の内のある一側面なのだ
が、この講義を通して「歴史的にものを考える」ことの意味
や面白さを理解してもらえれば幸いである。
■到達目標
過去を知ることで、自分たち自身の生きている社会の枠組み
や約束事を相対的にとらえる。
今の社会のあり方や問題点、そして今後何をすべきかという
ことを、歴史的に考える感覚を身につけ、
それを自分の言葉で的確に説明できるようになる。
■講義方法
基本的には、プリント資料を配布しつつ講義形式で行うが、
授業の進行状況に応じて柔軟に対応する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の性格上、細かに予・復習の課題を指定することが難し
いが、授業内容と関連する文献を自分で探して読むことが望
まれる。参考文献は適宜紹介する。
■成績評価の方法
定期試験(100%)論述式の試験を行う。
年代や固有名詞の暗記を求めるような試験はしない。論述形
式の試験によって、各人の学習・理解の度合いをはかり、か
つ各人なりの考えも述べてもらう。
■テキスト
特になし
■参考文献
吉田孝 『日本の誕生』 岩波書店 660円
バーナード・クリック 『デモクラシー』
岩波書店 1,400円
加藤祐三、川北稔 『アジアと欧米世界』
中央公論新社 1,905円
塩川伸明 『民族とネイション:ナショナリズムという難問』
岩波書店 740円
授業中に適宜紹介するが、主なものをここで挙げておく。あ
くまでも参考文献なので、購入は必須ではない。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中、授業の進行を妨げる行為、他の出席者の迷惑となる
行為は、絶対にしないでください。
授業で扱った事柄について興味を持ったなら、自分で本を探
して読んでみてください。
基 礎 科 目
【担当】西村 昌洋
【開講】前期 水2
歴史入門
− 91
−
2014_物質シラバス.indb 91
2014/03/10 15:38:16
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基 礎 科 目
【担当】佐野 東生
【開講】後期 金2
歴史入門
■サブタイトル
西アジアの歴史と文化
■講義概要
西アジアは多様な民族・宗教・文化が交流する地域として長
い歴史を有している。この講義では、史料を主体とした歴史
学の基礎を理解した上で、古代から近現代に至る西アジア史
について概観する。まず、古代オリエント文明を基としたギ
リシア・ペルシア文明のあり様について述べ、その後のヘレ
ニズム文化の成立と仏教にも影響を与えた発展について理解
を深める。次いで中世イスラーム世界の、アフリカからインド・
中国にいたる大規模な交流について解説する。最後に、近現
代史について西洋の進出とそれへの対応の視野から概観し、
現代のグローバル化する世界の中でいかなる変貌を遂げてい
るか考察する。
■到達目標
中東とも呼ばれる西アジア地域の現代の情勢を考察する上で、
歴史的理解の必要性を認識すること。
■講義方法
講義形式で、日本語に訳された史料を配布し、講読する。ビ
デオなど視覚教材を適宜使用。
■授業時間外における予・復習等の指示
配布された史料を批判的に評価できるように復習すること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)質問票(出席票にもなる)を数回提出。
小テスト(20%)1回実施する。
定期試験(60%)
■テキスト
講義の際に講読する史料を適宜配布する。
■参考文献
前嶋信次 『イスラムの時代』 講談社学術文庫 1,365円
イブン・バットゥータ著・家島彦一訳注 『大旅行記』
平凡
社東洋文庫(全8巻)
3,150円
■履修上の注意・担当者からの一言
西アジア史に関する書籍は多いので、講義とともに読む習慣
を身に着けてもらいたい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義中に指示
■講義計画
①歴史学の方法1
②歴史学の方法2
③古代の西アジア1
④古代の西アジア2
⑤古代の西アジア3
⑥古代の西アジア4
⑦中世イスラーム史1
⑧中世イスラーム史2
⑨中世イスラーム史3
⑩近代1
⑪近代2
⑫現代1
⑬現代2
⑭現代3
⑮まとめ
【担当】中谷 隆雄
【開講】前期 月3
論理学入門
■サブタイトル
練習して身につく論理学
■講義概要
講義のテーマは「推論」である。私たちの思考や議論には、
さまざまの形で、推論というものが含まれている。推論とは
どういうものか。定義すれば、
「前提から結論を導き出すこと」
ということになる。推論には、長くて複雑なものもあるが、
たとえば、「・・・だから、・・・である」という言い方をす
るときにも、私たちは「前提から結論を導き出」そうとして
いる。これも推論である。もちろん、推論をしているからと
いって、必ずしも正しい推論をしているとはかぎらない。推
論には正しいものもあれば、まちがったものもある。ならば、
推論が正しいとはどういうことか。どういう推論が正しくて、
どういう推論が正しくないのか。講義では、こうしたことに
ついて考えていきたい。
■到達目標
弁論の技術をみがくよりは、むしろ思考の能力を高めること
を目指す。つまり、他人との議論に対処する技術ではなく、
自分自身の日々の思考あるいは発言が論理的に正しいかどう
か(辻褄があっているかどうか)を吟味する力を高めていく。
■講義方法
推論が正しいか否かを判定するために記号を使う。記号に慣
れるために、教壇から説明するだけではなく、講義時間中に
各自で練習問題を解いてもらう。そうすれば、効果的に、推
理を判定する方法がマスターできるはずである。
■授業時間外における予・復習等の指示
特に予習の必要はないが、復習は常に心がけ、不明な点は質
問してほしい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
定期試験(80%)
評価は主として定期試験によって評価する。定期試験約80点
(80%)
、平常点約20点(20%)
■テキスト
飯田賢一他著 『論理学の基礎』 昭和堂 2,000円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
能動的な姿勢で講義に出席するよう心がけてほしい。
■講義計画
①論理とは何か
②推論の最小単位としての命題(文)
・命題を否定する語(ない)
③命題と命題を結ぶ語(そして)
④命題と命題を結ぶ語(あるいは)
⑤命題と命題を結ぶ語(ならば)
⑥命題と命題を結ぶ語(双条件)
⑦常に真な命題;表による判定
⑧常に真な命題;図による判定
⑨推論の妥当性;表による判定
⑩推論の妥当性;図による判定(その基本)
⑪推論の妥当性;図による判定(その応用)
⑫ルールによる推論の証明(1)(そして)
⑬ルールによる推論の証明(2)(ならば)
⑭ルールによる推論の証明(3)(ない)
⑮総復習
− 92
−
2014_物質シラバス.indb 92
2014/03/10 15:38:17
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
定期試験(80%)
主として定期試験によって評価する。定期試験約80点(80%)
、
平常点約20点(20%)
■テキスト
飯田賢一他著 『論理学の基礎』 昭和堂 2,000円
改定の予定があるので、テキストは後期になってから購入す
ること
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
能動的な姿勢で講義に出席するよう心がけてほしい。
■講義計画
①論理とは何か
②推論の最小単位としての命題(文)
・命題を否定する語(ない)
③命題と命題を結ぶ語(そして)
④命題と命題を結ぶ語(あるいは)
⑤命題と命題を結ぶ語(ならば)
⑥命題と命題を結ぶ語(双条件)
⑦常に真な命題;表による判定
⑧常に真な命題;図による判定
⑨推論の妥当性;表による判定
⑩推論の妥当性;図による判定(その基本)
⑪推論の妥当性;図による判定(その応用)
⑫ルールによる推論の証明(1)(そして)
⑬ルールによる推論の証明(2)(ならば)
⑭ルールによる推論の証明(3)(ない)総復習
⑮総復習
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■サブタイトル
練習して身につく論理学
■講義概要
講義のテーマは「推論」である。私たちの思考や議論には、
さまざまの形で、推論というものが含まれている。推論とは
どういうものか。定義すれば、
「前提から結論を導き出すこと」
ということになる。推論には、長くて複雑なものもあるが、
たとえば、「・・・だから、・・・である」という言い方をす
るときにも、私たちは「前提から結論を導き出」そうとして
いる。これも推論である。もちろん、推論をしているからと
いって、必ずしも正しい推論をしているとはかぎらない。推
論には正しいものもあれば、まちがったものもある。ならば、
推論が正しいとはどういうことか。どういう推論が正しくて、
どういう推論が正しくないのか。講義では、こうしたことに
ついて考えていきたい。
■到達目標
弁論の技術をみがくよりは、むしろ思考の能力を高めること
を目指す。つまり、他人との議論に対処する技術ではなく、
自分自身の日々の思考あるいは発言が論理的に正しいかどう
か(辻褄があっているかどうか)を吟味する力を高めていく。
■講義方法
推論が正しいか否かを判定するために記号を使う。記号に慣
れるために、教壇から説明するだけではなく、講義時間中に
各自で練習問題を解いてもらう。そうすれば、効果的に、推
理を判定する方法がマスターできるはずである。
■授業時間外における予・復習等の指示
特に予習の必要はないが、復習は常に心がけ、不明な点は質
問してほしい。
基 礎 科 目
【担当】中谷 隆雄
【開講】後期 月3
論理学入門
− 93
−
2014_物質シラバス.indb 93
2014/03/10 15:38:17
2014_物質シラバス.indb 94
2014/03/10 15:38:17
教養教育科目(共同開講科目)
(共通科目)
(総 合 科 目)
アジアの文化
担 当 者
開講曜講時 ページ
カナ
科 目 名
担 当 者
開講曜講時 ページ
徐 光輝
前期
木4
97
ジェンダー論
堀江 有里
前期
火5 118
㳹 アジアの文化
松井 智子
後期
水3
97
ジェンダー論
堀江 有里
後期
火5 119
アジアの文化
舟橋 健太
後期
木4
98
ジェンダー論
高橋 慎一
後期
金5 119
欧米の文化
嶋
陽一
前期
月4
98
自然観察法
宮浦 富保/遊磨 正秀 前期
金2 120
欧米の文化
瀧口 順也
前期
金2
99
情報社会とメディア
外村 佳伸/三浦 雅展 前期
月3 120
欧米の文化
サルズ・ジョーナ・I 後期
水2 100
情報社会とメディア
外村 佳伸/三浦 雅展 後期
木3 121
欧米の文化
大槻 志郎
後期
水3 101
情報と人間
植村 渉
後期
木3 121
科学技術史
林 久夫
前期
月1 102
情報倫理
野村 竜也/芝原 努
前期
月4 122
科学技術史
岩本 太郎
後期
月3 103
人権論A
稲田 七海
前期
月2 122
環境と人間A
竺 文彦
前期
月4 104
人権論A
中川 ユリ子
前期
月2 123
小山 豊一
後期
月4 104
人権論A
稲田 七海
前期
月3 123
環境と人間B
本多 真
前期
木4 105
人権論A
中川 ユリ子
前期
月3 124
環境と人間B
鈴木 滋
後期
水2 105
人権論A
岸 衛
前期
水3 124
環境と倫理
柿本 佳美
前期
木4 106
人権論A
金 光敏
前期
水3 125
人権論A
金 光敏
前期
水4 125
人権論A
矢野 亮
前期
木3 126
人権論B
稲田 七海
後期
月2 126
人権論B
中川 ユリ子
後期
月2 127
人権論B
稲田 七海
後期
月3 127
人権論B
中川 ユリ子
後期
月3 128
㴁
㴂 環境と人間A
宮浦 富保/越川 博元/
鈴木 龍也/須藤 明子/
教養教育科目特別講義A(里山学入門)田中 滋/帖地 孝人/
朴 炫国/丸山 徳次/ 前期
/共同開講科目特別講義
山崎 英恵/遊磨 正秀/
横田 岳人
シ
月3 106
教養教育科目特別講義B
福田 宏
(西洋近現代史入門)
前期
水4 107
教養教育科目特別講義B
福田 宏
(西洋近現代史入門)
後期
水3 107
教養教育科目特別講義C
李 相哲
(アジアの映画)
前期
月1 108
人権論B
金 光敏
後期
水3 128
㴄 教養教育科目特別講義D 野呂 靖/鍵和田 聖子/ 前期
(アジアの歴史と社会) 吉田 慈順
月3 108
人権論B
岸 衛
後期
水3 129
教養教育科目特別講義D 野呂 靖/鍵和田 聖子/
後期
(アジアの歴史と社会) 吉田 慈順
月3 109
人権論B
金 光敏
後期
水4 129
人権論B
矢野 亮
後期
木3 130
教養教育科目特別講義E
佐藤 彰男
(アジアの途上国と社会開発)
前期
木3 109
ス スポーツ文化論
久保 和之
前期
水2 130
教養教育科目特別講義F
土居 幸雄
(現代社会と栄養)
前期
木3 110
世界の福祉
太谷 亜由美
前期
水3 131
教養教育科目特別講義F
土居 幸雄
(現代社会と栄養)
後期
月1 110
生活の中の宗教
辻 虎志
前期
月2 131
セ 生活の中の宗教
辻 虎志
前期
月3 132
教養教育科目特別講義G
古本 強
(雑草学)
後期
木3 111
生命と共生
田村 公江
前期
木3 132
生命と共生
柿本 佳美
後期
木3 133
歎異抄の思想Ⅰ
殿内 恒
前期
水2 134
歎異抄の思想Ⅱ
殿内 恒
後期
水2 134
日本の文化
泉 文明
前期
月3 135
日本の文化
泉 文明
前期
木5 135
日本の文化
泉 文明
後期
木5 136
人間と社会と法
時本 義昭
前期
木4 136
平和学入門
清水 耕介
前期
月2 137
平和学入門
宮
後期
木3 137
メディアにみる福祉
高田 敏司
後期
木5 138
メディアにみる福祉
幸重 忠孝
後期
木3 138
健康とスポーツ
渡辺 英児
後期
月1 111
現代社会と宗教
辻 虎志
後期
月2 112
現代社会と宗教
辻 虎志
後期
月3 112
現代社会とスポーツ
辻 延浩
後期
月4 113
岡野 英一
前期
木3 114
現代社会とマス・メディア 中野 有
前期
木4 114
現代社会とマス・メディア 中野 有
後期
木4 115
現代社会とマス・メディア 西村 敏雄
後期
水2 115
現代の技術
小川 圭二/長澤 佳克 後期
月3 116
国際社会と日本A
池尾 靖志
後期
水1 117
コ 国際社会と日本B
佐藤 一進
前期
水1 117
国際社会と日本C
川村 覚文
前期
金2 118
㴈 現代社会と福祉
2014_物質シラバス.indb 95
タ
ニ
ヘ
メ
寛
教養教育科目
共同開講︵共通︶
科 目 名
総 合 科 目
カナ
2014/03/10 15:38:17
2014_物質シラバス.indb 96
2014/03/10 15:38:17
【担当】徐 光輝
【開講】前期 木4
アジアの文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中適宜指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)出席率や受講態度等を重視する
小テスト(20%)点数により評価する
レポート(20%)内容により評価する
定期試験(50%)点数により評価する
■テキスト
特になし
■参考文献
尾形勇・岸本美緒編 『中国史(新版世界各国史3)』
山川出
版社 1998 3,500円
小澤正人・谷豊信・西江清高著 『中国の考古学(世界の考古
学7)
』
同成社 1999 3,200円
■講義計画
①はじめに
②中国文明のあけぼの(黄河流域)
③中国文明のあけぼの(長江、淮河流域)
④中国文明のあけぼの(西遼河流域)
⑤考古学上の夏王朝、夏文化の実体
⑥殷周王朝と都城遺跡の考古発見
⑦春秋戦国時代の百家思想
⑧秦の統一と始皇帝陵の考古発見
⑨漢王朝と長安城、洛陽城の考古発見
⑩魏晋王朝と陳寿の『魏志倭人伝』
⑪南北朝時代の民族大融合
⑫宗教文化の発展と伝播
⑬隋唐帝国の成立と繁栄
⑭隋唐時代の文化交流
⑮まとめ
総 合 科 目
■サブタイトル
中国歴史文化概説
■講義概要
考古学発掘調査によれば、中国文明のあけぼのは遅くとも
5000年前の新石器時代後期にさかのぼる。畑作や水田稲作に
代表される農耕文化の発展に伴って、各地に城郭都市の原型
が現われ、地域初期国家の胎動が注目を浴びており、従来疑
われてきた「三皇五帝」などの文献資料の虚実が再検討され
るようになった。
このような先史文明を土台に、夏・商(殷)・周のような古代
国家が各地で興亡を繰り返し、春秋戦国時代を経て、秦漢帝
国が登場した。とりわけ城郭都市、文字、百家思想、金属器(青
銅器、鉄器)文化、郡県制度が注目される。
後漢末に起きた「黄巾の乱」を経て、魏、蜀、呉といった三
国時代に入るが、西晋王朝によって再び統一された。南北朝
時代の民族大融合のなかで、地域文化交流が活発になり、絢
爛たる六朝文化、北朝文化が栄え、朝鮮半島や日本列島との
文化交流を裏付ける考古発見も多い。
隋唐時代には東西文化交流が更に盛んになり、科学技術、経済、
文化、芸術などの分野において大きく発達した。朝鮮半島や
日本列島との文化交流も頻繁に行われた。
■到達目標
隋唐時代に至る中国歴史文化の主な流れを知り、また朝鮮半
島や日本列島との比較研究の一助になってほしい。
■講義方法
時代順に概説するが、パワーポイント、ビデオなどによる映
像資料を常に使う。
■系統的履修
アジアの歴史文化に関する科目を多く履修してほしい。
【担当】松井 智子
【開講】後期 水3
アジアの文化
■サブタイトル
タイの社会と文化
■講義概要
この授業では、東南アジア社会、とりわけタイの社会と文化
について学ぶ。授業の前半では、東南アジア社会を理解する
ための基礎的な概念を解説する。「海域世界」、「開拓社会」な
どがキーワードとなる。授業の後半では、東南アジア社会、
とりわけタイ社会の現代的課題を取り上げ、理解を深める。
具体的には、都市下層に生きる人々の生活世界や、山地民族
女性の表象といった問題を取り上げる。現代タイ社会の理解
を深めるため映像資料も用いる。ゲストスピーカーによる講
義も予定している。
■到達目標
東南アジア社会、とりわけタイの社会と文化を捉えるための
基礎的な概念を理解する。その上で、具体的な現代的課題を
検討することによって、文化と権力という問題について考え
る。東南アジア、特にタイの社会と文化を多面的に学ぶこと
によって、アジアの社会に対するステレオタイプにとらわれ
ない公平な見方ができるようになることを目指す。
■講義方法
ハンドアウトを用いた講義形式で行う。映像資料等も使用す
る。ゲストスピーカーによる講演も予定している。
■授業時間外における予・復習等の指示
初回授業時に指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
小テスト(30%)
定期試験(40%)
■テキスト
初回授業時に指示する。
■参考文献
坪内良博編 『東南アジアの社会』 弘文堂
初回授業時に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
無遅刻・無欠席が原則です。
■講義計画
①オリエンテーション
②東南アジアの社会と文化(1)
③東南アジアの社会と文化(2)
④東南アジアの社会と文化(3)
⑤東南アジアの社会と文化(4)
⑥タイの都市化と社会変容(1)
⑦タイの都市化と社会変容(2)
⑧タイの都市化と社会変容(3)
⑨これまでのまとめ・中間テスト
⑩国際比較の視点①
⑪タイのエスニシティとジェンダー(1)
⑫タイのエスニシティとジェンダー(2)
⑬国際比較の視点②
⑭タイのエスニシティとジェンダー(3)
⑮まとめ
− 97
−
2014_物質シラバス.indb 97
2014/03/10 15:38:17
【担当】舟橋 健太
【開講】後期 木4
アジアの文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
南アジアの宗教と文化
■講義概要
南アジア社会に暮らす人びとにとって、
「宗教」は生活の中心
に位置するきわめて重要なものである。本講義においては、
インドを中心とした南アジア社会を対象に、人びとの暮らし
の軸にある宗教、ならびに、背景となる当該地域の文化につ
いて、映像や画像を多用しつつ、特に人びとの日々の生活の
様相に重点を置いた講義を行っていく。そこには、日本にお
ける宗教をめぐる風景とはまた異なる地平が広がっていよう。
■到達目標
南アジア地域社会、またその宗教と文化ならびにそこに住ま
う人びとについて学び考察することから、
「異文化」を理解す
ること、さらには了解することの必要性と重要性について認
識し、
「他者」と接する際の視角のありようについて、受講生
が自省的に思考することを目標とする。
■講義方法
基本的に講義形式で行うが、受講生の人数や希望に応じて、
受講生の発表の場や、ディスカッションの場を設けていく。
■系統的履修
文化人類学
■授業時間外における予・復習等の指示
各自で諸媒体を有効に用いて、毎回の授業のテーマについて振り
返るとともに、次回テーマについて予備的知識を得ておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席、ならびにコメントを含めた授業への参
加の度合いを考慮する。
定期試験(70%)論述形式で行う。
詳細は授業において通達する。
出席(原則として無遅刻・無欠席)、ならびに、質疑や討議といっ
た面での積極的な参加を高く評価する。
■テキスト
特にテキストは指定しないが、必要に応じて、適宜資料を配布する。
■参考文献
辛島昇他(監修) 『新版 南アジアを知る事典』平凡社 9,450円
田中雅一・田辺明生(編) 『南アジア社会を学ぶ人のために』 世界思想社 2,520円
その他、講義ごとに、テーマに沿った参考文献を提示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
南アジア社会(あるいは「異文化」というもの)への関心を有する方々の受講、
ならびに、質疑・討議という点からの講義への積極的な参加を期待します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
基本的に、電子メール(アドレス:[email protected])で
のコンタクトとする。
■講義計画
①ガイダンス、イントロダクション
②南アジア社会概説 「宗教」とは何か
③南アジアの歴史∼古代から近世∼
④南アジアの歴史∼近代から現代∼
⑤ヒンドゥー教①
⑥ヒンドゥー教②
⑦イスラーム①
⑧イスラーム②
⑨コミュナリズム
⑩シク教、ジャイナ教
⑪仏教
⑫キリスト教、その他の宗教
⑬儀礼と祭礼 人びとの暮らしと宗教
⑭現代社会における宗教
⑮多宗教社会に生きる
【担当】嶋 陽一
【開講】前期 月4
欧米の文化
■サブタイトル
20世紀芸術の歴史をふりかえる
■講義概要
19世紀の後半から20世紀にかけて、西欧世界の芸術には数々
の傑作が生み出された。それらの作品は、さまざまな先端的
思想を反映しつつ、私たちの感性を革新し、日常生活のなか
での事物の見方すら変えてしまいかねないほどの大きなイン
パクトをいまだにを与え続けている。本講義では、20世紀を
彩ったさまざまな芸術作品(とくに美術)、文化現象を、フラ
ンスを中心に歴史的にふりかえりながら、そうした芸術作品
への理解を深めるための手がかりを提示していく。
■到達目標
「ゲンダイゲイジュツは難解だ」「よく分からない」といわれ
がちな20世紀の芸術、文化をもっと身近に楽しむための入門
を提供したい。
■講義方法
絵画写真、ビデオ、CDなどさまざまな教材を使って講義形
式ですすめる。
■授業時間外における予・復習等の指示
自らも積極的に絵画や音楽・建築といった芸術作品に触れる
機会を持っていただきたい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席による。
定期試験(80%)論述式の試験を課す。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①イントロダクション:常識のウソと芸術のヴィヴィッドな
関係
②モダン・アートの誕生(印象派・後期印象派)
③マルセル・デュシャン
④ジャクソン・ポロックとアクション・ペインティング
⑤アンディ・ウォーホールとポップ・アート
⑥絵画におけるミニマリズム
⑦音楽におけるミニマリズム
⑧コンセプチュアル・アート
⑨ジョン・ケージ
⑩パフォーマンス
⑪森村泰昌
⑫まとめ
− 98
−
2014_物質シラバス.indb 98
2014/03/10 15:38:17
【担当】瀧口 順也
【開講】前期 金2
欧米の文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
レポート(30%)学期中のレポート
そ の 他(60%)学期末レポート
二度(中間・学期末)のレポートにより評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
ピーター・バーク 『文化史とは何か』 法政大学出版局
個別のトピックについては、講義内で随時紹介します。「文化史」へ
の総体的な理解を深めるものとして、上記の文献を挙げておきます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
第一回講義時に指示します。
■講義計画
①イントロダクション:「文化史」というアプローチ
②食物と消費文化Ⅰ:砂糖
③食物と消費文化Ⅱ:塩
④スポーツと現代文化Ⅰ:フットボール
⑤スポーツと現代文化Ⅱ:ボクシング
⑥スポーツと現代文化Ⅲ:オリンピック
⑦儀礼と国家Ⅰ:権力の表象
⑧儀礼と国家Ⅱ:
「全体主義国家」と儀礼
⑨集合的記憶Ⅰ:
「未来予想図」とベル・エポック
⑩集合的記憶Ⅱ:オスタルギーと昭和ノスタルジー
⑪集合的記憶Ⅲ:ノスタルジーの克服
⑫音楽と文化Ⅰ:クラシックの時代
⑬音楽と文化Ⅱ:20世紀音楽史
⑭テクストと身体:書物と出版、監視と規律
⑮まとめ:文化の歴史と現代文化
総 合 科 目
■サブタイトル
文化を学ぶまなざし−西洋文化史
■講義概要
本講義は、「文化史」というアプローチを用いて欧・米および
日本のさまざまな文化の成り立ちと変容を考察します。現在
のわれわれが日常で経験・体験している行為の多くは、近現
代に誕生し異文化との接触や異なる地域に伝播されるなかで
変化を遂げてきました。
本講義が扱う「文化」の領域は、物質文化、芸術文化、身体文化、
日常文化と、きわめて幅広いものです。
普段の生活で何気なく接している行為や言葉にも、由来があ
り歴史があります。講義で扱う事例の多くは欧・米圏のもの
ですが、それらの多くは日本の文化様式にも影響及ぼしてい
ます。それぞれのキーワードとトピックを軸に、われわれの
現在への理解を深め、これからを考えるための手掛かりとし
て、文化の歴史を紐解く試みです。
■到達目標
1.
「文化史」の視点や方法論への理解を深める。
2.21世紀の現代に行われている様々な文化様式の変遷を知
り、現代文化を洞察する見識を養う。
3.欧・米圏と日本の文化接触への知見を深め、日本文化へ
の理解を促進させる。
■講義方法
パワーポイントを用いて講義を進める。適宜プリントを配布
する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業時に多くの参考文献や映像資料を紹介します。ひとつで
も多くの本や映画・ドキュメンタリーなどに触れ、歴史を体
感するように心掛けて下さい。
− 99
−
2014_物質シラバス.indb 99
2014/03/10 15:38:18
【担当】サルズ・ジョーナ・I
【開講】後期 水2
欧米の文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
映画で見るアメリカの現代社会 Contemporary American
Society through Film
■講義概要
アメリカ映画はその初期から大衆芸術としてあり、劇的な場
面や生き生きとした見せ場を通して、同時代のさまざまな問
題に取り組んできた。なかには議論を呼ぶような深いテーマ
を扱う映画もあり、それらは重要な文化的イコンとなったり、
各世代のアイデンティティや心性を探るための窓となってい
るものもある。
この講義は、映画を通して1980年代以降のアメリカの主要な
社会問題について議論することを目的とする。具体的には、
人種差別や「アメリカン・ドリーム」という根強い神話、フ
ロンティアの開拓者たち、青年セクスと暴力、孤高の人物や
アウトサイダーたち、資本主義の危機に関する問題である。
これらの映画は、同時代の社会問題をどの程度正確に反映し
ているのだろうか? そして、これらの映画が与えた影響は、
アメリカ人の自己へのまなざしや世界の見方をどのように変
えたのだろうか?
■到達目標
この講義では、過去30年間にアメリカで生じた社会的・政治
的な問題を取り上げる。
■講義方法
毎週、まず有名なハリウッド映画又テレビ番組(英語版、日
本語字幕付き)を1本取り上げて、その物語の戦略と問題点
を紹介する。次に、映画の受容とその影響について議論する。
その後、授業内にその映画を鑑賞して、感想の意見交換する。
授業で鑑賞する作品の多くは、映画の道を切り開いてきたも
のである。たとえば、物語の構成方法は、暗示的なメッセー
ジと同様に影響を及ぼしている。講義では、こうした先駆的
な映画制作のテクニックを論じていく。
■系統的履修
アメリカのの社会と政治文化、メディア共通テーマを探る。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義での映画の関連、延長線として他のアメリカの映画たく
さん鑑賞する事。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)参加程度
小テスト(30%)感想リポート (毎週の課題)
レポート(20%)作品の比較分析リポート (授業で見た映画
以外のアメリカ映画の文化としての分析)
定期試験(30%)授業で見た映画の内容について又はエッセ
イ
レポートでは、授業中に鑑賞した映画作品以外のアメリカの
作品を感想、「アメリカの文化のメッセージ」を探る
剽窃と判明した際、0点にする。
■テキスト
なお受講生は各自図書館やレンタルショップを利用し、遅刻、
欠席の場合でも作品全体を各自で視聴することが望ましい。
■参考文献
井上 一馬 『ブラック・ムービー―アメリカ映画と黒人社会
(講談社現代新書)』 (新書)
八尋 春海 『映画の中の星条旗―厳選映画100本で見る現代ア
メリカ社会 by』
鈴木 透 『性と暴力のアメリカ―理念先行国家の矛盾と苦悶』
中央公論新社
図書館、Tsutayaなどで現代のアメリカ(他の国も道論!)文
化を描いている映画沢山みてみましょう。
■履修上の注意・担当者からの一言
なお受講生は各自図書館やレンタルショップを利用し、遅刻、
欠席の場合でも作品全体を各自で視聴することが望ましい。
授業での作品はすべて英語で(字幕付け)ですが、英語を聞
き取れない場合各自で振替版を又見に来なさい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
jonahATworld.ryukoku.ac.jp
■講義計画
①映像の基本の見方
アメリカ社会の最近20年
②『Gran Torino』
『グラン トリノ』
③『Gran Torino』
『グラン トリノ』
④『Gran Torino』
『グラン トリノ』
⑤『The Simpsons』1 テレビと暴力
⑥『Bowling for Columbine』
『ボウングフォー・コロンバイン』
:
アメリカの銃への欲望
⑦『Bowling for Columbine』
⑧『Bowling for Columbine』
⑨『Juno』ー 少女妊娠コメディー
⑩『Juno』
⑪『Juno』
⑫『The Simpsons』
『ザ・シンプソンズ』2 日本のイメージ
⑬『真実の噂:Wag the Dog』
⑭『真実の噂:Wag the Dog』
⑮まとめ
−100
−
2014_物質シラバス.indb 100
2014/03/10 15:38:18
【担当】大槻 志郎
【開講】後期 水3
欧米の文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義計画
①「欧米」の誕生(西洋史通史1)
②「欧米」の誕生(西洋史通史2)
③聖書と神話
④時間をめぐる話
⑤移動としての歴史
⑥土地と家族の問題
⑦階級
⑧理性と野性、文明と自然
⑨風土と文化
⑩言語の歴史、言葉の重さ
⑪言葉、シンボル、数字
⑫人間主義
⑬個人主義
⑭個人主義と名前
⑮総合
*以上は、講義項目のおおまかな流れを示したもので、必ず
しも回数毎の内容ではない。
総 合 科 目
■サブタイトル
テーマで斬る欧米文化
■講義概要
「文化を学ぶ」ということの意味は必ずしも明確ではない。し
たがって文化についての講義も、文化研究の最先端に触れる
ものから、観光ガイドに近いものまで、その振幅は広い。こ
の講義は、特定の国や地域に限定せず、広く欧米文化を理解
するためのテーマをいくつか設定して考察しながら、欧米を
考え直す機会を提供しようとするものである。その際、歴史
をはじめ、世界の状況に関する基本的な知識が土台となるが、
そうした知識は日本の教育からしばしば欠落しているのが現
状である。したがってこの講義では、時間の制約はあるもの
の、基本的な事項についても簡単な解説をする他、小テスト、
課題などで補強的な学習を求めたい。
■到達目標
未知の世界としての異文化を、単純化せず、固定観念を持た
ずに、さまざまな角度、視点から考察する態度を養う。
欧米についての基礎知識をより多く身につける。
■講義方法
授業計画に基づく講義。出欠の確認も兼ねて、毎回講義の最
初に、欧米の基礎知識についての小テスト、終わりに講義に
ついての簡単なコメントを書いてもらう。課題として特定の
問題について調べてもらうことがある。
■授業時間外における予・復習等の指示
とくに最初の西洋史通史の段階では、たとえば参考文献など
を講義の前後によく読んで、西洋史についての基礎知識を身
に付けておくことが望ましい。また講義中いろいろ新しい概
念、用語などを示すので、なるべくその日のうちに内容を思
い起こして自分なりに整理しておくとよい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)小テスト、講義末に書いてもらうコメント、
他の課題の提出と内容。
定期試験(60%)講義内容を理解できているかどうかについて、
選択問題、論述などの筆記試験。小テスト
から一部出題。
試験と平常成績を総合的に評価する。3分の1以上欠席の場合
は原則として定期試験の受験資格を失うものとし、したがっ
て単位も認められないことになる。
■テキスト
特になし
■参考文献
綿引弘 『一番大切なことがわかる「世界史」の本』
三笠書
房(知的生きかた文庫) 619円
講義内容の土台となる西洋史の知識をサポートする副読本と
して好適。西洋史の基礎知識が不足としている場合は、講義
前に一度通読し、講義期間中も折にふれて読むことが望まし
い。
その他文献も講義中に紹介。
■履修上の注意・担当者からの一言
欧米の文化をもっと知りたい、理解したいという意欲ある受
講者を念頭に、講師も受講生も労力は大きいが収穫も多い講
義をめざす。したがって楽に単位が取れればいいだけの人に
は向かない。しっかり話を聞いて、未知の内容はちゃんと学び、
問題を掘り下げるつもりでいろいろ考えてほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
水曜または金曜4講時。但しいずれも会議の場合を除く。
2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learning
サイトを開設予定。
−101
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2014_物質シラバス.indb 101
2014/03/10 15:38:18
【担当】林 久夫
【開講】前期 月1
科学技術史
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
将来の科学技術を客観的に考えるために
■講義概要
20世紀は科学技術の時代と言われた。石炭・石油をエネルギー源と
して、18世紀から産業革命が始まり、高度な物質文明を築き上げて
きた。しかし、同時にこのことが、地球環境問題を引き起こしている。
石器時代から人類は道具を作り始めたが、ギリシア時代にものや現
象に対する科学的な思考を始め、中世を経て近代の科学技術を基礎
とした社会を作り上げてきたと言える。本講では、ギリシア・ロー
マ時代の科学技術、アラビアの科学、中世の錬金術、12世紀ルネッ
サンス、産業革命以降の近代科学技術の発展について概観する。ま
た、とくに天文学、物理学の分野においては宇宙観や力学の変遷に、
化学・生物学の分野においてはエネルギー観や物質観の変遷に着目
し、これらの分野における先駆者たちの発見のきっかけや思考過程
について、科学者たちのエピソードなども交えて解説する。この講
義を受講することによって、現在私たちが教育によって当然と考え
ている科学の基本的な概念の成り立ちを理解し、今後の科学技術の
発展に対して客観的な判断が下せるようになることを期待する。
■到達目標
科学技術の発展を5つ程度の時代に分け、それぞれの発達した
地域・国家を説明できる。
各時代の科学技術の特性を、それぞれ3人程度の科学哲学者の
業績と関連付けて説明できる。
各時代の科学技術の相互関係を、経済的・政治的・宗教的背
景と関連付けて説明できる。
■講義方法
プリント、DVD、PowerPointなどの視覚的教材を活用しなが
ら、視覚に訴え、興味の持てる授業にしたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
配布資料のPowerPointなどの視覚的教材は未完成なので、授
業中に完成させたものを用いて予習と復習を行うこと。推薦・
指定DVDなどは、締め切り間際には混雑するので、時間の余
裕を持って視聴すること。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(30%)
そ の 他(30%)中間試験
■テキスト
特になし
■参考文献
渋谷一夫ら『科学史概論』ムイスリ出版 2,400円
八杉龍一『図解 科学の歴史』東京教学社 2,000円
伊東俊太郎『近代科学の源流』中央公論新社 1,050円
伊東俊太郎『十二世紀ルネサンス』講談社学術文庫 1,050円
■講義計画
①環境問題と科学技術
②ギリシアの宇宙観
③ギリシアの物質観
④ローマの科学技術
⑤アラビアの科学
⑥中世の科学技術
⑦ガリレオ、デカルト、ニュートン
⑧中間試験と解説
⑨錬金術と元素観
⑩フロギストン仮説の崩壊
⑪原子論の復活
⑫永久機関への夢
⑬産業革命と熱機関
⑭近代科学技術
⑮持続可能な社会のための科学技術と技術者倫理
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2014/03/10 15:38:18
【担当】岩本 太郎
【開講】後期 月3
科学技術史
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義計画
①科学技術史総論(古代)
②科学技術史総論(中世)
③科学技術史総論(近世)
④科学技術史総論(近代)
⑤科学技術史総論(現代)
⑥製鉄の歴史
⑦紡績・織布産業の歴史
⑧工作機械の歴史
⑨動力の歴史
⑩蒸気機関車の歴史(世界)
⑪蒸気機関車の歴史(日本)
⑫日本の鉄道の歴史
⑬自動車の歴史
⑭電気の歴史
⑮計算機の歴史
総 合 科 目
■講義概要
現在の科学や技術は過去の長い期間にわたる真理の追及や技
術改良の限りない努力の上に成り立っている。科学技術の発
展の歴史を学ぶことは、現代の科学技術をより深く理解し、
次への発展の手掛りを得ることにつながる。たとえば、製鉄
の技術は文明の発展に寄与した。蒸気機関の発明は産業革命
を推進し、近代文明への発展のきっかけを作った。現代の便
利な社会はコンピュータの発明の恩恵を多大に受けているこ
とは言うまでもない。数多くの技術が相互に影響を与えなが
ら発展してきたのであるが、時系列的に見て科学技術の発展
に大きな影響を与えた要素を大づかみする一方、個々の技術
について注目し、その技術の発展について論述する。科学技
術史は人と時と技術で構成されている。この講義では技術の
内容に立ち入り、それがどう変わっていったのかを中心に、
それに関わった人のエピソードを交えながら話をしたい。私
の専門の関係から、内容が機械に偏ると思われるが、その点
はご容赦願いたい。
■到達目標
社会に大きな変革を及ぼした主要な科学技術について説明が
でき、その技術内容のポイントについてもある程度説明がで
きる。
■講義方法
見せたい写真や図があるので、パワーポイントを主体的に使
用する。パワーポイントなので全てをメモすることはできな
いが、キーワードや主要点はメモすることが望ましい。出席
の確認を兼ね、毎回の授業の終了時点で小問題の解答用紙を
提出してもらい、その得点の合計を平常点とする。
■系統的履修
直接関連する科目は無いが、時代背景を理解するために世界
史/日本史をおさらいしておくことが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
復習の手がかりとして年表を配布する。講義の後、当日の講
義内容の要点をまとめておくこと。興味のある点、さらに詳
しく知りたい点についてはインターネットや図書館で調べて
おくこと。このようにして作成したノートが学習の成果にな
る。
■成績評価の方法
小テスト(60%)出席確認と学習効果の把握を兼ねる。小テ
ストの評価は合計して評価に用いる。
レポート(40%)学習が進んだ段階で、課題を出す。オリジ
ナリティを重視し、他人のコピーは人数分
の1にする。
■テキスト
特になし
■参考文献
山崎正勝他 『科学技術史概論』 ムイスリ出版 1,995円
中山秀太郎 『機械発達史』 大河出版 2,100円
三津間秀彦他 『新・機械技術史』 日本機械学会 2,800円
L・T・C・ロルト著、磯田浩訳 『工作機械の歴史』
平凡社
3,600円
ここに書ききれないが、参考図書はたくさんあり、記述内容
もさまざまである。気に入ったものを探して読んでみるとよ
い。
■履修上の注意・担当者からの一言
講義は落語ではない。受け身でなく、自ら知識を学び取って
いく姿勢で臨むこと。授業中の私語は周囲の学生や教員に迷
惑をかける。厳に慎んでもらいたい。疑問点があれば授業中
あるいは授業後に聞くこと。ただ漫然と聞き流すことなく、
重要な点はノートに書き留めておくこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは定めないが、基本的に在室時は質問等に応
じる。1号館315号室の扉に私の予定表を掲げている。参
考図書を試読したいときは申し出ること。
−103
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2014_物質シラバス.indb 103
2014/03/10 15:38:18
【担当】竺 文彦
【開講】前期 月4
環境と人間A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
環境をいかに学び、いかに対処するか。
■講義概要
かつては、公害問題が環境問題であったが、公害問題につい
ては、法的な対応や行政的な対応によって、一応社会的には
対応がなされたといえる。しかし、その後、ダイオキシン問
題などの微量汚染物質が問題となったり、地球温暖化という
ような社会のエネルギーの使用を根本的に考え直さなければ
ならないような大きな環境問題が出現してきている。これら
のさまざまな環境問題の実態について知識を深め、今後どの
ように対処していかなければならないかについて、説明する。
■到達目標
さまざまな環境問題を理解し、基本的な考え方を確立する。
■講義方法
テキストおよびパワーポイント等を使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストを用いるので、テキストによる予習、復習を行うこと。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
石川宗孝 『環境読本』 電気書院 2,500円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
広く世界の環境の問題に目を向けてほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
研究室を訪問してほしい。
■講義計画
①環境と社会づくり
②大気、水圏、土壌、森林
③地球温暖化、オゾン層
④酸性雨、森林破壊、砂漠化
⑤大気汚染
⑥水質汚濁
⑦廃棄物
⑧大気汚染防止技術
⑨水質汚濁防止技術
⑩化学物質、車社会
⑪温暖化、エネルギー
⑫CSR
⑬環境マネジメント、環境会計
⑭グリーン購入、LCA
⑮生活と環境
【担当】小山 豊一
【開講】後期 月4
環境と人間A
■サブタイトル
環境を学び、いかに対処するか。
■講義概要
今日の環境問題は、多くの分野を内包するため、多方面から
複雑に絡み合う事象の一つ一つをたぐり寄せて全体像をとら
える必要に迫られている。また、水質汚濁、大気汚染、森林
破壊など地球規模で起こっている地球環境問題の実態につい
て知識を深め、今後どのように対処していかなければならな
いかについて説明する。
■到達目標
さまざまな環境問題を理解し、基礎的な考え方を学ぶ。
■講義方法
テキスト、補足資料およびパワーポイントを使用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストを用いるのでテキストによる予習を行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席・質問等
レポート(50%)期末に、与えられたレポートを提出
■テキスト
石川宗孝 『環境読本』 電気書院 2,500円
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義時間前後の直接連絡
■講義計画
①環境問題と社会づくり
②基本的環境論
③地球環境問題その1
④地球環境問題その2
⑤日本の環境問題その1
⑥日本の環境問題その2
⑦日本の環境問題その3
⑧環境問題と具体的対策その1
⑨環境問題と具体的対策その2
⑩環境問題と具体的対策その3
⑪環境問題と具体的対策その4
⑫環境と企業その1
⑬環境と企業その2
⑭生活と環境
⑮まとめ、レポートの提出
−104
−
2014_物質シラバス.indb 104
2014/03/10 15:38:19
【担当】本多 真
【開講】前期 木4
環境と人間B
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①はじめに
②農耕社会
③近代社会
④西洋/非西洋
⑤人と人−お金をめぐる問題
⑥人と人−利益をめぐる問題
⑦人と人−性差をめぐる問題
⑧人と自然−環境問題①
⑨人と自然−環境問題②
⑩人と自然−環境問題③
⑪「権力」をめぐる考察
⑫「生命」をめぐる考察
⑬「つながり」をめぐる考察
⑭現代をどう生きてゆくか
⑮まとめ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
標題にある「環境」や「人間」といった表現は、近代以降に
現在のような用いられ方がなされるようになったもので、そ
れは世界を客観的に理解しようという営みの中で生まれまし
た。それまで人々は、自分の置かれた環境について、その性
質や特徴あるいは将来を正確に把握することは困難でした。
つまり、近代という時代は、わたしたちに新しい世界観をも
たらしたといえます。では、新しい世界観とは具体的にどの
ようなものだったのでしょう。
この講義では、歴史的に大きな変化をもたらした近代・現代
に焦点を当てながら、私たちが住まう世界の特徴、それから
問題点を探ってゆきます。とりわけ注目するのは、人と人の
かかわりについてです。時代の変化によって人と人のかかわ
り方が大きく変化し、社会問題も複雑化しました。
講義では映像資料などを用いて社会に備わる様々な問題をみ
てゆきます。受講生にはそれぞれの研究テーマに沿って本講
義を受講することが求められます。
■到達目標
この講義では、受講生一人一人が「考える」ことを目標とし
ます。
■講義方法
配布資料のほか、動画などを用いて講義をおこないます。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に紹介した文献に目を通し、内容を復習すること。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席、平常点
小テスト(20%)加点、自由課題
レポート(50%)内容+提出期限厳守
【担当】鈴木 滋
【開講】後期 水2
環境と人間B
■サブタイトル
自然と人間の関係の人類史
■講義概要
環境問題に関心のある学生は多いが、人間が自然環境に依存して生
きていくとはどういうことか、具体的な理解はごくかぎられている。
この授業では、生態人類学的な視点を中心に、ヒトという動物の特
徴を、人類進化史から抽出し、人間と環境の基本的な関係を概観す
る。ヒトと霊長類の比較や、人類史の99%以上を占める狩猟採集生
活についての研究成果をもとに、人間の環境利用の特徴を検討する。
そして、狩猟採集や農耕などの生業活動が自然環境にもたらした影
響を、進化史的かつ人類学的に考察する。また、人口増加や農耕と
森林をめぐる問題を中心として、ヒトによる持続的な環境の利用の
あり方を検討する。この授業で扱う環境とは、森林や動物などの自
然をおもに対象としており、地球環境問題についての授業ではない。
■到達目標
環境問題の根源として、ヒトという生物の特徴と時代や生業
や環境との関連を見渡す視点。
有史以前の人類と環境のかかわりの基本論点を説明できる。
■講義方法
パワーポイントのスライドで資料を提示しながら講義をする。
ビデオも利用し、スライド資料はWEBで公開する。
情報メディアセンターの携帯による出欠確認システムを利用
予定。
授業時間中に小テストを実施し、また宿題レポートの提出を
もとめる。
■系統的履修
環境と倫理、環境と人間A
■授業時間外における予・復習等の指示
授業スライドの資料をダウンロードして予復習に活用すること。
わからなかった用語・事項などをウェブや文献で調べること。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)携帯出欠確認システムによる質問や意見
小テスト(40%)授業時間中の小テスト
レポート(50%)授業期間中に提出する課題レポート
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
この授業をきっかけに、人間と自然に対する根本的な興味をもって
もらいたい。そのために、自分で調べ、考えるレポートなどの課題
を重視する。よって簡単に単位をとりたい学生には向いていない。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
木曜昼休み(メールでその他の日程を調整可)
■講義計画
①人類学からみる環境の視点
②霊長類の多様性とヒト
③人類の進化と環境(宿題レポート課題)
④ヒト化と出アフリカ
⑤新人の起源と世界進出
⑥人種と環境
⑦狩猟採集生活1
⑧狩猟採集生活2
⑨農耕の起源と帰結
⑩中間まとめと小テスト
⑪生活史
⑫人口
⑬環境の収容力と持続性
⑭里山と環境の持続性
⑮日本の環境利用の持続性
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2014_物質シラバス.indb 105
2014/03/10 15:38:19
【担当】柿本 佳美
【開講】前期 木4
環境と倫理
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
環境正義と社会
■講義概要
環境倫理学は、自然環境に関わるさまざまな問題にかかわる人々の利害を考慮し、望まし
くない環境変動の予防と、それによって不利益を受けるであろう人々の権利、生態系、自
然生物の生を守るための、社会システムの構築を目指す領域です。
私たちは、食料はもちろんのこと、生活を豊かにするさまざまな資源とその材料を、生態
系と自然環境のなかで形成された物質から得ています。科学技術と工業の発展は、自然環
境から人間にとって有益なものを取り出す過程でもありました。
その一方で、科学技術と工業の発展の過程では、公害や希少な生物種の絶滅といった深刻
な環境破壊も発生しました。そのなかで影響を受けるのは、社会や生態系のなかで最も弱
い立場にあるひとであり生物です。環境をめぐるさまざまな問題の原因は、科学技術その
ものにあるというよりはむしろ、それを利用する社会のあり方にあると言えるでしょう。
この授業では、環境正義という視点から環境倫理に関わる基礎理論を学び、具体的な事例
を手がかりに倫理的な課題について考えていきます。
■到達目標
環境倫理の基礎理論を学び、環境問題の射程を知ることで、多角的な思考ができる。
尊重すべき原則と客観的な根拠に基づき、自らの見解をまとめることができる。
■講義方法
プリントを使用し、講義形式で行う。数回のミニレポートあり。
これをもとに授業を進めることもある。
■系統的履修
「哲学入門」または「倫理学入門」を履修することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に取り上げる文献については、予習または復習として読んでおくこと。
環境問題に関する新聞等による報道に注意し、環境に関わる記事については必ず目を通しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
レポート(10%)
定期試験(70%)
通算欠席数が授業回数の3分の1以上欠席した場合は履修放棄と見なします。
■テキスト
加藤尚武編 『環境と倫理(新版)』
有斐閣アルマ 1,890円
■参考文献
関礼子・中澤秀雄・丸山康司・田中求著 『環境の社会学』 有斐閣アルマ 1,900円
上記のほか、参考となる文献については授業中に挙げます。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業の途中であってもかまいませんので、分からないと思った
らすぐに質問してください。
受講者の関心によって授業内容を一部変更することがあります。
授業開始30分以降の入室はお断りすることがあります。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
木曜日13:00 ∼ 13:30、講師控室
■講義計画
①はじめに:私たちの身近にある環境問題
②環境問題のはじまり:「公害」の発生
③環境倫理のはじまり:自然保護と土地倫理
④環境倫理のキーワード:共有地の悲劇と世代間倫理
⑤環境倫理のキーワード:環境正義
⑥環境倫理のキーワード:「自然」「動物」に権利はあるか?
⑦自然環境とのつきあい:琵琶湖と暮らし
⑧環境資源と人間:水
⑨環境資源と人間:土地
⑩環境資源と人間:大気
⑪生活のなかの環境問題:ごみ問題と私たちの生活
⑫生活のなかの環境問題:里山と持続可能な発展
⑬エネルギー問題と環境:持続可能な社会とは?
⑭エネルギー問題と環境:再生可能エネルギー
⑮まとめ:共生と社会
教養教育科目特別講義A(里山学入門)(2008年度以降入学生)【担当】宮浦 富保、越川 博元、鈴木 龍也、須藤 明子、田中 滋、帖地 孝人、朴 炫国、
【開講】前期 月3
共同開講科目特別講義(2003∼2007年度入学生)
丸山 徳次、山崎 英恵、遊磨 正秀、横田 岳人
■サブタイトル
里山学入門 地域の自然と文化
■講義概要
里山は、人間が長期にわたって手を入れ、自然と多様な形で
関わり、自然と共生することによって、人間同士の共存を可
能にしてきた場所であった。日本の生物の多様性の一部は里
山の存在によって維持されてきたということも明らかになり
つつある。ところがエネルギー革命と農業革命のため里山は
放置され、都市の膨張とともに開発のターゲットにされてき
た。生物多様性を維持し、人間の生活を支え、日本文化の形
成にも密接に関連していたと考えられる里山が失われようと
している。「里山学入門」では、里山の環境、動植物、歴史、
里山と文化・制度との関わりなどについて、複数の教員が講
義する。
■到達目標
里山といわれる環境について、その歴史や現状を理解する。
里山を代表とする身近な自然環境と人間との関係について、
自分自身の意見を持つ。
■講義方法
複数教員によるチェーンレクチャーであり、それぞれの教員
ごとにいろいろな方法で講義する。
■授業時間外における予・復習等の指示
ほぼ毎回、レポートを課す。人間と自然の関係についての自
分の考えを整理すること。
■成績評価の方法
レポート(100%)
■テキスト
講義時間内に教員ごとに指示する。
■参考文献
丸山徳次・宮浦富保 『里山学のすすめ』 昭和堂 2,310円
丸山徳次・宮浦富保 『里山学のまなざし』 昭和堂 2,310円
講義時間内に教員ごとに指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
チェーンレクチャーであるので、すべての講義時間に出席し
ないと、里山学の全体を理解することができない。
■講義計画
①4月14日 里山の歴史と現状
②4月21日 里山の環境倫理
③4月28日 里山の生物多様性
④5月12日 水辺環境と里山
⑤5月19日 環境社会学からみた里山
⑥5月26日 里山と山の神<日本編>
⑦6月 2日 里山と山の神<韓国編>
⑧6月 9日 人と自然の関係∼森からの思想
⑨6月16日 里山の所有と利用
⑩6月23日 食と文化
⑪6月30日 人の生活と水環境
⑫7月 7日 里山のバイオマス利用
⑬7月14日 瀬田地域の里山の歴史
⑭7月21日 里山が放置され、増える生きものと減る生き
もの
⑮7月28日 植物と里山文化
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2014/03/10 15:38:19
教養教育科目特別講義B(西洋近現代史入門)
教養教育科目特別講義B(西洋近現代史入門)
■サブタイトル
何のために西洋史を学ぶのか
■講義概要
私たちはなぜ歴史を学ぶのだろうか?なぜ西洋なのか?
1990年代以降、私たちの歴史観は大きく変わってしまったが、
それに代わるものが見いだせているわけではない。
(日本で使
われている)世界史の教科書でも、基本的に西洋、特にヨーロッ
パをモデルとして書かれていたが、現在では、その前提が揺
らいでいる。この授業では、ヨーロッパ近現代史を取り上げ、
ヨーロッパの何がモデルとされ、何が問題点となっているの
かを考えてみたい。その際、日本の歴史も参照しつつ、私た
ちがどのように「近代」を捉えてきたかについても考察する。
■到達目標
社会が不安定化したり、先行きが不透明になったりする時代
には、歴史もまた不安定化する。過去をどう捉えるかという
問題は、現在をどう捉えるかという点にも直結する。この講
義では、歴史を柔軟に捉える習慣を身につけたい。
■講義方法
講義形式。授業の際に毎回プリントを配布する。配付資料に
ついてはウェブよりダウンロードできるようにする。
■授業時間外における予・復習等の指示
価値観が異なる地域の歴史を学ぶためには、映画や小説などに
よって人々の生活が見える「資料」に触れることも必要である。
可能であれば、実際にその地域を訪れてみることも良い経験に
なる。受講に当たっては、授業で配布する文献一覧などを元に、
可能な限り広い範囲の「資料」に触れるようにして欲しい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席は義務ではないが、各授業の最後に提
出して頂く感想・コメントについては平常
点として考慮する。
教養教育科目
共同開講︵共通︶
定期試験(80%)
■テキスト
小山哲他編 『大学で学ぶ西洋史』 ミネルヴァ書房 2,800円
テキストの購入は義務ではないが、高校で世界史を履修しな
かった方、世界史をもう一度勉強し直してみたいという方に
は、本書をお薦めする。また、関心のあるテーマについては、
授業で紹介する文献・ウェブサイトを図書館やコンピューター
で確認し、各自の関心を広げていくようにして欲しい。
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問については、授業後、あるいはメール(hfukuda@cias.
kyoto-u.ac.jp)にて受け付ける。
■講義計画
①はじめに ― 西洋近現代史を学ぶということ
②回転ではなく革命を ― フランス革命と近代
③ドイツ型ナショナリズムの誕生 ― 遅れてきた国民?
④イギリス帝国と植民地世界
⑤ロシアとトルコにとってのヨーロッパ
⑥日本帝国の台頭 ― 西洋とアジアの間
⑦音楽とナショナリズム ― 文化の政治性
⑧ハプスブルク帝国は民族共存のモデル?
⑨近代オリンピック ― スポーツと国民国家
⑩百年前の第一次世界大戦は何をもたらしたか?
⑪西洋の没落? ― ファシズムとナチズムの台頭
⑫大国としてのアメリカ ― フォードの素晴らしき世界
⑬第二次世界大戦とヨーロッパ統合
⑭1968年と1989年 ― 現代社会の変容
⑮おわりに ― 新しい世界史は可能か
総 合 科 目
■サブタイトル
何のために西洋史を学ぶのか
■講義概要
私たちはなぜ歴史を学ぶのだろうか?なぜ西洋なのか?
1990年代以降、私たちの歴史観は大きく変わってしまったが、
それに代わるものが見いだせているわけではない。
(日本で使
われている)世界史の教科書でも、基本的に西洋、特にヨーロッ
パをモデルとして書かれていたが、現在では、その前提が揺
らいでいる。この授業では、ヨーロッパ近現代史を取り上げ、
ヨーロッパの何がモデルとされ、何が問題点となっているの
かを考えてみたい。その際、日本の歴史も参照しつつ、私た
ちがどのように「近代」を捉えてきたかについても考察する。
■到達目標
社会が不安定化したり、先行きが不透明になったりする時代
には、歴史もまた不安定化する。過去をどう捉えるかという
問題は、現在をどう捉えるかという点にも直結する。この講
義では、歴史を柔軟に捉える習慣を身につけたい。
■講義方法
講義形式。授業の際に毎回プリントを配布する。配付資料に
ついてはウェブよりダウンロードできるようにする。
■授業時間外における予・復習等の指示
価値観が異なる地域の歴史を学ぶためには、映画や小説などに
よって人々の生活が見える「資料」に触れることも必要である。
可能であれば、実際にその地域を訪れてみることも良い経験に
なる。受講に当たっては、授業で配布する文献一覧などを元に、
可能な限り広い範囲の「資料」に触れるようにして欲しい。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席は義務ではないが、各授業の最後に提
出して頂く感想・コメントについては平常
点として考慮する。
【担当】福田 宏
【開講】前期 水4
【担当】福田 宏
【開講】後期 水3
定期試験(80%)
■テキスト
小山哲他編 『大学で学ぶ西洋史』 ミネルヴァ書房 2,800円
テキストの購入は義務ではないが、高校で世界史を履修しな
かった方、世界史をもう一度勉強し直してみたいという方に
は、本書をお薦めする。また、関心のあるテーマについては、
授業で紹介する文献・ウェブサイトを図書館やコンピューター
で確認し、各自の関心を広げていくようにして欲しい。
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問については、授業後、あるいはメール(hfukuda@cias.
kyoto-u.ac.jp)にて受け付ける。
■講義計画
①はじめに ― 西洋近現代史を学ぶということ
②回転ではなく革命を ― フランス革命と近代
③ドイツ型ナショナリズムの誕生 ― 遅れてきた国民?
④イギリス帝国と植民地世界
⑤ロシアとトルコにとってのヨーロッパ
⑥日本帝国の台頭 ― 西洋とアジアの間
⑦音楽とナショナリズム ― 文化の政治性
⑧ハプスブルク帝国は民族共存のモデル?
⑨近代オリンピック ― スポーツと国民国家
⑩百年前の第一次世界大戦は何をもたらしたか?
⑪西洋の没落? ― ファシズムとナチズムの台頭
⑫大国としてのアメリカ ― フォードの素晴らしき世界
⑬第二次世界大戦とヨーロッパ統合
⑭1968年と1989年 ― 現代社会の変容
⑮おわりに ― 新しい世界史は可能か
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2014/03/10 15:38:19
教養教育科目特別講義C(アジアの映画)
【担当】李 相哲
【開講】前期 月1
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■テキスト
李相哲 『東アジアのアイデンティティ』 凱風社 2,300円
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワー:水曜日12時30分∼ 13時30分
連絡方法:[email protected]
■講義計画
①スケジュール、講義方法を知ってもらう
(必ず出席すること)
②現代韓国の文化事情について
③分断国家の悲劇を知る
④韓国の文化を知る
⑤韓国人の家族愛、映画芸術の今を知る
⑥韓国の歴史を知る
⑦韓国と日本の関係を知る
⑧現代中国の文化事情について
⑨現代中国を理解する
⑩中国の近代を知る
⑪中国の現代を知る
⑫現代中国と文化事情
⑬日本の映画は中国、韓国映画とどう違うか
⑭現代アジアの家族、アジア的英雄像
⑮日中韓文化、どう違うのか
■サブタイトル
映画で語るアジアの歴史と文化
■講義概要
この授業は映画という芸術を理解するためのものではない。
映画はその国の歴史や時代を背景にしている場合が多い。ま
た、その空間に生きる人々の生活を題材にしている。映画は
我々に過去の出来事を再現し、未知の世界を見せてくれたり、
想像の世界を作り出すこともある。
この講義では、アジアの映画を通してアジアの近現代に対す
る理解を深めていく。映画に映し出される場所、人物、物語が、
その国の歴史や文化、人々の普通の生活をどう反映している
のかを考えながら、映画に取り上げられた国について理解を
深める。
■到達目標
アジアの国々の歴史、生活、文化を理解する。
■講義方法
講義形式
映画を見ながら、関連書物を読み、講義を聴くという形式。
■系統的履修
アジアの文化、欧米の文化
■授業時間外における予・復習等の指示
その都度指示する
■成績評価の方法
平 常 点(10%)講義中に取り上げる映画をみたか、テキストを
読んだか
レポート(60%)映画に関する感想文、テキストに関する感想文
定期試験(30%)
指定のテキストをしっかり読んで欲しい。
【担当】野呂 靖、鍵和田 聖子、吉田 慈順
【開講】前期 月3
教養教育科目特別講義D(アジアの歴史と社会)
■サブタイトル
近江の仏教文化
■講義概要
現在の滋賀県とほぼ領域が重なる近江国は、豊かな水をたた
えた琵琶湖を有し、日本仏教の母山といわれる比叡山や、古
代より人々の信仰をあつめた寺院が点在するなど日本文化の
中心地の一つとなってきた。この講義では、近江における仏
教文化の諸事象について、
「説話」・
「伝承」・「絵画」・「仏像」
を素材として取り上げながら、
「仏教」という視点から近江と
いう地域を切り取ることで、新たな「近江像」を紹介する。
■到達目標
近江の歴史と文化における仏教との密接な関係性について「理
解」し、資料などの「根拠」に基づいて自らの言葉で「表現」
できることを目標とする。
■講義方法
3名の担当者(野呂靖・鍵和田聖子・吉田慈順)によるチェー
ンレクチャー形式をとる。講義にあたっては、プリント、板書、
映像資料を用いて講義を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に紹介した参考文献を読み、指示された博物館・寺社
の拝観を行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)「授業回数の3分の2以上の出席者」のみ評
価対象とし、受講態度、および毎講義時に
提出を求めるコメントカードの内容により
総合的に評価する。
レポート(50%)近江と仏教との関係性について「理解」し、
「根拠」を示しながら「論述」できているか
を評価する。
■テキスト
担当者が毎回プリントを配布する。
■参考文献
講義時に随時、紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
皆さんが学ぶ瀬田キャンパスのある近江については、知ってい
るようで知らないことが数多くあるはずである。仏教との関わ
り通して近江の歴史を見ることで、これまで全く気がつかな
かった滋賀県の魅力が明らかになるであろう。なお、本講義は
滋賀県の現状や、歴史・文化に関する「概説的・網羅的」な講
義ではないので注意すること。また、講義中に私語を行う者や、
無断で途中退出する者は、一切、成績評価の対象としない。
■講義計画
①ガイダンス
②比叡山の仏教と歴史①
③比叡山の仏教と歴史②
④比叡山の仏教と歴史③
⑤比叡山の仏教と歴史④
⑥比叡山の仏教と歴史⑤
①∼⑤のうち1回は比叡山への現地実習を予定(但し受講
者数などにより変更あり。詳細は講義時に指示)。
⑦園城寺の歴史と文化
⑧石山寺の歴史と文化
⑨甲賀の忍者伝承と修験道
⑩琵琶湖の語源と比叡山の仏教
⑪近江の寺院と絵解き
⑫近江の神道美術
⑬湖北の観音信仰
⑭竹生寺と弁財天信仰
⑮総括・レポート提出
−108
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【担当】野呂 靖、鍵和田 聖子、吉田 慈順
【開講】後期 月3
教養教育科目特別講義D(アジアの歴史と社会)
教養教育科目特別講義E(アジアの途上国と社会開発)
■講義概要
本講義では、貧困問題を基点にアジアの途上国におけるいく
つかの社会問題をとりあげ、それらの問題がどのようにして
先進社会と関係しているのかを明らかにしていく。またその
ような問題を克服するために行われてきた先進諸国からの開
発援助について検討し、効果や限界を明らかにしていく。
■到達目標
アジアの途上国に目を向けることによって視野を広げ、社会
を理解するための新たな方途を獲得する。
■講義方法
基本的には音声と板書による講義であるが、必要に応じて映
像資料等を用いる
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に適宜指示する。
■成績評価の方法
定期試験(100%)学期末に論述式の試験を実施する。
■テキスト
授業中に適宜指定する。
■参考文献
恩田守雄 『開発社会学 -理論と実践-』
ミネルヴァ書房 3,800円
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■テキスト
担当者が毎回プリントを配布する。
■参考文献
講義時に随時、紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
皆さんが学ぶ瀬田キャンパスのある近江については、知ってい
るようで知らないことが数多くあるはずである。仏教との関わ
り通して近江の歴史を見ることで、これまで全く気がつかな
かった滋賀県の魅力が明らかになるであろう。なお、本講義は
滋賀県の現状や、歴史・文化に関する「概説的・網羅的」な講
義ではないので注意すること。また、講義中に私語を行う者や、
無断で途中退出する者は、一切、成績評価の対象としない。
■講義計画
①ガイダンス
②比叡山の仏教と歴史①
③比叡山の仏教と歴史②
④比叡山の仏教と歴史③
⑤比叡山の仏教と歴史④
⑥比叡山の仏教と歴史⑤
①∼⑤のうち1回は比叡山への現地実習を予定(但し受講
者数などにより変更あり。詳細は講義時に指示)。
⑦園城寺の歴史と文化
⑧石山寺の歴史と文化
⑨甲賀の忍者伝承と修験道
⑩琵琶湖の語源と比叡山の仏教
⑪近江の寺院と絵解き
⑫近江の神道美術
⑬湖北の観音信仰
⑭竹生寺と弁財天信仰
⑮総括・レポート提出
総 合 科 目
■サブタイトル
近江の仏教文化
■講義概要
現在の滋賀県とほぼ領域が重なる近江国は、豊かな水をたた
えた琵琶湖を有し、日本仏教の母山といわれる比叡山や、古
代より人々の信仰をあつめた寺院が点在するなど日本文化の
中心地の一つとなってきた。この講義では、近江における仏
教文化の諸事象について、
「説話」・
「伝承」
・「絵画」・「仏像」
を素材として取り上げながら、
「仏教」という視点から近江と
いう地域を切り取ることで、新たな「近江像」を紹介する。
■到達目標
近江の歴史と文化における仏教との密接な関係性について「理
解」し、資料などの「根拠」に基づいて自らの言葉で「表現」
できることを目標とする。
■講義方法
3名の担当者(野呂靖・鍵和田聖子・吉田慈順)によるチェー
ンレクチャー形式をとる。講義にあたっては、プリント、板書、
映像資料を用いて講義を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に紹介した参考文献を読み、指示された博物館・寺社
の拝観を行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)「授業回数の3分の2以上の出席者」のみ評
価対象とし、受講態度、および毎講義時に
提出を求めるコメントカードの内容により
総合的に評価する。
レポート(50%)近江と仏教との関係性について「理解」し、
「根拠」を示しながら「論述」できているか
を評価する。
【担当】佐藤 彰男
【開講】前期 木3
■講義計画
①オリエンテーション
②途上国の社会問題
③グローバリゼーションと貧困の構造
④植民地化の歴史と社会構造のひずみ
⑤農村の困窮と膨張する都市貧困層
⑥教育と階層間格差
⑦宗教・ジェンダー・人権問題
⑧「後進性」と環境汚染
⑨公害の域外転嫁
⑩社会開発の目的と理念
⑪途上国援助の歴史
⑫開発援助における住民参加とエンパワーメント
⑬NGOの役割
⑭マイクロファイナンスの試み
⑮まとめ
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−
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2014/03/10 15:38:20
教養教育科目特別講義F(現代社会と栄養)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
現代の食を巡る諸問題を知り、健康な食生活を考える
■講義概要
従属栄養生物であるヒトは様々な生き物(動植物、微生物)
を食物として摂取するが、食物には生命の維持に不可欠な栄
養素がバランス良く含まれなければならない。食を巡る様々
な問題が社会を騒がす現代、食と栄養に関する基本的知識を
持つことは、健康な生活を確保する大切な一歩である。本講
義では、健康で豊かで食生活を送るために、我々が何を知ら
なければならないのか、広い視野に立って身近な問題から考
えてゆきたい。始めに、食を巡る現代の課題を知り、食の安
全について考えてゆく。次に、ヒトが摂取しなければならな
い栄養素について基本を学び、健康と食事の関連について考
える。
■到達目標
食物と栄養について広い視点から捉えて学び、健康な食生活
に必要な情報を選び取る能力を養う
■講義方法
講義形式を基本とする。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義の時に指示する
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
レポート(10%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メール:[email protected]
■講義計画
①食を巡る諸問題
②世界の食料事情と日本
③食料の安定供給
④食品の安全性
⑤食品の安全性
⑥食品の安全性
⑦食品添加物
⑧食物アレルギー、食品の表示
⑨食品の栄養成分
⑩栄養素の代謝
⑪栄養素の代謝
⑫生活習慣病と食事
⑬運動指針と食事バランスガイド
⑭食品の機能性
⑮まとめ
教養教育科目特別講義F(現代社会と栄養)
■サブタイトル
現代の食を巡る諸問題を知り、健康な食生活を考える
■講義概要
従属栄養生物であるヒトは様々な生き物(動植物、微生物)
を食物として摂取するが、食物には生命の維持に不可欠な栄
養素がバランス良く含まれなければならない。食を巡る様々
な問題が社会を騒がす現代、食と栄養に関する基本的知識を
持つことは、健康な生活を確保する大切な一歩である。本講
義では、健康で豊かで食生活を送るために、我々が何を知ら
なければならないのか、広い視野に立って身近な問題から考
えてゆきたい。始めに、食を巡る現代の課題を知り、食の安
全について考えてゆく。次に、ヒトが摂取しなければならな
い栄養素について基本を学び、健康と食事の関連について考
える。
■到達目標
食物と栄養について広い視点から捉えて学び、健康な食生活
に必要な情報を選び取る能力を養う
■講義方法
講義形式を基本とする。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義の時に指示する
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
レポート(10%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし
【担当】土居 幸雄
【開講】前期 木3
【担当】土居 幸雄
【開講】後期 月1
■参考文献
特になし
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メール:[email protected]
■講義計画
①食を巡る諸問題
②世界の食料事情と日本
③食料の安定供給
④食品の安全性
⑤食品の安全性
⑥食品の安全性
⑦食品添加物
⑧食物アレルギー、食品表示
⑨食品の栄養成分
⑩栄養素の代謝
⑪栄養素の代謝
⑫生活習慣病と食事
⑬運動指針と食事バランスガイド
⑭食品の機能性
⑮まとめ
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2014_物質シラバス.indb 110
2014/03/10 15:38:20
【担当】古本 強
【開講】後期 木3
教養教育科目特別講義G(雑草学)
教養教育科目
共同開講︵共通︶
授業ごとにアンケート用紙を提出させる。そこへの書き込み
内容を評価し、授業の双方向性を担保する。
授業中の私語は厳禁とする。
■テキスト
伊藤操子 『雑草学総論』 養賢堂
■参考文献
甲斐信枝 『雑草のくらし』 福音館書店
この本は、絵本である。しかし、その内容はとても深い、授
業では繰り返し使用する。
身近な植物に興味がある学生の受講を希望する。☆授業内容
を解説するために、生物だけではなく化学的な側面からも説
明をすることがある。化学の知識がない学生にも配付資料を
用意するなど一定の配慮はするが、予習復習が必要となる。
■講義計画
①概念1−くらしに着目する−
②概念2−農業と雑草−
③概念3−外来植物−
④絵本にみる生態 光合成生理
⑤絵本にみる生態 栄養生理
⑥絵本にみる生態 繁殖生理
⑦アレロパシ−
⑧外部形態
⑨防除の考え方−生物防除−
⑩防除の考え方−物理防除−
⑪防除の考え方−化学防除−
⑫遺伝子組換え技術での防除
⑬ヒトによる利用−救荒植物−
⑭ヒトによる利用−作物の起源−
⑮まとめ
総 合 科 目
■サブタイトル
雑草のくらしから学ぶ
■講義概要
雑草はヒトの活動と切っても切れない関係にある。科学的な
定義も曖昧で、たとえば「雑草のようにたくましいやつ」な
どの文学的な用法から作物の栽培に害をなす植物を指す農学
的用法などが混在している。さまざまな定義があるというこ
とは、善くも悪くもそれだけヒトの生活に密着していること
を示している。
本講義では、雑草のくらしを中心に、生理的・生態学的観点
などから解説するとともに、農業上の問題やどのように管理
されているかなど、江戸時代の農学書に記載されている内容
から最先端の農薬開発事情まで含めて解説する。
身近な植物についてこぼれ話なども折々に紹介する。
■到達目標
作物とは違う雑草のくらしへの理解を通して、道ばたに生え
る植物に想いをはせることができるようになること。
■講義方法
パワーポイント等を用いた講義を行う。資料は基本的に配布
する。理解を促すために課題を求めることがある。
授業ごとにアンケート用紙を配布し、質問事項を受け付け、
授業の双方向性を担保している。
■授業時間外における予・復習等の指示
生理や農薬に言及するため、化学の知識がないとフォローアッ
プが難しい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席状況・参加態度をみて判断する
レポート(20%)折々に出すレポート課題への取り組みを評
価する
定期試験(40%)試験評価
【担当】渡辺 英児
【開講】後期 月1
健康とスポーツ
■講義概要
テクノロジーの急速な発展は人類に多大な恩恵をもたらした
一方で、運動不足などによる生活習慣病などの発生率が年々
高くなってきている。そこで、本講義は、現代社会における
健康とスポーツ・運動の役割をスポーツ科学の観点から以下
の項目について紹介する。
(1)現代社会におけるスポーツ・
運動と健康(2)スポーツ・運動と身体的な健康(3)スポーツ・
運動と心の精神的健康(4)食生活とスポーツ
■到達目標
現代社会における運動やスポーツの重要性を科学的な観点か
ら理解することを目標とする。
■講義方法
講義形式で、担当教員が講義する。受講人数が少なければ実
際にトレーニングセンターを使って運動を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業時間外に講読できる文献を講義の時に紹介する。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)授業参加状況を総合的に判断する
定期試験(80%)大学が定める定期試験中に試験を実施する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
スポーツや運動に興味のある学生の履修を期待する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
最初の講義で紹介する。
■講義計画
①健康、スポーツ、運動、身体活動とは
②①スポーツや運動への参加状況 ②運動は寿命を長くする
か。
③スポーツ・運動不足と生活習慣病について
④健康に関する体力要素
⑤エネルギー供給システムの違いについて
⑥①運動処方について ②運動によるウェートコントロール
⑦レジスタンストレーニング
⑧①ストレスと運動 ②行動パターンと運動
⑨①スポーツ・運動と精神的健康 ②運動の実践による心理
的効果
⑩①運動により心理的効果のメカニズム ②運動の実践によ
る自己概念の向上
⑪スポーツ・運動を継続させるための心理的方策
⑫スポーツ栄養学について
⑬スポーツの実践によるライフスキルの獲得
⑭スポーツ科学の基礎知識
⑮まとめ
−111
−
2014_物質シラバス.indb 111
2014/03/10 15:38:20
【担当】辻 虎志
【開講】後期 月2
現代社会と宗教
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
現代における様々な問題について宗教はどう考えるか。考え
られないということも含めて、どう考えるのか。また、宗教
自身がはらんでいる問題に、宗教はどう答え、どう答えられ
ないか。授業では、物語と自己、悪や不幸、生命倫理、死刑、
新宗教といった切り口を1つずつ設定しながら、上記のこと
に迫っていく予定である。
■到達目標
宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。
■講義方法
プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども
使用する。
■系統的履修
生活の中の宗教
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(60%)
出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に授業に参加してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時。
■講義計画
①はじめに ― 現代における宗教
②宗教と物語 (1)
③宗教と物語 (2)
④宗教と原理主義 (1)
⑤宗教と原理主義 (2)
⑥宗教と悪 (1)
⑦宗教と悪 (2)
⑧宗教と寛容 (1)
⑨宗教と寛容 (2)
⑩宗教と生命 (1)
⑪宗教と生命 (2)
⑫宗教と死刑 (1)
⑬宗教と死刑 (2)
⑭宗教と死刑 (3)
⑮まとめ
【担当】辻 虎志
【開講】後期 月3
現代社会と宗教
■講義概要
現代における様々な問題について宗教はどう考えるか。考え
られないということも含めて、どう考えるのか。また、宗教
自身がはらんでいる問題に、宗教はどう答え、どう答えられ
ないか。授業では、物語と自己、悪や不幸、生命倫理、死刑、
新宗教といった切り口を1つずつ設定しながら、上記のこと
に迫っていく予定である。
■到達目標
宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。
■講義方法
プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども
使用する。
■系統的履修
生活の中の宗教
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(60%)
出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に授業に参加してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時。
■講義計画
①はじめに ― 現代における宗教
②宗教と物語 (1)
③宗教と物語 (2)
④宗教と原理主義 (1)
⑤宗教と原理主義 (2)
⑥宗教と悪 (1)
⑦宗教と悪 (2)
⑧宗教と寛容 (1)
⑨宗教と寛容 (2)
⑩宗教と生命 (1)
⑪宗教と生命 (2)
⑫宗教と死刑 (1)
⑬宗教と死刑 (2)
⑭宗教と死刑 (3)
⑮まとめ
−112
−
2014_物質シラバス.indb 112
2014/03/10 15:38:20
【担当】辻 延浩
【開講】後期 月4
現代社会とスポーツ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義計画
①オリエンテーション:講義の概要、成績評価の方法、授業
計画、履修上の注意事項などについて説明します。「スポー
ツ」
「SPORT」
「体育」
「武道」
「レクリエーション」
「レジャー」
「遊び」などの用語について理解を深めます。
②スポーツの起こりと発展について、陸上競技の技術史をも
とに学びます。
③競技スポーツと生涯スポーツの魅力について、多角的に学
びます。また、スポーツの楽しみ方を「する」「みる」
「か
たる」「ささえる」の観点からとらえます。
④ホイジンガとカイヨワのプレイ論を視座にして、スポーツ
の楽しさについて学びます。
⑤教育としてのスポーツについて、学習指導要領の変遷、体
育科(保健体育科)の目標と内容を中心に考えます。
⑥総合型地域スポーツクラブについて、ヨーロッパの事例を
もとに運営形態や経営努力、課題について学びます。
⑦中間試験
⑧人間のからだの適応性について、運動の種類、強度、時間
などの要因によって異なる変化の様相について理解を深め
ます。
⑨「メディアと競技スポーツの商品化」、
「勝利至上主義とドー
ピング」
、「競技スポーツと環境問題」
、
「スポーツの大衆化
と環境問題」をテーマとして、現代スポーツが抱える問題
点について考えます。
⑩これからの社会とスポーツと題して、ニュースポーツやユ
ニセックスのスポーツ、民族スポーツについて学びます。
⑪スポーツとライフマネジメントについて、子どもの体力・
運動能力や生活行動の調査データをもとにして考えます。
⑫現代社会における健康問題に対する食事の重要性について
学びます。
⑬24時間型社会がもたら睡眠への影響を実態調査結果をもと
に理解するとともに、睡眠は脳とからだをつくるをキャッ
チフレーズとして、最近の睡眠の科学的知見を学びます。
⑭健やかなからだを育むことを目的として、睡眠6か条およ
び補足6か条を理解するとともに、自己の睡眠生活を見つ
め直し、その改善方法について考えます。
⑮「表現することは生きている証」をキャッチフレーズに展
開されている表現運動のビデオを通して、表現することの
意義や価値について考えます。
⑯定期試験
総 合 科 目
■サブタイトル
現代のスポーツ文化
■講義概要
現代社会におけるスポーツの社会的・文化的な役割について、
スポーツ固有の魅力や楽しみ方、スポーツと地域社会のかか
わりなどをふまえながら考えていきます。また、スポーツの
メディア化・ビジネス化・グローバル化という3つの視点から、
現代スポーツのあり方を批判的に検討し、これからのスポー
ツと社会との関係について考えていきます。
■到達目標
スポーツと社会の関係を理解し、生涯にわたってスポーツに
親しむための楽しみ方を見いだそうとする。現代スポーツの
社会的問題点を考察し、これからの社会とスポーツのかかわ
りについて考え、実践の視点を見つけることができる。
■講義方法
プレゼンソフトによる講義、プリントの配布、ビデオ(DVD、
VHS)を使用。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席状況および受講態度
小テスト(20%)毎授業後のプリント
レポート(20%)中間試験。
講義内容
(前半)
をもとに出題する。
記述式。
定期試験(40%)講義内容(後半)を中心に出題する。記述式。
出席は毎回とる。授業後に小プリントを配布し、記述を求める。
■テキスト
受講生は講義内容をもとに独自のノートを作成すること。積
極的な意見や質問を期待する。
■参考文献
井上俊・亀山佳明編 『スポーツ文化を学ぶ人のために』
世
界思想社 2,415円
■履修上の注意・担当者からの一言
授業プリントは一人1枚受け取ること。枚数に限りあり。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
以下のメールに連絡してください。[email protected]
−113
−
2014_物質シラバス.indb 113
2014/03/10 15:38:20
【担当】岡野 英一
【開講】前期 木3
現代社会と福祉
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
現代社会の変化と福祉を捉える
■講義概要
人々にとって「福祉」とは何かを考えます。そのうえで、急
激な現代社会の変化に対応して進められている福祉政策と福
祉実践について、経済・社会的視点、歴史的視点、文化的視
点を通じて考察することを目的とします。
■到達目標
私たちの社会生活の中に、福祉政策と実践はどのようにかか
わっているのかを、授業を通じて具体的に理解できるように
します。
■講義方法
テキストに沿いながら制作した資料に基づき、講義を進めま
す。
■系統的履修
可能であれば、地域福祉論、ボランティア・NPO論等の履
修を勧めます。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストの内容を予習しておくことを求めます。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)毎月定期的に出欠を確認します。
小テスト(20%)中間時(6月はじめ)に筆記試験を行います。
定期試験(50%)筆記試験を行います。
■テキスト
山縣文治・岡田忠克 『よくわかる社会福祉』
ミネルヴァ書
房 2,400円
毎回資料を準備します。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
できる限り質問を受け付けます、そこから意見交換を行いた
いと思います。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected]まで連絡ください。
■講義計画
①授業にあたってのオリエンテーションを行います。
②「社会福祉」という考え方、私たちのライフステージの中
での社会福祉意味を考えます。
③少子高齢化、小家族化、個人化した社会状況の中での社会
問題を考えます。
④世界と日本の社会福祉の歴史と、その展開を学びます。
⑤社会福祉を進める行政の仕組みと、サービス利用の仕組み
を学びます。
⑥社会福祉を進める各種専門機関について、その性格と内容
を学びます。
⑦社会福祉の実践である、ソーシャルワークについての理解
をすすめます。
⑧日本における社会保障の仕組みを学びます。
⑨日本の子ども家庭福祉ついて、その実際と課題を学びます。
⑩日本の高齢者福祉の実際と課題を学びます。
⑪日本の障害者福祉の実際と課題を学びます。
⑫地域福祉がめざすものとは何かを学びます。
⑬住民主体の地域福祉実践と専門職の協働の実際と、その課
題を学びます。
⑭福祉情報システムと苦情解決の仕組みを学びます。
⑮社会福祉専門職の現状と課題を学びます。
【担当】中野 有
【開講】前期 木4
現代社会とマス・メディア
■サブタイトル
メディア・リテラシー
■講義概要
マス・メディアの基礎知識並びにメディア・リテラシーを習
得する。そのために必要となる内外の新聞、テレビ、ラジオ
の特徴、社会問題、国際情勢の変化、歴史、哲学思想、メディ
アと宗教、外交、安全保障、グローバル経済、地球環境問題、
異文化コミュニケーションなどの広範囲にわたる教養を分か
り易く講義する。
最新の情報をベースにマスメディアの本質を考える。
テレビや新聞等のマス・メディアの第一線で活躍するジャーナ
リスト、外交の最前線で活躍した国連職員、将来のキャリア
パスの参考となる経営者をゲストスピーカーとして招聘し現
在進行形の生きた情報に接しながら考える能力を向上させる。
国連、ワシントンのシンクタンクなど海外で約20年生活した
経験を活かし、国際情勢の解説、キャリアに役立ち世界に通
用するグローバルイングリッシュの基礎を教える。
■到達目標
メディア・リテラシーの習得。多角的視点で考察する能力を
身につける。自分の頭で考え
(Think)し、発表する能力を養う。
■講義方法
時勢に適った現代社会のテーマを分かり易く講義する。
毎回、講義のレジュメを配布する。ハーバード大学のサンデル
教授の「白熱教室」のような学生との対話形式の講義を目指す。
毎回の講義で確実にスマートになる講義を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
新聞の社説を読む。ソーシャルメディアの活用。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)毎回の講義で約10分間の小レポートを作成。
レポート(30%)講義で習得したことを1400字でまとめる。最
終講義かその前の講義時にレポートを提出。
■テキスト
李相哲、小黒純他 『超入門ジャーナリズム101の扉』
晃洋書
房 1,575円
オリエンテーションにて説明。
■参考文献
参考文献はオリエンテーションにて説明する。
■履修上の注意・担当者からの一言
世界に通用する教養を楽しく学ぼう。人生で最も勉学・研究
に没頭できる今にベストを尽くそう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
研究室 email [email protected]
■講義計画
①オリエンテーション
②マス・メディアとは
③マス・メディアのエッセンス
④メディアはメッセージである
⑤メディア・リテラシーとは
⑥Think,Learn,Lead 自分の頭で考える
⑦哲学的思想
⑧近代史を語る
⑨国際情勢の変化を解読
⑩外交・安全保障とマス・メディア
⑪グローバル・イングリッシュの習得
⑫国際経済を解読
⑬ソーシャル・メディアの役割
⑭総括
⑮総括
−114
−
2014_物質シラバス.indb 114
2014/03/10 15:38:21
【担当】中野 有
【開講】後期 木4
現代社会とマス・メディア
教養教育科目
共同開講︵共通︶
レポート(30%)講義で習得し分析したことを1400字でまとめる。
講義の最終日かその前の講義中に提出。
■テキスト
李相哲、小黒純他『超入門ジャーナリズム101の扉』晃洋書房 1,575円
オリエンテーションの時に参考文献を説明。
■参考文献
オリエンテーションの時に参考文献を説明。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的かつ真剣に授業に参画して欲しい。人生で最も勉学・
研究に没頭できる今にベストを尽くそう。豊かな人生を謳歌
するための教養(リベラル・アーツ)を学ぶことができる。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
研究室 email [email protected]
■講義計画
①オリエンテーション
②マス・メディアのエッセンスを習得
③メディアはメッセージである
④鉄のトライアングル(政・官・財)とメディア
⑤哲学思想とメディア
⑥歴史の潮流
⑦近代史とメディア
⑧国際情勢の変化を解読
⑨外交・安全保障とメディア
⑩国際経済とメディア
⑪海外のメディアから学ぶ、ニューヨークタイムズ、BBC,CNN
⑫ソーシャル・メディア
⑬グローバル・イングリッシュ
⑭総括
⑮総括
総 合 科 目
■サブタイトル
メディア・リテラシー、現代社会を解読する
■講義概要
マス・メディアの基礎知識並びにメディア・リテラシーを習得する。そのために
必要となる内外の新聞、テレビ、ラジオの特徴、社会問題、国際情勢の変化、歴
史、哲学思想、メディアと宗教、外交、安全保障、グローバル経済、地球環境問題、
異文化コミュニケーションなどの広範囲にわたる教養を分かり易く講義する。
毎日、メディアに接する時間は平均6時間と言われている。洪水のようにあふれ
る情報を如何に解読するかが非常に大切である。現代社会、特にグローバル・ソ
サエティーにおいては、単に学ぶことよりも自分の頭でThinkする能力が求められ
ている。そこで、考えることを学ぶ講義を行う。
テレビや新聞等のマス・メディアの第一線で活躍するジャーナリスト、外交の最
前線で活躍した国連職員、将来のキャリアパスの参考となる経営者をゲストスピー
カーとして招聘し現在進行形の生きた情報に触れながら考える能力を向上させる。
国連、ワシントンのシンクタンクなど海外で約20年生活した経験を活かし、国際
情勢の解説、キャリアに役立ち、世界に通用するグローバルイングリッシュの基
礎を教える。
■到達目標
メディア・リテラシーの習得。多角的視点で考察する能力を身につける。
■講義方法
時勢に適った現代社会のテーマを分かり易く講義する。
ハーバード大学のサンデル教授の「白熱教室」のような学生
との対話形式の講義を目指す。
■系統的履修
毎週放送しているラジオカフェ・シンクタンクジャーナルを
インターネットを通じて聴く。
■授業時間外における予・復習等の指示
新聞の社説を読む。ソーシャルメディアの活用。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)積極的発言を重視、毎回約10分の小レポートを作成。
【担当】西村 敏雄
【開講】後期 水2
現代社会とマス・メディア
■サブタイトル
メディアを監視、メディアの発信する情報から真実を読み取る
■講義概要
情報社会の中で、新聞やテレビ、インターネットなど情報は多様化し
ている。その情報を発信するメディアは「記者や編集者のフィルター
がかけられている」。その中からいかに真実を見抜くか。イラク戦争
ではアメリカの攻撃する側からの情報が多く、被害者の観点からの報
道は少なかった。3・11の東北震災では政府や東電の情報に踊らさ
れた。また、先の選挙では自民党が圧勝したが、圧倒的多数の与党が
これからの日本の進路の舵をどうきるのか。その背景等を探る。さら
に最近頻発している「冤罪」をめぐる警察や検察など権力の思惑など、
その情報から 真実 を見抜く視点を養うことが求められている。こ
うした「作業」を通じて「人権とメディアのあり方」を基本的に学ぶ
ことにより、より身近な社会、政治、国際、経済問題などの「真実」
を見抜いて、「自分なりの意見を持つ」ことが求められている。
■到達目標
いかに多様な情報から「真実」を見つめる視点を養うか。マ
スコミ志願者にはその心構えを学ぶ機会としたい。
■講義方法
①新聞の読み比べ②大討論会③レジュメに沿った授業の3形式で行う。
ビデオを鑑賞しながら「知らなかった世界」を発見して、
「自分の視点」を養う。
毎回、授業の終わりに、感想文や意見などを書いてもらう→出席票の代わり
でもある。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の前には前週の新聞やテレビを通して何が世の中で起き
ているかを考えてくること。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)欠席は3回まで、4回になると自動的に受講
資格なしになる。
小テスト(30%)授業の節目に小レポートを3回
(各1000字以上)
■テキスト
『超ジャーナリズム入門』
晃洋書房 2,100円
毎回、レジュメを作成して渡す。
■参考文献
『メディアコントロール』 集英社新書
■履修上の注意・担当者からの一言
欠席は4回で授業の受講資格を失うので注意。忌引きや病気などは必ず連絡すること
■オフィスアワー・教員への連絡方法
[email protected]のパソコンに連絡する。
■講義計画
①授業の進め方
①この授業の意義②レジュメの内容③採点④受講生に求めるもの。
②メディア・リテラシーの意義
③新聞が読者に届くまで 記者の一日
④ジャーナリズムの役割や使命
⑤戦争とメディア
⑥ビデオ・ベトナム戦争「これは正義の戦いか」を鑑賞する。
⑦ビデオ・イラク戦争をベトナム戦争と比較してそれを取材するマ
スコミの違いを検証する。
⑧冤罪事件 「痴漢冤罪」の恐怖
⑨冤罪事件 「足利事件」のDNA科学を信用し、誤審になった菅谷
さんの失われた17年の人生を考える。
⑩冤罪事件 「松本サリン事件」での被害者が、権力やマスコミによっ
て「犯人」に仕立てられていく危険性を検証する。
⑪日本軍「従軍慰安婦」に関するマスコミの対応や日韓の政治の思
惑を検証する。
⑫「戦争とメディア」 教員と受講生との意見交換
⑬「冤罪とメディア」 教員と受講生との意見交換
⑭授業を振り返っての大討論会
⑮14回分の授業の確認
−115
−
2014_物質シラバス.indb 115
2014/03/10 15:38:21
【担当】小川 圭二、長澤 佳克
【開講】後期 月3
現代の技術
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
現代社会を支える先進技術
■講義概要
本講義の前半では、現代社会を支える基盤技術の概要につい
て講義する。その内容は以下の通りである。まず技術の歴史
を手短に紹介した上で、現代技術の概要を解説する。ついで
現代技術の代表的分野の中から、コンピュータ技術、輸送技
術、エネルギー技術、微細技術、ロボット技術などを取り上げ、
これらの分野における基礎的知識、技術の現状、および今後
の課題などについてわかりやすく講述する。
後半の講義では、まず先進技術の発祥と進化をノーベル賞、
トレイバー賞を中心に解説し、次に日本が得意とする高分子
から半導体までの新素材、新機能材料について、その機能発
現の原理と実社会での応用をわかりやすく説明する。また社
会的な問題であるエネルギーや環境問題について、その現状
と解決への技術上の取り組み述べる。さらに医薬品、バイオ
テクノロジー等のライフサイエンスを支える現代技術につい
ても講義を行い、これら全ての先進技術の発展に不可欠な分
析・解析技術を紹介して、後半の講義をまとめる。
■到達目標
現代社会を縁の下で支えている先端技術の現状と課題につい
て理解を深め、今後のあるべき姿あるいは方向性を考えるた
めの基礎知識を修得する。また、科学技術の進歩とそれらの
恩恵について知り、21世紀において、20世紀にもたらされた
地球環境の悪化に対する対策を講じながら、持続的発展をい
かに続けていくかを理解することが到達目標である。
■講義方法
プリントを配布し、それに準じて講義する。
後半はパワーポイントを使っての講義を行う。
■系統的履修
「生活の中の物理」(教養教育科目)
■授業時間外における予・復習等の指示
現代技術に関する新聞、TVなどの報道記事に関心を持つこ
とが好ましい。
■成績評価の方法
レポート(10%)
定期試験(50%)
そ の 他(40%)中間試験
前半は、授業途中で課すレポートの成績(10点満点)と中間
試験の成績(第8回目授業時に実施、40点満点)によって評価
する(合計50点満点)。
後半は定期試験(100%)を50点とする。
前半と後半の点数を足し合わせて総計100点とする。
■テキスト
特定の教科書は使用しない。必要に応じてプリントを配布す
る。
後半の講義では予め資料をシラバスに掲載する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
私語は他人に迷惑となるので慎むこと。目に余る者は退出ま
たは減点する。
中間試験は持込み不可。定期試験も持ち込み不可。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
特に設けない。
後半の講義ではメールによる質問も受け付ける。
■講義計画
①現代技術序論(技術略史、現代技術概説)
②コンピュータ技術(アナログとデジタル, 計算機の歴史、計算機の応用)
③輸送技術(自動車、鉄道、飛行機、ロケット)
④エネルギー技術(エネルギー概説、各種発電法、地球環境問題)
⑤微細技術(マイクロマシン、ナノ技術)
⑥ロボット技術1(ロボット技術の歴史、産業用ロボット)
⑦ロボット技術2(ヒューマノイドロボット、ロボット技術の将来)
⑧中間試験・復習
⑨現代科学技術の発祥と進化
⑩産業各論1(化学材料、高分子材料)
⑪産業各論2(半導体、電子機器 ・・自動車、画像表示、承明)
⑫産業各論3(エネルギー、環境)
⑬産業各論4(医薬品、食料品)
⑭産業各論5(バイオテクノロジー)
⑮まとめ(産業を支える分析・解析技術)
⑯定期試験
−116
−
2014_物質シラバス.indb 116
2014/03/10 15:38:21
【担当】池尾 靖志
【開講】後期 水1
国際社会と日本A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■テキスト
池尾靖志編 『第2版 平和学をつくる』 晃洋書房
■参考文献
池尾靖志 『自治体の平和力』 岩波書店 530円
講義中に適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
自分の意見に固執するのではなく、他者の意見にも耳を傾け
ること。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
e-ラーニングシステムに質問のできる掲示板を用意しておく
ので、教員のみならず、受講生同士のコミュニケーションも
はかってほしい。
■講義計画
①「標的の村」をみる
②北東アジアの安全保障を概観する
③国際関係のしくみ
④リアリズム(1)古典的リアリズム
⑤リアリズム(2)核兵器の登場
⑥リアリズム(3)ネオリアリズム
⑦リアリズム(4)冷戦後の国際社会
⑧リアリズム(5)テロ後の国際社会
⑨リベラリズム(1)トランスナショナルなアクター
⑩リベラリズム(2)国際的相互依存の進展
⑪リベラリズム(3)国際レジーム論
⑫リベラリズム(4)日本のエネルギー政策
⑬リベラリズム(5)日米安保は国際公共財なのか
⑭沖縄から見た国際社会(1)
⑮沖縄から見た国際社会(2)
総 合 科 目
■サブタイトル
日本をとりまく安全保障環境
■講義概要
沖縄では、1月の名護市長選挙で、辺野古移設の民意が示された。
しかし、前年末、仲井眞弘多県知事の辺野古の公有水面埋め立て
承認により、国は辺野古埋め立てを着実に進めようとしている。
11月には、沖縄県知事選挙が開催される。ふたたび、沖縄県民の
民意が示されるときが来る。本土はなぜ、沖縄に対して、「構造
的差別」ともいうべき米軍基地の集中にばかり目をやり、沖縄の
「負担軽減」は実現されることがないのだろうか。
この点を考えるべく、国際関係論の基礎知識を習得しながら、沖
縄をとりまく安全保障環境をどのようにみていくのか、検討する。
■到達目標
1)日本をとりまく東アジアの安定について、自分なりの意
見がもてるようになる。
2)そのために、新聞やニュースで書かれた記事の内容が理
解できるようになる。
■講義方法
視聴覚教材を使用しながら講義を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
新聞・ニュースを欠かさずチェックすること。
中間レポートにとりくむこと。(e-ラーニングシステムを使用
する。
)
■成績評価の方法
レポート(10%)講義の中間地点で1回課す。自分なりの意見
を自分とは異なる意見と比べながら説得的
に論じているか。
定期試験(90%)論述2問。講義中に取りあげた分析概念を用
いて、自分の意見を論理的に述べているか
を採点基準にする。
【担当】佐藤 一進
【開講】前期 水1
国際社会と日本B
■サブタイトル
思想課題としての「西欧近代」と日本
■講義概要
本講義では「西欧近代」を日本にとっての思想課題としてとら
え、その衝撃によって生じた葛藤について政治、経済、社会、
科学、芸術などの側面から思想的な分析と考察を行ないます。
東日本大震災と原発事故を経た日本は多くの困難を抱えていま
すが、それらの起源をたどれば黒船来航以来、日本がつねに葛
藤してきた「近代性」の問題へといたります。日本にとって国
際化とは何よりもまず「近代化」であり、それはすなわち「西
欧化」を意味してきました。しかし近代化の問題と限界は現在、
いっそう切迫した状況としてぼくたちの眼前に広がっていま
す。したがって、日本社会に山積する数々の問題を克服してい
くことはただ政策的、技術的なテーマなのではなく、
「西欧近代」
を支える思想と対峙しながら、いかにして日本は日本であろう
とするのかという思想的な問いを問うことにほかなりません。
■到達目標
・「西欧近代」と「近代性」の原理をつかむ。
・
「西欧近代」との出会いのなかで日本が経験した葛藤について知る。
・日本における伝統的な徳の精神や美の意識に関する言説にふれる。
・現代的な諸問題を展望するための思想的な視座を築く。
■講義方法
基本的に講義形式で行ないますが、状況に応じてディスカッ
ションの形式をとることもあります。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に取ったノートを、できるだけその日のうちに整理してく
ださい。その時に不明な点、分からない点を明確化し、次回の講
義において質問してください。毎回講義の冒頭で質問を受け付け、
それについて答えながら講師と受講生で一緒に考える時間を設け
ます。講義で示した文献にもできるだけアクセスしてください。
■成績評価の方法
定期試験(100%)論述形式をとります。
試験への持ち込みは自筆ノートのみ認め、書籍や他人のノー
トのコピー、ワープロ入力した文書を印刷したものなどは持
ち込み不可とします。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義中に適宜指示します。
■履修上の注意・担当者からの一言
予備知識は特に要求しませんが、政治や経済、社会、歴史に
対する思想的、哲学的な関心と意欲を持つ人の受講を歓迎し
ます。講義中に受講生に対して問いを投げかけますので、そ
れに積極的に反応する主体性を求めます。
■講義計画
①国際化とグローバル化
②西欧近代とは何か
③主権国家と社会契約(1)
④主権国家と社会契約(2)
⑤普遍同質国家と歴史の終わり(1)
⑥普遍同質国家と歴史の終わり(2)
⑦近代性の三つの波(1)
⑧近代性の三つの波(2)
⑨近代性の三つの波(3)
⑩明治維新と武士道(1)
⑪明治維新と武士道(2)
⑫文明開化と個人主義
⑬東洋の美、民藝の美
⑭「近代の超克」と太平洋戦争(1)
⑮「近代の超克」と太平洋戦争(2)
−117
−
2014_物質シラバス.indb 117
2014/03/10 15:38:21
【担当】川村 覚文
【開講】前期 金2
国際社会と日本C
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
現代は、
「グローバリゼーション」の時代であるといわれてい
ます。しかし、「グローバリゼーション」とはいったい何なの
でしょうか。国際化という言葉と、どう違うのでしょう。曖
昧なまま、なんとなくわかった気持ちでいる、という人が大
半なのではないでしょうか。そこで、本講義ではこの「グロー
バリゼーション」という概念への考察を深め、そしてこの「グ
ローバリゼーション」と現代日本はどのような関係にあるの
か、ということをテーマに議論を進めていきたいと思います。
本講義では特に、政治と文化と言う事を問題にしていく予定
です。この二つの領域は、しばしば別々のもの、あるいは全
く無関係なものとして理解されがちですが、実は密接に関係
しているものです。
「グローバリゼーション」が進行する中、
現代日本における政治と文化の関係性はどのような影響をそ
こから受けているのか、このことについて理解を深め、批判
的な視点を養うというのが、本講義の狙いです。
■到達目標
1. グローバリゼーションとは何かを理解する
2. 政治と文化の密接な関係について理解する
3. 現代日本における政治と文化へのグローバリゼーションの
影響を理解する
4. 上記を達成するために必要な諸理論(哲学・思想を含む)
について理解する
■講義方法
基本的にレクチャー形式で授業を進めますが、適宜受講者へ
の質問等を通したディスカッションの形式も取りたいと思い
ます。また、パワーポイントやDVDなどの視覚資料も用います。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメなどは配布しない予定ですので、各自でしっかりと
ノートを取ってください。また、復習をきちんとする事をお
勧めします。
■成績評価の方法
定期試験(100%)基本的に講義内容に関する正しい理解が出
来ているかを評価しますが、自身の意見も
展開できればさらに評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義内において適宜紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
興味をもって自発的に学ぼうという態度をもつ人を対象にし
た講義をします。
■講義計画
①イントロダクション
②グローバリゼーションと国際化
③近代の特質
④近代国民国家の形成
⑤ナショナリズムと人種主義
⑥資本主義と帝国主義
⑦植民地帝国と新しい帝国
⑧グローバリゼーション、ナショナリズム、公共圏
⑨日本のナショナリズム
⑩日本のポピュラー文化とグローバリゼーション
⑪日本のポピュラー文化と日本社会
⑫オリエンタリズムと日本
⑬クールジャパンと日本
⑭日本のポピュラー文化はナショナリズムを超える事が出来るか
⑮総括
【担当】堀江 有里
【開講】前期 火5
ジェンダー論
■サブタイトル
ジェンダー入門
■講義概要
ジェンダーとは、社会的・文化的につくられた性差(女らしさ・
男らしさ)のことである。社会は、性別を「男」と「女」に二分し、
固定した上で、前者により多くの利益配分を行なうシステムを
維持している。また、このような「性別二元論」は、二分された「男」
と「女」を つがう ものとして認識する社会規範もあわせもっ
ている(「異性愛主義」)。わたしたちの生活に、多くの場合、無
意識に存在するこれらの価値観を、いくつかの事例からひとま
ずは「問うてみる」作業を行ない、ジェンダーを基盤とした社
会構造のなかに個々人が生活していることを考察して行きたい。
■到達目標
ジェンダーとは何か、また性別をめぐる「常識」に対する客観
的な視点と、なぜそのような「常識」が生まれてきたのか、維
持されてきたのかを考察する視点を身につけることを目指す。
■講義方法
講義形式にて進める。また、適宜、映像資料などを用いる。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義内に指示する。また、わからないことがあったら、その
都度、図書館等で調べるようにすること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席状況およびミニレポート
定期試験(80%)論述試験
■テキスト
特になし
■参考文献
大越愛子・倉橋耕平 『ジェンダーとセクシュアリティ』 昭和堂
2,520円
高橋準 『ジェンダー学への道案内(三訂版)
』
北樹出版 2,100円
風間孝・河口和也 『同性愛と異性愛』 岩波書店 798円
その他、講義内に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語等、講義妨害行為には厳しく対処しますので各自注意し
て受講登録をしてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
非常勤講師(パートタイム)のため、講義時間にのみ出講し
ています。講義後に声をかけてください。
■講義計画
①イントロダクション:講義概要の紹介等
②ジェンダーとは何か?:概念説明、性差別の存在
③女性解放の思想と実践(1):市民権を求める運動
④女性解放の思想と実践(2):「家父長制」という装置
⑤女性解放の思想と実践(3):日本の場合
⑥労働とジェンダー(1):賃金格差と職場・法
⑦労働とジェンダー(2):セクシュアル・ハラスメント
⑧家族とジェンダー(1):近代家族の成り立ち
⑨家族とジェンダー(2):家族の多様性
⑩性暴力の諸問題(1):軍事・基地とジェンダー
⑪性暴力の諸問題(2):軍隊「慰安婦」問題
⑫ジェンダーとセクシュアリティ(1):性の多様性
⑬ジェンダーとセクシュアリティ(2):性自認と越境
⑭ジェンダーとセクシュアリティ(3):性的指向/同性愛と
異性愛
⑮振り返りとまとめ
−118
−
2014_物質シラバス.indb 118
2014/03/10 15:38:22
【担当】堀江 有里
【開講】後期 火5
ジェンダー論
教養教育科目
共同開講︵共通︶
高橋準 『ジェンダー学への道案内(三訂版)』
北樹出版 2,100円
風間孝・河口和也 『同性愛と異性愛』 岩波書店 798円
その他、講義内に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語等、講義妨害行為には厳しく対処しますので各自注意し
て受講登録をしてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
非常勤講師(パートタイム)のため、講義時間にのみ出講し
ています。講義後に声をかけてください。
■講義計画
①イントロダクション:講義概要の紹介等
②ジェンダーとは何か?:概念説明、性差別の存在
③女性解放の思想と実践(1):市民権を求める運動
④女性解放の思想と実践(2):「家父長制」という装置
⑤女性解放の思想と実践(3):日本の場合
⑥労働とジェンダー(1):賃金格差と職場・法
⑦労働とジェンダー(2):セクシュアル・ハラスメント
⑧家族とジェンダー(1):近代家族の成り立ち
⑨家族とジェンダー(2):家族の多様性
⑩性暴力の諸問題(1):軍事・基地とジェンダー
⑪性暴力の諸問題(2):軍隊「慰安婦」問題
⑫ジェンダーとセクシュアリティ(1):性の多様性
⑬ジェンダーとセクシュアリティ(2):性自認と越境
⑭ジェンダーとセクシュアリティ(3):性的指向/同性愛と
異性愛
⑮振り返りとまとめ
総 合 科 目
■サブタイトル
ジェンダー入門
■講義概要
ジェンダーとは、社会的・文化的につくられた性差(女らしさ・
男らしさ)のことである。社会は、性別を「男」と「女」に二分し、
固定した上で、前者により多くの利益配分を行なうシステムを
維持している。また、このような「性別二元論」は、二分された「男」
と「女」を つがう ものとして認識する社会規範もあわせもっ
ている(「異性愛主義」)。わたしたちの生活に、多くの場合、無
意識に存在するこれらの価値観を、いくつかの事例からひとま
ずは「問うてみる」作業を行ない、ジェンダーを基盤とした社
会構造のなかに個々人が生活していることを考察して行きたい。
■到達目標
ジェンダーとは何か、また性別をめぐる「常識」に対する客観
的な視点と、なぜそのような「常識」が生まれてきたのか、維
持されてきたのかを考察する視点を身につけることを目指す。
■講義方法
講義形式にて進める。また、適宜、映像資料などを用いる。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義内に指示する。また、わからないことがあったら、その
都度、図書館等で調べるようにすること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席状況およびミニレポート
定期試験(80%)論述試験
■テキスト
特になし
■参考文献
大越愛子・倉橋耕平 『ジェンダーとセクシュアリティ』 昭和堂
2,520円
【担当】高橋 慎一
【開講】後期 金5
ジェンダー論
■講義概要
「私」は何ものなのか。
「私」はどの場所から語るのか。
「私」
の性別は何か。「私」の性別は「私」にどのような生き方を与
えるのか。男女という性の違いがこの社会で「私」たちに与
えるものについて、この講義では考える。
■到達目標
価値中立的な学習ではなく、この社会の中で生活している自
分自身の立ち位置から、考え、話し、書く力を養ってもらい
たい。
■講義方法
新聞雑誌・学術論文などのコピーを配布して学習の導入に使
う。また、ニュース映像・ドキュメンタリーなどの視聴覚資
料ももちいる。授業内で受講生にはコメントを書いてもらい、
質問にはなるべく応答する。
■授業時間外における予・復習等の指示
適宜、授業内に指示する。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜、授業内に指示する。
■講義計画
①イントロダクション
②一人で暮らすこと、誰かと暮らすこと(1)
③一人で暮らすこと、誰かと暮らすこと(2)
④産まないこと、産むこと、育てること(1)
⑤産まないこと、産むこと、育てること(2)
⑥働くこと(1)
⑦働くこと(2)
⑧性を売ること、性を買うこと(1)
⑨性を売ること、性を買うこと(2)
⑩性暴力について(1)
⑪性暴力について(2)
⑫ジェンダーと教育(1)
⑬ジェンダーと教育(2)
⑭マイナーであるということ(1)
⑮マイナーであるということ(2)
−119
−
2014_物質シラバス.indb 119
2014/03/10 15:38:22
【担当】宮浦 富保、遊磨 正秀
【開講】前期 金2
自然観察法
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
瀬田学舎の近くには比較的豊かな自然環境が残されています。
この講義では、瀬田学舎周辺で観察できる植物や動物を主な
題材として、身近な自然を観察するポイントを学習します。
身近な動植物の名前を知るのみでなく、行動や生態、進化的
な観点から、観察し、記録し、簡単な分析を行う方法を学び
ます。
■到達目標
身近な自然環境を観察するための基本的な項目を体得する。
■講義方法
スライドや板書による講義とともに、実際にキャンパス内外
の身近な自然を観察し、記録、分析する方法を体験学習する。
■系統的履修
なし
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時間中に学習した観察手法を、身近な環境で実践するこ
とにより、確実に身につけるとともに、自然の多様な側面を
理解していただきたい。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)3回以上の欠席で不合格とする
レポート(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①野外における観察とは(ガイダンス)
②地形図の見方と野外での観察記録
③自然の恵み
④覚えよう身近な樹木
⑤「昆虫の飛び方を探る」(チョウやハチの飛翔)
⑥田圃の生き物
⑦植物と動物の関係
⑧ホタルの観察
⑨動物の餌探し
⑩生物による造形(巣作り)
⑪生物の形の数理
⑫「生き物のだましを見抜こう」(擬態)
⑬カワニナの観察
⑭樹木の形
⑮まとめ
【担当】外村 佳伸、三浦 雅展
【開講】前期 月3
情報社会とメディア
■講義概要
本講義では、現代情報社会に対し、特にメディアとの関わり
を中心にその特性を理解するとともに、様々な観点から現状
と課題について考える。
我々はいわゆる情報社会に生きている。文明史的に見れば、
牧畜社会、農業社会、工業社会の次に現れた、情報が主役と
なる新しい社会である。特に昨今、コンピュータとインター
ネットの普及と高度化を背景に、インフラからサービスまで
急速に変わりつつあり、従来社会とは本質的に異なる情報社
会の様相があらわになってきた。この情報社会と密接に関わ
るのが、日常生活から文化、産業に至るまで幅広く影響を与
えるメディアである。メディアとは何か、メディアは情報社
会とどのように関わるかをよく理解してはじめて、我々が情
報社会とどのように対峙していくかを考えることができる。
そこで本講義では、情報とメディアの特性を本質的に理解し、
様々な観点から情報社会の現状と課題について考えることを
通じ、情報があふれる現代情報社会においても自ら主体的に
考え、判断する力を身につけることをねらいとする。
■到達目標
・メディアの基本的な特性と役割を理解している。
・情報社会の変遷や現状の概要を、メディアとの関わりにお
いて把握している。
・情報社会の身近な課題に多様な観点から問題意識をもつこ
とができ、自ら考えることができる。
■講義方法
主に講義形式。一部に演習的な要素も取り入れる。
■授業時間外における予・復習等の指示
復習として、毎回授業で学んだ知識をもとに身の回りや社会
のニュースに目を向け、気が付いたことに問題意識を持って
考えること。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
レポート(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義中に適宜指示する
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中に各自の考えを聞くことがあるので、常に自分で考え
ながら講義を聴くように。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問等ある場合は授業の直後に教員まで
■講義計画
①現代情報化社会:情報社会の問題点と背景
②生活とメディア:ディジタルな生活考
③コミュニケーション・メディア論:電話からつぶやきまで
④ビジネスとメディア:ビジネス・モデルはメディアと共に
⑤文化とメディア:日本文化、アーカイブ
⑥安心・安全社会とメディア:情報化時代のリスク論
⑦社会秩序とメディア:ネット時代の生き方
⑧情報の基本概念:情報・メディア・伝達
⑨メディア処理技術とユーザーインターフェイス
⑩情報システムと情報ネットワーク
⑪メディアの諸相(1):音メディアが伝える情報
⑫メディアの諸相(2):映像メディアが伝える情報
⑬メディアの諸相(3):感情・感動を伝えるメディア
⑭人間によるメディア処理:視覚と聴覚によるメディア処理
⑮芸術とメディア:デジタルアート、デザイン
−120
−
2014_物質シラバス.indb 120
2014/03/10 15:38:22
【担当】外村 佳伸、三浦 雅展
【開講】後期 木3
情報社会とメディア
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
レポート(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義中に適宜指示する
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中に各自の考えを聞くことがあるので、常に自分で考え
ながら講義を聴くように。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問等ある場合は授業の直後に教員まで
■講義計画
①現代情報化社会:情報社会の問題点と背景
②生活とメディア:ディジタルな生活考
③コミュニケーション・メディア論:電話からつぶやきまで
④ビジネスとメディア:ビジネス・モデルはメディアと共に
⑤文化とメディア:日本文化、アーカイブ
⑥安心・安全社会とメディア:情報化時代のリスク論
⑦社会秩序とメディア: ネット時代の生き方
⑧情報の基本概念:情報・メディア・伝達
⑨メディア処理技術とユーザーインターフェイス
⑩情報システムと情報ネットワーク
⑪メディアの諸相(1):音メディアが伝える情報
⑫メディアの諸相(2):映像メディアが伝える情報
⑬メディアの諸相(3):感情・感動を伝えるメディア
⑭人間によるメディア処理:視覚と聴覚によるメディア処理
⑮芸術とメディア:デジタルアート、デザイン
総 合 科 目
■講義概要
本講義では、現代情報社会に対し、特にメディアとの関わり
を中心にその特性を理解するとともに、様々な観点から現状
と課題について考える。
我々はいわゆる情報社会に生きている。文明史的に見れば、
牧畜社会、農業社会、工業社会の次に現れた、情報が主役と
なる新しい社会である。特に昨今、コンピュータとインター
ネットの普及と高度化を背景に、インフラからサービスまで
急速に変わりつつあり、従来社会とは本質的に異なる情報社
会の様相があらわになってきた。この情報社会と密接に関わ
るのが、日常生活から文化、産業に至るまで幅広く影響を与
えるメディアである。メディアとは何か、メディアは情報社
会とどのように関わるかをよく理解してはじめて、我々が情
報社会とどのように対峙していくかを考えることができる。
そこで本講義では、情報とメディアの特性を本質的に理解し、
様々な観点から情報社会の現状と課題について考えることを
通じ、情報があふれる現代情報社会においても自ら主体的に
考え、判断する力を身につけることをねらいとする。
■到達目標
・メディアの基本的な特性と役割を理解している。
・情報社会の変遷や現状の概要を、メディアとの関わりにお
いて把握している。
・情報社会の身近な課題に多様な観点から問題意識をもつこ
とができ、自ら考えることができる。
■講義方法
主に講義形式。一部に演習的な要素も取り入れる。
■授業時間外における予・復習等の指示
復習として、毎回授業で学んだ知識をもとに身の回りや社会
のニュースに目を向け、気が付いたことに問題意識を持って
考えること。
【担当】植村 渉
【開講】後期 木3
情報と人間
■講義概要
我々の生活には、スマートフォンやゲーム機を始め、あらゆ
る所でコンピュータを利用している。それらは「情報」をや
り取りしているが、その「情報」とはどういうものかを科学・
技術的な側面から学習する。前半は数学的な扱いを紹介し、
後半は通信的な側面からの扱いを紹介する。
■到達目標
「情報」がどういうものか理解し、コンピュータやインターネッ
トがどのように動いているかを理解することを目標とする。
■講義方法
板書を中心に一部パソコンによる提示も行う。
■系統的履修
なし
■授業時間外における予・復習等の指示
適宜レポート課題を出すので、自習すること。わからないこ
とがあれば、教員の部屋に質問に来ること。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
河村一樹 『情報とコンピュータ』 オーム社
■履修上の注意・担当者からの一言
科目は瀬田学舎の全学部・全年次を対象としたものですが、
理工学部、特に電子情報学科の学生には推奨しません。本来、
理工学部固有の科目において学習すべき内容(と理工学部生
として当然身につけているはずの教養)を講義するからです。
すでに学習した内容、もしくは今後学習する内容を聴くこと
になるので、本科目により新たな知識を得ることはないと思
います。教養教育科目の総合科目については、他の科目(理
工系でない科目)を受講することを強く推奨します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
電子情報学科のページにて公開しています。
■講義計画
①ディジタルについて(情報量、2進数)
②数字の表現(変数の型、符号の扱い、2の補数)
③論理演算
④論理回路、標本化と量子化
⑤アルゴリズム
⑥いろいろなアルゴリズム
⑦前半のまとめ
⑧オペレーティングシステム概要
⑨オペレーティングシステムの構成要素1(CPU、プロセス)
⑩オペレーティングシステムの構成要素2(記憶装置)
⑪インターネットの仕組み
⑫ネットワークサービスとサーバ(www)
⑬トランスポート層とインタネット層
⑭DNS
⑮まとめと質疑応答
−121
−
2014_物質シラバス.indb 121
2014/03/10 15:38:22
【担当】野村 竜也、芝原 努
【開講】前期 月4
情報倫理
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
情報社会における心理・技術・法
■講義概要
情報化に伴う社会の変化により、倫理や規範の問題について
も、これまでの議論の枠組みとは異なる視点からの再検討が
必要になっていると考えられる。例えば、従来の知的財産権
法制は情報社会において有効な行動指針たりうるのか、新た
な形態の反社会的行動に対する対策はいかにありうるのか、
人と人の間の対話のあり方はどのように変容していくのか等、
問題は多岐に渡り、社会や個人の様々な側面に関係している。
本講義では、こうした課題を法制・関連IT技術・個人の心理
面の3テーマから整理し、情報倫理の問題を多面的に検討して
いくことを目指す。
■到達目標
人がインターネット等で活動する際に直面する問題はどのよ
うなものか、そうした問題を予防し、またはこれに対処する
行動指針とはどのようなものかを理解する。
■講義方法
講義計画に沿ってレジュメと資料を配布し、それに基づき講
義形式で進める。可能な限り視聴覚教材も利用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
インターネット上での心理に関連する新聞コラム、事件報道
等に常に注目しておくこと。講義内容を理解する上で必須か
つ有用。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(10%)
レポート(40%)
定期試験(30%)
■テキスト
特になし
■参考文献
A.N.ジョインソン 『インターネットにおける行動と心理』 北大路書房 2,800円
ビクター・マイヤー =ショーンベルガー他 『ビッグデータの
正体』 講談社 1,800円
名和小太郎 『情報の私有・共有・公有 ユーザーからみた著
作権』 NTT出版 2,500円
■講義計画
①∼⑤インターネットにおける行動と心理
⑥∼⑨コンピュータウイルス、セキュリティ対策、ネットワー
クサービスと開発者倫理
⑩確認のための小テスト
⑪∼⑭関連法律、現行法の問題点および今後の動向
⑮総括
【担当】稲田 七海
【開講】前期 月2
人権論A
■サブタイトル
流動社会における労働と生活
■講義概要
本講義では、雇用、貧困、生活保護、ホームレスなどの社会
問題を通して、流動社会における労働や生活のあり方につい
て考えることを目的とします。雇用の流動化による格差の拡
大や貧困問題が深刻化する現在、
「働き方」や「生活」をめぐっ
ては、私たちにとってもっとも身近で重要な課題となってい
ます。労働や生活をとおして見えてくる貧困・格差をめぐる
問題と、それらに対応する社会保障や社会政策、そしてそれ
らを補完する都市部コミュニティの民間の実践プロセスを通
して、わたしたちの労働や生活における権利について考えて
いきます。
■到達目標
本講義では、私たちに身近な労働や生活のあり方をとおして、
「働くこと」や「生活すること」をめぐる自らの権利について
学び、自ら主張し行動できるような意識を持つことを到達目
標とします。
■講義方法
教科書は指定しませんが、各テーマに合わせた資料(新聞記事、
論文、報告書、映像資料)などを活用しながら講義を進めて
いきます。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席やワークシートなどの課題
定期試験(60%)
平常点と試験の結果から総合的に評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に紹介する予定です。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語厳禁。しつこく注意します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義実施日の昼休みに非常勤控室にいます。
■講義計画
①イントロダクション:「働くこと」「生活すること」と人権
②多様化する「働き方」と都市生活
③高度経済成長期における労働と生活1―都市化とライフ
コース
④高度経済成長期における労働と生活2―日本型雇用とライ
フコースの分岐
⑤労働と社会保障1―歴史と展開
⑥労働と社会保障2―経済成長と福祉国家
⑦ホームレスの労働と生活1
⑧ホームレスの労働と生活2
⑨ホームレスの労働と生活3
⑩流動化とライフコース1
⑪流動化とライフコース2
⑫流動化とライフコース3
⑬セーフティネットと地域1
⑭セーフティネットと地域2
⑮これまでの総括
−122
−
2014_物質シラバス.indb 122
2014/03/10 15:38:23
【担当】中川 ユリ子
【開講】前期 月2
人権論A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
基本的には、定期試験による評価を考えている。定期試験の場合は、記
述式の問題を考えている。レポートを書くように、問題点を自分でまと
めて、答える(文章を作る)という形をとる。ただし、講義の進捗状況によっ
ては、レポートを10 ∼ 15%とすることもある。講義中に改めて指示する。
■テキスト
教科書は使用しない。講義中にプリントを配布する。
■参考文献
読んで欲しい本、興味をひくだろうと思われる書籍等は、講
義時に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
内容を単に覚えるのではなく、考える力を身につけてほしい。
他の社会事象を判断する視点が変わってくるはずである。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義が終わったあとで、質問に対応する。その時に、不十分
であれば、改めて日時を設定することもできる。
■講義計画
①部落問題とは何か
②今日の差別事象−結婚差別を考える
③被差別部落の実態−統計資料より
④被差別部落の実態−統計資料より
⑤同和対策事業が部落にもたらしたもの
⑥古い問題、新しい問題
⑦部落の新しい世代
⑧ある唄から部落を見る①
⑨ある唄から部落を見る②
⑩賤民の歴史−中世・近世
⑪部落の歴史−近代(水平社、戦争中、同和対策事業)
⑫部落の歴史−近代(水平社、戦争中、同和対策事業)
⑬部落の人々が語ること
⑭部落とは何か
⑮予備日(ビデオの上映など)
総 合 科 目
■サブタイトル
現在の被差別部落・入門
■講義概要
日本で人権ということばが根づいてきたのは、社会運動があったからである。労働者の権利を
獲得する運動、被差別部落の人々の差別を打開しようとする運動、戦後の婦人参政権を獲得す
る運動など、さまざまなものがあり、その運動の過程で「人の権利」が模索された。その結果、
法的な人権は、不完全であるとはいえ、時代とともに整ってきた。しかし、問題は、法的に差
別がなくなっても、われわれの生活のなかでは差別が多く存在することである。
本講義では、長い運動の歴史をもつ被差別部落をテーマとする。かつて、同和対策事業が大々
的に行われ、多くの部落は確かに大きく変わった。時代とともに全体として裕福にもなった。市
民の意識を変革していこうとする試みも数多くなされ、今では「部落差別はよくないことだ」と
たいていの人が知っている。しかし、現実的には、差別がすべて解決したとは言い難い。「部落
差別は良くない」と知りながら、それは表向きの意見で、実際には差別をする側に身を置く人も
多くいる。
大きく変化した現在の部落の実態と、周囲の実態、そして、その問題点を明らかにする必要が
ある。
差別を生み、再生産してゆく社会について、多様な側面からその不合理性を指摘していきたい。
■到達目標
たてまえ的な言説にまどわされず、ものごとの深層を見る力を養う。
■講義方法
初回から4、5回目までの講義は、部落の現実を把握することを
主眼とする。その後は、個々人がその現実とどういう関係性をもっ
ているのかが理解できるような題材を用いて、講義を行う。
■系統的履修
特にない。
■授業時間外における予・復習等の指示
社会問題に興味を向け、現在の問題を知るように心がけること
■成績評価の方法
平 常 点(20%)全講義回数の1/3の回について、出席をとる。
定期試験(80%)部落問題の現状とその背景について、的確に捉えてい
るのかどうかが評価基準となる。
【担当】稲田 七海
【開講】前期 月3
人権論A
■サブタイトル
流動社会における労働と生活
■講義概要
本講義では、雇用、貧困、生活保護、ホームレスなどの社会
問題を通して、流動社会における労働や生活のあり方につい
て考えることを目的とします。雇用の流動化による格差の拡
大や貧困問題が深刻化する現在、
「働き方」や「生活」をめぐっ
ては、私たちにとってもっとも身近で重要な課題となってい
ます。労働や生活をとおして見えてくる貧困・格差をめぐる
問題と、それらに対応する社会保障や社会政策、そしてそれ
らを補完する都市部コミュニティの民間の実践プロセスを通
して、わたしたちの労働や生活における権利について考えて
いきます。
■到達目標
本講義では、私たちに身近な労働や生活のあり方をとおして、
「働くこと」や「生活すること」をめぐる自らの権利について
学び、自ら主張し行動できるような意識を持つことを到達目
標とします。
■講義方法
教科書は指定しませんが、各テーマに合わせた資料(新聞記事、
論文、報告書、映像資料)などを活用しながら講義を進めて
いきます。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席やワークシートなどの課題
定期試験(60%)
平常点と試験の結果から総合的に評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に紹介する予定です。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語厳禁。しつこく注意します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義実施日の昼休みに非常勤控室にいます。
■講義計画
①イントロダクション:「働くこと」「生活すること」と人権
②多様化する「働き方」と都市生活
③高度経済成長期における労働と生活1―都市化とライフ
コース
④高度経済成長期における労働と生活2―日本型雇用とライ
フコースの分岐
⑤労働と社会保障1―歴史と展開
⑥労働と社会保障2―経済成長と福祉国家
⑦ホームレスの労働と生活1
⑧ホームレスの労働と生活2
⑨ホームレスの労働と生活3
⑩流動化とライフコース1
⑪流動化とライフコース2
⑫流動化とライフコース3
⑬セーフティネットと地域1
⑭セーフティネットと地域2
⑮これまでの総括
−123
−
2014_物質シラバス.indb 123
2014/03/10 15:38:23
【担当】中川 ユリ子
【開講】前期 月3
人権論A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
現在の被差別部落・入門
■講義概要
日本で人権ということばが根づいてきたのは、社会運動があったからである。労働者の権利を
獲得する運動、被差別部落の人々の差別を打開しようとする運動、戦後の婦人参政権を獲得す
る運動など、さまざまなものがあり、その運動の過程で「人の権利」が模索された。その結果、
法的な人権は、不完全であるとはいえ、時代とともに整ってきた。しかし、問題は、法的に差
別がなくなっても、われわれの生活のなかでは差別が多く存在することである。
本講義では、長い運動の歴史をもつ被差別部落をテーマとする。かつて、同和対策事業が大々
的に行われ、多くの部落は確かに大きく変わった。時代とともに全体として裕福にもなった。市
民の意識を変革していこうとする試みも数多くなされ、今では「部落差別はよくないことだ」と
たいていの人が知っている。しかし、現実的には、差別がすべて解決したとは言い難い。「部落
差別は良くない」と知りながら、それは表向きの意見で、実際には差別をする側に身を置く人も
多くいる。
今、大きく変化した現在の部落の実態と、周囲の実態、そして、その問題点を明らかにする必
要がある。
差別を生み、再生産してゆく社会について、多様な側面からその不合理性を指摘していきたい。
■到達目標
たてまえ的な言説にまどわされず、ものごとの深層を見る力を養う。
■講義方法
初回から4、5回目までの講義は、部落の現実を把握することを
主眼とする。その後は、個々人がその現実とどういう関係性をもっ
ているのかが理解できるような題材を用いて、講義を行う。
■系統的履修
特にない。
■授業時間外における予・復習等の指示
社会問題に興味を向け、現在の問題を知るように心がけること
■成績評価の方法
平 常 点(20%)全講義回数の1/3の回について、出席をとる。
定期試験(80%)部落問題の現状とその背景について、的確に捉えてい
るのかどうかが評価基準となる。
基本的には、定期試験による評価を考えている。定期試験の場合は、記
述式の問題を考えている。レポートを書くように、問題点を自分でまと
めて、答える(文章を作る)という形をとる。ただし、講義の進捗状況によっ
ては、レポートを10 ∼ 15%とすることもある。講義中に改めて指示する。
■テキスト
教科書は使用しない。講義中にプリントを配布する。
■参考文献
読んで欲しい本、興味をひかれるだろうと思われる本等は、
講義時に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
内容を単に覚えるのではなく、考える力を身につけてほしい。
他の社会事象を判断する視点が変わってくるはずである。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義の終了後に質問に対応する。その時の時間が不十分であ
れば、改めて日時を設定することもできる。
■講義計画
①部落問題とは何か
②今日の差別事象−結婚差別を考える
③被差別部落の実態−統計資料より
④被差別部落の実態−統計資料より
⑤同和対策事業が部落にもたらしたもの
⑥古い問題、新しい問題
⑦部落の新しい世代
⑧ある唄から部落を見る①
⑨ある唄から部落を見る②
⑩賤民の歴史−中世・近世
⑪部落の歴史−近代(水平社、戦争中、同和対策事業)
⑫部落の歴史−近代(水平社、戦争中、同和対策事業)
⑬部落の人々が語ること
⑭部落とは何か
⑮予備日(ビデオの上映など)
【担当】岸 衛
【開講】前期 水3
人権論A
■サブタイトル
自分をみつめ・差別をみつめ・世間をみつめる
■講義概要
1 社会心理学的に自分と他人の関係をみつめる。
2 民俗学や社会史・文化史の観点から、差別問題、差別す
る心をみつめる。
3 「世間」とは、何か。社会とは違う「世間」の構造をみつめる。
■到達目標
*今の「世の中」を見る目を身につける。
*自分との関係でものをとらえる習慣を身につける。
*本を読む習慣を身につける。
■講義方法
受講人数にもよるが、講義だけでなく、報告や討議も大切に
したい。
■系統的履修
人権論B
■授業時間外における予・復習等の指示
次回の講義内容を予告し、あらかじめ「自分の考え・意見」
をまとめておく。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)講義ごとのコミュニケーションカードの提出
レポート(20%)講義の中でテーマを課し、レポートを提出する
定期試験(50%)
■テキスト
岸 衞 『自分・差別・世間 第2版』 反差別国際連帯解放
研究所しが 700円
■参考文献
遠藤周作 『ほんとうの私を求めて』 集英社文庫 457円
阿部謹也 『「教養」とは何か』 講談社現代新書 750円
■講義計画
01:オリエンテーション
02:知ってもらいたい「自分」
03:
「まなざし」と差別
04:まとめ:「自分を見つめる」
05:人は「なぜ、差別するのか」
06:畏れながら遠ざける「差別」
07:賤民身分の人たちが担ってきた仕事や暮らしについて①
08:賤民身分の人たちが担ってきた仕事や暮らしについて②
09:日本人の「原風景」と差別
10:結婚をめぐって
11:まとめ:「部落差別の根底にあるもの」
12:世間とは何か
13:世間の中の「自分」
14:
「世間」の中でどう生きるか
15:まとめ:「自分・差別・世間」
−124
−
2014_物質シラバス.indb 124
2014/03/10 15:38:23
【担当】金 光敏
【開講】前期 水3
人権論A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
人権問題を正しく理解しているかどうかを評価するわけでは
ありません。課題を能動的に捉えようとしているのか、積極
的な参加意識を見せているのかを評価したいと思います。
■テキスト
藤木美奈子 『傷つけあう家族』 講談社 600円
■参考文献
授業ごとに関連資料を印刷配布します。
■履修上の注意・担当者からの一言
大学生として知って欲しい社会の動きについて、授業では積
極的に取り上げたいと思います。
■講義計画
①意思表明することの大切さ この授業のねらいとガイダンス
②夫婦別姓は賛成か、反対か① ∼家族観をめぐる対論∼
③夫婦別姓は賛成か、反対か② ∼女性の社会進出をめぐる現実∼
④定住外国人の政治参画は賛成か反対か ∼憲法判断をめぐって∼
⑤定住外国人の政治参画は賛成か反対か ∼基礎となる地域社会に国
籍のちがいは重要か∼
⑥朝鮮学校をめぐる賛成と反対 制度除外は妥当か
⑦沖縄に対する差別の現実 ∼押し付けられる米軍基地と日米関係∼
⑧上方落語「代書」はなぜ演じられなかったか
⑨映画の中の人権
⑩映画の中の人権
⑪公権力による人権侵害の実態
⑫メディアによる人権侵害の実態①∼警察発表を鵜呑みする報道∼
⑬ヘイト・スピーチの実態に迫る
⑭生きることが重んじられる社会とは? ∼労働と人権∼
⑮生きることが重んじられる社会とは? ∼子どもの目線から見た社会∼
総 合 科 目
■サブタイトル
社会の扉として人権
■講義概要
社会問題との接点に積極的な姿勢を持ち、自らの進路とも関連付けながら、人
権をどのように生かすのかについて考えていきます。社会のありよう、政府、
国家について多角的な評価を加え、批判的視覚を培うことはすべての学問、社会、
企業活動に有意義なことです。ひとつの事柄を固定的に捉えるのではなく、多
面的に捉える訓練を重ね、事実だとされているその裏側や背景をたどりながら、
再評価することで自らと社会との関係性の中に多様性を担保してほしいと考え
ます。そのことを通して、自らの進路選択の幅を広げてほしいと考えています。
メディアや政治に対するリテラシーを培い、溢れる情報化社会の中で、自分自
身にとって必要な情報とは何かを主体的に見つけ出して行く視点としての「人
権論」の役割に期待し、そこから学び取ってほしいと思います。
■到達目標
この授業では、国際化社会の到来を受け、多様な背景を持つ人々が共生
していくために必要なアプローチとは何で、溢れる情報の時代に一面的
ではなく、多面的な社会考察の力を育む『リテラシー』を重視します。
■講義方法
講義では、プリント、新聞、映像などを活用して、「人権」、「人
権問題」と関連したことがらをめぐってどのような対話が行わ
れ、どのような対論が存在しているのかを見ていきます。また、
授業の前半は授業と関連する直近のニュースの解説を行います。
授業終了前に「意見カード」を書いてもらいます。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(40%)全授業終了後に試験を実施します。
そ の 他(20%)授業中に取り上げた内容に基づいて意見カー
ドが記載されているのかを評価します。
【担当】金 光敏
【開講】前期 水4
人権論A
■サブタイトル
社会の扉として人権
■講義概要
社会問題との接点に積極的な姿勢を持ち、自らの進路とも関連付けながら、人
権をどのように生かすのかについて考えていきます。社会のありよう、政府、
国家について多角的な評価を加え、批判的視覚を培うことはすべての学問、社会、
企業活動に有意義なことです。ひとつの事柄を固定的に捉えるのではなく、多
面的に捉える訓練を重ね、事実だとされているその裏側や背景をたどりながら、
再評価することで自らと社会との関係性の中に多様性を担保してほしいと考え
ます。そのことを通して、自らの進路選択の幅を広げてほしいと考えています。
メディアや政治に対するリテラシーを培い、溢れる情報化社会の中で、自分自
身にとって必要な情報とは何かを主体的に見つけ出して行く視点としての「人
権論」の役割に期待し、そこから学び取ってほしいと思います。
■到達目標
この授業では、国際化社会の到来を受け、多様な背景を持つ人々が共生
していくために必要なアプローチとは何で、溢れる情報の時代に一面的
ではなく、多面的な社会考察の力を育む『リテラシー』を重視します。
■講義方法
講義では、プリント、新聞、映像などを活用して、「人権」、「人
権問題」と関連したことがらをめぐってどのような対話が行われ、
どのような対論が存在しているのかを見ていきます。また、授業
前半に授業内容と関連する直近のニュース解説などを行います。
授業終了前に「意見カード」を書いてもらいます。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(40%)全授業終了後に試験を実施します。
そ の 他(20%)授業中に取り上げた内容に基づいて意見カー
ドが記載されているのかを評価します。
人権問題を正しく理解しているかどうかを評価するわけでは
ありません。課題を能動的に捉えようとしているのか、積極
的な参加意識を見せているのかを評価したいと思います。
■テキスト
藤木美奈子 『傷つけあう家族』 講談社 600円
■参考文献
授業ごとに関連資料を印刷配布します。
■履修上の注意・担当者からの一言
大学生として知って欲しい社会の動きについて、授業では積
極的に取り上げたいと思います。
■講義計画
①意思表明することの大切さ この授業のねらいとガイダンス
②夫婦別姓は賛成か、反対か① ∼家族観をめぐる対論∼
③夫婦別姓は賛成か、反対か② ∼女性の社会進出をめぐる現実∼
④定住外国人の政治参画は賛成か反対か ∼憲法判断をめぐって∼
⑤定住外国人の政治参画は賛成か反対か ∼基礎となる地域社会に国
籍のちがいは重要か∼
⑥朝鮮学校をめぐる賛成か反対か 制度除外は妥当か
⑦沖縄に対する差別の現実 ∼押し付けられる米軍基地と日米関係∼
⑧上方落語「代書」はなぜ演じられなかったか
⑨映画の中の人権
⑩映画の中の人権
⑪公権力による人権侵害の実態
⑫メディアによる人権侵害の実態∼警察発表を鵜呑みする報道∼
⑬ヘイト・スピーチの実態に迫る
⑭生きることが重んじられる社会とは? ∼労働と人権∼
⑮生きることが重んじられる社会とは? ∼子どもの目線から見た社会∼
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2014_物質シラバス.indb 125
2014/03/10 15:38:23
【担当】矢野 亮
【開講】前期 木3
人権論A
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
生活のなかにある「人権」
■講義概要
私たちはすでに「人権」と関わる日常生活世界を生きています。
にもかかわらず、「人権」と聞くと、ある特定の差別や排除を
被った「当事者(たち)」の問題だと括って(限定して)考え
てしまいがちです。
本講義では、身近な生活場面において生起する人権侵害に関
する具体的事例を取り上げ、それらの対応策について検討す
ることを通じて、人権について議論していきます。その際、
「当
事者」を理解することにとどまらず、
「当事者」を取り巻く社
会政策や社会運動の歴史的展開過程についても視野に入れて
考え議論していきます。
■到達目標
本講義では、身近な生活場面における事例検討を通して、自
らの権利について学び、自ら主張し行動できるような意識を
持てるようになることを到達目標とします。
■講義方法
教科書は指定しません。各テーマに合わせた資料(新聞記事、
論文、報告書、映像資料等)を活用しながら講義を進めてい
きます。
■系統的履修
人権論B
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
レポート(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①ガイダンス
②私と人権――部落問題から
③「生活」の捉え方
④生活のなかにある人権①児童
⑤生活のなかにある人権②保育・教育
⑥生活のなかにある人権③恋愛・結婚
⑦生活のなかにある人権④労働
⑧生活のなかにある人権⑤老い
⑨生活のなかにある人権⑥障がい
⑩生活のなかにある人権⑦住宅
⑪生活のなかにある人権⑧家族
⑫生活のなかにある人権⑨地域
⑬生活のなかにある人権⑩国家
⑭生活のなかにある人権⑪国際
⑮まとめと振り返り
【担当】稲田 七海
【開講】後期 月2
人権論B
■サブタイトル
居住権について考える
■講義概要
本講義では、居住福祉の観点から人権について考えることを
目的とします。近年、ホームレスやネットカフェ難民などの
住居を持たない人々や、無縁化や孤立化によって無届の福祉
施設などを転々する困窮高齢者など、安定した居場所を持た
ずに都市空間の中を漂流する人たちの存在が社会問題化して
います。労働が流動化し、家族のあり方や人とのつながり方
が大きく変化する現在、所与のものとして存在した住宅のあ
り方は変化し、人々の「居住する権利」が脅かされる場面も
少なくありません。本講義では、
「住宅とは福祉の基礎である」
という居住福祉の観点から、
「住まうこと」と人権について議
論していきます。
■到達目標
「住まうこと」は、人が生きていくために不可欠な条件です。
本講義では、自らの居住する権利について知り、居住をめぐ
る多様なあり方への理解を深めることを目標とします。
■講義方法
テーマに沿って、参考資料(映像資料、調査報告書、審議会
資料など)を活用しながら講義を進めていきます。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席とワークシートなどの課題
定期試験(60%)
平常点と試験によって総合的に評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に紹介する予定です。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語厳禁。板書やパワーポイントの撮影も禁止します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業実施日の昼休みに講師控室にいます。
■講義計画
①イントロダクション
②居住福祉とは何か?
③居住福祉をめぐるさまざまな動向
④居住福祉と住宅政策
⑤ネオリベラリズムと住宅政策
⑥居住の貧困とホームレス
⑦ホームレスと居住支援
⑧公共空間と不法占拠1
⑨公共空間と不法占拠2
⑩子どもの貧困と居住福祉1
⑪子どもの貧困と居住福祉2
⑫若者の仕事と居住1
⑬若者の仕事と居住2
⑭まちづくりと居住福祉
⑮これまでの総括
−126
−
2014_物質シラバス.indb 126
2014/03/10 15:38:23
【担当】中川 ユリ子
【開講】後期 月2
人権論B
教養教育科目
共同開講︵共通︶
試験による評価を考えている。自分で解答を作文する、記述式
試験である。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを
10 ∼ 15%とする場合もある。講義中に改めて指示する。
■テキスト
教科書は使用しない。プリントを配布する。
■参考文献
おもしろい本などは、講義時に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
覚えるのではなく、常識に疑問を持ち、考える姿勢を身につ
けてほしい。講義ではそのための知識を提供したい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
希望があればemailを使用する。
■講義計画
①差別問題を考える意味
②世間は女と男をどう扱うのか
③新聞で気付くこと
④女の子、男の子はつくられる――性の認識
⑤どこで「らしさ」を学んだのか――絵本
⑥どこで「らしさ」を学んだのか――学校
⑦どこで「らしさ」を学んだのか――学校
⑧どこで「らしさ」を学んだのか――TVのCM、アニメ、漫
画など
⑨どこで「らしさ」を学んだのか――TVのCM、アニメ、漫
画など
⑩どこで「らしさ」を学んだのか――抗議の歴史
⑪常識を疑え!
⑫女人禁制――伝統をどう考えるか
⑬多様な性のあり方――同性愛
⑭多様な性のあり方――同性愛
⑮まとめ (ビデオ鑑賞など)
総 合 科 目
■サブタイトル
「生」と「性」
■講義概要
女性のタクシー運転手、社長、そして、知事。時代は変わった・・・そう言
う人も多い。しかし、「女の子は勉強できなくても料理ができれば、いいお
嫁さんになれるよ」と何の疑問も持たずに言う大人たちも多く存在する。テ
レビの視聴者参加番組で「あんた、男だろう」と、司会者のタレントに態度
をたしなめられる男性をみて、その言葉に違和感を感じる人は必ずいるに違
いない。小さい頃から私たちの周りには、男と女をことあるごとに峻別し、
「ら
しさ」に順応することを期待する大人たちがたくさんいた。子どもの見る絵
本やアニメのなかでも、「男だから」「女だから」が強調される。それでも、
学生である間は、男女の差をあまり気にせずに生活できる。しかし、社会に
出ると、女と男の扱いの大きな差に気づくはずである。
現在の日本は、いまだに女性にとって生きにくい社会である。その裏返しで、
男性も多くの可能性を封じ込められている。
「らしさ」の呪縛から解き放たれるためには、ちょっとした知識が必要である。
その知識は、「常識」をちがう角度から見せてくれるはずである。
■到達目標
常識にとらわれず、さまざまな角度からものを見る力を養う。
■講義方法
まず、身近な問題を取り上げ、私たちの社会の現実を把握する。
そして、個々人がその現実とどう関わっているのかを考える。
さらに、差別の無根拠性を明らかにする。
■授業時間外における予・復習等の指示
テレビ、新聞、雑誌などで取り上げられる性に関する問題に
興味を向け、自分で考える時間を設ける。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)全講義回数の1/3の回について、出席をとる。
定期試験(80%)ジェンダーに関する問題の現状と背景について、
的確に捉えているかどうかが評価基準になる。
【担当】稲田 七海
【開講】後期 月3
人権論B
■サブタイトル
居住権について考える
■講義概要
本講義では、居住福祉の観点から人権について考えることを
目的とします。近年、ホームレスやネットカフェ難民などの
住居を持たない人々や、無縁化や孤立化によって無届の福祉
施設などを転々する困窮高齢者など、安定した居場所を持た
ずに都市空間の中を漂流する人たちの存在が社会問題化して
います。労働が流動化し、家族のあり方や人とのつながり方
が大きく変化する現在、所与のものとして存在した住宅のあ
り方は変化し、人々の「居住する権利」が脅かされる場面も
少なくありません。本講義では、
「住宅とは福祉の基礎である」
という居住福祉の観点から、
「住まうこと」と人権について議
論していきます。
■到達目標
「住まうこと」は、人が生きていくために不可欠な条件です。
本講義では、自らの居住する権利について知り、居住をめぐ
る多様なあり方への理解を深めることを目標とします。
■講義方法
テーマに沿って、参考資料(映像資料、調査報告書、審議会
資料など)を活用しながら講義を進めていきます。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示します。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席とワークシートなどの課題
定期試験(60%)
平常点と試験によって総合的に評価します。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に紹介する予定です。
■履修上の注意・担当者からの一言
私語厳禁。板書やパワーポイントの撮影も禁止します。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業実施日の昼休みに講師控室にいます。
■講義計画
①イントロダクション
②居住福祉とは何か?
③居住福祉をめぐるさまざまな動向
④居住福祉と住宅政策
⑤ネオリベラリズムと住宅政策
⑥居住の貧困とホームレス
⑦ホームレスと居住支援
⑧公共空間と不法占拠1
⑨公共空間と不法占拠2
⑩子どもの貧困と居住福祉1
⑪子どもの貧困と居住福祉2
⑫若者の仕事と居住1
⑬若者の仕事と居住2
⑭まちづくりと居住福祉
⑮これまでの総括
−127
−
2014_物質シラバス.indb 127
2014/03/10 15:38:24
【担当】中川 ユリ子
【開講】後期 月3
人権論B
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
「生」と「性」
■講義概要
女性のタクシー運転手、社長、そして、知事。時代は変わった・・・そう
言う人も多い。しかし、「女の子は勉強できなくても料理ができれば、い
いお嫁さんになれるよ」と何の疑問も持たずに言う大人たちは多く存在す
る。テレビの視聴者参加番組で「あんた、男だろう」と、司会者のタレン
トに態度をたしなめられる男性をみて、違和感を感じる人は必ずいるに違
いない。小さい頃から私たちの周りには、男と女をことあるごとに峻別し、
「らしさ」に順応することを期待する大人たちがたくさんいた。子どもの
見る絵本やアニメのなかでも、「男だから」「女だから」が強調される。そ
れでも、学生である間は、男女の差をあまり気にせずに生活できる。しかし、
社会に出ると、女と男の扱いの大きな差に気づくはずである。
現在の日本は、いまだに女性にとって生きにくい社会である。その裏返し
で、男性も多くの可能性を封じ込められている。
「らしさ」の呪縛から解き放たれるためには、ちょっとした知識が必要で
ある。その知識は、「常識」をちがう角度から見せてくれるはずである。
■到達目標
常識にとらわれず、さまざまな角度からものを見る力を養う。
■講義方法
まず、身近な問題を取り上げ、私たちの社会の現実を把握する。
そして、個々人がその現実とどう関わっているのかを考える。
さらに、差別の無根拠性を明らかにする。
■授業時間外における予・復習等の指示
テレビ、新聞、雑誌などで取り上げられる性に関する問題に
興味を向け、自分で考える時間を設ける。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)全講義回数の1/3の回について、出席をとる。
定期試験(80%)ジェンダーに関する問題の現状と背景について、
的確に捉えているかどうかが評価基準になる。
試験による評価を考えている。自分で解答を作文する、記述式
試験である。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを
10 ∼ 15%とする場合もある。講義中に改めて指示する。
■テキスト
教科書は使用しない。プリントを配布する。
■参考文献
おもしろい本などは、講義時に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
覚えるのではなく、常識に疑問を持ち、考える姿勢を身につ
けてほしい。講義ではそのための知識を提供したい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
希望があればemailを使用する。
■講義計画
①差別問題を考える意味
②世間は女と男をどう扱うのか
③新聞で気付くこと
④女の子、男の子はつくられる――性の認識
⑤どこで「らしさ」を学んだのか――絵本
⑥どこで「らしさ」を学んだのか――学校
⑦どこで「らしさ」を学んだのか――学校
⑧どこで「らしさ」を学んだのか――TVのCM、アニメ、漫
画など
⑨どこで「らしさ」を学んだのか――TVのCM、アニメ、漫
画など
⑩どこで「らしさ」を学んだのか――抗議の歴史
⑪常識を疑え!
⑫女人禁制――伝統をどう考えるか
⑬多様な性のあり方――同性愛
⑭多様な性のあり方――同性愛
⑮まとめ (ビデオ鑑賞など)
【担当】金 光敏
【開講】後期 水3
人権論B
■サブタイトル
社会的スキルとしての人権アプローチ
■講義概要
「人権」「人権問題」とは、とかく堅苦しいものとのイメージがあります。あ
るいは人権問題と聞いた場合、同和問題、在日問題、障害者問題など特定の
課題をイメージして語られることも少なくありません。果たして「人権」とは、
「人権問題」とは、特定の人々の、特定の課題をさすものなのでしょうか。
「人権」が重要な価値として広く認識されるようになったのは、第二次世界大
戦後です。そこには最大の人権侵害が戦争であるとの認識があり、二度と繰
り返してはならないという反省がありました。国際社会が取り組むべき共通
の課題として明文化されたのが、国連による1948年の「世界人権宣言」の採
択でした。「世界人権宣言」は日本国憲法の中にも生かされており、そこでは
「人権」が特定の人々の、特定の課題ではなく、すべての人々に保障されるべ
きものだと語られています。
この授業では、「人権」「人権問題」の基礎理解をもとにし、新しい視点から
の接近を考えています。「人権」「人権問題」に取り組むことが日常生活の何
に生かされ、生かされるべきかをエピソード加えながら、進めて行く予定です。
■到達目標
この授業では、国際化と情報化社会を意識し、多様な背景を持つ人々
が共生する社会には欠かせない社会的スキルとしての「対話力」を
着目し、「人権」「人権問題」へのアプローチが社会的スキル向上に
どのように生かされるべきかを考えます。また、「人権」課題への接
近が、社会変革にどのような可能性を持つのかについても考えます。
■講義方法
講義では、プリント、新聞(雑誌)
、映像、音楽などを活用し、
社会が「人権」
「人権問題」をどのように捉えているのかを問
題提起した上で、意見交換したいと思います。
授業終了間際に意見カードを書いてもらいます。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の冒頭でその時の注目ニュースについて解説します。新
聞・ニュースなどをできるだけ見ておいてください。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(40%)全授業終了後に試験を実施します。
そ の 他(20%)授業中に取り上げたキーワードを授業終了時の意
見カードに正しく記載されているかを評価します。
人権問題を正しく理解しているかどうかを評価するわけではありま
せん。課題を能動的に捉えようとしているのか、積極的な参加意思
を見せたのかを総合的に評価したいと思います。
■テキスト
人権法連絡会『外国人・民族的マイノリティ人権白書』1,000円
■参考文献
授業と関連する文献について、その都度紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
社会生活を送る際の参考してほしいと思っています。生きて
行く上で役に立つこと満載の授業にしたいと思います。
■講義計画
①この授業のねらいとガイダンス
②国際人権①∼戦争と人権∼
③国際人権②∼世界人権宣言∼
④性差別の現実①∼セクシャルハラスメントは我慢すべきか∼
⑤性差別の現実②∼女性と労働∼
⑥在日外国人の人権①∼在日外国人の現状から見えてくる日本社会∼
⑦在日外国人の人権②∼深刻な人身売買の現実∼
⑧在日外国人の人権③∼外国人の子どもの人権∼
⑨在日外国人の人権④∼国内の労働現場を支える在日外国人∼
⑩在日外国人の人権⑤∼難民保護をめぐる日本の狭き門∼
⑪映画の中の人権
⑫映画の中の人権
⑬ハンセン病元患者らの記憶
⑭人権をテーマとした社会変革の可能性
⑮水平社宣言∼差別克服への胎動∼
−128
−
2014_物質シラバス.indb 128
2014/03/10 15:38:24
【担当】岸 衛
【開講】後期 水3
人権論B
教養教育科目
共同開講︵共通︶
桜井厚・岸衞 編 『屠場文化…語られなかった世界…』 創
土社 2,520円
反差別国際連帯解放研究所しが編『語りのちから』弘文堂 2,415円
■講義計画
01:ライフストーリーインタビューとは何か
02:宮本常一の世界
03:柳田国男の仕事
04:Ⅰ戦中・戦後を生きる
生活のための仕事
05:差別経験の語り方
06:Ⅱ「太鼓の里」から東京へ
皮革の「技」をもって
07:皮革業の変化と差別観
08:Ⅲ「伝統の技」に生きる
靴職人の世界
09:
「嫁盗み」の物語
「はしり」
10:
「屠場文化」
屠畜をめぐって
11:Ⅳ「部落」を伝える
親と子の苦悩
「部落」の語りがたさ
12:Ⅴ差別の「はざま」で
結婚・子育ての中で
13:差別を越えて
若者たちの「自己認識」
14:Ⅵアイデンティティを問う
若者たちの自己認識
15:アイデンティティ形成の困難
総 合 科 目
■サブタイトル
− ライフストーリー・インタビューへの招待 −
■講義概要
1 ライフストーリー・インタビューは、文字として記録に
は残らなかったけれども「あった」ひとり一人の生活を
聞き取る作業である。インタビューから得られた被差別
部落での20年間に渡る「語り」を紹介する。
2 差別の「今」を明らかにする。
■到達目標
*今の「世の中」を見る目が身につく。
*自分との関係でものをとらえる習慣が身につく。
*本を読む習慣が身につく。
*「いかに生きるか」を問う姿勢ができる。
■講義方法
受講人数にもよるが、講義だけでなく、報告や討議も大切に
したい。
実際の聞き取り調査にもとづく映像や写真、資料も紹介しな
がら、進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストの次章を、事前に読み込んでくる。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)講義ごとにコミュニケーションカードを提
出する
小テスト(30%)理解度を問うための「まとめ」
レポート(40%)講義の中で課した章ごとのまとめをするた
めのノートをつくる。
■テキスト
岸 衞・桜井厚著『差別の境界をゆく』せりか書房 2,300円
■参考文献
桜井厚『境界文化のライフストーリー』せりか書房 2,500円
【担当】金 光敏
【開講】後期 水4
人権論B
■サブタイトル
社会的スキルとしての人権アプローチ
■講義概要
「人権」「人権問題」とは、とかく堅苦しいものとのイメージがあります。あ
るいは人権問題と聞いた場合、同和問題、在日問題、障害者問題など特定の
課題をイメージして語られることも少なくありません。果たして「人権」とは、
「人権問題」とは、特定の人々の、特定の課題をさすものなのでしょうか。
「人権」が重要な価値として広く認識されるようになったのは、第二次世界大
戦後です。そこには最大の人権侵害が戦争であるとの認識があり、二度と繰
り返してはならないという反省がありました。国際社会が取り組むべき共通
の課題として明文化されたのが、国連による1948年の「世界人権宣言」の採
択でした。「世界人権宣言」は日本国憲法の中にも生かされており、そこでは
「人権」が特定の人々の、特定の課題ではなく、すべての人々に保障されるべ
きものだと語られています。
この授業では、「人権」「人権問題」の基礎理解をもとにし、新しい視点から
の接近を考えています。「人権」「人権問題」に取り組むことが日常生活の何
に生かされ、生かされるべきかをエピソード加えながら、進めて行く予定です。
■到達目標
この授業では、国際化と情報化社会を意識し、多様な背景を持つ人々
が共生する社会には欠かせない社会的スキルとしての「対話力」を
着目し、「人権」「人権問題」へのアプローチが社会的スキル向上に
どのように生かされるべきかを考えます。また、「人権」課題への接
近が、社会変革にどのような可能性を持つのかについても考えます。
■講義方法
講義では、プリント、新聞(雑誌)
、映像、音楽などを活用し、
社会が「人権」
「人権問題」をどのように捉えているのかを問
題提起した上で、意見交換したいと思います。
授業終了間際に意見カードを書いてもらいます。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の冒頭でその時の注目ニュースについて解説します。新
聞・ニュースなどをできるだけ見ておいてください。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(40%)全授業終了後に試験を実施します。
そ の 他(20%)授業中に取り上げたキーワードを授業終了時の意
見カードに正しく記載されているかを評価します。
人権問題を正しく理解しているかどうかを評価するわけではありま
せん。課題を能動的に捉えようとしているのか、積極的な参加意思
を見せたのかを総合的に評価したいと思います。
■テキスト
外国人人権法連絡会『外国人民族的マイノリティ人権白書』1,000円
■参考文献
授業と関連する文献について、その都度紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
社会生活を送る際の参考してほしいと思っています。生きて
行く上で役に立つこと満載の授業にしたいと思います。
■講義計画
①この授業のねらいとガイダンス
②国際人権①∼戦争と人権∼
③国際人権②∼世界人権宣言∼
④性差別の現実①∼セクシャルハラスメントは我慢すべきか∼
⑤性差別の現実②∼女性と労働∼
⑥在日外国人の人権①∼在日外国人の現状から見えてくる日本社会∼
⑦在日外国人の人権②∼深刻な人身売買の現実∼
⑧在日外国人の人権③∼外国人の子どもの人権∼
⑨在日外国人の人権④∼国内の労働現場を支える在日外国人」∼
⑩在日外国人の人権⑤∼難民保護をめぐる日本の狭き門
⑪映画の中の人権
⑫映画の中の人権
⑬ハンセン病元患者らの記憶
⑭人権をテーマとした社会変革の可能性
⑮水平社宣言∼差別克服への胎動∼
−129
−
2014_物質シラバス.indb 129
2014/03/10 15:38:24
【担当】矢野 亮
【開講】後期 木3
人権論B
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
部落問題を事例として
■講義概要
本講義では、戦前、戦中、戦後から現代における「人権」を
めぐる言説空間について、部落問題を事例として取り上げる
ことを通じて、いかなる時代状況において、
「部落」と「人権」
が人びとにいかに語られ問題化されてきたのかを考えたい。
また、それらの問題化のプロセスを理解すると同時に、各時
代における社会事業や社会政策、社会運動等の目的と方策、
影響力についても理解を深める。
■到達目標
部落問題を事例として、いかなる時代状況のもと、いかなる
実践と研究があり、現代にいたる人権概念に到達してきたの
かを理解することを通じて、身近な人権に関する諸課題の解
決策を模索する手掛かりを得ること。
■講義方法
参考資料を使用しながら講義を進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
レポート(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義時に紹介する。
■講義計画
①ガイダンス
②私と人権――部落問題から
③部落問題をめぐる言説空間――戦前①
④部落問題をめぐる言説空間――戦前②
⑤部落問題をめぐる言説空間――戦時
⑥部落問題をめぐる言説空間――1945年∼ 1950年
⑦部落問題をめぐる言説空間――1950年代
⑧部落問題をめぐる言説空間――1960年代
⑨部落問題をめぐる言説空間――1970年代
⑩部落問題をめぐる言説空間――1980年代
⑪部落問題をめぐる言説空間――1990年代
⑫部落問題をめぐる言説空間――2000年代
⑬人権の到達点と現代的課題①
⑭人権の到達点と現代的課題②
⑮まとめ、振り返り
【担当】久保 和之
【開講】前期 水2
スポーツ文化論
■サブタイトル
スポーツについての知識を増やす
■講義概要
近代スポーツは、様々なところで人々の生活とつながりを持っ
ており、様式は時代や地域、民族で異なっている。スポーツ
種目や国によってそれぞれの文化的背景が異なる。オリンピッ
クや海外のスポーツを通して、多様なスポーツ文化の意義と
その歴史的な背景について、歴史学・文化人類学的な視点か
らアプローチし、スポーツについて深く知ることを目的とし
ている。
■到達目標
スポーツの成り立ちや現在の状況について理解する。
■講義方法
パワーポイント、板書、配布資料、ビデオ、を用いて講義形
式で進める。
■系統的履修
現代社会とスポーツ、健康とスポーツ
■授業時間外における予・復習等の指示
できるだけ新聞を読んでください。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)講義中のミニレポート
レポート(50%)期末の課題レポート
■テキスト
なし
■参考文献
井上 俊・亀山佳明 『スポーツ文化を学ぶ人のために』 世
界思想社 2,300円
■履修上の注意・担当者からの一言
パワーポイントのスライドをすべてノートに書き写す必要は
ありません。
資料が必要であれば、申し出てください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業後に問い合わせてください。
■講義計画
①スポーツ文化とは
②スポーツの成立
③古代スポーツ
④古代オリンピック
⑤近代オリンピック
⑥スポーツの国際化
⑦現代スポーツの諸問題1
⑧現代スポーツの諸問題2
⑨海外のスポーツ文化1
⑩海外のスポーツ文化2
⑪日本のスポーツ1
⑫日本のスポーツ2
⑬マイナースポーツ
⑭シーズンスポーツ
⑮まとめ
−130
−
2014_物質シラバス.indb 130
2014/03/10 15:38:25
【担当】太谷 亜由美
【開講】前期 水3
世界の福祉
教養教育科目
共同開講︵共通︶
リアクション・ペーパーをほぼ毎回、配布し出席をとります。
一度も出席のないものは不可といたします。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義中に追って紹介いたします。
■履修上の注意・担当者からの一言
成績評価の方法でも記載しましたが、一度も出席のない受講
生は不可と致しますので、ご注意ください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義後、ご質問ください。
■講義計画
①日本の少子化の状況と世界‐ OECD加盟各国との比較 ②日本の子供の貧困、一人親世帯の現状
養育費の問題
③日本における実際の子育て支援政策の紹介
④日本の子育て支援政策の問題点
⑤イギリスの子供の貧困と対策
⑥イギリスの実際の子育て支援政策の紹介 1
⑦イギリスの実際の子育て支援政策の紹介 2
⑧講義予備日
⑨ニュージーランドの子供にかんする状況
⑩ニュージーランドの実際の子育て支援政策の紹介 1
⑪ニュージーランドの実際の子育て支援政策の紹介 2
⑫オーストラリアの子供の貧困と現状
⑬オーストラリアの実際の子育て支援政策の紹介 1
⑭オーストラリアの実際の子育て支援政策の紹介 2
⑮講義予備日
総 合 科 目
■サブタイトル
子供の貧困と子育て支援政策を考える
■講義概要
少子化が進行する日本の状況は、他の先進国と比較すると一層その深刻さが
克明となる。やはり、欧米諸国との比較において、日本では子供に関する政
策が遅れていることは明白である。少子化対策の必要性が論じられる一方で、
他の先進国と比べると、その対策は統計上も不十分である。少子化対策だけ
でなく、子供に対する支援も見劣りがするのが現状だ。このような日本の少
子化の状況は我々の社会にどのような影響を及ぼすのか、またなぜ少子化が
進行する要因なのかを、本講義では分析し一緒に考えていきたい。その上で、
どのような政策が実現可能か考えていきたいが、日本と同じような経済体制
の下、中程度の負担、中程度の福祉を行う、イギリス、ニュージーランド、オー
ストラリアを取り上げ、こうした国々ではどの程度の負担によって、どの程
度の政策が行われているかを考察したい。今年度は離婚によって別に暮らす
親からの養育費の問題についても取り上げたい。3か国とも、子供の養育を行っ
ていない親からの養育費は所得が一定以上あれば、強制的に国によって徴収
され、子供の養育費とされるシステムを取っている。しかし、日本ではそう
した制度の導入には程遠い。こうした問題もとりあげていきたい。
■到達目標
日本ではあまり詳しく紹介されていない3ヶ国の状況を理解
し、日本の状況と比較し、どうした政策が望ましいか各受講者
が考え、身近な問題として意識づけできるように取り組んで頂
きたい。実生活に役立つ情報をどんどん取り入れましょう。
■講義方法
主として、教員による講義とそれを元に受講者に意見を求め、考察して頂く。
■授業時間外における予・復習等の指示
各国の状況と制度について、復習を適宜行っていただきたい。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)出席などの状況を勘案します。
定期試験(90%)論述式筆記試験
【担当】辻 虎志
【開講】前期 月2
生活の中の宗教
■講義概要
我々の生活・生存の中にはすでに宗教がしみ込んでいる。こ
のことをどう考えるか。そこにどんな問題が浮かび上がって
くるか。宗教を知ることは自己を知ることである。授業では、
宗教と食、お金、医療、アート、政治、インターネットといっ
た切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく
予定である。
■到達目標
宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。
■講義方法
プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども
使用する。
■系統的履修
現代社会と宗教
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(60%)
出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に授業に参加してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時。
■講義計画
①はじめに ― 生活の中の宗教
②宗教とお金 (1)
③宗教とお金 (2)
④宗教と食
⑤宗教と医療 (1)
⑥宗教と医療 (2)
⑦宗教と経済 (1)
⑧宗教と経済 (2)
⑨宗教とアート
⑩宗教と文学
⑪宗教と政治
⑫宗教とインターネット
⑬宗教とおひとりさま
⑭宗教と性愛
⑮まとめ
−131
−
2014_物質シラバス.indb 131
2014/03/10 15:38:25
【担当】辻 虎志
【開講】前期 月3
生活の中の宗教
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
我々の生活・生存の中にはすでに宗教がしみ込んでいる。こ
のことをどう考えるか。そこにどんな問題が浮かび上がって
くるか。宗教を知ることは自己を知ることである。授業では、
宗教と食、お金、医療、アート、政治、インターネットといっ
た切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく
予定である。
■到達目標
宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。
■講義方法
プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども
使用する。
■系統的履修
現代社会と宗教
■授業時間外における予・復習等の指示
前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)出席
定期試験(60%)
出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
積極的に授業に参加してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業終了時。
■講義計画
①はじめに ― 生活の中の宗教
②宗教とお金 (1)
③宗教とお金 (2)
④宗教と食
⑤宗教と医療 (1)
⑥宗教と医療 (2)
⑦宗教と経済 (1)
⑧宗教と経済 (2)
⑨宗教とアート
⑩宗教と文学
⑪宗教と政治
⑫宗教とインターネット
⑬宗教とおひとりさま
⑭宗教と性愛
⑮まとめ
【担当】田村 公江
【開講】前期 木3
生命と共生
■サブタイトル
生命倫理の諸問題
■講義概要
医療治術の進歩とともに、延命や治療を至上とする考え方に対して、「それ
でいいのだろうか?」という疑問が寄せられるようになってきました。たと
えば、ガンの治療について考えてみましょう。外科的治療、抗がん剤による
治療、放射線による治療、あるいはそれらの組み合わせなど、治療の選択肢
はさまざまです。また、発見されたとき、すでに末期の状態だったとしたら、
完治をめざすよりも痛みや苦痛をやわらげることが重要となります。
生命倫理の問題は、生殖技術や臓器移植などの新しい技術についても発生し
ます。新しい技術によって恩恵を受ける人がいるのはとても喜ばしいことで
す。しかし、「代理母を認めてもよいのか」、「脳死は人の死か」などの問題
について、あなたなら、どう考えますか? 「その時はその時だ」と思う人も
いるかもしれませんが、生き方の問題として、今から少しずつ考えてみま
せんか?すぐに答は出ませんし、唯一の正しい答があるわけでもありません。
けれども、学習することによって、視野を広げることはできます。
この授業では、基礎的なことを分かりやすく解説します。基礎を学ぶことに
よって自分の意見を形作り、自分とは意見の異なる人と対話できる人になり
ましょう。
■到達目標
生命倫理学のキーワードの意味を理解して、様々な立場の対
立点を把握すること。
■講義方法
授業計画に沿って講義形式で進めます。
■系統的履修
教養教育科目「哲学入門」または「倫理学入門」を履修する
ことが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
ほぼ毎回、次回のテーマについての予習資料を指示します。
予習資料は主にテキストから選びます。
復習に役立つプリントを配布します。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況などで評価する。詳しくは授業内で説明する。
定期試験(50%)
■テキスト
伏木信次・樫則章・霜田求[編]改訂2版 『生命倫理と医療
倫理』
金芳堂 2,500円
加藤尚武・加茂直樹編 『生命倫理を学ぶ人のために』
世界
思想社 1998 2,300円
■参考文献
欠席遅刻はしないこと。私語をしないこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
月曜日と木曜日の昼休み、場所は研究室(2号館300-1)
連絡はメールでしてください。[email protected]
件名に「生命と共生の受講生」と書き、本文に名前(フルネー
ム)と学籍番号を書くこと。
■講義計画
①ガイダンス 倫理学とは
②生命倫理とは何か
③自分のことは自分で決める―医師と患者の関係―
④人工妊娠中絶に関する基礎知識
⑤人工妊娠中絶の問題点
⑥人工妊娠中絶に関する法律
⑦出生前診断
⑧優生思想と選択的中絶
⑨不妊治療の問題点
⑩臓器移植
⑪脳死は人の死か
⑫臓器移植、脳死判定の問題点
⑬自己決定原理とは
⑭安楽死・尊厳死
⑮安楽死・尊厳死の問題点
−132
−
2014_物質シラバス.indb 132
2014/03/10 15:38:25
【担当】柿本 佳美
【開講】後期 木3
生命と共生
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■講義計画
①はじめに:私たちの身近にある生命倫理
②はじめに:生命倫理学の歴史
③生命倫理のキーワード:「自律」と「尊厳」
④生命倫理のキーワード:優生主義
⑤生命倫理の理論:障害学
⑥生命倫理の理論:ケアとは
⑦生殖に関する諸問題:中絶
⑧生殖に関する諸問題:出生前診断と選択的中絶
⑨生殖に関する諸問題:第三者提供配偶子の使用と代理母
⑩生命科学と私たち:遺伝子解読技術の進歩がもたらすもの
⑪生命科学と私たち:ES細胞研究とiPS細胞研究
⑫死に関する諸問題:植物状態と治療停止
⑬死に関する諸問題:脳死と臓器移植
⑭死に関する諸問題:安楽死と緩和ケア
⑮まとめ:多様な生の肯定とは
総 合 科 目
■サブタイトル
医療技術と人間の生命
■講義概要
医療技術の進歩は、人類が長い間望んでいた、健康で長生き
するという夢を実現させつつあります。とりわけ、iPS細胞研
究やSTAP細胞の発見は、患者本人の細胞を使ったオーダー
メイドの治療を可能にするものとして期待されています。そ
の一方で、
、自らの意志で延命治療を拒否して死を迎えようと
する人も現れています。また、先進国の患者が発展途上国で
臓器移植や生殖補助医療をはじめとする医療を受ける、メディ
カルツーリズムも問題となっています。
生命倫理学は、医療と生命科学に関わるさまざまな問題につ
いて、医学・法学・社会学・哲学などさまざまな分野からア
プローチする領域です。とはいえ、生命倫理の諸問題は、専
門家達が議論するだけでよいというものではありません。皆
さんもまた、医療技術が進歩しつつあるこの社会の一員なの
ですから、生命倫理のさまざまな問題についても当事者なの
です。
この授業では、生命倫理の基礎理論に関する解説ののち、主
要な問題を取り上げ、生命技術のあり方について考えていき
ます。
■到達目標
医療技術・生命科学に関するさまざまな問題について、さま
ざまな角度から検討することができる。
客観的な根拠に基づき、自らの見解をまとめることができる。
■講義方法
映像資料とプリントを使用し、講義形式で行います。ディス
カッションとミニレポートあり。ミニレポートをもとに授業
を進めることもあります。
■系統的履修
「哲学入門」または「倫理学入門」を履修することが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に取り上げる文献については、予習または復習として
読んでおくこと。
新聞等による報道に注意し、医療・生命科学等に関わる記事
については読んでおくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
定期試験(80%)
欠席遅刻はしないこと。通算欠席数が授業回数の3分の1以上
欠席した場合は履修放棄と見なします。
中間レポート課題を課すことがあります。
■テキスト
加藤尚武・加茂直樹編 『生命倫理学を学ぶ人のために』
世
界思想社 2,300円
玉井真理子・大谷いづみ 『はじめて出会う生命倫理』
有斐
閣 1,995円
テキストは、2冊のうちどちらかを用意してください。
■参考文献
参考文献については、授業中に適宜提示します。
生命倫理に関する文献のうち1冊を読むように。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業の途中であってもかまいませんので、分からないと思っ
たらすぐに質問してください。
受講者の関心によって、授業内容を一部変更することがあり
ます。
なお、授業開始30分後以降の入室はお断りすることがありま
す。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
木曜日13:00 ∼ 13:30、講師控室
−133
−
2014_物質シラバス.indb 133
2014/03/10 15:38:25
【担当】殿内 恒
【開講】前期 水2
歎異抄の思想Ⅰ
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
親鸞のことば
■講義概要
『歎異抄』は、親鸞が亡くなった後、その教えに対する誤解(異
義)が多く生まれたことを歎き、親鸞の真意を伝えようとし
て著されたものである。本書は、その風格と表現の豊かさから、
現代においても多くの人に読み継がれているが、その内容を
正確につかむのは、実は必ずしも容易なことではない。親鸞
の思想全体を把握することなく本書を読むなら、その真意を
読み誤ってしまうことも十分に考えられる。本講義では、『歎
異抄』の前半(第10条まで)に伝えられる親鸞のことばを正
確に読んでいき、その真意を把握することを通して、そこに
示される親鸞の思想を深く理解していきたい。
■到達目標
誤解されがちな『歎異抄』の内容を正しく理解し、ひいては
建学の精神に基づく生き方を自身の中に見出していく。
■講義方法
『歎異抄』の本文に即しながら、そこに見られる親鸞の思想に
ついて講義する。随時、資料等を配布して用いる予定。
■系統的履修
「仏教の思想A・B」の履修を前提とする。
■授業時間外における予・復習等の指示
次回に読むテキストの現代語訳に目を通しておくこと。
■成績評価の方法
その他(100%)
定期試験を80%、平常点(数回の小レポート)を20%で評価
の上、欠席回数分を減点する形で出席状況を加味し、総合評
価する。
■テキスト
『歎異抄 現代語訳付き』 本願寺出版社
■参考文献
梯實圓 『聖典セミナー 歎異抄』 本願寺出版社
林智康(他) 『歎異抄事典』 柏書房
■履修上の注意・担当者からの一言
龍谷大学ならではの講義です。歴史上の思想文化というだけ
でなく、いまの自分を導くものとして、親鸞の教えに触れて
もらえれば何よりです。
■講義計画
①『歎異抄』とは:伝えられる親鸞の言葉
②第1条:本願のはたらき−摂取不捨−
③第2条:念仏との出会い−往生極楽の道−
④第3条:悪人正機の意味−いわんや悪人をや−
⑤第4条:本当の慈悲とは−浄土の慈悲−
⑥第5条:縁の中にある命−世々生々の父母兄弟−
⑦第6条:仏の前の平等性−弟子一人も持たず−
⑧第7条:信心の行者のあり方−無碍の一道−
⑨第8条:念仏の意味するもの−非行・非善−
⑩第9条:煩悩を持って生きる−浄土は恋しからず−
⑪第10条:他力のあるがまま−無義をもって義とす−
【担当】殿内 恒
【開講】後期 水2
歎異抄の思想Ⅱ
■サブタイトル
誤解をただす
■講義概要
『歎異抄』は、親鸞が亡くなった後、その教えに対する誤解(異
義)が多く生まれたことを歎き、親鸞の真意を伝えようとし
て著されたものである。本書は、その風格と表現の豊かさから、
現代においても多くの人に読み継がれているが、その内容を
正確につかむのは、実は必ずしも容易なことではない。親鸞
の思想全体を把握することなく本書を読むなら、その真意を
読み誤ってしまうことも十分に考えられる。本講義では、『歎
異抄』の後半(第11条以降)に示された、親鸞の教えに対す
る誤解をただす文章を通して、その中で伝えようとされてい
る親鸞の思想を深く理解していきたい。
■到達目標
誤解されがちな『歎異抄』の内容を正しく理解し、ひいては
建学の精神に基づく生き方を自身の中に見出していく。
■講義方法
『歎異抄』の本文に即しながら、そこに見られる親鸞の思想に
ついて講義する。随時、資料等を配布して用いる予定。
■系統的履修
「仏教の思想A・B」の履修を前提とする。
「歎異抄の思想Ⅰ」
も履修していることが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
次回に読むテキストの現代語訳に目を通しておくこと。
■成績評価の方法
その他(100%)
定期試験を80%、平常点(数回の小レポート)を20%で評価
の上、欠席回数分を減点する形で出席状況を加味し、総合評
価する。
■テキスト
『歎異抄 現代語訳付き』 本願寺出版社
■参考文献
梯實圓 『聖典セミナー 歎異抄』 本願寺出版社
林智康(他) 『歎異抄事典』 柏書房
■履修上の注意・担当者からの一言
龍谷大学ならではの講義です。歴史上の思想文化というだけ
でなく、いまの自分を導くものとして、親鸞の教えに触れて
もらえれば何よりです。
■講義計画
①「異義」とは:親鸞思想への誤解
②第11条:本願と念仏の関係
③第12条:学問の持つ意義
④第13条:人間にそなわる悪
⑤第14条:罪を滅ぼす行い
⑥第15条:この世で開くさとり
⑦第16条:回心するということ
⑧第17条:本願を疑っての往生
⑨第18条:布施の意義と利益
⑩後序:信心は一つ−たまわりたる信心−
⑪後序:自身が対象−親鸞一人がため−
⑫後序:虚仮と真実−念仏のみぞまこと−
−134
−
2014_物質シラバス.indb 134
2014/03/10 15:38:25
【担当】泉 文明
【開講】前期 月3
日本の文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■テキスト
泉 文明 『京ことばとその周辺』 晃洋書房 1,800円
授業時に指示及び配布プリント。
■参考文献
上田正昭監修、芳賀徹編集 『京都学を学ぶ人のために』
世
界思想社
堀井令以知 『京都語を学ぶ人のために』 世界思想社
授業時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
京都に興味・関心のある人はぜひ受講して下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
3学部合同ですので、質疑応答等は全て授業時にお願いします。
そのための時間は可能な範囲で確保します。
■講義計画
①概論
②京都の町のでき方・京都の歴史
③京都を題材とした映画鑑賞1
④前回(第3回)の続編、解説と分析
⑤京都を題材とした映画鑑賞2
⑥前回(第5回)の続編、解説と分析
⑦京都の世界遺産・国宝・重要文化財/
小京都と姉妹都市・友好都市
⑧京都を題材とした映画鑑賞3
⑨前回(第8回)の続編、解説と分析
⑩京ことば1/京都人物列伝
⑪京都を題材とした映画鑑賞4
⑫前回(第11回)の続編、解説と分析
⑬京都の伝統工芸・伝統芸能・茶花香道
⑭京都の四大行事/京ことば2
⑮総論
総 合 科 目
■サブタイトル
映像から探求する京都の魅力:京に学ぶ京を学ぶ
■講義概要
皆さんが学ぶ龍谷大学は京都に在って、世界有数の歴史と伝
統を誇る大学です。この【京都】は、
〔古都〕
〔学問の都〕
〔国
際都市〕
〔観光都市〕
〔学研都市〕
〔歴史都市〕
〔宗教都市〕な
どと形容されます。京都は古来、小説や映画の舞台となって
きました。全国には〔小京都〕と呼ばれる都市は少なくなく、
また、全世界にも京都の〔国際姉妹都市〕〔国際友好都市〕は
少なくありません。修学旅行で京都に来たという人も少なく
ないはずです。人はなぜ、京都に憧れ、惹かれるのか、この
講座では、京都の魅力を伝えながら、考えていきたいと思い
ます。
■到達目標
京都の魅力に触れながら、京都の基本的な事柄が分かるよう
に理解を図りたい。
■講義方法
講義形式を主とするが、口述だけでなく、映像を駆使して、
京都の〈姿〉〈カタチ〉を存分に伝える。
■系統的履修
〔文化関係〕
〔文学関係〕
〔芸術関係〕
〔観光関係〕
〔歴史関係〕
〔宗
教関係〕などの諸科目。
■授業時間外における予・復習等の指示
休日等時間のある際には京都の寺院仏閣、神社、史跡、博物館、
祭、行事を見学すること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
定期試験(80%)
平常点は、受講生の人数等により、適宜小テストやレポート
を課すこともあり、それを平常点と勘案することもある。
【担当】泉 文明
【開講】前期 木5
日本の文化
■サブタイトル
京都四大行事と歳時記:京に学ぶ京を学ぶ
■講義概要
皆さんが学ぶ龍谷大学は京都に在って、世界有数の歴史と伝
統を誇る大学です。この【京都】は、
〔古都〕
〔学問の都〕
〔国
際都市〕
〔観光都市〕
〔学研都市〕
〔歴史都市〕
〔宗教都市〕な
どと形容されます。京都は古来、小説や映画の舞台となって
きました。全国には〔小京都〕と呼ばれる都市は少なくなく、
また、全世界にも京都の〔国際姉妹都市〕〔国際友好都市〕は
少なくありません。修学旅行で京都に来たという人も少なく
ないはずです。人はなぜ、京都に憧れ、惹かれるのか、この
講座では、京都の魅力を伝えながら、考えていきたいと思い
ます。
■到達目標
京都の基本的な事柄が分かるように理解を図りたい。
■講義方法
講義形式を主とするが、口述だけでなく、パワーポイントを
駆使して、京都の魅力を存分に伝える。
■系統的履修
〔文化関係〕
〔文学関係〕
〔芸術関係〕
〔観光関係〕
〔歴史関係〕
〔宗
教関係〕などの諸科目。
■授業時間外における予・復習等の指示
休日等時間のある際には京都の寺院仏閣、神社、史跡、博物館、
祭、行事を見学すること。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
定期試験(80%)
平常点は、受講生の人数等により、適宜小テストやレポート
を課すこともあり、それを平常点と勘案することもある。
■テキスト
泉 文明 『京ことばとその周辺』 晃洋書房 1,800円
授業時に指示及び配布プリント。
■参考文献
上田正昭監修、芳賀徹編集 『京都学を学ぶ人のために』
世
界思想社
堀井令以知 『京都語を学ぶ人のために』 世界思想社
授業時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
京都に興味・関心のある人はぜひ受講して下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
3学部合同ですので、質疑応答等は全て授業時にお願いします。
そのための時間は可能な範囲で確保します。
■講義計画
①概論
②京都の季節感・歳時記
③京の町のでき方・歴史
④京都の四大行事概観
⑤葵祭
⑥お盆行事と五山送り火1
⑦お盆行事と五山送り火2
⑧時代祭
⑨京都の京都の世界遺産・国宝・重要文化財/
小京都と姉妹都市・友好都市/京ことば1
⑩京都の伝統工芸・伝統芸能・茶花香道/京ことば2
⑪祇園祭1
⑫祇園祭2
⑬祇園祭3
⑭祇園祭4
⑮総論
−135
−
2014_物質シラバス.indb 135
2014/03/10 15:38:26
【担当】泉 文明
【開講】後期 木5
日本の文化
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■サブタイトル
京都学入門
■講義概要
皆さんが学ぶ龍谷大学は京都に在って、世界有数の歴史と伝
統を誇る大学です。この【京都】は、
〔古都〕
〔学問の都〕
〔国
際都市〕
〔観光都市〕
〔学研都市〕
〔歴史都市〕
〔宗教都市〕な
どと形容されます。京都は古来、小説や映画の舞台となって
きました。全国には〔小京都〕と呼ばれる都市は少なくなく、
また、全世界にも京都の〔国際姉妹都市〕〔国際友好都市〕は
少なくありません。修学旅行で京都に来たという人も少なく
ないはずです。人はなぜ、京都に憧れ、惹かれるのか、この
講座では、京都の魅力を伝えながら、考えていきたいと思い
ます。
■到達目標
京都の基本的な事柄が分かるように理解を図りたい。
■講義方法
講義形式を主とするが、口述だけでなく、パワーポイントを
駆使して、京都の魅力を存分に伝える。
■系統的履修
〔文化関係〕
〔文学関係〕
〔芸術関係〕
〔観光関係〕
〔歴史関係〕
〔宗
教関係〕などの諸科目。
■授業時間外における予・復習等の指示
休日等時間のある際には京都の寺院仏閣、神社、史跡、博物館、
祭、行事を見学すること。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
定期試験(70%)
平常点は、受講生の人数等により、適宜小テストやレポート
を課すこともあり、それを平常点と勘案することもある。
■テキスト
泉 文明 『京ことばとその周辺』 晃洋書房 1,800円
授業時に指示及び配布プリント。
■参考文献
上田正昭監修、芳賀徹編集 『京都学を学ぶ人のために』
世
界思想社
堀井令以知 『京都語を学ぶ人のために』 世界思想社
授業時に指示。
■履修上の注意・担当者からの一言
京都に興味・関心のある人はぜひ受講して下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
3学部合同ですので、質疑応答等は全て授業時にお願いします。
そのための時間は可能な範囲で確保します。
■講義計画
①概論
②京都の町のでき方と歴史
③京ことば1(アクセント・イントネーションにも配慮して)/京都の世界遺産・
国宝・重要文化財
④京都を題材とした映画鑑賞
⑤京都を題材とした映画鑑賞
⑥前回(第5回)の解説と分析
⑦京ことば2(アクセント・イントネーションにも配慮して)/京都の四大行事1
⑧京ことば3(アクセント・イントネーションにも配慮して)/京都の四大行事2
⑨京ことば4(アクセント・イントネーションにも配慮して)/京都の四大行事3
⑩京ことば5(アクセント・イントネーションにも配慮して)/京都の四大行事4
⑪京都の伝統芸能・茶花香道
⑫京都の伝統工芸
⑬京都人物列伝
⑭小京都と姉妹都市・友好都市
⑮総論
【担当】時本 義昭
【開講】前期 木4
人間と社会と法
■サブタイトル
現代日本における人権
■講義概要
日本国憲法が保障した平等は、法的な身分制度を否定しただ
けではなく、社会的な階層関係をも破壊した。その結果、一
方で、身分制度から解放された国民の活力は高度経済成長と
均質な社会を実現したが、他方で、平等意識に基づく無節操
な自己主張ははどめを失い無秩序と混乱をもたらした。いず
れにしても、日本の社会は憲法制定時からあまりにも変わっ
てしまい、いまや憲法制定者が予想もしなかった利益や自由
が人権の名の下に主張されている。そこで本講義では、人権
の歴史をふまえたうえで、社会的背景や訴訟理論にもふれつ
つ、新しい人権について裁判所の判決を中心に検討したい。
■到達目標
基本的な法的思考を身につけること。
■講義方法
原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を
進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノー
トを作成してもらいたい。
■系統的履修
法学入門か日本国憲法を受講していることを前提として講義
を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。
■成績評価の方法
レポート(100%)出席2/3以上の者を対象とする
■テキスト
特に指定しない。
■参考文献
佐藤幸治他編 『デイリー六法平成26年版』 三省堂
■履修上の注意・担当者からの一言
六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であ
るが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておく
こと。
■講義計画
①人権の歴史と分類
②憲法訴訟Ⅰ
③憲法訴訟Ⅱ
④日本国憲法の成立
⑤戦後史Ⅰ
⑥戦後史Ⅱ
⑦戦後史Ⅲ
⑧幸福追求権と新しい人権
⑨プライバシーの権利
⑩知る権利
⑪環境権
⑫自己決定権Ⅰ
⑬自己決定権Ⅱ
⑭裁判員制度Ⅰ
⑮裁判員制度Ⅱ
−136
−
2014_物質シラバス.indb 136
2014/03/10 15:38:26
【担当】清水 耕介
【開講】前期 月2
平和学入門
教養教育科目
共同開講︵共通︶
■成績評価の方法
小テスト(50%)In-class test
定期試験(50%)In-class test
■テキスト
特になし
■参考文献
授業の中で適宜指示します。
■履修上の注意・担当者からの一言
ビデオ教材などを使用する予定です。上映中の出入りは他の
受講生の迷惑になる場合もありますので、できるだけ遅刻し
ないようにしてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業の中でお知らせします。
■講義計画
①イントロダクション
②「人」の「権利」と平和
③ルワンダ1
④ルワンダ2
⑤見える紛争と見えない紛争
⑥暴力とは何か
⑦中間試験と講評
⑧第二次大戦 I
⑨第二次大戦 II
⑩第二次大戦の原因とは?
⑪領土問題 I
⑫領土問題 II
⑬紛争、文化、宗教
⑭まとめ
⑮最終試験と講評
総 合 科 目
■サブタイトル
平和学なんて忘れてしまえ!
■講義概要
平和という言葉はとても難しい言葉です。平和が何を意味するの
か?戦争の無い状態か、戦争の心配のない状態か、差別やいじめの
ない安心して生活できる状態か。よく「平和ボケ」という言葉も最
近聞きますが、平和は人々を「ボケ」させるのか、そのときの「平和」
とは何なのか。本当に「日本」は平和なのか。その平和は誰にとっ
ての平和なのか。平気で「平和ボケ」という言葉を使う事自体「平
和」でボケているのではないか。この講義では、様々な側面から「平
和」について考えていきたいと思います。具体的に取り上げる事象
は時間の関係から、ルワンダ、ホロコーストおよびパレスチナ/イ
スラエルに限られますが、これらの問題を通して現代の世界におけ
る平和について考え始めてもらえればと思います。
大人数の講義になった場合でもできるだけみなさんと直接議論して
いきたいと思いますが、コミュニケーション・ペーパーも使いなが
らみなさんとの意思疎通をはかりたいと思います。積極的な参加を
期待します。
■到達目標
自分なりの平和概念を持てるようになること、もしくはその
ための研究を始めること。
■講義方法
主として講義形式となる予定ですが、映画・ビデオなどの教
材をできるだけ使っていくつもりです。
■系統的履修
特にありません。
■授業時間外における予・復習等の指示
いくつかの映像資料については授業で放映しますが、個人的
に視聴できる場合には前もって観ておいてください。
【担当】宮 寛
【開講】後期 木3
平和学入門
■サブタイトル
「ここ」と「あそこ」を繋ぐ思考
■講義概要
平和学は様々な学問が重なり合っている分野です。また、何が「平和な状
態」であるかについても、統一見解があるわけではありません。本講義で
は、政治学(政治哲学)・国際関係論・グローバル市民社会論といった視
点から平和と暴力について考えていきたいと思います。授業では映画や音
楽などの教材も使いながら、核・ヒバクシャ、冷戦、ホロコースト、パレ
スチナ・イスラエル、イラク戦争などの事象を中心にとりあげていきます。
同時に、これらの問題・暴力と私たちの日常生活とがどのような関係にあ
るのかについてもできる限り受講生のみなさんと一緒に考えていきたいと
思います。さらに、オルタナティブメディアをとりあげつつ多様な視点の
可能性についても触れていきます。決まった「答え」がないからこそ、皆
さんの自由な思考で自分なりの「平和」概念を磨いてください。
大人数の講義になった場合は、コミュニケーション・ペーパーを通じて皆
さんとの意見交換をしていきたいと思います。積極的な参加を期待します。
■到達目標
自分なりの「平和」概念を追究し始めること。普段の会話の中で、
授業で扱った題材をはじめ時事問題を意識するようになること。
■講義方法
主として講義形式ですが、時々、映画・音楽などの視聴覚資
料も使っていく予定です。
■系統的履修
日本と国際社会A、日本と国際社会Bなど
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で扱った内容やニュースで知った内容で気になった点が
あったら、積極的にメモを書きためてください。気になった点・
質問をコミュニケーション・ペーパーやメールなどでお知ら
せしてもらえれば、できるだけ次の授業などで議論する時間
を確保したいと思います。
■成績評価の方法
小テスト(30%)第8回目の授業で実施します
レポート(70%)第1回目の授業(イントロ)で説明します
■テキスト
必要に応じて授業中にお知らせします。
■参考文献
必要に応じて授業中にお知らせします。
参考までに2013年度で鍾愛した参考文献の一覧を「資料」に掲載しておきます。
■履修上の注意・担当者からの一言
基本的にはリラックスして受講してもらうのが一番です。ただし、多
数の受講生が一つの教室を共有しますので、そのことを意識し、他の
受講生の学習の妨げとならないような行動・発言を心がけて下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業の中でお知らせします。
■講義計画
①イントロダクション
②ヒバクシャ 1
③ヒバクシャ 2
④暴力とは何か
⑤冷戦(後)と原子力「平和」利用
⑥暴力と思考1
⑦暴力と思考2
⑧1回目∼ 7回目の授業の整理:小テスト
⑨ホロコーストとは何だったのか1
⑩ホロコーストとは何だったのか2
⑪パレスチナとイスラエル
⑫パレスチナとイスラエル2:文化的暴力に抗して
⑬イラク戦争と世界経済
⑭オルタナディブな視点、情報、言葉
⑮まとめ
−137
−
2014_物質シラバス.indb 137
2014/03/10 15:38:26
【担当】高田 敏司
【開講】後期 木5
メディアにみる福祉
教養教育科目
共同開講︵共通︶
総 合 科 目
■講義概要
世界に例を見ない長寿化と少子化で、日本は人口の減少が進
んでおり、「超高齢・人口減少社会」に突入しています。右肩
上がりの経済成長を前提につくられた現在の社会保障制度は
抜本的な見直しが迫られています。
そこで政治や行政、医療・福祉関係者、住民の中からはさま
ざまな動きが起こっています。
本講義では現場で取材する新聞記者の立場から、社会保障に
ついて介護や医療、年金、雇用、生活保護、地方自治などの
観点から時事ニュースなどを例に解説するとともに、どのよ
うな課題があるのかも考えます。
■到達目標
福祉など社会保障をめぐる行政、住民、メディアの「いま」
の動きを広く知り、社会生活に向けて、最低限は必要な社会
保障の教養が身につくようにしたいと考えます。さらには自
分の問題として考えられる手がかりを示したいと思っていま
す。
■講義方法
新聞記事やテレビの特集番組などを素材にして講義します。
■授業時間外における予・復習等の指示
できるだけ新聞に目を通し、社会保障関連の動向に関心を持っ
てください。
■成績評価の方法
定期試験(100%)(人数によってはミニレポートを課すこと
もあります。その場合は試験90点、ミニレ
ポート10点とします)
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜、紹介します
■オフィスアワー・教員への連絡方法
質問などがあれば、気軽にメールで連絡下さい(taka8@mvd.
biglobe.ne.jp)
■講義計画
①超高齢・人口減少社会の到来
②介護保険創設の背景と仕組み
③介護保険の課題
④すすむケアの工夫
⑤障害者福祉の今とこれから
⑥日本の医療の特徴
⑦医師不足の深層
⑧がん医療、先端医療のトピック
⑨患者が医療を変える
⑩年金のいま
⑪生活保護と雇用保険
⑫少子化への対応
⑬福祉の軸となる雇用と教育
⑭負担と給付の選択肢
⑮地域自治と社会保障
【担当】幸重 忠孝
【開講】後期 木3
メディアにみる福祉
■サブタイトル
身近なメディアから福祉を感じる
■講義概要
学生生活を過ごす中で「福祉」を身近に感じることは少ない。
しかし、実は私たちの身近なところに福祉の課題や福祉サー
ビスが存在している。この講義では、学生にとって身近なメ
ディア(新聞、テレビ、インターネット、小説、コミックス、
映画など)の中で表現されている福祉を題材に、様々な福祉
課題や福祉サービスを講義を通して深めていくこととする。
■到達目標
・福祉とは身近なテーマであることを知る
・様々なメディアから福祉課題や福祉サービスを知る
・メディアによる福祉の表現の問題を学ぶ
■講義方法
講義の前半は、各回ごとのメディア教材(映画、ドラマ、コミックス、小説、インター
ネットなど)を紹介
※過去の講義で活用した題材
映画「誰も知らない」「ジョゼと虎と魚たち」「ウイニング・パス」「青い鳥」
TVドラマ「だいすき!!」
「瞳」
「どんまい」
「僕と彼女と彼女の生きる道」
「エンジン」
コミック・自叙伝『リアル』『ヘルプマン』『Flower』『ツレがうつになりまして。』
『ホームレス中学生』
他各種ドキュメンタリー番組、新聞記事、ホームページ
講義の後半は、使った教材による福祉課題が何なのかと福祉サービスの解説を行う
講義終了後、課題レポートによって学生自身の考察を深める
■授業時間外における予・復習等の指示
課題コミック、映画・ドラマの視聴と課題レポート(授業内
レポートとの選択)
■成績評価の方法
レポート(100%)講義時のレポート試験か講義終了後に自宅
での課題レポートを選択
■テキスト
特になし
■参考文献
二通諭 『映画で学ぶ特別支援教育』
全国障害者問題研究会
1,785円
講義では使いませんが、講義で使う以外の映画もたくさん紹
介解説している文献です。
■履修上の注意・担当者からの一言
1.視覚教材の視聴中に他者への迷惑になる行為を行った場
合は退室も含め厳しく対処します。
2.課題で指定された映画やドラマ、コミックなどは各自で
レンタルなどをして視聴してもらいます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
教員のホームページやブログを活用
■講義計画
①オリエンテーション
②身体障がい
③知的障がい
④精神障がい
⑤高齢者介護
⑥介護従事者
⑦子どもの貧困
⑧子ども虐待
⑨施設で生活する子ども
⑩ひとり親家庭
⑪生活困窮
⑫発達障がい
⑬災害における福祉
⑭若者への福祉
⑮まとめ
−138
−
2014_物質シラバス.indb 138
2014/03/10 15:38:26
学部内共通科目
(物質化学科)
カナ
科 目 名
MOT演習
担 当 者
ページ
月1
141
前期
火5
141
後期
月2
142
科学技術英語
岩澤 哲郎
後期
月2
142
科学技術英語
内田 欣吾
後期
月2
143
科学技術英語
大柳 満之
後期
月2
143
科学技術英語
白神 達也
後期
月2
144
科学技術英語
富
欣也
後期
月2
144
科学技術英語
中沖 隆彦
後期
月2
145
科学技術英語
林 久夫
後期
月2
145
科学技術英語
藤原 学
後期
月2
146
科学技術英語
宮武 智弘
後期
月2
146
科学技術英語
和田 博
後期
月2
147
化学基礎実験
宮武 智弘
後期
金3∼5
147
但馬 亨
青井 芳史/岩澤 哲郎/内田 欣吾/
学外実習(キャリア実践実習)/ 大柳 満之/白神 達也/富 欣也/
学外実習
中沖 隆彦/林 久夫/藤原 学/
宮武 智弘/和田 博
環境科学
藤原 学
前期
月1
148
前期
集中
148
前期
金2
149
技術者倫理
田岡 直規/細谷 陽三
前期
集中
149
㴄
キャリアデザイン
澤田 幸子/天野 勉/柳生 利恵
前期
木2
150
瀧井 智美
前期
金3
151
大柳 満之/塩見 洋一
前期
集中
152
㴆
キャリアプランニング
グローバル人材育成プログラムⅠ/
海外キャリア実践教育及び実習A
グローバル人材育成プログラムⅡ/
海外キャリア実践教育及び実習 B
計算機基礎実習Ⅰ
大柳 満之/塩見 洋一
前期
集中
152
三浦 雅展
前期
木4・木5
153
㴂
MOT概論
科学思想史
㴈
㴊
㴎
㴒
㴘
㴢
㴬
計算機基礎実習Ⅱ
岩澤 哲郎
後期
木3・木4
153
工学概論
泉田 信也
前期
木1
154
工業経済
齊藤 進
後期
金4
154
資源エネルギー論
青井 芳史
後期
金2
155
自然観察実習
横田 岳人/丸山 敦/近藤 祥子
前期
水3∼5
155
情報学概論
杉山 久佳
前期
木5
156
情報と職業
北林 雅俊
前期
集中
156
生態学概論
山中 裕樹
後期
月2
157
生体情報概論
椙崎 弘幸
前期
金2
157
生物学概論Ⅰ
鈴木 孝仁
前期
月1
158
生物学概論Ⅱ
鈴木 孝仁
後期
月1
158
生物学実験
横田 岳人/竹内 圭介
後期
水3∼5
159
地域環境概論
竺 文彦/遊磨 正秀
前期
木2
159
地学概論Ⅰ
桑原 希世子
前期
月3
160
地学概論Ⅱ
塩野 清治
後期
水2
160
地学実験
桑原 希世子/塩野 清治
前期
水3∼5
161
地球環境概論
市川 陽一/宮浦 富保
後期
火1
161
知的財産概論
藤河 恒生
後期
水3
162
人間工学
橋本 正治
前期
水1
162
物理実験
左近 拓男
前期
月3∼5
163
学部内共通
後期
科学技術英語
長谷 智弘
長谷 智弘/安藤 信行/加藤 正浩/
佐藤 研司/神野友香子/谷口 清志
青井 芳史
㳿
2014_物質シラバス.indb 139
開講曜講時
2014/03/10 15:38:26
2014_物質シラバス.indb 140
2014/03/10 15:38:27
【担当】長谷 智弘
【開講】後期 月1
MOT演習
MOT概論
■履修上の注意・担当者からの一言
前期開講の「MOT(技術経営)概論」の知識を前提とするた
め、本科目の履修登録は「MOT(技術経営)概論」の単位合
格者に限る。
■講義計画
①総論
②マーケティング・戦略論
③マーケティング・戦略論に関する事例演習(1)概論、SW
OT
④マーケティング・戦略論に関する事例演習(2)戦略、戦術
⑤財務・会計および労務・組織
⑥財務・会計および労務・組織に関する事例演習(1)簿記、B/
S、P/L
⑦財務・会計および労務・組織に関する事例演習(2)経営分析
⑧情報管理
⑨情報管理に関する事例演習(1)インターネットショッピング
⑩情報管理に関する事例演習(2)SE
⑪生産管理
⑫生産管理に関する事例演習(1)在庫管理
⑬生産管理に関する事例演習(2)生産計画
⑭ビジネスプランの作成方法
⑮まとめ
学部内共通
■講義概要
本演習は、本学卒業生が就職後、企業において中核的な技術
と経営の分かる人材として活躍が出来るだけの知識の修得、
大学発ベンチャーの出来る人材の育成を目指して開講する。
そのために、(1)マーケティング・戦略論、(2)財務・会
計および労務・組織、
(3)情報管理、
(4)生産管理などを中
心に、演習を通じて応用を重視した実践的なManagement of
Technology(MOT:技術経営)教育を身に付ける。
■到達目標
技術者として知っておいてほしい経営全般の知識、起業マインド
■講義方法
各分野の専門の講師によるチェーンレクチャーとする。
■系統的履修
MOT(技術経営)概論
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に課される宿題課題と、復習課題を必ずすること。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)
レポート(50%)
各講師より出される課題のレポート内容、発表・討論などを
勘案した総合点で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
【担当】長谷 智弘、安藤 信行、加藤 正浩、佐藤 研司、神野 友香子、谷口 清志
【開講】前期 火5
■サブタイトル
技術経営入門
■講義概要
本講義は、本学卒業生が就職後、企業において中核的な技術
と経営の分かる人材として活躍が出来るだけの知識の修得、
大学発ベンチャーの出来る人材の育成を目指して開講する。
そのために、
(1)マーケティング・戦略論、
(2)財務・会計、
(3)労務・組織、(4)生産管理・情報管理・流通管理など、(5)
法務・知財(特許)
・標準化(品質管理など)を、バランス良
く総合的に学べる内容になっている。応用を重視した実践的
なManagement of Technology(MOT:技術経営)教育プロ
グラムの構成とする。
■到達目標
技術者として知っておいてほしい経営全般の知識、起業マインド
■講義方法
各分野の専門の講師によるチェーンレクチャーとする。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に課される宿題課題と、復習課題を必ずすること。
■成績評価の方法
レポート(100%)
講師ごとに出される課題のレポート内容などを勘案した総合
点で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
後期開講の「MOT演習」を受講を希望するものは、本科目を
受講すること。
■講義計画
①総論
②企業経営理論(1)企業形態・株式会社
③企業経営理論(2)経営計画・マーケティング
④企業経営理論(3)経営戦略
⑤企業経営理論(4)競争戦略
⑥財務・会計(1)概論・会計原則
⑦財務・会計(2)損益計算書・貸借対照表
⑧財務・会計(3)安全性・収益性・生産性分析
⑨財務・会計(4)損益分岐点分析
⑩人事・労務・組織
⑪運営管理:生産・販売・流通・在庫・情報化
⑫法務:会社設立・運営
⑬知的所有権:特許
⑭標準化動向(品質・環境・労務)
⑮まとめ:ビジネスプランの作成方法
−141
−
2014_物質シラバス.indb 141
2014/03/10 15:38:27
【担当】青井 芳史
【開講】後期 月2
科学技術英語
学部内共通
■講義概要
本講義では、4年生で本格的に特別研究を行うに当たり必要
となってくる、専門性の高い英語の習得を目的とする。教材
として英文の専門書および実際の学術論文を用い、受講者全
員で読み進んでいく。単なる英語の読解にとどまらず、論文
の内容に関する理解も重要である。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎),F2(○)
4年次に行う特別研究で必要となってくる専門性の高い英語
(F2)が習得でき、4年次の特別研究の内容等に関しても理解
(E1)できるようになること。
■講義方法
・英文の専門書および実際の学術論文を用い受講者全員で読
み進めていくことによって、学習・教育到達目標E1を達成
する。
・科学論文に特有な英語表現を学ぶことによって、学習・教
育到達目標F2を達成する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義までに必ず自分の担当の学術論文を読んでおくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(70%)毎回の予習状況、発表態度
小テスト(30%)単語、英文和訳、和文英訳
■テキスト
講議時にプリントを配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
英語を単に訳すだけでは不十分です。書いてある内容を理解
して初めて読めたことになります。とにかく数をこなして慣
れることが大事です。面倒がらずに英文にチャレンジしてく
ださい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4、5講時に設けています。また、
質問は随時受け付けます。
■講義計画
①科学技術英語の基礎
②英文の専門書を読む−Introduction
③英文の専門書を読む−Introduction
④英文の専門書を読む−Crystalline Versus Amorphous Solids
⑤英文の専門書を読む−Elementary Crystallography
⑥英文の専門書を読む−Traditional Versus Advanced Ceramics
⑦英文の専門書を読む−General Characteristics of Ceramics
⑧英文の専門書を読む−Applications
⑨英文の専門書を読む−The Future
⑩英語学術論文についての解説、読み方
⑪英語学術論文を読む−AbstractとIntroduction
⑫英語学術論文を読む−Experimental
⑬英語学術論文を読む−Results and Discussion
⑭英語学術論文を読む−Conclusion
⑮英語学術論文のレジュメの作成
【担当】岩澤 哲郎
【開講】後期 月2
科学技術英語
■講義概要
目的は「卒業研究に必要な英語の習得」及び「学術雑誌や論
文に対する理解」等に置く。本講義は「物質化学研究デザイ
ン演習」と関連付けながら進める。次年度(4年生時)の卒
業研究時に必要なコミュニケーションにおける英語力、学術
雑誌に記載の実験項を読解する能力を養うことに注力する。
■到達目標
学習・教育到達目標E1:(◎),F2(○)
・卒業研究の内容に深い関わりを実験項の英文読解を通じて
学習・教育到達目標E1を達成する。
・卒業研究の内容に深い関わりを持つ英単語や表現方法の習
得を通じて学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
1.配布プリントを用いて講述する。
2.英文読解の際には予習復習を前提とし、宿題を与える。
■系統的履修
化学英語演習、物質化学研究デザイン演習
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に力点を置く復習の項目について説明します。また、
次回講義時の範囲を説明しますので、予習の項目について説
明します。
■成績評価の方法
レポート(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
予習復習をしっかりと行ってください。
■講義計画
①ガイダンス、実験ノートにおける英語
②実験操作方法に関する英語表現
③実験ノート等に関する英語表現
④再結晶操作に関する英語表現
⑤カラム精製等に関する英語表現
⑥研究室における安全事項に必須な英単語
⑦実験器具等の使用時において必要な英語表現
⑧実験結果の報告時における英語表現
⑨研究発表における英語表現
⑩実験項における英語の基礎
⑪実験項における英語の基礎
⑫学術論文を読む際の基本的な英語表現
⑬学術論文のランク付けに関する英語
⑭学術論文のイントロダクションの読み方
⑮学術論文のイントロダクションの読み方
−142
−
2014_物質シラバス.indb 142
2014/03/10 15:38:27
【担当】内田 欣吾
【開講】後期 月2
科学技術英語
■テキスト
講義開講前にpdfファイルでテキストを配布する。
■参考文献
Ben.L.Feringa 『Molecular Switches』
Wiley-VCH
■履修上の注意・担当者からの一言
英語を単に訳すだけでは不十分です。書いてある内容を理解
して初めて読めたことになります。数多くの英文を読むこと
が読解力アップへの唯一の道です。
■講義計画
①英文の専門書を読む(1)
②英文の専門書を読む(2)
③英文の専門書を読む(3)
④英文の専門書を読む(4)
⑤英文の専門書を読む(5)
⑥英文の専門書を読む(6)
⑦英文の専門書を読む(7)
⑧英文の専門書を読む(8)
⑨学術論文の種類と内容・英文の原著論文を読む(1)
⑩英文の原著論文を読む(2)
⑪英文の原著論文を読む(3)
⑫英文の原著論文を読む(4)
⑬英文の原著論文を読む(5)
⑭英文の原著論文を読む(6)
⑮まとめと試験
⑯1∼8回目まではフォトクロミック、ジアリールエテンの
総説Chem.Rev.2000を輪読する。毎年学生のレベルにより
進行速度が異なる。9∼14回目は、その年の最新の論文を
輪読する。論文はその年の最新のものを使うので、ここで
は記載できない。
学部内共通
■講義概要
本講義では、4年生で始まる特別研究に備え、専門性の高い
英語の習得を目的とする。教材は、当研究室の研究に関連す
る英文総説を選び、内容を理解しながら英文和訳を進める。
期末に、全学習範囲の中から、英文和訳と化学的内容を問う
試験を行い、成績を評価する。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎),F2(○)
4年次に行う特別研究で必要となってくる専門性の高い英語
が習得できる。これにより学習・教育到達目標F2を達成する。
また、実際の特別研究の分野の英語を教材として用いるため、
4年次の特別研究の内容等に関しても理解できる。これによ
り学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
英文の専門書および実際の学術論文を用い受講者全員で読み
進めていく。英文の和訳と共に書いてある内容に対しての説
明等も同時に行う。適宜小テストを行う。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習
■授業時間外における予・復習等の指示
次週の英文和訳の担当箇所を指示するので、各担当者は責任
をもって担当箇所を和訳し、内容を説明できるように予習し
ておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)毎授業の予習を行い、英文和訳と内容の説
明ができる
小テスト(20%)学期末に全範囲から英文和訳と化学的な内
容を問う試験を行う
【担当】大柳 満之
【開講】後期 月2
科学技術英語
■サブタイトル
科学技術論文の読み方を習得する
■講義概要
「科学技術英語」は、来年度研究室仮配属が決定している学生に対し
て行う授業であるので、同じメンバー授業が行われる「研究デザイン
演習」とリンクさせたかたちで行う。具体的には、研究室で取り組ん
でいる幾つかのプロセスに関連した基本的な学術論文を選び、論文の
成り立ちを詳しく説明する。授業では、主語、述語、……原詞構文な
ど文法的なところをしっかり抑える訓練をする。論文は、セラミック
スの分野では学術的レベルの高いとされるアメリカセラミックス学会
の雑誌を中心にその中から選定する。英語の読み方、音読も行う。海
外からの教授が訪問されたときは、この授業にも出来るだけお呼びし
て、討論や講演を通して生の英語を聞く機会を積極的に企画する。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎),F2(○)
英語の学術論文を自分で探すことによって、学習・教育到達目
標E1を達成し、努力さえすれば自分で読むことが出来るような
技術を習得することによって、学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
学術論文は、教員が選定する。授業終了時に次回に読んで訳して来て
もらう箇所を予め通知する。予習をしてきたことを前提に、その通知
した部分を順番に読んでいく。先ず、一文ずつ全員で音読し、ランダ
ムに訳してもらう人を当て、一人一文ずつ訳してもらう。最初は意味
が通じなくても直訳してもらう。その後、構文など文章を解析した上
で、意訳をしてもらい、最後に答えを言う。この繰り返しを行っていく。
■系統的履修
3年前期の化学英語の履修が不可欠。
■授業時間外における予・復習等の指示
与えられた学術論文の毎回指定された箇所を授業の予習・復習時に少な
くとも3回は、音読の練習を行う。予習では、ノートに訳を書き、復習
では、教員が訳した内容を参考にノートの別の箇所に清書する。最後に、
論文すべてを項目別に訳して、図表を添付したレポートを提出する。
■成績評価の方法
レポート(100%)レポートが指示通りできているか。また、
その体裁、内容、適切性を評価する。
毎回の授業での平常点を中心に評価する。
■テキスト
アメリカセラミックス学会誌などから適宜論文を選択して使用
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
この講義は、欧文学術論文の読み方を習熟することを目的と
している。従って、予習を充分にやってこないと授業につい
ていけないことを承知しておくこと。
■講義計画
①学術欧文誌論文の構成と読み方入門
②SPS of Al2O3 Abstract研究の解説
③SPS of Al2O3 Introductionと研究分野の解説
④SPS of Al2O3(Experimantal)Starting powder and SPS process
⑤SPS of Al2O3(Experimantal)Sintering procedure
⑥SPS of Al2O3(Experimantal)Characterization techniques
⑦SPS of Al2O3(Results)Temperature and time effect
⑧SPS of Al2O3(Results)Pressure and heating rate effect
⑨SPS of Al2O3(Results)Pulse-Sequence effect
⑩SPS of Al2O3(Discussion)Densification
⑪SPS of Al2O3(Discussion)Grain growth
⑫SPS of Al2O3(Discussion)Microstructure feathures
⑬SPS of Al2O3(Discussion)Mechanical behaviors
⑭SPS of Al2O3(Conclusion)研究成果のまとめ
⑮レポート作成の要領の解説 全体を通した質問
−143
−
2014_物質シラバス.indb 143
2014/03/10 15:38:27
【担当】白神 達也
【開講】後期 月2
科学技術英語
学部内共通
■サブタイトル
研究活動に使用する技術用語を正確に把握する。
■講義概要
近年の科学技術を学び、またみずからが情報発信していくに
は英語は不可欠のツールとなってきた。もはや英語は科学技
術の分野で共通の言語となったといっても過言ではない。実
際の英語力が必要なのはもちろんのこと、専門用語や独特の
言い回しに習熟しないと主張したいことも伝えられないし、
必要な情報が得られないといった事態にもなる。公教育機関
で長年英語教育を受けてきて英語に自信がある人でも最初は
とまどいが多いものである。本演習では特に専門の文章への
「慣れ」を重視し、おのおのが全く違った英語の長文を読解す
ることにより、よりスムーズに研究生活に入れるように訓練
することを目的とする。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)、F2(○)
科学技術の専門用語や独特の言い回しを理解することによっ
て、学習・教育到達目標E1を達成する。
英語に対する慣れと、キーボードでの英文の早打ちを通して、
学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
全員に異なるテキストを初日に提示、あるいは配布する。10
人前後のセミナー方式で行う。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
出席は予習を原則とする。予習を行わずに出席をしても、欠
席あるいは遅刻扱いとする。
■成績評価の方法
レポート(100%)毎回行うレポートを採点対象とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
この演習は演習時間外の予習が中心となる。十分な予習を行っ
てこなかった人には、その当日の演習受講資格はないものと
見なす。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1号館210号室に訪ねてくれば、可能な限り対応する。
■講義計画
初日に提示する。
【担当】富 欣也
【開講】後期 月2
科学技術英語
■講義概要
研究者・技術者として社会に貢献するためには、英文で記述された研究論文
等から情報収集することが必須である。ここでは、4年生で始まる特別研究
に備えて、英文の専門書や実際の研究論文を教材として用い、内容を理解し
ながら英文和訳を進める。更に、研究成果を英文で発表する際に必要となる
有機合成化学および生物化学に関する和文論述の英訳にも挑戦する。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎),F2(○)
専門分野に近い内容の英文学術論文等を輪読し、化学論文特有の英
語表現に慣れることによって、学習・教育到達目標E1を達成する。
和文英訳の反復学習により研究者・技術者としての英語による基
本的な情報交換能力を身につけることによって、学習・教育到達
目標F2を達成する。
■講義方法
英文の専門書および実際の学術論文を用いて、受講者全員で英文
を読み、書き、和訳する。予習を前提とし、毎週必ず発表する機
会が与えられる。毎週必ず小テストを実施する。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回課される宿題、レポートの作成および小テストの勉強をする
こと。
■成績評価の方法
小テスト(50%)英単語テスト、和文英訳テスト
レポート(50%)
毎回の予習状況、発表態度および小テストなどの結果により総合
的に判定する。
■テキスト
随時指定する。
■参考文献
必要に応じて化学英語雑誌等を配布する。
■講義計画
①General Remarks
②Amino Acids and Proteins(1): Introduction
③Amino Acids and Proteins(2): Structures and Names
④Amino Acids and Proteins(3): Amino Acids as Dipolar Ions
⑤Amino Acids and Proteins(4): Synthesis of Alpha-Amino Acids
⑥Amino Acids and Proteins(5): Resolution of DL-Amino Acids
⑦Amino Acids and Proteins(6): Primary Structures of Polypeptides
and Proteins
⑧Amino Acids and Proteins(7): Protein and Polypeptide Synthesis
⑨Amino Acids and Proteins(8): Secondary and Tertiary Structures
⑩Amino Acids and Proteins(9):
Alpha-Helix and Beta-Sheet Formations
⑪Molecular Structure of Nucleic Acids(1):
Watson-Crick model, Introduction
⑫Molecular Structure of Nucleic Acids(2):
Pauling-Corey Model
⑬Molecular Structure of Nucleic Acids(3):
Watson-Crick model, Results
⑭Molecular Structure of Nucleic Acids(4):
Watson-Crick model, Discussion
⑮Summary
−144
−
2014_物質シラバス.indb 144
2014/03/10 15:38:27
【担当】中沖 隆彦
【開講】後期 月2
科学技術英語
■成績評価の方法
平 常 点(70%)毎回行う日本語訳から判断する。
レポート(30%)授業の最後に雑誌会形式のレジメを提出し
てもらい、理解度から判断する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①学術論文の輪読にあたり、概要説明
②学術論文の輪読・Introduction1回目
③学術論文の輪読・Introduction2回目
④学術論文の輪読・Experimental1回目
⑤学術論文の輪読・Experimental2回目
⑥学術論文の輪読・Results and Discussion1回目
⑦学術論文の輪読・Results and Discussion2回目
⑧学術論文の輪読・Results and Discussion3回目
⑨学術論文の輪読・Results and Discussion4回目
⑩学術論文の輪読・Results and Discussion5回目
⑪学術論文の輪読・Results and Discussion6回目
⑫学術論文の輪読・Results and Discussion7回目
⑬学術論文の輪読・Conclusions1回目
⑭学術論文の輪読・Conclusions2回目
⑮輪読した論文の総括
学部内共通
■講義概要
3年生前期の「化学英語演習」で化学に関する基礎的な単語、
熟語などを学んだので、後期の本授業では化学英語のアドバ
ンスコースに位置付けて、より専門性の高い英語を学習する。
教材としては実際の学術論文を用い、詳しい解説を加えなが
ら、受講者全員で読み進んでいく。論文を読み終えると4年
生で行う雑誌会と同じ形式のレジメを提出する。
■到達目標
学習・教育到着目標:E1(◎),F2(○)
学術論文を読むことにより実践的なテクニックを学ぶことが
でき、学習・教育到着目標E1を達成する。
英語学術論文を読むことによりコミュニケーションの基礎とな
る語彙を増やすことができ、学習教育到着目標F2を達成する。
研究室で頻繁に使う基礎的な英語を習得すること、また実践
的な学術論文を教材として用いているので4年生のセミナー
(雑誌会)とのスムーズな連携が可能にする。英語ばかりでは
なく論文の内容についても考えながら授業を行うので論文の
書き方、測定方法などについても習得する。
■講義方法
英語の和訳を事前にノートに書いてくることが原則です。そ
れを授業時間に全員に当て、適宜解説をしながら進めていき
ます。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
英語の和訳をノートに1行おきにやっておいてください。単
語の復習は毎回行っておいてください。
【担当】林 久夫
【開講】後期 月2
科学技術英語
■講義概要
国際的な場で科学技術に関する情報を交換する場合、語学能力は不可欠で
ある。とりわけ事実上の国際語である英語の能力は欠かせない。英語を読
み、書き、聞き、話せることはいずれも必要である。これらができること
を最終目標とすべきであるが、学部学生としては、科学論文の形で英語に
接することが圧倒的に多い。本講では、簡単な英語の科学論文を読みこな
せることを目標とする。前半では、科学技術に関する平易な内容のプリン
トを配布し、輪読することにより、英語の論文・解説などで用いられる言
い回し・単語・慣用句などの基礎知識を確認する。後半では、学生各自が
興味ある英文の科学記事・解説等を調査し、熟読の上、全員の前で発表する。
■到達目標
学習・教育到達目標E1:(◎),F2:(○)
下記の項目1の能力を身につけることにより、学習・教育到達目標E1を達成する。
下記の項目2の能力を身につけることにより、学習・教育到達目標F2を達成する。
1.専門分野に近い内容の科学技術論文等を時折辞書を参照しながら読めるよう
になる。
2.科学論文に特有な英語表現やこれまでに学んだ英語の力を科学技術情報の交
換に役立つ道具として利用できる。
■講義方法
少人数(8 ∼ 12名程度)により、専門分野に近い内容の科学技術論文等を輪読する。
学生は予習をしてくることを前提とし、毎週必ず発表する機会を与えられる。
■系統的履修
化学英語演習、英語セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
最低限、次回に学習する範囲の予習をしてくることを前提として
授業を行うので、毎回最後に指示する範囲については、どの個所
であれ、各自が自分の言葉で説明できるように準備しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)
小テスト(50%)
毎回の発表態度、質問状況ならびに随時行う宿題、小テスト
などの結果により総合的に判定する。
■テキスト
『随時指定する』
最初の講義のときにプリントを配布する
■参考文献
必要に応じて科学英語雑誌等を配布する
■履修上の注意・担当者からの一言
週一回の大学における演習だけでは充分な学習効果は期待で
きないので、予習・復習を充分に行うこと。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
学科のホームページで周知するものの他、適宜指導を行う。
■講義計画
①General Remarks for Laboratory Practices
②Precaution against Accidents and First-aid Treatement
③Accidents that may occur in Laboratory
④First-aid Treatment in Accidents
⑤Basic Elements in Chemistry Laboratory
⑥Practice for Safety
⑦Basic Techniques in Laboratory
⑧Conservation of Elements
⑨Confirmation of the Amount of Substance
⑩Molecular Mass of Gases
⑪Heat of Reaction and Hess's Law
⑫Neutrilization Titration
⑬Ionization Tendency of Metals
⑭Polymers
⑮Summary
−145
−
2014_物質シラバス.indb 145
2014/03/10 15:38:27
【担当】藤原 学
【開講】後期 月2
科学技術英語
学部内共通
■講義概要
4年次において特別研究を行う際には、前処理や最新の分析
手法を調べるために英語論文を読むことが必要になってくる。
また、論文をまとめる際にも参考論文としての英語論文を収
集し読むことは必須である。「科学技術英語」では、それの準
備として科学に関する読み物を受講生で読み進めていく。そ
こでは、専門用語を学ぶとともに、科学法則の再確認も行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎),F2(○)
科学英語に必要な英単語の意味と用法を習得するとともに、
グループ内で自分の意見を発表するなど、今後理系の学生と
していろいろな場面で必要とされる基本的な力を身につける。
特別研究に関連した英語文献を講読することにより、分析・
物理化学・環境化学についての高度な専門知識(E1)と英語
によるコミュニケーション基礎技術(F2)を習得する。
■講義方法
本科目では、受講生全員で同じ英文を読み、順次訳していく。
重要な単語はb辞書を用いて確認する。関連した事項につい
ては説明するとともに、適宜受講生の理解度をチェックする。
場合によっては、テープ教材も活用し、リスニングの力を向
上させる。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
配布された資料に目を通しておくこと。また、次回授業まで
に単語などを調べておくこと。
■成績評価の方法
平常点(100%)課題(英文の和訳ならびに関連事項の説明)
毎回、辞書を持参すること。授業中における課題について総
合的に評価する。そのため授業に積極的に参加することを求
める。
■テキスト
テキストは講義中に配布する。
■参考文献
資料等は講義時に指示する。
■講義計画
①はじめに(授業の進め方の説明と単語チェック)
②課題(1)∼(5)
③単語チェック・演習
④課題(6)∼(9)
⑤課題(10)
(11)
・演習
⑥総合演習
【担当】宮武 智弘
【開講】後期 月2
科学技術英語
■講義概要
4年次の特別研究においては様々な研究論文を読み参考にす
ることが必須となるが、その多くは英語で書かれている。こ
こでは、研究論文の読解能力を身につけることを目標とし、
そこで多く使われる英文表現や専門用語を実際の研究論文を
題材にして学ぶことになる。
■到達目標
学習・教育到達目標E1:(◎),F2(○)
研究論文で多く出てくる専門用語(英語)を身に着け、研究
論文の内容を理解することで、学習・教育到達目標E1を達成
する。
技術系の英文を読み、よく用いられる英文表現を学ぶことに
より、学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
化学の教科書レベルの英文から読み進め、徐々に専門的な内
容に移行し、最後は研究論文の読解に挑戦する。英文に書か
れている内容を理解することに重きを置きながら進め、特に
複雑な文章については、その文法についても解説する。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
英語の理解には自学習が大変重要である。資料等を配布し、
予復習の内容を適宜指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(60%)口頭試問
小テスト(40%)
■テキスト
特になし
■参考文献
演習時に適宜紹介する。
■講義計画
①化学英語の特徴と学習法
②英語の文型
③簡単な英作文(1)基本文型
④簡単な英作文(2)修飾語句
⑤簡単な英作文(3)関係代名詞
⑥化学英文の読解(1)基本文型
⑦化学英文の読解(2)修飾語句
⑧化学英文の読解(3)関係代名詞
⑨化学英文の読解(4)教科書を読む
⑩化学英文の読解(5)実験操作法
⑪研究論文の読解(1)研究論文の構成
⑫研究論文の読解(2)実験結果
⑬研究論文の読解(3)考察
⑭研究論文の読解(4)まとめ
⑮試験・まとめ
−146
−
2014_物質シラバス.indb 146
2014/03/10 15:38:28
【担当】和田 博
【開講】後期 月2
科学技術英語
■講義計画
①オリエンテ−ション
②化学英語の文章に親しもう(1)
化学に関する英文テキストを読む
③化学英語の文章に親しもう(2)
化学に関する英文テキストを読む
④化学英語の文章に親しもう(3)
元素の英語名に親しむ
⑤化学英語の文章に親しもう(4)
英語の周期表に親しむ
⑥化学英語の文章に親しもう(5)
数の英語表現
⑦化学英語の文章に親しもう(6)
数や図形の英語表現
⑧化学英語の文章に親しもう(7)
課題テスト
⑨化学英語の文章に親しもう(8)
世界標準の化学テキストを読む
⑩化学英語の文章に親しもう(9)
世界標準の化学テキストを読む
⑪化学英語の文章に親しもう(10)
世界標準の化学テキストを読む
⑫化学論文を読みこなそう(1)
先輩の書いた英語論文を読む
⑬化学論文を読みこなそう(2)
先輩の書いた英語論文を読む
⑭文献紹介のためのスライド作成
⑮みんなの前で英語の化学論文を紹介しよう
学部内共通
■講義概要
国際化時代においては、英語による情報収集と情報発信が不
可欠である。それら情報収集や情報発信には、今まで中学・
高校及び大学の初学年で学んできた文学的英文とは大きく異
なり、たくさんの専門用語や科学的表現がはいった技術英語
が用いられる。この科学技術英語では、前期で学んだ化学英
語演習を基礎にして、自分自身で海外から科学や技術に関す
る最新情報を収集したり、情報発信するための、応用能力を
身につけることをねらいとする。
■到達目標
学習・教育到達目標E1:(◎),F2(○)
科学技術に関する英文の読解力を中心にして、英作文力も身
につけるようにする。
■講義方法
基本的には、セミナー形式でプリントを講読しながら進める。
■系統的履修
化学英語演習
■授業時間外における予・復習等の指示
担当の英文の和訳は、授業中でみんなの前で発表できるよう
に十分に予習しておくことが必用です。
■成績評価の方法
その他(100%)
授業中に実施する小テストと口頭での最終発表で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
【担当】宮武 智弘
【開講】後期 金3・金4・金5
化学基礎実験
■講義概要
物質を構成している元素やイオンを識別し、組成を正しく決定する化学的
手法を実験を通して習得する。ここで学ぶ実験操作は、3年、4年次に実
施される物質の合成・評価に関する実験の基礎であり、物質化学を学ぶ
学生にとっては最も重要な基礎科目の1つである。単に実験の操作を習
得するだけではなく、実験操作の背後にある化学理論を理解し、実験結
果を吟味・考察し、報告書にまとめる訓練を行う。実験レポートの作成は、
実験結果の精度と信頼性の検討、実験結果の解析・考察などを通して各
人が将来科学技術論文を作成するための基礎訓練と位置づけている。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3(◎),F1(○)
化学実験の基本操作を身に着け、自らの手で実験を行いながら、実験
結果について考察することによって、学習・教育到達目標D3を達成する。
実験結果をまとめ、報告書を作成する能力を身に着けることで、学習・
教育到達目標F1を達成する。
■講義方法
化学実験室で各人に配布された実験器具を用いて「化学実験
書」に記載された内容の実験を個人単位で行う。 実験レポー
トと演習問題の解答は毎回提出を義務づけている。
■系統的履修
物質化学総論、分析化学
■授業時間外における予・復習等の指示
実験の目的、内容、および試薬等の危険性をしっかりと理解した
上で実験を行うことが重要であり、受講前の予習は必須である。
また、実験の後のレポート作成および演習課題により、復習を行
う。予習・復習の方法については、担当者より適宜指示する。
■成績評価の方法
予習(10%)、実験操作(10%)、実験レポート(50%)
、演習
課題(20%)、小テスト(10%)
■テキスト
龍谷大学理工学部編「化学実験書」をガイダンス時に配付する。
■参考文献
化学同人編集部編 『化学実験を安全に行うために』 化学同人
化学同人編集部編 『続化学実験を安全に行うために』 化学同人
■履修上の注意・担当者からの一言
この講義は実験であるので原則として補講は行わない。欠席
はしない事。やむを得ない理由で欠席する場合は必ず宮武(内
線7467)あるいは前田(内線7593)まで連絡する事。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
随時TA、担当教員が質問を受け付ける。
■講義計画
①ガイダンス(実験に臨む心得・安全意識・レポートの書き方・
基本操作・準備と後始末)・定性分析の基礎
②定性分析(1属陽イオンの系統分析)
③定性分析(2属陽イオンの系統分析)
④定性分析(3属陽イオンの系統分析)
⑤定性分析(4属陽イオンの系統分析)
⑥定性分析(5属陽イオンの系統分析)
⑦未知試料の定性分析(未知陽イオンの系統分析)
⑧容量分析の基礎
⑨容量分析(標準溶液の調製と標定)
⑩容量分析(酸塩基滴定)
⑪容量分析(酸化還元滴定)
⑫容量分析(キレート滴定)
⑬水質分析
⑭演習・実験の後始末
⑮まとめ
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2014_物質シラバス.indb 147
2014/03/10 15:38:28
【担当】但馬 亨
【開講】前期 月1
科学思想史
学部内共通
■サブタイトル
ヨーロッパにおける近代科学・技術の成立と発展についての通史
■講義概要
現代世界において,科学・技術の問題に触れずして人類の知
識総体の理解を行うことはまず不可能であろう.しかし,こ
のように強大な影響力は古代の段階においてすでに得られて
いたのであろうか.当講義では,発展過程でその本質的意味
を大幅に変化させていった科学・技術について,約二千年前
のギリシャから遡り解説していく.なお,扱われる対象は近
代の数学や物理学を主体としたいわゆる自然科学分野である
が,その他として西洋思想の諸問題についての理解が必須で
あるため,適宜取り上げる.
■到達目標
各時代ごとの自然科学・技術の様態について適切な歴史的認
識を得ること,さらには理論的な科学発展の経過についての
理解を得ること.
■講義方法
プリントなどの資料の配布に加えて,映像資料などの学習教
材を使って歴史的背景について説明する.
■系統的履修
自然科学の論理
■授業時間外における予・復習等の指示
参考図書等の指示をするが,課題の考察について図書館の蔵
書等を利用して自主的に調査してもらう場合もある.
■成績評価の方法
平 常 点(15%)小テストと合算で30点
小テスト(15%)平常点と合算で30点
定期試験(70%)授業で扱ういくつかの核となるべきトピッ
クについて,その理解を問う.
テストでは論述が主体となります.
■テキスト
特になし
■参考文献
トーマス・クーン著 中山 茂訳 『科学革命の構造』
みすず
書房 2,730円
■履修上の注意・担当者からの一言
携帯電話や私語などには厳しく対処し,場合によっては単位
を取り消す可能性もあります.
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業開始時にe-mailアドレスをお伝えします.
■講義計画
①ガイダンス
②古代ギリシャ(1):前ソクラテス期
③古代ギリシャ(2):プラトン以降
④ヘレニズム期と古代精密科学
⑤アラビアと中世の科学
⑥初期近代(1):万能人の思想
⑦初期近代(2):印刷術,近代解剖学
⑧前半内容の確認
⑨科学革命の世紀(1)
:理論
⑩科学革命の世紀(2)
:個別事例
⑪18世紀の科学
⑫19世紀(1)
:科学の組織化,制度化
⑬19世紀(2)
:近代生物学の誕生
⑭現代の科学:科学の巨大化
⑮総括
学外実習(キャリア実践実習)(2009年度以降入学生) 【担当】青井 芳史、岩澤 哲郎、内田 欣吾、大柳 満之、白神 達也、富 欣也、中沖 隆彦、
学外実習(2008年度以前入学生)
【開講】前期 集中
林 久夫、藤原 学、宮武 智弘、和田 博
■講義概要
理工学部の各学科の講義・演習・実験・実習等を通じて培っ
ている知識を背景として、学外の企業・研究所等の現場にお
ける実務を体験する。 学外実習は夏期休暇中の約2週間実
施され、実習終了後に報告書の提出、報告会への参加が必要
である。 また実習先の企業・研究所等は大学により指定さ
れる。その他、学外実習に関する説明会が事前に実施される。
■到達目標
学習・教育到達目標:E2(◎),C1,C2,D3,F1,F3,(○)
■学外実習に参加することにより研究・開発・生産現場等の仕事を
通じて学習・教育到達目標E2を達成する。
■学外実習に参加することにより大学における基礎知識習得の意義
を知り、学習・教育到達目標D3を達成する。
■学外実習に参加することにより社会的訓練と人格の向上を学び、
学習・教育目標C1を達成する。
■学外実習に参加することにより環境意識の高まりに対する社会的
要請を学び、学習・教育目標C2を達成する。
■企業における専門知識や専門用語の習得と使用を通じて、学習・
教育目標F1を達成する。
■企業における仕事上のコミュニケーションを学び、学習・教育目
標F2を達成する。
■講義方法
原則として事前実習の受講および学外の企業・研究所等での実習と
し、実習内容は実習先の計画による。
■授業時間外における予・復習等の指示
オリエンテーションに必ず出席すること。実習先では、担当者の方
と積極的にコミュニケーションをとりながら実習を進めること。
■成績評価の方法
レポート(60%)
定期試験(40%)実習後、配属予定研究室で実習報告により判定。
実習最終日に実習先に提出する報告書を実習先から大学に返送して
もらうこと、および実習後に学内で開催される実習報告会への出席
等により総合的に合否を判定する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
説明会には必ず参加すること。実習にあたっては、実習先の規則を
遵守すること。実社会での実習であることを理解し、学生として責
任ある態度をとること。実習先の指定は原則大学側が行うが、学生
の積極的な進取的選定も可とする事があるので学外実習担当教員に
相談すること。 <学外実習実施委員>
数理:飯田晋司 電子:山本伸一 機械:左近拓男
物質:内田欣吾 情報:新川芳行 環境:竺 文彦
■講義計画
①3月上旬 大学より企業・研究所等へ実習受入の依頼書発送
②4月中旬 実習先希望アンケート作成・提出
③5月中旬 実習に関するオリエンテーション
④5月下旬 大学より企業・研究所等へ実習内容確認書発送
⑤6月下旬 実習先の通知・オリエンテーション
⑥7月中旬 大学より企業・研究所等へ正式依頼状発送 事前実習
⑦8月24日 学外実習実施(実習先企業等からの回答により実期間
等が変更される場合があります。)∼ 9月11日
⑧9月下旬 学外実習報告会(実習先企業・研究所、学生、教員が
参加)については学生に直接関係する事項です。上記
の予定ですが、状況により変更になる場合があります。
掲示に十分注意すること。
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2014_物質シラバス.indb 148
2014/03/10 15:38:28
【担当】藤原 学
【開講】前期 金2
環境科学
■成績評価の方法
平 常 点(30%)課題
定期試験(40%)期末試験
そ の 他(30%)中間試験
■テキスト
特になし
■参考文献
木下紀正、八田明夫 『地球と環境の科学』 東京教学社 2300円
山口勝三、菊池 立、斉藤紘一 『環境の科学』 培風館 1950円
その他、適宜授業中に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
科学的・客観的に地球環境の現状を理解したうえで、自分自
身の問題としてどのようなことができるのかを考えてほしい。
■講義計画
①環境および環境科学とは
②地球の成り立ち、大気・水・土壌
③物質の循環(炭素・窒素・硫黄)
④地球環境問題(酸性雨)
⑤地球環境問題(オゾン層破壊)
⑥地球環境問題(環境ホルモン)
⑦地球環境問題(水・土壌汚染) 前半のまとめ
⑧中間テスト
⑨地球環境問題(生態系破壊)
⑩地球環境問題(温暖化)
⑪省エネと自然エネルギー
⑫日本・滋賀県・琵琶湖の現状
⑬日本における公害の歴史(その1)
⑭日本における公害の歴史(その2)
⑮化学物質と環境 後半のまとめ
学部内共通
■講義概要
環境とは私たちが住んでいるところであり、その場所は宇宙と
言っても身近な地球と言ってもよい。そこには様々な物質と生
命体が存在し、相互に影響を及ぼし合って環境を変化させ続け
ている。生命体の活動の中でも、人間の産業活動とそれに伴う
エネルギー消費が環境に与える影響は甚大である。それゆえ、
私たちは人間と他の生命体及び物質との関連で環境を評価し、
持続可能な人間社会の構築に向けて積極的かつ主体的に取り組
む必要がある。このような視点に立って、本講では先ず身近な
地球環境の現状を把握し、科学的根拠をもって理解するととも
に今後取り組むべき事柄について考察する。また、過去および
現在における環境問題と化学とのかかわりについても講述する。
■到達目標
学習・教育到達目標:B1(◎)、C2(○)
1)今日の地球規模の環境問題を直視し、科学的・客観的に
理解し説明できる。
2)持続可能な人間社会の実現に向けて、環境に配慮しなが
ら化学の知識を応用する方法を知る(B2)。
3)科学技術者として環境問題を主体的にとらえ、社会が要
請する倫理的行動とは何かを判断することができる(C2)。
■講義方法
毎回の講義のはじめに前回の講義のポイントを復習し、講義
内容を明確にして連続性のある講義となるよう努める。板書
に基づく理解しやすい講義を心掛ける。講義に関連した課題
を与え、学習内容を再確認できるようにする。
■系統的履修
資源エネルギー論・物質化学科グリーンケミストリー科目
■授業時間外における予・復習等の指示
講義内容をシラバスで確認のうえ、参考書等であらかじめ予
習することが望ましい。
【担当】田岡 直規、細谷 陽三
【開講】前期 集中
技術者倫理
■講義概要
科学技術が人間社会や自然環境に対して与える正負の影響に
ついて理解する。また、その中で、専門職である技術者、研
究者として、倫理に関わる問題に出会った場合にどのように
対処すべきか、技術者、研究者の倫理、責任について理解する。
さらに具体的な事例研究やグループディスカッション等を通
じて、公衆の安全、公共の福祉、健康、文化、社会、環境等、様々
な観点から価値を総合的に考慮する必要があることを理解し、
具体的な問題解決を図る場合の、倫理的判断能力と問題解決
能力の向上を図る。
■到達目標
①科学技術が人間社会や自然環境に対して与える正負の影響に
ついて理解する、②専門職である技術者として、技術者、研究
者の倫理、責任について理解する、③専門職である技術者とし
て、具体的な問題解決を図る場合の倫理的判断能力と問題解決
能力を持つ、④自ら考える力を身に付ける、ことを目標とする。
■講義方法
講義に事例研究やグループディスカッション等を交えて進め
る。
■授業時間外における予・復習等の指示
集中講義(4日間)のため、毎日講義終了時に小テスト、レポー
ト、テストのいずれかを実施する。その際、配布資料、参考
図書等持込可とする。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)グループディスカッション、発表等
小テスト(20%)集中講義4日内、1・2日目終了時
レポート(30%)3日目終了時
定期試験(30%)4日目終了時
■テキスト
特になし
■参考文献
田岡直規・橋本義平・水野朝夫編著 『技術者倫理 日本の事
例と考察−問題点と判断基準を探る』 丸善出版 3,000円
杉本泰治・高城重厚 『第四版 大学講義 技術者の倫理入門』
丸善 1,700円
■履修上の注意・担当者からの一言
講義に事例研究やグループディスカッション等を交えて進め、
専門職である技術者、研究者として、具体的な問題解決を図る
場合の倫理的判断能力と問題解決能力を持ち、自ら考える力を
身に付けることを目標とするため、積極的に討議に参加すること。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
集中講義のため、講義終了後にオフィスアワーを設ける。場
所は原則として講義を行った教室を利用する。
■講義計画
①技術者倫理とは
②企業倫理と技術者倫理
③倫理問題解決の技法。事例討議と演習1
④事例討議と演習2
⑤技術者とは何か
⑥日米学協会倫理規程
⑦環境倫理。事例討議と演習3
⑧事例討議と演習4
⑨科学技術社会と技術者倫理
⑩原子力と技術者倫理
⑪研究倫理。事例討議と演習5
⑫事例討議と演習6
⑬技術者、研究者の行動基準
⑭技術者の継続研鑽
⑮事例討議と演習7
⑯テスト
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2014_物質シラバス.indb 149
2014/03/10 15:38:28
【担当】澤田 幸子、天野 勉、柳生 利恵
【開講】前期 木2
キャリアデザイン
学部内共通
■サブタイトル
willから始める大学生活
■講義概要
キャリアデザインへの1年次生からの取り組みが自分のキャリアをつくっていく上で決
定的に重要であることを実践的に学ぶ。社会では、自らの判断と創造が要求されるが、
責任ある仕事を継続的に体験したことがない学生には、そこに至る基本的な「考え方」
と「知識」を学ぶ必要がある。大学卒業を控えた選職活動に絶大な威力を発揮するのは
「大学でどんな行動を起こし、何を掴んだのか」ということを堂々と自分の言葉で語れ
ることである。この授業では、自分のキャリアをつくっていく上で、何故、そうしたと
いう「考え方」や「知識」の基、これから君達が自分でつくる学生生活を自分の言葉で
語ることがいかに重要であるかを理論的・体験的に学ぶ。その具体的な演習方法として、
●個人ワーク:自己に問いかける→考える→まとめる→書く→気づき、内省を深めて行く
●グループワーク:仲間を通じて、自分の考えやメンバーの考えを、話す→聞く→感じ
る→考える・気づき、自己を発見をする
また、演習を通じて考える・書く過程に必要な文章作成に対する授業も組み込んでいる。
具体的には、
○大学生としての適切な文章が書ける言語的指導
○レポート、論文作成に必要な基本的な言語表現技術の習得
○レポート作成を意識した論理展開の取り組み
を基本に、正しい文章が書けることを目指す。
具体的には、文章作成の型を意識し、演習シートや振り返りシートを基に、スキル向上
につなげて行く。
提出シートは、講師が励ましのコメントやスキル向上への方法等、地道な添削を行う。
<理工学部キャリア教育>http://www.rikou.ryukoku.ac.jp/career_support/index.html
■到達目標
・自分の学生生活を自己責任でつくっていく大切さを知ることが「キャリア
デザイン」の第一歩であることを学ぶ
・キャリアデザインの基本となる「考え方」を習得
■講義方法
授業の中では、積極的に自分の事をしっかり考えていく為の講義、個人ワーク、グ
ループワークを行いながら解説を試みる。グループワークでは、講師から教わるの
ではなく、自分自身で、体験の中から発見・再発見・再認識し、自分の考えとして
発言していき、メンバーからも様々な考えを確認することにより、多くのことを学ぶ。
また互いの意見を発言、聞く、伝えるスタイルはコミュニケーションの訓練にもなる。
自分自身や社会について学んだことを仲間と共有し、互いに協力し合って、有意義
で楽しい大学生活を 自らの手で 作っていく面白さの参加型講義を行う。板書量は
多くないが必ずノート記入を要求する。
■系統的履修
キャリアプランニング(2年次・前期)
■授業時間外における予・復習等の指示
講師からの指示により、自己紹介の準備やプレゼンテーショ
ン授業時の資料準備がある。
また、授業内では、毎回ワークシート作成があり、時間内で
作成できなかった場合や、欠席したものは次回までに必ず、
ワークシートは完成しておく必要がある。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)遅刻・欠席及び授業態度等は減点法で厳しく行う
定期試験(30%)評価基準:文章作成の基礎習得の有無及びキャリア観。
テーマはオリエンテーション時に発表
そ の 他(20%)決められた提出物を何種類か提示する。
試験は実施するが、真面目に授業に取り組み提出物を提示することによ
り、単位取得は可能。従って、連続欠席等をするとワークシート理解が
不可能であり、注意を要する。
テキストの中にワークシートが組み込まれているため、授業時のテキス
ト忘れは要注意すること。平常点に影響する。文章作成においては、他
の授業のレポート作成時に必要なスキルでもあり、役立つものとなる。
■テキスト
東田晋三著 『新自分デザイン・ブック Ⅰ』 株式会社ドリームシップ 1,600円
生協にて販売。部数品切れの可能性あり、早めに確保すること。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
キャリア教育とは、就職教育ではなく、その人がその人らしく生き生きと働き、その人
らしい生き方を考えるための心理的な支援です。キャリア教育が心理教育である所以で
す。(並行して、龍子の部屋(カウンセリングルーム)」も開室しています。)生きるこ
とと働くこととは切り離すことができません。学ぶことと仕事をすること、生きること
と働くことは、それぞれが別々にあるわけではないのです。生活時間の大半を占める働
くことを真剣に捉えること。そして自分自身のモチベーションの源泉は教えられるも
のではなく、気づくものです。キャリア開発/キャリア教育の基本が自己理解にあるの
はそういう理由です。3年後に控えた就職活動に役に立ち、使える「考え方」と「知識」
の提供を試みます。講義予定は、受講生の反応を見ながら柔軟に進めます。今年で10
年目になるキャリア教育、学生による授業評価は、毎回受講して良かった90%以上と
非常に高い評価が出ている。受講学生の積極的な発言を期待しています。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
キャリア講師は9名で火曜日・水曜日・木曜日・金曜日に授
業を行っている。授業の合間は講師控え室にて待機。
■講義計画
①オリエンテーション(評価の方法、学習のポイント等の解説)
高校時代に決別だ∼オールクリアボタンを押そう∼
大学生活を実りあるものにする考え方や捉え方を主体的に行うと同時
に、キャリアデザイン・キャリア開発の大切さを伝える。
②レポートの書き方
レポートを書く際に問題となる、段落の作り方、文をつなぐ接続詞の
使い方、事実と意見の書き分け方、明確に書くために気をつけること
を確認していく。
同様に、書くことを通じて「考え」「気づき」、その思いを「 伝える」
こともトレーニングしていく。
③自己紹介とは何かを考えてみよう
他者と関わり、新たな自分を知ること、自分から発信していく自己紹
介のポイントを学ぶ。
④何のために大学にきたのだろう(目的)
「何のために大学に来たのか」今一度、入学動機を内省し、大学生活に
役立つ【目的意識】の大切さを学ぶ。
⑤大学生活がこうなればいいなぁ(目標)
目標を持つ大切さ及び実現するための必要なプロセスを学ぶ。その為
に、スタートラインにいる自分が主体的に考え、失敗してもあきらめ
ず行動を続けることで成長し、夢や目標に近づけることを個人・グルー
プワークを通じて学ぶ
⑥伝えたい(バズコミュニケーション)
これまでの授業で自分の思いや考えを伝えることや伝わる難しさを感
じた。なぜ伝える・伝わるが難しいのかSMCRを通して理論的に学び、
コミュ二ヶーションの方法を体験し、気づきを得る。
⑦自分を表現しよう
グループメンバーを通して他者との違いを知り、自分への興味を深め
る。自己理解の大切さを学ぶ。
⑧協調性とは何かを知ろう
自分の思いや考えのもと、積極的に協力することが協調性であり、各
人がその思いや考えを共有できれば、協力は強固なものになる。協力
と共有の関係を理解し、協調性の大切さを学ぶ。
⑨好きなことから世の中に関わろう
∼動く、感じる、考える∼
キャリア開発を意識し、「世の中」と「学問・学び」について考えさせ
る。世の中の捉え方や、なぜ世の中に興味・関心をもつことが大切な
のかを考える。
⑩失敗は成功へ向けての授業料
人は失敗した時に、その人の値打ちが問われる。失敗した時、どうい
う「振り返り」をして、どういう戦略・戦術で再チャレンジしたか。
目標を失わなければ、失敗は成功への道標になり、キャリア開発に繋
がることを学ぶ。
⑪キャリアマインドをもとう
∼2つの軸が君の未来をつくる∼
経験を通して形成される価値観によって行動が変わってくる。自身の
価値観を積み上げていくことで、ぶれない自分の軸が出来てくる。そ
れがキャリアデザインをすることにもつながる。
⑫ディスカッションの大切さを学ぼう
三段論弁法を学び、論理的に表現することを体験する。自分の意見を
持ち、他者の意見も聞き、さらに考えるということを学ぶ。
⑬勉強・仕事の土台となるものを考えてみよう
仕事をしていく上で、規律・協調・積極・責任といった情意面が一番
基本で必要な事であり、目に見えない心を鍛え・磨く事を伝える。
⑭プレゼンテーションにチャレンジ
プレゼンテーションは、レポートのように一方的に伝えるということ
ではなく、双方向のコミュニケーションであることを実践して学ぶ。
⑮Willから始まる大学生活
WillがあればMustが生まれ、Actionへと移行し、継続することにより
Habitがつき、Canとなる。
自分で決めたMustから導かれるActionとHabitの検討を前向きな自分を
感じながら取り組む。
−150
−
2014_物質シラバス.indb 150
2014/03/10 15:38:29
【担当】瀧井 智美
【開講】前期 金3
キャリアプランニング
を真剣に捉えること。そして自分自身のモチベーションの源泉は教えられる
ものではなく、気づくものです。キャリア開発/キャリア教育の基本が自己理
解にあるのはそういう理由です。2年後に控えた就職活動に役に立ち、使える
「考え方」と「知識」の提供を試みたい。
■テキスト
1.授業時に使用する「はたかちカード」の購入。金額は¥400 授業時に徴収。
2.授業計画のテーマに沿ったテキストを配布予定。各人、幅3センチ以上
の2穴綴じ仕様の A4サイズバインダーを必ず用意すること。
※特に注意すべきこととして、授業時にワークシートの取り外し等を行う為、
押さえ込み式のバインダーは絶対に持参・購入しないことを強く伝えます。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
キャリア教育の基本は、自分の能力を知り、人間性を磨くことから始まる。
日頃からの言葉づかい・挨拶・礼儀作法、時間厳守は最低限のマナーとし、
身に付けられることが必要である。その基本のもと、自由に発想し自らの信
念に基づき主体的に行動し、結果に責任を持つことが求められる。つまり、
授業を通して、日常生活や大学生活で大人度をアップさせる行動や態度を常
に意識し、大人の常識を身に付け社会性を高めること。このことは、2年後
に控えた就職活動に役立ち、就活を左右するものでもある。今年度より導入
するプロジェクト型学習で多くのことを学び、働く理由や意味を少しでも明
確にできるよう成長した自分になってもらいたい。従って、この授業では、
エントリーシートの書き方、模擬面接等、手法を学ぶ授業ではない。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
キャリア講師は水曜・木曜・金曜日。授業の合間は、いずれ
も講師控え室にて待機。
■講義計画
①●自分について考える オリエンテーション
②●働くベースとなるものを知る 私の勤労観と職業観
自分の勤労観・職業観を探り、ベースにあるものに気づき、発展させる。
③●自分のことを知ろう 自己理解:能力について
④●グループディスカッション
ある目的や目標に沿って議論をすることは、どの場所でも必要なことである。ディス
カッションやディーべートは各人の価値観とのぶつかり合いや戦いであることを基に、
理論だけではなく実際にやってみて、自ら発見することが大切である。就職試験対策
のディスカッションというトレーニングだけではない、大切なことを演習を通じ自ら
発見し、できるようになろう。
⑤●社会を知ろう その1
この章より、PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)を行う。1グループ5
∼6人程度のチームを構成し、各チームのプロジェクトテーマとしては、解決方法が
知られていないオープンなものを設定します。プロジェクト実行のためのフレームワー
クの設定、実施計画立案、プロジェクト実行を自ら行います。この過程で、皆さんは
自らのキャリア開発の重要性を認識し、課題解決という目標に向かって意欲的に取り
組むことにより、学習動機を強くすると同時に、通常の講義・科目では得られない実
践的な力(課題解決能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力、コミュニケーショ
ン力など社会で求められる基本的な力)を身に付けることができます
⑥●社会を知ろう その2 ・社会人の話を聞く
社会について、インターネットやメディア情報だけでなく、実際に働いている方を招き、
自分達の疑問とすることや知りたいことを質問確認しながら、働くということにたい
しての、意味や価値に気づいていく、参加型の授業をを行う。
その為にも、ただ、漠然と聞く受け身の体勢ではなく、自分達の知りたいことをグルー
プで事前整理するなどの作業を行う。
⑦●働くを知る1:作成する ・目標設定→行動計画書作成
PBL型学習について説明を受け、社会人の話を聞いて、皆さんが疑問とすることや
問題とすること等を話し合い、グループでどのような目標設定をするかをじっくり検
討し、具体的に行動計画書に記入していきます。
⑧●働くを知る2:検討する 行動計画書の発表 ・行動計画書→実現可能か?
行動計画書の基、目標達成に必要な情報を、どこで・いつ・どんな形で・どのように
得るのか等を検討し、形にしていきます。その為の必要なことに対して、グループで
役割分担等を確認し、自分達でできることや協力を求めたり支援が必要とすることな
どをイメージ化していきます。また自分達の作成した行動計画書が実現可能かもプレ
ゼンをおこない、他のメンバー間との情報共有を行い、質問や確認を行います。
⑨●働くを知る3:行動・調査する ・現状・問題把握→解決策検討
行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を
実際に調べてみる
⑩●働くを知る4:調査・報告する
行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を
実際に調べてみる
⑪●働くを知る5:調査・まとめる
行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を
実際に調べてみる
⑫●働くを理解する 調査結果最終報告 評価・振り返り
⑬●自己分析:価値観について ∼はたかちカードワーク その1∼
⑭●自己理解:価値観について ∼はたかちカードワーク その2∼ グループで語ろう
⑮●まとめ ポートフォリオ作成 振り返り
学部内共通
■サブタイトル
自らの意志と責任で考え、キャリアを開発しよう。
■講義概要
1年次では、自分の個性や生き方、将来の進路を見つめながら、大学で学ぶ目的・目標を
持つことの大切さを学んだ。2年次、キャリアプランニングでは、種をまき、芽を出すこ
との意識を自らが自覚をしよう。自分らしさを活かして大学生活を充実させる為に、自分
は何者か、どこへ行こうとしているのか、そんな自分を見つめる事から、この授業は展開
する。その一つの手段として、自己理解及び自己現状把握・分析を行うが、自分の人生を
可能な限り自分で納得のいくものにしていく為にも、大切なことは、最終的な目的地やそ
こにいたる筋道を明確にすることだけではなく、「なぜそこを目指そうとしているのかと
いう理由や自分にとっての意味を明確」にしていくことである。変化の激しい時代である
がゆえに、自分の考えも変わることもあるが、判断に迷った時の拠り所となる「理由や意
味」を明確にしていくことは、キャリア開発には欠かせない重要なことである。
その為にも、マニュアル的な発想や行動ではなく、「自分で考える力」や「自分の中身」
を鍛える授業とし、これからの大学生活で何を経験しておくべきか、実際に行動を起こす
為の具体的計画をたてよう。目標を達成するために自分でプロセスを楽しめる状態に持っ
ていく力、それは、「なぜ」「どうやって」「どうしたら」を考え、答えを出す作業が、そ
の力として身につくものであり、自分の言葉でその経験を熱く語れるようになる。
国際文化学部の特色として
・社会を知る授業の中で、社会の変化(グローバル化)と国際社会の多様性を理解し、そ
の発展に寄与できる人材を目指したキャリア開発についての情報を盛り込む
・PBLに関する各テーマは学生が意見交換を行い自由に設定するが、国際文化学部の特色
を生かした国際交流や国際分野で活躍するゲストスピーカーを招く
■到達目標
自分の考えをしっかり持ち、自分の意見を発表することができ、議
論ができること。その為に必要な事を考え、気づき、自分の中身が
鍛えられ、成長できたと思えること。具体的には、
・コミュニケーション能力がつくこと
・課題解決能力がつくこと
・何事も後回しにせず、自発的に取り組める自立心が身に付くこと。
■講義方法
自分のキャリアを考える為のワークやグループでの学習がメインである。一人ひとりの学
ぶ意欲を引き出し、共に学び合うプロジェクト型学習を取り入れる。プロジェクトチーム
での学習や行動する具体的な例として
1.テーマに沿って、達成するための自分たちの考えを出し合う。ブレーンストーミング
をする。
2.必要な情報収集や調査を行い、企画書を作成し、プレゼンテーションをする。
3.皆に評価してもらい、実現可能な企画書にするための行動計画をたてる。役割を決める。
4.実際に行動し実行する。管理する。中間報告を行う。
5.更に知恵を出し合い、より良い成果を上げる方法を考え、最終成果報告とする。
6.自らが振り返り、キャリアプランニングへと結びつけて行く。
ワークおよびディスカッションを主に、受け身の講義ではなく自分自身や社会について学
んだことを仲間と共有し、互いに協力し合って、有意義で楽しい大学生活を 自らの手で
作っていく面白さの参加型講義を行う。
また、授業のなかで複数(3名∼5名)の講師による「はたかちカード」を使って、自分
の価値観を探っていくワークを行い、自己理解を深めていく。これらプロジェクト型学習
は、社会に出ても困らない基礎的な能力を必要とするため、グループでの活動をする中で、
習得・習熟できていくものとし、また自分の課題が明確になり、今後の能力開発への目標
にもなると考える。
■系統的履修
1年次キャリア授業:キャリアガイダンス
※1年次のキャリアガイダンスを履修していなくても、履修登録は可能である。
■授業時間外における予・復習等の指示
講師からの指示により、宿題及び下調べとしてするべきことや資料準備等がある。(毎回
ではない)具体的には
・自己紹介シート作成(随時)
・ワークシート作成(必要授業時に指示)
・グループとしての協同作業(次回授業までに消化しておくべきことの指示) 等がある。
また、授業内ではワークシート作成があり、欠席した者は必ず、次回までに完成してお
くこと。(授業について行けなくなるので注意を要します。規律性・責任性を仕事では基
本として求められます。そのベースとなることを日常の大学生活でも身に付けることが
重要である。)
■成績評価の方法
平常点(30%)遅刻・欠席及び授業態度等は減点法にて厳しく行う
その他(70%)決められた提出物を何種類か提示する。
試験は実施しないが、講義毎に要求するなんらかの提出物で評価する。従っ
て、連続欠席等をするとワークシート理解が不可能であり、注意を要する。(ど
のように対処すべきか自分で考える、大人度をアップさせること)また、5
章よりグループで考え・行動することになるので、互いに協調性をもって協
力していくことが求められる。(この能力は仕事をするうえで、最も必要とさ
れる能力である)キャリア教育とは、就職教育ではなく、その人がその人ら
しく生き生きと働き、その人らしい生き方を考えるための心理的な支援です。
キャリア教育が心理教育である所以です。(並行して、龍子の部屋(カウンセ
リングルーム)」も開室しています。)生きることと働くこととは切り離すこ
とができません。学ぶことと仕事をすること、生きることと働くことは、そ
れぞれが別々にあるわけではないのです。生活時間の大半を占める働くこと
−151
−
2014_物質シラバス.indb 151
2014/03/10 15:38:29
【担当】大柳 満之、塩見 洋一
グローバル人材育成プログラムⅠ(2011年度以降入学生)
【開講】前期 集中
海外キャリア実践教育及び実習A(2009 ∼ 2010年度入学生)
学部内共通
■サブタイトル
海外での実習
■講義概要
社会のグローバル化が進む中、企業の海外進出、海外企業と
の競争が加速し、企業の新卒採用においてグローバル志向を
持った学生を求める傾向にある。しかしながら、日本から海
外へ留学する学生減少に見られるように、海外に出たがらな
い内向きな志向をもつ学生が増加している。そこで、理工学
部では、アメリカ・カリフォルニア州にある本学の海外拠点
を活用しながら、同州のシリコンバレーやロサンゼルス周辺
で事業展開している日系企業の協力を得て、海外での企業研
修プログラムを実施する。なお、現地には理工学部の教員も
滞在してサポートする。今ではほとんどの企業が海外で事業
展開しているので、こうした企業への就職を希望している人
は奮って受講すること。
<日程> 夏期休暇中のうち、2週間程度
<募集人数> 16名
<費用(予定)> 25万円程度(主に航空運賃など。航空運
賃はサーチャージ等により変動することがあります。)
< 実 習 先 企 業( 予 定 ) > Innovation Core SEI、United
Television Broadcasting Systems、Senju Comtek、Neuro
Skyなど
<応募方法> 科目の事前登録
■到達目標
働くことの意義や企業とその仕事内容、産業を支える技術力
についての理解を深める。
海外における仕事の現場を体験しながら、グローバルな視点
を養う。
■講義方法
・実習は現地の日系企業にて実施するので、主に日本語での
実習となるが、英語を使う場面も当然あり得る。内容は実
習先の計画による。
・実習中の滞在はホームステイを基本とする。外国での生活
を通じて、生きた英語や異文化に触れることもできる。
・実習中は理工学部教員が現地に滞在してサポートを行う。
■系統的履修
グローバル人材育成プログラムⅡ
■授業時間外における予・復習等の指示
事前学修で身につけたことを実践するとともに、ホームステ
イでは自分から積極的に英語で話すように心がけること。
■成績評価の方法
平常点(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
本科目は、事前登録科目であるため、受講希望者は、該当期
間中に必ず事前登録をすること。
説明会等には必ず参加すること。実習にあたっては、実習先
の規則を遵守すること。実社会での実習であることを理解し、
責任ある行動をとること。
■講義計画
①オリエンテーション・本科目の目的等の説明
②受講希望調査
③選考のための面接
④海外での実習・各実習先による実習内容
【担当】大柳 満之、塩見 洋一
グローバル人材育成プログラムⅡ(2011年度以降入学生)
【開講】前期 集中
海外キャリア実践教育及び実習B(2009 ∼ 2010年度入学生)
■サブタイトル
事前学修および事後学修
■講義概要
海外での実習に必要な事前研修として、「中小企業研究セミ
ナー」
、
「ビジネスマナー実践研修」
、「英語コミュニケーショ
ン向上研修」、「実習での目的設定」などを行う。
また、実習終了後に、「事後研修」
、「報告会」を行う。
■到達目標
働くことの意義や企業とその仕事内容、産業を支える技術力
についての理解を深める。
海外における仕事の現場を体験しながら、グローバルな視点
を養う。
■講義方法
【中小企業研究セミナー】
理工学部がこれまで培ってきた地域産業界との連携の実績を
活かし、ものづくりの第一線で活躍する経営者・実務家によ
るチェーンレクチャーを実施し、働くことの意義や産業を支
える技術力などについて学修する。
【ビジネスマナー実践研修】
ビジネスマナーの基本についての講義を受講した後、小クラ
ス編成での実践練習を行う。
【英語コミュニケーション向上研修】
ネイティブの講師による英語コミュニケーションの実践的な
学修を行う。
【事後学修】
実習の振り返りと受講者全員の報告会を実施。
【報告会】
学外実習(キャリア実践実習)と合同で実施する報告会に参加。
※本科目に関わる説明会、事前事後学修の日程等、その都度
掲示を行うので、よく掲示板を確認すること。
■系統的履修
グローバル人材育成プログラムⅠ
■授業時間外における予・復習等の指示
英語自学自習支援のために貸し出した英語学習ソフトとノー
トパソコンで、自学自習を通して語学力を高めること。
■成績評価の方法
平常点(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
本科目は、事前登録科目であるため、受講希望者は、該当期
間中に必ず事前登録をすること。
事前研修および事後研修には必ず参加すること。
■講義計画
①中小企業の経営者・実務家による講義
②ビジネスマナー講座(講義・実技)
③実践英語
④海外での実習での目的等の設定
⑤海外での実習の振り返り
⑥受講者全員による実習報告
⑦学外実習(キャリア実践実習)と合同の報告会
−152
−
2014_物質シラバス.indb 152
2014/03/10 15:38:29
【担当】三浦 雅展
【開講】前期 木4・木5
計算機基礎実習Ⅰ
ネットの光と影』 北大路書房 1,800円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
実習を中心とした授業のため、毎回の出席が必須。TA(ティー
チングアシスタント)による指導補助を行なうが、自ら主体
的に実施することが必須。TAに頼りすぎず自らの力で進める
ことを目標とせよ。また、講義時間内に課題が終了しない場
合も想定されるので、自習時間も積極的に設けること。
■講義計画
①ログオン・ログオフの仕方。日本語入力。メール
②ファイル・フォルダの作成。メモ帳の使い方。ウェブから
の情報収集。PowerPointの基本操作。
③Excelの使い方:基本操作
④Excelの使い方:数式
⑤Excelの使い方:データ分析
⑥Excelの使い方:応用課題
⑦Wordの使い方:基本操作
⑧Wordの使い方:Excelとの連携
⑨Powerpointによるプレゼン資料作成:作成の基本手順
⑩Powerpointによるプレゼン資料作成:他のソフトとの連携
⑪ウェブページ(HTMLファイル)の作成:基本部分
⑫ウェブページ(HTMLファイル)の作成:画像、表
⑬インターネットの活用法
⑭情報倫理
⑮まとめと最終確認
学部内共通
■講義概要
この実習は、
(1)インターネット上の情報を収集するための
ソフトウェアの使い方、
(2)収集した情報を加工するための
ソフトウェアの使い方、
(3)自分から世の中に向かって情報
を発信するためのソフトウェアの使い方を身に付けることを
目的とする。また、インターネットの普及によって我々の生
活が非常に豊かになった反面、様々な問題点も生じている。
そこで、インターネットの良い点と弊害について考え、イン
ターネットを適切に活用するための知識をしっかりと身に付
けていくことを第2の目的とする。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
情報の収集・加工・発信に必要な各種ソフトウェアを使いこ
なす能力を身に付けることができる。また、インターネット
の特質を理解し、インターネットの適切な活用法を身に付け
ることができる。
■講義方法
各自1台のコンピュータを用いて実習形式で行う。毎回演習
課題を出題する。
■授業時間外における予・復習等の指示
課題が時間内に終了しなかった場合、自習室等を用いて継続
しておくこと。
■成績評価の方法
平常点(30%)
その他(70%)毎回提出する演習課題に対する達成度
■テキスト
斉藤幸喜・小林和生 『Windows Vistaを用いたコンピュータ
リテラシーと情報活用』 共立出版 2,300円
情報教育学研究会・情報倫理教育研究グループ 『インター
【担当】岩澤 哲郎
【開講】後期 木3・木4
計算機基礎実習Ⅱ
■講義概要
化学の分野においても、コンピュータの使用は日常的なもの
になっている。本科目においては、計算機基礎実習Ⅰで履修
したコンピュータの基本的な知識と技術を化学の分野に応用
することを主に行う。ワープロ機能を用いた一般的な文書作
成やインターネットによる情報検索だけではなく、化学の分
野で用いられている画像情報の取り込み、グラフ作成、化学
反応式および分子構造の作成およびパワーポイントを用いた
資料の作成を行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
化学の分野での一般的なコンピュータ利用法の習得、および、
実験科目や4年次での卒業研究にて行うデータ処理や発表を
スムーズに行うための基本的技法の習得を通じて、学習・教
育目標D1を達成する。
■講義方法
毎回、簡単に講義した後、課題を与える。各自コンピュータ
を使用して、時間内にその課題を完成させる。教員およびTA
の助言を求めることも可能であるが、なるべく一人の力で解
決できるように指導する。毎回宿題を与える。
■系統的履修
計算機基礎実習Ⅰ
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目、復習する項目について、重要な部分を講義時
に適宜説明する。
■成績評価の方法
レポート(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
コンピュータを苦手と感じている学生の受講を歓迎する。ま
た、毎回の宿題や課題を積極的にこなすこと学生の受講を歓
迎する。
■講義計画
①PC操作技術の確認
②パワーポイントを用いた有機材料に関するスライド作成
③パワーポイントを用いた医薬品材料に関するスライド作成
④パワーポイントを用いた有名化学者に関するスライド作成
⑤Chem Drawを使う化学構造式の描き方
⑥Chem Drawを使う複雑な構造式の描き方
⑦Chem Drawを使う化学反応式の描き方
⑧Chem Drawを使う電子の動きの描き方
⑨Chem Drawを使う反応機構の描き方
⑩パワーポイントを用いたグラフの作成
⑪ワードを用いた図表の作成
⑫エクセルを用いた計算・図表の作成
⑬パワーポイントのノート機能の活用
⑭パワーポイントのアニメーションの活用
⑮パワーポイントを使うプレゼンテーションの仕方について
−153
−
2014_物質シラバス.indb 153
2014/03/10 15:38:30
【担当】泉田 信也
【開講】前期 木1
工学概論
学部内共通
■講義概要
世の中の技術革新はめざましく、我々の身の回りに普及し、社会、経済
の営みを大きく変えようとしている。技術革新で人々の暮らしは便利に
なった。しかし、その根底にはエネルギーという大事な問題があること
も事実で東日本大震災で身近な問題となった。この講義では、まず電力
とエネルギーに関連した工学技術の基礎から始め、次に、主に電気、エ
レクトロニクスが関係する身近にある技術革新やその原理を紹介する。
また、これらの技術は、電気、機械などハード技術だけでなく、ソフト
や材料技術など、いろいろな学問や異なる分野の技術が融合した成果で
あること、また、ものづくりの現場の絶え間ない開発・改良技術、量産
化の技術、低コスト化技術、製品の信頼性を高める技術など、工場の生
産技術も非常に重要であることを紹介し、エネルギーや物づくりの重要
性を知ってもらう機会を与えることがこの講義の目的である。
■到達目標
何気なく使っている身の回りの製品にも、すごい技術が秘められ
ていることを理解する。現代の工学技術の奥深さや、他の技術と
の関わり合いを知り、自分の将来の進路を考える参考とする。
■講義方法
毎回の授業が「読みきり」となる形で、昨今の新しい技術の
流れの中の様々な話題を取り上げ、講義を行なう。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義では限られた時間内にいろいろな技術の内容に触れるの
で、重要な用語(キーワード)などは、あとで自分で調べて
みること。それによって自分の知識として身につく。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)毎回の講義の終わりに、
講義でわかったこと、
わからなかったことを書いて提出してもら
い、それで出席とみなす。欠席届のない3回
以上の欠席は不合格とする。
定期試験(70%)
■テキスト
特になし
■参考文献
講義で紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
講義を聞いて理解できなかったことは、あとで質問したり、
自分でインターネットや本などで調べること。講義中は私語
を慎み、まず人(講師)の話を聞く。そして疑問、質問あれ
ば遠慮なく質問すること。
■講義計画
①日本が直面している大問題、電力とエネルギーの基礎
②電気とは。電気ができ、家庭に届くまでの仕組み
③太陽電池、太陽光発電の現状
④風力、波力、潮力、電気自動車、クリーンエネルギーの新しい創生と
蓄電技術
⑤いろいろな波(光、電波、音波、地震波、津波)の性質、現象、その
関連技術
⑥ますます薄くなるディスプレイ、その原理と構造
⑦携帯やデジカメの中はどうなってる?、電子機器の軽薄短小化の技術
⑧ハイテク製品の陰にレアメタルあり。材料による製品の技術革新
⑨現代の通信はどのような原理で成り立っているか、そのしくみと歴史
⑩ランプからLED、有機EL照明まで。光の革命技術
⑪身近なすごい技術、レーザー。CDからレーザー兵器まで、その原理
⑫身の回りのいろいろな電磁気・電磁誘導、その応用技術
⑬家庭に普及したパソコンやインクジェット、その原理と進歩
⑭半導体って何?、どうやって作る?、工場の中は?
⑮まとめ
【担当】齊藤 進
【開講】後期 金4
工業経済(2013年度以前入学生)
■サブタイトル
企業で働く技術者をめざしている学生向けの経済論
■講義概要
18世紀後半に、動力として人間を含む動物の力や、風力・水力などの自
然の力を利用するだけであった時代から、蒸気機関のような機械による
力も使える時代になった。その結果、工業は急速に発展し、社会構造も
大きく変化した。このことを産業革命と呼んでいる。その時代以降、農
業や商業に代わり、工業が経済の中心に位置することになった。
工業経済は、人間生活に使用する物資を製品として加工生産し、販売
するときの経済活動を取り扱うものである。企業で働く技術者は、新製
品を開発するとき、製品を生産するときなどには、意識しなくてはなら
ない考えである。
この講義は、私の経験から、講義計画に記載した項目が技術者に必要
な知識と考え、工業の歴史的な観点と工業経営の観点を含め「工業経済」
として扱う。
■到達目標
技術者の業務に役立つ工業経済に関する知識、思考する能力を身につける。
■講義方法
配布資料に沿って、プロジェクターと板書を使って、講義を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習:現在興味のある業界や企業の経済動向と技術動向に関する情報を
収集する。
復習:講義の内容を興味のある業界や企業に当てはめたとき、どのよう
になるか考える。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業回数の3分の2以上の出席者を評価対象とし、受
講態度によって評価する。
レポート(40%)講義内容を理解したかどうかの確認のために、ミニレ
ポートを5回+α提出してもらう。
定期試験(30%)「この講義で学んだことについて、自分の立場で説明
できる。」という点を評価する。
■テキスト
配布資料をテキストとして使用する。
■参考文献
関連図書などは、配布資料に記載する。
■履修上の注意・担当者からの一言
「工業経済」は、企業に勤める技術者にとって、役立つものと確信して
います。授業時間中は、授業に集中してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
疑問や質問がある場合は、講義中又は講義終了後に、話しかけてください。
■講義計画
①ガイダンス
人類の進歩と工業発展の歴史
②「高校で習った(?)経済」の基礎概念と経済学
③日本の工業と工業経済
④分業と製造業の組織構造
⑤需要と供給の均衡
⑥生産過程と企業組織
⑦製品原価と技術者の役割
⑧生産方式の変遷
⑨生産管理と品質管理
⑩日本の工業発展経過と貿易
⑪標準化と知的財産
⑫給与体系と成果主義
⑬製品開発事例
⑭企業の社会的責任
⑮企業で働く技術者と起業する技術者
まとめ
−154
−
2014_物質シラバス.indb 154
2014/03/10 15:38:30
【担当】青井 芳史
【開講】後期 金2
資源エネルギー論
その他(40%)中間テスト
■テキスト
特になし
■参考文献
井田民男 他 『熱エネルギー・環境保全の工学』 コロナ社 2,900円
押田勇雄 『現代エネルギー工学概論』 オーム社 2,900円
世良 力 『資源・エネルギー工学要論』 東京化学同人 2,400円
■履修上の注意・担当者からの一言
資源・エネルギーに関連した問題は実生活に密着したものであり、
新聞等でも良く取り上げられる内容でもある。常にこれらのことに
関心を持ち、自らの問題として取り組む姿勢を大切にして欲しい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4,5講時に設けています。ま
た、随時質問は受け付けます。
■講義計画
①資源・エネルギー・環境保全
②エネルギーとは
③エネルギーとエクセルギー
④化石エネルギー(概論、石炭)
⑤化石エネルギー(石炭、石油)
⑥化学エネルギー(石油、天然ガス)
⑦原子力エネルギー(核分裂反応)
⑧中間テスト
⑨原子力エネルギー(原子炉)
⑩原子力エネルギー(原子炉、核燃料サイクル)
⑪自然エネルギー(水力、地熱、風力)
⑫自然エネルギー(太陽光発電)
⑬新エネルギー技術(燃料電池)
⑭新エネルギー技術(燃料電池、バイオマス)
⑮まとめ
学部内共通
■講義概要
我々の生活や文明は、その維持、発展のために多くのエネルギーを消費
することによって成り立っている。これらのエネルギーの大部分は、石
油、石炭、天然ガスといった化石燃料の燃焼反応により取り出された熱
エネルギーの変換によっている。我々の社会を支えるための多量のエネ
ルギー消費は、化石燃料を初めとする自然界からの資源の多量消費を伴
い、資源の枯渇といった問題をはらんでいる。一方、多量のエネルギー
消費により自然の許容量を超える廃棄が繰り返されることにより、自然
環境の汚染・破壊が引き起こされている。このように、エネルギー論を
論じるに当たっては、「資源」、「エネルギー」、「環境」の三者からの視
点が必要である。本講義では、できる限り具体的な事例を中心に、資源
とエネルギーの関わり、現状のエネルギー利用とその課題、新エネルギー
の開発状況等を環境問題との関連をふまえて講義する。
■到達目標
学習・教育到達目標:B1(◎),C2(○)
・我々の実際の生活において利用されている
「エネルギー」
「
、資
源」の関連と、その「環境問題」への関わりを学習するこ
とによって、学習・教育到達目標B1を達成する。
・新エネルギーの開発状況を知ることにより、エネルギー資
源利用の今後の展開、展望について理解することによって、
学習・教育到達目標C2を達成する。
■講義方法
適時プリント資料を配付し板書を中心に講義する。
随時演習を行うと共にレポートを課す。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義後の復習をしっかり行うこと。
課題を自らの手で解くこと。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
【担当】横田 岳人、丸山 敦、近藤 祥子
【開講】前期 水3・水4・水5
自然観察実習
■講義概要
環境科学では野外における自然現象を観察し、その場で生じ
ている事柄や問題を、科学的なデータをもとに明らかにして
いく。その最も基本となるのは、自然現象の観察である。こ
の実習では,比較的身近にある自然環境を対象に,主として
植物や動物などの生物が織りなす自然現象を対象に、自然観
察法の初歩を体験的に幅広く学習する。
■到達目標
野外での生物現象の観察の基本を身につける。自然観察に用
いる道具類の取り扱いを学ぶ。動植物の関わり合いについて、
実際の観察を通じて理解する。
■講義方法
実習は3つの班に分かれ、概ね4回ずつ一つのテーマについ
て実習を行う。具体的な実習テーマは初回ガイダンス時に示
す。基本的に実習内容についての講義の後に実習を行うが、
詳細は担当教員毎に異なる。不明な点は初回のガイダンス時
に確認すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
初回のガイダンス時に、授業時間以外で実施する実習内容に
ついて説明するので、指示にしたがうこと。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)実習参加状況
レポート(40%)レポート、スケッチを評価。
そ の 他(20%)積極性、自発性、協調性を総合評価。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
基本的に実習は野外で行う。野外活動できる服装を準備する
こと。野外での実習には,思いがけない危険が伴う。安全の
てびきを熟読し,指導者の指示に従うこと。また,実習内容
によって集合時間や場所が変わることがあるので,事前の掲
示に十分注意すること。
■講義計画
①実習ガイダンス
②3つのテーマについて4回ずつ実習を行う
③水域生物を中心とした自然観察(丸山敦)
④陸上生物を中心にした自然観察(近藤祥子)
⑤人間生活と自然
⑥博物館(動物園・植物園)での実習
⑦実習まとめ
−155
−
2014_物質シラバス.indb 155
2014/03/10 15:38:30
【担当】杉山 久佳
【開講】前期 木5
情報学概論
学部内共通
■講義概要
コンピュータと情報ネットワークの基礎を解説する。まずコ
ンピュータの発展の歴史を延べ、現代および将来の応用分野
を示す。次にコンピュータシステムの基盤となる2進数と論
理回路などの諸要素について解説する。情報ネットワークに
関しては、その基盤となる符号化とディジタル信号処理など
の要素技術を解説する。
■到達目標
コンピュータと情報ネットワークの基礎を理解するとともに、
これらを統合した現代社会の基盤技術の全体像を把握するこ
とを目標とする。
■講義方法
指定した参考書を中心として進める。授業中に適宜小テスト
を行うことで理解度をチェックする。
■授業時間外における予・復習等の指示
適宜講義中に指示する.
■成績評価の方法
平 常 点(20%)
小テスト(20%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし
■参考文献
三井田他 『情報工学概論』 森北出版 2,100円
■講義計画
①コンピュータの歴史(機械式計算機)
②コンピュータの歴史(電子計算機)
③コンピュータの歴史(パーソナルコンピュータ)
④2進数の基礎
⑤2進数の演算(加減算および乗算)
⑥2進数の演算(計算機内部演算)
⑦小テスト
⑧2進数の内部表現
⑨ブール代数と演算回路(ブール代数の基礎)
⑩ブール代数と演算回路(演算回路設計)
⑪コンピュータの構成(ハードウェア)
⑫コンピュータの構成(ソフトウェア)
⑬ネットワークの基礎
⑭コンピュータネットワーク(インターネット)
⑮コンピュータネットワーク(移動体通信)
【担当】北林 雅俊
【開講】前期 集中
情報と職業
■サブタイトル
情報化の進展が及ぼす社会生活の変容
■講義概要
情報化の進展が社会を発展させ生活を充実させているが、同
時に社会に及ばす影響や課題も生じている。この現状を認識
するとともに、情報化の進展が職業や教育に与える影響につ
いて考察する。
■到達目標
情報化社会の進展が及ぼす社会生活の変容をふまえ、更に高
度化する情報化社会に柔軟にかつ、的確に対応できる能力と
態度を育てる。
■講義方法
配布するプリント及び資料を用いて授業を進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の終了時に次回の授業に必要な事項について指示すると
きは、事前に調べて説明できるようにしておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
レポート(30%)
定期試験(40%)
試験、レポート、学習状況等を総合して評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
文部省 『高等学校学習指導要領解説 情報編』
開隆堂出版
株式会社 221円
■履修上の注意・担当者からの一言
高等教員免許教科「情報」に係る科目です。
■講義計画
①ガイダンス 教科「情報」、科目「情報と職業」について
②情報化の進展と学校教育(1)情報化の進展
③情報化の進展と学校教育(2)情報教育
④情報化の進展と学校教育(3)情報科教員に求められる資質・
能力
⑤情報化の進展と職業(1)情報化社会と情報システム
⑥情報化の進展と職業(2)働く環境の変化と労働観
⑦情報化の進展と職業(3)企業の情報化と求められる人材の
変化
⑧日本の情報通信技術政策(1)(IT国家 IT基本法)
⑨日本の情報通信技術政策(2)(e-japan IT新改革戦略)
⑩日本の情報通信技術政策(3)(i-japan 情報通新戦略)
⑪企業における情報活用(1)
(情報システム POSシステム)
⑫企業における情報活用(2)
(SCM JIT)
⑬情報化社会における犯罪と法律
⑭情報化社会における危機管理
⑮産業構造の変化と職業 / 情報と職業のまとめ
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2014_物質シラバス.indb 156
2014/03/10 15:38:30
【担当】山中 裕樹
【開講】後期 月2
生態学概論
■テキスト
日本生態学会 『生態学入門(第2版)』 東京化学同人 2,940円
教科書は必ず購入すること。講義各回前に該当場所を読んでいること
を前提に講義を行う。第1版は内容が変更されているので注意が必要。
■参考文献
日本生態学会 『生態学事典』 共立出版 13,650円
マッキンジー、ボール、バーディー 『生態学キーノート』
シュプリンガー・フェアラーク東京 3,360円
ベゴン、タウンゼント、ハーパー 『生態学ー個体・個体群・
群集の科学』 京都大学学術出版会 12,600円
■履修上の注意・担当者からの一言
パワーポイントを併用し、その内容はレジュメとして配布する。教科書の
購入は正しい理解のために必須である。自学習として毎回、教科書該当部
分の予習および復習を求める。講義中に発言や質問を求めることがある。
■講義計画
①生態学概観、生物の基礎知識
②進化生態学の基礎
③分子進化と生態学
④生活史の適応
⑤性の意義
⑥生理生態特性の適応
⑦行動の適応
⑧社会の適応
⑨種内競争と個体群
⑩種間競争と個体群
⑪被食・寄生と個体群
⑫種間相互作用と生物群集
⑬生態系と機能
⑭応用生態学
⑮環境変動と生態学
学部内共通
■講義概要
環境問題への関心が高まり、「エコ」の語は世間に溢れる。しかし、
生態学(ecology)の理解は必ずしも高いとは言えない。生態学は、
生物どうし、および生物と非生物的環境の間の全ての関係を扱う科
学分野であり、興味の方向や時空間スケール、研究手法によって多
方面に発展している。この学問を概観することで、生態学本来の可
能性や、環境問題の本質を理解するための学問的基礎を得られよう。
本講義では、生態学の基礎(共通)概念から始まり、進化生態学、
行動生態学、社会生態学、個体群生態学、群集生態学、生態系生態
学、応用生態学などについて概説する。重要キーワードの理解に重
点をおき、具体的事例の紹介で理解を助ける。また、各分野の視点
から、移入種、温暖化、生物多様性損失などの環境問題を考察する。
■到達目標
生態学全般についての概括的な知識を習得し、生態学の発展諸分
野への興味を持つ。環境問題を生態学的に考察する重要性を知る。
■講義方法
プロジェクタを中心に行う。プロジェクタで示す内容はレジュ
メとして配布するが、教科書の購入および事前学習は必須で
ある。適宜小テストを行い、習得状況を確認する。
■系統的履修
生物学序論、生物学概論、または高校「生物Ⅱ」
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書は必ず購入すること。講義各回前に該当場所を読んで
いることを前提に講義を行う。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)各回の講義終了後に理解度を試す課題を出し、
その得点を平常点とする/資料持込禁止
小テスト(60%)合計3回実施/資料持込禁止
定期試験(0%)
【担当】椙崎 弘幸
【開講】前期 金2
生体情報概論
■サブタイトル
遺伝情報の伝達メカニズム
■講義概要
組換えDNA実験技術の発展を背景に、遺伝情報の解析が塩基配列
レベルで飛躍的に進展し、細菌等の単細胞生物はもとより、ヒトに
代表される高等生物の遺伝情報に対する理解が深まってきた。高次
生命現象の研究までもが次々と組換えDNA実験技術を用いて発展
し、新しい概念の確立、既成概念の修正がなされている。本講義では、
組換えDNA実験技術の基礎となる原核生物の遺伝情報の伝達メカ
ニズムについての解説から始める。さらに、この技術を用いて解明
された真核生物の遺伝情報とその伝達メカニズム、生体機能の発現
のメカニズムについて、分子レベルで追及した研究成果を紹介する。
■到達目標
遺伝情報の発現と制御のメカニズムを学ぶことにより、細胞内での情
報伝達システムの一端を知ることができる。情報科学や物理系の学科
を専攻する学生にとっても理解できるように、講義を進めていく。
■講義方法
毎回講義計画のテーマに関するプリントを配布し、パワーポ
イントを用いて講義を進めていく。
プリントの内容はpdfとして提供も可能。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎講義開始時に配布するプリントに記載のキーワードについ
て、授業内容の理解を深めるため、復習をしておくこと。
■成績評価の方法
定期試験(100%)筆記試験により成績を評価する。
第1学期試験期間に筆記試験をおこなう。試験に際し、参考
資料(本や配布資料など)の持ち込みを許可する。
■テキスト
特になし
■参考文献
J.D. Watson et al. 『遺伝子の分子生物学』 トッパン
B. Alberts et al. 『細胞の分子生物学』 教育社
B. Lewin 『遺伝子第8版』 東京化学同人
いずれの本も旧版ではあるが、本学の図書館に完備されている。
一回目の講義時に配布するプリントに遺伝情報の伝達メカニズ
ムに関する入門書を挙げておく。一読することをを勧める。
■履修上の注意・担当者からの一言
参考文献に挙げた本は高価なので、あえて購入する必要はありません。
知識をより深めたいときに、図書館に完備してある参考文献に挙げた図
書を利用していただきたい。最初の講義の時に読める本を紹介します。
将来生物科学を専攻したいと考えている人は参考文献の一読を薦める。
■講義計画
①遺伝物質の化学的本性
②遺伝物質の構造
③遺伝物質の自己複製
④遺伝物質の組換え
⑤遺伝情報の発現と制御(1)−原核生物における転写のメカニズム
⑥遺伝情報の発現と制御(2)−真核生物における転写とRNAプロ
セッシングのメカニズム
⑦蛋白質の構造と機能
⑧遺伝情報の発現と制御(3)−翻訳のメカニズム
⑨遺伝子系の保存
⑩組換えDNA実験技術
⑪トピックス紹介(1)がん遺伝子
⑫トピックス紹介(2)免疫系におけるゲノムの再編成
⑬トピックス紹介(3)シグナル伝達
⑭トピックス紹介(4)細胞周期の制御
⑮トピックス紹介(5)生物の形を決める遺伝情報
−157
−
2014_物質シラバス.indb 157
2014/03/10 15:38:31
【担当】鈴木 孝仁
【開講】前期 月1
生物学概論Ⅰ
学部内共通
■サブタイトル
分子から細胞まで
■講義概要
生物学は生物の特長である生命現象とは何か、生きているとは
どういうことかなどといった問題を自然科学の言葉で理解しよ
うとする学問分野である。本講義では、まず生物界全体を概観
し、次に生物の基本単位である細胞をとりあげ、細胞が示す普
遍的な構 造と機能について説明する。以下、生物は生命維持
のため、どのように自己複製をし、新しい個体を形成するか。
その際、どのようにして、個々の生 物は特異性を維持するのか、
その物質的背景は何かなどについて、一年を通して論じるので、
生物学概論Ⅰ、生物学概論Ⅱ、両方を選択されるのが望ましい。
■到達目標
生物学領域の知識は飛躍的に増え、様々なバイオテクノロジーの分
野へ応用され始めている。この講義を通じて 生物の関わる現象を
多面的に学んで欲しい。そして、生命という不可思議なものの意義
を自然科学的な視野からも考えられるようになって欲しい。
■講義方法
講義ごとにテーマを決め、そのことを中心にして解説する。授業計
画の項目によっては複数回にわたる場合がある。講義はオーソドッ
クスな方法で行 なうが、話題性のある項目も取り上げる。
■系統的履修
生物学を十分理解するためには、物理学と化学の知識が必要である。
■授業時間外における予・復習等の指示
大学の講義の一時間には、二時間の予習と復習の時間も課さ
れている。従って、予習・復習を通じて知識を補い、自分で
考え、問題提起を試みて欲しい。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
丸山工作・丸山敬 『生命科学入門』 東京教学社 2,300円
近年大きく発展している生物学の領域を一冊のテキストで理
解することは不可能であるので、テキストに記されてない事
項についても講義で取り上げる。
■参考文献
鈴木孝仁監修『フォトサイエンス・生物図録』数研出版社 870円
その他参考図書やWEBサイトは随時講義中に知らせる。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業時間外における予・復習等の指示を参照してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義終了時。それ以外の時間はメールアドレス(takahito@
cc.nara-wu.ac.jp)まで。
■講義計画
①講義に先立って、生物学の学問的位置や生物界の概観
②生体構成物質1:水、糖質、脂質、アミノ酸
③生体構成物質2:タンパク質と酵素
④生体構成物質3:核酸、その他
⑤細胞の観察法と細胞構造
⑥原核細胞の細胞の構造と機能
⑦真核細胞の構造と機能
⑧ミトコンドリアとエネルギー代謝
⑨葉緑体と光合成
⑩細胞の運動
⑪細胞骨骼
⑫核・核酸の複製と転写
⑬タンパク質合成と細胞内輸送
⑭核分裂と細胞分裂
⑮細胞周期
【担当】鈴木 孝仁
【開講】後期 月1
生物学概論Ⅱ
■サブタイトル
細胞から個体、個体集団まで
■講義概要
生物学概論Ⅰの講義内容に続き、生物個体はどのような調節機
構のもとで成体になるのか、また、それぞれの種の生物の形体
や機能の特異性や変異性 はどのようにして生じ、維持されるの
か、その物質的基礎は何か。生物体の恒常性は、どのようなシ
ステムのもとで維持されているのか。生命の誕生 とその後の発
展はどのようにて起ったと考えられているのか。動物の行動の
もつ意義は何かなど、広範な分野について概観し、解説する。
■到達目標
生物学領域の知識は飛躍的に増え、様々なバイオテクノロジーの
分野へ応用され始めている。この講義を通じて 生物の関わる現象
を多面的に学んで欲しい。そして、生命という不可思議なものの
意義を自然科学的な視野からも考えられるようになって欲しい。
■講義方法
講義ごとにテーマを決め、そのことを中心にして解説する。授
業計画の項目によっては複数回にわたる場合がある。講義はオー
ソドックスな方法で行 なうが、話題性のある項目も取り上げる。
■系統的履修
生物学を十分理解するためには、物理学と化学の知識が必要
である。
■授業時間外における予・復習等の指示
大学の講義の一時間には、二時間の予習と復習の時間も課さ
れている。従って、予習・復習を通じて知識を補い、自分で
考え、問題提起を試みて欲しい。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
丸山工作・丸山敬 『生命科学入門』 東京教学社 2,300円
近年大きく発展している生物学の領域を一冊のテキストで理
解することは不可能であるので、テキストに記されてない事
項についても講義で取り上げる。
■参考文献
鈴木孝仁監修 『フォトサイエンス・生物図録』 数研出版社 870円
その他参考図書やWEBサイトは随時講義中に知らせる。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業時間外における予・復習等の指示を参照してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義終了時。それ以外の時間はメールアドレス(takahito@
cc.nara-wu.ac.jp)まで。
■講義計画
①講義に先立って、前期講義のまとめ
②遺伝子と突然変異
③遺伝子工学の基礎
④原核生物の遺伝子発現調節
⑤真核生物の遺伝子発現調節
⑥動物の生殖と配偶子形成、受精
⑦動物の発生と分化
⑧植物の発生と生殖
⑨植物の形態形成と植物ホルモン
⑩動物の神経系の発達・構造・機能
⑪動物の内分泌系
⑫生体防御の仕組みと免疫学
⑬動物の行動の生物学的意識
⑭生物進化の考え方
⑮メンデル遺伝学と集団遺伝学の基礎
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−
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2014/03/10 15:38:31
【担当】横田 岳人、竹内 圭介
【開講】後期 水3・水4・水5
生物学実験
■履修上の注意・担当者からの一言
生物学の実験では、どうしても生きているものの生命を奪わ
ねばならないことがある。実験を通して、生物学の知識、研
究の手段や技術を学ぶ以上に、命の尊厳、生きているという
ことの意義に深く思いをいたし、真面目に実験に取り組んで
欲しい。
■講義計画
①実験開始にあたって、顕微鏡の使用法
②魚種と生息数調査1:捕獲と標識
③魚種と生息数調査2:再捕獲
④魚種と生息数調査3:データーの整理
⑤野外観察:里山の植相調査
⑥植物の気孔の観察と気孔数の調査
⑦原形質分離と浸透圧の測定
⑧色素細胞の観察
⑨生体反応の温度依存性
⑩比較形態学1:マウスの解剖
⑪比較形態学2:アメリカザリガニの解剖
⑫制限酵素によるDNAの切断とアガロースゲル電気泳動法に
よる分離
⑬体細胞分裂の観察
⑭唾液腺染色体の観察
⑮植物維管束系の観察
学部内共通
■講義概要
生命活動は生物の示す多様な形態と機能の上に成り立ってい
る。それがどのようにして維持されているのかについては、
形態学、細胞学、発生学、生理学、生化学、遺伝学、生態学
などの視点から研究されている。
本実験では、適切な材料を選び、種々な生物学的な研究方法
を用いて、生物の示す生活活動の諸相について調べる。
■到達目標
学習・教育目標:D3,F1(◎)
多分野にわたるこの実験を通し、生物体の構造の多様なこと、
変異に富むこと、生物間の相互作用、生育環境に対して示す
生物の適応性などについて、基本的なことを学んで欲しい。
■講義方法
実験に先だって、実習の目的・内容・意義・方法を説明した
あと、個別・グループで実験する。授業計画の項目によっては、
複数回にわたる場合もある。学習内容は天候など諸種の条件
で順序が変更されることがある。
■授業時間外における予・復習等の指示
実験に関しては、講義で触れない項目もあるので、実験後、
用いた生物や実習に関連した事項について復習してください。
■成績評価の方法
その他(100%)
平常点、レポートの提出をもって評価する。
■テキスト
実験開始前に資料を用意し配布する。
■参考文献
必要に応じ、資料は用意する。
【担当】竺 文彦、遊磨 正秀
【開講】前期 木2
地域環境概論
■講義概要
一定の地域における汚濁発生源が水域に流入し、あるいは、
廃棄物となって、地域の環境レベルを決定していく。生物に
おいては、これらの無機的環境の中において、動物、植物が、
生態系を構成し、総合的な環境が形成されている。これらの
地域における無機的環境、生物的環境について述べる。たと
えば、琵琶湖においては、流域の様々な汚濁物質、汚染物質
が河川を通じて湖に流入し、琵琶湖の水質を形成していくた
め、陸域の汚濁源が問題となる。これらの琵琶湖に関連する
環境を中心に解説していく。
■到達目標
地域における物理・化学的、生物的環境について基礎的な理
解をする。
■講義方法
パワーポイント、プリント等を用いて講義する。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義内容に関連する新聞記事,雑誌記事,ウェブニュースを
熟読し,その内容について日常を通じて理解を深める努力を
する。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)受講状況等による
定期試験(80%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①地域環境とは何か
②流域における水質汚濁源
③湖への汚濁源流入プロセス
④琵琶湖の水質変化
⑤湖内での水質形成プロセス
⑥地域での有機物発生源
⑦廃棄物処理・循環プロセス
⑧流域における水環境の縦断方向の連続性
⑨流域における水環境の横断方向の連続性
⑩流域における生物多様性(河川)
⑪流域における生物多様性(湖沼)
⑫流域における水環境の連続性と栄養塩回帰
⑬流域における水資源開発(水道用水)
⑭流域における水資源開発(農業用水)
⑮地域環境を科学する
−159
−
2014_物質シラバス.indb 159
2014/03/10 15:38:31
【担当】桑原 希世子
【開講】前期 月3
地学概論Ⅰ
学部内共通
■講義概要
人間や社会に歴史があるように、自然界にも長い歴史がある。
地学の中でも特に自然界を歴史科学的観点から理解しようと
する分野がある。自然史学・古生物学・地史学などの分野が
これに相当する。この講義では原始地球から現在までの自然
史を、主に生物進化の跡をたどって概観する。
■到達目標
自然の歴史を概観することで、現在の地球環境をグローバル
な視点で考える能力を身につける。
そして人類の産業活動と今後の地球環境保全について、洞察
力を高めることを目的とする。
■講義方法
パワーポイントを使用して進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
次回の授業部分については、専門用語を調べておくこと。
授業後にノートを見直し、わからなかった点があれば調べ、
復習すること。
■成績評価の方法
定期試験(100%)点数を評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
川上紳一・東條文治『地球史がよくわかる本』秀和システム
1,900円
丸山茂徳・磯 行雄 『生命と地球の歴史』 岩波書店 660円
木庭元晴 『宇宙 地球 地震と火山』 古今書院 2,600円
小出良幸 『早わかり地球と宇宙』 日本実業出版社 1,400円
大谷栄治・掛川武『地球・生命 その起源と進化』
共立出版
2,200円
J.L.パウエル 『白亜紀に夜がくる』 青土社 2,800円
池谷仙之・北里洋 『地球生物学』 東京大学出版会 3,000円
■講義計画
①講義概要の紹介
②地球システム
③編年
④相対年代と数値年代
⑤京阪神の古地理分布の復元(ワーク)
⑥太陽系と地球地球形成のシナリオ
⑦生命の誕生 光合成生物の活動が大気組成を変化させた
⑧スノーボールアース仮説 カンブリア大爆発:多様な動物
の爆発的進化
⑨オゾン層の形成と植物 動物の陸上への進出
⑩パンゲア大陸の分裂と生物大量絶滅
⑪恐竜の繁栄 白亜紀の温室地球 石油の形成
⑫中生代/新生代の境界の絶滅のシナリオ
⑬ほ乳類の繁栄 周期的気候変動とミランコビッチサイクル
⑭人類はどのように進化してきたのか
⑮地球環境問題 まとめ
【担当】塩野 清治
【開講】後期 水2
地学概論Ⅱ
■サブタイトル
変動する地球
■講義概要
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の大被害を経験して、地震
に備えるための防災・減災対策の必要性が広く認識されるように
なった。なぜM9.0という超巨大地震が起こったのか。同じような
巨大地震が西日本でも起こる危険性はないのか。起こるとすればい
つごろか。流言・飛語に惑わされることなく、事態を正しく認識す
るには、変動する地球の実態(過去と現在)を正しく理解しておく
必要がある。この講義では地球の内部構造や誕生してから現在に至
る歴史について研究史を交えながら概観したのち、ヴェーゲナーに
よる大陸移動説がプレートテクトニクスとよばれる、様々な地学現
象を総合的に理解するパラダイム(共通認識)へと発展していく歴
史的経過をたどりながら、変動する地球についての基礎知識を体系
的に学修する。最後にその観点から西日本に住む我々にとって無視
することにできない次の南海地震の必然性について考える。
■到達目標
地球上で発生する様々な地学現象を総合的に理解するための
基礎的知識を身につけること。ニュース等で報道される地震
や火山などの自然現象を地球の歴史という長期的視点にたっ
て理解・考察できるようになること。
■講義方法
講義内容に関連する資料(Work Sheet)を配布する。その資
料とパワーポイントを使用しながら講義を進める。
■系統的履修
地学概論Ⅰ、地学実験、力学、物理学、数学、化学
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の授業の最後に復習問題を課す。問題の解答は授業中に
指定する時期(4回)にまとめて提出すること。予習が必要
な場合は適宜指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)復習問題のレポートの成績
定期試験(50%)筆記試験の成績
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回復習問題を課すので欠席しないように。授業中、講義に
集中している者への迷惑行為(私語、携帯電話、飲食など)
は慎むこと。疑問な点があれば授業中に積極的に発言してほ
しい。数値計算をする場合があるので電卓を持参すること。
■講義計画
①地球の形と大きさ:メートル単位の起源
②地球楕円体とジオイド:標高の基準
③アイソスタシー :大陸と海洋の違い
④地殻とマントル::モホロビチッチ不連続面
⑤地球の深部構造:地殻・マントル・核
⑥地層と化石:地質年代
⑦放射性同位体による年代測定:地球の年齢
⑧地球全史:地球の誕生から人類の誕生まで
⑨大陸移動説:ウエゲナーの提唱
⑩地球の磁場:大陸移動説の復活
⑪海洋底拡大説:海嶺と海溝
⑫地磁気異常の縞模様:海洋底拡大説の検証と展開
⑬プレートテクトニクス:プレートの誕生・移動・消滅
⑭大地震への備え:南海地震の必然性
⑮まとめと復習
−160
−
2014_物質シラバス.indb 160
2014/03/10 15:38:31
【担当】桑原 希世子、塩野 清治
【開講】前期 水3・水4・水5
地学実験
■履修上の注意・担当者からの一言
時間内に終了できるように、担当者の説明をよく聞き、実験
に集中すること。
疑問な点があれば、積極的に質問して、各課題の目的や方法
をしっかり理解した上で実験を進めること。
授業中の私語、携帯電話の使用、飲食は禁止(緊急に必要な
場合は退席すること)。
数値計算が必要になる場合があるので、電卓を持参すること。
■講義計画
①ガイダンス
②平板測量(1)放射法
③平板測量(2)導線法
④地形図の読み方
⑤岩石・造岩鉱物の肉眼観察
⑥化石の肉眼観察
⑦偏光顕微鏡による岩石薄片の観察
⑧浸液法による鉱物の屈折率の測定
⑨Katerの可逆振子による重力の測定
⑩近地地震の走時曲線の解析
⑪遠地地震の走時曲線の解析
⑫地質図の書き方と読み方
⑬学外実習Ⅰ:地質巡検(甲西・石部)、関連施設の見学
⑭学外実習Ⅱ:地質巡検(田上)、関連施設の見学
⑮気象通報による天気図の作成/総合討論
学部内共通
■講義概要
地学に関する基礎的な実験のなかから、授業計画に示す課題
を取り上げて実施する。実験の前にその内容(意義、理論と
方法)を解説し、ついで個別またはグループで実験を行う。
室内実験だけでなく野外での平板測量や地質巡検を組み入れ
ているため、天候によっては日程や内容を組み替えることが
ある。
■到達目標
野外実習と室内実験を通じて、地球を理解するため観察法・
測定法・実験法の基礎を習得する。
■講義方法
実験課題ごとにプリントを配布し、これを参考にして実験方
法を説明する。その後、個別またはグループで実験を行うが、
課題⑤∼⑫は2班に分けて並行実施する。
■系統的履修
地学概論Ⅰ、地学概論Ⅱ
■授業時間外における予・復習等の指示
実験ごとに実験経過・結果・考察などをレポートにして提出
する。授業終了時に提出する場合もあるが、課題によっては
次回の授業開始時に提出する場合もある。その場合、実験終
了後はできるだけ早めに、実験経過・結果、ノートやプリン
トを参照して、レポートを作成しておくことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)実験態度
レポート(90%)レポートの形式と内容
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
【担当】市川 陽一、宮浦 富保
【開講】後期 火1
地球環境概論
■講義概要
近年、地球がどのように変化したかを理解するためには、ま
ず地球の生物圏としての機能を理解し、その機能に人間が影
響をもたらす以前はどのようになっていたかを理解すること
が必要である。環境の時代を象徴するように、地球環境問題
が声高に取り上げられているが、それらが人間の生活にどの
ように関わっているのか、その因果関係を明確にし、なぜ問
題視するかを論述する。 人間が引き起こしたさまざまな地球
環境問題に取り組み、解決策をさぐるにあたって、まず地球
が集積されたシステムとしてどのように機能しているかを基
本的に理解することが重要である。
■到達目標
学習・教育目標:B1(◎),A(○)
地球における複雑な物理的・生物的環境を把握し、人間活動
が地球の機能に対しどのように影響をもたらしているかを理
解する。人間による地球環境へのインパクトを評価し、対処
するのに必要な基礎的知見を得ることが可能となる。
■講義方法
板書、OHP、あるいはパワーボイントを用いてわかり易く講
義を進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義で学んだことを理解するために、ネットや図書館を利用
して事例研究を行うとともに、様々な観点から地球環境問題
の議論が行われていることを確認し、理解を深めていただき
たい。
■成績評価の方法
レポート(30%)
定期試験(70%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①講義の進め方
地球環境とは?
②地球の歴史
③地球の気候変動
④地球の生態系 −起源と進化
⑤地球の生態系 −生物多様性
⑥人類の来歴と環境問題
⑦生態系に与える人間の影響
⑧地球環境の持続可能性
⑨環境汚染 −陸上
⑩環境汚染 −大気
⑪環境汚染 −海洋
⑫地球温暖化
⑬エネルギーと地球環境
⑭環境問題の対策と見通し
⑮まとめ
−161
−
2014_物質シラバス.indb 161
2014/03/10 15:38:32
【担当】藤河 恒生
【開講】後期 水3
知的財産概論
学部内共通
■講義概要
本講座では産業財産権である特許権、実用新案権、意匠権、
商標権について概観し、特に、技術者にとって大事な特許権
について詳細に学習する。特許に関する手続きはどのように
するか、特許を受けるための要件とは何か、特許書類はどの
ように読み、書くか、などを実例を見ながら勉強する。特許
庁が提供している産業財産権情報、特に特許電子図書館(I
PDL)を活用するため、それをアクセスする基本操作から
学ぶこととし、IPDLの操作に関する時間もかなり取って
いる。本講座を通じて知的財産を身近に感じ、また、知的財
産の重要さを感じ取ることも目的としている。
■到達目標
産業財産権(特許、実用新案、意匠、商標)の取得、活用に
ついての全体像を理解する。
特許制度について、全体にわたった基礎的な知識を習得する。
将来、産業財産権の制度を利用できるよう実用的な知識を習
得する。
■講義方法
配布する資料を使って講義をするとともに、インターネット
を用いて実例を参照又は調査したり、電子出願ソフトを用い
た特許出願書類作成の練習をしたりする。
講義は、各自がインターネットを使用できる教室で行う予定
である。また、ゲストスピーカーによる講義もはさむ予定で
ある。
■授業時間外における予・復習等の指示
パソコンの基本的な操作はできるようにしておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)
レポート(50%)
レポートの課題は、最終講義の2回前の講義時に渡し、最終
講義時にレポート提出を受ける予定である。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①知的財産権(産業財産権)とは?特許制度とは?
②出願から特許権取得までⅠ(特許出願書類)
③出願から特許権取得までⅡ(公報、産業財産権情報)
④出願から特許権取得までⅢ(審査請求以降)
⑤IPDLで特許情報にアクセス/演習
⑥発明とは?特許になる発明とは?
⑦特許を受けることができる者とは?職務発明とは?
⑧発明発掘から特許出願まで
⑨特許出願書類を書いてみようⅠ(特許請求の範囲)
⑩特許出願書類を書いてみようⅡ(明細書他)
⑪外国での特許取得 外国の特許情報にアクセス
⑫特許以外の産業財産権制度/実用新案・意匠
⑬特許以外の産業財産権制度/商標
⑭IPDLで意匠・商標情報にアクセス/演習
⑮企業における知的財産権の位置づけ
【担当】橋本 正治
【開講】前期 水1
人間工学
■サブタイトル
製品設計への人間工学的アプローチ
■講義概要
人間工学は、人間をシステムの一要素として扱い、人間の特
性を考慮し、人間にとって適切なシステムの設計・改良をめ
ざす工学である。ここでは、生理学・心理学・運動学の立場
から人間の諸特性を明確にし、特に生産の場における製品設
計・作業設計等に用いられる人間工学的方法について解説す
る。これによって人間工学的な観点から設計における問題解
決できる能力を養う。
■到達目標
人間の生体機能、運動機能に関する基本的な特性を理解でき、
設計に応用できる。
機械・電気システムにおいて考慮しなければならない入出力
インタフェースの特性を理解し設計に応用できる。
■講義方法
ノート講義を中心に進めますが、適時OHP等で最新事例も紹介
します。図を使った説明が多くなりますので可能な限りプリント
も用意します。ノートへの記入が負担となるかもしれませんが、
整理されたノートを作り上げることで、学習が進むと考えます。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習:次回のテーマに応じたキーワードの調べ、授業開始時
に指定用紙に記入し提出
■成績評価の方法
平 常 点(40%)予習課題の提出をもって平常点とします。
レポート(60%)14週目に課題を出します。
平常点(40%)とレポート(60%)とし、合計100点満点で評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
長町三生 『現代の人間工学』 朝倉書店 3,885円
■履修上の注意・担当者からの一言
解らないことや興味のあることは授業の途中でも質問や意見
を発言して下さい。それはきっと他の人も同じように考えて
いるに違いないからです。ただ聞いているだけの授業ではな
く、授業に積極的に参加して、より興味ある内容となるよう
一緒に学んでいきましょう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
下記アドレスまでメールしてください
[email protected]
■講義計画
①人間工学の定義(歴史的背景、人間工学をとりまく研究分野)
②人間の生理的特性と心理的特性(感覚器全般)
③人間の生理的特性と心理的特性(色の研究の歴史)
④人間の生理的特性と心理的特性(色を感じるメカニズム)
⑤人間の生理的特性と心理的特性(視覚と色覚特性)
⑥人間の生理的特性と心理的特性(色の表現法)
⑦人間の生理的特性と心理的特性(聴覚)
⑧生理的機能の測定法(筋電、心拍、呼吸、発汗)
⑨心理的機能の測定法(官能検査、アンケート調査)
⑩動作分析・動作解析(動作分析)
⑪動作分析・動作解析(動作解析)
⑫動作分析・動作解析(運動計測)
⑬マンマシンシステム(フィードバック、インターフェイスの要
素、人間の制御機能)
⑭マンマシンインターフェイス(歴史的背景、コミュニケーショ
ンと情報の流れ)
⑮インターフェイスの最新事例(人工現実感)
−162
−
2014_物質シラバス.indb 162
2014/03/10 15:38:32
【担当】左近 拓男
【開講】前期 月3・月4・月5
物理実験
■講義計画
①ノギスの使い方
②振り子によるgの測定
③のびによるヤング率の測定
④弦の振動の実験
⑤分光器の実験
⑥レーザー光の回析実験
⑦テスターの使い方とパルス回路
⑧アナログ回路
⑨電気抵抗の温度変化
⑩熱起電力
⑪電子の比電荷の測定
⑫発表会準備と公欠の人の追加実験
⑬発表会
⑭まとめの試験
⑮総合演習
学部内共通
■サブタイトル
理工学基礎実験
■講義概要
■科目概要・科目内容
理工学の全ての分野の基礎となる力学、光学、熱学、電磁
気学、原子物理学の分野から選ばれた基本的で重要な11種の
実験について実習する。物質化学および環境ソリューション
工学は本質的に実験分野であり、将来卒業研究や大学院にお
いて、新しい方法により新しい物質を合成したり,新しい実
験を行って新しい現象を見つけたり、新しい実験装置や新し
い機械を製作したりすることになるが、そのためのトレーニ
ングである。ノギス、マイクロメータ、サーキットテスター、
デジタルボルトメータ、オッシロスコープ等の簡単な道具や
測定器はいつでも使えるように練習すること、得られた実験
データの誤差が評価できて、有効数字がわかること、重力加
速度、波の波長、速度、振動数、温度、熱起電力、活性化エ
ネルギー、電気抵抗、電圧、電流、電力、ローレンツ力、ヤ
ング率、光の波長、屈折率、波の干渉、回析等の概念につい
て実験によって深く理解することを目標とする。プレゼンテー
ションの練習のため最後に発表会も行なう。
■この科目を履修することにより身につくポイント
物理的センスと基礎的実験技術
■到達目標
学習・教育到達目標:D3(◎)
種々の実験の原理を理解する。ノギスなど基礎的器具を使え
るようになる。実験データの誤差を評価できる。積極的に質
問し,自ら進んで勉強できるようになる。
■講義方法
実験指導書にそって、二人一組で、毎回1つのテーマの実験
を行う。レポートを各自まとめて提出する。
■系統的履修
物理学Ⅰ,物理学Ⅱ,物理学Ⅲ,物理実験(理工学基礎実験A)
を続けて履修すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
物理学の基礎科目をきちんと学習し、よく復習しておくこと。
実験テキストもよく予習しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(80%)実験およびレポート
小テスト(10%)
そ の 他(10%) 発表会
毎回のレポートを主体に(約8割)
、発表(約1割)
、まとめ
の試験(約1割)を加味して評価する。
■テキスト
龍谷大学理工学部編 『物理実験』 初回に配布します。
小出昭一郎著 『物理学(三訂版)
』
裳華房 2,100円
定規、関数電卓, A4ノート1冊を各自用意してきてくださ
い。
■参考文献
原康夫著 『物理学基礎』 学術図書出版社 2,400円
■履修上の注意・担当者からの一言
初回のガイダンスとノギスの使い方の実験を無断欠席すると
今期履修しないものとみなすので注意してください。まず実
験の原理、方法を自習して、考えてもわからなかったことを
TAに質問し、わからなかった理由を考えることにより力をつ
けてください。受講マナーにも気をつけてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
実験1テーマにつき1人のTAが配置された少人数教育である
ので,3コマ連続の時間を有効に利用して物理の内容につい
ても,どんどん教員およびTAに質問してください。
−163
−
2014_物質シラバス.indb 163
2014/03/10 15:38:32
学部内共通
−164
−
2014_物質シラバス.indb 164
2014/03/10 15:38:32
学科固有科目
(物質化学科)
カナ
科 目 名
英語セミナー
㳿 英語セミナー
エネルギー循環工学
化学英語演習
担 当 者
開講曜講時 ページ カナ
林 久夫
青井 芳史/岩澤 哲郎/
内田 欣吾/大柳 満之/
白神 達也/富䉱 欣也/
中沖 隆彦/藤原 学/
宮武 智弘/和田 隆博
和田 博
宮武 智弘/兵藤 憲吾
藤井 一郎
阪井 一繁
前期
火5
167
前期
木5
167
前期
月3
科 目 名
担 当 者
開講曜講時 ページ
藤原 学/青井 芳史/
富 欣也/中沖 隆彦/ 前期 金3・金4 189
㴢 入門セミナー
渡辺 英児
物質化学研究デザイン演習 青井 芳史
後期 月3・月4 190
168
物質化学研究デザイン演習 岩澤 哲郎
後期 月3・月4 190
物質化学研究デザイン演習 内田 欣吾
後期 月3・月4 191
物質化学研究デザイン演習 大柳 満之
後期 月3・月4 192
火1
168
物質化学研究デザイン演習 白神 達也
後期 月3・月4 193
後期
月2
169
物質化学研究デザイン演習 富
欣也
後期 月3・月4 193
青井 芳史
前期
水3
170
物質化学研究デザイン演習 中沖 隆彦
後期 月3・月4 194
白神 達也
後期
火4
171
物質化学研究デザイン演習 林 久夫
後期 火1・火2 195
化学リスク学
富
欣也
前期
水1
172
物質化学研究デザイン演習 藤原 学
後期 月3・月4 196
環境化学
三宅 司郎
前期
月1
173
物質化学研究デザイン演習 宮武 智弘
後期 月3・月4 196
機器分析化学
藤原 学
前期
木4
173
物質化学研究デザイン演習 和田 後期 月3・月4 197
機器分析化学実験
基礎数学・演習/
㴄 数学Ⅰ・演習
基礎物理・演習/
物理学Ⅰ・演習
機能材料工学
藤原 学
後期 火3∼5 174
大竹 眞一
前期
水2
174
澤田 肇
後期
木3
175
化学系数学Ⅰ・演習
㴂 化学工学概論
化学数学
博
後期
水3
175
㴆 グリーンプロセス工学 富 欣也
後期
木2
176
物理化学Ⅰ・演習
青井 芳史/岩澤 哲郎/
内田 欣吾/大柳 満之/
白神 達也/富 欣也/
中沖 隆彦/林 久夫/
藤井 一郎/藤原 学/
宮武 智弘/和田 博/
兵藤 憲吾
林 久夫
㴈 結晶材料工学
㴊
㴐
㴒
榊間 博
㴬
物質化学総論
後期
火4
197
後期
木2
198
榊間 博
前期
水3
176
物理化学Ⅱ・演習
林 久夫
前期
木2
199
工業化学
岩澤 哲郎
前期
木2
177
物理化学Ⅲ
富
欣也
後期
金3
200
工業法規
吉田 玲子
後期
月1
177
物理化学Ⅳ
白神 達也
後期
水3
200
構造解析学
白神 達也/野村 勝裕 後期
火1
178
物理化学実験
林 久夫/兵藤 憲吾 後期 月3∼5 201
高分子化学
林 久夫
後期
月1
179
物理学Ⅱ・演習
白神 達也
前期
木1
202
高分子材料化学
中沖 隆彦
後期
金3
180
物理学Ⅲ・演習
和田 後期
水2
202
高分子プロセス化学
中沖 隆彦
後期
火3
180
物理学Ⅳ・演習
榊間 博
前期
木3
203
数学Ⅱ・演習
阪井 一繁
後期
月2
181
プレゼンテーション演習 野口 昌子
前期
月1
204
数学Ⅲ・演習
白神 達也
前期
火2
181
プレゼンテーション演習 野口 昌子
前期
月2
205
生化学
富
欣也
前期
火2
182
分子設計化学
岩澤 哲郎
後期
水1
206
セラミック材料工学
塩見 治久
前期
月1
182
分析化学
上原 章寛
前期
月1
206
㴘 超分子化学
博
宮武 智弘
前期
月4
183
無機化学Ⅰ・演習
和田 前期
月2
207
特別研究
青井 芳史
通年
集中
183
無機化学Ⅱ・演習
藤原 学
後期
木4
207
特別研究
岩澤 哲郎
通年
集中
184
㴷 無機化学Ⅲ
青井 芳史
前期
金1
208
特別研究
内田 欣吾
通年
集中
184
無機化学Ⅳ
塩見 治久
後期
火2
209
特別研究
大柳 満之
通年
集中
185
無機合成化学実験
大柳 満之/藤井 一郎 前期 金3∼5 210
特別研究
白神 達也
通年
集中
185
有機化学Ⅰ・演習
中沖 隆彦
前期
火4
210
富
欣也
通年
集中
186
有機化学Ⅱ・演習
岩澤 哲郎
後期
木1
211
特別研究
中沖 隆彦
通年
集中
186
有機化学Ⅲ
内田 欣吾
前期
木3
211
特別研究
林 久夫
通年
集中
187
㴽 有機化学Ⅳ
宮武 智弘
後期
水1
212
特別研究
藤原 学
通年
集中
187
有機構造解析学
内田 欣吾
前期
月2
212
特別研究
宮武 智弘
通年
集中
188
有機合成化学実験
内田 欣吾/兵藤 憲吾 前期 火3∼5 213
和田 博
通年
集中
188
青井 芳史
後期
木2
189
㴟 特別研究
特別研究
㴡 ナノ材料工学
2014_物質シラバス.indb 165
有機材料化学
㵁 量子化学
博
内田 欣吾
後期
金1
213
藤原 学
前期
水2
214
学 科 固 有
前期
2014/03/10 15:38:32
2014_物質シラバス.indb 166
2014/03/10 15:38:32
【担当】林 久夫
【開講】前期 火5
英語セミナー
英語セミナー
■授業時間外における予・復習等の指示
事前に資料をよく読んでおくこと。また、単語などを調べ、
発表できるように準備しておくこと。わからないことがあれ
ば、授業終了後または次の授業までに担当者に積極的に質問
すること。
■成績評価の方法
その他(100%)研究テーマに対する取り組みの姿勢、テーマ
に関する調査や発表の内容、課題の達成度な
どを担当教員が評価する。
■テキスト
担当教員により異なる。
■参考文献
担当教員により異なる。
■講義計画
英文の専門書および学術論文の輪読。
学 科 固 有
■講義概要
本セミナーは配属された研究室において、小グループを対象
として行われる。下記の各分野について、担当教員の指導に
より、まず輪読と演習により基礎的知識を習得したのち、特
別研究に関連した最近の論文(主として英語)の紹介等を行う。
これにより、専門用語を含む外国語に対する読解力を培うと
共に発表・討論を通じて特別研究を行っていくための専門分
野の知識を一層深める。
「分析・環境化学系」
無機溶液化学および状態分析化学、金属錯体および微量分
析、材料物性の測定
「無機・セラミックス系」
セラミックス材料の合成、無機材料の合成、セラミックス
薄膜の合成・評価法、構造無機化学とその物性
「有機・高分子系」
有機光化学、有機合成化学、高分子の化学・物理化学およ
び物理、高分子の固体物性
「生物機能分子系」
分子設計化学、触媒化学、生物化学、生体機能性分子
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎), F1, F2(⃝)
・専門分野の学術論文を読解できるようになることによって、
学習・教育到達目標E1を達成する。
・専門分野の学術論文の内容を発表、討論する能力を身につ
けることによって、学習・教育到達目標F1を達成する。
・専門分野の学術論文を読解し、技術英語表現を身につける
ことによって、学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
担当教員により異なる。
【担当】青井 芳史、岩澤 哲郎、内田 欣吾、大柳 満之、白神 達也、富﨑 欣也、
【開講】前期 木5
中沖 隆彦、藤原 学、宮武 智弘、和田 隆博
■講義概要
本セミナーは配属された研究室において、小グループを対象
として行われる。下記の各分野について、担当教員の指導に
より、まず輪読と演習により基礎的知識を習得したのち、特
別研究に関連した最近の論文(主として英語)の紹介等を行う。
これにより、専門用語を含む外国語に対する読解力を培うと
共に発表・討論を通じて特別研究を行っていくための専門分
野の知識を一層深める。
「分析・環境化学系」
無機溶液化学および状態分析化学、金属錯体および微量分
析、材料物性の測定
「無機・セラミックス系」
セラミックス材料の合成、無機材料の合成、セラミックス
薄膜の合成・評価法、構造無機化学とその物性
「有機・高分子系」
有機光化学、有機合成化学、高分子の化学・物理化学およ
び物理、高分子の固体物性
「生物機能分子系」
分子設計化学、触媒化学、生物化学、生体機能性分子
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎), F1, F2(⃝)
・専門分野の学術論文を読解できるようになることによって、
学習・教育到達目標E1を達成する。
・専門分野の学術論文の内容を発表、討論する能力を身につ
けることによって、学習・教育到達目標F1を達成する。
・専門分野の学術論文を読解し、技術英語表現を身につける
ことによって、学習・教育到達目標F2を達成する。
■講義方法
担当教員により異なる。
■授業時間外における予・復習等の指示
事前に資料をよく読んでおくこと。また、単語などを調べ、
発表できるように準備しておくこと。わからないことがあれ
ば、授業終了後または次の授業までに担当者に積極的に質問
すること。
■成績評価の方法
その他(100%)研究テーマに対する取り組みの姿勢、テーマ
に関する調査や発表の内容、課題の達成度な
どを担当教員が評価する。
■テキスト
担当教員により異なる。
■参考文献
担当教員により異なる。
■講義計画
英文の専門書および学術論文の輪読。
−167
−
2014_物質シラバス.indb 167
2014/03/10 15:38:32
【担当】和田 博
【開講】前期 月3
エネルギー循環工学
学 科 固 有
■サブタイトル
熱力学の基礎と発電技術
■講義概要
エネルギーの有効利用は、現在社会にとってきわめて重要な課題である。石油
や天然ガスは産出国の政治情勢によって安定に供給される保証が無く、しかも
これらの化石燃料を燃焼させて熱エネルギーを生成する際に発生する炭酸ガス
(CO2)が地球規模での環境変化を起こしつつある。また、21世紀のエネルギー
源として期待されてきた原子力発電は、福島原子力発電所の事故によって見直
しが迫られている。本講義では、熱力学の応用の観点からエネルギーはその総
量は変化せず、エントロピ−を増大させながら様々な形に変化するものである
との立場から、分子論的観点からの熱力学の復習、火力発電や原子力発電のよ
うな大規模なエネルギー変換技術から、現在活発に研究開発が行われている太
陽光発電や燃料電池等の分散型発電技術まで幅広く講義する。
■到達目標
学習・教育到達目標:B2(◎),C2,E1(○)
現在地球上で問題になっているエネルギー問題や環境問題等を理解するための基礎(B2)。
各種エネルギ−の共通点と特殊性が理解できる(E1)。「原子力発電とその問題点」や「新
しい発電方法」について常識的な判断が出来、理科系でない一般の人に説明できる(C2)。
■講義方法
講義とともに演習を行い、理解を深める。
■系統的履修
物理学Ⅰ、物理学Ⅱ、物理学Ⅲ、物理化学Ⅰ
■授業時間外における予・復習等の指示
復習に重点を置いて勉強を進めることで、授業時間中での講
義内容の理解も進む。
■成績評価の方法
小テスト(20%)前回の復習テストを主体とする
定期試験(80%)中間試験(30点) 期末試験(50点)
■テキスト
特になし
化学英語演習
■参考文献
舘野淳 『原子力のことがわかる本 原子爆弾から原子力発電
まで』 チャートBOOKS・数研出版 1,100円
ピ−タ−・アトキンス著斉藤隆央訳 『万物を駆動する四つの
法則』 早川書房 1,600円
千原秀明・稲葉章 訳 『熱力学要論 −分子論的アプロ−チ
−』 東京化学同人 3,300円
J. オグボ−ン/ M. ホワイトハウス編 『アドバンシング物理
A2』 シュプリンガー・フェアラーク東京
■履修上の注意・担当者からの一言
エネルギーについて物理学Ⅰ、物理学Ⅱ、物理学Ⅲ、物理化
学Ⅰ等で学んだ事柄を横断的に学ぶことで、これらの科目の
異なった視点からの復習としても役立つ。
■講義計画
①エネルギ−の基礎
②化学系のエネルギ−(1)電子エルギ−・振動エネルギ−
③化学系のエネルギ−(2)回転および並進エネルギ−
④熱力学第二法則とエントロピ−(1)エントロピ−の基礎
⑤熱力学第二法則とエントロピ−(2)化学系のエントロピ−
⑥熱力学と統計力学
⑦中間試験
⑧各種エネルギ−源と各種発電技術
⑨原子力発電とその問題点(1)原子力発電技術
⑩原子力発電とその問題点(2)核燃料サイクル プルサ−マ
ル高速増殖炉
⑪原子力発電とその問題点(3)放射線能と放射線
⑫太陽光発電(1)太陽エネルギ−
⑬太陽光発電(2)太陽電池 変換効率 太陽光発電システム
⑭太陽光発電(3)太陽電池開発の現状
⑮太陽光発電(4)普及する太陽光発電
【担当】宮武 智弘、兵藤 憲吾、藤井 一郎
【開講】前期 火1
■講義概要
化学技術に関する文献などはその多くが英語で書かれており、
英語で情報を収集・理解し、発信することが益々重要となっ
ている。4年次の特別研究においても英語で書かれた研究論
文を読み、それを参考にして研究を進めることが必須である。
後期に開講される「化学技術英語」ではより専門的な内容の
英語にふれることになるが、本講義では科学に関する基礎的
な事柄が書かれた洋書をテキストとし、受講生が今までに習
得してきた内容が英語でどのように表現されるのかについて
学ぶことになる。その中で、元素名をはじめとする基本的な
専門用語とその発音を習得するとともに、英語を使って化学
を理解する能力を身につけることをねらいとしている。
■到達目標
学習・教育到達目標:F2(◎)
、D1(○)
化学に関する英文の読解力を身に着けることで、学習・教育
到達目標F2を達成する。
化学に関する専門用語(英語)を身に着けることで、学習・
教育到達目標D1を達成する。
■講義方法
20数人のセミナー形式でテキストを講読しながら進める。
■系統的履修
科学技術英語・英語セミナー・特別研究
■授業時間外における予・復習等の指示
予習・復習の内容については、担当者より適宜指示する。
■成績評価の方法
小テスト(100%)毎時間実施する小テストによって評価する
(必要に応じて、クラス間の得点調整を行う)
■テキスト
John T. Moore 『Chemistry Made Simple』 Broadway
Books
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
英語に親しみが薄い人も多いと思うが、積極的に英語に触れ
る気持ちを持って受講してもらいたい。
■講義計画
①オリエンテーション
②化学英語の基礎
③Atoms
④Compounds
⑤Gases
⑥Liquids and solids
⑦Solutions
⑧Oxidation-reduction
⑨Electrochemistry
⑩The atmosphere
⑪Organic chemistry
⑫The chemistry of energy
⑬The chemistry of the environment
⑭Biochemistry
⑮まとめ
−168
−
2014_物質シラバス.indb 168
2014/03/10 15:38:33
【担当】阪井 一繁
【開講】後期 月2
化学系数学Ⅰ・演習
■テキスト
特になし
■参考文献
必要があれば講義中に紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
科目の性格上、積み上げ式の内容になるのはやむを得ないため、予習・
復習を含め講義への積極的な参加を怠ると、遅れを取り戻すことは
困難になります。また、数学系の学科ではないという理由で数学を
敬遠する人もいるかと思いますが、「数学」ではなく「化学に役立つ
道具の使い方」を学ぶのだと割り切って受講するとよいでしょう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
自習してもわからないところは遠慮なく質問をしてください。
オフィスアワーの曜講時は講義中に案内します。
■講義計画
①1変数関数の微分法(さまざまな微分の計算)
②1変数関数の微分法(関数の近似・テイラー展開)
③多変数関数の微分法(偏微分・全微分・高階偏導関数)
④合成関数の微分公式
⑤2変数関数の極値問題
⑥条件つき極値問題
⑦積分法(高校数学の復習)
⑧積分法(いろいろな積分の計算)
⑨簡単な微分方程式
⑩線形微分方程式
⑪重積分
⑫極座標
⑬極座標と重積分
⑭複素平面とオイラーの公式
⑮全体の復習
学 科 固 有
■講義概要
微積分の基本的な概念を理解し、それらを使った計算能力を
身につけることは、自然科学を学ぶ学生にとって最低限の「た
しなみ」とも言えます。特に化学においては、「変化を様子を
調べる」手段である微分法、
「変化の蓄積を調べる」積分法を、
実験における器具や装置のように自由に使いこなせることは、
大きな武器となります。この講義では、高校以来の1変数関
数の微積分の復習から始めて、多変数関数の微積分まで、「使
える数学」の習得を目標に講義を行います。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
微積分の概念を原理から理解し、道具として自在に使ってい
ける能力が身につく。偏微分、全微分、合成関数の微分公式、
テイラー展開、関数の極値、重積分、簡単な微分方程式、複
素数にかかわる概念を修得し、活用できる能力を身につける
ことで学習・教育到達目標D1を達成する。
■講義方法
配布プリントに沿って講義形式で解説を行う。また、毎回講
義内容に関する演習問題(テスト形式)を解き、基礎的な考
えや問題解法が身についているか確認を行う。
■系統的履修
なし
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の講義内容が次回の小テストの出題範囲となるので、復
習は必須です。また、配布プリントに事前に目を通し、目的
意識を持って講義に臨むことを勧めます。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(60%)
−169
−
2014_物質シラバス.indb 169
2014/03/10 15:38:33
【担当】青井 芳史
【開講】前期 水3
化学工学概論
学 科 固 有
■講義概要
有機物であろうが無機物であろうが、あらゆる化学製品・材
料を社会で広く利用できるようにするためには工業的に生産
をする必要がある。金属、セラミックス、プラスチック、医
薬品、繊維はもちろんのこと、自動車産業、情報機器産業等
の全ての工業生産に必要な素材は化学が関与した物である。
これら化学製品を工業的に大量に生産するためには実験室的
にビーカーの中での生産というわけにはいかない。そこでは、
どのような設備でどのような運転の仕方でいかに効率よく大
量生産しなければならないかという観点が必要となってくる。
また、環境問題の観点からも省エネルギーで、排ガス、廃液
の少ない環境に与える負荷の少ない方法で生産する必要があ
る。そのような化学製品の実際の生産に関した工学、技術が
「化学工学」である。本講義では、この化学工学の基礎的な事
項である物質収支、エネルギー収支を中心に概説する。
■この科目を履修することにより身につくポイント
化学技術者として身につけておかなければならない化学工学
的な見方、考え方ができるようになる。また、化学製品の生
産に関わることのみならず、排水処理プロセス等の環境問題
解決にも化学工学は活用されており、化学工学的知識を身に
つけることによりこれらの分野においても知識を活用するこ
とができる。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
・単純な単位操作系における物質収支・エネルギー収支につ
いて、フローシートを作製し自ら式をたて計算することが
できるようになることによって、学習・教育到達目標D1を
達成する。
■講義方法
教科書に沿って、適時プリント資料を配付し講義する。
講義と共に、随時演習を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の練習問題を解く。
毎週出される課題を自ら手を動かして解くこと。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間テスト
■テキスト
須藤雅夫 『基礎 化学工学』 共立出版 3,150円
■参考文献
小島和夫 他 『入門 化学工学』 培風館 2,910円
竹内 雍 他 『解説 化学工学』 培風館
化学工学会 『技術者のための化学工学の基礎と実践』
アグ
ネ承風社
竹内 雍 『解説 化学工学演習』 培風館
化学工学編集委員会編 『化学工学入門』 実教出版
■履修上の注意・担当者からの一言
化学工学では自ら手を動かして計算をすることが重要である。
講義中になるべく多くの演習を実施するので、独力で解答す
ることにより身につけて下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4,5講時に設けています。ま
た、随時質問は受け付けます。
■講義計画
①序論(化学工学とは)
②数値計算法の基礎
③数値計算法の応用
④単位と次元
⑤プロセス変数
⑥気体の状態方程式
⑦中間テスト
⑧物質収支の基礎
⑨複雑なプロセスに対する物質収支
⑩エネルギーの基礎
⑪エネルギー収支
⑫反応を伴わないエネルギー収支
⑬反応系のエネルギー収支
⑭化学プロセスの基礎
⑮化学プロセスの計算
−170
−
2014_物質シラバス.indb 170
2014/03/10 15:38:33
【担当】白神 達也
【開講】後期 火4
化学数学
■履修上の注意・担当者からの一言
数学は物質化学、物理化学をより厳密に理解するための強力
な手段の一つであるとの認識を持ってほしい。即ち、個々の
数式が物理化学上の具体的な現象を論理的に説明する上に、
どの様に役立っているかを体得してほしい。数学としてはす
でに履修している内容なので、難易度は高くない。また、統
計学は化学のみならず実生活で必須であるにもかかわらず、
大学受験で出題されないことから、高等学校までで履修して
いない人が大半だと思います。だから高等学校の教科書を用
いてほんの初歩から始めます。少なくとも最初に揚げた統計
の教科書は入手してください。
■講義計画
①微分・積分のおさらい
②微分・積分の化学への応用(ファンデルワールスの状態方
程式とカルノーサイクル)
③偏微分と熱力学関係式
④偏微分の化学への応用(相平衡)
⑤統計の意味
⑥確率変数
⑦二項分布と正規分布
⑧仮説と検定
⑨さらに進んだ統計学
⑩常微分方程式のおさらい
⑪1階常微分方程式(化学反応速度論)
⑫行列の固有値と固有ベクトルのおさらい
⑬固有値と固有ベクトルの分子軌道法への応用(ヒュッケル法)
⑭フーリエ変換の初歩
⑮フーリエ変換の物理的意味
学 科 固 有
■サブタイトル
化学において使用する数学、統計学
■講義概要
化学、特に物理化学分野ではさまざまな数学の概念を使用す
る。熱力学や化学反応速度論、量子化学や統計力学などの理
解を妨げる最大の要因は、その分野で使用されている数学の
理解不足であるといっても過言ではない。この講義の前半で
は、必修の数学ですでに学習してきた数学概念が、物理化学
の諸分野でどのように使用されているかを数回の小テストを
通じて取得する。また、ケモメトリックスをはじめとして、
実験データを解析する際に、統計的手法は必要不可欠である。
それなのに、大学受験では取り上げられないという理由だけ
で、高校ですら履修されていないというのが現状である。こ
れは国家的損失と言ってよく、数量化を伴わない議論がはび
こる遠因ともなっていよう。ここでは高校の復習レベルから
統計学の初歩を学び、多変量解析につながる考え方を学んで
いく。さらに、X線回折やNMRなど、現在のほとんどの機器
分析の原理にはフーリエ変換が基礎にある。測定データの精
度やその解釈の妥当性を考えるときに、フーリエ変換の知識
はそのよりどころとなる。ここでは複素数の復習からフーリ
エ級数の理解のための三角関数の復習を導入として、フーリ
エ変換の物理的意味を理解する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
(1)物質化学、物理化学における諸現象を定量的に、より厳
密に理解する力を養う。
(2)各自が求めた定量的実験データについて、何とか数式化
を試みて、論理的な説明を与える能力を養う。
(3)統計学の初歩を理解し、検定により仮説が採用できるか
どうかを判断する能力を養う。
以上の3点を養成することにより、学習・教育到達目標D1を
達成する。
■講義方法
(1)配布するプリント教材を用いて、授業計画に沿って講義
する。
(2)適宜、授業中に6回以上、小テストを行う。
■系統的履修
数学Ⅰ・演習、数学Ⅱ・演習、数学Ⅲ・演習、物理化学Ⅰ・演習、
物理化学Ⅱ・演習、物理化学Ⅲ、物理化学Ⅳ、量子化学
■授業時間外における予・復習等の指示
適宜、2年生前期までに履修した数学の復習を指示する。統
計学を除き、必ず復習から入る。
■成績評価の方法
小テスト(35%)小テストの合計
定期試験(65%)
■テキスト
森毅ほか 『高等学校の確率・統計』 ちくま学芸文庫 1,600円
小暮陽三 『なっとくするフーリエ変換』 講談社 2,700円
川野日郎、薩摩順吉、四ツ谷晶二 『微分積分+微分方程式』
裳華房 2,700円
薩摩順吉、四ツ谷晶二 『キーポイント 線形代数』 岩波書
店 2,200円
■参考文献
小寺平治 『ゼロから学ぶ統計解析』 講談社 2,500円
佐藤博保 『なっとくする化学数学』 講談社 2,700円
−171
−
2014_物質シラバス.indb 171
2014/03/10 15:38:33
【担当】富 欣也
【開講】前期 水1
化学リスク学
学 科 固 有
■講義概要
化学物質は多岐にわたっており、それぞれ特有の性質を持っ
ている。本講義では、これら化学物質のなかでとくに危険性
の高い物質の取扱法と保管の方法を述べる。現在、危険な化
学物質に関しては、使用者が使用量と排気量を把握し、届け
出ることが義務づけられている(PRTR法)
。それゆえ、化学
物質を取り扱う際には、科学者(化学者)倫理についての心
得を身につけることが必要である。さらに、化学実験室での
ア安全性に留意することは勿論のこと、化学物質により環境
破壊をもたらさない心得を持つことも要求される。このため
には、危険な物質の処理法も修得する必要がある。下記の項
目について順次講義する。
■到達目標
学習・教育到達目標:A, B2(◎),C2,E1(○)
化学物質による環境や生体への影響について理解することに
よって、学習・教育到達目標Aを達成する。
危険な化学物質の安全な保管ならびに使用法などを理解する
ことによって、学習・教育到達目標B2を達成する。
化学物質の生体影響ならびに環境汚染を招かない化学物質処
理法などを理解することによって、学習・教育到達目標C2を
達成する。
危険な化学物質に関する分析評価法を理解することによって、
学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
参考書の内容に準じながら、板書およびプリントを配布して
講義する。最近のトピックスを適宜取り入れ、随時レポート
を課し、演習を行う。
■系統的履修
物質化学科固有科目の学科基本科目とグリーンケミストリー
関連科目。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の課題レポート作成のために、講義内容の予習・復習を
すること。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験を実施する。
■テキスト
講義に必要な資料を配布する。
■参考文献
日本化学会編 『化学安全ガイド』 丸善株式会社 2,600円
日本化学会編 『第4版化学実験の安全指針』
丸善株式会社 2,600円
全国危険物安全協会 『危険物取扱必携−実務編』
■履修上の注意・担当者からの一言
化学物質や化学反応および装置などの安全性に配慮すること
の必要性を認識し、科学(化学)者倫理の素養を身につける。
また、危険取扱者、公害防止管理者等、環境計測に関する資
格を取得できるよう努力してもらいたい。わからないこと、
疑問点については積極的に質問することを期待する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途連絡する。適宜質問を受け付ける。
■講義計画
①科学者(化学者)倫理
②化学と安全−リスクとはー
③リスクアセスメント
④火災と爆発
⑤化学物質の危険性(1):消防法
⑥化学物質の危険性(2):第1類、第2類危険物
⑦化学物質の危険性(3):第3類、第4類危険物
⑧中間試験
⑨化学物質の危険性(4):第5類、第6類危険物
⑩化学物質の危険性(5):化学物質の生体影響
⑪各種装置の危険性(高温、高圧、X線など)
⑫PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)法について
⑬化学物質による環境汚染
⑭廃棄物の処理
⑮危険物取扱者の資格について、化学実験の安全性に対する
対処法
−172
−
2014_物質シラバス.indb 172
2014/03/10 15:38:34
【担当】三宅 司郎
【開講】前期 月1
環境化学
■参考文献
小島次雄、川平浩二、藤倉良 『これからの環境科学』
化学
同人 2,300円
小熊幸一、上原伸夫、保倉明子、谷合哲行、林英男 『これか
らの環境分析化学入門』 講談社 2,900円
■講義計画
①概説
②地球温暖化
③酸性雨
④オゾン層破壊
⑤POPs
⑥内分泌撹乱化学物質
⑦残留農薬
⑧カビ毒
⑨放射性物質
⑩アレルギー性物質
⑪食品添加物
⑫食環境とメタボリックシンドローム
⑬過去の公害問題
⑭現在の環境問題
⑮環境化学における分析の役割
学 科 固 有
■講義概要
産業の発展と人口増加に伴い、様々な化学物質が環境に負荷
を与えている。その結果として、地球規模では温暖化や酸性
雨、オゾン層の破壊などが取り沙汰されている。一方、私達
の生活環境を考えた場合、食の安全、花粉症、メタボリック
シンドローム、放射性物質による汚染など、身の回りに起こっ
ている様々な問題を環境化学として捉えることができる。
本講では、これら環境に負荷を与える化学物質をテーマにし
て、その分析法とデータの解釈、現在取られている対策につ
いて講義する。
■到達目標
環境に負荷を与える化学物質の種類、性質、分析法を理解する。
■講義方法
出版されている成書を参考書として使用するが、講義の理解
を深めるためにパワーポイントやプリントを利用する。
■系統的履修
分析化学、環境科学
■授業時間外における予・復習等の指示
新聞やテレビのニュース等で環境問題に対する関心を深める
ことが望ましい。
■成績評価の方法
小テスト(50%)毎回、前週の復習として小テストを行う。
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
【担当】藤原 学
【開講】前期 木4
機器分析化学
■講義概要
最近の機器分析装置は、高機能化し極微量サンプルにおいても
簡便に短時間で数値を得ることができる。また装置の複合化お
よび自動化が進み、原理を理解していなくてもデータを取得で
きることが多くなっている。しかし、それらの結果を鵜呑みに
して新規材料の評価を行なうと誤った結論を導くことがあり、
非常に危険である。これらの危険を回避するためには、機器分
析法の原理を理解し、それに即した利用とデータ解析に努めな
ければならない。本講義では、無機物質や有機物質の一般的な
分析に用いられている主要な機器分析法について詳述する。
■到達目標
学習・教育到達目標: E1(◎)
電磁波と物質の相互作用を理解し、ランベルト‐ベールの法則
を用いて定量値を求めることができる。それぞれの機器分析法
の原理を理解できる。それぞれのスペクトルから、物質の化学
状態に関する情報を抽出することができる。必要な情報を得る
ため、最も適切な機器分析法を選択することができる(E1)。
■講義方法
プリントおよび黒板を使い、講義を行なう。適時小テストや宿
題を課して理解度を深める。
■系統的履修
物理化学Ⅳおよび分析化学、機器分析化学実験
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の講義中に達成度・理解度を確認する小テストを行う。理
解が不十分な項目については、次回講義までに必ず復習し、習
得しておくこと。わからない場合は、講義終了後または講義時
間外に質問すること。
■成績評価の方法
小テスト(30%)課題に対する達成度および理解度
定期試験(70%)
■テキスト
庄野利之、脇田久伸 『入門機器分析化学』 三共出版 3,000円
■参考文献
参考文献・資料等は講義時に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科の固有科目を履修していることを前提として講義を
進める。専門用語など理解できない点は、講義中に質問するか
自習することによって解決していってほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義中に伝える。
■講義計画
①電磁波と物質との相互作用
②光吸収(ランベルト‐ベールの法則)
③紫外・可視吸収スペクトル法(1)、装置・スペクトルの実例
④紫外・可視吸収スペクトル法(2)、定性・定量分析への応用
⑤X線分析法(1)、X線の特性
⑥X線分析法(2)、X線回折法
⑦X線分析法(3)、蛍光X線分析法・X線吸収法
⑧磁気共鳴分析(1)、磁気共鳴(NMRとESR)
⑨磁気共鳴分析(2)、装置とNMRスペクトルの実例
⑩磁気共鳴分析(3)、NMRスペクトルの応用
⑪クロマトグラフィー(1)、分離分析概論・クロマトグラフィー
の分類
⑫クロマトグラフィー(2)、装置(GCとLC)
⑬クロマトグラフィー(3)、分析例(GCとLC)・複合分析装置
⑭その他の主な分析法(1)
⑮その他の主な分析法(2)・まとめ
−173
−
2014_物質シラバス.indb 173
2014/03/10 15:38:34
【担当】藤原 学
【開講】後期 火3・火4・火5
機器分析化学実験
学 科 固 有
■講義概要
物質の分離・精製ならびにそれらの同定・定量や物質固有の性質の評価
は、機器を用いた方法で行われることが多くなってきている。機器分析
化学実験では、基本的な機器分析の手法についてそれらの測定原理と応
用について理解できるように講義し、実際に機器装置を用いた測定を行
う。得られた測定データの処理と解析方法について学ぶ。たとえば、水
溶液中の水素イオン濃度(pH)は水素イオン電極とpHメータを用いて
どのようにして測定されるのかなど、装置の構成、測定原理ならびに装
置の操作法さらに得られた結果の解析法について修得させる。
■到達目標
学習・教育到達目標: D3(◎), F1(○)
物質の分離・精製ならびにそれらの同定・定量法を習得すること
は、新規物質を創製する上で、いかに重要であるかを経験として
身につけ、総合的・多面的な基礎知識に基づいた論理的思考力を
養成する(D3)。さらに、実験報告書の作成方法も習得する(F1)
ことが到達目標である。さらに、4年次での特別研究を自立して
遂行していくために必要な知識と技術の獲得を目指す。
■講義方法
グループ実験で下記の項目について実施する。実験指導書に基づき説明
をしたのち実験を行う。得られた結果をまとめレポートする。機器の測
定原理と操作法を予習しておくこと。原則として、遅刻・欠席は認めない。
■系統的履修
機器分析化学および学科固有科目群
■授業時間外における予・復習等の指示
次回の実験項目を確認し、予習を行っておくこと。次回までに実
施した実験項目のレポートを作成し、次回の実験開始前に提出す
ること(演習およびPC演習については、実験当日に提出するこ
と)。なお、わからないことがあれば積極的に質問すること。
■成績評価の方法
小テスト(20%)最後の授業時間に実験に関する試験を実施する
レポート(80%)実験に取り組む態度も考慮する
■テキスト
本学理工学部物質化学科編 『機器分析化学実験指導書』
■参考文献
庄野利之・脇田久伸編著 『入門機器分析化学』 三共出版 3,000円
庄野利之・脇田久伸編著 『入門機器分析化学演習』 三共出版 2,300円
■履修上の注意・担当者からの一言
グループ実験であるが、各個人が積極的に取り組み、各種機
器分析手法の測定原理を修得するとともに、得られた結果の
数値のもつ意味を十分理解し、解析できるように努力してほ
しい。わからないこと、疑問点については積極的に質問する
ことを期待する。とくに演習においては、課題を短時間に解
決する能力を身につける。
■講義計画
①説明会
②電気分析法(pH曲線の解析、電導度滴定)
③電気化学測定法(電極反応の解析)
④吸光光度分析法(色素のpKaの測定、錯体組成の決定)
⑤赤外線分光光度法(有機化合物の同定)
⑥ガスクロマトグラフ分析法(炭化水素類の分離分析)
⑦高速液体クロマトグラフ分析法(有機化合物の分離定量)
⑧磁化率の測定(遷移金属錯体の磁気モーメントの測定と解析)
⑨核磁気共鳴法(有機化合物の同定)
電子スピン共鳴法(不対電子の検出)
⑩パソコンによる化学反応の解析(中和滴定曲線など)
⑪課題演習
⑫PC演習
⑬課題演習の質問・まとめ
⑭試験
⑮予備日
基礎数学・演習(2014年度以降入学生)
数学Ⅰ・演習(2013年度以前入学生)
【担当】大竹 眞一
【開講】前期 水2
■サブタイトル
微分法
■講義概要
微分積分は物質化学を学んでいくため必要不可欠なものであ
る。その基礎となる微分法について学ぶ。導関数・微分係数・
テイラーの定理・偏導関数・偏微分係数といった内容を予定
している。代数関数・三角関数・逆三角関数・指数関数・対
数関数などの微分法について学び、さらにテイラーの定理・
オイラーの公式・偏微分法について、実際に使えるような計
算力にも配慮しながら、講義を進める。
講義のほか演習も行い、学力の定着をめざす。
■到達目標
学習・教育目標:D1(◎)
導関数・微分係数・テイラーの定理・オイラーの公式などを
習得し、実際に使えるようになる。
■講義方法
講義を基本とするが適宜演習の時間をとる。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習,復習は必ず行うこと.これを前提に講義は進められる.
演習,課題なども,積極的に取り組んでいただきたい.
■成績評価の方法
平 常 点(40%)
定期試験(60%)
期末試験(60点)
、課題・小テスト等平常点(40点)をあわせ
て評価する。
■テキスト
大竹真一著 『≪基礎固め≫数学』
化学同人 1,800円
プリント教材(教室で配付)を併用する。
■参考文献
特になし
■講義計画
①微分係数、導関数の定義:関数の極限、微分係数、導関数
②微分の計算公式①:合成関数、逆関数の微分法
③微分の計算公式②:三角関数とその導関数
④微分の計算公式③:指数関数・対数関数とその導関数
⑤微分の計算公式④:逆三角関数とその導関数
⑥一変数関数の微分法の応用と演習
⑦高次導関数、平均値の定理:高次導関数、ロルの定理、平
均値の定理
⑧テイラーの定理・テイラー展開①:テイラーの定理,マクロー
リンの定理
⑨テイラーの定理・テイラー展開②:テイラー展開,マクロー
リン展開
⑩複素平面とオイラーの公式①:複素平面
⑪複素平面とオイラーの公式②:オイラーの公式
⑫偏微分係数、偏導関数の定義:偏微分係数・偏導関数
⑬偏微分の計算①:偏導関数,偏微分係数の定義
⑭偏微分の計算②:偏導関数,偏微分係数の計算
⑮多変数関数の微分法の応用と演習
−174
−
2014_物質シラバス.indb 174
2014/03/10 15:38:34
基礎物理・演習(2014年度入学生)
物理学Ⅰ・演習(2013年度以前入学生)
【担当】澤田 肇
【開講】後期 木3
■講義計画
①いろいろな力
②力の合成・分解
③力のモーメント
④問題演習(1)1回目∼3回目の講義分
⑤速度・加速度
⑥運動と微分積分
⑦力と運動
⑧問題演習(2)5∼7回目講義分
⑨運動量と力積
⑩衝突と分裂
⑪問題演習(3)9∼10回目講義分
⑫仕事
⑬位置エネルギー
⑭力学的エネルギー
⑮問題演習(4)12∼14回目講義分
上記の進度内容はあくまで大まかな予定なので、注意のこと。
学 科 固 有
■サブタイトル
大学レベルの化学学習に必要不可欠な最低限の力学範囲の物
理
■講義概要
大学での化学学習に必要不可欠な最低限の力学範囲の物理を
高校レベルの初歩から講義・演習する。
■到達目標
学習・教育目標:D1(◎)
大学レベルの化学を学習する上で最低限必要不可欠な力学範
囲の物理をマスターすること。
■講義方法
教科書および適宜プリントを用いての授業。講義形式。
■授業時間外における予・復習等の指示
高校において力学を履修しなかった学生は、特に入念な復習
が必要。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
■テキスト
澤田肇著 『≪基礎固め≫ 物理』 化学同人 1,800円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
専門科目は、本科目の十分な理解を前提として講義されるこ
とを注意しておく。
【担当】榊間 博
【開講】後期 水3
機能材料工学
■サブタイトル
電子材料の基礎(金属、半導体、磁性体、超伝導体など)
■講義概要
LSIに用いられる半導体やHDDに用いられる磁性体などの
種々の機能材料の基礎と応用について講義を行う。特に固体
の電気伝導と金属の自由電子モデル、初歩的なバンド理論、
半導体の基礎と半導体デバイス、磁性体の基礎と磁気デバイ
ス、超伝導体の基礎について、材料科学の観点から理解を深
めることに注力する。
■到達目標
学習・教育目標:E1(◎)
固体中の電子状態と材料物性、それを利用した電子デバイス
についての基礎的理解
■講義方法
(1)テキストと配布プリントを用いて、授業計画に沿って講義する。
(2)理解を深めるため、基礎的な演習とレポート課題を課す。
■系統的履修
物理Ⅲ・演習、物理Ⅳ・演習、無機化学Ⅰ、結晶材料工学
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に次回の講義はテキストのどの章について行うか知ら
せるので、前もって目を通しておくこと。
配布プリントは綴じて保管し、授業の復習や質問時に活用す
ること。
■成績評価の方法
レポート(10%)適時、課題を課す。
定期試験(90%)中間試験(30点)と期末試験(60点)を行う。
60%以上の出席を必要条件とする。
■テキスト
田中勝久 『固体化学』 東京化学同人 3,675円
「結晶材料工学」にも使用するテキストである。
教科書の他に、講義内容をまとめたプリントを配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
講義内容の理解を深めるために、時間の許す範囲で演習を一
緒に行います。演習中にも質問を受け付けますので、積極的
に活用してください。この課題演習は授業中に10回ほど行い
ますので授業に出席していないと課題点(10点)は取れません。
従って単位の取得には出来る限り出席することが必要です。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義内容で理解できないことがあれば、講義後に申し出てく
ださい。その場で、あるいは別に時間をとって説明します。
■講義計画
①固体の電気伝導 −オームの法則
②金属の自由電子論(1)−波数空間
③金属の自由電子論(2)−状態密度
④バンド理論(1)−エネルギーギャップ
⑤バンド理論(2)−価電子帯・伝導帯
⑥前半のまとめ /中間テスト
⑦半導体(1)−真性半導体
⑧半導体(2)−不純物半導体
⑨半導体(3)−半導体の応用
⑩磁性体(1)−反磁性と常磁性
⑪磁性体(2)−強磁性
⑫磁性体(3)−反強磁性とフェリ磁性
⑬磁性体(4)−磁性体の応用
⑭超伝導体(1)−超伝導の基礎
⑮超伝導体(2)−材料/ 後半のまとめ
−175
−
2014_物質シラバス.indb 175
2014/03/10 15:38:34
【担当】富 欣也
【開講】後期 木2
グリーンプロセス工学
学 科 固 有
■講義概要
20世紀は科学技術の時代であり、様々な化学製品が爆発的に生産され続けてき
た。だがそれらは廃棄が非常に難しいものであったり、少なからず毒性を示す
副産物が生成したりする例も多く、今世紀後半には処理能力の限界を迎えると
予想されている。そこで来世紀以降も持続可能な社会を目指して新たなパラダ
イムシフトが起こりつつある。それが「グリーン」という概念で示される一連
の科学技術である。本講では「グリーン」概念がどのようなものであるかを伝
えるとともに、具体的な例を示しつつその概要を示すことを目的とする。
■到達目標
学習・教育到達目標:A, B2(◎),E1(○)
数多くの「環境にやさしい化学プロセス」学習を通じて「グリーン」
概念全般を理解することによって、学習・教育到達目標Aを達成する。
毒性を低減した原材料の使用や副産物の生成を抑制する化学プロセ
ス、ならびに触媒反応を利用する化学プロセスの学習によって、学習・
教育到達目標B2を達成する。
世界的に競争が激化している次世代の地球環境産業技術の研究開発動
向について学習することによって、学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
特に教科書は使用せず、板書、プリントを中心に行う。理解
を助けるためのレポートを必要に応じて課す。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の課題レポート作成のために、予習・復習すること。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験を実施する
■テキスト
講義に必要な資料を配布する。
■参考文献
工藤徹一、御園生誠 『グリーンマテリアルテクノロジー』 講談社 3,400円
御園生誠、村橋俊一 『グリーンケミストリー』 講談社 2,900円
柘植秀樹、荻野和子、竹内茂彌 『環境と化学−グリーンケミストリー入門−』
東京化学同人 2,200円
(財)地球環境産業技術研究機構編 『CO2貯留テクノロジー』 工業調査会
2,400円
■履修上の注意・担当者からの一言
来世紀の人類における「最大多数の最大幸福」は「グリーン」概念の
確立なくしては達成し得ないであろう。学際的な観点から化学プロセ
スを眺める目を持って欲しい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途掲示する。また、適宜質問を受け付けます。
■講義計画
①地球環境問題の最前線
②グリーンケミストリー
③生分解性プラスチック
④有機系材料のグリーンプロセス(1):超臨界流体中における有機
合成反応
⑤有機系材料のグリーンプロセス(2):イオン性液体中における有
機合成反応
⑥有機系材料のグリーンプロセス(3):水中における有機合成反応
⑦中間試験
⑧無機系材料のグリーンプロセス(1):固体酸触媒の利用
⑨無機系材料のグリーンプロセス(2):無機膜によるガス分離
⑩廃棄物とリサイクル(1):セメント産業とリサイクル
⑪廃棄物とリサイクル(2):金属のリサイクル
⑫エネルギー関連プロセスのグリーン化(1):二酸化炭素排出量削
減技術
⑬エネルギー関連プロセスのグリーン化(2):再生可能エネルギー
⑭エネルギー関連プロセスのグリーン化(3):原子力と水素の利用
⑮まとめ
【担当】榊間 博
【開講】前期 水3
結晶材料工学
■サブタイトル
材料物性入門
■講義概要
材料物性の基礎となる、結晶構造と化学結合、結晶の構造解析、
格子振動と比熱などの熱的性質を学習した後、材料物性の各
論として誘電体を取り上げ、その分極のメカニズム、圧電体・
焦電体・強誘電体の諸物性と応用について講義を行い、材料
科学の観点から理解を深めることに注力する。またトッピク
スとして、完全結晶と相対をなす格子欠陥と非晶質材料を取
り上げる予定である。
■到達目標
学習・教育目標:E1(◎)
材料物性の基礎となる結晶構造・構造解析と熱的性質、及び
誘電体の諸物性と応用についての基礎的理解
■講義方法
(1)テキストと配布プリントを用いて、授業計画に沿って講義する。
(2)理解を深めるため、適宜基礎的な演習とレポート課題を課す。
■系統的履修
無機化学Ⅰ、無機化学Ⅳ、物理学Ⅲ、機能材料工学
■授業時間外における予・復習等の指示
授業中に次回はテキストのどの章について講義するかを知ら
せるので、前もって目を通しておくこと。
配布プリントは綴じて保管し、復習や質問時に活用すること。
■成績評価の方法
レポート(10%)適宜、課題を課す。
定期試験(90%)中間試験(30点)と期末試験(60点)を行う。
60%以上の出席を必要条件とする。
■テキスト
田中勝久 『固体化学』 東京化学同人 3,675円
後期の「機能材料工学」のテキストとしても使用する。
教科書の他に、講義内容をまとめたプリントを配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
講義内容の理解を深めるために、時間の許す範囲で基礎的な演習
を一緒に行います。演習中にも質問を受け付けますので、積極的
に活用してください。この演習課題は10回ほど授業中に出します
ので、講義に出ていないと課題点(10点)が取れません。従って
単位を取得するには出来る限り授業に出席することが必要です。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義内容で理解できないことがあれば、講義後に申し出てく
ださい。別に時間をとって説明します。
■講義計画
①結晶構造(1)−結晶格子
②結晶構造(2)−対称性
③構造解析
④結晶結合(1)−イオン結合
⑤結晶結合(2)−共有結合
⑥格子欠陥と非晶質
⑦前半のまとめ /中間テスト
⑧格子振動(1)−単原子格子
⑨格子振動(2)−2原子格子
⑩格子比熱(1)−Einsteinモデル
⑪格子比熱(2)−Debyeモデル
⑫誘電体(1)−誘電分極
⑬誘電体(2)−圧電・焦電・強誘電体
⑭誘電体(3)−誘電体材料
⑮誘電体(4)−誘電体の応用
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−
2014_物質シラバス.indb 176
2014/03/10 15:38:34
【担当】岩澤 哲郎
【開講】前期 木2
工業化学
■テキスト
特になし
■参考文献
山口泰史 『大学生のための有機反応問題集』
三共出版 2,100円
■履修上の注意・担当者からの一言
復習に力点を置いてください。講義中に述べる基本的事項お
よび要点を考慮しつつ、電子の動きや流れを描くことに注力
してください。
■講義計画
①アルケン・アルキンの反応性
②ハロゲン化アルキルの反応性
③ハロアルカンの合成、ジエンの反応
④基本的な反応機構に関する演習
⑤酸化還元反応
⑥有機金属試薬の反応
⑦アルデヒドやケトンの反応
⑧カルボニル基の関与する反応機構に関する演習
⑨エノラートアニオンの反応
⑩カルボン酸とその誘導体の反応
⑪重要な反応、転位反応
⑫カルボアニオン化学周辺に関する演習
⑬医薬品のプロセス化学の実際
⑭環境低負荷型反応
⑮グリーンケミストリーとその実際的応用に関する演習
学 科 固 有
■講義概要
有機化学工業の立場から、その工業プロセスについて講述す
る。ファインケミカルズ合成において重要となる化学反応の
考え方や反応機構について解説・図説する。また、環境低負
荷型反応の実際的な例についても解説する。さらに、医薬品
のプロセス化学における基本的な考え方についても概説する。
■到達目標
学習・教育到達目標:A(◎), B2(○), D2(○), E1(○)
・公害の悲惨さに対する認識の習得を通して、学習・教育目
標Aを達成する。
・環境低負荷型反応の具体例に関する知識の習得を通じて、
学習・教育到達目標B2を達成する。
・工業化学製品が製造されるベースには合理的な反応機構や
理解できる反応ルートが所在することの理解を通じて、学
習・教育到達目標D2を達成する。
・医薬品のプロセス化学に関する基本的な考え方の習得を通
じて、学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
テキストは使用しない。化学反応の反応機構を中心に説明す
る。スキームを多く描くことを基本に図説する。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅲ、有機化学Ⅳ、有機機器分析化学、
分子設計化学、有機合成化学実験
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目と復習する項目について、重要な部分を講義時
に説明する。
■成績評価の方法
小テスト(50%)
定期試験(50%)
【担当】吉田 玲子
【開講】後期 月1
工業法規
■講義概要
知的財産権を筆頭に、製造物責任や営業秘密の取り扱いなど、技術者が
知っておくべき倫理・法律の基礎知識を習得する。
科学技術の発達やグローバル化の進展にともなって、知的財産権はま
すます重要性が高まりつつある。知的財産権は、人の知的・精神的活動
の所産としての創作物を支配する権利を指しており、例えば、特許、実
用新案のような発明に対して与えられるもの、意匠のようにデザインに
対して与えられるもの、著作権のように著作物に対して与えられるもの
がある。これらの権利は、現代社会を側面から支えているものであり、
自分の開発した技術を実際に利活用する際に重要な役割を果たしている。
知的財産権について、講義では、特許法を中心に幅広い観点から理解
を深める。また、我が国だけでなく世界の主要国の制度や、知的財産権
の保護の国際的枠組みについても取りあげる。
あわせて、ISOなどの標準化の仕組み、化学物質の規制等について
も取りあげる。
■到達目標
学習・教育到達目標:B2,C2(◎),D2
テクノグローバリゼーションにおける工業技術に係わる者が守
らなければならない法規について、基本的知識を習得する(B2,
D2)ことを目的とする。倫理観を高め社会人してのルールを
身に付ける(C2)。
■講義方法
特に教科書は使用せず、板書、プリントを中心に行う。最近
のトピックスを適宜取り入れ、理解を助けるためのレポート
を必要に応じて課す。進捗により講義計画の加減を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
技術者と企業に関する新聞、TVなどの報道記事に関心を持
つことが望ましい。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)
レポート(30%)
定期試験(40%)
■テキスト
講義に必要な資料を配布する。
■参考文献
井野邊 陽 『理系のための法律入門 技術者・研究者が
知っておきたい権利と責任』 講談社 1,140円
■履修上の注意・担当者からの一言
実社会での産業活動の中でのさまざまなルールについて関心
を持ってもらいたい。研究室配属後および就職後など、予測
される将来の業務上不可欠な知識であることを意識して、講
義に臨んでほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義後質問を受け、次の講義で補足説明および資料を配布する。
■講義計画
①概説(企業と活動における各種法など)
②知的財産法の基礎知識
③特許権Ⅰ(特許の要件)
④特許権Ⅱ(特許発明の実施)
⑤特許権Ⅲ(特許権の侵害と訴訟)
⑥諸外国の特許制度
⑦著作権・商標権
⑧職務発明制度
⑨不正競争防止法(営業秘密・技術情報の漏洩禁止)
⑩製造物責任法(PL法)
⑪誤認表示に対する規制
⑫内部告発
⑬ISO標準化
⑭化学物質に関する規制
⑮まとめ
−177
−
2014_物質シラバス.indb 177
2014/03/10 15:38:35
【担当】白神 達也、野村 勝裕
【開講】後期 火1
構造解析学
学 科 固 有
■サブタイトル
物性を支配する構造の特色とその評価方法
■講義概要
物質の性質はその物質を構成する原子の種類、配列、結合の仕方によって支配される。
それに加えてこれらの要素を合わせて物質の構造という。また、電子の配列や相互作用
の働きによってできる磁気構造や電子構造も視野に入れなければならない。本講義では
広い意味での構造を知るための基本原理として、空間格子と対称操作をふまえての原子
座標、格子パラメータおよび結晶構造因子の理解を目標とし、ポーリングの法則や結晶
構造のエネルギー的側面が、その構造の必然を理解するのに有効であることを示す。ま
た、JCPDSカードやリートベルト法といったデータ解析法および中性子散乱や透過型
電子顕微鏡を用いた実験法を紹介する。さらに、PCを用いたRIETANの演習を行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)
空間格子と対称操作、原子座標、格子パラメータおよび結晶構造因子の理解を深め、
ポーリングの法則、JCPDSカードの見方、リートベルト法および中性子散乱の初歩お
よび演習、電子回折の見方を習得することにより、学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
教科書は一部参照しながら、板書、プリント、プロジェクタなどに
より行います。理解度を確認するための小テストを5回以上、必要
に応じて課します。出席は何らかの形で毎回取ります。また、5回
程度、PC演習室において、RIETAN-FPおよびVESTAの演習を行う。
■系統的履修
数学全般、固体化学、セラミック材料工学、結晶材料工学、
ナノ材料工学、機能材料工学
■授業時間外における予・復習等の指示
中間、および期末にまとめのプリントを配布し、復習を促す。また、R
IETANフリーソフトを各自ダウンロードしてもらい、復習を薦める。
■成績評価の方法
小テスト(30%)小テストの合計です。
定期試験(70%)
■テキスト
佐々木義典他 『基本化学シリーズ12 結晶化学入門』 朝倉書店 3,500円
日本分析化学会X線分析研究懇談会編 『粉末X線回折の実際(第2版)』
朝倉書店 5,800円
■参考文献
F.S.ガラッソー著,加藤誠軌・植松敬三 訳 『図解 ファインセラミッ
クスの結晶化学』 アグネ技術センター 4,500円
■履修上の注意・担当者からの一言
構造解析法は、無機・金属系すべての研究室、評価系のほとんどの研究室、有機・高分子
系の一部の研究室で、卒業研究をはじめとする研究活動になくてはならないものである。
実際に測定を行う日までに理解して準備していただきたい。物質化学科以外の学生にも言
えることであるが、配属研究室で構造解析を必要とする人には必須ともいえる科目である。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途通知する。一号館210号室を訪ねてくれば可能な限り対応する。
■講義計画
①イントロダクション
②結晶の幾何学
③ポーリングの法則
④いろいろな結晶構造の整理
⑤X線の性質と回折
⑥結晶構造因子と消滅則
⑦リートベルト法の原理
⑧リートベルト法の実際
⑨RIETAN-FPの操作法
⑩RIETAN-FPのPC演習
⑪中性子散乱で何がわかるか
⑫JCPDSカードの見方
⑬X線構造解析の応用
⑭透過型電子顕微鏡を用いた構造解析
⑮まとめ
−178
−
2014_物質シラバス.indb 178
2014/03/10 15:38:35
【担当】林 久夫
【開講】後期 月1
高分子化学
■講義計画
①高分子とは
②逐次重合反応Ⅰ−重宿合
③逐次重合反応Ⅱ−重付加
④連鎖重合反応Ⅰ−ラジカル重合
⑤連鎖重合反応Ⅱ−イオン重合
⑥分子構造−コンフィギュレーション
⑦孤立鎖の形態−コンホメーション
⑧中間テストと解説
⑨溶液の性質
⑩固体の構造Ⅰ−非晶の構造
⑪固体の構造Ⅱ−結晶の構造
⑫固体の性質Ⅰ−力学的性質
⑬固体の性質Ⅱ−温度の影響
⑭動的粘弾性
⑮ポリマーブレンド
学 科 固 有
■サブタイトル
高分子科学の基礎
■講義概要
高分子は合成繊維、エラストマー(ゴム)、プラスチックなど
の合成高分子と蛋白質や多糖類などの天然高分子に大別され
る。本講では主として合成高分子について、その合成、構造、
性質ならびに加工についての基本的な事項を解説する。まず、
高分子合成の反応機構ならびに生成物の分子構造上の特徴に
ついて解説する。つぎに各種の高分子特有の性質とその評価
法について解説する。さらに、結晶、アモルファスなどの基
本概念を解説し、これらの状態と高分子鎖の形態およびモル
フォロジーとの関係を詳述する。さらに、力学的性質、熱的
性質などの各種材料物性とその評価法について概説する。ま
た、紡糸、成型などの高分子加工技術についても概説する。
このように、現在使用されている材料の重要な一分野である
合成繊維、エラストマー(ゴム)、プラスチックなどに関する
基本的概念が理解でき、高分子を合成したり、使用したり、
廃棄したりする場合に必要な基礎知識や考え方が身につく。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
下記の能力を身につけることにより、学習・教育到達目標D2
を達成する。 1)基本的な分子合成法について説明できる。
2)高分子の階層的な構造に関して基礎的な説明ができる。
3)基本的な高分子材料の性質について説明できる。 4)高分子の利用価値を説明できる。
■講義方法
毎回の講義のテーマは常に明確化し、重要なポイントは全て
板書し強調する。講義の冒頭または最後にクイズ(短時間の
テスト)を課し、講義内容の理解を深め、学生−教員間のコミュ
ニケーションを計るとともに出欠を確認する。
■系統的履修
高分子プロセス化学、高分子材料化学
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の授業終了後、板書の内容、教科書のアンダーラインを
引いた部分、ならびに小テストの問題について、その日の講
義内容との関係を確認しておくこと。
■成績評価の方法
小テスト(30%)Quiz
定期試験(40%)期末試験。電卓持込み可、ノート・教科書
等持込み不可
そ の 他(30%)中間試験
■テキスト
蒲地幹治 『高分子化学入門』 NST 3,600円
■参考文献
高分子学会編 『高分子科学の基礎(第2版)
』
東京化学同人
4,100円
■履修上の注意・担当者からの一言
自主的に学ぶ姿勢が肝心で、形式的な出席は期待していない。
高分子化学の生きた素養を身につけることが最終目的であり、
色々な学習方法の中で、結局講義を真剣に聞くことが一番の
近道であることを理解してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
学科のホームページ等で周知するもの以外にも、随時指定す
る。
−179
−
2014_物質シラバス.indb 179
2014/03/10 15:38:35
【担当】中沖 隆彦
【開講】後期 金3
高分子材料化学
学 科 固 有
■講義概要
2年次後期の「高分子プロセス化学」で学んだ構造・物性の
セクションをさらに深く学習します。高分子は分子が長くつ
ながった物質であるため低分子とは異なった様々な特徴を示
します。例えばプラスチック製品や洋服の繊維などは高分子
特有の性質を利用したものです。強い繊維はどうやって作る
のか
硬いプラスチックはどういうコンセプトで作られたか
など高分子の分子構造と身近に見られる物性の関係について
講義します。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)
高分子の固体構造、溶液物性、粘弾性の基本について理解し、
学習教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
講義形式で進めます。適宜演習も行いながら授業を進めます。
■系統的履修
「高分子化学」「高分子合成化学」
■授業時間外における予・復習等の指示
復習は配布した演習問題を解いて理解を深めるよう努めてく
ださい。
■成績評価の方法
定期試験(55%)期末試験55点
そ の 他(45%)中間試験45点
試験を受けるには60%以上の出席が必要です。
■テキスト
村橋ら 『高分子化学』 共立出版
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中に理解して覚えてしまうように努力してください。あ
とで勉強しようと思っても量が多くなっていやになったり、
授業で聞いたことを忘れたりしてしまいます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
随時1号館204号室で行います。
■講義計画
①立体規則性高分子
②高分子の高次構造
③X線回折法
④赤外・ラマン分光法
⑤NMR分光法
⑥結晶化度の決定法
⑦中間試験
⑧溶液中での高分子の分子構造
⑨浸透圧
⑩光散乱、粘度法
⑪弾性
⑫粘性
⑬力学模型
⑭日常の高分子材料(前半)
⑮日常の高分子材料(後半)
【担当】中沖 隆彦
【開講】後期 火3
高分子プロセス化学
■講義概要
高分子材料は現代生活において欠くことのできない、身近で
あり重要な材料です。合成繊維、プラスチック、接着剤など
身の回りにある高分子材料はどうやって作られているので
しょうか
高分子は分子量の大きな化合物です。分子量を大きくするた
めには色々な方法があります。これらの重合方法について系
統的に解説します。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
高分子合成の基礎的な重縮合、開環重合、付加重合、イオン
重合について学習することにより、学習教育到達目標D2を達
成する。
■講義方法
講義形式で進めます。適宜演習も行いながら授業を進めます。
■系統的履修
高分子化学
■授業時間外における予・復習等の指示
復習は配布した演習問題を解いて理解を深めるよう努めてく
ださい。
■成績評価の方法
定期試験(55%)期末試験55点
そ の 他(45%)中間試験45点
試験を受けるには60%以上の出席が必要です。
■テキスト
村橋ら 『高分子化学』 共立出版
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中に理解して覚えてしまうように努力してください。あ
とで勉強しようと思っても量が多くなっていやになったり、
授業で聞いたことを忘れたりしてしまいます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
1号館204号室で随時行います。
■講義計画
①高分子の基礎−分子量−
②重縮合
③重付加、付加縮合
④開環重合
⑤ラジカル重合
⑥ラジカル共重合
⑦中間試験
⑧アニオン重合
⑨遷移金属触媒重合
⑩カチオン重合
⑪連鎖移動反応
⑫ブロック・グラフト重合
⑬高分子反応
⑭機能性高分子前半
⑮機能性高分子後半
−180
−
2014_物質シラバス.indb 180
2014/03/10 15:38:35
【担当】阪井 一繁
【開講】後期 月2
数学Ⅱ・演習
■参考文献
必要があれば講義中に紹介します。
■履修上の注意・担当者からの一言
科目の性格上、積み上げ式の内容になるのはやむを得ないた
め、予習・復習を含め講義への積極的な参加を怠ると、遅れ
を取り戻すことは困難になります。また、数学系の学科では
ないという理由で数学を敬遠する人もいるかと思いますが、
「数学」ではなく「化学に役立つ道具の使い方」を学ぶのだと
割り切って受講するとよいでしょう。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
自習してもわからないところは遠慮なく質問をしてください。
オフィスアワーの曜講時は講義中に案内します。
■講義計画
①1変数関数の微分法(さまざまな微分の計算)
②1変数関数の微分法(関数の近似・テイラー展開)
③多変数関数の微分法(偏微分・全微分・高階偏導関数)
④合成関数の微分公式
⑤2変数関数の極値問題
⑥条件つき極値問題
⑦積分法(高校数学の復習)
⑧積分法(いろいろな積分の計算)
⑨簡単な微分方程式
⑩線形微分方程式
⑪重積分
⑫極座標
⑬極座標と重積分
⑭複素平面とオイラーの公式
⑮全体の復習
学 科 固 有
■講義概要
微積分の基本的な概念を理解し、それらを使った計算能力を
身につけることは、自然科学を学ぶ学生にとって最低限の「た
しなみ」とも言えます。特に化学においては、「変化を様子を
調べる」手段である微分法、
「変化の蓄積を調べる」積分法を、
実験における器具や装置のように自由に使いこなせることは、
大きな武器となります。この講義では、高校以来の1変数関
数の微積分の復習から始めて、多変数関数の微積分まで、「使
える数学」の習得を目標に講義を行います。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
微積分の概念を原理から理解し、道具として自在に使ってい
ける能力が身につく。偏微分、全微分、合成関数の微分公式、
テイラー展開、関数の極値、重積分、簡単な微分方程式、複
素数にかかわる概念を修得し、活用できる能力を身につける。
■講義方法
配布プリントに沿って講義形式で解説を行う。また、毎回講
義内容に関する演習問題(テスト形式)を解き、基礎的な考
えや問題解法が身についているか確認を行う。
■系統的履修
なし
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の講義内容が次回の小テストの出題範囲となるので、復
習は必須です。また、配布プリントに事前に目を通し、目的
意識を持って講義に臨むことを勧めます。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
特になし
【担当】白神 達也
【開講】前期 火2
数学Ⅲ・演習
■サブタイトル
化学におけるベクトル演算の重要性
■講義概要
もともと連立1次方程式を効率よく、確実に解く方法として考え出され
た「行列と行列式」のもつ重要な基本概念(例えば、基本変形、和、積、
ランク、固有値、固有ベクトル、対角化など)およびそれらの関連性を
講義する。一方、ベクトルおよび行列は結晶物性を理解する上に必要な
テンソルなどの概念とも関連しているので、その関係性を表す初級とも
いえる一次変換について学習する。また、行列の逆行列、固有値および
対角化は高階線形微分方程式の解法にも用いられ、量子力学のエネルギー
固有値とも関連しているのである。さらに、ベクトル解析や複素数の概念、
フーリエ解析の初歩を扱い、電磁気学への数学的手がかりをつかむ。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
ベクトルや行列およびそれらがもつ行列式、固有値などの重要な概
念、ベクトルとテンソルとの関係を理解する初歩としての一次変換、
ベクトルはもっと広い概念でさまざまなものを表現できること、な
どを理解することにより、学習・教育到達目標D1を達成する。
■講義方法
教科書、板書、プリント、プロジェクタなどにより行います。理解度を
確認するための演習を6回以上、必要に応じて課します。出席は何らか
の形で毎回取ります。試験を受けるには60%以上の出席が必要です。
■授業時間外における予・復習等の指示
演習後にそのプリントをもう1枚持ち帰らせ、復習を指示する。
■成績評価の方法
小テスト(30%)演習の合計で決める。
定期試験(70%)
■テキスト
薩摩順吉・四ツ谷晶二 『キーポイント線形代数』 岩波書店 2,200円
川野日郎・薩摩順吉・四ツ谷晶二 『微分積分+微分方程式』 裳華房 2,700円
■参考文献
佐藤敏明 『図解雑学 ベクトル・行列』 ナツメ社 1,350円
トランスナショナル カレッジ オブ レックス編 『フーリエの
冒険』 ヒッポファミリークラブ 3,500円
■履修上の注意・担当者からの一言
現代化学を理解するために、ベクトルや行列およびそれらがもつ行列
式、固有値などの重要な概念、ベクトルとテンソルとの関係を理解す
る初歩としての一次変換は必ず必要になるものなので、この講義で理
解してください。ここにあげた参考文献は比較的平易に読めるものな
ので、講義の内容理解に対する補助として使用してください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途掲示する。1号館210号室を訪ねてくれば、可能な限り対応する。
■講義計画
①ガウスの消去法による連立1次方程式の解法
②クラメルの公式と行列式の計算
③行列の積と逆行列
④最小二乗法の線形代数的解法(Excelを用いて)
⑤ベクトル空間
⑥線形変換と逆変換
⑦行列のランク
⑧行列の固有値と固有ベクトル
⑨行列の対角化
⑩エルミート行列とユニタリ行列
⑪複素数とオイラーの公式
⑫フーリエ級数の初歩
⑬フーリエ変換の実例
⑭パーシバルの等式
⑮まとめ
−181
−
2014_物質シラバス.indb 181
2014/03/10 15:38:36
【担当】富 欣也
【開講】前期 火2
生化学
学 科 固 有
■講義概要
生物はすべて化学物質でできており、本講義では生命現象の
本質を理解する基礎として、生体物質の有機化学を系統的に
学ぶ。まず、生体を構成する基本的な分子として、炭水化物、
蛋白質、脂質、核酸について、これらがどのような構造をし
ており、どのように生体内で合成されるかについて学ぶ。つ
いで、これらの分子構造が高次組織体として生体の形成と機
能の発現にどのような役割を果たしているかを解説する。ま
た、生体内における代謝経路にこれらの分子がどのように関
与しているかを学ぶ。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(◎)
生体内にどのような化学物質が存在するか、またそれらの生
体物質がどのような化学的相互作用・化学反応を通して個体
の生命維持・種保存のために働いているかを理解することに
よって、学習・教育到達目標D2を達成する。
■講義方法
原則として教科書にそって講義する。
■系統的履修
有機化学Ⅰ∼Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の課題レポート作成のために、予習・復習すること。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験
■テキスト
マクマリー 『有機化学(下)第6版』 東京化学同人 4,620円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
生体に関わる有機化合物を理解するためには有機化学の基本
事項を習得していることが必要となるため、有機化学Ⅰ∼Ⅳ
の内容を理解しておいてほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途連絡する。適宜質問を受け付ける。
■講義計画
①炭水化物の構造
②炭水化物の性質と反応
③多糖類
④アミノ酸の構造
⑤アミノ酸の性質
⑥タンパクの構造と性質
⑦酵素
⑧中間試験
⑨脂質と生体膜
⑩複素環と核酸
⑪核酸の構造と性質
⑫遺伝情報の伝達
⑬バイオテクノロジー
⑭代謝経路の有機化学
⑮まとめ
【担当】塩見 治久
【開講】前期 月1
セラミック材料工学
■サブタイトル
セラミック入門
■講義概要
セラミックスは人類が最初に火を用いて作った土器の類にまで
遡ることができる。セラミックスは、ガラス、陶磁器、たいかぶつ、
セメントなどの伝統的セラミックスと呼ばれるものから、フェ
ライト、コンデンサー材料などの機能性セラミックスと呼ばれ
るものまで多岐におよぶ。この講義では、これらのセラミック
スについて原料、製造法、性質だけでなく、僧都についても詳
しく述べ、セラミックスの全体像が把握できるようにする。また、
各種セラミックスに共通の焼結機構、力学的特性、電気的特性
などを理解するために実用セラミックスを例に挙げて解説する。
■到達目標
学習・教育目標:E1(◎)
セラミック材料の全体像を把握できることを目指し、この分野の技
術者として将来活躍するために基礎となる知識の習得を目標とする。
■講義方法
各講義テーマの重要な事項について説明する。難しいと思わ
れるところは,反復しながら十分理解できるよう勤める。
■系統的履修
物質化学の一年次、二年次前期における学部内共通科目と学
科基本科目は、すべて履修しておくことが望ましい。
■授業時間外における予・復習等の指示
3-4回に1回の割合で小テストを実施するので、講義終了後そ
の日のうちに講義内容を十分に復習しておくことを希望する。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
小テスト(20%)4回の小テストを行う.
レポート(20%)2回のレポートを課す.
定期試験(50%)
小テスト,
レポートおよび学期末試験の結果で成績を評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
柳田博明編著 『セラミックスの化学』 丸善 3,360円
掛川一幸,山村 博,守吉佑介,門間英毅,植松敬三,松田
元秀 『機能性セラミックスの化学』 朝倉書店 3,990円
A.R.West著,遠藤忠訳 『固体化学入門』 講談社 4,893円
■履修上の注意・担当者からの一言
この講義は、特定の教科書を使用しないので、授業に出てい
ないと理解できなくなる。しかし授業に出ているだけでは試
験の点数は取れない。毎回の復習は十分に行ってほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
連絡先:[email protected] メールでの質問等は常時受け付けま
す.件名に必ず講義名を記入してください.
http://www.geocities.jp/satorispecial/に講義資料等掲載します.
■講義計画
①セラミックス材料工学概説
②伝統的セラミックスⅠ(陶磁器、耐火物)
③伝統的セラミックスⅡ(セメント、ガラス)
④ニューセラミックスⅠ(構造材料)
⑤ニューセラミックスⅡ(構造材料、機能材料)
⑥ニューセラミックスⅢ(機能材料)
⑦セラミックス粉体の製造プロセス(製造工程1)
⑧セラミックスの成形プロセス(製造工程2)
⑨セラミックスの焼結プロセス(製造工程3)
⑩セラミックスの焼結と理論
⑪格子欠陥とセラミックスの性質
⑫平衡状態図概説
⑬二成分系平衡状態図①:相律,てこの法則,共晶型状態図
⑭二成分系平衡状態図②固溶体,全率固溶型状態図,包晶型状態図
⑮三成分系平衡状態図
−182
−
2014_物質シラバス.indb 182
2014/03/10 15:38:36
【担当】宮武 智弘
【開講】前期 月4
超分子化学
■参考文献
戸田三津夫、戸田芙三夫 『超分子化学入門』
裳華房 2,205
円
■履修上の注意・担当者からの一言
超分子化学における分子間相互作用や分子集合体の働きを理解
するためには有機化学の基本事項を習得していることが必要と
なるため、有機化学Ⅰ∼Ⅳの内容を理解しておいてほしい。
■講義計画
①超分子化学の世界
②分子間相互作用(1)イオン相互作用とvan der Waals力
③分子間相互作用(2)水素結合と配位結合
④包接化合物
⑤ホスト−ゲストの化学と分子認識
⑥クラウンエーテルとその関連化合物
⑦シクロデキストリン
⑧カリックスアレーンとその関連化合物
⑨カテナンとロタキサン
⑩超分子金属錯体
⑪その他の超分子系
⑫超分子の分析手法(1)構造解析法
⑬超分子の分析手法(2)物性評価法
⑭超分子化学の応用
⑮まとめ
学 科 固 有
■講義概要
近年、有機分子や有機金属錯体が、分子間での相互作用を利
用して分子集合体を形成する例が多く報告されている。こう
した分子集合体は興味深いことに、単独の分子とは異なる物
性を示し、これまでにない新しい機能を発現することが知ら
れている。さらに、生体内で働く分子の多くは、他の分子と
複合体を形成しながら機能しており、こうした分子間での相
互作用・分子集合体を扱う「超分子化学」の概念がますます
重要となっている。本講義では、まず超分子化学の基礎として、
分子間に働く力について解説した後、分子認識、LB膜、超分
子金属錯体などの実例を、最新の研究成果を交えながら紹介
する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(◎)
分子間にはどのような力が働くのか、またそれらの分子間相
互作用によりどのような超分子が形成されるのかを理解する
ことによって、学習・教育到達目標D2を達成する。
■講義方法
適宜資料を配布しながら講義を行う。
■系統的履修
有機化学Ⅰ∼Ⅳ、生化学
■授業時間外における予・復習等の指示
本講義内容と関連する系統的履修科目についても講義の中で
紹介するので、あわせて予習・復習することが望まれる。
■成績評価の方法
小テスト(20%)
定期試験(80%)
■テキスト
特になし
【担当】青井 芳史
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
当研究室では、無機機能性材料をテーマに研究を行う。特に、薄膜材料
に着目し、薄膜合成法、物性評価、機能化に関する研究を行う。具体的
な研究テーマとしては、気相法による炭素系薄膜材料の合成とその物性
および表面機能化、液相析出法による3次元規則構造を有する金属酸化
物の合成とその物性、交互堆積法による機能性マイクロカプセルの合成
等である。研究室では指導教官およびメンバーとの議論を行いながら実
験計画を立て、それを遂行し、得られた結果をまとめる。また研究の過
程で必要な情報を自ら収集しながら、知識を深める。最後に、研究成果
を卒業論文にまとめ、発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1, E2, E3(◎), A, B2, C2, D3, F3(⃝)
・研究テーマの領域に関する知識を身につけることによって、学習・
教育到達目標E1を達成する。
・研究課題に対する実験計画を立てることができるようになることに
よって、学習・教育到達目標 E2を達成する。
・研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めることが
できるようになることによって、学習・教育到達目標 E3を達成する。
・実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響
などを知り、化学薬品を適切に取り扱うことができるようになるこ
とによって、学習・教育到達目標A, B2, C2を達成する。
・研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説明
できるようになることによって、学習・教育到達目標D3を達成する。
・指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進め
ることができるようになることや、共通機器の管理、研究室の各種
行事の運営を通じて、学習・教育到達目標F3を達成する。
■講義方法
定期的(3週間ごと)に研究グループ内での研究報告会を実
施し、指導教官、研究グループメンバーと議論しながら研究
を進める。加えて、3週間ごとに研究結果を取りまとめて、
研究室内でプレゼンテーションを行う。適宜、学会やセミナー
等への参加、発表を行うとともに、共同研究機関での実験、
研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習、科学技術英語、無機化学、物理
化学、ナノ材料工学、など
■授業時間外における予・復習等の指示
研究分野に関する研究論文を読み、自らの研究分野に関する
理解を深める。
■成績評価の方法
(平常点ならびに卒業論文発表会での評価)
到達目標の達成度は研究室における指導の過程でチェックし、
最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。ま
た、総研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論
文ならびに卒業研究発表会におけるプレゼンテーションは指
導教官(主・副各1名)により審査し、主担当教員による評
価(70%)と副担当教員による評価(30%)の合計が60%以
上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催
される安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−183
−
2014_物質シラバス.indb 183
2014/03/10 15:38:36
【担当】岩澤 哲郎
【開講】通年 集中
特別研究
学 科 固 有
■講義概要
当研究室では、有機合成化学に関するテーマの研究を行う。テーマの対象
は大きく分けて次の二つ。1)四置換オレフィンの単純合成法の一般化、2)
キャビタンド型有機分子触媒の新規創出。独自性にこだわった前衛的な分
子化学の追求を目指す。研究室では指導教員および研究室員に対して報告
相談を行いながら実験計画を立て、それを実行し、得られた結果をまとめる。
また研究の過程で必要な創意工夫をこらし、問題解決に集中する。最後に、
研究成果を卒業論文にまとめ、発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標A, B2, C2, E1, E2, E3, D3, F3 上記の学習・研究活動により、以下①∼⑧の能力を身につけることを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につけて、学習・教育目標 E1を達成する。
②研究課題に対する実験計画を立てる能力の養成を通じて、学習・教育目標
E2を達成する。
③研究の遂行に必要な情報を収集し、自らの知識を深める能力の養成を通じて、
学習・教育目標 E3を達成する。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響などの知
識獲得を通じて、学習・教育到達目標C2を達成する。
⑤効率的合成の意義に関する知識獲得を通じて、学習・教育目標B2を達成する。
⑥医薬品合成に直接関与する有機化学の意義を知り、学習・教育目標Aを達成
する。
⑦研究で得られたデータの論理的説明を行う能力の養成を通じて、学習・教育
到達目標D3を達成する。
⑧指導教員や研究室のメンバーとの円滑な議論の遂行を通じて、学習・教育目
標F3を達成する。
■講義方法
定期的に研究報告書を作成し、指導教員と議論しながら研究を進める。加え
て、一定期間ごとに研究結果を取りまとめて、グループ内でプレゼンテーショ
ンを行う。適宜、学会やセミナー等への参加、発表を行うとともに、共同研
究機関での実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■系統的履修
科学技術英語、物質化学研究デザイン演習、有機化学、分子
設計化学、生化学、超分子化学
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目と復習する項目について、重要な部分を適宜説明する。
■成績評価の方法
レポート(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
報告、連絡、相談、チームワークに力点を置いた指導を行います。
■講義計画
①研究テーマについて解説
②過去のデータの追試実験
③作業仮説に基づいた実験
④計画の練り直し
⑤新たな作業仮説に基づいた実験
⑥計画と実際の実験結果との照らし合わせ
⑦次の実験に向けた作業仮説を立てる
⑧データのまとめ
⑨作業仮説に基づいた実験
⑩計画の練り直し
⑪新たな作業仮説に基づいた実験
⑫次の実験に向けた作業仮説を立て、それに基づいて実験を行う
⑬データのまとめ
⑭発表会準備
⑮研究内容の引き継ぎ作業
【担当】内田 欣吾
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
当研究室では、有機光機能材料をテーマに研究を行う。特に
光の刺激により2つの異なる物性をもつ状態間を可逆的に再
生するフォトクロミック材料に着目し、これらの新規化合物
の合成や、これらを活用した新しい光応答システムの開発を
行う。研究室では、指導教員およびメンバーとの議論を行い
ながら実験計画を立て、それを遂行し、得られた結果をまと
める。また研究の過程で必要な情報を自ら収集しながら、知
識を深める。最後に、研究成果を卒業論文にまとめ、発表会
にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1, E2, E3(◎) A, B2, C2, D3, F3(○)
上記の学習・研究活動により、以下の①∼⑥の能力を身につ
けることを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習教育目
標E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習教
育目標E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深
めることができる(学習教育目標E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境
への影響などを知り、化学薬品を適切に扱うことができる
(学習教育目標 A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータを取りまとめ、それについて論理立
てて説明できる(学習教育目標D3)。
⑥指導教員や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研
究を進めることができる(学習教育目標F3)
。
■講義方法
定期的(1週間ごと)に研究報告書を作成し、指導教員と議
論しながら研究を進める。加えて3か月ごとに研究成果を取
りまとめて、グループ内でプレゼンテーションを行う。適宜、
学会やシンポジウム等への参加、発表を行うとともに、共同
研究機関での実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知
識を深める。
■系統的履修
有機化学、有機材料化学、物質化学研究デザイン演習など
■授業時間外における予・復習等の指示
研究内容に関連する書籍や学術論文を読み、自学習を行う。
指導教員から、文献を指示することもある。
■成績評価の方法
平常点(100%)(平常点ならびに卒業論文発表会での評価)
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程で
チェックし、最終的にすべての項目が達成されていることを
確認する。また、総研究時間が600時間以上であることを確認
する。卒業論文ならびに卒業研究発表会におけるプレゼンテー
ションは指導教員(主・副各1名)により審査し、主担当教員
による評価(70%)と副担当教員による評価(30%)の合計が
60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−184
−
2014_物質シラバス.indb 184
2014/03/10 15:38:36
【担当】大柳 満之
【開講】通年 集中
特別研究
■講義方法
定期的(1週間ごと)に研究報告書を作成し、指導教官と議論しながら研究
を進める。加えて、一定期間(2ヶ月程度)ごとに研究結果を取りまとめて、
グループ内でプレゼンテーションを行う。適宜、学会やセミナー等への参加、
発表を行うとともに、共同研究機関での実験、研究者との交流等を通じて関
連分野の知識を深める。
■授業時間外における予・復習等の指示
研究を立案し、実験を行う前には、必ず教員と打ち合わせを行う。打ち合わ
せをするために充分な準備が必要である。実験後にも必ず教員と打ち合わせ
を行う。打ち合わせには、実験結果を充分に整理して望むこと。定期的に中
間発表会を行うが、プレゼンテーションの準備を充分に行い、発表中に出さ
れたコメントや質問を整理し、次回の打ち合わせの際にまとめて報告する。
■成績評価の方法
平常点(100%)(平常点ならびに卒業論文発表会での評価)
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェックし、
最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、総
研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文ならびに卒
業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教官(主・副各1名)
により審査し、主担当教員による評価(70%)と副担当教員による
評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催さ
れる安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
学 科 固 有
■講義概要
当研究室では、環境にやさしいグリーンマテリアルとプロセスを中
心に無機材料化学をテーマに研究を行う。具体的には、1.メカノ
ケミカルプロセスと放電プラズマ焼結を組み合わせた難焼結性で高
融点セラミックスの低温合成と低温焼結及びその物性評価とプロセ
スの解析(SiC、C、Al2O3、ZrO2等)、 2.パルス通電が物質移動
を促進する効果の解析と通電を利用したバルクセラミックスの作製、
3.ナノ構造化された水素吸蔵材料の合成や触媒を利用した水素吸
蔵特性の評価、など低環境負荷型の省エネルギープロセスとエネル
ギー貯蔵材料を意識して、新規化合物の探索を行う。研究室では指
導教官およびメンバーとの議論を行いながら実験計画を立て、それ
を遂行し、得られた結果をまとめる。また研究の過程で必要な情報
を自ら収集しながら、知識を深める。最後に、研究成果を卒業論文
にまとめ、発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1,E2,E3(◎) A,B2,C2,D3,F3(○)
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の学習・教育到達目標を達成
する。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習・教育到達目標 E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習・教育到達目標
E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めることがで
きる(学習・教育到達目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響など
を知り、化学薬品を適切に取り扱うことができる(学習・教育到達目標A,
B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説明でき
る(学習・教育到達目標D3)。
⑥指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進めるこ
とができる(学習・教育到達目標F3)。
【担当】白神 達也
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
4年次に進級すると、学科の研究グループあるいは教員の研究室に
10数人単位で配属され、指導教員によるマンツーマンの指導のもと
に1年間を通じて特別研究を行う。これは、3年次までに修得した
基礎学力の上に立って、特定の研究テーマについて自主的に研究を
行い、その成果を卒業論文にまとめ、発表するものである。この特
別研究によって、履修した科目の応用能力を高め、新しい未知のテー
マに挑戦して自主的に勉学し、研究成果をまとめ、発表する能力を
養成することを目的としている。当研究室では、セメント及び蛍光
体の研究を行っている。研究室では指導教官およびメンバーとの議
論を行いながら実験計画を立て、それを遂行し、得られた結果をま
とめる。また研究の過程で必要な情報を自ら収集しながら、知識を
深める。最後に、研究成果を卒業論文にまとめ、発表会にてプレゼ
ンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1,E2,E3(◎) A,B2,C2,D3,F3(○)
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の能力を身につけること
を目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習教育到達目標
E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習教育到達
目標E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めるこ
とができる(学習教育到達目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃棄物の処理方法、環境への
影響などを知り、化学薬品を適切に取り扱うことができる(学習
教育到達目標A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説
明できる(学習教育到達目標D3)。
⑥指導教員や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進
めることができる(学習教育到達目標F3)。
■講義方法
定期的(1週間ごと)に研究報告書を作成し、指導教官と議論しな
がら研究を進める。適宜、学会やセミナー等への参加、発表を行う
とともに、共同研究機関での実験、研究者との交流等を通じて関連
分野の知識を深める。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習を始めとするすべての創生科目とすべて
の必修科目、構造解析学を始めとする無機系の選択科目。
■授業時間外における予・復習等の指示
日々の研究活動すべてがこの科目の予・復習である。
■成績評価の方法
平常点(100%)(平常点ならびに卒業論文発表会での評価)
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェック
し、最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、
総研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文ならび
に卒業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教官(主・副
各1名)により審査し、主担当教員による評価(70%)と副担当教
員による評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには3年次後期に開催さ
れる安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−185
−
2014_物質シラバス.indb 185
2014/03/10 15:38:37
【担当】富 欣也
【開講】通年 集中
特別研究
学 科 固 有
■講義概要
当研究室では、生体分子のもつ秩序性と階層性を利用する材料開発をテーマと
する研究を行う。生体分子の中でもペプチドは、化学合成法によって様々な機
能性基を位置特異的に配置可能であることと、自己集合化によってナノからマ
イクロメートルスケールのボトムアップ型材料合成に適していることから注目
を集めている。ここでは特に短いペプチドの自己集合現象を研究対象とする。
また、これらを鋳型とする有機−無機複合材料の合成と性質についても研究展
開する。卒論生には、個別の研究テーマが与えられるので、指導教員と議論を
行いながら実験計画を立て、それを遂行し、得られた結果をまとめる。また、
研究の過程で必要な情報を自ら収集しながら、知識を深める。最後に、研究成
果を卒業論文にまとめ、卒論研究発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1,E2,E3(◎) A,B2,C2,D3,F3(○)
研究テーマの領域に関する知識を身につけることによって、学習・教育到達目標
E1を達成する。
研究課題に対する実験計画を立案することによって、学習・教育到達目標E2を達
成する。
研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めることによって、学
習・教育到達目標E3を達成する。
実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響などを理解す
ることによって、学習・教育到達目標Aを達成する。
化学薬品を適切に取り扱う能力を身につけることによって、学習・教育到達目標
B2を達成する。
化学薬品の人体への影響や応急処置法を身につけることによって、学習・教育到
達目標 C2を達成する。
研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説明できる能力を
身につけることによって、学習・教育到達目標 D3を達成する。
指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進めることができ
る能力を身につけることによって、学習・教育到達目標 F3を達成する。
■講義方法
一定期間(2 ヶ月程度)ごとに研究結果を取りまとめて、研究室内でプレゼ
ンテーションを行う。個々の研究の進捗に応じて、指導教員と個別にあるい
はグループ毎に議論しながら研究を進める。加えて、適宜、学会やセミナー
等への参加、発表を行うとともに、他研究機関の研究者との交流等を通じて
関連分野の知識を深める。
■授業時間外における予・復習等の指示
実験以外の勉強、例えば自宅でできる研究背景や関連分野の理解に
ついて積極的に行うこと。
■成績評価の方法
研究室内での研究進捗状況プレゼンテーションならびに卒業論文発表会での評
価を総合する。
学習・教育到達目標の達成度は研究室における指導の過程でチェックし、最終
的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、総研究時間が600時
間以上であることを確認する。卒業論文ならびに卒業研究発表会におけるプレ
ゼンテーションは指導教員(主・副各1名)が審査し、主担当教員による評価
(70%)と副担当教員による評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜指定する。
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催さ
れる安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
研究成果については、これまでのように時間は解決してくれないの
で、積極的に行動すること。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
【担当】中沖 隆彦
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
4年次に進級すると、学科の研究グループあるいは教員の研究室に10数人単位で配属さ
れ、指導教員によるマンツーマンの指導のもとに1年間を通じて特別研究を行う。これ
は、3年次までに修得した基礎学力の上に立って、特定の研究テーマについて自主的に
研究を行い、その成果を卒業論文にまとめ、発表するものである。この特別研究によって、
履修した科目の応用能力を高め、新しい未知のテーマに挑戦して自主的に勉学し、研究
成果をまとめ、発表する能力を養成することを目的としている。指導教員は、あらかじ
め学科において指示された方式により、また研究テーマは指導教員と学生との相談によ
り決定される。特別研究のテーマは、3年次までの学生実験のテーマとは異質で、結果
が全く見えない未知のテーマに挑戦することがあると肝に銘じることが肝要である。
研究テーマは大きく分けて2つのグループで行う。
(1)高分子固体およびゲルの分子構造解析:高分子の物性を決める重要なファクターに
分子レベルでの構造がある。固体NMR、熱分析、X線回折、赤外分光法などの分析
法の原理を理解したうえで分子構造解析を行う。
(2)生分解性高分子の創生:微生物を用いたバイオプラスチックの生合成を、安価な炭
素源を用いて行うプロセスを確立する。石油に依存しない環境型高分子材料の重要
性について検討する。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1,E2,E3(◎) A,B2,C2,D3,F3(○)
先端の研究テーマを設定るることにより、学習教育到達目標E1を達成する。
オリジナルな研究テーマの設定により、未知の問題を討議して研究を進めることにより、
学習教育到達目標E2を達成する。
自分自身で、論文を検索して、自分のテーマに生かしていくことにより、学習教育到達
目標E3を達成する。
単なる材料の開発にとどまらず、社会的な影響も考えることにより、学習教育到達目標
Aを達成する。
プラスチック材料のリサイクルを学習することにより、学習教育到達目標B2を達成する。
単なる材料の開発にとどまらず、社会的な影響も考えることにより、学習教育到達目標
C2を達成する。
卒業研究を進めるに当たり、オリジナルなアイディアを考えることにより、学習教育到
達目標D3を達成する。
研究室内のコミュニケーションにより、学習教育到達目標F3を達成する。
■講義方法
毎週研究報告会を行い、プレゼンのスキル向上を図るとともに、質疑を行い他のメンバー
の研究に対して批判の目を養う。また夏冬に半年間の研究成果をまとめて発表する中間
報告会を行う。適宜学会やセミナー等への参加、発表を行うとともに、共同研究機関で
の実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習、高分子化学、高分子プロセス化学、高分子材料化学など
■授業時間外における予・復習等の指示
討論したことは、よく理解するよう努めてください。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)日常のディスカッションにより評価する。
定期試験(70%)卒論および卒論発表会で評価する。
研究テーマへの日常の取り組み姿勢、研究結果に対する掘り下げ、卒業論文の内容、発
表内容などにより総合的に評価する。
主担当教員による評価(70%)と副担当教員による評価(30%)。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催される安全講習会を受
講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−186
−
2014_物質シラバス.indb 186
2014/03/10 15:38:37
【担当】林 久夫
【開講】通年 集中
特別研究
進めることができる(学習教育到達目標F3)。
■講義方法
定期的(1週間および1月毎)に研究報告書を作成し、指導教員
と議論しながら研究を進める。加えて、学期毎に中間報告を取り
まとめて、研究室内でプレゼンテーションを行う。適宜、学会や
セミナー等への参加、発表を行うとともに、共同研究機関での実
験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■授業時間外における予・復習等の指示
研究の進捗に応じて適宜指示する。
■成績評価の方法
平常点(100%)平常点ならびに卒業論文発表会での評価
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェック
し、最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。ま
た、総研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文
ならびに卒業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教
官(主・副各1名)により審査し、主担当教員による評価(70%)
と副担当教員による評価(30%)の合計が60%以上をもって合格
とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催
される安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
学 科 固 有
■講義概要
本科目では、合成および天然の高分子化合物(プラスチック、繊維、
フィルム、エラストマー、ゲルなど)に関する基礎的テーマを研
究する。高分子化合物は、多数の原子が共有結合で鎖状に繋がっ
た分子構造を基本としている。そのため、分子形態、結晶・非晶
状態、モルフォロジー等の各階層の構造において、特有で多様な
特徴を示す。本研究室では、高分子化合物を合成・抽出分離によ
り作製し、これらの物質の各階層における構造とそれが示す物性
との間の関係を研究する。研究室内で、教員や大学院生を交えた
議論を行う中で、各自が自ら実験計画を立て、それを遂行し、得
られた結果をまとめる。また、研究の過程で必要な情報を自ら収
集しながら、知識を深める。最後に、研究成果を卒業論文にまとめ、
発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の能力を身につける
ことを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習教育到達目
標 E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習教育到
達目標 E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深める
ことができる(学習教育到達目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への
影響などを知り、化学薬品を適切に取り扱うことができる(学
習教育到達目標A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて
説明できる(学習教育到達目標D3)。
⑥指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を
【担当】藤原 学
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
近年、分析機器の発展で分析化学の学問領域も大きく変化している。以前
からの溶液中における各成分の濃度を求めることから、固体試料中の各元
素の3次元分布やそれらの状態分析へと研究の中心が移っている。本研究
室では、主にX線光電子スペクトル(XPS)法や蛍光X線分析(XRF)法
を用いて各種金属化合物および錯体の状態分析を行い、XPSやXRFの有用
性を明らかにする。また、龍谷大学隣接地周辺の森林から土壌や水サンプ
ルを対象とした環境分析、大宮図書館が所蔵する「大谷コレクション」な
どの貴重な考古試料の分析も行う。それぞれの研究テーマの意義を十分に
理解し、関連分野を調査しながら実験を進め、種々の分析手法を身につけ
る。また、分析データから重要な情報を抽出し、それらを総合的に評価する。
研究成果を卒業論文にまとめ、発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1, E2, E3(◎)、A, B2, C2, D3, F3(○)
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の能力を身につけることを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識・技術を身につける(学習教育目標 E1)。
②研究課題に対すて実行可能な実験計画を立てることができる(学習教育目標
E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集し、自らの知識を深めることができる(学習
教育目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響などを知り、
化学薬品を適切に取り扱うことができる(学習教育目標A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをまとめ、それについて論理立てて説明できる(学習
教育目標D3)。
⑥指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進めることが
できる(学習教育目標F3)。
■講義方法
指導教官や研究室のメンバーと議論しながら各自の研究を進める。
加えて、毎月研究結果を取りまとめて、中間発表を行う。適宜、学
会やセミナー等への参加、発表を行うとともに、共同研究機関での
実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習、分析化学、機器分析化学、化学基礎実験、
機器分析化学実験など
■授業時間外における予・復習等の指示
研究については、まず自ら研究計画を立て、それに従って着実に実
行していくこと。自主的に学習して、研究慮域だけでなく関連領域
についての知識を深めること。疑問点があれば、指導教員に積極的
に質問するとともに研究室内で十分議論すること。
■成績評価の方法
平常点(100%)(日常的な研究活動、卒業論文作成状況ならびに卒
業論文発表会での評価)
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェックし、
最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、総
研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文ならびに卒
業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教官(主・副各1名)
により審査し、主担当教員による評価(70%)と副担当教員による
評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには3年次に開催される
安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−187
−
2014_物質シラバス.indb 187
2014/03/10 15:38:37
【担当】宮武 智弘
【開講】通年 集中
特別研究
学 科 固 有
■講義概要
当研究室では、生体分子に関わる有機化学をテーマに研究を行
う。生体分子は互いに相互作用しながら分子集合体を構築し、
単独の分子ではみられない性質を持つことが多い。ここでは
特に光合成系、生体膜およびポリペプチドを研究対象として、
クロロフィルのモデル分子や脂質膜透過性分子を合成し、そ
の自己集積体の構造・性質を調べる。研究室では指導教官お
よびメンバーとの議論を行いながら実験計画を立て、それを
遂行し、得られた結果をまとめる。また研究の過程で必要な
情報を自ら収集しながら、知識を深める。最後に、研究成果
を卒業論文にまとめ、発表会にてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1,E2,E3(◎) A,B2,C2,D3,F3(○)
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の能力を身につけるこ
とを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習・教育到達目
標 E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習・教育到
達目標 E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めるこ
とができる(学習・教育到達目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影
響などを知り、化学薬品を適切に取り扱うことができる(学習・
教育到達目標A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説
明できる(学習・教育到達目標D3)。
⑥指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進
めることができる(学習・教育到達目標F3)。
■講義方法
定期的(1週間ごと)に研究報告書を作成し、指導教官と議論しな
がら研究を進める。加えて、一定期間(2ヶ月程度)ごとに研究結
果を取りまとめて、グループ内でプレゼンテーションを行う。適宜、
学会やセミナー等への参加、発表を行うとともに、共同研究機関で
の実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■系統的履修
物質化学研究デザイン演習、有機化学、生化学、超分子化学、など
■授業時間外における予・復習等の指示
研究内容に関する、書籍や学術論文を読みながら、自学習を行う。
内容については、担当者からも指示する。
■成績評価の方法
平常点(100%)卒業論文ならびに発表会での評価
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェック
し、最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、
総研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文ならび
に卒業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教官(主・副
各1名)により審査し、主担当教員による評価(70%)と副担当教
員による評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには4年次初頭に開催さ
れる安全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
【担当】和田 博
【開講】通年 集中
特別研究
■講義概要
4年次に進級すると、学科の研究グループあるいは教員の研究室に10数人単位で
配属され、指導教員によるマンツーマンの指導のもとに1年間を通じて特別研
究を行う。これは、3年次までに修得した基礎学力の上に立って、特定の研究テー
マについて自主的に研究を行い、その成果を卒業論文にまとめ、発表するもの
である。この特別研究によって、履修した科目の応用能力を高め、新しい未知
のテーマに挑戦して自主的に勉学し、研究成果をまとめ、発表する能力を養成
することを目的としている。指導教員は、あらかじめ学科において指示された
方式により、また研究テーマは指導教員と学生との相談により決定される。特
別研究のテーマは、3年次までの学生実験のテーマとは異質で、結果が全く見
えない未知のテーマに挑戦することがあると肝に銘じることが肝要である。
■到達目標
物質を合成する基本的な技術を習得すること。使用した分析機器の原理を理解す
ること。物質を評価する基本的な技術を習得すること。参考となる学術論文を読
み、卒業論文をまとめ、研究発表を行うこと。
上記の学習・研究活動により、以下①∼⑥の能力を身につけることを目標とする。
①研究テーマの領域に関する知識を身につける(学習教育到達目標 E1)。
②研究課題に対する実験計画を立てることができる(学習教育到達目標 E2)。
③研究の遂行に必要な情報を収集しながら、自らの知識を深めることができる(学
習教育到達目標 E3)。
④実験で用いる薬品の安全性や、実験廃液の処理方法、環境への影響などを知り、
化学薬品を適切に取り扱うことができる(学習教育到達目標A, B2, C2)。
⑤研究で得られたデータをとりまとめ、それについて論理立てて説明できる(学
習教育到達目標D3)。
⑥指導教官や研究室のメンバーとの議論を通じて、円滑に研究を進めることがで
きる(学習教育到達目標F3)。
■講義方法
研究テーマおよびそれらの進行状況に応じ個別に行う。適時、それぞれの研究室
内において中間発表会を行う。
定期的(1週間ごと)に研究報告書を作成し、指導教官と議論しながら研究を進
める。加えて、春・夏・秋・冬には研究結果を取りまとめて、グループ内でプレ
ゼンテーションを行う。適宜、学会やセミナー等への参加、発表を行うとともに、
共同研究機関での実験、研究者との交流等を通じて関連分野の知識を深める。
■授業時間外における予・復習等の指示
自主的に研究を進めることを基本としている。
研究計画、実験、実験結果の解析、新たな実験計画の立案のサイクル
を指導教員助言を受けながら回せるようになることを目標としている。
■成績評価の方法
平常点(100%)教員とのミ−ティングや研究室でのセミナ−、卒業
論文発表会で発表内容等で評価
到達目標①∼⑥の達成度は研究室における指導の過程でチェックし、
最終的にすべての項目が達成されていることを確認する。また、総
研究時間が600時間以上であることを確認する。卒業論文ならびに卒
業研究発表会におけるプレゼンテーションは指導教官(主・副各1名)
により審査し、主担当教員による評価(70%)と副担当教員による
評価(30%)の合計が60%以上をもって合格とする。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科においては特別研究に取り組むには3年に開催される安
全講習会を受講することが義務付けられている。
また、600時間以上かけて特別研究を行うことが求められている。
■講義計画
研究テーマおよびそれらの進行状況により異なる。
−188
−
2014_物質シラバス.indb 188
2014/03/10 15:38:37
【担当】青井 芳史
【開講】後期 木2
ナノ材料工学
入門セミナー
■テキスト
特になし
■参考文献
平尾一之 『ナノマテリアル最前線』 化学同人 4,400円
坂田 亮 『理工学基礎 物性科学』 培風館 2,400円
村西治人 『基礎固体化学』 三共出版 2,900円
■履修上の注意・担当者からの一言
本講義は、物理学、物性物理学、結晶化学、プロセス化学等の広い分野に及ぶ基
礎知識が必要である。適時、演習、レポート等で理解度をチェックしながら進め
るつもりであるが、理解できないところがあれば積極的に質問してきて欲しい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4,5講時に設けています。また、
随時質問は受け付けます。
■講義計画
①ナノテクノロジー、ナノ材料とは
②量子力学の基礎
③バルク材料の電子物性
④2次元系ナノ材料の電子物性
⑤1次元系ナノ材料の電子物性
⑥0次元系ナノ材料(ナノ粒子)の電子物性
⑦中間テスト
⑧量子ドット
⑨ナノ粒子の電気的特性
⑩ナノ粒子の光学的特性
⑪ナノ粒子の応用
⑫ナノ粒子の作成法
⑬ナノ計測技術 ー電子顕微鏡ー
⑭ナノ計測技術 ー走査プローブ顕微鏡ー
⑮ナノ加工プロセス技術
【担当】藤原 学、青井 芳史、富
学 科 固 有
■講義概要
ナノテクノロジーとは、材料をナノメートルオーダーで制御すること
により新しい機能を発現する技術、ナノメートルオーダーで材料を加
工する技術、観察・計測する技術であり、あらゆる工業分野において
飛躍的な革新をもたらす可能性を秘めた技術である。本講義では、特
に無機材料に焦点を当て、材料科学(Materials Science)、プロセス
化学に関連した内容をナノテクノロジーとの関連で講述する。
具体的な内容を多く活用し、最先端の「ナノテクノロジー」、「ナノ材
料」の姿の一端を見ることのできるよう講義する。
この科目を履修することにより、無機材料の基礎と共に、ナノ材料と
してのそれらを学ぶことにより、材料としての無機・セラミックスの
理解と活用のための知識が身に付く。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)
・ナノメートルオーダーのサイズを有するナノ材料について、バルク材
料とは異なる物性・機能を有することの原理、その特徴について考察
できるようになることによって、学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
特に決まったテキストは使用しない。適時プリント資料を配
付し板書を中心に講義する。
随時演習を行うと共にレポートを課す。
■系統的履修
物理Ⅱ、物理Ⅲ、セラミック材料工学、結晶材料工学、機能材料工学
■授業時間外における予・復習等の指示
講義までに前回部分の復習をしっかり行なっておくこと。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験
欣也、中沖 隆彦、渡辺 英児
【開講】前期 金3・金4
■講義概要
大学においては、既に明らかになっていることを知識として学ぶと
共に、結果が明らかでない問題や複数の解答がある問題を自分自身
で考えることが要求される。これには論理的に思考する訓練が必要
である。また思考を深めるためには意見の異なる者と討論すること
が重要となる。「入門セミナー」では、受講生の問題発見力・問題解
決力・自己表現力を向上させることを目的にしている。本科目は、
与えられた課題を各自が解いていくのではなくて、課題自体を受講
生が設定することから始まる。
論理的に思考する、グループ内でディスカッションを通して意見を
まとめていく、自分の意見を発表するなど、今後理系の学生として
いろいろな場面で必要とされる基本的な力を養うことができる。
■到達目標
学習・教育到達目標:F1,F3(◎),C2(○)
課題を発見する。グループ内で、議論し意見をまとめる(F1, F3)。デー
タをまとめる。パワーポイントを用いて、発表する。他のグループ
の発表を聞き、評価する。課題を調査することを通じて、科学技術
者として社会から求められている基本的な倫理観を養う(C2)。
■講義方法
本科目では、受講生を4つのグループに分け、4名の教員で分担する。
通常の講義方法とは異なり、教員は学生の活動に対するアドバイザー
役を務める。
■系統的履修
必修科目である計算機基礎実習Ⅰを必ず履修すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に知らせる。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業中における討論・グループ内での貢献度
レポート(10%)最終レポート
そ の 他(60%)ポスター発表会での発表(20%)および口頭発表
会での発表(40%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
本科目においてはあくまでも受講生が主体であり、討論参加および
レポート作成など自己表現が授業の中心となるので、積極的に参加
されることを望む。選択科目であるが、受講されることを強く薦める。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義中に知らせる。
■講義計画
①はじめに(グループ分け・内容説明)
②課題討論(1)・情報収集法説明・図書館見学
③課題討論(2)・課題について議論・仮テーマ決定
④課題討論(3)・仮テーマ発表会
⑤情報収集(1回目)
⑥情報収集(2回目)
⑦情報収集(3回目)・ポスター発表用データ作成・発表準備
⑧情報収集(4回目)・ポスター発表練習
・ポスター発表会(昼休みを含めて実施)
⑨情報収集(5回目)・報告書作成
⑩データのまとめ・議論・報告書作成
⑪報告書作成・提出
⑫口頭発表用データ作成・発表準備
⑬グループ内発表会
⑭口頭発表会(前半)・他のグループの採点評価
⑮口頭発表会(後半)・他のグループの採点評価・アンケート
−189
−
2014_物質シラバス.indb 189
2014/03/10 15:38:38
【担当】青井 芳史
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
学 科 固 有
■講義概要
本演習では、これまで講義、演習、学生実験を通して学習してきた物質
化学の基礎知識を実際の研究活動に応用する方法を学ぶことを目的とす
る。具体的には、4年次に研究室に配属された際にスムーズに特別研究
を実施することができるよう、研究テーマの内容、機器の取り扱い等を
説明を交え実際に実習を行う。また、その内容について報告書にまとめ
るとともに、PowerPointを用いてプレゼンテーションを行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
・4年次における卒業研究に向け、自らテーマについて研究計画を
立案できるよう科学的基礎知識を学習することによって、学習・
教育到達目標D3を達成する。
・研究室の研究テーマを学び、理解することによって、学習・教育
到達目標E1を達成する。
・研究を行う上で必要な情報を学術論文等から得、自ら研究課題を立案
できるようになることによって、学習・教育到達目標E2を達成する。
・調査した内容や実験成果をまとめて、報告書の作製、プレゼンテー
ションを行うことができるようになることによって、学習・教育到
達目標F1を達成する。
■講義方法
授業の最初にその日やることに関する説明を行い、その後研
究室の学生のもとで実際に機器等の取り扱いについて学ぶ。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義開始前までに必ず、その日行うことを確認し予習しておくこと。
■成績評価の方法
主担当教員による評価(70%)、他の教員による評価(30%)
毎回提出のレポート、日常態度、積極性をもとに主担当教員が判定する。
(70%)また授業の最後に他の教員のもとでプレゼンを行い評価する。
(30%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
自ら考え行動することが重要です。いろいろなことに興味を
持ち、積極的に取り組んでください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4、5講時に設けています。また、
質問は随時受け付けます。
■講義計画
①研究室で行っている研究に関する説明
②気相法による薄膜作製の原理と実習−ECRスパッタリング法とは−
③気相法による薄膜作製の原理と実習−ECRスパッタリング法による
薄膜作製−
④気相法による薄膜作製の原理と実習−PLD法とは−
⑤気相法による薄膜作製の原理と実習−PLD法による薄膜作製−
⑥液相法による薄膜作製の原理と実習−液相析出法、LbL法とは−
⑦液相法による薄膜作製の原理と実習−液相析出法による薄膜作製−
⑧液相法による薄膜作製の原理と実習−LbL法によるマイクロカプセ
ルの作製−
⑨材料評価に使用する機器の原理と実習−XPS 、Raman散乱分光に
よる薄膜の物性測定−
⑩材料評価に使用する機器の原理と実習−AFM、ナノインデンター
による薄膜評価−
⑪材料評価に使用する機器の原理と実習−電子顕微鏡−
⑫材料評価に使用する機器の原理と実習−UV-Visによる薄膜評価−
⑬工場見学
⑭研究室内でのプレゼンテーション
⑮他の教員のところでのプレゼンテーション
【担当】岩澤 哲郎
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
■講義概要
必要最低限の基礎的な研究技術を学び、卒業研究のスタート
アップを円滑に進めることを目指す。すなわち、卒業研究を
行うための入門講座としての位置付け。研究室内におけるコ
ミュニケーション能力の養成に力点を当てた指導を行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
・基本的で実際的な実験技術の習得を通じて、D3を達成する。
・調査結果の整理の解析を通じて次の実験計画の立案に関与
し、E1を達成する。
・調査結果の中から問題提起を行う議論を通じて、E2を達成
する。
・調査結果の報告連絡相談を通じて、F1を達成する。
■講義方法
1.研究室メンバー及び教員とコミュニケーションを取りな
がら調査業務を推進する。
2.具体的な調査および探求活動を通してはじめの一歩を踏
み出す。
3.研究室で扱う課題(研究テーマ)について学び、問題点
の把握と目的の理解、及び目標について学ぶ。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、分子設計化学
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目と復習する項目について、適宜講義時に説明する。
■成績評価の方法
レポート(100%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
主体的な行動と積極的なコミュニケーションを求めます。
■講義計画
①オリエンテーション
②研究課題の背景に対する理解
③実験演習、化学反応を行う
④実験演習、workup操作を行う
⑤実験演習、カラム精製操作を行う
⑥実験演習、再結晶操作を行う
⑦実験演習、物理データの収集を行う
⑧実験演習、実験結果を周りと相談しながらまとめる
⑨実験演習、実験結果を報告する方法について学ぶ)
⑩実験演習、次に行う実験の計画を考える
⑪実験演習、発表のための資料作成
⑫研究室の先輩のプレゼンテーションを聴講して学ぶ
⑬研究室の皆の前で発表練習
⑭発表方法について細かい技術の説明
⑮他研究室にてプレゼンテーション
−190
−
2014_物質シラバス.indb 190
2014/03/10 15:38:38
【担当】内田 欣吾
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
■講義計画
①現在の研究テーマの説明、文献検索・Internet検索
②研究の進め方、実験ノート、レポートの書き方等
③フォトクロミック化合物の研究背景(1)光と分子
④フォトクロミック化合物の研究背景(2)ジアリールエテン
の特徴
⑤フォトクロミック化合物の研究背景(3)光反応分子システ
ムの進展
⑥文献調査あるいは実験・研究デザイン(1)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑦文献調査あるいは実験・研究デザイン(2)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑧文献調査あるいは実験・研究デザイン(3)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑨文献調査あるいは実験・研究デザイン(4)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑩文献調査あるいは実験・研究デザイン(5)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑪文献調査あるいは実験・研究デザイン(6)
※内容は個人のテーマにより異なる
⑫パワーポイント作成(1)
発表用パワーポイント作成・添削
⑬パワーポイント作成(2)および要旨作成
発表用パワーポイント作成の最終段階
⑭発表練習
⑮他の教員のところでのプレゼンテーション
学 科 固 有
■講義概要
本授業は3年生前期までに学習してきた基礎的な知識が未知
の現象を解き明かすのに必要であるということを実感すると
ともに、4年生で行う卒業研究をスムーズに開始できるよう
に設けられた科目である。最初の1時間程度は実際に研究室
で行っているテーマを簡単に解説したり、世界の他の研究グ
ループの研究の現状について説明をする。その後、研究室の
学生の指導のもと簡単な実験と装置の使い方を習得し、その
データを用いて報告書の書き方を実習する。一方で、各自、別々
の最新の科学技術論文を選び、それを理解した上で、それを
基に研究テーマをデザインする。デザインした内容は、パワー
ポイントを用いて発表原稿とA4用紙1枚の発表要旨を作成
し、
他の研究室の教員の前で発表を行う。最後に各自、研究テー
マの設定について教員と文献調査に基づきディスカッション
する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
4年生で行う研究テーマがどういうものなのかということと
研究室に付属する器具や装置を使用することにより、卒業研
究の全体像を把握することができる。これにより学習・教育
到達目標E2を達成する。
3年生後期から卒業研究に触れることにより、4年生からの
卒業研究がスムーズに始めることができる。
最新の文献を理解し、新しい研究テーマをデザインする過程
で、学習・教育到達目標D3,E1,E2を達成する。
さらに、デザインした研究の概要を口頭発表し、質疑応答す
ることで学習・教育到達目標F1を達成する。
■講義方法
最初は研究室の研究テーマの説明などを行い、その後グルー
プに分かれて文献調査・実験室で教員と研究室の学生の指
導のもと実験・測定なども行う。デザイン演習であるので、
Webから最近の研究について知見を深め、教員のアシストを
得ながらデザイン演習を行う。学生により既存文献より研究
デザインを行う学生と、実験を行い結果から発表内容をまと
める学生とに分かれる。発表は、パワーポイントを作成しA4
用紙1枚の予稿原稿を作成し、最終日に他研究室の教員の前
で口頭発表を行い評価を受ける。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、有機材料化学
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回、文献調査した内容や実験成果をまとめ、次回に報告す
るので資料を準備してください。資料はワードまたはパワー
ポイントでの形式で準備すること。
■成績評価の方法
毎回提出のレポート、日常態度、積極性をもとに主担当教員
が判定する。
(70%)また授業の最後に他の教員のもとでパワー
ポイントを用いた口頭発表を行い評価する。(30%)
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
常にこの研究はどこが新しいのか、どこに価値があるのかを
考えてください。そのうえで、どうしたらオリジナリティー
が出せるかについても考えてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
演習の時間内に終わることができない場合は、時間を延長し
て演習に取り組んでいる。
−191
−
2014_物質シラバス.indb 191
2014/03/10 15:38:38
【担当】大柳 満之
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
学 科 固 有
■サブタイトル
研究の設計方法と実践
■講義概要
「研究デザイン演習」の目的は、卒業研究を始める半年前から、
研究を開始する前に研究とは何か、またどのようにして研究
というものが構築されるかを習熟することにある。特に、研
究を設計する前段階として、自分が注目した合成・プロセス、
材料機能・物性などについて、従来研究がどのようにされて
おり、どのようなことをやれば新規で独創的な研究が展開で
きるかを考える機会を提供する。まず、研究室で行っている
研究を紹介し、研究の背景や研究の着目点、進め方などを概
説した上で、自分が注目したい対象を決定する。次に、その
対象を選んだ理由を説明し、引き続きこれまでに研究されて
いる事柄を調査するステップに進む。次に自分が研究したい
項目を見つけ教員との討論のなかで、研究すべき対象と項目
を選定する。これまでに関連研究がどこまでなされてきたか
を再び調査し、研究するための背景を充分検討する。次に研
究を行うための方法を検討し、研究計画を立案させる。最後
に、これまでの過程をすべてまとめPowerPointにて発表を行
う。一部、早く進んだ人には実験も行ってもらう。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
研究の立案能力を養う訓練を行うことにより、学習・教育到
達目標D3を達成する。対象とする無機材料分野において、高
度な専門知識を身につけることにより、学習・教育到達目標
E1を達成する。また、研究立案する過程で自らが研究課題を
設定し、それを展開するためにこれまでに経験してこなかっ
た未知の課題について、具体的な研究の詳細を立案すること
により、学習・教育到達目標E2を達成する。さらに、要旨を
まとめるに当たり、日本語の論理的な記述力を養い、口頭発
表による試験に向けて、討論したり、発表の訓練をすること
により、学習・教育到達目標F1を達成する。本科目の目的は、
「研究」入門として位置づけている。自分で実験・研究の立案
をできるための方法を習得することを目標とする。
■講義方法
授業概要に従い、各人或いはグループと教員が個別に討論を
行っていき、途中で全員の進行過程をお互いに認識するため
の発表会も行う。研究対象は出来るだけ簡単なものを選ぶ。
■系統的履修
特になし。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回、予定されている実験・研究内容について予習を行う。
演習後は、行った実験・研究内容について、報告書にまとめる。
■成績評価の方法
最終の発表結果により点数をつける。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
この演習は、積極的に取り組めば組むほど自分の力となって
跳ね返ってくるので、精力的に動いて欲しい。
■講義計画
①「研究デザイン演習」について
②研究室での研究の紹介
③研究分野や対象を選定
④研究内容(対象と項目)の選定
⑤研究項目に関する研究の背景や先行研究の調査
⑥研究方法の検討
⑦研究計画の立案
⑧デザインした研究計画のプレゼンテーションの作製
⑨実験の実施①
遊星ボールミルによるナノ粉体の作製
⑩実験の実施②
ナノ粉体の放電プラズマ焼結
⑪実験の実施③
水素吸蔵ナノ粉体の作製
⑫実験の実施④
水素吸蔵合金の水素吸蔵特性評価
⑬プレゼンテーションとレポートの作成
⑭パワーポイントを用いたプレゼンテーションの実施
⑮指導教員以外の教員ところでのプレゼンテーション
−192
−
2014_物質シラバス.indb 192
2014/03/10 15:38:38
【担当】白神 達也
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
■成績評価の方法
レポート(70%)レポート作成を通して、課題への取り組み姿勢、
表現力、課題に対する理解、まとめ方および発表、
文書形式の遵守度などを総合する。
そ の 他(30%)プレゼンテーション能力およびその要約力、質疑
応答を総合して副担当が決める。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①オリエンテ−ション(テーマ決定)
②粉末X線回折測定
③粉末X線回折解析
④TG-DTA測定
⑤TG-DTA解析
⑥学外実習報告
⑦第一回レポート提出、内容検討会
⑧解析、調査補足(質問等の時間を設定する)
⑨第二回レポート提出(第一回レポートの修正)、プレゼンテーショ
ンの準備
⑩プレゼンテーションの準備
⑪プレゼンテーションの練習(他の試料のテーマについてレポート
を課す。内容に力点を置き、単なる感想とはしない)
⑫最終報告書提出(プレゼンテーションを簡潔に文書化したもの、
A4一枚)、予備時間(プレゼン練習、質問等)
⑬第三回レポート提出、予備時間(プレゼン練習、質問等)
⑭練習予備日
⑮他の先生に報告書の内容を報告 10分/人程度
学 科 固 有
■サブタイトル
研究発表に必要なプレゼンテーション
■講義概要
本演習では、配属予定の研究室において、その研究室の研究分野に
関連した文献調査、発表や基礎的な練習実験を行い、決められた形
式や時間内でプレゼンテーションを行う。研究が行われる意味や、
科学の一分野の中での研究の位置づけについて洞察できる目を養
う。それまでの教育課程で身につけた知識やスキルを総動員して、
問題解決を図ることにより、卒業研究へのスムーズな橋渡しを狙う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1
粉末X線回折、TG-DTAの原理を理解した上で、測定とその解析を
行い、与えられた試料の総合評価を行うことにより、学習・教育到
達目標D3とE2を達成する。配属予定の研究室の研究分野に関連し
た文献調査を独力で行えることにより、学習・教育到達目標E1を
達成する。発表や基礎的な練習実験を行い、決められた形式や時間
内でプレゼンテーションを行うこと。他の人のプレゼンを聞いて、
その内容をつかむことにより、学習・教育到達目標F1を達成する。
■講義方法
粉末X線回折、TG-DTAの原理を理解した上で、測定とその解析を
行い、与えられた試料の総合評価を行う。また、その内容について、
レポートすることと与えられた時間でプレゼンテーションすること
を目標とする。他の人のプレゼンを聞いて、その内容をつかむこと
をレポートにて確認する。
■系統的履修
すべての科目。強いてあげれば「入門セミナー」と実験
■授業時間外における予・復習等の指示
粉末X線回折、TG-DTAの原理のみならず、与えられた試料の基礎
知識の予・復習を指示する。
【担当】富 欣也
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
■講義概要
研究者・技術者への第一歩として、
「立案、調査、提案、実験、考察、報告」
といった一連の研究開発行程を学ぶことは非常に意義深い。本講では、
これまで講義、演習や学生実験を通して習得してきた物質化学の基礎知
識を基に、実際の研究で推進する研究テーマに関する研究提案を行うこ
とで、受講者を化学分野の断片的理解から横断的理解へと導く。まず、
研究室で行っているテーマの解説や有機合成化学の基礎、機器分析装置
の原理・手法等を説明する。次いで、受講生自らが調査研究報告書を作
成し、研究提案する。一部、早く進んだ受講生には実験も行ってもらう。
また、視野を広げるために、受講者全員で学外の研究機関を見学する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
科学的基礎知識をもとに、卒業研究を遂行する際に必要な研究室の研究
テーマを理解することによって、学習・教育到達目標D3を達成する。
研究遂行上必要な学術論文、書籍およびインターネット等からの情報収
集能力を習得することによっって、学習・教育到達目標E1を達成する。
学術論文、書籍およびインターネット等から獲得した情報をもとに、課
題解決に向けて論理的に思考する能力を修得することによって、学習・
教育到達目標E2を達成する。
得た知識をスライドにまとめ、発表することによって、学習・教育到達
目標F1を達成する。
■講義方法
研究室の基盤技術である有機化合物合成法、化合物同定のための機器分
析装置の原理・手法および関連分野について学ぶ。また、研究室で行っ
ている研究分野を対象とした課題について、学術論文、書籍およびイン
ターネット等から情報収集を行い、得た情報をまとめて担当教員以外の
教員に対してプレゼンテーションを行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時間内では資料収集、整理、報告書作成は終了しないので、自宅学
習をすること。
■成績評価の方法
レポート(70%)レポート作成を通じて、課題への取り組み姿勢、表現力、
発表力の達成度を評価する。
そ の 他(30%)授業の最後に他の教員のもとでプレゼンを行い評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
研究者・技術者としての第一歩となる特別研究のテーマに近いことを学
ぶ。自分の課題に対峙するのみならず、他の受講生の発表にも興味をもっ
て、積極的に周辺知識の獲得に努めてもらいたい。
■講義計画
①研究室紹介・演習の進め方
②学外実習の報告会
③学外の研究機関見学
④文献調査法
⑤課題の検討(1):広範囲な分野からの課題の抽出
⑥課題の検討(2):課題の絞り込み
⑦調査課題の決定と発表会
⑧自己テーマの調査研究(1):広範囲な関連文献の調査
⑨自己テーマの調査研究(2):関連文献の読解
⑩自己テーマの調査研究(3):調査結果の整理
⑪発表資料の作成(1):発表スライドの作成
⑫発表資料の作成(2):発表原稿および要旨の作成
⑬発表練習(1):発表と打ち合わせ
⑭発表練習(2):発表と最終確認
⑮他研究室での発表・総括
−193
−
2014_物質シラバス.indb 193
2014/03/10 15:38:39
【担当】中沖 隆彦
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
学 科 固 有
■講義概要
本授業は3年生前期までに学習してきた基礎的な知識を応用でき
るように準備するということと、4年生で行う卒業研究とのつな
ぎに位置付けられる科目である。最初の1時間程度は実際に研究
室で行っているテーマを簡単に解説したり、装置の原理等の説明
をする。そのあと研究室の学生の指導のもと簡単な実験と装置の
使い方を習得する。また秋の高分子若手研究会にも参加する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
本講義の最後に自分自身で卒業研究をデザインすることによ
り、学習教育目標D3を達成する。
卒業研究で行う実験装置を扱うことにより装置などの原理を
調べることにより学習教育目標E1を達成する。
本講義の最後に自分自身で卒業研究をデザインすることによ
り、学習教育目標E2を達成する。
本講義の最後に自分自身でプレゼンテーションをすることに
より、学習教育目標F1を達成する。
■講義方法
講義の最初に研究テーマの説明などを行い、その後グループ
に分かれて実験室で研究室の学生の指導のもと実地操作に当
たる。各回ごとにレポートを提出する。
■系統的履修
高分子化学、高分子プロセス化学、高分子物性
■授業時間外における予・復習等の指示
演習した項目に関する、語句や装置の原理などを復習してお
いてください。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)毎回の演習での積極性について評価する。
レポート(50%)毎回レポートを提出し、その理解度を口頭
でチェックする。
そ の 他(30%)他の研究室で演習成果の発表を行う。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
卒業研究で行うテーマに近いことを学びます。常に自分なり
にどこかでオリジナリティーが出せるよう考えてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業のあと、質問に来て下さい。
■講義計画
①液体NMR:アタクチックポリスチレン(aPS)を重クロに
溶かして1H NMR
②固体NMR:グリシンのCP/MAS測定、グリシンのCPT1測定
③ホットプレスでポリ乳酸フィルム(生分解性高分子)をつ
くり加水分解させる
④開環重合:Novoを使いカプロラクトンの開環重合を行う
⑤scCO2IR: 超臨界赤外分光器の使い方とCO2の吸光度の圧
力依存性
⑥微生物培養:バクテリアの培地作りと増殖
⑦高分子若手研究会参加
⑧ゲルの作成と真空ラインの使い方
⑨DSCによりポリエチレンの結晶化度を求める
⑩フィルムの引張試験
⑪引っ張り試験
⑫プレゼンテーション練習会
⑬プレゼンテーション練習会
⑭他の教員のところでのプレゼンテーション
⑮プレゼンテーションの結果報告と総括
−194
−
2014_物質シラバス.indb 194
2014/03/10 15:38:39
【担当】林 久夫
【開講】後期 火1・火2
物質化学研究デザイン演習
■講義計画
①研究室の紹介・演習の進め方
②学外実習の報告(1)名簿の前半
③学外実習の報告(2)名簿の後半
④研究テーマの紹介(1)研究概要
⑤研究テーマの紹介(2)各論
⑥基本的測定技術
⑦文献調査法
⑧課題の検討(1)課題の目的
⑨課題の検討(2)課題の方法論
⑩自己テーマの調査研究(1)結果
⑪自己テーマの調査研究(2)考察
⑫自己テーマのまとめ
⑬発表練習(1)名簿の前半
⑭発表練習(2)名簿の後半
⑮最終発表(他研究室にて)
学 科 固 有
■サブタイトル
グリーンケミストリーと高分子
■講義概要
講義や学生実験では多くの場合、先人の科学技術者によって
発見された原理や完成された技術を、知識として吸収したり
訓練によって体得したりすることに重点が置かれる。一方、
実社会では、問題を提起したり、その問題を分析し解決に導
くまでの方法と手順を明らかにしたり、それを効率的に遂行
するための実施計画を練ったり、さらには結果を分かりやす
く報告・発表したりするための能力や技術も要求される。本
講ではこのような能力や技術の習得を目的とし、まず本研究
室の専門分野の概要を解説した後、下記に示す一連の作業を
具体的なテーマに即して行う。
1)問題を提起する、
2)その問題を分析し解決に導くまでの方法と手順を明らか
にする、
3)それを効率的に遂行するための実施計画を練る、
4)結果を分かりやすく報告・発表。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
下記の項目1の能力を身につけることにより、学習・教育到
達目標D3を達成する。
下記の項目2の能力を身につけることにより、学習・教育到
達目標E1を達成する。
下記の項目3の能力を身につけることにより、学習・教育到
達目標E2を達成する。
下記の項目4の能力を身につけることにより、学習・教育到
達目標F1を達成する。
1)学科の理念と研究室の目標に合致した研究テーマを数個見
出せる。
2)研究室の研究テーマの概要を説明できる。
3)自分の選んだ研究テーマの目標を達成するための計画を立
てることができる。
4)得た知識を、研究発表会等で分かりやすく発表することが
できる。
■講義方法
少人数(7 ∼ 12名程度)教育を行う。教員は毎回の演習の達
成目標とそれに至るアウトラインを示し、学生自身の自主性
と積極性を喚起することに努めながら、全体の舵取りを行う。
■系統的履修
特別研究
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回、各自が全員の前で発表を行うので、発表用のパワーポ
イント資料を作成し、フラッシュメモリー等に入れて持参す
ること。また、同じ内容の印刷物を1部用意すること。準備
する資料の範囲・内容については、事前の授業で指示する。
■成績評価の方法
平常点(70%)
その他(30%)発表会における得点
担当教員による平常点(70点)と期末に他教員の前で行う発
表会における得点(30点)の合計により判定する。
■テキスト
『適宜指定する』
適宜プリント等を配布します。
■参考文献
『適宜指定する』
■履修上の注意・担当者からの一言
常に問題意識を持ちながら日常生活を送ることが様々な問題
の発見や解決につながる。演習の時間中ばかりでなく、常日
頃からの自主的・積極的な関与を期待する。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
学科のホームページで周知するものの他、随時指定する。
−195
−
2014_物質シラバス.indb 195
2014/03/10 15:38:39
【担当】藤原 学
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
学 科 固 有
■講義概要
藤原研究室において4年次の特別研究を行う際には、多くの
機器分析装置を用いる。そのため、それらを用いて有用なデー
タを得るためには、機器の原理・サンプルの前処理・操作法・
データ解析などについてそれぞれの手法ごとに習熟しておか
なければならない。さらに研究室の研究課題を理解し、それ
とともに自らの研究課題について深く考えるために、あらか
じめ研究の目的や背景についてよく調査し、議論し、思考す
る必要がある。「研究デザイン演習」においては、これらの思
考法を養うことを目的としている。
■到達目標
学習・教育到達目標: D3,E1,E2(◎),F1(○)
理系の学生として今後研究を進めていく時のいろいろな場面
で必要とされる基本的な力を養う。自らの力で研究を企画
(D3)し、計画し、実行することのできる基礎(E1・E2)を
身につける。また、一般的な機器分析操作(前処理・測定・解析)
を理解し、それらの基礎技術(E1・E2)を身につけ、それを
決められた書式にまとめ口頭で発表できる(F1)。
■講義方法
本科目では、いろいろな機器分析装置の原理・手法を学び、
自らの研究課題として実現可能な実験計画書の作成を行う。
また、担当教員以外の教員へプレゼンテーションを行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
理解できないところは自ら調べるとともに、積極的に質問す
ること。後半は実験計画を自ら立て、それに従って事前準備
を進め、時間内に実験が終了するように努力すること。
■成績評価の方法
平常点(70%)課題・議論への参加・プレゼンテーション資
料作成など
その他(30%)他教員へのプレゼンテーション
授業中における課題・研究計画書およびプレゼンテーション
について総合的に評価する。そのため授業に積極的に参加す
ることを求める。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①はじめに(現在の研究課題の説明)
・主要な分析機器装置の
概略
②金属錯体および分析法について
③X線発生の原理と応用(X線光電子分光法・前処理・測定・デー
タ解析)
④X線分析(蛍光X線分析・前処理・測定・データ解析)
⑤サンプリング・環境試料前処理法
考古科学分析・大宮図書館見学
⑥錯体合成・X線光電子分光分析・データ処理法
⑦分子モデリング・分子軌道計算
⑧報告書作成・プレゼンテーション
⑨プレゼンテーション(その2)・総合課題
【担当】宮武 智弘
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
■講義概要
物質化学研究デザイン演習では、それまで講義、演習や学生
実験を通して学習してきた物質化学の基礎知識を実際の研究
テーマに応用する方法を学ぶ。まず、測定機器の原理などの
基本事項を確認し、つぎにそれらが実際の研究の場でどのよ
うに活かされているかを学ぶ。また、プレゼンテーション資
料の作成と発表の方法を身につける。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
物質化学に関する基礎知識を研究の中でどのように使うかを
学ぶことによって、学習・教育到達目標D3を達成する。
特別研究で実施する研究内容について学び、関連する知識を
身に着けることによって、学習・教育到達目標E1を達成する。
研究事例を学び、課題解決の具体的な方法を知ることによっ
て、学習・教育到達目標E2を達成する。
学習した研究事例を報告書にまとめ、口頭発表することによっ
て、学習・教育到達目標F1を達成する。
■講義方法
各項目について基本事項や実際の応用例などを解説した後、
演習を行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習・復習については、必要に応じて演習課題等を配布する。
■成績評価の方法
演習および発表会でのプレゼンテーションにより評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
演習時に指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
4年次の特別研究においては自らの手で実験をし、結果を考
察することが求められる。本演習はその前段階となるもので
あり、自己学習の方法を身につけてもらいたい。
■講義計画
①科学論文の構成と文献調査
②実験データの扱いと計算
③核磁気共鳴スペクトル法(1)基本原理
④核磁気共鳴スペクトル法(2)データの解析法
⑤核磁気共鳴スペクトル法(3)構造解析への応用
⑥質量分析法(1)基本原理
⑦質量分析法(2)構造解析への応用
⑧紫外可視吸収スペクトルの基礎と応用
⑨蛍光スペクトルの基礎と応用
⑩その他の分光法
⑪研究論文に見る実験結果の解析
⑫プレゼンテーションの基礎(1)スライドの作成法
⑬プレゼンテーションの基礎(2)話し方
⑭プレゼンテーションの練習
⑮発表会とまとめ
−196
−
2014_物質シラバス.indb 196
2014/03/10 15:38:39
【担当】和田 博
【開講】後期 月3・月4
物質化学研究デザイン演習
物質化学総論
■テキスト
特になし
■参考文献
参考図書は、研究テ−マによって異なるので、授業の最初に
指示する。
■講義計画
①オリエンテ−ション
②研究の背景についての調査
③実験方法について
④実験演習(1)
⑤実験演習(2)
⑥実験演習(3)
⑦実験演習(4)
⑧実験演習(5)
⑨実験結果の整理
⑩実験結果の解釈
⑪発表のための資料作成
⑫発表のための資料作成
⑬研究室のみんなの前で実験結果の発表
⑭研究室の先輩の研究発表を聴講
⑮他の研究室の先生の前での発表
学 科 固 有
■サブタイトル
エネルギ−問題や環境問題に取り組むための物質化学入門
■講義概要
物質化学研究デザイン演習では、一人一人が別々の研究テー
マに取り組むことで、それまで講義や学生実験を通して勉強
してきた物質化学の基礎知識を、実際の研究テーマに応用す
る方法を学ぶ。今まで学んできた科目ごとの断片的な知識を
組み合わせて、各自の課題を解決するために活用する経験を
する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3,E1,E2(◎),F1(○)
研究のやり方・デザイン能力が身に付く。それまでに勉強し
てきた事柄が、研究を行う上でどのように生かされるかがわ
かる(D3)。「課題を発見し、調査を行い、実験方法を学び、
デ−タを整理して、得られた結果をみんなの前で発表する
(F1)」、研究開発の基本サイクルを身につける(E1,E2)。
■講義方法
研究室で行っているエネルギ−問題や環境問題に関係する具
体的な研究テーマの中から興味のあるテーマを一つ選択し、
各自がその中から別々の課題に取り組む。各自が教員や先輩
とコミュニケーションをとりながら研究の背景や研究方法、
実験装置の原理や使い方、結果の解釈について学ぶ。
■授業時間外における予・復習等の指示
演習内容を深く理解するために自主的に取り組むことを基本
にしている。そのために、行ったことの復習とこれから行う
ことの予習が重要である。
■成績評価の方法
学科共通の評価方法に準ずる。(発表・要旨・レポート)
【担当】青井 芳史、岩澤 哲郎、内田 欣吾、大柳 満之、白神 達也、富
欣也、中沖 隆彦、
林 久夫、藤井 一郎、藤原 学、宮武 智弘、和田 博、兵藤 憲吾【開講】後期 火4
■講義概要
「環境・資源・エネルギー」を視野に入れて行動することが、
21世紀に活躍する研究者・技術者・社会人に強く求められてい
る。物質化学科のカリキュラムはこの考えのもとに組み立てら
れている。最初の2回の授業において物質化学科で4年間何を
学び、卒業時には何ができるようになるのかを概説する。その
後の講義では、物質化学科の全教員がリレー講義で物質化学各
分野における最先端の研究成果や21世紀の物質化学に求められ
ているものについて分かりやすく解説する。その中で、各教員
の体験から生み出された貴重な研究哲学が語られるだろう。
■到達目標
学習・教育到達目標:B2(◎),C2,D3(○)
本講義を受講すると、物質化学科の4年間で何を学ぶのかを概
観することができる。また物質化学各分野における最先端の研
究成果を概観でき、今後学んでいく基礎科目がこれらとどのよ
うに関わり、いかに大切かを学ぶことができる。
物質化学科の学習内容および学習目標を理解する。グリーンケ
ミストリーおよびJABEEプログラムについて理解する。最新
の化学分野の研究動向を知る。環境に配慮したものづくりにつ
いての知識を身につける(B2)。科学技術者としての基本的な
倫理観(C2)を身につけ、総合的・多面的な考え方を知る(D3)。
■講義方法
物質化学科の全教員が1回ずつを担当するリレー講義形式で行
う。教科書等は使用せず、必要に応じてプリントなどの資料を
配付する。プロジェクターやビデオを使用することもある。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業ごとに達成度・理解度を確認する課題を与える。理解が不
十分な項目があれば、次回授業までに必ず復習しておくこと。
わからない点があれば、講義終了後もしくは次回の講義までに
担当者に積極的に質問すること。
■成績評価の方法
各講義時にレポートあるいはテストを課す
毎回、テーマごとにレポートの提出を求めるか、テストを行い、
それによって評価する。
■テキスト
大柳満之編 『仏教の共生思想と科学技術』 丸善 2,625円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
毎回出席し、レポートを提出することを義務づけているので、
必ず出席すること。
■講義計画
①グリーンケミストリー ガイダンス
②日本技術者教育認定(JABEE)プログラムについて
③プラスチックの功罪
④光応答材料と分子機械
⑤SI単位系と測定のいろいろ
⑥自然に学ぶものづくり
⑦身の回りの高分子材料
⑧生活の中の電気化学
⑨生物の中の超分子化学
⑩地球環境問題と太陽光発電
⑪化学における電子の役割
⑫「触媒」を使う挑戦的有機合成
⑬化学の眼で生命体を観る、そして利用する
⑭植物バイオマスの工業的利用
⑮環境負荷の低い無機燃焼合成
−197
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2014_物質シラバス.indb 197
2014/03/10 15:38:39
【担当】林 久夫
【開講】後期 木2
物理化学Ⅰ・演習
学 科 固 有
■サブタイトル
物理化学入門
■講義概要
この講義では、物質化学科の学生として必須である化学の3
分野(無機化学・有機化学・物理化学)のうち、物理化学分
野の基礎知識を、いくつかの簡単な法則に基づいて整理する。
また、化学入門として、科学的思考センスを養うことをも目
的としている。高校で化学を選択しなかった諸君にも十分理
解できるよう、基礎的な事項から始め、具体例や応用例を示
しながら順を追って講述する。また、適宜演示実験や演習を
行い、理解の助けとするとともに、科学技術レポートの作成
等の指導も行う。講義内容は、物質の三態(相転移)、気体の
性質(完全気体、状態方程式、気体運動論モデル、実在気体、
気体の液化)、熱力学の基礎(圧力、温度、熱、仕事、状態量、系)
を扱う。高校で化学を履修した人にはその復習として、充分
化学を履修してこなかった人に対しては化学への入門として
の役割を果たし、化学の基礎知識を再確認して、大学での自
発的な学習へのスムーズな移行を達成することを目指す。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
下記の項目の能力を身につけることにより、学習・教育到達
目標D2を達成する。
1)高校レベルの化学の基礎知識を駆使して、応用問題が解け
る。
2)気体の巨視的な性質を微視的な分子の運動と関係づけて説
明できる。
3)基礎的な熱力学関数に関して簡単な数学的取り扱いができ
る。
4)第一法則に則り、熱、仕事、エネルギー、エンタルピーに
関する基礎的な計算ができる。
■講義方法
毎回の授業のテーマは常に明確化し、重要なポイントは全て
板書し強調する。授業は講義と演習を効果的に組み合わせた
形態で行う。基本概念の解説の後、適宜演習、レポートやク
イズ(短時間のテスト)を課し、講義内容の理解度を深める
と同時に応用力を身につける。
■系統的履修
物理化学II・演習、物理化学III、物理化学IV
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回演習を行うので、その演習課題と講義内容との対応関係
を、ノートと教科書を参考にして、確認しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)演習・レポート・小テスト等
定期試験(30%)期末試験(電卓持ち込み可、ノート・教科
書等持ち込み不可)
そ の 他(30%)中間試験(電卓持ち込み可、ノート・教科
書等持ち込み不可)
■テキスト
アトキンス、千原秀昭・稲葉章訳 『物理化学要論(第5版)
』
東京化学同人 5,600円
斎藤勝裕・林久夫 『ステップアップ 大学の物理化学』 裳華
房 2,520円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
主体的に学ぶ姿勢が大切なのであって、形式的な出席は望ん
でいない。化学一般の素養を身に付けることが最終目標であ
り、色々な学習方法の中で、真剣にかつ積極的な姿勢で講義
を聴くことが結局一番の近道であることを理解して欲しい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
学科のホームページ等で周知した時間以外にも随時指定する。
■講義計画
①物理化学の体系
②気体、液体、固体
③理想気体と状態方程式
④実在気体と臨界現象
⑤相転移
⑥熱と仕事とエネルギー
⑦定積変化と定圧変化
⑧中間テスト
⑨定積熱容量と定圧熱容量
⑩内部エネルギーとエンタルピー
⑪反応熱とヘスの法則
⑫標準生成熱
⑬原子化熱と結合エネルギー
⑭熱力学の基礎(1)系と状態変数
⑮熱力学の基礎(2)第一法則
−198
−
2014_物質シラバス.indb 198
2014/03/10 15:38:40
【担当】林 久夫
【開講】前期 木2
物理化学Ⅱ・演習
■講義計画
①熱力学とは
②理想気体と実在気体
③液体と溶液
④エネルギーと熱・仕事
⑤熱力学の第一法則
⑥反応熱と結合エネルギー
⑦可逆過程と不可逆過程
⑧中間試験と解説
⑨熱力学の第二法則
⑩エントロピーの性質
⑪ギブズエネルギー
⑫純物質の相平衡
⑬化学ポテンシャル
⑭混合物の性質
⑮化学ポテンシャルと化学平衡
学 科 固 有
■サブタイトル
化学熱力学入門
■講義概要
物理化学は、無機化学、有機化学と並んで化学の主要な分野
であり、
物質化学の基礎である。本講では「物理化学I・演習」、
「物理化学Ⅲ」および「分析化学」等の関連科目と総合して、
物理化学の基礎をバランスよく提供する。本講の範囲は主と
して化学熱力学の基礎領域である。まず、熱力学で用いられ
る基本的な概念の再確認から始め、熱力学の基本法則である
第一法則、第二法則を詳説する。さらに、これらの応用として、
化学反応熱の計算、化学平衡と反応の進行方向の予言、相転
移や相平衡、ならびに溶液の性質などを取扱う。講義全体を
通じて現実に即した計算を行うことで抽象的概念を直感的に
把握し、その取扱いに習熟することに努める。これにより、
物質化学の理解と開発に使用できる非常に強力な武器を手に
入れることができる。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
下記の項目の能力を身につけることにより、学習・教育目標
D2を達成する。
1)物理的な変化や化学反応の進行方向が何によって決定さ
れるのかについての基本的な考え方を説明することがで
きる。
2)第一、第二法則の基礎を説明できる。
3)代表的な変化過程について、熱・仕事、内部エネルギー、
エンタルピー、エントロピー、ギブズエネルギーの変化
を計算できる。
4)それらを用いて簡単な化学反応や相変化を説明できる。
■講義方法
毎回の講義のテーマは常に明確化し、重要なポイントは板書
し強調する。随時レポートやクイズ(短時間のテスト)を課し、
出欠を確認するとともに講義内容の理解度を把握し、学生諸
君が消化不良に陥らないよう配慮する。
■系統的履修
物理化学Ⅰ・演習,物理化学Ⅲ,物理化学Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回演習を行うので、その演習課題と講義内容との対応関係
を、ノートと教科書を参考にして、確認しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)演習、レポートおよび小テスト
定期試験(30%)期末試験(電卓持ち込み可、ノート・教科
書等持ち込み不可)
そ の 他(30%)中間試験(電卓持ち込み可、ノート・教科
書等持ち込み不可)
■テキスト
アトキンス 千原秀昭・稲葉章訳 『物理化学要論(第5版)』
東京化学同人 5,600円
斎藤勝裕・林久夫 『ステップアップ 大学の物理化学』 裳華
房 2,520円
■参考文献
渡辺啓 『化学熱力学(改訂版)』 サイエンス社 1,650円
■履修上の注意・担当者からの一言
主体的に学ぶ姿勢が大切なのであって、形式的な出席は望ん
でいない。物理化学の素養を身に付けることが最終目標であ
り、色々な学習方法の中で、真剣にかつ積極的な姿勢で講義
に参加することが結局一番の近道であることを理解して欲し
い。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
学科のホームページ等で周知するものの他、随時指定する。
−199
−
2014_物質シラバス.indb 199
2014/03/10 15:38:40
【担当】富 欣也
【開講】後期 金3
物理化学Ⅲ
学 科 固 有
■講義概要
物理化学は、無機化学、有機化学と並んで化学の主要な部分
を占めており、物質化学科の学生にとって必須の分野である。
物質化学科では、物理化学Ⅰ・演習、物理化学Ⅱ・演習、物
理化学Ⅲおよび物理化学Ⅳで、アトキンス著の物理化学要論
を分担して受け持ち、物理化学の基礎をバランスよく提供す
ることを目的としている。すなわち、一連の科目について同
一の教科書を用いることにより、受講生諸君が自分が今学ん
でいる事項が、この学問分野全体のどの位置にあるかを容易
に把握することができるよう計画されている。その中で、物
理化学Ⅲがカバーする範囲は、相平衡および化学反応速度論
で、教科書の章立てで行くと、それぞれ第5章、6章、7章、
10章および11章に対応する。講義の順番が変わることがある。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
相平衡では、1、2成分系の相図および理想溶液の基礎を、
化学反応速度論では、経験的な反応速度論を中心に素反応や
速度式の成り立ちを学習することによって、学習・教育到達
目標D2を達成する。
■講義方法
各講義テーマの重要な事項について解説する。難しいと思わ
れるところは、反復しながら十分に理解できるよう努めたい。
また、演習問題を具体例として理解を深める。
■系統的履修
物理化学Ⅰ・演習、物理化学Ⅱ・演習および物理化学Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回の課題レポート作成のために、予習・復習すること。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験
毎回提出するレポートで出欠の確認を行う。
■テキスト
P.W.アトキンス、千原・稲葉訳 『物理化学要論(第5版)
』 東京化学同人 5,900円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
この講義は、特定の教科書を使用するが、基本的に授業に出
ていないと理解できなくなる。毎回の復習はテキストの演習
と共に十分に行ってほしい。
■講義計画
①平衡に関する一般則(1):純物質の性質
②平衡に関する一般則(2):純物質の相図
③混合物の性質(1):化学ポテンシャル
④混合物の性質(2):束一的性質
⑤混合物の性質(3):混合物の相図
⑥ギブズエネルギーと化学平衡(1):化学平衡の原理
⑦中間試験
⑧ギブズエネルギーと化学平衡(2):平衡組成
⑨ギブズエネルギーと化学平衡(3):平衡の移動
⑩反応速度論(1):速度式と速度定数
⑪反応速度論(2):反応速度の温度依存性
⑫反応速度論(3):速度式の解釈
⑬反応速度論(4):速度式のつくり方・律速段階の理解
⑭反応速度論(5):触媒反応・連鎖反応
⑮まとめ
【担当】白神 達也
【開講】後期 水3
物理化学Ⅳ
■サブタイトル
原子構造・化学結合・統計力学・分子分光法
■講義概要
原子や分子はわれわれの日常感覚からはほとんど推し量ることのできない
振る舞いをします。その振る舞い方を知ることは物質の構造や性質などを
理解するためには非常に重要です。このミクロの世界を支配する法則が量
子力学であり、高校や1年次で学んだニュートンの運動方程式(古典力学)
とは異なるシュレーディンガー方程式がその基礎となっています。この方
程式の解から原子・分子の構造や化学結合に関する種々の情報が得られま
す。また、原子・分子の構造に基づいた分子分光法が非常に発達し、材料
の解析に不可欠の手段となっています。これらの知識は化学を学ぶための
必須の基礎といえます。これらのことがらについて本講義で解説します。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
原子・分子構造や化学結合を支配する基本原理の理解や、物質の
構造と物性を理解するときの基礎概念の理解、赤外、ラマン散乱、
NMRなど重要な分子分光法の測定原理とその理解に必要な統計
的なものの見方を養って、学習・教育到達目標D2を達成する。
■講義方法
教科書、板書、プリントなどにより行います。理解度を確認するためのレポー
ト、小テストを6回以上、必要に応じて課します。出席は何らかの形で毎
回取ります。試験を受けるには60%以上の出席が必要です。
■系統的履修
無機化学Ⅰ・演習、無機化学Ⅱ・演習、物理学Ⅰ・演習、物理学Ⅱ・演習、
物理化学Ⅰ・演習、物理化学Ⅱ・演習、物理化学Ⅲ
■授業時間外における予・復習等の指示
小テスト後にそのプリントをもう1枚持ち帰らせ、復習を指示する。
■成績評価の方法
小テスト(30%)小テストの合計です。
定期試験(70%)
■テキスト
アトキンス 『物理化学要論(第5版)』 東京化学同人 5,900円
■参考文献
アトキンス 『物理化学(上・下)第8版』 東京化学同人
アトキンス 『物理化学問題の解き方(学生版)第6版』 東京化学同人
千原英昭、稲葉章訳 『熱力学要論』 東京化学同人 3,300円
■履修上の注意・担当者からの一言
ミクロな世界はわれわれの感覚とはかけ離れています。その
ことをもって
「理解できない」とは考えないでください。私だっ
て感覚的にはあわないが、
「実験事実」が上記の考えの肩を持っ
ているので信じているのです。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途掲示します。Ⅰ号館210号室を訪ねてくれば、可能な限り
対応します。
■講義計画
①量子論 −微視的な系の力学(量子力学)−
②原子構造(1)−水素型原子−
③原子構造(2)−多電子原子の構造−
④化学結合(1)−いろいろな概念−
⑤化学結合(2)−原子価結合法−
⑥化学結合(3)−分子オービタル−
⑦分子性の物質・双極子モーメント
⑧統計的な考え方
⑨分布という考え方
⑩量子論と分布
⑪分子分光法(1)−分子の回転と振動−
⑫分子分光法(2)−電子遷移−
⑬分子分光法(3)−光電子分光法−
⑭分子分光法(4)−磁気共鳴−
⑮まとめ
−200
−
2014_物質シラバス.indb 200
2014/03/10 15:38:40
【担当】林 久夫、兵藤 憲吾
【開講】後期 月3・月4・月5
物理化学実験
■講義計画
①実験全体の解説と一般的注意・安全の指針、データ解析法、
レポートの書き方等の説明、
②反応速度−酸化還元反応の擬一次反応の速度定数を決定す
る
③凝固点降下−凝固点降下を測定し、分子量を求める
④蒸気圧−蒸発のエンタルピーおよびエントロピー変化を求
める
⑤密度−密度測定により高分子の結晶化度を求める
⑥粘度−溶液の粘度を測定し、極限粘度から分子量を評価す
る
⑦表面張力−液滴法により界面活性剤の臨界ミセル濃度を決
定する
⑧吸着−吸着等温線から比表面積を求める
⑨電導度−比電導度を測定し、電離定数を求める
⑩放射線−放射線の基本性質を測定する
⑪計算化学−パソコンを用いて分子動力学シミュレーション
を行う
⑫反応熱ー中和反応におけるヘスの法則を確認する
⑬データの解析法、レポート・論文の書き方
⑭予備日
⑮筆記試験とまとめ
学 科 固 有
■講義概要
物質の物理的・化学的性質を定量的に測定することは物理化
学の基本であり、物質化学の理解に不可欠である。本実験では、
物理化学関連の講義・演習の理解を深めることを主な目的と
し、異なったテーマを順次実行する。これらの実験を通して、
物理化学における基本的な測定技術を習得するとともに、こ
れらの測定量の基本概念を把握する。そのため、装置を自作
したり比較的単純な装置を使用するなどの工夫により、測定
原理と測定値との間の関係が直観的に把握できるように計画
されている。また、測定データの取り扱いに関する基本的な
概念・技術も習得する。さらに、4年生配当の特別研究に対
する基礎訓練としての性格もあわせ持っている。
結果として、以下に示す効果を期待している
(1)関連分野の講義・演習の理解が深まる。
(2)実験操作の基本が身につく。
(3)簡単な測定装置を自分で組み上げることができるように
なる。
(4)簡単な装置で分子・原子レベルの測定ができる面白さを
知る。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3(◎),F1(○)
下記の項目1)∼ 4)の能力を身につけることにより、学習・
教育到達目標D3を達成する。
下記の項目5)の能力を身につけることにより、学習・教育到
達目標F1を達成する。
1)基本的な実験操作が自分で行える。
2)研究を進めるための計画が立てられる。
3)物理化学で扱う基礎的な概念を把握できる。
4)安全管理に関する基礎知識に従って実験できる。
5)チームワークによって実験を進めることができる。
■講義方法
3 ∼ 8人の小グループに分かれ、毎回異なったテーマを順に
行う。
「物理化学実験指針」に基づく解説の後、教員やティー
チング・アシスタント(TA)の指導・監督のもとに自ら実験
を行う。結果はレポートにまとめて提出する。
■系統的履修
物理化学Ⅰ・演習および物理化学Ⅱ・演習
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回行うテーマについての実験指針をよく読み、フローチャー
トや箇条書きにまとめておくこと。実験を始める前に確認し、
できていない場合には実験を開始できないの注意すること。
■成績評価の方法
平 常 点(22%)準備状況、操作技術、積極性、理解度
レポート(66%)各テーマ毎に提出するレポート点の合計(6
点×11回)
そ の 他(12%)最終回に実施する筆記試験(電卓・資料等
持ち込み可)
■テキスト
龍谷大学理工学部物質化学科 『物理化学実験指針(改定第17
版)
』
履修者に無料で配布する
■参考文献
龍谷大学理工学部物質化学科 『物理化学実験指針DVD』
足立吟也ら編 『物理化学実験のてびき』 化学同人 1,800円
千原秀昭編 『物理化学実験法(第4版)』 東京化学同人 3,200円
アトキンス 千原秀昭・稲葉章訳 『物理化学要論(第4版)』 東
京化学同人 5,600円
■履修上の注意・担当者からの一言
あらかじめ「物理化学実験指針(改定17版)」を熟読し、疑問
点は調査や質問によって解決してから実験に取りかかること。
操作の手順や意味を十分理解し、イメージトレーニングを積ん
でおくことは実験のスムーズな進行と安全のため重要である。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワー以外にも随時指定する。
−201
−
2014_物質シラバス.indb 201
2014/03/10 15:38:40
【担当】白神 達也
【開講】前期 木1
物理学Ⅱ・演習
学 科 固 有
■サブタイトル
化学に必要な範囲の力学入門
■講義概要
原子や分子の運動は、本質的には量子力学という力学にしたが
います。しかし、少し重い原子やイオンではそれらを質点と
考えたニュートンの運動方程式が充分な近似で成り立つので、
古典と言われる力学を学ぶことは今もなおその価値が失われ
てはいません。本講義では化学で必要な最小限の力学について
解説します。また、物体の回転を表すにはベクトルの内積に加
えベクトル積が必要なので、その解説も行います。分子の運動
も、剛体と呼ばれるある形を持ったものの運動と考えるのが、
わりとよい近似になることが多いので、剛体の運動について
学ぶことは分子運動のイメージをつかむ助けになります。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
質点系の古典力学を中心に、バネを例にした保存力とエネル
ギー保存の関係を解析的に理解することや、ベクトル積の計
算法とその物理的意味、剛体の簡単な運動と慣性モーメント
の計算および物理的意味、座標の変換について十分に理解す
ることにより、学習・教育到達目標D1を達成する。
■講義方法
教科書、板書、プリントなどにより行います。理解度を確認する
ための演習を6回以上、必要に応じて課します。出席は何らかの
形で毎回取ります。試験を受けるには60%以上の出席が必要です。
■系統的履修
物理学Ⅰ・演習、数学Ⅰ・演習、数学Ⅱ・演習、物理化学Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
演習後にそのプリントをもう1枚持ち帰らせ、復習を指示する。
■成績評価の方法
小テスト(30%)演習(小テスト)の合計です。
定期試験(70%)
■テキスト
戸田盛和 『物理入門コース1 力学』 岩波書店 2,500円
■参考文献
戸田盛和、渡辺慎介 『物理入門コース演習1 例解力学演習』
岩波書店 2,800円
■履修上の注意・担当者からの一言
物理学Ⅰ・演習、数学Ⅰ・演習を熱心に受講して欲しいです。
できるだけわかりやすく講義をするつもりですが、演習問題
を自分で解くなど受講する方も努力をして下さい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
別途連絡します。一号館210号室を訪ねてくれれば可能な限り対応します。
■講義計画
①空間と時間、速度、速度の積分
②運動の法則
③運動量と力積、直線運動
④単振動
⑤1次元の運動とエネルギー
⑥2次元の運動
⑦仕事と運動エネルギー
⑧力のポテンシャルとエネルギー保存
⑨中心力と平面極座標
⑩角運動量と力のモーメント
⑪ローレンツ力の計算
⑫外積(ベクトル積)
⑬質点系の力学
⑭分子の慣性モーメント
⑮相対運動とオイラー角
【担当】和田 博
【開講】後期 水2
物理学Ⅲ・演習
■サブタイトル
量子学入門
■講義概要
量子力学は現在における物理学の1つの大きな柱であり、物理
化学・無機化学・有機化学を問わずすべての化学の基礎であ
る。しかしながら、量子力学はその重要性にも関わらず高校
の授業ではほとんど取り上げられていない。本講義では物理
学序論や物理学Ⅰで学んだ古典力学の知識を基礎にして、量
子力学への発展について理論と実験を対比させながら説明す
る。特に化学の学生に理解が難しい光の粒子としての性質や
物質の波としての性質について詳しく講義する。授業の最後
には、その日に講義した内容について演習を行う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D1(◎)
物理化学・無機化学・有機化学を含むすべての化学の基礎と
して有用である。量子力学の基礎を理解して、物理化学・無
機化学・有機化学への応用について対応できる。
■講義方法
講義とともに演習を行い、理解を深める。
■系統的履修
物理学Ⅰ, 物理学Ⅱ
■授業時間外における予・復習等の指示
復習を十分に行うことで、授業時間中での講義内容の理解も
進む。
■成績評価の方法
小テスト(20%)前回講義の復習テスト
定期試験(80%)中間試験(30点), 期末試験(50点)
■テキスト
高田 健次郎 『わかりやすい量子力学入門―原子の世界の謎
を解く』 丸善 2,625円
■参考文献
千原 秀昭, 稲葉 章 訳 『アトキンス 物理化学要論(第3版)
』
東京化学同人 5,880円
■履修上の注意・担当者からの一言
大学に入ってはじめて学ぶ科目である。繰り返し勉強して新
しい概念に慣れるようにしてほしい。
■講義計画
①なぜ量子力学を学ぶのか
②古典物理学の困難(1)気体や固体の比熱
③古典物理学の困難(2)熱放射
④古典物理学の困難(3)原子の構造と安定性
⑤量子論の誕生(1)プランクの熱放射理論 エネルギ−の量
子化と物質の比熱
⑥量子論の誕生(2)光の粒子フォトン コンプトン効果
⑦量子論の誕生(3)ボ−アの原子模型 ドブロイの波動論
⑧中間試験
⑨量子力学の確立(1)波動関数とシュレディンガ−の波動方
程式 自由粒子の波
⑩量子力学の確立(2)定常状態とエネルギ−の量子化
⑪量子力学の確立(3)振動子の定常状態
⑫量子力学の確立(4)化学の問題への応用
⑬波動関数と確率:粒子の存在確立 不確定性原理
⑭古典力学と量子力学:トンネル効果と演算子
⑮演習とまとめ
−202
−
2014_物質シラバス.indb 202
2014/03/10 15:38:40
【担当】榊間 博
【開講】前期 木3
物理学Ⅳ・演習
■テキスト
佐野元昭 『新・基礎 電磁気学』 サイエンス社 1,890円
各章が一回の講義に対応している。またE-B対応・SI単位系を
採用した新しい内容の教科書である。
この教科書の他に、講義内容をまとめたプリントを配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
講義の内容を理解しているかどうかは、演習で問題を解いてみることが重要です。
演習中にも質問を受け付けますので、積極的に活用してください。また演習課題
は12回ほど授業中に出します。従って授業に出ていないと課題点(12点)が取れ
ませんので、単位を取得するためには出来る限り出席することが必要です。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義内容で理解できないことがあれば講義後に申し出てくだ
さい。その場、あるいは別に時間をとって説明を行います。
■講義計画
①クーロン力
②静電界
③電位
④ガウスの法則
⑤導体
⑥中間テスト
⑦コンデンサ
⑧誘電体
⑨定常電流
⑩静磁界
⑪電磁力
⑫アンペールの法則
⑬磁性体
⑭電磁誘導
⑮交流回路と電磁波
学 科 固 有
■サブタイトル
電磁気学入門
■講義概要
物理Ⅳ・演習で取り上げる電磁気学は現代社会において重要
な分野であるとともに、物質化学・材料工学分野の学生にとっ
てその基礎となる科目の一つである。金属・半導体・誘電体・
磁性体・超伝導体等の機能材料の理解には電磁気学の知識は
不可欠である。講義としては化学系の学生にも理解しやすい
よう出来るだけ物質に関連した具体例を取り入れ、演習では
基礎的な計算法を理解して初歩的な問題が解けるように指導
する予定である。3年で開講される「結晶材料工学」や「機
能材料工学」、「エネルギー循環工学」の基礎科目である。
■到達目標
学習・教育目標:D1(◎)
電気化学を含む物理化学や結晶材料・機能材料の基礎で、電
磁気的な考え方で物質を理解できるようになる。また電磁気
学の公式を用いて簡単な問題が解けるようになる。
■講義方法
(1)教科書と配布プリントを用いて授業を行う。
(2)理解を深めるため、基礎的な課題演習を行い、レポート
課題を課す。
■系統的履修
物理学Ⅰ・演習、物理学Ⅱ・演習、物理学Ⅲ・演習
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の各章が一回の講義に対応しており、その順番に授業
を進めるので、講義前に目を通し予習しておくこと。
配布プリントは綴じて保管し、復習や質問時に活用すること。
■成績評価の方法
レポート(12%)適時、課題を課す
定期試験(88%)中間試験(28点)と、期末試験(60点)を行う。
60%以上の出席を必要条件とする。
−203
−
2014_物質シラバス.indb 203
2014/03/10 15:38:41
【担当】野口 昌子
【開講】前期 月1
プレゼンテーション演習
学 科 固 有
■サブタイトル
演習で身に付く「自分の考えをうまく伝える方法」
■講義概要
「人前で堂々と話したい」「自分の考えを自信を持って伝えた
い」と、感じていませんか。この授業は、
「知る」⇒「演習」
⇒「身につく」流れを大切にし、様々な演習を通じて「自分
の考えをうまく伝える方法」が身に付くことを目標とします。
人前で話すことが苦手な人も演習を重ねることで緊張に慣れ、
話すことが楽しくなることを目指します。プレゼンテーショ
ンスキルを高めることは、就職活動でも社会人としても重要
視されます。社会で求められるプレゼンテーションスキルと
は何かを考え、対話や傾聴により信頼関係を構築するコミュ
ニケーション能力などを磨きます。さらに、コミュニケーショ
ンゲームやワークなどを通して自身の強み弱みを認識し、自
己の特性を語るために理解を深めます。
■到達目標
1.人前で自分の意見を伝えるプレゼンテーションスキルを
高めるためのノウハウを学び、身につける。
2.就職活動の際、自信を持って自己をアピールできる対話
力を高める。
3.ワーク、ゲーム、トレーニング、ディスカッションなど
の様々な演習を通じてコミュニケーション能力を高め、
「対話力」や傾聴力」を体得する。
■講義方法
・毎回、
与えられたテーマに応じて、
各自が「考え」
「聞く」
「話す」
を実践する。
・テーマの内容によって、ペアやグループでの演習を行う。
・演習ごとに振り返りを行い、
自己目標への達成レベルを確認する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で学んだプレゼンテーションスキルのさらなる向上のた
めに、日常でも活用できる部分を取り入れ実践します。
■成績評価の方法
その他(100%)
授業の中で各自が発表する「プレゼンテーションレポート」
や「演習」などにより決定します。
■テキスト
講師作成プリント
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
授業の積み重ねがプレゼンテーションスキル向上のポイント
になります。授業中の演習には自ら積極的に取り組むことで、
気づきや学びが深まります。
■講義計画
①プレゼンテーションスキルの自己成長をイメージし、目標
設定をする。アイスブレイクワークを通じて、視覚・聴覚
の効果を認識し、コミュニケーションの重要性を理解する。
②相手に印象づける自己表現の仕方を考える。声、表情、姿
勢の効果を理解し、ただ「話す」のではなく「伝える」こ
とを意識することで、自己表現をする楽しさを体得する。
③コミュニケーションゲームを通じて、自分の考えを分かり
やすく相手に伝える方法を考える。同時に、チーム内にお
ける自身の強み弱みを発見する。
④自身の人生を振り返り、自己分析を深める。過去の体験に
基づく現在の価値観を認識することで、新たな自己発見に
つなげ、自分を語る素材を見つける。
⑤ブレーンストーミングを通じて発言力を高め、傾聴力を身
に付ける。さらに、
「なりたい自分像」を明確にし、未来の
自分について自信を持って伝える説得力を体得する。
⑥プレゼンテーションスキルのパーソナルチェックを通じて、
普段の自分の話し方の強みや改善点を確認する。これまで
の授業で体得した点と今後の目標設定を再認識する。
⑦聞き手の印象に残る話し方のノウハウを学ぶ。短時間で分
かりやすい伝え方や具体性と熱意が伝わる表現力を体得す
る。
⑧想定外の質問にも対応できるアドリブで答える対応力を身
に付ける。質問に対し、分かりやすく伝える方法や、自身
のイメージを言語化し、臨場感が伝わる話し方を実践する。
⑨面接におけるグループディスカッションの評価ポイントを
理解する。相手を納得させる話し方のテクニックや共感表
現を学ぶ。また、チームワークとは何かを考え、集団にお
ける自身の特性を確認する。
⑩コンセンサスを得られる対話力を学ぶ。面接を想定したコ
ミュニケーションゲームを通じて自己の役割を認識し、行
動することでコンセンサスを得る手法を学ぶ。「集団」と
「チーム」の違いを知り、期待される成果を出す。
⑪面接を想定したディベートの評価ポイントを理解する。与
えられたテーマでグループ別にディベート(討論)を交わし、
相手の意見に反論するときの伝え方を実践することで効果
的な説得の仕方を学ぶ。
⑫集団面接を想定し、面接の評価ポイントを理解する。社会
人に求められるマナーやコミュニケーションを学び、主体
的に行動できるスキルを身につける。
⑬個人面接をシミュレーションし、質疑応答を実践する。掘
り下げた質疑応答を繰り返すことで話し手のアドリブ力を
高める。さらに、どのような緊張の状況でも自信を持って
答える力を身につける。
⑭これまでに学んだプレゼンテーションスキルをおさらいし、
発表する。この授業で学んだこと、身に付いたことを整理し、
発表する。
⑮これまでに体得したスキルを活かし、
「自分」についてプレ
ゼンテーションをする。自身が設定した目標を振り返り、
成長と今後のステップアップを考える。
−204
−
2014_物質シラバス.indb 204
2014/03/10 15:38:41
【担当】野口 昌子
【開講】前期 月2
プレゼンテーション演習
■講義計画
①プレゼンテーションスキルの自己成長をイメージし、目標
設定をする。アイスブレイクワークを通じて、視覚・聴覚
の効果を認識し、コミュニケーションの重要性を理解する。
②相手に印象づける自己表現の仕方を考える。声、表情、姿
勢の効果を理解し、ただ「話す」のではなく「伝える」こ
とを意識することで、自己表現をする楽しさを体得する。
③コミュニケーションゲームを通じて、自分の考えを分かり
やすく相手に伝える方法を考える。同時に、チーム内にお
ける自身の強み弱みを発見する。
④自身の人生を振り返り、自己分析を深める。過去の体験に
基づく現在の価値観を認識することで、新たな自己発見に
つなげ、自分を語る素材を見つける。
⑤ブレーンストーミングを通じて発言力を高め、傾聴力を身
に付ける。さらに、
「なりたい自分像」を明確にし、未来の
自分について自信を持って伝える説得力を体得する。
⑥プレゼンテーションスキルのパーソナルチェックを通じて、
普段の自分の話し方の強みや改善点を確認する。これまで
の授業で体得した点と今後の目標設定を再認識する。
⑦聞き手の印象に残る話し方のノウハウを学ぶ。短時間で分
かりやすい伝え方や具体性と熱意が伝わる表現力を体得す
る。
⑧想定外の質問にも対応できるアドリブで答える対応力を身
に付ける。質問に対し、分かりやすく伝える方法や、自身
のイメージを言語化し、臨場感が伝わる話し方を実践する。
⑨面接におけるグループディスカッションの評価ポイントを
理解する。相手を納得させる話し方のテクニックや共感表
現を学ぶ。また、チームワークとは何かを考え、集団にお
ける自身の特性を確認する。
⑩コンセンサスを得られる対話力を学ぶ。面接を想定したコ
ミュニケーションゲームを通じて自己の役割を認識し、行
動することでコンセンサスを得る手法を学ぶ。「集団」と
「チーム」の違いを知り、期待される成果を出す。
⑪面接を想定したディベートの評価ポイントを理解する。与
えられたテーマでグループ別にディベート(討論)を交わし、
相手の意見に反論するときの伝え方を実践することで効果
的な説得の仕方を学ぶ。
⑫集団面接を想定し、面接の評価ポイントを理解する。社会
人に求められるマナーやコミュニケーションを学び、主体
的に行動できるスキルを身につける。
⑬個人面接をシミュレーションし、質疑応答を実践する。掘
り下げた質疑応答を繰り返すことで話し手のアドリブ力を
高める。さらに、どのような緊張の状況でも自信を持って
答える力を身につける。
⑭これまでに学んだプレゼンテーションスキルをおさらいし、
発表する。この授業で学んだこと、身に付いたことを整理し、
発表する。
⑮これまでに体得したスキルを活かし、
「自分」についてプレ
ゼンテーションをする。自身が設定した目標を振り返り、
成長と今後のステップアップを考える。
学 科 固 有
■サブタイトル
演習で身に付く「自分の考えをうまく伝える方法」
■講義概要
「人前で堂々と話したい」「自分の考えを自信を持って伝えた
い」と、感じていませんか。この授業は、
「知る」⇒「演習」
⇒「身につく」流れを大切にし、様々な演習を通じて「自分
の考えをうまく伝える方法」が身に付くことを目標とします。
人前で話すことが苦手な人も演習を重ねることで緊張に慣れ、
話すことが楽しくなることを目指します。プレゼンテーショ
ンスキルを高めることは、就職活動でも社会人としても重要
視されます。社会で求められるプレゼンテーションスキルと
は何かを考え、対話や傾聴により信頼関係を構築するコミュ
ニケーション能力などを磨きます。さらに、コミュニケーショ
ンゲームやワークなどを通して自身の強み弱みを認識し、自
己の特性を語るために理解を深めます。
■到達目標
1.人前で自分の意見を伝えるプレゼンテーションスキルを
高めるためのノウハウを学び、身につける。
2.就職活動の際、自信を持って自己をアピールできる対話
力を高める。
3.ワーク、ゲーム、トレーニング、ディスカッションなど
の様々な演習を通じてコミュニケーション能力を高め、
「対話力」や傾聴力」を体得する。
■講義方法
・毎回、
与えられたテーマに応じて、各自が「考え」
「聞く」
「話
す」を実践する。
・テーマの内容によって、ペアやグループでの演習を行う。
・演習ごとに振り返りを行い、自己目標への達成レベルを確
認する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業で学んだプレゼンテーションスキルのさらなる向上のた
めに、日常でも活用できる部分を取り入れ実践します。
■成績評価の方法
その他(100%)
授業の中で各自が発表する「プレゼンテーションレポート」
や「演習」などの評価により決定します。
■テキスト
講師作成プリント
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
授業の積み重ねがプレゼンテーションスキル向上のポイント
になります。授業中の演習には自ら積極的に取り組むことで、
気づきや学びが深まります。
−205
−
2014_物質シラバス.indb 205
2014/03/10 15:38:41
【担当】岩澤 哲郎
【開講】後期 水1
分子設計化学
学 科 固 有
■講義概要
次世代の物質化学産業は低コストかつ短工程な実用的プロセ
スに価値を求めている。そのためには、グリーンケミストリー
の概念を背景とした戦略的な合成化学的考え方が必須となる。
本講義ではその本質の一つである逆合成解析について解説す
る。また、反応機構(矢印)についても解説を行う。
■到達目標
学習・教育到達目標 E1(◎)
目的とする分子を逆合成解析して合成経路を立案し、実際に
合成ルートを提案する能力の習得を通じて、学習教育目標E1
を達成する。
■講義方法
化学構造式や化学反応式等の図説を積極的に講義中に描きな
がら進める。これまでの有機化学の復習も兼ねながら総合的
に講述し、「理解すること」に力点を置く。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、有機合成化学実験、工業化学、有
機材料化学、生化学
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目と復習する項目について、重要な部分を講義時
に説明します。
■成績評価の方法
小テスト(50%)
定期試験(50%)
■テキスト
特になし
■参考文献
C. L. ウィルス著、富岡 清 訳 『「有機合成の戦略」』 化学同
人 2,100円
■履修上の注意・担当者からの一言
「逆合成解析」は現代有機合成の基盤となる実際的な考え方。
有機系研究室においては最もベースとなる「ものづくり」の
ための方法論の一つ。ファインケミカルズ、医薬品分子に焦
点を当てた講述を行います。また、電子の動き(矢印)を書
くことにも力点を置きます。講義内容の復習に焦点をあてた
理解を求めます。
■講義計画
①電子の動きに関する基本事項
②カルボニル化学に関する基本的反応性
③「逆合成解析」とは
④シントンと合成等価体の対応
⑤逆合成解析の基本に関する演習
⑥結合の分極と潜在極性
⑦極性転換の考え方
⑧極性転換を可能にする分子素子
⑨極性転換の基本に関する演習
⑩官能基相互変換について
⑪複雑な化合物にアプローチするための指針
⑫有機合成に関する選択的反応とは
⑬保護基の導入の利点
⑭複雑な有機分子の逆合成解析
⑮天然物合成における逆合成解析
【担当】上原 章寛
【開講】前期 月1
分析化学
■講義概要
物質(試料)を構成している成分を定性・定量化する分析化学は、
化学全般の基礎を成す学問領域の一つであり、化学の分野で起
こっている現象を定量的に理解する物理化学系列科目の基礎科
目として位置付けられている。特に「化学平衡」は、化学にお
ける最も重要な概念の一つである。講義では、化学分析の基礎
となる溶液内平衡および反応の特徴を述べるとともに定量的な
取り扱いも行う。化学平衡の知識は、実際の化学分析だけでな
く、有機合成における分離、無機化合物における熱的挙動など
においても非常に重要であるので、確実に習得してほしい。
■到達目標
学習・教育目標:D2(○)
化学平衡の考え方を理解する。化学平衡式の取り扱いを理解
し、種々の近似を適切に用いて、化学平衡にある化学種の濃
度を計算できる。
■講義方法
教科書やプリントを使い、講義を行なう。適時小テストや宿
題を課して理解を深める。
■系統的履修
物理化学Ⅰ・演習、物理化学Ⅱ・演習、物理化学Ⅲ、物理化学Ⅳ、
量子化学
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回、講義終了時に次週の講義内容の範囲を伝える。また、
復習用の演習問題等をプリントで配布する。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)演習問題
定期試験(80%)中間試験40%、定期試験40%
■テキスト
大橋弘三郎, 小熊幸一, 鎌田薩男, 木原壯林 『分析化学 : 溶液
反応を基礎とする』 三共出版 3,500円
■参考文献
P.W. Atkins(著); 千原秀昭, 稲葉章(訳)
『物理化学要論』
東京化学同人 5,600円
この教科書は物理化学系列科目である「物理化学Ⅰ・演習」
「物
理化学Ⅱ・演習」
「物理化学Ⅲ」
「物理化学Ⅳ」および「無機
化学Ⅲ」において使用する。
■履修上の注意・担当者からの一言
知識として知っておくべきことと考えることのバランスが重
要です。考える癖をつけてください。理解できない部分を残
したままにしておくと、後々の講義の理解度にも影響が出ま
すので、分からないことあればいつでも積極的に質問してく
ださい。
■講義計画
①濃度の計算、溶媒の分類
②水溶液の性質、活量
③化学平衡の分類・酸および塩基の定義
④酸塩基解離平衡(1)
⑤酸塩基解離平衡(2)
⑥酸塩基解離平衡(3)
⑦酸塩基解離平衡(4)
⑧中間試験
⑨緩衝溶液
⑩酸塩基滴定
⑪溶解度平衡(1)
⑫溶解度平衡(2)
⑬錯生成平衡(1)
⑭錯生成平衡(2)
⑮分析データの評価、分析試料の取り扱い、まとめ
−206
−
2014_物質シラバス.indb 206
2014/03/10 15:38:41
【担当】和田 博
【開講】前期 月2
無機化学Ⅰ・演習
■参考文献
Atkins,Peter Overton,Tina Rourke,Jonathan Weller,Mark
Armstrong,Fraser 著, 田中 勝久 平尾 一之 北川 進 訳 『シュライバー・アトキンス 無機化学〈上〉
』
東京
化学同人 6,825円
■講義計画
①大学で学ぶ無機化学
②原子の構造(1)軌道からオ−ビタルへ
③原子の構造(2)水素原子の構造,
④原子の構造(3)パウリの排他原理とフントの規則 多電子
原子
⑤原子の性質
⑥原子価結合法(1)混 成 オ − ビ タ ル Sp3混 成 Sp2混 成 sp混成
⑦原子価結合法(2)共鳴構造
⑧分子の形とVSEPR則
⑨中間試験
⑩分子軌道法の基礎
⑪等核2原子分子(1)結合次数 電子配置 HOMO LUMO
⑫等核2原子分子(2)酸素分子のエネルギ−準位図 窒素分
子のエネルギ−準位図
⑬異核2原子分子
⑭多原子分子
⑮演習とまとめ
学 科 固 有
■サブタイトル
無機化学入門
■講義概要
無機化学はすべての元素とその化合物を対象にしている。そ
のため、扱う物質は膨大であり、その構造や性質も非常に多
様性に富んでいる。それで、ともすれば講義は各論中心にな
り知識の詰め込みになりやすい。本講義では、そのような負
担をできるだけ少なくするために、原子の構造や分子の構造、
化学結合の把握を中心に行う。個々の物質については基本概
念の応用として取り扱う。演習を通してその基本的概念の活
用方法を学びつつ、幅広い応用力を養う。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
無機化学の基礎や化学結合論の基礎。本講義で学ぶ大学にお
ける化学の概念に早く慣れると有機化学や物理化学等の他の
科目に対する理解も深まる。元素の周期性の根本を理解し、
化学結合の本質を理解することで、大学の化学として化合物
の構造や性質を統一的に理解できるようになる。
■講義方法
講義と演習を通して基本概念を活用する方法を学ぶ。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習・復習をすることで授業中の講義内容の理解が高まる。
大学での化学の考え方に早くなれるためにも、復習は特に重要。
■成績評価の方法
小テスト(20%)前回講義の復習テスト
定期試験(80%)中間テスト(30点),期末テスト(50点)
■テキスト
M. J. Winter 著 西本吉助訳 『フレッシュマンのための化学
結合論』
化学同人 2,200円
【担当】藤原 学
【開講】後期 木4
無機化学Ⅱ・演習
■講義概要
無機化学Ⅱ・演習では、典型元素の性質と化合物について簡
単に概説したのち、おもに金属および金属イオンの性質なら
びに配位化合物に関して、それらの反応性と構造との関連に
ついて述べる。とくに、遷移金属イオンを含む化合物の酸化
還元反応について詳述する。また、配位化合物の応用面と生
体内に微量存在するこれら金属イオンの役割や、生体にとっ
て有害な金属イオンの振る舞いについて述べる。さらに、無
機イオンの関与した溶液内反応から核化学に至るまで以下の
項目に従って講述し、常に演習を行いながら理解度を深める。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
広範な化学物質に関する知識を学ぶとともに、身の回りから
生体内に至るまで化学物質が果たしている役割について説明
できる。無機化学につての基礎知識を身につける(D2)。
さらに、我々の生活が多種多様の物質によって支えられてい
ることが充分理解できる。
■講義方法
テキストの内容に準じながら、最近のトピックスを適宜取り
入れ、板書およびプリントを配付して講義する。随時、演習
を行い、理解度を確認する。さらに、宿題(演習)を多く課し、
講義に即したレポートを課す。
■系統的履修
分析化学、無機化学Ⅰ・演習
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に達成度・理解度を確認する課題を行う。理解が不十
分な項目については、次回講義までに必ず復習し、習得して
おくこと。わからない場合は、講義終了後または講義時間外
に積極的に質問すること。
■成績評価の方法
レポート(30%)課題に対する達成度および理解度
定期試験(70%)中間試験(30%)、定期試験(40%)
■テキスト
鈴木晋一郎ら著 『ベーシック無機化学』 化学同人 2,625円
■参考文献
F.A.Cotton ら 著 『Advanced Inorganic Chemistry-6th ed』
john Wiley, N.Y.
■履修上の注意・担当者からの一言
無機化学Ⅱ・演習は固有科目野中での基礎科目であるから、できるだ
け1年次において習得しておくことが必要である。わからないこと、
疑問点については積極的に質問することを期待する。演習は自らの理
解力を深めるためであるから、自分自身で行うことが大切である。
■講義計画
①元素の分類と性質(s,p,d,fブロック元素)
・演習
②sブロック元素(第1族)・演習
③sブロック元素(第2族)・演習
④pブロック元素(第13族・第14族)・演習
⑤pブロック元素(第15族・第16族)・演習
⑥pブロック元素(第17族・貴ガス)・演習
⑦前半のまとめ
⑧中間試験
⑨dブロック元素(金属錯体の定義・命名法)
・演習
⑩dブロック元素(金属錯体の構造・異性現象)
・演習
⑪dブロック元素(金属錯体における原子価結合法)・演習
⑫dブロック元素(結晶場理論と安定化エネルギー)
・演習
⑬dブロック元素(配位場理論と分子軌道計算)
・演習
⑭dブロック元素(金属錯体の安定度)・演習
⑮総合演習・後半のまとめ
−207
−
2014_物質シラバス.indb 207
2014/03/10 15:38:41
【担当】青井 芳史
【開講】前期 金1
無機化学Ⅲ
学 科 固 有
■講義概要
本講義では、『電子の移動をともなう化学的事象を扱う学問』である電気
化学の基礎と応用について講義する。電気分解や電池の反応はもちろん、
酸化還元反応に分類される反応はすべて原子・分子の電子授受反応であ
る。電子移動を伴う化学反応、電気化学は、材料合成,めっき,エレク
トロニクスなど,私たちの日常生活から先端産業まで,様々な分野にお
いて幅広く活かされている。また、生物の細胞内では多岐に渡る酸化還
元反応が常に生じており、光エネルギーの助けで進む光合成はその代表
的な例である。こうした現象を理解し、制御・応用するには、電子移動
に関して正しいイメージをもつことが重要である。この講義では、電子
移動の化学について概説し、電気化学の基礎と応用について講義する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
・電子移動が関与する原子・分子間での酸化還元反応のしくみと、光エ
ネルギー、電気エネルギーと化学エネルギーとの相互関係や相互変換
について理解することによって、学習・教育到達目標D2を達成する。
■講義方法
テキストおよび参考書の内容に準じながら、最近のトピック
スを適宜取り入れ、板書およびプリントを配布して講義する。
随時、レポートを課し、演習を行う。
■系統的履修
物質化学科固有科目の基礎科目とくに無機化学I・演習、無機化学II・演習など
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書の練習問題を解くこと。
課題を自らの手でしっかり解くこと。
■成績評価の方法
レポート(20%)
定期試験(40%)
そ の 他(40%)中間試験
■テキスト
泉生一郎 他 『基礎からわかる電気化学』 森北出版
■参考文献
松田好晴、岩倉千秋共著 『電気化学概論(化学教科書シリーズ)』 丸善
平尾一之ら 『無機化学ーその現代的アプローチ』 東京化学同人
渡辺正・中村誠一郎著、日本化学会編 『電子移動の化学−電気化学入門
(化学者のための基礎講座11)』 朝倉書店
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワーは毎週火曜日4,5講時に設けています。また、
随時質問は受け付けます。
■講義計画
①電気化学とは
電解質溶液の性質(イオンの解離)
②電解質溶液の性質(電解質溶液の電気伝導率、イオンのモ
ル電気伝導率)
③電解質溶液の性質(イオンの移動度と輸率、イオンの活量
とイオン強度)
④電池の起電力と電極電位(電気分解と電池、電極電位と起電力)
⑤電池の起電力と電極電位(ギブズエネルギーと起電力)
⑥電池の起電力と電極電位(電池の起電力に対する濃度の影響)
⑦中間テスト
⑧電極と電極界面の構造(電気二重層の構造とモデル)
⑨電極と電極界面の構造(界面導電現象)
⑩電極反応の速度(ファラデーの法則)
⑪電極反応の速度(電荷移動過程における反応速度)
⑫電極反応の速度(物質移動過程における反応速度)
⑬電気化学の応用(一次電池、二次電池)
⑭電気化学の応用(燃料電池)
⑮電気化学の応用(金属の腐食と防食)
−208
−
2014_物質シラバス.indb 208
2014/03/10 15:38:42
【担当】塩見 治久
【開講】後期 火2
無機化学Ⅳ
■講義計画
①物質の充填構造
②空間格子(ブラベ格子、ミラー指数、方向指数)
③対称性(回転、対称面、反転、回反、回映など)
④空間群(その意味と表記法)
⑤代表的な結晶構造(MX、MX2)と多形
⑥代表的な結晶構造(M2X3、ABO3、AB2O4)
⑦格子欠陥と転位、不定比化合物:点欠陥とその表記法
⑧格子欠陥と転位、不定比化合物:刃状転位とらせん転位,
転位エネルギー
⑨平衡状態と化学ポテンシャル、ギブスの相律
⑩化合物と固溶体
⑪二成分系平衡状態図と不変系の反応:共晶混合物と固溶体
の状態図
⑫二成分系平衡状態図と不変系の反応:包晶,安定溶融化合物,
偏晶,分解溶融化合物の状態図
⑬状態図と形成組織の関係
⑭X線とブラッグの反射条件および粉末X線回折
⑮その他の固体のキャラクタリゼーション
学 科 固 有
■サブタイトル
結晶構造と相図(平衡状態図)
■講義概要
固体化学は、固体物質の構造、状態、物性、反応性、および
合成法などを化学的側面から探求する学問領域である。近年、
新素材開発、材料開発を含むいわゆる材料科学におけるめざ
ましい発展にともない、固体化学を一つの分野として独立さ
せようとする試みがなされると同時に、その重要性が日増し
に認められてきている。本講義では、全ての領域を包含する
ことは難しいので、固体化学の中でも基礎中の基礎である「結
晶構造」と「平衡状態図」を中心に学習する。結晶化学、構
造解析の一つであるX線回折、物質の状態と組織に密接に関
係するギブスの相律と平衡状態図、固溶体や不定比化合物な
どの物質群についてできるだけ平易に授業を行う。
■到達目標
学習・教育目標:D2(○)
卒業研究等の実験を遂行する上に必要となる基礎能力を養う。
結晶化学の基本的なところは、時間を割いて丁寧に説明し、
また粉末X線回折と平衡状態図に関しても、卒業研究に困ら
ないように実力を身につける。
■講義方法
各講義テーマの重要な事項について解説する。難しいと思わ
れるところは、反復しながら十分に理解できるように努めた
い。また、なるべく具体例も取り上げ、分かり易さを重視し
て講義を行いたい。
■系統的履修
物理化学Ⅰ、物理化学Ⅱ、物理化学Ⅲ
■授業時間外における予・復習等の指示
3-4回に1回の割合で小テストを実施するので、講義終了後そ
の日のうちに復習しておくことを希望する。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
小テスト(20%)4回の小テストを行う.
レポート(20%)1 ∼ 2回のレポートを課す.
定期試験(50%)
小テスト,レポートおよび学期末試験の結果により成績評価
する。
■テキスト
特になし
■参考文献
A.R.West著、遠藤忠訳 『固体化学入門』 講談社 4,893円
遠藤忠、岩崎博、鶴見敬章、中平敦、滝澤博胤 『結晶化学入
門』
講談社 3,045円
村石治人 『基礎固体化学』 三共出版 3,045円
■履修上の注意・担当者からの一言
この講義は、特定の教科書を使用しないので、授業に出てい
ないと理解できなくなる。しかし授業に出ているだけでは試
験の点数は取れない。毎回の復習は十分に行ってほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
連絡先:[email protected] メールでの質問等は常時受け付け
ます.件名に必ず講義名を記入してください.
http://www.geocities.jp/satorispecial/ に講義資料等掲載し
ます.
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2014_物質シラバス.indb 209
2014/03/10 15:38:42
【担当】大柳 満之、藤井 一郎
【開講】前期 金3・金4・金5
無機合成化学実験
学 科 固 有
■講義概要
無機化合物、合金、セラミックスに関する合成化学実験を通じて、各
種合成プロセスにおける実験操作を習得する。1000℃を超える高い温
度条件で使用する機器の操作に慣れる。実験操作にあわせて、置換反
応、結晶の析出反応、結晶成長、試料の精製と結晶相転移、凝固、焼
結等の物理化学的現象と相律や状態図(相図)との関係を学ぶ。実験は、
実験書の予習、実験準備、実験操作、後かたづけ、レポート作成をもっ
て完了する。実験を通じて安全や環境への対応についても経験する。
■到達目標
学習・教育達成目標:D3,E2(◎)
無機合成化学実験の基本操作や基礎的な物性測定法、と同時に無機物質の
特性を理解するための総合的・多面的な基礎知識を修得することにより、
学習・教育到達目標D3を達成する。また、無機合成化学実験の基本操作を
習得し、講義などで習った組織や相図などの関係を実際に実験を通した未
知の実践方法を会得、また実験の考察など実験中に発生した課題を解決す
る手段を適切に思考することにより、学習・教育到達目標E2を達成する。
■講義方法
原則として2 ∼ 4名を1チームにして、教科書に沿って実験する。実
験の指導は教授、助手、実験講師、TA等で編成したチームで行う。
■系統的履修
特になし。
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回行う実験について、テキストを元に予習を行い、ノートに実験方法や
内容をまとめる。予習ノートは、実験を開始する前にTAが点検し、生成期
にも反映させる。実験終了後は、テーマごとに与えられた課題とともに実
験の目的、操作、結果、考察などを要領よくまとめて、レポートを作成する。
■成績評価の方法
その他(100%)
項目ごとに提出したレポートの成績、実験中に行う個人面接
による理解度チェック、予習・受講状況や実験操作等の平常
点を加味して評価する
■テキスト
龍谷大学理工学部物質化学科編 『無機合成化学実験 実験指
針及び関連機器取扱説明書』
■参考文献
高温での実験などもあり、充分過ぎるほどの注意が要求され
ます。充分予習を行い適切な実験操作を頭の中で描いてから
実験に取り組む習慣をつけてください。実験室を離れるとき
は、必ずTAなどの許可を取るようにしてください。
■履修上の注意・担当者からの一言
無機化学、物理化学や固体化学など基礎科目を充分に復習しておくこと。
■講義計画
①実験に関する諸注意と実験の解説
②無機塩の合成(鉄アンモニウムミョウバンの合成)
③金属と合金1(Al-Si二元系合金の溶製、熱分析と状態図の作成)
④金属と合金2(Al-Si二元系合金の顕微鏡観察用試料の調整)
⑤金属と合金3(Al-Si二元系合金の組織観察、写真撮影の硬さ測定)
⑥金属と合金4(炭素鋼の状態図と顕微鏡組織観察と記録)
⑦金属と合金5(炭素鋼の熱処理、組織観察と硬さ測定)
⑧セラミックス1(中和共沈法による安定化ジルコニアの原料合成)
⑨セラミックス2(安定化ジルコニアの原料調整、
成形と焼結)
⑩セラミックス3(安定化ジルコニア、純ジルコニアの原料
調整と焼結)
⑪セラミックス4(純ジルコニアの熱分析−示差熱分析と熱
重量分析、安定化ジルコニアの熱膨張測
定と焼結体の観察)
⑫セラミックス5(焼結体の評価−安定化ジルコニア、アル
ミナの組織観察)
【担当】中沖 隆彦
【開講】前期 火4
有機化学Ⅰ・演習
■講義概要
有機化学は炭素化合物の研究を行う分野の学問である。なぜ
炭素だけを特別に扱うのだろうか
その答は炭素化合物は単純なものから生体を構成するたんぱ
く質にいたるまで膨大な数の化合物から構成されていて、バ
ラエティーに富んだ諸性質を示すからである。有機化学Ⅰで
は高校でも学習したことを復習しながら、共有結合の基礎か
ら始まり、鎖状化合物の構造と反応性について学修すること
になる。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
有機化学の基礎となるアルカン、アルケン、アルキンについ
ての命名法、基本反応を習得し、学習教育到達目標D2を達成
する。
■講義方法
マクマリーの「有機化学・上」に沿って講義を行います。テ
キスト中の演習問題を指定しますので次回の講義までに提出
してもらいます。試験を受けるには60%以上の出席と演習問
題の提出が必要です
■授業時間外における予・復習等の指示
予習はテキストを読んできてください。復習は演習問題を解
いて理解を深めるようにしてください。
■成績評価の方法
定期試験(55%)答だけでなく、解き方も問いますので、十
分に理解をしておいてください。
そ の 他(45%)中間テストを6月ごろに行います。
■テキスト
マクマリー 『有機化学(上)
』 東京化学同人
マクマリー 『有機化学問題の解き方』 東京化学同人
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
授業中に理解して覚えてしまうように努力してください。あ
とで勉強しようと思っても量が多くなっていやになったり、
授業で聞いたことを忘れたりしてしまいます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
授業が終わった直後の校時に、教室を使ってTAの人と対応し
ます。
■講義計画
①構造と結合(1回目)
②構造と結合(2回目)
③化学結合と分子の性質(1回目)
④化学結合と分子の性質(2回目)
⑤有機化合物:アルカンとシクロアルカン(1回目)
⑥有機化合物:アルカンとシクロアルカン(2回目)
⑦アルカンとシクロアルカンの立体化学(1回目)
⑧アルカンとシクロアルカンの立体化学(2回目)
⑨中間試験
⑩有機反応の概観(1回目)
⑪有機反応の概観(2回目)
⑫アルケン:構造と反応性(1回目)
⑬アルケン:構造と反応性(2回目)
⑭アルケン:反応と合成(1回目)
⑮アルケン:反応と合成(2回目)
−210
−
2014_物質シラバス.indb 210
2014/03/10 15:38:42
【担当】岩澤 哲郎
【開講】後期 木1
有機化学Ⅱ・演習
学同人 4,200円
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
履修のポイントは、暗記ではなく理解に注力すること。その
ためにはできるだけ多くの分子構造を描き、問題を解いて考
えること。復習に力点を置いた自宅学習をすすめ、単元ごと
のテストを大切にしてほしい。
■講義計画
①アルケンの基本的性質
②アルケンの水和と互変異性について
③アルキンの還元について
④アルケンに関する演習
⑤アルキンの基本的性質について
⑥アルキンの反応性とその反応機構
⑦アセチリドの反応性制御
⑧アルキンに関する演習
⑨ハロゲン化アルキルの合成方法
⑩アリル位臭素化の規則性
⑪Grignard試薬と有機リチウム反応剤
⑫ハロゲン化アルキルに関する演習
⑬基本的な求核置換反応
⑭基本的な脱離反応
⑮求核置換反応と脱離反応に関する演習
学 科 固 有
■講義概要
最近の科学技術の発展には有機化学が深く関与している。有
機分子の構造に対する理解や反応機構の解明などが、新材料
の創製や生命現象の解明に直結している。また有機化学自体
も周辺の境界領域分野から影響を受けて、日進月歩の進化を
遂げている。本講義では、不飽和有機化合物(アルケン、ア
ルキン、ハロゲン化アルキル)の性質、有機化学反応メカニ
ズム(求核置換、脱離)などについて講述する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
不飽和有機化合物の反応性、有機化学反応メカニズム(求
核置換、脱離)の理解を通じて、学習・教育到達目標D2を達
成する。
■講義方法
原則としてテキストに沿って講義する。また、化学式や構造
式を多く書いて理解することに力点を置いて進める。
■系統的履修
原則としてテキストに沿って講義する。また、化学式や構造
式を多く書いて理解することに力点を置いて進める。
■授業時間外における予・復習等の指示
予習する項目と復習する項目について、重要な部分を適宜講
義時に説明します。
■成績評価の方法
小テスト(40%)
定期試験(60%)
■テキスト
『マクマリー「有機化学8版(上)8章∼ 11章」』 東京化学
同人 4,200円
『マクマリー「有機化学 問題の解き方(第8版)」』
東京化
【担当】内田 欣吾
【開講】前期 木3
有機化学Ⅲ
■講義概要
本講義では1年次に行なわれる「有機化学Ⅰ」「有機化学Ⅱ」
に続いての有機化学、芳香族化合物、アルコール、エーテル
類の化学について述べる。芳香族の化学は、現在の有機半導体、
機能性色素などの基礎になる重要な項目である。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
芳香族化合物およびアルコール類、エーテル類の特徴と反応
についての知識と理解が得られる。有機化学の中心的な反応
の1つである求電子置換反応について芳香族化合物の反応例
から理解する。これらにより学習・到達目標D2を達成する。
■講義方法
原則として教科書に沿って講義する。適宜、演習を行うとと
もに、宿題を課することもある。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ
■授業時間外における予・復習等の指示
授業はテキストに従って進めるので、授業前にテキストを読
んでおくこと。宿題を課さない時も、関連する章末問題を解
く等の復習を強く勧める。疑問点は、授業後の時間、または
オフィスアワーを利用して質問して欲しい。
■成績評価の方法
定期試験(70%)
そ の 他(30%)中間試験
中間試験30点・期末試験70点 合計100点満点で評価する。
■テキスト
マクマリー 『有機化学 中』
東京化学同人
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
有機化学は丸暗記をする学問ではない。教科書を理解するよ
うに努め、さらに演習問題を解くことによって理解を深めな
ければならない。さらに理解度を深めるために必要に応じて
宿題を課す。
■講義計画
①IUPAC命名法とHueckel則
②ベンゼンと芳香族性
③ベンゼンの化学(1)安定性
④ベンゼンの化学(2)求電子置換反応
⑤ベンゼンの化学(3)置換基効果
⑥ベンゼンの化学(4)酸化と還元
⑦多置換ベンゼンの合成
⑧中間試験
⑨アルコールとフェノール(1)IUPAC命名法と性質
⑩アルコールとフェノール(2)合成法
⑪アルコールとフェノール(3)反応
⑫エーテルとエポキシド(1)IUPAC命名法と性質
⑬エーテルとエポキシド(2)Williamsonエーテル合成
⑭エーテルとエポキシド(3)酸角裂
⑮エーテルとエポキシド(4)合成と反応
−211
−
2014_物質シラバス.indb 211
2014/03/10 15:38:42
【担当】宮武 智弘
【開講】後期 水1
有機化学Ⅳ
学 科 固 有
■講義概要
カルボニル基は有機化学において重要な官能基であり、カル
ボニル化合物は、多くの薬剤や合成化学品、さらには生体を
構成する成分に含まれる。カルボニル化合物は、アルデヒド、
ケトン、カルボン酸、酸無水物、エステル、アミドなどに分
類できるが、これらの性質は基礎的な原理に基づいて理解す
ることができる。本講義では、まずカルボニル基の基礎を解
説した後、それぞれの化合物の構造・性質を講述する。また、
窒素を含む化合物であるアミンについても解説する。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
カルボニル化合物およびアミン類の性質や反応性を理解する
ことにより、学習・教育到達目標D2を達成する。
■講義方法
原則として教科書に沿って講義する。適宜、演習問題を解く
ことにより理解を深める。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、有機化学Ⅲ、有機機器分析化学、
有機合成化学実験
■授業時間外における予・復習等の指示
テキストに沿って講義を進めるので、受講生は各自でテキス
トを読み、その中にある演習問題を解きながら、予習・復習
に努めてほしい。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)演習課題
小テスト(20%)
定期試験(70%)
■テキスト
マクマリー 『有機化学(中)第8版』 東京化学同人
マクマリー 『有機化学(下)第8版』 東京化学同人
■参考文献
マクマリー 『有機化学/問題の解き方(第6版)
』
東京化学
同人 4,515円
■履修上の注意・担当者からの一言
有機化学は基礎を理解し、それを応用する能力が求められる。
教科書を熟読し、演習問題を解くことによって、理解を深め
ることができる。
■講義計画
①カルボニル化合物の基礎
②アルデヒドとケトン:求核付加反応(1)アルデヒド・ケトンの構
造と命名法
③アルデヒドとケトン:求核付加反応(2)アルデヒド・ケトンの酸化・
還元
④アルデヒドとケトン:求核付加反応(3)グリニャール試薬との反
応・イミンの生成
⑤アルデヒドとケトン:求核付加反応(4)アセタールの生成・リン
イリドの付加
⑥カルボン酸とニトリル
⑦カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応(1)カルボン酸誘導体の
構造と命名法
⑧カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応(2)酸ハロゲン化物・酸
無水物の反応
⑨カルボン酸誘導体と求核アシル置換反応(3)エステル・アミドの反応
⑩カルボニルα置換反応(1)α置換反応の基礎とケト・エノール互
変異性
⑪カルボニルα置換反応(2)エノラートイオンの生成と反応性
⑫カルボニル縮合反応(1)アルドール反応の基礎
⑬カルボニル縮合反応(2)アルドール反応の応用
⑭アミン(1)アミンの構造と性質
⑮アミン(2)アミンの反応
【担当】内田 欣吾
【開講】前期 月2
有機構造解析学
■講義概要
有機化学の教科書では、有機化合物の構造式が記載されてい
るが、これらは機器分析によって求められたものである。結
晶や油状物質として得られる有機化合物の分子構造を明らか
にする分析手法として、NMR, IR, Mass, UV-Vis分光法などの
方法がある。これらの原理を解説した後、マクマリー有機化
学の教科書(上巻・中巻)の各章末にある有機構造解析の演
習問題を系統的に解くことによって、分子構造をスペクトル
データよりもとめる力を養う。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)
NMR, IR, Mass分光法などの測定原理を理解する。有機化合
物のスペクトルデータから未知化合物の構造決定ができるよ
うになる。これにより学習・教育到達目標E1を達成する。
■講義方法
教科書に沿って講義した後、演習問題を解いてもらい、最後
に問題を解くプロセスについて解説する。教科書以外の練習
問題も教材として用いる。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
授業はテキストに従って進めるので、授業前にテキストを読
んでおくこと。宿題を課さない時も、関連する章末問題を解
く等の復習を強く勧める。疑問点は、授業後の時間、または
オフィスアワーを利用して質問して欲しい。
■成績評価の方法
小テスト(30%)
定期試験(70%)
中間試験30点、期末試験70点、合計100点満点で評価する。
■テキスト
マクマリー 『有機化学 上』 東京化学同人 4,500円
マクマリー 『有機化学 中』 東京化学同人 4,400円
■参考文献
『Organic Structures from Spectra』Wiley
■オフィスアワー・教員への連絡方法
本講義の次の時間をオフィスアワーにするので研究室に来て
いただきたい。
■講義計画
①質量分析と赤外吸収スペクトルの測定原理
②質量分析と赤外吸収スペクトルによる構造決定
③NMRの測定原理
④いろいろなNMR測定法
⑤マクマリー有機化学 上巻の練習問題
⑥マクマリー有機化学 中間より
芳香族化合物の構造決定(1)基本問題
⑦芳香族化合物の構造決定(2)応用問題
⑧中間試験
⑨アルコール・チオールの構造決定
⑩エーテル・エポキシドの構造決定
⑪カルボニル化合物の構造決定(1)基本問題
⑫カルボニル化合物の構造決定(2)応用問題
⑬カルボン酸の構造決定
⑭カルボン酸誘導体の構造決定
⑮総合問題
−212
−
2014_物質シラバス.indb 212
2014/03/10 15:38:42
【担当】内田 欣吾、兵藤 憲吾
【開講】前期 火3・火4・火5
有機合成化学実験
■成績評価の方法
レポート(81%)
そ の 他(19%)口述試験9%+筆記試験10%
提出した実験レポートならびに、個人面談方式による口述試験により採点する。
実験レポート9テーマ各9点満点、口述試験9点、筆記試験10点。合計100点。
■テキスト
『有機合成化学実験指針』
(龍谷大学理工学部物質化学科編)
を配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
予め当日の実験項目の内容について有機合成化学実験指針を熟読
し、各自のノートに原理、反応機構や当日用いる試薬や装置の危険
性を熟知し、実験手順をフローチャートにまとめ理解しておくこと。
■講義計画
①安全講習 有機合成化学実験での注意点
②実験準備 器具類の説明と点検ならびに組立等
③o-及びp-ニトロアニリンのカラムクロマトグラフィーによる分離
④アセトアニリドの調製と再結晶
⑤未知試料の抽出による分離
⑥エステル化による安息香酸メチルの合成
⑦メシチレンのアルキル化
⑧グリニャール反応によるトリフェニルメタノールの合成
⑨ベンゾフェノンの光還元によるベンゾピナコールの合成
⑩重合反応による6.6-ナイロンとウレタンフォームの合成
⑪アシラーゼを用いるアミノ酸の光学
⑫面接試験
⑬筆記試験
⑭実験の後片付けと器具の収納
⑮まとめ
学 科 固 有
■講義概要
化学を学ぶ学生諸君にとって有機化学の実験は必須のものである。
将来有機化学の分野を志す人はもちろん、有機化学以外の化学の
分野に進む人にも、有機化合物の特性を知り、それらの取扱いに
習熟しておくことは必要である。この「有機合成化学実験」のカ
リキュラムは有機化学の基本操作実験と有機合成実験とから構成
されている。基本操作実験では、蒸留、カラムクロマトグラフィー、
再結晶、抽出操作などの有機化学実験の基本操作を習得し、さら
に種々のタイプの有機合成反応を行うように組み立てられている。
■到達目標
学習・教育到達目標:D3(◎),F1
本実験では有機合成化学実験の基本となる分離精製操作と基本的な合成
実験を学生1人1人個別に行うことにより、合成実験の基礎を習得する。
有機合成の器具の使い方に慣れるとともに、基本的で代表的な有機化学
反応について習熟する。これにより学習・教育到達目標D3を達成する。
また、提出した実験レポートのない有用について教員と個別に質疑応答
することで、学習・教育到達目標F1を達成する。
■講義方法
各実験項目は、準備と後片付けを含めてその実験日の内に終了させる。実
験は各実験ごとのティーチングアシスタントの簡単な説明に続いて各個
人単位で行う。実験結果は、一週間後、考察を加えたレポートとして提
出する。実験と並行して、以前提出した実験レポートについて個人面談(口
述試験)を行うほか、全実験終了後、全実験内容を対象に筆記試験を行う。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、有機化学Ⅲ
■授業時間外における予・復習等の指示
毎回、テキストを予習しノートに実験手順、試薬量などを記
入しておくこと。実験終了後は、記憶の鮮明なうちに、なる
べく早くレポートの作成に取り掛かること。
【担当】内田 欣吾
【開講】後期 金1
有機材料化学
■講義概要
有機材料は、現在多くの場面で用いられている。以前は、有
機物というと薬、農薬といったイメージしかなかったが、現
在コンピュータや携帯電話のディスプレーは液晶と呼ばれる
有機分子が使われている。次世代のディスプレーとして期待
されるエレクトロルミネッセンスにも有機材料が使われてい
る。このような状況での有機材料について主に解説すると共
に従来の概念の有機材料についても講義する。
■到達目標
学習・教育到達目標:E1(◎)C(○)
教科書的な化学の基本事項が先端の有機化学の分野にどのよ
うに関連があるかを知るとともに有機化学の最新の話題につ
いての知識を得る。有機化学の基礎と最先端の知見の関連性
を理解する。これにより学習・教育到達目標E1を達成する。
企業や研究機関でのビデオを上映し、その中で研究活動にお
ける技術者倫理について考える。これにより学習・教育到達
目標Cを達成する。
■講義方法
教科書およびプリントに従って講義する。宿題を課すことも
ある。
■系統的履修
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱ、有機化学Ⅲ、有機化学Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
授業の前半で行う電子環状反応の箇所は、テキストに従って進
めるので、授業前にテキストを読んでおくこと。宿題を課さな
い時も、関連する章末問題を解く等の復習を強く勧める。後半
の機能材料の授業では、最新のトピックも含め取り扱うので、
関連する書籍を通じて理解を深めてほしい。参考資料は、コピー
を配付したり、シラバスや授業中に配付する。疑問点は、授業
後の時間、またはオフィスアワーを利用して質問して欲しい。
■成績評価の方法
定期試験(100%)
成績評価は、期末試験の成績100%で評価する。
■テキスト
マクマリー 『有機化学 下』 東京化学同人
荒木孝二ら 『有機機能材料』 東京化学同人 2,900円
■参考文献
原田明 『有機機能性材料科学』 三共出版 3,675円
堀江一之・牛木秀治 『光機能分子の科学』
講談社サイエン
ティフィク 4,900円
■履修上の注意・担当者からの一言
現在、社会で用いられている有機材料一般について興味をもっ
て勉強して欲しい。
■講義計画
①軌道と有機化学:電子環状反応
②軌道と有機化学:環状付加反応
③軌道と有機化学:シグマトロピー反応
④軌道と有機化学:基本問題
⑤軌道と有機化学:章末問題
⑥光と光反応
⑦有機色素の構造と性質
⑧染料と顔料
⑨フォトクロミズムとその反応
⑩光機能材料
⑪液晶
⑫日本の科学技術 大学と企業の違い(ビデオ上映)
⑬分離機能材料
⑭バイオテクノロジーへの展開
⑮まとめ
−213
−
2014_物質シラバス.indb 213
2014/03/10 15:38:43
【担当】藤原 学
【開講】前期 水2
量子化学
学 科 固 有
■講義概要
化学において、量子論を応用することはきわめて重要になっ
ている。量子論の本質を理解することは難しくても、概略的
に理解することは容易であり、実際に多くの分野で応用され
ている。本講では、まずシュレディンガー方程式を導入し、
原子軌道によって原子中の電子状態について述べる。さらに
分子軌道論の概念を説明し、二原子分子ならびに簡単な分子
の分子軌道とその解析について述べ、化学結合と分子の電子
状態について理解を深める。分子軌道計算法について講述し、
最後に分子と光との相互作用について述べる。
■到達目標
学習・教育到達目標:D2(○)
分子軌道法の初歩を理解できる。共有結合などの化学結合や
分子の構造と性質について量子化学的概念で理解できる。量
子化学の考え方にしたがって、化学物質中の電子の挙動につ
いて説明できる(D2)。
■講義方法
プリントおよび板書によって講義する。適時小テストや宿題
を課して理解度を深める。
■系統的履修
無機化学Ⅰ・演習,無機化学Ⅱ・演習,物理化学Ⅳ
■授業時間外における予・復習等の指示
授業最後に達成度・理解度を確認する小テストを行う。理解
が不十分な項目があれば、次回授業までに必ず復習しておく
こと。
わからない点があれば、講義終了後もしくは次回の講義まで
に質問すること。
■成績評価の方法
小テスト(30%)課題に対する達成度および理解度
定期試験(70%)
■テキスト
特になし
■参考文献
齋藤勝裕 『絶対わかる量子化学』 講談社サイエンティフィク
■履修上の注意・担当者からの一言
物質化学科の固有科目を履習していることを前提として講義
を進める。専門用語などで理解できない点は、講義中の質問、
講義後の質問用紙への記述および自習することによって解決
していってほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義中に指示する。
■講義計画
①序論・量子とは?
②波動性と粒子性
③波を表す波動関数
④シュレディンガー方程式(1)状態を表す関数とエネルギー
⑤シュレディンガー方程式(2)直線上を動く粒子と原子内電
子への応用
⑥量子化と量子数(1次元・2次元・3次元)
⑦原子の電子軌道・電子配置
⑧等核および異核二原子分子
⑨結合性と反結合性
⑩α結合とπ結合、混成軌道
⑪単結合・二重結合・三重結合
⑫分子の性質と分子軌道(1)エチレンのπ分子軌道
⑬分子の性質と分子軌道(2)アリルラジカルとそのイオン
⑭非局在π結合、環状共役系
⑮光と分子の相互作用・分子軌道計算法
−214
−
2014_物質シラバス.indb 214
2014/03/10 15:38:43
教職課程科目
カナ
㴂
科 目 名
担 当 者
開講曜講時
ページ
介護等体験
大西 俊弘/滋野 哲秀/脇田 博文
通年
集中
217
学校カウンセリング論
石川 眞理子
前期
水4
218
学校教育社会学
伊佐 夏実
後期
水3
219
教育の方法と技術
神月 紀輔
前期
木1
219
教育課程論
大西 俊弘
後期
土2
220
教育実習指導Ⅰ
大西 俊弘/滋野 哲秀/脇田 博文
前期
月3
220
教育実習指導ⅡA
大西 俊弘/滋野 哲秀/脇田 博文
通年
集中
221
教育実習指導ⅡB
大西 俊弘/滋野 哲秀/脇田 博文
通年
集中
221
㴄
教職実践演習(中・高)
各教員
(滋野 哲秀/大西 俊弘/福岡 進/脇田 博文)
後期
教職論
滋野 哲秀
前期
土2
223
㴎
人権教育論/同和教育論
岸 衛
前期
水4
223
㴒
生徒指導論
脇田 博文
後期
金1
224
道徳教育指導法
奥村 光太郎
後期
土1
225
特別活動論
脇田 博文
前期
金1
226
理科教育研究A
大黒 孝文
後期
金2
226
理科教育研究B
滋野 哲秀
前期
水1
227
理科教育法Ⅰ
西村 泰治
通年
水2
228
理科教育法Ⅰ
西村 泰治
前期
水2
229
理科教育法Ⅱ
西村 泰治
後期
水2
230
教 職 課 程
月3・4、
火1・2、
水4、
222
木2・3、
金4
㴟
㵁
2014_物質シラバス.indb 215
2014/03/10 15:38:43
2014_物質シラバス.indb 216
2014/03/10 15:38:43
【担当】大西 俊弘、滋野 哲秀、脇田 博文
介護等体験
【開講】通年 集中
※2011年度までの旧名称:教育実践研究Ⅰ(介護等体験)
しく欠く場合には単位を認定しない。
■テキスト
講義・説明会で適宜配布する。
■参考文献
講義・説明会で適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
①説明会や講演会には必ず出席すること。無断欠席の場合は
受講資格を失う。公欠等でやむなく欠席する場合は事前に
相談・届出をし、指示を受けること。
②教育実習の先修要件であるので、3年次までに履修すること。
③書類などの提出日は厳守すること。
④進路変更などにより受講を途中で辞退する者は教職課程教
室に「辞退届」を提出すること。
⑤「体験」への無届け欠席や遅刻は絶対に許されない。
⑥「体験」には真摯な態度で臨むこと。
⑦留学をする者は必ず事前に相談し、登録をすること。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
随時受け付けるが、体験時に問題が起こったときは、連絡・
報告・相談をすること。
■講義計画
①介護等体験説明会①−ガイダンス及び登録
②介護等体験説明会②−介護等体験の意義と課題
③介護等体験講演会1−障害児教育諸学校
④介護等体験説明会③及び事務手続き
⑤介護等体験講演会2−福祉施設
⑥介護等体験説明会④−福祉施設への参加手続き
⑦介護等体験説明会⑤−特別支援学校への参加手続き
⑧介護等体験への参加
1. 障害児教育諸学校 2日間
2. 社会福祉施設 5日間
⑨介護等体験を振り返って−記録簿等の書類提出
教 職 課 程
■サブタイトル
心豊かな教師を目指して∼「介護等体験」への参加∼
■講義概要
子ども達に「豊かな心」を育むことが今日の教育の大きな課題となって
いる。そのためには、まず教師自らが「豊かな心」をもつ存在でなけれ
ばならない。障害者や高齢者などに対する介護、介助、これらの人々と
の交流が、人間の尊厳を自覚させ、相手の立場や心に思いを馳せる「豊
かな心」を育む貴重な経験となるのである。
国では教育職員免許法の特例等に関する法律」(平成10年4月1日施行)
により、小・中学校の教員免許状を取得しようとする者に「介護等体験」
への参加を義務づけている。これを基に本学では、特別支援学校および
社会福祉施設で行う「介護等体験」とともに、その事前・事後に大学で
必要な指導を行い、それらを総合して教職関係科目に位置づけている。
■到達目標
教師に必要な「豊かな心」を育む。
■講義方法
・1年次の10月からガイダンスが始まるので掲示には注意して
おくこと。1年次に2回の説明会と講演会を行い、2年次に
は説明会及び事務手続きを行い、6月より随時体験に入る。
・2年次生以上の履修についても1年次生と同様。
■授業時間外における予・復習等の指示
指示されたことを確実に遵守し、龍谷大学生としての自覚を
もって体験を行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)事前・事後指導及び体験への参加状況、意欲・
態度を評価する。
そ の 他(50%)提出された記録簿、レポートの内容、学校・
施設からの報告書等を総合的に評価する。
上記の尺度・割合を目安として総合して単位認定する。ただし、
下記の履修上の注意にもあるように、説明会・講演会の欠席、
提出物の遅れ、体験の無断欠席や遅刻等、教職への適性を著
−217
−
2014_物質シラバス.indb 217
2014/03/10 15:38:43
【担当】石川 眞理子
【開講】前期 水4
学校カウンセリング論
教 職 課 程
■サブタイトル
教育現場で活かすカウンセリングを学ぶ
■講義概要
教育現場では不登校、いじめ、校内暴力、学級崩壊などの心理・
社会的問題が多発している。
このような問題の指導や解決のためには、教師自身も心理カ
ウンセリング的資質が必要となってくる。
本講義では、学校教育におけるカウンセリングの基礎を学び、
心理カウンセリング的な基本的態度と、具体的な対応につい
て理解を深め、問題を抱えた児童・生徒への援助方法を習得
していくこととする。
■到達目標
・学校教育相談(カウンセリング)の基礎概念や意義につい
て理解を深める。
・カウンセリングの理論と技法を学び、
自己・他者理解及びネッ
トワーク支援について理解を深める。
・基本的な教育相談の理論と実践力を身につける。
■講義方法
講義+演習形式で行う。必要に応じて、資料・プリントを配布、
視聴覚教材を用いる。
■授業時間外における予・復習等の指示
特になし。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)平 常 点(出席+演習)取り組みを重視する
レポート(60%)最終講義で発表
主体的な授業態度を重視する。
■テキスト
特に使用しない。
講義中にプリントを配布する。
■参考文献
盛岡正芳(編) 『カウンセリングと教育相談』 あいり出版
春日井敏之・伊藤美奈子(編) 『よくわかる教育相談』 ミネ
ルヴァ書房
松原達哉(編) 『教師のためのカウンセリング技術』 教育開
発研究所
米山正信・蔭山昌弘 『「失敗例」に学ぶ学校カウンセリング
の心得』
黎明書房
関連文献は講義中に適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
「私語・遅刻しない」を厳守してほしい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
メール連絡とします。
[email protected]
■講義計画
①オリエンテーション
②学校カウンセリング基本的理解(1)
問題のある児童・生徒の早期発見・観察法
③学校カウンセリング基本的理解(2)
問題のある児童・生徒の早期発見・診断・効果の測定のた
めの心理テスト
④学校カウンセリング基本的理解(3)
教師のための予防的・開発的グループカウンセリング技術
⑤学校カウンセリング基本的理解(4)
個別面接による来談者中心カウンセリングの技術
⑥学校カウンセリング基本的理解(5)
人間関係づくりのための集団カウンセリング
⑦学校カウンセリング基本的理解(6)
社会生活能力を育てる訓練法
⑧学校カウンセリング基本的理解(7)
進路指導のためのキャリアカウンセリング
⑨学校カウンセリングの基本的理解(8)
無気力・無意欲の児童・生徒のための生活分析的カウンセ
リング
⑩学校カウンセリング応用(1)
不登校・ひきこもりへの対応
⑪学校カウンセリング応用(2)
いじめへの対応
⑫学校カウンセリング応用(3)
学級崩壊への対応
⑬学校カウンセリング応用(4)
暴力・非行への対応
⑭学校カウンセリング応用(5)
スクールカウンセラーと連携した指導
⑮ミニ施行カウンセリング演習
まとめ
−218
−
2014_物質シラバス.indb 218
2014/03/10 15:38:43
学校教育社会学
※2011年度までの旧名称:教育制度論
【担当】伊佐 夏実
【開講】後期 水3
■講義計画
①ガイダンス。教育を社会学的に考えてみる。
②教育の誕生と戦後日本教育の展開
③学校選択制から考える現代の教育制度と教育改革
④格差社会の現状と教育機会の不平等
⑤子どもの貧困と教育
⑥貧困の世代間連鎖と階層の再生産
⑦学力低下と学力格差
⑧学力格差を克服する学校
⑨ニューカマー教育の現状と課題
⑩ニューカマーの子どもと日本の学校文化
⑪教育のジェンダー差
⑫学校で作られるジェンダー
⑬障害のある子どもの教育の現状と課題
⑭障害のある子どものための教育とは
⑮排除に抗する学校と教師の役割
教育の方法と技術
※2011年度までの旧名称:メディア教育論
【担当】神月 紀輔
【開講】前期 木1
■講義概要
講義は前半と後半で大きく2つにわける。
前半は、生徒が「主体的に学ぶ」ことを意図した授業設計を実践的に行う。
後半は、教育の情報化に伴うデジタル技術について概観したのち、教育現
場における情報機器の活用を授業でどのように取り入れるかについて、実
践的に考える。
情報機器に関する最新の情報を適宜講義の中で紹介し、また、情報機器を
扱う上で重要な情報モラルについても考える時間をとりたいと考えている。
■到達目標
教育実践において、次のことができるようになることを目標に置く
・生徒の主体的な学びをデザインできる。
・生徒の効果的な情報機器の活用を支援できる。
■講義方法
講義とグループによる演習およびe-Learningをブレンドした形
で行う予定である。
グループ編成は初回に行うので、できるだけ欠席のないように。
■授業時間外における予・復習等の指示
各自が取得しようとする教員免許の指導法については復習しておきたい。
また、最新の教育事情や情報機器の取り扱いについても、新聞やマスコ
ミなどで情報を得ておくとさらに学習を進めることができる。
メールやWebによりコメント収集やレポート提出を行うので基本操作の
復習をしておきたい。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)自己評価、相互評価、到達度評価シートなど
小テスト(30%)2∼3回、
知識理解について授業内でテストを行う。
レポート(40%)学校における理想の教育方法について、メール
により提出
5回以上の欠席は単位を認定しません。
■テキスト
特になし
教 職 課 程
■講義概要
様々な教育現象・教育問題に対する社会学的な視点を紹介す
ることで、学校がもつ社会的機能や構造について検討し、学
校教育の意義や限界を教師の役割ととも考える。また、その
際特に、マイノリティの視点からみた学校や教育の姿を明ら
かにしていきたい。
■到達目標
・教育現象に対する自身の思い込みや偏見から脱した理解が
できるようになる。
・マイノリティの教育の意義や可能性について幅広い視野か
ら議論できるようになる。
■講義方法
パワーポイントを用いた講義中心ですが、適宜ワークショッ
プの実施やDVD等の視聴覚教材の使用を交えながら進めてい
きます。また、毎回コミュニケーションカードを配布し、授
業に対する感想や質問などを受け付けます。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業時に紹介した文献や資料にはできるだけ目を通しておく
こと。また、前回授業で配布されたレジュメの内容について
疑問点等あれば整理しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)「授業回数の3分2以上の出席者」のみ評価対象と
し、受講態度や予習復習の状況によって評価する。
定期試験(50%)学期末の筆記試験
■テキスト
講義ごとにレジュメや資料を配布します。
■参考文献
若槻健・西田芳正 『教育社会学への招待』
大阪大学出版会
2,520円
■参考文献
西之園 晴夫 『学習ガイドブック教育の技術と方法―チーム
による問題解決のために』
ミネルヴァ書房 1,890円
教員免許取得予定の校種・教科の学習指導要領解説は随時使
用する。
その他、参考文献は適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
グループ学習が中心となるので、積極的な参加が望まれます。
できるだけ欠席をしないようにがんばりましょう。
メールによりレポート等の提出をするので、PCの基本的操作
を復習しておいてください。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
連絡先 [email protected]
メールで連絡はお願いします。
■講義計画
①ガイダンス、グループ分け
②教育とは、学習とは
③教育工学
④主体的に学ぶとは
⑤主体的に学ぶための授業デザイン
⑥主体的な学び相互評価
⑦情報教育とは
⑧情報の科学的理解
⑨情報モラルと人権教育、生徒指導
⑩教育における情報機器の活用
⑪情報活用の実践力
⑫情報活用の実践力を意図した授業デザイン
⑬情報活用の実践力相互評価
⑭これからの機器活用
⑮まとめと自己評価
−219
−
2014_物質シラバス.indb 219
2014/03/10 15:38:44
【担当】大西 俊弘
【開講】後期 土2
教育課程論
教 職 課 程
■講義概要
すべての教育活動には目的があり、その目的を遂行するには、綿密な計画
が必要となる。学校における教育活動の計画(全体)が、教育課程であ
るといえる。本講義では、教育課程について生徒の視点ではなく、教師(指
導者)の視点で捉えて解説する。具体的には、次のような内容に取り組む。
1.中学校・高等学校における教育課程について、実例を通して概観する。
2.学校現場と教育行政との関係を踏まえた上で、教育課程編成の手順
について学ぶ。
3.戦後の教育課題と関連させながら、学習指導要領の変遷について学ぶ。
4.近年の学力観・評価観について解説し、教育課程編成における新し
い取り組みと紹介する。
5.学習指導要領の改訂と学力低下問題の関係について考察する。
6.諸外国の教育制度・教育課程を参考にして、今後の日本の教育のあ
り方を考える。
■到達目標
学校現場における教育課程の重要性について認識し、様々な教育問題
への興味・関心を深める。学校現場の状況及び国の政策について学ぶ
ことにより、今後の教育が目指していくべき方向性について考える。
■講義方法
講義形式ではあるが、出来る限り学生参加型の授業としたい。
また、視聴覚教材の活用も積極的に図りたい。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業後に、まず確実に復習を行い、理解を確実なものとしてほしい。
■成績評価の方法
レポート(10%)レポート未提出の場合は、
単位を認定しない。
定期試験(90%)基本事項を幅広く出題、記述式
レポート、期末試験の結果を総合的に評価する。
授業への参加は必須要件であり、特別な事情なしに3回以上欠
席した場合は、原則として単位を認定しない。
また、レポート未提出の場合も、原則として単位を認定しない。
■テキスト
特になし
■参考文献
田中耕治 他3名『新しい時代の教育課程』有斐閣アルマ 1,900円
中学校・高等学校の学習指導要領やその解説書が必要になる場合があ
るが、その都度指示する。
その他の参考文献については適宜指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
教職を目指す者として意欲的に受講すること。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
オフィスアワー:水曜日・木曜日の3講時に研究室(2号館117号室)にて。
連絡方法:電子メールにて(メールアドレスは講義で連絡)
■講義計画
①序論(教育をめぐる社会の状況)
②戦前の教育制度・教育改革
③戦前の教育課程について
④戦後の教育改革と生活単元学習
⑤系統学習と戦後の学習指導要領の変遷
⑥学校教育に関する法体系と教育課程
⑦高等学校の各種制度と学習指導要領
⑧教育課程編成の実際
⑨高等学校における未履修問題
⑩学力低下問題と学習指導要領の関係
⑪国際的な学力調査の結果が教育課程に及ぼす影響
⑫観点別評価と生徒指導要録
⑬外国の教育課程
⑭教育改革の方向性と新学習指導要領
⑮新学習指導要領の実施に向けての課題
【担当】大西 俊弘、滋野 哲秀、脇田 博文
教育実習指導Ⅰ
【開講】前期 月3
※2011年度までの旧名称:教育実践研究Ⅱ(事前指導)
■サブタイトル
教育実習に向けて
■講義概要
教育実習は教員養成課程の総仕上げとしての位置付けを持つ。
実習生にとっては生涯忘れ得ぬ感動を得る機会である。同時
に、実習校及び実習校の生徒にとっても絶対に有意義なもの
でなければならない。
そのために、実習生は教師として必要最低限の見識と能力を
備えている必要がある。本学では教育実習の先修科目として
「教育原論」「発達と教育(青年心理学)」「教科教育法」「人権
論A」
「人権論B」
「介護等体験」を必修と定めている。この他
にも、
「教職論」
「生徒指導論」
「学校カウンセリング論」
「メディ
ア教育論」
「学校教育社会学」等の教職科目と、できるだけ多
くの「教科に関する科目」を実習前年までに修得している事
が望ましい。
これら先修科目の基盤として、教師として必要な責任の自覚
を促し、教育実習に関する実務的内容を教授するのが「教育
実習指導Ⅰ」の目的である。
■到達目標
教壇に立つ心構えを身につける。
■講義方法
必要な資料を配布して説明する。
■系統的履修
教育実習指導ⅡAまたは教育実習指導ⅡB
■授業時間外における予・復習等の指示
適宜指示を行う。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)出席状況
レポート(60%)毎回の講義で提出を求めるレポートの内容
そ の 他(10%)教職を目指す者にふさわしい意欲・態度等
上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。
■テキスト
『教育実習の手引き』
(龍大教職課程教室編)を配布する。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
教育実習前は健康管理に十分気をつけること。
■講義計画
①はじめに(教育実習の意義)
②教育実習の準備と心得
③教員の服務
④教科指導
⑤教科外活動の指導
⑥最近の学校教育の現状と課題
⑦今後の教育改革の方向
⑧教育実習後の総括
−220
−
2014_物質シラバス.indb 220
2014/03/10 15:38:44
【担当】大西 俊弘、滋野 哲秀、脇田 博文
教育実習指導ⅡA
【開講】通年 集中
※2011年度までの旧名称:教育実践研究ⅢA(教育実習)
されない時には単位認定をしない。
■テキスト
特になし
■参考文献
教育実習の手引き(龍谷大学教職課程教室編)
■履修上の注意・担当者からの一言
・真摯な態度で参加すること。
・期間中は実習に専念し、就職活動、大学での諸活動などへ
の参加は一切認められない。
■講義計画
①(具体的な実習の進め方は実習校により異なるが、概ね次
のように行なわれる)
②事前打ち合わせ
③オリエンテーション
④教科指導
1. 授業見学(多くは期間前半に実施)
2. 授業実施(多くは期間後半に実施)
3. 研究授業と批評会
⑤特別活動の指導
1. 学級(SHR、LHR)指導
中学校では「道徳の時間」の指導を含む。
2. その他の教科外の指導(清掃、学校行事など)
⑥その他の校務分掌業務について
⑦教育実習全体の反省
⑧教職に就くに当たっての心得など
【担当】大西 俊弘、滋野 哲秀、脇田 博文
教育実習指導ⅡB
【開講】通年 集中
※2011年度までの旧名称:教育実践研究ⅢB(教育実習)
■サブタイトル
教えられる立場から教える立場へ
■講義概要
「教育実習指導ⅡB」の目的は、学校現場での実習を通して、
大学で教職や教科に関して学んだことを確認し、深化・発展
させ、教員としての実践的指導力を身につけることにある。
教育実習では、単に教科指導にとどまらず、特別活動、生徒(進
路)指導、部活動、事務処理など多様な教員の仕事を観察及
び体験し、その中で指導の基礎・基本を養うことが大事である。
教育実習は実習生にとっては教育活動の試行である。しかし、
受け入れる学校や生徒にとっては、実習期間中の一時間一時
間が、後戻りできない、かけがえのない時間であることを忘
れてはならない。それゆえに、教員としての責務を十分に自
覚して、真摯な態度で、全精神をつぎ込んで実習に取り組ま
なくてはならない。
■到達目標
「絶対に教師になる」という信念をもつ。
■講義方法
学校現場での実習、報告書・記録簿等の提出と事後報告
■系統的履修
教育実習指導Ⅰ
■授業時間外における予・復習等の指示
事前に十分な教材研究を行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)実習後の報告・事後指導
レポート(30%)実習記録・指導案・レポート
そ の 他(60%)実習校の評価
上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。事後報告
は必ず実習終了後2週間以内に行うこと。事後報告が全くな
教 職 課 程
■サブタイトル
教えられる立場から教える立場へ
■講義概要
「教育実習指導ⅡA」の目的は、学校現場での実習を通して、
大学で教職や教科に関して学んだことを確認し、深化・発展
させ、教員としての実践的指導力を身につけることにある。
教育実習では、単に教科指導にとどまらず、特別活動、生徒(進
路)指導、部活動、事務処理など多様な教員の仕事を観察及
び体験し、その中で指導の基礎・基本を養うことが大事である。
教育実習は実習生にとっては教育活動の試行である。しかし、
受け入れる学校や生徒にとっては、実習期間中の一時間一時
間が、後戻りできない、かけがえのない時間であることを忘
れてはならない。それゆえに、教員としての責務を十分に自
覚して、真摯な態度で、全精神をつぎ込んで実習に取り組ま
なくてはならない。
■到達目標
「絶対に教師になる」という信念をもつ。
■講義方法
学校現場での実習、報告書・記録簿等の提出と事後報告
■系統的履修
教育実習指導Ⅰ
■授業時間外における予・復習等の指示
十分な教材研究を事前に行うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)実習後の報告・事後指導
レポート(30%)実習記録・指導案・レポート
そ の 他(60%)実習校の評価
上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。事後報告
は必ず実習終了後2週間以内に行うこと。事後報告が全くな
されない時には単位認定をしない。
■テキスト
特になし
■参考文献
教育実習の手引き(龍谷大学教職課程教室編)
■履修上の注意・担当者からの一言
・真摯な態度で参加すること。
・期間中は実習に専念し、就職活動、大学での諸活動などへ
の参加は一切認められない。
■講義計画
①(具体的な実習の進め方は実習校により異なるが、概ね次
のように行なわれる)
②事前打ち合わせ
③オリエンテーション
④教科指導
1. 授業見学(多くは期間前半に実施)
2. 授業実施(多くは期間後半に実施)
3. 研究授業と批評会
⑤特別活動の指導
1. 学級(SHR、LHR)指導
中学校では「道徳の時間」の指導を含む。
2. その他の教科外の指導(清掃、学校行事など)
⑥その他の校務分掌業務について
⑦教育実習全体の反省
⑧教職に就くに当たっての心得など
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−
2014_物質シラバス.indb 221
2014/03/10 15:38:44
【担当】各教員(滋野 哲秀、大西 俊弘、福岡 進、脇田 博文)
【開講】後期 月3・4、火1・2、水4、木2・3、金4
教職実践演習(中・高)
教 職 課 程
■サブタイトル
4年間の総仕上げとして教職への適性を省察する
■講義概要
本授業は教職課程科目の履修や教職課程外での様々な活動を
通じて身に付けた資質能力が、教員として最小限必要な資質
能力として有機的に統合・形成されたかについて最終的に確
認することを目的とする。この意味で、全学年を通じた総仕
上げとしての位置付けを持つ。
テーマとしては、本科目の趣旨を踏まえ、教員として求めら
れる①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社会
性や対人関係能力に関する事項、③生徒理解や学級経営等に
関する事項、④教科内容等の指導力に関する4つの事項を中
心に展開する。
【注意事項】先修要件等
ア 教育実習指導ⅡA・ⅡBの先修要件(教育原論等)を満
たしている者
イ 4年次前期までの履修カルテの入力を済ませている者
ウ 教育実習指導ⅡA・ⅡBが不合格の場合は、本授業の単
位も不認定となる。
■到達目標
将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを
自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、そ
の定着を図ることにより、教職生活を円滑にスタートできる
ようになる。
■講義方法
授業は、講義概要で示した4つの事項に関する講義・研究協議
の他に、より実践場面を想定した課題に基づいて、学生自ら
がグループ討議、ロールプレーイング、発表等を行い、自ら
の教員としての資質能力を確認するようにする。また、これ
以外にも講演会等によって、教職に対する自覚・省察を深める。
【注意事項】授業の一環として、9月下旬に全体会を開催し、
オリエンテーション、講演等を行うので必ず参加すること。
日程等の掲示に注意すること。
■系統的履修
※「履修カルテ」をWeb上で必ず記入すること。
(未記入者は
評価対象外とする。)
■授業時間外における予・復習等の指示
『教職実践演習ノート』を使用する。毎回出される課題をその
都度適切にこなすこと。
■成績評価の方法
平常点(30%)授業への参加度・意欲等
その他(70%)毎回だされる課題等 ※下記の自由記載参照
上記の評価基準を原則にして総合的に評価を行う。併せて教
職科目の修得状況、ボランティア等の学外活動及び本授業を
通して、講義概要で示した4つの事項について評価する。
■テキスト
『教職実践演習ノート』(龍谷大学教職課程編)を配布する。
冊子『教育実践研究』
(龍谷大学教職課程編)も参考にすること。
■参考文献
特になし
■履修上の注意・担当者からの一言
ア 講座の決定については予備登録を実施する。4月当初の履
修登録に関する教職課程の指示に十分注意すること。
イ 意欲的に参加すること。就職活動やアルバイト等の個人的
な理由による欠席は認めない。原則として3分の2以上の
出席を必要とする。
■講義計画
①授業の趣旨・計画・評価及び諸注意
②教職の意義及び教員の役割
③子どもの変化と理解
④協議及びまとめ、今後のスケジュールに関する諸注意等
⑤教育実習を振り返って
⑥テーマ1:教職の意義や教員の役割、職務内容等
⑦テーマ2:子どもの変化と理解、子どもに対する責任等
⑧テーマ3:社会性や対人関係能力
⑨テーマ4:保護者・地域への対応
⑩テーマ5:教科指導力の向上①
⑪テーマ5:教科指導力の向上②
⑫テーマ6:生徒指導力の向上①
⑬テーマ6:生徒指導力の向上②
⑭テーマ7:学級経営力の向上
⑮まとめ:自己評価、アンケート等
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2014_物質シラバス.indb 222
2014/03/10 15:38:44
教職論
※2011年度までの旧名称:教師論
【担当】滋野 哲秀
【開講】前期 土2
■参考文献
小島 弘道ほか 『教師の条件―授業と学校をつくる力』 学文
社 2,625円
新井 保幸(著)、江口 勇治(著) 『教職論』 培風館 1,995円
■履修上の注意・担当者からの一言
教職を目指すものとして相応しい態度で受講すること。
■講義計画
①教職の意義
②教員の身分と服務、研修
③教員として求められる資質・能力
④学習指導要領と教育課程
⑤教員の職務(1)学習指導と評価
⑥教員の職務(2)学級担任と学級経営
⑦教員の職務(3)生徒理解と生徒指導
⑧教員の職務(4)キャリア教育と進路指導
⑨教員の職務(5)特別支援教育
⑩教員の職務(6)保護者との連携、地域との連携
⑪教員の職務(7)特別活動と部活動
⑫教育実践事例から学ぶ(1)中学校の実践事例
⑬教育実践事例から学ぶ(2)高等学校の実践事例特別活動
⑭教育実践事例から学ぶ(3)地域、関係機関との連携
⑮まとめとふり返り。教職採用試験
人権教育論(2007年度以降入学生)
同和教育論(2006年度以前入学生)
【担当】岸 衛
【開講】前期 水4
■サブタイトル
「今」を問う・「自分」を問う
■講義概要
差別は人と人の関係の中で起こる。だから日常の自分と他人
の関係の仕方を見つめることから始めたい。
差別問題、人権問題は、いい古された言葉を語った時点で、
自分で考えることをやめてしまう。
「自分の言葉で何が語れる
か」を最終の課題にしたいと考えている。
■到達目標
「今」を見る目が養われる
「自分」と「他人」との関係やあり方が見えてくる
■講義方法
基本的には講義形式で進めるが、可能な限り問答・会話を中
心に進める。
人権学習についての「教案」を作り、実際に授業の一部をやっ
てもらう。
自分の言葉で「語る」人権問題のスピーチをする。
■系統的履修
人権論A・B(岸)
■授業時間外における予・復習等の指示
自分の課題・テーマを設定して、事前に資料その他をそろえて、
教案を提出する。
■成績評価の方法
平 常 点(15%)出席点・ コミュニケーション・カード提出
レポート(35%)各テーマのまとめ・教案の提出
定期試験(50%)全体を踏まえて提出
■テキスト
岸 衞著『自分・差別・世間第2版』解放研究所しが 700円
教 職 課 程
■サブタイトル
教師という仕事は何か。教師に必要な実践力とは。教職の意
義や役割を考える。
■講義概要
教職についての基本事項(教職の意義、教員の役割、職務内
容等)をおさえるとともに、これからの教師に求められる実
践力を考えながら自らの教職観を形成し、教職への意欲を高
める内容とする。
■到達目標
教職を目指す学生に対して必要となる教養を理解し、教師を
目指すために必要な資質能力を理解し、教育実習等に向けた
実践力を養うことを目標とする。
■講義方法
必要な資料等を配布しながら講義と演習を取り入れて授業を
実施する。
毎回、講義で小レポートの提出を求める。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義で指示する。配布した資料等を熟読してくること。
新聞等で報道される教育関係の内容について日頃から目を通
しておくこと。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)受講状況を考慮する。
レポート(20%)全てのレポートを評価する。
定期試験(50%)
上記の内容を原則として総合的に評価する。
■テキスト
特になし
■参考文献
特になし
■講義計画
①オリエンテーション
②「青い目・茶色い目」
③Black is beautiful
④自分を見つめる
⑤部落差別問題とは何か
⑥部落の何を差別するのか
⑦「世間」とは何か
私たちは何を気にしているのか?
⑧日本と朝鮮の出会い・歴史
⑨明治以降の日本と朝鮮
⑩障害者差別問題を考える視点
⑪日本の「女性と男性」の歴史
性差別とは何か
⑫大学の中の性差別・セクシャルハラスメントを語る・性差
別を感じるとき
⑬「いじめ」を考える
⑭「いじめ」を考える
⑮アイデンティティと差別
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−
2014_物質シラバス.indb 223
2014/03/10 15:38:44
【担当】脇田 博文
【開講】後期 金1
生徒指導論
教 職 課 程
■サブタイトル
学校教育における生徒指導の意義と役割
■講義概要
急速な社会変化の中で旧来の倫理観・価値観が大きく崩れ、家
庭や学校の教育力は低下している中で、生徒指導の重要性とそ
の対応のあり方については認識を新たにする必要がある。最近
の学校現場で起こっているいじめ、不登校、学級崩壊等の問題
は生徒指導上の喫緊課題であるが、単に表面的な目に見える現
象だけに注目し、問題行動を起こす生徒への治療・矯正や防止
対策として生徒指導を捉えてはならない。生徒指導は、一人ひ
とりの生徒の人格的発達への支援、将来の自己実現に向けての
ガイダンスという積極的な教育機能として位置づけられるべき
である。
本講義では、まず生徒指導の本質的な意義や役割を明確にした
上で、様々な問題例を通してその原因・背景・対処について実
証的な考察を加え、さらにガイダンス機能の充実のための進路
指導について触れる。そして教員には個人あるいは組織の一員
としてどのような資質や能力や役割が求められているか理解し
たい。
■到達目標
教員に求められる資質・能力・役割について理解するとともに、
教育への積極的な姿勢を養う。
■講義方法
講義の他、討論・発表等の参加型授業をできるかぎり取り入れる。
■系統的履修
「発達と教育」などの発達・教育心理学関係の科目
■授業時間外における予・復習等の指示
課題には主体的に取り組むこと。また紹介された参考文献等を
よく読み、知識を深めるとともに、批判的な思考力を養うこと。
■成績評価の方法
平 常 点(30%)授業への参加、意欲・態度等を評価する。
レポート(10%)毎回出される小課題の達成度を評価する。
定期試験(60%)学習内容の理解、
教職への適性を試験で評価する。
上記の尺度・割合を原則として総合的に評価する。欠席が3分
の1を超える、遅刻が多い、著しく授業態度が悪い等の場合には、
教職への適性を欠くものとして、単位を認定しない。
■テキスト
特になし
■参考文献
講義の中で適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
教職を目指す者として意欲的に受講すること。
■講義計画
①はじめに
②学校及び青少年の現状と課題 1
③学校及び青少年の現状と課題 2
④生徒指導の意義と役割 1
⑤生徒指導の意義と役割 2
⑥生徒理解 1
⑦生徒理解 2
⑧生徒理解 3
⑨問題行動
⑩学級(授業)崩壊
⑪いじめ 1
⑫いじめ 2
⑬不登校
⑭ガイダンス(進路指導)
⑮まとめ
−224
−
2014_物質シラバス.indb 224
2014/03/10 15:38:45
【担当】奥村 光太郎
【開講】後期 土1
道徳教育指導法
た専門書としては「モラルジレンマ教材でする白熱討論の道
徳授業=中学校・高等学校編
¥ 2,373 明治図書発行」が
ある。機会があれば図書館等で一読しておくことをおすすめ
する。(購入する必要はない。
)
なお、担当者の基本的なスタンスを知りたい諸君は「奥村光
太郎 道徳」
「奥村光太郎 日本銀行」で検索してほしい。
■履修上の注意・担当者からの一言
担当者は、道徳に関する知識がほとんどない人でも教員採用
と同時に「道徳係」の分掌を受け持つことができるだけの力
量を身につけてほしいと願っている。
「人材不足」の状況にあ
る道徳教育の現場に「活」を入れてやるという意気込みをもっ
て受講してほしい。
■講義計画
①道徳教育とは何か。これまでの道徳教育の歴史をふり返る。
②学校現場における道徳教育の現状を分析する。
③教科化の流れなど、道徳教育をめぐる社会的情勢を分析す
る。
④道徳教育の方法について考える。①映像を利用した授業法
について
⑤道徳教育の方法について考える。②副読本を利用した授業
法について
⑥道徳教育の方法について考える 。 ③オリジナル資料を利用
した授業法について
⑦道徳教育の方法について考える。④NHK道徳ドキュメン
トを利用した授業法について
⑧モラルジレンマの道徳教育とは何か①コールバーグの理論
を学ぶ
⑨モラルジレンマの道徳教育とは何か②モラルジレンマの授
業スタイルタイプⅠ
⑩モラルジレンマの道徳教育とは何か③モラルジレンマの授
業スタイルタイプⅡ
⑪「心のノート」を活用した道徳教育について
⑫道徳の時間を「要」とした道徳教育とは何か。(すべての「教
科」「領域」との関係)
⑬道徳指導案作成演習
⑭道徳授業の実際
⑮総括及び定期試験の説明
教 職 課 程
■サブタイトル
道徳教育の理論と実践
■講義概要
本科目では道徳教育の理論と実践について講義を行う。そし
て道徳教育の指導法を総合的に理解することを目的とする。
「道徳」は学習指導要領に位置づけられた領域であり、小学校
と中学校における年間配当時間は35時間(小1は34時間)
と定められている。従って、ここで学ぶ学生諸君もこれまで
数百時間に及ぶ「道徳の時間」を経験してきたはずである。
ところで、皆さんの記憶に残っている「道徳の時間」とは一
体どのようなものだっただろうか。素晴らしい感動の時間で
あったという諸君は幸せだが、中には殆ど覚えていないとい
う人もいるかもしれない。実は現在の学校現場でも道徳が「学
活」や「担任裁量」に切り替えられて不十分である例が少な
くない。このような現状を改善すべきだということもあって
道徳の教科化が検討されているのである。このことは、道徳
教育に関する理論を学び、実践力を身に付けた教員が今後益々
必要となってくるということを意味している。俗な言い方を
すれば、今ほど「道徳ができる先生」が求められている時は
ないのである。諸君には道徳教育の即戦力として活躍してい
ただきたい。それができるだけの力量を身に付けてもらうこ
とを目指して、理論と実践の両面から講義を進めていきたい
と考えている。
■到達目標
道徳教育に関する様々な理論や実践を理解する。そして新聞
記事やテレビ映像、ネット情報などから目の前にいる生徒に
適した道徳の素材を見つけ出す。その素材を生徒の発達段階
に応じたスタイルにアレンジして「学習指導案」
「ワークシー
ト」
「予想される生徒の反応が記載されたワークシート記入例」
を作成する。それをもとに実際に授業を行い、改善点を見出
すことのできる能力を身に付ける。
■講義方法
教科書や配布プリントを利用して講義を行う。時には映像資
料なども使用する。講義終了時に簡単なレポート(感想程度)
を提出してもらう。
※レポート(感想)は次回以降の講義内容にも反映させていく。
■授業時間外における予・復習等の指示
教科書や道徳に関する書物等を読み、道徳に関する知識と理
解を理論と実践の両面から深めることを心がけてほしい。道
徳教育に関する素材はどこにでも転がっている。諸君が「こ
れは」と思うものがあれば、スクラップしたりメモをとって
おいたりしてほしい。そしてそれを使ってどのように授業を
行っていくかをイメージすることを期待する。
(その姿勢が道
徳教育を進めていく上での能力向上につながるのである。)
■成績評価の方法
平 常 点(50%)
「授業時数の3分の2以上の出席者」のみを
評価対象とし、授業態度やレポート(感想)
の内容によって評価する。
定期試験(50%)
「自分が見つけ出した資料を使って道徳の学
習指導案を作成できる」という点を評価基
準とする。
■テキスト
文部科学省編 『中学校学習指導要領解説(道徳)』 日本文教
出版 139円
担当者からも適宜プリントを配布する。散逸を防止するため、
「A4タテ」の2穴ファイル(紙製でよい)を用意することが
望ましい。なお、テキストは文部科学省のHPからも無償で
ダウンロードできる。
■参考文献
道徳に関する資料は何でも参考文献になる。小・中学生時代
に使用した「道徳副読本」や「心のノート」も立派な参考文
献である。参考文献やネット等で閲覧した指導案等の資料を
こまめにファイルしておくことも大いに役に立つ。担当者は
「モラルジレンマの道徳教育」を専門にしており、最近関わっ
−225
−
2014_物質シラバス.indb 225
2014/03/10 15:38:45
【担当】脇田 博文
【開講】前期 金1
特別活動論
■サブタイトル
もう一つの教育課程−学校教育における特別活動の役割
■講義概要
学校での様々な教育活動の意義は、生徒一人ひとりが個性の
伸張を図るとともに、集団や社会の一員としての自覚を深め、
協力してより良い生活を築こうとする態度を身につけること
にある。この意味で、学校が知識や技術の習得のためだけに
合目的的に機能を単一化し、その本来的な多機能性(特に人
間形成)を失い、居心地のよい場所でなくなりつつある現状
を見ると、もう一つの教育課程である特別活動の意義は見直
されるべきである。特別活動は、生徒の自主的、集団的な活
動の時間であり、まさに「生きる力」を養う場として、各学校・
教員が創造的にいろいろな実践や工夫を行う余地が多く残さ
れている。
本講義では、特別活動の教育課程上の位置づけ、その教育的
意義と内容、具体的な展開と工夫などについて考察しながら、
学校教育における特別活動の基本的な役割について理解を深
め、ひいてはこれからの時代に期待される教師のあり方につ
いて明らかにしたい。
■到達目標
教員に求められる資質・能力・役割について理解するとともに、
教育への積極的な姿勢を養う。
■講義方法
講義の他、討論・発表等の参加型授業を導入する。
■授業時間外における予・復習等の指示
随時出される課題には主体的に取り組むこと。
教 職 課 程
■成績評価の方法
平 常 点(40%)授業への参加、意欲・態度等を評価する。
小テスト(20%)授業中に出される課題の達成度を評価する。
レポート(40%)学期末の課題の達成度を評価する。
上記の尺度・割合を原則として総合的に評価する。欠席が3
分の1を超える、遅刻が多い、著しく授業態度が悪い等の場
合には、教職への適性を欠くものとして、単位を認定しない。
■テキスト
特になし
■参考文献
適宜講義中に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
教職を目指す者として意欲的に受講すること。
■講義計画
①特別活動の意義と特性 1
②特別活動の意義と特性 2
③特別活動の意義と特性 3
④望ましい集団づくりと教師のリーダーシップ 1
⑤望ましい集団づくりと教師のリーダーシップ 2
⑥望ましい集団づくりと教師のリーダーシップ 3
⑦教育課程としての特別活動
⑧学級活動の意義と運営
⑨学校行事の意義と実施上の工夫・配慮事項
⑩特別活動の指導計画と工夫 1
⑪特別活動の指導計画と工夫 2
⑫特別活動の指導計画と工夫 3
⑬特別活動の指導計画と工夫 4
⑭特別活動と特色ある学校づくり・総合的な学習の時間
⑮まとめ
理科教育研究A(2010年度以降入学生)
■サブタイトル
理科が大好きな生徒を育てる教師になる
■講義概要
中学校・高等学校の理科教師としての資質と能力の育成をめ
ざして、各領域における実験・観察指導や実験開発を行なう
基礎的な知識と技能を身につけことができる。
■到達目標
・中学校・高等学校の学習指導要領理科の目的や内容を理解
し説明することができる。
・中学校・高等学校の理科授業に関する基礎的な知識や判断
力を身につけることができる。
・理科教育の現状を把握し、実践的指導力を身につけること
ができる。
・現在の理科教育の課題を把握し、各種授業法やテクノロジ
利用の実際を知ることができる。
■講義方法
授業内容によって講義・協同学習・製作・実験、及び、常時
アクティブ・ラーニング を取り入れる。
■系統的履修
理科の教員免許状取得希望者は、3回生設置の「理科教育法Ⅰ」
・
「理科教育法Ⅱ」・「理科教育研究B」の履修に先行して、原則
として2回生後期で履修すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
免許取得希望の校種の理科学習指導要領の確認
理科全領域の学習内容の確認
■成績評価の方法
平 常 点(10%)授業への参加状況と態度(関心・意欲・態度)
小テスト(10%)協同学習ケーステスト(グループ指導)
レポート(30%)観察道具の作成・実験開発(技能)
定期試験(50%)理科の各領域テスト
(知識理解・思考判断表現)
【担当】大黒 孝文
【開講】後期 金2
■テキスト
特になし
■参考文献
神戸大学発達科学部附属住吉中学校・中等教育学校著 『生徒
と創る協同学習‐授業が変わる、学びが変わる』 明治図書 2,500円
文部科学省 『中学校学習指導要領解説 理科編』
大日本図
書 110円
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 理科編理数編』
実教出版 336円
指導要領解説書は取得免許に応じて購入することが望ましい。
その他別途指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
授業への参加は全出席を基本とする。
■講義計画
①オリエンテーション(学習内容・学習方法・評価基準等の理解)
②現在の理科教育の課題と意義
③理科で使う力、つける力
④ケースメソッドで学ぶ理科指導法Ⅰ
⑤ケースメソッドで学ぶ理科指導法Ⅱ
⑥生命領域の学習
⑦地球領域の学習
⑧地球領域の方法(星座早見盤の製作と操作方法)
⑨エネルギー領域の学習
⑩粒子領域の学習
⑪エネルギー領域の方法(手回し発電機とエネルギー変換)
⑫実験開発学習(大容量コンデンサーとLED)
⑬ナラティブアプローチで学ぶ理科の協同学習Ⅰ
⑭ナラティブアプローチで学ぶ理科の協同学習Ⅱ
⑮全体のまとめとふり返り
−226
−
2014_物質シラバス.indb 226
2014/03/10 15:38:45
理科教育研究B(2010年度以降入学生)
■テキスト
特になし
■参考文献
文部科学省 『中学校学習指導要領解説 理科編』 大日本図書 110円
文部科学省 『高等学校学習指導要領 理科編』 実教出版 336円
理科教育研究会著 『未来を展望する理科教育』 東洋館出版 2,300円
左巻 健男(著, 編集), 内村 浩(著, 編集) 『授業に活かす! 理科教
育法 中学校・高校編』 東京書籍 2,310円
その他、授業の中で別途指示する。
■履修上の注意・担当者からの一言
理科教員となることを強く志望する意欲ある学生に履修してほしい
■講義計画
①理科における基礎基本と学習指導要領
②理科教育の充実とその動向(SSH,SPP等の取り組みの実際)
③理科教育の指導法(授業の導入と動機付け)
④理科教育における言語活動
⑤理科教育と防災教育(1) (地震・火山)
⑥理科教育と防災教育(2) (気象災害)
⑦理科授業における教材開発(事例研究)
⑧模擬授業演習と授業に基づく評価(1)(地球の概観)
⑨模擬授業演習と授業に基づく評価(2)(力学)
⑩模擬授業演習と授業に基づく評価(3)(電磁気学)
⑪模擬授業演習と授業に基づく評価(4)(波動)
⑫模擬授業演習と授業に基づく評価(5)(生命)
⑬模擬授業演習と授業に基づく評価(6)(宇宙・惑星の運動)
⑭模擬授業演習と授業に基づく評価(7)(宇宙・宇宙の成り立ち)
⑮講義内容の整理(全体のまとめと振り返り)
教 職 課 程
■サブタイトル
生徒に科学の素晴らしさと面白さを教える理科教師を目指して
■講義概要
現在の理科教育の現状と課題を検討し、今後の理科教育の方向性に
ついて考察する。また、実験・観察や教材開発にも取り組みながら、
中学校・高等学校において役立つ教科指導力の育成を図る。
■到達目標
(1)学習指導要領の目標や内容等について理解し説明するこ
とができる。
(2)理科教育の現状と課題を理解し、理科の教科指導力を身
につけることができる。
(3)実験・観察などの指導力や教材開発を行う技術を身につ
けることができる。
■講義方法
講義、実習、演習を行う。
実習・演習においては教材開発や指導案の作成を行い、模擬
授業演習(討論、レポート作成を含む)も行う。
■授業時間外における予・復習等の指示
学習指導要領の理解(目標と内容に目を通しておくこと)。
次回の講義及び実習・演習について提示したことについての
事前学習。
■成績評価の方法
平 常 点(40%)授業への出席状況と講義・実習への参加態度
レポート(30%)学習指導案の作成、演習等のレポート
そ の 他(30%)模擬授業の成果
特別な理由なく3回以上欠席した場合は原則として単位を認
定しない。
レポート未提出の場合も、原則として単位を認定しない。
【担当】滋野 哲秀
【開講】前期 水1
−227
−
2014_物質シラバス.indb 227
2014/03/10 15:38:45
理科教育法Ⅰ(2003 ∼ 2009年度入学生)
教 職 課 程
■サブタイトル
現場に活かす理科教育法(中学第一分野、高校物理、化学を
中心に)
■講義概要
・科学を学ぶ意義・有用性をいかに楽しく、判り易く魅力あ
る授業を構築するか。
・理科が好き、嫌いというのは中学や高校での先生の教え方
に大きく依存していることに鑑み、学習指導要領の変遷を
踏まえながら時代背景と理科教育の関係を理解する。
・これからの理科教育の在り方を解説、その指導法と実践的
演習としての指導案作成、教材作成、ICTの活用、模擬授
業を通して現場で活きる魅力ある授業の育成を図る。
■到達目標
知識基盤社会が意味するところを理解し、常に新しい科学教
育へ trade-off できる。魅力ある授業の構築。
■講義方法
テキスト、プロジェクター、OHC、ビデオ教材、演示実験、
PC、タブレット。スマホ等を使った講義、教材作成、指導案
作成等による実践的模擬授業。
■授業時間外における予・復習等の指示
教材作成、指導案の作成等レポート形式で提出
参考文献は特に購入する必要なし
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席点
レポート(30%)教材作成、指導案作成、模擬授業等
定期試験(50%)
■テキスト
文部科学省 『中学校学習指導要領解説理科編』
大日本図書
110円
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編』
実教出版 336円
藤島昭ほか 『科学と人間生活』 啓林館
三浦登ほか 『新しい科学(中学)』 東京書籍
■参考文献
左巻健男・内村浩 『授業に活かす理科教育法』 東京書籍 2,200円
理科教育研究会 『新学習指導要領に応える理科教育』
東洋
館出版 2,200円
川村康文 『おもしろ理科実験』 オーム社 1,200円
【担当】西村 泰治
【開講】通年 水2
■講義計画
①これからの理科教育、アンケート、
演示実験 科学と似非科学
②学習指導要領の変遷と理科教育
教育課程
③理科の学習内容と指導上の問題点
ビデオ教材
④教育改革と理科教育
新学習指導要領下での理科を学ぶ力
⑤各種調査と理科教育
諸外国の理科教育事情と科学リテラシー
⑥わかる理科授業とは
日常の理科(物理学)
⑦理科授業の実際(1)
具体例(中学理科)
⑧理科授業の実際(2)
具体例(高校物理、化学、地学)
⑨理科授業の実際(3)
シミュレーション物理
⑩学習指導案の書き方(2)
キーワードによる授業の構築例2
⑪観察・実験授業
実験事例(物理)
・器具
⑫探究活動と指導法
課題研究(物理を中心に)
⑬授業の構成と評価
⑭学習評価理論と実践
⑮理科教育の周辺と今後
採用試験について
⑯教材研究と教材の具体例
アンケート調査
⑰指導案の作成(1)
⑱模擬授業(1)
実践と評価
⑲科学史と理科教育
ノーベル賞と理科教育
⑳ICTの活用と理科教育
教育工学
1指導案作成(2)
教材作り
2物理分野の教材と使い方
実践指導
3環境教育、エネルギー教育
キャリア教育
4化学分野の教材と使い方
5模擬授業(3)
実験結果のまとめ方
6他教科(数学、情報等)の連携
7総合学習と理科教育
道徳と理科教育
8学生による模擬授業
9学生による模擬授業(2)
授業の改善、検討会
0今後の理科教育
中教審の審議内容
−228
−
2014_物質シラバス.indb 228
2014/03/10 15:38:46
理科教育法Ⅰ(2010年度以降入学生)
■講義計画
①これからの理科教育、アンケート、
演示実験 科学と疑似科学
②学習指導要領の変遷と理科教育
教育課程の変遷
③理科の学習内容と指導上の問題点
ビデオ教材
④教育改革と理科教育
新学習指導要領下での理科を学ぶ力
⑤各種調査と理科教育
諸外国の理科教育事情と科学リテラシー
⑥わかる理科授業とは
日常の理科(物理学)
⑦理科授業の実際(1)
具体例(中学理科)
⑧理科授業の実際(2)
具体例(高校物理、化学、地学)
⑨理科授業の実際(3)
シュミレーション物理
⑩学習指導案の書き方
思考図から授業の構築
⑪観察・実験授業
実験事例(物理)
・器具
⑫探究活動と指導法
課題研究(物理を中心に)
⑬採用試験問題解説(1)
学生による解説、理科共通問題
⑭採用試験問題解説(2)
生物・地学分野の解説
⑮理科教育の周辺と今後
採用試験について
教 職 課 程
■サブタイトル
現場に活かす理科教育法(中学第一分野、高校物理、化学、
地学を中心に)
■講義概要
・科学を学ぶ意義・有用性をいかに楽しく、判り易く魅力あ
る授業を構築するか。
・理科が好き、嫌いというのは中学や高校での先生の教え方
に大きく依存していることに鑑み、学習指導要領の変遷を
踏まえながら時代背景と理科教育の関係を理解する。
・これからの理科教育の在り方を解説、その指導法と実践的
演習としての指導案作成、教材作成、ICTの活用、模擬授
業を通して現場で活きる魅力ある授業の育成を図る。
■到達目標
知識基盤社会が意味するところを理解し、常に新しい科学教
育へ trade-off できる。魅力ある授業の構築。
■講義方法
テキスト、プロジェクター、OHC、ビデオ教材、演示実験、
PC、タブレット、スマホ等を使った講義、教材作成、指導案
作成等による実践的模擬授業。
■系統的履修
理科教育法Ⅰに続き理科教育法Ⅱを継続して履修すること
■授業時間外における予・復習等の指示
教材作成、指導案の作成等レポート形式で提出
参考文献は特に購入する必要なし
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席点
レポート(30%)教材作成、指導案作成、模擬授業等
定期試験(50%)
■テキスト
文部科学省 『中学校学習指導要領解説理科編』
大日本図書
110円
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編』
実教出版 336円
藤島昭ほか 『科学と人間生活』 啓林館
三浦 登ほか 『新しい科学』 東京書籍
■参考文献
左巻健男・内村浩 『授業に活かす理科教育法』 東京書籍 2,200円
理科教育研究会 『新学習指導要領に応える理科教育』
東洋
館出版 2,200円
川村康文 『おもしろ理科実験』 オーム社 1,200円
■履修上の注意・担当者からの一言
中学校または高等学校の理科教師になることを切に願い、採
用試験を必ず受験する予定の者
【担当】西村 泰治
【開講】前期 水2
−229
−
2014_物質シラバス.indb 229
2014/03/10 15:38:46
理科教育法Ⅱ(2010年度以降入学生)
教 職 課 程
■サブタイトル
現場に活かす理科教育法(中学第一分野、高校物理を中心に)
■講義概要
・科学を学ぶ意義・有用性をいかに楽しく、判り易く魅力あ
る授業を構築するか。
・理科が好き、嫌いというのは中学や高校での先生の教え方
に大きく依存していることに鑑み、学習指導要領の変遷を
踏まえながら時代背景と理科教育の関係を理解する。
・これからの理科教育の在り方を解説、その指導法と実践的
演習としての指導案作成、教材作成、模擬授業を通して現
場で活きる魅力ある授業の育成を図る。
■到達目標
知識基盤社会が意味するところを理解し、常に新しい科学教
育へ trade-off できる。魅力ある授業の構築。
■講義方法
テキスト、プロジェクター、OHC、PC、ビデオ教材、理科ネッ
トワークデジタル教材等を使った講義、教材作成、指導案作
成等による実践的模擬授業。
■系統的履修
理科教育法Ⅰは履修・習得していること
■授業時間外における予・復習等の指示
指導案作成や教材作成等レポート形式で提出を求める
参考文献は特に購入の必要なし
■成績評価の方法
平 常 点(20%)出席点
レポート(30%)教材作成、指導案作成、模擬授業等
定期試験(50%)
■テキスト
文部科学省 『中学校学習指導要領解説理科編』
大日本図書
110円
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編』
実教出版 336円
藤島昭ほか 『科学と人間生活』 啓林館
三浦 登ほか 『新しい科学』 東京書籍
■参考文献
左巻健男・内村浩 『授業に活かす理科教育法』 東京書籍 2,200円
理科教育研究会 『新学習指導要領に応える理科教育』
東洋
館出版 2,200円
川村康文 『おもしろ理科実験』 オーム社 1,200円
■履修上の注意・担当者からの一言
中学校または高等学校の理科の教師になることを切に願い、
採用試験を必ず受験する予定の者
【担当】西村 泰治
【開講】後期 水2
■講義計画
①理科の教員になるために
アンケート調査
②指導案の作成(1)
科学と人間教育
③指導案の作成(2)
実験指導
④科学史と理科教育
ノーベル賞と理科教育
⑤ビデオ教材について
⑥理科ネットワークの教材について
教材作り
⑦物理分野の教材と使い方
実践指導
⑧化学分野の教材と使い方
実践指導
⑨地学分野の教材と使い方
実践指導
⑩模擬授業(1)
グループ1∼3 発表
⑪模擬授業(2)
グループ4∼6 発表
⑫模擬授業(3)
グループ7∼9 発表
⑬模擬授業 検討会
ビデオ撮りの中から
⑭模擬授業 検討会
授業の改善とは
⑮今後の理科教育 教育現場の現状
中教審の審議内容
−230
−
2014_物質シラバス.indb 230
2014/03/10 15:38:46
本願寺派教師資格課程科目
カナ
科 目 名
担 当 者
開講曜講時
ページ
㴄
教化法
季平 博昭/赤井 智顕
通年
水5
233
㴊
勤式
熊本 義秀/大八木 正雄/
土岐 好道
通年
土4
234
宗教学概論
古賀 和則
通年
月5
235
真宗学概論
中平 了悟
通年
月4
236
真宗史
仲尾 孝誠
通年
土1
236
㴢
日本仏教史
下間 一頼
通年
火4
237
㴬
仏教学概論
道元 徹心
通年
水3
237
㴎
本 願 寺 派
教 師 課 程
2014_物質シラバス.indb 231
2014/03/10 15:38:46
2014_物質シラバス.indb 232
2014/03/10 15:38:46
【担当】季平 博昭、赤井 智顕
【開講】通年 水5
教化法
■講義計画
①【教化伝道の理論について】はじめに 本講義の目的と進
め方
②【教化伝道の理論について】宗教とは何か
③【教化伝道の理論について】人は何のために生きるのか
④【教化伝道の理論について】苦悩について
⑤【教化伝道の理論について】苦悩はどうすれば楽になるの
か
⑥【教化伝道の理論について】浄土真宗とは何か
⑦【教化伝道の理論について】問いから浄土真宗を考える
⑧【教化伝道の理論について】どのような関わりが人を支え
るのか
⑨【教化伝道の理論について】布教∼教えを他者に語ること
∼について
⑩【教化伝道の理論について】どのような僧侶になりたいか
⑪【教化伝道の理論について】描く理想像を実現するにはど
うするのか
⑫【教化伝道の理論について】布教における基本姿勢
⑬【教化伝道の理論について】社会における宗教の役割①
⑭【教化伝道の理論について】社会における宗教の役割②
⑮【教化伝道の理論について】社会における宗教の役割③
⑯【宗門の教化伝道について】同朋運動
⑰【宗門の教化伝道について】門信徒会運動
⑱【宗門の教化伝道について】宗門の組織教化
⑲【宗門の教化伝道について】話し合い法座①
⑳【宗門の教化伝道について】話し合い法座②
1【宗門の教化伝道について】話し合い法座③
2【教化伝道の実践について】布教伝道の理論①
3【教化伝道の実践について】布教伝道の理論②
4【教化伝道の実践について】布教伝道の理論③
5【教化伝道の実践について】法話布教の作法
6【教化伝道の実践について】法話布教の実演と相互研鑽①
7【教化伝道の実践について】法話布教の実演と相互研鑽②
8【教化伝道の実践について】法話布教の実演と相互研鑽③
9【教化伝道の実践について】法話布教の実演と相互研鑽④
0【教化伝道の実践について】法話布教の実演と相互研鑽⑤
本 願 寺 派
教 師 課 程
■サブタイトル
浄土真宗における布教伝道−理論の考究と実践の習得−
■講義概要
宗教においてはその教えを正確に他の人々に伝え、教化伝道
していくことの重要性があることはいうまでもない。
特に浄土真宗は聞法が中心であり、それ故に布教伝道が重要
視されている。本講義ではその布教伝道の理論を浄土真宗の
法義に基づき、明らかに考究していく。しかし単に理論を学
ぶだけでは、実際に布教伝道することは難しい。現在の布教
現場にあっては、一体何が問題であり課題であるのか、この
ような布教伝道の現代的課題を考慮に入れながら、理論面と
共に実践的側面の習得を目指す。
■到達目標
浄土真宗本願寺派の僧侶(教師)として重要な布教伝道につ
いて、理論と実践を習得することを目標とする。
■講義方法
複数の講師によるチェーンレクチャー形式をもって講義を進
める。
布教伝道の理論的側面と、実践的側面の具体的な課題につい
て口述をもって講義する。
実践的課題の習得の為、話し合い法座の実習や、布教実演と
相互研鑽も取り入れる。
■系統的履修
真宗学に関する諸講義。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義内容の予習・復習、並びに積極的な情報収集。
■成績評価の方法
平常点(40%)出席状況、受講態度などから評価する。
その他(60%)チェーンレクチャーの為、各担当教員からの
指示による課題をもって評価する。
■テキスト
テキストの依用については各担当教員から指示する。
■参考文献
講義時に各担当教員から適宜紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
布教伝道の現場に即した、実践的側面を具体的に取り上げる
ので、自らの課題として積極的・主体的に取り組んで欲しい。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義時に各担当教員から案内する。
−233
−
2014_物質シラバス.indb 233
2014/03/10 15:38:46
勤式
【担当】熊本 義秀、大八木 正雄、土岐 好道
【開講】通年 土4
■サブタイトル
勤式とは何か。なぜ荘厳をするのか。僧侶とは。
■講義概要
浄土真宗本願寺派僧侶として、寺院活動を進める上で必須の
一つが勤式である。本講義では寺院における日常勤行・法要
儀式の荘厳・作法等の実演指導、及び住職として必要な基本
姿勢を身につけることを重点的に学習する。
■到達目標
教師教習に必要なことを身につける。
■講義方法
作法・荘厳の講義及び声明の実演。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(60%)
定期試験(40%)講義及び法式規範の内容から出題
■テキスト
勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 勤式集』 本願寺出版社 5,250円
勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 法式規範 増補版』 本願寺出版社 3,570円
勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 葬儀規範』 本願寺出版社 840円
勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 葬儀勤行集』 本願寺出版社 1,050円
改譜正信偈和讃(小本和讃)
[本願寺免物¥2,300.-]、御伝鈔唱
読用[永田文昌堂¥682.-]も必要となります
法式規範は増補版(表紙朱色)の内容から改定となっていま
すので、なるべく最新版(青色表紙)を用意してください。
■参考文献
特になし
■講義計画
①勤式を学ぶ心得と年間授業概要
②荘厳について
③基本作法(合掌礼拝等)について 領解文
④正信偈の出拠・歴史等 読誦の説明
⑤正信偈 偈文(草譜・行譜)
⑥正信偈 和讃・念佛・回向
⑦正信偈 総括
⑧御文章(聖人一流・末代無智・信心獲得)
⑨佛事勤行 節柝の打法
⑩葬儀規範
⑪葬場勤行1
⑫葬場勤行2、御文章(白骨章・大聖世尊)
⑬正信偈 和讃(道光明朗・光明月日)
⑭復習
⑮前期をふりかえって
⑯音楽理論・本願寺派の声明
⑰無量寿経作法1
⑱無量寿経作法2
⑲阿弥陀経作法
⑳大師影供作法
1五会念仏作法
2初夜礼讃1
3初夜礼讃2
4読経作法(先請伽陀・讃)
5恒例法要
6本願寺の報恩講
7御伝鈔
8作法と衣体
9復習
0まとめ
本 願 寺 派
教 師 課 程
−234
−
2014_物質シラバス.indb 234
2014/03/10 15:38:46
【担当】古賀 和則
【開講】通年 月5
宗教学概論
■講義計画
①ブリーフィング 宗教学の成立:成立の背景と分野
②宗教の規定
③科学と宗教
④宗教史Ⅰ
⑤ミニシンポ「スピリテュアル パワー」
⑥宗教史Ⅱ
⑦宗教史Ⅲ
⑧宗教現象学Ⅰ
⑨宗教現象学Ⅱ
⑩宗教社会学Ⅰ
⑪宗教社会学Ⅱ
⑫宗教社会学Ⅲ①
⑬宗教社会学Ⅲ②
⑭宗教社会学Ⅳ
⑮宗教社会学Ⅴ
⑯宗教心理学Ⅰ
⑰宗教心理学Ⅱ
⑱宗教心理学Ⅲ
⑲宗教心理学Ⅳ
⑳宗教心理学Ⅴ
1ミニシンポ「現代人の宗教意識」
2宗教生理学
3宗教人類学Ⅰ
4宗教人類学Ⅱ
5宗教人類学Ⅲ
6宗教地理学
7宗教民俗学Ⅰ
8宗教民俗学Ⅱ
9宗教民俗学Ⅲ
0まとめ
本 願 寺 派
教 師 課 程
■サブタイトル
宗教学は宗教をどのように見てきたか
■講義概要
広義の宗教学は、宗教を研究対象とする学問であり、神(宗)
学、宗教哲学、宗教史、科学的宗教学の領域があります。また、
教義の宗教学では宗教史と科学的宗教学があります。この講
義では、まず、広義の宗教学の概要をたどり、続いて狭義の
宗教学を取り上げ、主要な研究テーマを絞りたどります。
■到達目標
宗教研究の概要の理解。
■講義方法
講義形式ですが、前後期に各1回程度の討論会(シンポジウム)
を行います。
■系統的履修
「現代社会と宗教」
「生活の中の宗教」
「心と身体と宗教」
「哲学」
「社会学」
「心理学」「文化人類学」
■授業時間外における予・復習等の指示
ほぼ毎回レポート候補の課題を示すので、準備に取りかかっ
ておく。
■成績評価の方法
平 常 点(20%)前期、後期各1回以上のミニシンポ参加。
&準備
レポート(80%)前期まとめレポート
(40点)
、
後期まとめレポー
ト(40点)
■テキスト
特になし
■参考文献
上田・柳川編 『宗教学のすすめ』 筑摩書房
石田・薗田編 『宗教学を学ぶ人のために』 世界思想社
井上・月本・星野編 『宗教学を学ぶ』 有斐閣
脇本著 『宗教学入門』 講談社
武・宮庄・高田編 『宗教学の現在』 三和書房
細谷・藤田編 『新しい教養のすすめ 宗教学』 昭和堂
■履修上の注意・担当者からの一言
宗教学には広い範囲があります。それは、対象の宗教が多種
多様であることもあります。また、学ぶ立場の多様性もあり
ます。この講義では、主として、宗教を広くとらえ、科学的
に分析しようとする立場にたちます。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
e-mail: [email protected]でアポイントを取ること。
−235
−
2014_物質シラバス.indb 235
2014/03/10 15:38:46
【担当】中平 了悟
【開講】通年 月4
真宗学概論
■講義概要
浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の思想の体系的な理解を目的に講義を行う。
「真宗学」の中心は、親鸞聖人によって明らかにされた思想・教義と
しての「浄土真宗」にある。どのような視点に立とうとも、「真宗学」
という名称を用いる以上、親鸞聖人の思想や立場が前提とされる。
釈尊によって説かれた経典、およびインド・中国・日本の諸師(高僧)
による経典の解釈を、親鸞聖人はどのように受容したのか。また、親
鸞聖人によって説き示された(教えとしての)「浄土真宗」は今に至
るまで、どのように理解・解釈されて来たのか。一年間の講義を通し
て、その概略について講義をしたい。
本講義は、入門的な内容を講義する予定である。しかし、一般的な意
味で「簡単」ではないと思う。受講者の主体的な学びの態度がなけれ
ば、成立しないことを念頭に置いて受講して欲しい。
■到達目標
浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の思想を体系的に理解できるよう
になることを目的とする。
■講義方法
講義形式。板書とレジュメを中心に講義を行う。尚、テキス
トは必ず持参すること。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に指示する
■成績評価の方法
平 常 点(10%)出席は当然。受講態度などから総合的な判断する
定期試験(70%)期末のテストを予定している。
そ の 他(20%)場合によってはレポートを課す。
受講者数によっては、課題・レポートを課す場合もある。その際は
講義時に指示する。
規定数以上の出席は、評価の前提。規定に満たない場合は、単位は
認定されない。
■テキスト
『浄土真宗聖典註釈版(第二版)』 本願寺出版社
村上速水 『親鸞教義とその背景』 永田文昌堂
この他、講義時に指示する。
■参考文献
講義時に紹介する。
■履修上の注意・担当者からの一言
◆本講義は「本願寺派教師資格」に関する講義です。講義内容・
方針もそれに見合ったものとなるように努めるので、受講者
も了承の上受講してください。
◆「真宗学」の理解には、主体的に問い、学ぶことが必要です。
知識は大切なものに近づく手がかりになるかも知れませんが、
絶対的な条件ではありません。受講者の主体的な学びが必須
です。
■オフィスアワー・教員への連絡方法
講義時に連絡方法などについては説明する。
また必要があれば、講義前後に相談してください。
■講義計画
①オリエンテーション
②宗教を学ぶ(研究する)ということについて
③仏教についての概説
④浄土真宗とはなにか
⑤親鸞聖人の生涯と思想
⑥親鸞聖人の思想背景―浄土三部経
⑦前期復習・後期オリエンテーション
⑧親鸞聖人の思想背景−七高僧の思想
⑨親鸞聖人の思想と真宗の教義
⑩総括・その他
【担当】仲尾 孝誠
【開講】通年 土1
真宗史
本 願 寺 派
教 師 課 程
■サブタイトル
浄土真宗の成立と変容の歴史
■講義概要
親鸞が開いた浄土真宗の教団は、今日、御同朋御同行のみ教えに生きる
者の同朋教団であると公称されている。では御同朋御同行のみ教えとは、
いかなる教えなのか。それは、どのようにして開顕され、また他の諸宗
派とどのように違っていたのか。さらには、親鸞の開いた教団がその後、
国家および民衆との関係においてどのように展開していったのか。
浄土真宗の成立と変容の歴史について学び、親鸞における信心の社会性
の意義と今日的実践課題を共に明らかにしていきたい。
■到達目標
浄土真宗の歴史の全容。日本における宗教と国家、宗教と人
権に関する基礎的な知識。
■講義方法
テキストを中心に講義するが、視聴覚教材も活用する。
■授業時間外における予・復習等の指示
授業内で指示する
■成績評価の方法
平 常 点(50%)
レポート(10%)
定期試験(40%)
■テキスト
福間光超・堀大慈 『真宗史(中央仏教学院テキスト)』 (本
願寺出版社)
柏原祐泉 『仏教と部落差別その歴史と今日(人権ブックレッ
ト9)』
解放出版社
■参考文献
財・同和教育振興会 『差別・被差別からの解放本願寺教団と
部落差別(増補版)』 本願寺同朋センター
『親鸞』
他は講義の際適宜紹介する
■講義計画
①浄土真宗の教勢
②日本の仏教宗派
③日本への仏教伝来
④日本への仏教伝来
⑤日本仏教の差別体質
⑥日本仏教の差別体質
⑦法然とその教団
⑧法然とその教団
⑨親鸞とその教団
⑩親鸞とその教団
⑪親鸞とその教団
⑫大谷廟堂と本願寺
⑬大谷廟堂と本願寺
⑭蓮如と本願寺教団
⑮蓮如と本願寺教団
⑯一向一揆
⑰一向一揆
⑱近世本願寺教団の形成
⑲近世本願寺教団の形成
⑳近世本願寺教団の形成
1近世教学と信仰
2近世教学と信仰
3維新政治と真宗
4維新政治と真宗
5維新政治と真宗
6近代天皇制国家と教団
7近代天皇制国家と教団
8近代天皇制国家と教団
9戦後における真宗の動向 − 部落問題・靖国問題
0まとめ
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2014_物質シラバス.indb 236
2014/03/10 15:38:47
【担当】下間 一頼
【開講】通年 火4
日本仏教史
■サブタイトル
日本仏教の受容と変容
■講義概要
外来思想であった仏教がどのように受容・展開し、日本社会
の中に定着してきたのか。現代人の宗教観・倫理観はどのよ
うな過程をへて形成されてきたのか。
本講義では日本仏教のあり方を歴史学の方法を用いて考察し、
日本における仏教受容を検証していく。
■到達目標
高等学校では政治の流れを中心に歴史を学んできた。
ここでは仏教を方法的視座にすえることで、今までと異なる
日本歴史像を提示できると考えている。
■講義方法
講義形式で授業を行なう。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義中に指示する。
■成績評価の方法
平 常 点(10%)
レポート(10%)
定期試験(80%)
■テキスト
特になし
■参考文献
二葉憲香・他 『 歴史のなかの親鸞』 永田文昌堂 2,400円
その他、講義中に紹介する。
■講義計画
①∼③これから学ぶ仏教
④∼⑥仏教伝来
⑦∼⑮古代の仏教①
⑯∼⑳古代の仏教②
∼ 1中世の仏教
∼ 近世の仏教
∼ 近代の仏教
日本仏教の課題
【担当】道元 徹心
【開講】通年 水3
仏教学概論
■履修上の注意・担当者からの一言
学んだ知識を基に、仏教のものの見方を養っていってほしい。
■講義計画
①イントロダクション
②仏教とは何か
③仏教の根本原理
④縁起の思想(1)
⑤縁起の思想(2)
⑥大乗仏教の起こり
⑦大乗仏教の思想(1)
⑧大乗仏教の思想(2)
⑨大乗経典
⑩中国仏教の思想(1)
⑪中国仏教の思想(2)
⑫日本仏教の特徴(聖徳太子)
⑬日本仏教の特徴(奈良仏教)
⑭日本仏教の特徴(平安仏教)
⑮日本仏教の特徴(鎌倉仏教)
⑯現代社会と仏教
⑰まとめ
本 願 寺 派
教 師 課 程
■講義概要
仏教の教理について、歴史的展開をふまえながら体系的に講
義する。
テキストに用いて講義する。先ず仏教が「真理の宗教」とさ
れる理由を説明し、仏教が説く縁起の思想について講義する。
そして、大乗仏教が興起し、中国仏教・日本仏教へと展開す
る過程で仏教が宗派仏教として広まった内容を解説する。特
に天台教義・浄土教義については詳しく講義したい。また、
現代社会における仏教思想の持つ意義についても考察を試み
たい。
■到達目標
本願寺派教師資格科目の一つとして、要求される知識を身に
つける。
■講義方法
基本的にテキストに用いて板書しながら講義し、視聴覚教材
を随時織り交ぜて説明する。また、必要に応じてプリントを
配布する。
■系統的履修
必修の「仏教の思想」A・Bを履修済みであること。
■授業時間外における予・復習等の指示
講義時に紹介した参考文献を読む。
■成績評価の方法
平 常 点(50%)出席状況と受講態度
定期試験(50%)
■テキスト
芹川 博通他 『仏教思想へのいざない』 北樹出版 2,200円
■参考文献
講義時に紹介する。
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2014_物質シラバス.indb 237
2014/03/10 15:38:47